| 【発明の名称】 |
画像入出力システム |
| 【発明者】 |
【氏名】田代 浩彦 【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ボックス文書に対して、ボックス文書毎、文書毎にジョブ種ごとにアクセス制限を行うことで、文書登録者の意図に反した文書のアクセスを制限する。
【解決手段】画像データを入力する画像入力手段、画像入力手段により入力された画像データを順次記憶する画像記憶手段、画像記憶手段に記憶された画像データを読み出す画像読み出し手段、画像記憶手段を複数のボックス領域に分けて管理するボックス管理手段、画像データを任意のボックス領域に記憶させるボックス記憶手段、任意のボックス領域から任意の画像データを指定して画像を読み出すボックス読み出し手段、任意の画像データの読み出し制限回数をジョブ種毎に設定する手段、任意の画像データの読み出し回数をジョブ種毎にカウントする手段、任意の画像データが読み出し可能かどうかを判断する判断手段とを有することを特徴とする画像入出力システム。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像データを入力する画像入力手段、前記画像入力手段により入力された画像データを順次記憶する画像記憶手段、前記画像記憶手段に記憶された画像データを読み出す画像読み出し手段、前記画像記憶手段を複数のボックス領域に分けて管理するボックス管理手段、画像データを任意のボックス領域に記憶させるボックス記憶手段、任意のボックス領域から任意の画像データを指定して画像を読み出すボックス読み出し手段、前記任意の画像データの読み出し回数をカウントする手段、前記任意の画像データの読み出し制限回数を設定する手段、前記任意の画像データが読み出し可能かどうかを判断する判断手段とを有することを特徴とする画像入出力システム。 【請求項2】 請求項1の画像入出力システムにおいて、前記判断手段は、前記カウント数が前記制限回数以下のときに、読み出し可能と判断し、読み出し可能と判断したときのみ、前記任意の画像データの読み出しを許可することを特徴とする画像入出力システム。 【請求項3】 画像データを入力する画像入力手段、前記画像入力手段により入力された画像データを順次記憶する画像記憶手段、前記画像記憶手段に記憶された画像データを読み出す画像読み出し手段、前記画像記憶手段を複数のボックス領域に分けて管理するボックス管理手段、画像データを任意のボックス領域に記憶させるボックス記憶手段、任意のボックス領域から任意の画像データを指定して画像を読み出すボックス読み出し手段、前記任意の画像データの読み出し制限回数をジョブ種毎に設定する手段、前記任意の画像データの読み出し回数をジョブ種毎にカウントする手段、前記任意の画像データが読み出し可能かどうかを判断する判断手段とを有することを特徴とする画像入出力システム。 【請求項4】 請求項3の画像入出力システムにおいて、任意のボックス領域から任意の画像データを指定して画像を読み出す際に、ジョブ種を判断するジョブ種判断手段を有し、前記判断手段は、前記ジョブ種毎のカウント数が前記ジョブ種毎の制限回数以下のときに、読み出し可能と判断し、読み出し可能と判断したときのみ、前記任意の画像データの読み出しを許可することを特徴とする画像入出力システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、画像を記憶しておける画像入出力システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、スキャナから読み取った画像データや、ホストコンピュータからネットワークを介して送られたPDLデータをビットマップに展開した画像データをハードディスクなどのメモリに一旦記憶し、そのメモリから任意の原稿の画像データを繰り返し読み出してプリントアウトする機能を備えたデジタル複写機が知られている。 【0003】また、ハードディスクなどのメモリを装備することにより、機密書類など他人に見られたくない書類のコピーやプリントアウトを行うために、画像データを一旦メモリ上のユーザ個人の領域に記憶させ、複写機の操作パネルからユーザパスワードを入力して画像を出力するボックス機能が実現されている。 【0004】このボックス機能により、ユーザはデジタル複写機から離れた位置にあるホストコンピュータから機密書類をプリントアウトした場合でも、デジタル複写機の前まで行ってから操作するため、プリントアウトの内容を誰にも見られずに用紙に出力することができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような個人ユースではなく、ボックスのパスワードを設定しないことで共有フォルダ的な使用の仕方も行われており、例えば、定形文書や仕様書など、複数のユーザで共有する文書は、パブリックなボックス番号を決めてその中に入れておくことで、共通で何度も文書をプリントできるようになる。この場合、文書を登録記憶させたユーザの意図に反して文書がプリント出力されることがあり、登録した文書のアクセス制限が望まれている。 【0006】本発明は、上記のようにボックスが共有フォルダ的に使用される場合に、文書に対してのアクセス制限を可能にすることで機能性の向上をする画像入出力システムを提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。 【0008】(1)画像データを入力する画像入力手段、前記画像入力手段により入力された画像データを順次記憶する画像記憶手段、前記画像記憶手段に記憶された画像データを読み出す画像読み出し手段、前記画像記憶手段を複数のボックス領域に分けて管理するボックス管理手段、画像データを任意のボックス領域に記憶させるボックス記憶手段、任意のボックス領域から任意の画像データを指定して画像を読み出すボックス読み出し手段、前記任意の画像データの読み出し回数をカウントする手段、前記任意の画像データの読み出し制限回数を設定する手段、前記任意の画像データが読み出し可能かどうかを判断する判断手段とを有することを特徴とする画像入出力システム。 【0009】(2)前記(1)記載の画像入出力システムにおいて、前記判断手段は、前記カウント数が前記制限回数以下のときに、読み出し可能と判断し、読み出し可能と判断したときのみ、前記任意の画像データの読み出しを許可することを特徴とする画像入出力システム。 【0010】(3)画像データを入力する画像入力手段、前記画像入力手段により入力された画像データを順次記憶する画像記憶手段、前記画像記憶手段に記憶された画像データを読み出す画像読み出し手段、前記画像記憶手段を複数のボックス領域に分けて管理するボックス管理手段、画像データを任意のボックス領域に記憶させるボックス記憶手段、任意のボックス領域から任意の画像データを指定して画像を読み出すボックス読み出し手段、前記任意の画像データの読み出し制限回数をジョブ種毎に設定する手段、前記任意の画像データの読み出し回数をジョブ種毎にカウントする手段、前記任意の画像データが読み出し可能かどうかを判断する判断手段とを有することを特徴とする画像入出力システム。 【0011】(4)前記(3)記載の画像入出力システムにおいて、任意のボックス領域から任意の画像データを指定して画像を読み出す際に、ジョブ種を判断するジョブ種判断手段を有し、前記判断手段は、前記ジョブ種毎のカウント数が前記ジョブ種毎の制限回数以下のときに、読み出し可能と判断し、読み出し可能と判断したときのみ、前記任意の画像データの読み出しを許可することを特徴とする画像入出力システム。 【0012】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 【0013】図1は本発明の実施の第1形態に係る画像入出力システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態では、画像入出力システムとして、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能およびボックス機能を有する画像入出力システムを例に説明する。 【0014】画像入出力システム100は、図1に示すように、リーダ部200と、プリンタ部300と、制御装置110と、操作部150とを備える。リーダ部200は、原稿を給紙するための原稿給紙ユニット250と、原稿給紙ユニット250から給紙された原稿上の画像を読み取るためのスキャナユニット210とを有し、スキャナユニット210により読み取られた画像データは、制御装置110に入力される。 【0015】プリンタ部300は、給紙ユニット310と、マーキングユニット320と、排紙ユニット330とを有する。給紙ユニット310は、異なるサイズの記録紙をそれぞれ収容する複数のカセットを搭載し、各カセットから記録紙を給紙する。マーキングユニット320は、電子写真方式による画像形成プロセスを有するユニットである。このマーキングユニット320においては、LAN400に接続されたPC(ホストコンピュータ)411,412またはスキャナユニット210から制御装置110を介して入力された画像データに基づき給紙ユニット310から給紙された記録紙上に画像形成を行う。排紙ユニット330は、マーキングユニット320により画像形成された記録紙をソート、ステイプルなどの処理を施して排紙する。 【0016】制御装置110は、リーダ部200およびプリンタ部300と電気的に接続されるとともに、PC411,412を収容するLAN400および公衆回線(図示せず)に接続されている。制御装置110は、リーダ部200により原稿の画像データを読み取り、この画像データをプリンタ部300に出力して記録紙上に画像を形成するように制御することによって、コピー機能を実現する。また、リーダ部200で読み取られた画像データをコードデータに変換し、LAN400を介してPC411,412に送信するように制御することによって、スキャナ機能を実現する。さらに、各PC411,412からLAN400を介して受信したコードデータを画像データに変換し、この画像データをプリンタ部300に出力するように制御することによって、プリンタ機能を実現する。さらに、リーダ部200により原稿の画像データを読み取り、この画像データを後述するFAXボード(図示せず)に出力し、また公衆回線に送出された画像データをFAXボードを介して受信してプリンタ部300に出力することによって、ファクシミリ機能を実現する。 【0017】また、制御装置110には、ハードディスクドライブ(HDドライブ)160が接続され、このハードディスクドライブ160の記憶領域は、後述するように複数の領域に分割され、各領域には画像データが格納される。制御装置110は、このハードディスクドライブ160のハードディスクを用いてボックス機能を実現する。このボックス機能の詳細については、後述する。 【0018】操作部150は、制御装置110に対する指示入力などを行うための各種キーおよびユーザとのインタフェース画面を表示するための液晶表示パネルを有し、各種キーに操作に応じて対応する信号を発生して制御装置110へ出力する。 【0019】次に、リーダ部200およびプリンタ部300のハードウェア構成について図2を参照しながら説明する。図2は図1の画像入出力システムのリーダ部200およびプリンタ部300のハードウェア構成を模式的に示す図である。 【0020】リーダ部200とプリンタ部300とは、図2に示すように、一体的に構成されている。リーダ部200は、原稿給紙ユニット250を搭載し、原稿給紙ユニット250は、原稿を先頭から順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、各原稿の読取動作が終了する毎にその原稿をプラテンガラス211から排出トレイ(図示せず)に排出する。リーダ部200は、原稿がプラテンガラス211上に給送されると、ランプ212を点灯し、移動ユニット213の移動を開始する。この移動ユニット213の移動によりプラテンガラス211上の原稿に対する読取走査が行われる。この読取走査中、原稿からの反射光は、各ミラー214,215,216およびレンズ217を経てCCDイメージセンサ(以下、CCDという)218に導かれ、原稿上の画像がCCD218の撮像面上に結像される。CCD218は、撮像面に結像された画像を電気信号に変換し、この電気信号は所定の処理施された後に制御装置110に入力される。 【0021】プリンタ部300は、レーザドライバ321を有し、レーザドライバ321は、制御装置110から入力された画像データに基づきレーザ発光部322を駆動する。これにより、レーザ発光部322からは画像データに応じたレーザ光が発光され、このレーザ光は走査されながら感光ドラム323上に照射される。感光ドラム323上には、照射されたレーザ光により静電潜像が形成され、この静電潜像は現像器324から供給されたトナーによりトナー像として可視像化される。レーザ光の照射タイミングに同期して、各カセット311,312から記録紙が搬送路を介して感光ドラム323と転写部325との間に給紙され、感光ドラム323上のトナー像は転写部325により給紙された記録紙上に転写される。 【0022】トナー像が転写された記録紙は搬送ベルトを介して定着ローラ対(加熱ローラと加圧ローラ)326に送られ、定着ローラ対326は、記録紙を熱圧し、記録紙上のトナー像を記録紙上に定着させる。この定着ローラ対326を通過した記録紙は、排紙ローラ対327により排紙ユニット330に排紙される。排紙ユニット330は、ソート、ステイプルなどの後処理を施すことが可能なシート処理装置からなる。また、両面記録モードが設定されている場合には、記録紙を排紙ローラ対327まで搬送した後に、排紙ローラ対327の回転方向を逆転させ、フラッパ328によって再給紙搬送路339へ導く。再給紙搬送路339に導かれた記録紙は、上述したタイミングで感光ドラム323と転写部325との間に再給紙され、この記録紙の裏面にトナー像が転写される。 【0023】次に、制御装置110の詳細構成について図3を参照しながら説明する。図3は図1の画像入出力システムにおける制御装置110の構成を示すブロック図である。 【0024】制御装置110は、装置全体の制御を行うメインコントローラ111を有し、このメインコントローラ111には、CPU112、バスコントローラ113、各種I/Fコントローラ回路(図示せず)などが設けられている。また、メインコントローラ111には、ROM114がI/F115を介して、DRAM116がI/F117を介してそれぞれ接続されている。CPU112は、ROM114からI/F115を介して読み込んだプログラムに従い各種処理を行う。例えば、各PC411,412から受信したPDL(ページ記述言語)を解釈し、ラスタイメージデータに展開する展開処理などを行う。CPU112の作業領域は、DRAM116により提供される。このDRAM116には、画像データも格納される。 【0025】また、メインコントローラ111には、コーデック(Codec)118がI/F120を介して接続され、コーデック118はDRAM116に格納されたラスタイメージデータをMH/MR/MMR/JBIGなどの方式で圧縮し、また逆に圧縮され蓄積されたコードデータをラスタイメージデータに伸長する。コーデック118の処理に伴う作業領域は、SRAM119により提供される。コーデック118とDRAM116との間のデータ転送は、DMA方式により行われ、その制御はバスコンコントローラ113によって行われる。 【0026】さらに、メインコントローラ111には、ネットワークコントローラ121がI/F123を介して接続され、このネットワークコントローラ121は、イーサネット(R)などのネットワーク機能を有する。ネットワークコントローラ121には、コネクタ122が設けられ、このコネクタ122はLAN400(図1に示す)に接続されている。 【0027】さらに、メインコントローラ111には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124およびI/O制御部126が汎用高速バス125を介して接続されている。ここで、汎用高速バス125は例えばPCIバスからなる。本実施の形態では、ファクシミリ機能を実現するために、拡張コネクタ124にはFAXボード(図示せず)が接続され、このFAXボードには公衆回線に接続されている。 【0028】I/O制御部126は、リーダ部200、プリンタ部300の各CPUと制御コマンドを送受信するための2チャンネルの調歩同期シリアル通信コントローラ127を含み、I/Oバス128を介してスキャナI/F140およびプリンタI/F145と接続されている。 【0029】また、I/O制御部126には、パネルI/F132が接続され、パネルI/F132は、操作部150とのインタフェースである。このパネルI/F132には、LCDコントローラ131が接続され、LCDコントローラ131は、操作部150に設けられた液晶表示パネルの駆動を行う。また、パネルI/F132は、操作部150のハードキー、ソフトキーの操作に応じて入力されたキー信号を取り込むためのI/F130を含む。 【0030】さらに、I/O制御部126には、装置内で管理する日時を更新、保存するためのリアルタイムクロックモジュール133およびE−IDEコネクタ161が接続され、このリアルタイムクロックモジュール133はバックアップ用電池134でバックアップされている。E−IDEコネクタ161は、外部記憶装置を接続するためのコネクタであり、このコネクタ161にハードディスク、MOドライブなどの外部記憶装置を接続することによって、この外部記憶装置に画像データを書き込み、また読み出すことができる。本実施の形態では、ハードディスクドライブ(HDドライブ)160が接続され、このHDドライブ160はハードディスク(HD)162を駆動する。 【0031】スキャナI/F140は、スキャナバス141を介してメインコントローラ111に接続され、また、リーダ部200と接続するコネクタ142が設けられている。スキャナI/F140とコネクタ142とは、同調歩同期シリアルI/F143およびビデオI/F144を介して接続されている。スキャナI/F140は、リーダ部200から受け取った画像に対して最適な二値化処理、変倍処理などを行う処理機能を有し、また、リーダ部200から受け取ったビデオ制御信号に基づき制御信号を生成し、この制御信号をスキャナバス141を介してメインコトローラ111に出力する機能を有する。ここで、スキャナバス141からDRAM116へのデータ転送は、バスコントローラ113により制御される。 【0032】同様に、プリンタI/F145は、プリンタバス146を介してメインコントローラ111に接続され、また、プリンタ部300と接続するコネクタ147が設けられている。プリンタI/F145とコネクタ147とは、同調歩同期シリアルI/F148およびビデオI/F149を介して接続されている。プリンタI/F145は、メインコントローラ111から出力された画像データにスムージング処理を施してプリンタ部300へ出力する機能を有し、また、プリンタ部300から受け取ったビデオ制御信号に基づき制御信号を生成し、この制御信号をプリンタバス146を介してメインコトローラ111に出力する機能を有する。DRAM116上で展開されたラスタイメージデータのプリンタ部300への転送は、バスコントローラ113によって制御され、プリンタバス146、ビデオI/F149を経由してプリンタ部300へ転送される。 【0033】次に、ハードディスク162の論理的な使用方法について図4を参照しながら説明する。図4は図1の画像入出力システムのハードディスク162の記憶領域を複数の領域に論理的に分けた状態を模式的に示す図である。 【0034】ハードディスク162の記憶領域は、図4に示すように、テンポラリ領域401とボックス領域402とに論理的に分けられる。テンポラリ領域401は、画像データの出力順序を変えたり、複数部数出力において1回のスキャンで出力を可能にするために、PDLの展開データやスキャナユニット210からの画像データを一時的に記憶する領域である。ボックス領域402は、ボックス機能に使用される領域であり、予め決められている数の領域に分割されている。本実施の形態では、ボックス領域402が各領域403〜407に分割されているものとする。各領域403〜407は、各ユーザや部署毎に割り当てられ、各領域403〜407には対応するボックス番号、ボックス名、パスワードのそれぞれが割り付けられている。ユーザは、ボックス番号を指定することによってこのボックス番号に対応する領域にアクセスすることができ、パスワードの入力によって、対応する領域の画像データを読み出し、プリントアウトや送信することが可能になる。 【0035】このように、ユーザによりハードディスク162のボックス領域402内の領域を指定し、この指定された領域に画像データを格納し、ユーザの操作によりこの画像データを任意のタイミングで読み出してプリントアウト、ファクシミリ送信などを行うことができる機能をボックス機能という。 【0036】ボックス機能は、具体的には、ボックス登録、ボックスプリント、ボックス送信の3つの機能に分けられている。ボックス登録は、PC411,412またはリーダ部200からボックス領域402内の対応する領域を指定し、この指定された領域に画像データ(PDLの展開データやスキャナユニット210により読み取られた画像データ)を格納する機能である。ボックスプリントは、ボックス領域402内の領域を指定し、この指定された領域から画像データ(PDLの展開データやスキャナユニット210により読み取られた画像データ)を読み出してプリンタ部300に転送し、プリントアウトする機能である。ボックス送信は、ボックス領域402内の領域を指定し、この指定された領域から画像データ(PDLの展開データやスキャナユニット210により読み取られた画像データ)を読み出してLAN400を介してPC411,412への送信、また公衆回線を介してファクシミリ送信、インタネットファクシミリ送信、E−mail添付送信、リモードコピー送信などを行う機能である。 【0037】次に、ボックス機能のボックス登録について図5を参照しながら説明する。図5は図1の画像入出力システムにおけるボックス登録の手順を示すフローチャートである。ここでは、PC411から送信されたPDLデータをハードディスク162のボックス領域内の指定された領域に格納する場合について説明する。 【0038】ボックス登録では、図5に示すように、まずステップS501においてPC411上でユーザによりプリント設定を行う。このプリント設定においては、部数、用紙サイズ、拡大縮小率、片面/両面、ページ出力順序、ソート出力、ステイプル処理の有無などが設定される。続いてステップS502に進み、PC411上でボックス番号(BOX番号)を入力してハードディスク162のボックス領域402内の領域を指定する。例えば、ユーザによりボックス番号「1」が入力されると、このボックス番号「1」に対応する領域として、ボックス領域402内の領域403が指定されることになる。そして、ステップS503に進み、アクセス制限の指定を行う。アクセス制限を行う場合は、ボックスに文書を記憶させたあと、その文書に対してプリントできる回数、送信できる回数を設定する。また、プリント、送信のようなジョブ種毎ではなく、その文書に対してアクセス可能な回数を指定することもできる。またアクセス制限を行わない場合は、アクセス制限を行わないことを指定することができる。 【0039】次にステップS504に進み、PDLデータを画像入出力システム100の制御装置110へLAN400を介して転送する。ここでは、具体的には、PC411上で印刷指示が与えられると、この印刷指示に応じてPC411上にインストールされているプリンタドライバが印刷対象となるコードデータをPDL(ページ記述言語)データに変換する。このPDLデータは上記ステップS501で設定されたプリント設定パラメータとともに、制御装置110へ転送される。 【0040】次いで、ステップS505に進み、制御装置110により転送されたPDLデータを画像データに展開(ラスタライズ)し、続くステップS506で、展開された画像データをハードディスク162のボックス領域402内の指定された領域に格納する。例えば、ボックス番号「1」によりボックス領域402内の領域403が指定されているときには、領域403に画像データが格納される。ボックス番号「2」によりボックス領域402内の領域404が指定されているときには、領域404に画像データが格納される。また、アクセス制限の指定値は画像の属性データとして画像データと関連づけられて記憶される。 【0041】上記手順は、PC411から送信されたPDLデータをハードディスク162のボックス領域内の指定された領域に格納する場合の手順であるが、リーダ部200で読み取られた画像をハードディスク162のボックス領域内の指定された領域に格納する場合にも同様の手順で行われる。この場合、上記ステップS501のプリント設定の代わりに画像処理などのスキャン設定を行い、上記ステップS502と同様にボックス番号を指定し、上記ステップS503と同様にアクセス制限を指定した後に、操作部150からスキャンスタートの指示を出すことによって、リーダ部200で読み取られた画像データをボックス領域402内の指定された領域に格納することができる。 【0042】また、LAN400上の他の機器からリモート配信された画像を登録する場合も同様に、ボックス番号、アクセス制限を指定することによってボックス領域402内の対応する領域に格納することができる。 【0043】次に、ボックス機能のボックスプリントについて説明する。図6は図1の画像入出力システムでボックスプリントする手順を示すフローチャート、図7は図1の画像入出力システムのボックスプリントを行う場合の操作部150に表示されるボックス領域選択画面の一例を示す図、図8は図1の画像入出力システムのボックスプリントを行う場合の操作部150に表示されるパスワード入力画面の一例を示す図、図9は図1の画像入出力システムのボックスプリントを行う場合の操作部150に表示されるドキュメント選択画面の一例を示す図である。 【0044】ボックスプリントを行う場合、図6に示すように、まずステップS601において、画像データが記憶されているハードディスク162のボックス領域402内の領域にアクセスするために、操作部150からボックス番号を指定する。例えば、このボックス番号の指定するための操作においては、まず操作部150のボックスキーが押下される。このボックスキーの押下に伴い操作部150のタッチパネル上には、図7に示すボックス領域選択画面が表示される。このボックス領域選択画面には、ハードディスク162のボックス領域406内の各領域403〜407に対する情報701と、画面を上下方向へスクロールさせるための上下カーソルキー702,703と、本画面を閉じ、標準画面(初期画面)に戻すためのキー704と、現在動作しているプリント状況を見るためのプリント状況キー705とが表示される。 【0045】ここで、各領域403〜407に対する情報701は、各領域403〜407に付されているボックス番号を示すボックスナンバーキー、ボックス名、格納されているドキュメント数を含む。例えば、ユーザがボックス番号を「1」を入力する場合には、「1」のボックスナンバーキーを押下することによって、「1」のボックス番号を入力することができる。 【0046】上記ボックス領域選択画面でボックス領域402内の領域を指定するためのボックス番号が入力されると、図8に示すパスワード入力画面が表示される。このパスワード入力画面には、パスワード入力欄(図中の****部分)と、パスワードの入力を取りやめるための取消キー801と、入力したパスワードを確定するためのOKキー802とが表示される。取消キー801が押下されると、上記図7に示すボックス領域選択画面に戻る。 【0047】このパスワード入力画面上でのパスワードの入力は、操作部150のテンキーの操作により行われ、このテンキーの操作により入力されたパスワードは本図に示すように、他人に見られても認識されないように「****」で表示される。このパスワードの入力が終了すると、OKボタン802が押下され、これにより入力されたパスワードが操作部150から制御装置110に送出される。制御装置110では、入力されたパスワードの正誤判定を行う。ここで、パスワードが誤っているときには、パスワード誤入力表示を行い、上記パスワード入力画面上に戻る。 【0048】入力されたパスワードが正しいときには、ステップS602に進み、操作部150のタッチパネルに例えば図9に示すドキュメント選択画面を表示し、指定されたボックス番号に対応する領域内の文書を指定する。このドキュメント選択画面は、ボックス番号2の領域内の文書を選択するための画面であり、この画面においては、指定された領域内の各文書に対する情報901と、情報901を上下方向へスクロールさせるための上下カーソルキー902,903と、本画面で選択されたファイルをプリントアウトするボックスプリントを設定するためのプリンリントキー904と、選択された文書をプリントアウトまたは送信せずに消去するための消去キー905と、本画面を閉じ、図7に示す画面に戻すためのキー906と、本画面で選択されたファイルを送信するボックス送信を設定するための送信キー907とが表示される。 【0049】指定された領域内の各文書に対する情報901には、各文書毎の記憶された日時、ファイル名が含まれている。ここで、ユーザが選択する文書(日時、文書名)の表示領域を押下すると、その文書が反転表示され、この反転表示によりその文書が選択されていることを表している。この文書の選択は、他の文書(日時、文書名)の表示領域を押下することによって行うことが可能である。また、選択された文書をプリントアウトまたは送信せずに消去する際には、消去キー905が押下される。 【0050】このドキュメント選択画面上で文書が選択されると、次にステップS603に進む。ここでは、選択された文書をプリントアウト(ボックスプリント)するか送信(ボックス送信)するの選択が行われプリンリントキー904が押下された場合は、ボックスプリントを選択し、送信キー907が押下された場合は、ボックス送信を選択する。 【0051】次にS604で、選択された文書の属性情報から、この文書に対してアクセス制限モードが実行されているかどうかを判断する。次にステップS605に進み、アクセス制限が設定されてない場合は、ステップS608に進み、選択されたジョブを実行する。この場合、送信キー907が押下されていた場合は、ボックス領域402内の指定された領域から選択されたファイルを読み出して送信する。プリントキー904が押されていた場合は、ボックス領域402内の指定された領域から選択されたファイルを読み出してプリントを行う。S605でアクセス制限が設定されていた場合は、ステップS606に進む。ここでは、選択された文書のアクセス回数を判断し、アクセス制限回数以下だった場合には、ステップS607に進み、文書毎に用意されているアクセスカウンタをインクリメントし、S608で前述したようにジョブの実行を行う。ステップS606で、文書のアクセス回数がアクセス制限回数を越えていた場合は、ステップS609に進み、ジョブの実行を禁止する。 【0052】前述した例では、文書に対してアクセス回数をカウントして、ジョブの実行可否を判断したが、文書毎にジョブ種ごとに用意されたアクセスカウンタをカウントし、文書毎にジョブ種ごとに設定した制限値と比較して、ジョブの実行可否を判断することも可能である。 【0053】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像入出力システムによれば、ボックス内の文書に対して、文書の登録者が文書毎にアクセス回数の制限値や文書毎にジョブ種ごとにアクセス回数制限値を設定し、設定した制限値を越えたアクセスがあった場合には、ジョブの実行を禁止できるようになるため、文書の登録者が意図を越えたボックス文書のアクセスを制限することができるようになり、ボックス機能の機能性が向上した。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社 【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号
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| 【出願日】 |
平成14年5月15日(2002.5.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066061 【弁理士】 【氏名又は名称】丹羽 宏之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−326776(P2003−326776A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月19日(2003.11.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−139419(P2002−139419) |
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