| 【発明の名称】 |
カラー印刷装置及びこのカラー印刷装置における印刷モード切替方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉橋 広明 【住所又は居所】東京都世田谷区玉川台2−14−9 京セラ株式会社東京用賀事業所内
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| 【要約】 |
【課題】モノクロのページとカラーのページとが混在するジョブを印刷処理する場合に、総印刷時間が短縮される印刷モードの切替処理を実現する。
【解決手段】画像入力手段10で入力・受信された印刷画像データ及び各種情報が描画データ及びページ情報として画像記憶メモリ手段50で記憶される。また、画像処理手段40で得られた色情報が、印刷制御手段60の色情報記憶メモリ部61で記憶される。判断部62において、連続する複数ページの色情報が色情報記憶メモリ部61から取り出され、これら取り出した複数の色情報の示す各ページの印刷モードにもとづいて、各ページの印刷モードを切り替えるか否かの判断がなされる。この判断の結果を示すモード切替信号がカラー・モノクロ切替部63へ送られ、印刷モード切替機構が切替制御される。そして、描画データがプリントエンジン70へ送られ、ページ情報にもとづいて、印刷処理される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 カラー印刷とモノクロ印刷との切り替えを行う印刷モード切替機構を有したカラー印刷装置であって、印刷画像データをページごとに画像処理して、ページ画像データ、ページ情報及び色情報を得る画像処理手段と、前記ページ画像データを展開して得られる描画データ、及び、前記画像処理手段からの前記ページ情報を記憶する画像記憶メモリ手段と、前記描画データを印刷処理するプリントエンジンと、前記画像記憶メモリ手段から受け取った前記描画データを前記プリントエンジンへ送る印刷制御手段とを有し、この印刷制御手段が、前記画像処理手段からの前記色情報を記憶する色情報記憶メモリ部と、前記印刷モード切替機構に対して、印刷モードの切替制御を実行するカラー・モノクロ切替部と、連続する複数ページの各前記色情報を前記色情報記憶メモリ部から取り出すとともに、これら取り出した複数の色情報の示す各印刷モードにもとづいて、前記複数ページのうち一又は二以上のページの印刷モードを切り替えるか否かを判断し、かつ、この判断の結果を示すモード切替信号を前記カラー・モノクロ切替部へ送る判断部とを有し、前記カラー・モノクロ切替部が、前記モード切替信号にもとづいて、前記印刷モードの切替制御を実行することを特徴とするカラー印刷装置。 【請求項2】 前記印刷制御手段の前記判断部が、連続する複数ページの各前記色情報を前記色情報記憶メモリ部から取り出し、前記複数ページを同一の前記印刷モードでそれぞれ印刷処理した場合の総印刷時間が、前記複数ページを前記各色情報の示す印刷モードでそれぞれ印刷処理した場合の総印刷時間よりも短くなるか否かについて、前記各色情報の示す各前記印刷モードにもとづいて判断し、判断の結果、同一の前記印刷モードで印刷処理した場合の総印刷時間の方が短くなるときに、前記印刷モードの切り替えを指示する前記モード切替信号を前記カラー・モノクロ切替部へ送ることを特徴とする請求項1記載のカラー印刷装置。 【請求項3】 前記画像処理手段が、前記印刷制御手段とは独立先行して数ページ先まで前記画像処理を実行して、ページごとの前記色情報を得、これら色情報を前記色情報記憶メモリ部へ送って記憶させることを特徴とする請求項1又は2記載のカラー印刷装置。 【請求項4】 カラー印刷とモノクロ印刷との切り替えを行う印刷モード切替機構を有したカラー印刷装置における印刷モード切替方法であって、画像処理手段が、複数のページにわたる印刷画像データをページごとに画像処理して、複数のページ画像データ、ページ情報及び色情報を得、さらに、前記ページ画像データを展開して描画データを得、画像記憶メモリ手段が、前記画像処理手段からの前記描画データ、ページ情報及び色情報を記憶し、印刷制御手段が、連続する複数ページについての各前記色情報を前記画像記憶メモリ手段から取り出し、この取り出した各色情報の示す前記印刷モードにもとづいて、前記複数ページのうち一又は二以上のページの印刷モードを切り替えるか否かを判断し、この判断の結果を示すモード切替信号にもとづいて、前記印刷モード切替機構を切替制御し、プリントエンジンが、前記画像記憶手段からの前記ページ情報にもとづいて、前記描画データを印刷処理することを特徴とするカラー印刷装置における印刷モード切替方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カラー印刷装置及びこのカラー印刷装置における印刷モード切替方法に関し、特に、カラー印刷モードとモノクロ印刷モードとの切り替え機能を有したカラー印刷装置及びこのカラー印刷装置における印刷モード切替方法に関する。 【0002】 【従来の技術】近年のカラー印刷装置においては、カラーページとモノクロページとが混在する複数のページを印刷する際に、各ページの印刷モードを判別して、これらモードの切替印刷を行うといった機能を有するものがある。このような印刷モードの切り替えが可能なカラー印刷装置において、カラーページとモノクロページとが混在したジョブを印刷処理する場合の総印刷時間は、次のようになる。 【0003】たとえば、図8に示すように、モノクロモードで印刷する場合の一ページの印刷間隔をTm[秒](同図(a))、カラーモードで印刷する場合の一ページの印刷間隔をTc[秒](同図(b))とする。そして、一つのジョブがN[ページ]を有する場合であって、全てのページが同じ印刷モードで印刷されるときは、それら印刷モードの総印刷時間Ttは、次式で求められる。 【0004】 モノクロ印刷における総印刷時間Ttm[秒]=N[ページ]×Tm[秒] ・・・(式1) カラー印刷における総印刷時間Ttc[秒]=N[ページ]×Tc[秒] ・・・(式2) つまり、同一の印刷モードにおける一つのジョブの総印刷時間(Ttm,Ttc)は、総ページ数Nに各印刷モードの印刷間隔(Tm,Tc)を乗じた値となる。 【0005】具体的には、図9(a),(b)に示すように、たとえば、一つのジョブが8[ページ]の場合の各印刷モードにおける総印刷時間Ttは、次式のように算出できる。 モノクロ印刷8ページ分の総印刷時間Ttm[秒]=8[ページ]×Tm[秒] ・・・(式3) カラー印刷8ページ分の総印刷時間Ttc[秒]=8[ページ]×Tc[秒] ・・・(式4) 【0006】これに対し、一つのジョブ中にカラー部分がNc[ページ]、モノクロの部分がNm[ページ]混在しているときの総印刷時間Ttcm[秒]は、理想値として、次式で表される。 総印刷時間Ttcm[秒]=Tc[秒]×Nc[ページ]+Tm[秒]×Nm[ページ] ・・・(式5) 【0007】具体的には、たとえば、図10に示すように、モノクロページ及びカラーページがそれぞれ4[ページ]ずつあるときの総印刷時間Ttcm[秒]は、次式で表される。 総印刷時間Ttcm[秒]=Tc[秒]×4[ページ]+Tm[秒]×4[ページ] ・・・(式6) 【0008】ここで、一つのジョブにモノクロページとカラーページとがそれぞれ4[ページ]ずつ含まれているときの、それらモノクロページ及びカラーページの印刷処理の順序には、具体的に次のようなものが考えられる。たとえば、図10(a)に示すように、モノクロページ4ページ分を先に印刷処理し、その後に、カラーページ4ページ分を印刷処理する順序や、また、同図(b)に示すように、モノクロページとカラーページとをページごとに交互に印刷処理する順序などがある。 【0009】このように、たとえモノクロページとカラーページとの印刷処理順序が異なっていても、同図(a),(b)に示すように、全ページ数が同一であって、モノクロのページ数及びカラーのページ数がそれぞれ同数であれば、各ジョブの総印刷時間Ttcmは、理想的には同じになる。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のカラー印刷装置においては、モノクロページとカラーページとの各印刷処理間で、それら印刷モードを切り替えるための処理(切替処理)を実行しなければならなかった。たとえば、カラーからモノクロへ印刷モードを切り替える場合は、図11(a)に示すように、「C→M」の切替処理が必要となっていた。また、モノクロからカラーへ印刷モードを切り替える場合は、同図(b)に示すように、「M→C」の切替処理が必要となっていた。 【0011】このため、モノクロページとカラーページとが混在するジョブについての実際の総印刷時間Ttcmは、それらモノクロページ及びカラーページの印刷時間だけでなく、切替処理に要する時間分だけ伸長されていた。つまり、総印刷時間Ttcmは、現実的には、式5のような理想的な式で算出することはできなかった。 【0012】ところで、カラーからモノクロへの切替処理「C→M」の処理時間は、比較的短いため、一回程度の切り替えであれば、総印刷時間Ttcmに対する影響は少ない。これに対し、モノクロからカラーへの切替処理「M→C」の処理時間は、比較的長いため、一回程度の切り替えであっても、総印刷時間Ttcmに対する影響は大きくなる。 【0013】この切替処理「M→C」が実行される具体的としては、たとえば、図10(a)で示した印刷処理の順序(モノクロページ4ページ分を先に印刷処理し、その後、カラーページ4ページ分を印刷処理する順序)がある。この図10(a)に示す印刷処理の順序(図12(a))において、モノクロページの4ページ目とカラーページの1ページ目との間に切替処理「M→C」が加えられると、ジョブ全体の終了時刻は、その加えられた切替処理「M→C」の実行時間分だけ遅延する(図12(b))。 【0014】さらに、図13(a)に示すように、一ページごとにカラーとモノクロとのページの切り替えがあるようなジョブの場合は、同図(b)に示すように、各モード切替ごとに、切替処理「C→M」あるいは「M→C」が実行される。このため、これら切替処理に要する時間は、ジョブ全体の印刷時間を大きく遅延させることになる。つまり、比較的処理時間の短い切替処理「C→M」であっても、処理回数が多くなれば、切替処理「M→C」と同様に、ジョブの印刷時間を遅延させる大きな原因となっていた。 【0015】このような印刷時間の遅延の原因となる切替処理を省略する方法としては、たとえば、一つのジョブにおける全てのページを、一つの印刷モードで処理することが考えられる。ところが、カラーのページについては、モノクロモードで印刷処理することはできない。このことから、一つのジョブがカラーのページを1ページ以上含んでいれば、全てのページをカラーモードで印刷するように処理することとなる(一つのジョブがカラーのページを1ページも含んでいない場合は、当然に、モノクロの印刷モードで処理される)。 【0016】この方法によれば、全てのページが一つの印刷モードで印刷されるため、切替処理を省略できる。たとえば、図14(a)に示すように、モノクロのページとカラーのページとが交互に処理される印刷順序の場合、従来は、同図(b)に示すように、切替処理「C→M」及び「M→C」が、各印刷処理間で実行されていた。このため、印刷時間が大幅に遅延していた。 【0017】これに対し、モノクロページを含む全てのページをカラーモードで印刷することとすれば、同図(c)に示すように、切替処理「C→M」及び「M→C」が省略可能となるため、この切替処理「C→M」及び「M→C」を実行する場合(同図(b)に示した場合)に比べて、このジョブの総印刷時間Ttを大幅に短縮できる。 【0018】ところが、切替処理を省略しても、ジョブの総印刷時間が短縮されない場合がある。たとえば、図15(a)に示すように、最初にモノクロのページが4ページ処理され、その後に、カラーのページが4ページ処理される場合、従来においては、同図(b)に示すように、モノクロページの4ページ目と、カラーページの1ページ目との間に、切替処理「M→C」が実行されていた。 【0019】そこで、この切替処理「M→C」を省略するために、各モノクロページをカラーモードで印刷することとすると、切替処理「M→C」の処理時間は短縮されるものの、カラーモードの印刷時間Tmとモノクロモードの印刷時間Tcとの差が、4ページ分増加する。この増加した時間が、切替処理の実行時間を上回るものであれば、このジョブの総印刷時間は短縮されず、却って遅延することとなっていた。 【0020】このように、従来のカラー印刷装置においては、カラーページとモノクロページとが混在するジョブについて、最初からすべてのページをカラーモードで印刷処理するものや、総印刷時間が遅くなっても一回一回モードの切り替えを行うものは存在していたが、ジョブ全体のスループットを考慮したシステム設計を有するカラー印刷装置は存在していなかった。 【0021】ただし、一つのジョブに含まれたモノクロページとカラーページとをソートすることで、モードの切替処理を一回だけに抑えて、ジョブ全体の総印刷時間を短くする技術は存在する。ところが、この技術を実行すると、ジョブ内のページの順番が入れ替わるため、印刷結果を再ソートするという手間が必要となっていた。 【0022】本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、モノクロのページとカラーのページとが混在するジョブを印刷処理する場合において、それらページの印刷処理順序を変更することなく、ジョブ全体のスループットを考慮して、総印刷時間を短縮できるような印刷モードの切替処理を実行可能とするカラー印刷装置の提供を目的とする。 【0023】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、本発明の請求項1記載のカラー印刷装置は、カラー印刷とモノクロ印刷との切り替えを行う印刷モード切替機構を有したカラー印刷装置であって、印刷画像データをページごとに画像処理して、ページ画像データ、ページ情報及び色情報を得る画像処理手段と、ページ画像データを展開して得られる描画データ、及び、画像処理手段からのページ情報とを記憶する画像記憶メモリ手段と、描画データを印刷処理するプリントエンジンと、画像記憶メモリ手段から受け取った描画データをプリントエンジンへ送る印刷制御手段とを有し、この印刷制御手段が、画像処理手段からの色情報を記憶する色情報記憶メモリ部と、印刷モード切替機構に対して、印刷モードの切替制御を実行するカラー・モノクロ切替部と、連続する複数ページの各色情報を色情報記憶メモリ部から取り出すとともに、これら取り出した複数の色情報の示す各印刷モードにもとづいて、複数ページのうち一又は二以上のページの印刷モードを切り替えるか否かを判断し、かつ、この判断の結果を示すモード切替信号をカラー・モノクロ切替部へ送る判断部とを有し、カラー・モノクロ切替部が、モード切替信号にもとづいて、印刷モードの切替制御を実行する構成としてある。 【0024】カラー印刷装置をこのような構成とすると、一つの印刷ジョブの中にカラーのページとモノクロのページとがある場合において、それらカラー及びモノクロのページがどのような順番で混在しているかを予め知ることにより、不用意なモード切り替えを削減してジョブの印刷時間を短縮することができる。 【0025】一般に、ページ単位で画像処理を行う画像制御装置においては、印刷をしているページとは別に次のページ以降の印刷すべきデータを取り込み、画像生成をし、印刷制御部への吐き出しを待機させることが行われている。具体的には、画像制御装置は、プリント情報バッファとして各ページ情報を蓄積し、用紙サイズや給紙元、排紙先などのデバイス情報とともに色管理情報などを保持してから、画像生成をする。 【0026】ところで、モノクロページとカラーページとを印字処理する場合、カラーのデータをモノクロモードで印字することはできないが、モノクロのデータをカラーモードで印字することは可能である。これは、カラーのデータでも、カラー成分がなければ、モノクロになることを意味する。このため、一つのジョブにモノクロページとカラーページとが混在している場合に、モノクロページをカラーモードで印字するようにすれば、モードを切り替える時間が削減されて、ジョブの総印刷時間を短縮できる。 【0027】ところが、一ページを印字処理する時間は、通常、モノクロモードよりもカラーモードの方が長い。そして、ここで、一つのジョブに含まれるモノクロページの全てをモノクロモードで印刷した場合の印字処理時間と、そのモノクロページの全てをカラーモードで印刷した場合の印字処理時間との差をモード間時間差とし、そのモノクロページの全てをカラーモードで印刷した場合に削減可能な一ジョブ中のモード切替時間を削減可能切替時間とする。 【0028】そうすると、削減可能切替時間がモード間時間差よりも長いときは、モノクロページの全てをカラーモードで印刷することにより、ジョブの総印刷時間を短縮できる。これとは逆に、モード間時間差が削減可能切替時間よりも長いときは、モノクロページの全てをカラーモードで印刷しても、却ってジョブの総印刷時間が伸長されてしまう。 【0029】つまり、一つのジョブに混在するモノクロページとカラーページとの印刷順序や、カラーモードで処理されるモノクロページの数によっては、ジョブの総印刷時間が却って遅くなる場合も起こり得る。そこで、印字を開始させるときに、既にバッファに蓄積された各ページの画像データの色情報をチェックし、現在印刷しているモードと変わるかを判定し、判定の結果、モードが変わる場合は、さらに次のページの色情報をチェックし、現在のモードを切り替えた方が良いか、あるいは同じモードのままで印刷を継続した方が良いかを判断することによって、一つのジョブにおける総合的な印刷時間の短縮を実現できる。 【0030】なお、次ページの印刷モードを切り替えるか否かの判断においては、モード切替時間と各モードの印刷間隔との差を考慮する必要がある。そして、これらモード切替時間及び各モードの印刷間隔は、画像制御装置の性能や規格等によって異なる。このため、モノクロページとカラーページとが混在する同一のジョブを二以上の画像制御装置に与えると、各画像制御装置は、その性能等にもとづいて、異なった判断結果を導き出す場合もある。 【0031】また、請求項2記載のカラー印刷装置は、印刷制御手段の判断部が、連続する複数ページの各色情報を色情報記憶メモリ部から取り出し、複数ページを同一の印刷モードでそれぞれ印刷処理した場合の総印刷時間が、複数ページを各色情報の示す印刷モードでそれぞれ印刷処理した場合の総印刷時間よりも短くなるか否かについて、各色情報の示す各印刷モードにもとづいて判断し、判断の結果、同一の印刷モードで印刷処理した場合の総印刷時間の方が短くなるときに、印刷モードの切り替えを指示するモード切替信号をカラー・モノクロ切替部へ送る構成としてある。 【0032】カラー印刷装置をこのような構成とすれば、複数のページにそれぞれ設定された印刷モードの設定順序にもとづいて、各ページの印刷モードを切り替えるか否かについて判断することができる。これにより、それらページを含むジョブを印刷処理する場合において、各ページの印刷処理順序を変更することなく、ジョブ全体のスループットを考慮して、総印刷時間を短縮できるような印刷モードの切替処理を実行できる。 【0033】また、請求項3記載のカラー印刷装置は、画像処理手段が、印刷制御手段とは独立先行して数ページ先まで画像処理を実行して、ページごとの色情報を得、これら色情報を色情報記憶メモリ部へ送って記憶させる構成としてある。カラー印刷装置をこのような構成とすると、画像処理部が、未だプリントエンジンで印刷処理されていない数ページ先についてまで、画像処理を実行できるため、判断部において、それら数ページについての印刷モードを切り替えるか否かの判断をすることができる。 【0034】また、請求項4記載のカラー印刷装置における印刷モード切替方法は、カラー印刷とモノクロ印刷との切り替えを行う印刷モード切替機構を有したカラー印刷装置における印刷モード切替方法であって、画像処理手段が、複数のページにわたる印刷画像データをページごとに画像処理して、複数のページ画像データ、ページ情報及び色情報を得、さらに、ページ画像データを展開して描画データを得、画像記憶メモリ手段が、画像処理手段からの描画データ、ページ情報及び色情報を記憶し、印刷制御手段が、連続する複数ページについての各色情報を画像記憶メモリ手段から取り出し、この取り出した各色情報の示す印刷モードにもとづいて、複数ページのうち一又は二以上のページの印刷モードを切り替えるか否かを判断し、この判断の結果を示すモード切替信号にもとづいて、印刷モード切替機構を切替制御し、プリントエンジンが、画像記憶手段からのページ情報にもとづいて、描画データを印刷処理する方法としてある。 【0035】カラー印刷装置における印刷モード切替方法をこのような方法とすれば、各ページの印刷モードを切り替える方が良いか否かが、連続する複数ページの色情報の示す各ページの印刷モードにもとづいて判断されるため、それら複数ページを含むジョブ全体のスループットを考慮して、総印刷時間を短縮できるような印刷モードの切替処理を実行できる。 【0036】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明のカラー印刷装置及びこのカラー印刷装置における印刷モード切替方法の第一の実施形態について、図1を参照して説明する。同図は、本実施形態のカラー印刷装置の構成を示すブロック図である。なお、同図に示す構成は、本実施形態のカラー印刷装置を説明するための必要最小限の構成である。 【0037】同図に示すように、カラー印刷装置1は、画像入力手段10と、指示手段20と、ホストバッファ30と、画像処理手段40と、画像記憶メモリ手段50と、印刷制御手段60と、プリントエンジン70とを有している。ここで、画像入力手段10は、外部装置2から受信した印刷画像データ及び関係情報等をホストバッファ30へ送る。 【0038】また、画像入力手段10は、指示手段20から各種情報を入力すると、この各種情報をホストバッファ30へ送る。なお、関係情報や各種情報の一部は、画像入力手段10から画像記憶メモリ手段50へ送られる。関係情報及び各種情報は、それぞれ印刷画像データの印刷処理等に関する情報であって、たとえば、用紙サイズ,給紙元,排紙先,複写枚数,ジョブ番号などの情報が含まれる。これら関係情報及び各種情報については、以下、総じて各種情報等という。 【0039】外部装置2は、印刷画像データや関係情報等を、カラー印刷装置1へ供給する装置であって、たとえば、パーソナルコンピュータ(PC),スキャナ,メモリカード,外部デバイス等で構成されている。この外部装置2の構成に応じて、画像入力手段10には、たとえば、データ受信用インタフェース(ホストインタフェース),メモリ読み取り装置,各デバイス読み込み装置等を用いることができる。 【0040】指示手段20は、各種情報を入力して画像入力手段10へ送る機能を有しており、たとえば、液晶表示パネル,タッチパネル,バーコードリーダなどで構成することができる。この指示手段20は、ユーザが、カラー印刷装置1上で、各種情報を入力する際に用いられる。この入力された各種情報は、画像入力手段10へ送られる。このため、画像入力手段10は、指示手段20からのデータを入力できるような構成とされる。 【0041】ホストバッファ30は、画像入力手段10からの印刷画像データや各種情報等を記憶する。画像処理手段40は、ホストバッファ30から印刷画像データを読み出して、コマンド解析(たとえば、コードに対してはCG(キャラクタジェネレータ、図示せず)から対応する文字パターンデータの読み出し、また、制御コマンドに対しては指示されるコマンド処理)を実行する。 【0042】また、画像処理手段40は、印刷画像データをページごとに解析処理し、この解析処理した印刷画像データ(ページ画像データ)を得、このページ画像データを画像記憶メモリ手段50にビットマップ展開する。さらに、画像処理手段40は、ホストバッファ30から取り出した各種情報にもとづいて色情報(色管理情報)を得る。色情報とは、そのページデータがカラーで印刷するものかあるいはモノクロで印刷するものかを示す情報をいう。 【0043】そして、画像処理手段40は、ビットマップ展開(一ページの描画処理)の終了の通知(描画終了通知),各種情報,色情報などを画像記憶メモリ手段50へ送る。なお、各種情報には、画像処理手段40が印刷画像データをページごとに解析処理した際に得られたページ情報が含まれている。 【0044】画像記憶メモリ手段50は、画像処理手段40でビットマップ展開されたページ単位の画像データ(描画データ)を記憶するメモリであって、ビットマップメモリ等で構成されている。また、画像記憶メモリ手段50は、画像処理手段40からの各種情報,色情報,描画終了通知等を記憶して、印刷制御手段60へ送る。 【0045】印刷制御手段60は、色情報記憶メモリ部61と、判断部62と、カラー・モノクロ切替部63と、ビデオ制御部64とを有している。色情報記憶メモリ部61は、画像記憶メモリ手段50からの色情報を記憶する。なお、本実施形態においては、画像記憶メモリ手段50と色情報記憶メモリ部61とを総称して、プリントバッファ(プリンタ情報バッファ)という。 【0046】一般に、ページ単位で画像処理を行う画像制御装置においては、印刷をしているページとは別に、次ページ以降の印刷すべきデータを取り込み、画像生成をし、印刷制御手段60への吐き出しを待機させることが行われている。このうち、画像記憶メモリ手段50が、図2に示すように、プリントバッファ(プリンタ情報バッファ)として、ページ情報(たとえば、用紙サイズ,給紙元,排紙先などに代表されるデバイス情報等)を蓄積し、色情報記憶メモリ部61が、色情報を保持する。 【0047】判断部62は、画像記憶メモリ手段50から描画終了通知を受け取ると、色情報記憶メモリ部61から、連続した複数ページについての色情報を取り出す。そして、これら取り出した複数の色情報の示す各印刷モードにもとづいて、複数ページのうち一又は二以上のページの印刷モードを切り替えるか否かを判断する。さらに、判断部62は、この判断の結果をモード切替信号としてカラー・モノクロ切替部63へ送る。 【0048】この判断部62における判断には、たとえば、複数ページを同一の印刷モードでそれぞれ印刷処理した場合の総印刷時間が、複数ページを各色情報の示す印刷モードでそれぞれ印刷処理した場合の総印刷時間よりも短くなるか否かを判断することが含まれる。この判断は、各色情報の示す各印刷モードにもとづいて行われる。そして、判断部62は、その判断の結果、同一の印刷モードで印刷処理した場合の総印刷時間の方が短くなるときに、印刷モードの切り替えを指示するモード切替信号をカラー・モノクロ切替部63へ送る。 【0049】この判断部62における判断処理について、さらに説明すると、次のようになる。印字が開始されると、既にプリントバッファ(色情報記憶メモリ部61)に蓄積された各ページの画像データの色情報(図3に示す色情報)が、判断部62において順次チェックされ、その色情報の示すモードと現在印刷しているモードとが異なるか否かが判定される。判定の結果、各モードが異なる場合は、さらに次のページの色情報がチェックされ、現在のモードを切り替えたほうが良いか、あるいは同じモードのままで印字を継続した方が良いかが判断される。このような判断を実行することで、一つのジョブにおける総合的な印字時間の短縮を実現できる。 【0050】なお、次ページの印刷モードを切り替えるか否かの判断においては、モード切替時間と各モードの印刷間隔との差を考慮する必要がある。そして、これらモード切替時間及び各モードの印刷間隔は、画像制御装置の性能や規格等によって異なる。このため、モノクロページとカラーページとが混在する同一のジョブを二以上の画像制御装置に与えると、各画像制御装置は、その性能等にもとづいて、異なった判断結果を導き出す場合もある。この判断部62が、各ページをカラー印刷あるいはモノクロ印刷のいずれの印刷モードで印字するかを判断する方法の詳細については、後述する。 【0051】カラー・モノクロ切替部63は、判断部62からのモード切替信号にもとづいて、印刷モードの切り替えを行う機構(印刷モード切替機構)を制御する。印刷モード切替機構(図示せず)は、カラー印刷装置1内に設けられており、カラーモードの際に使用される画像形成ユニット(カラープロセスユニット)の感光体ドラムと、モノクロモードの際に使用される画像形成ユニット(モノクロプロセスユニットの感光体ドラムとが、直列多段式に並設されている。 【0052】また、駆動ローラによって回転される搬送ベルトが、各感光体ドラムの並設方向へ移動するように配設されている。さらに、搬送ベルトの上循環部と下循環部との間には、一端に固定支持ローラが、他端に可動支持ローラがそれぞれ付設された可動アームが設けられている。また、この可動アームの下部には、カム係合部及びカムが側方に突設形成されている。 【0053】そして、可動アームは、カムの移動制御にもとづき、カラープロセスユニットの感光体ドラムあるいはモノクロプロセスユニットの感光体ドラムのいずれか一方に対して、搬送ベルトを、可動支持ローラを介して、転写可能位置へ移動させる。このような構成により、印刷モード切替機構は、カラー印刷装置において、カラー印刷とモノクロ印刷との印刷モードの切り替えを可能としている。なお、この印刷モード切替機構については、特開2001−88355公報に開示の印刷装置及び印刷方法における「カラー印刷とモノクロ印刷の切り替え機構」を用いることで容易に実現可能である。 【0054】ビデオ制御部64は、画像記憶メモリ手段50から受け取った描画データやページ情報(各種情報)をプリントエンジン70へ送る。プリントエンジン70は、印刷制御手段60(ビデオ制御部64)からの描画データを、各種情報等にもとづいて印刷処理する。 【0055】なお、プリントエンジン70は、判断部62からのモード切替信号にもとづいて、印刷モード切替機構に対し、カラー印刷とモノクロ印刷とのモード切り替えを行わせることもできる。また、プリントエンジン70は、印刷制御手段60からハードディスク(図示せず)へ送られて記憶された描画データを、そのハードディスクから読み出して印刷処理することもできる。 【0056】次に、本実施形態のカラー印刷装置における判断部の動作について、図4を参照して説明する。同図は、判断部62における印刷モードの切り替え判断方法(判断部62が、各ページをカラー印刷あるいはモノクロ印刷のいずれの印刷モードで印字するかを判断する方法)の動作を示すフローチャートである。 【0057】同図に示すように、ホストコンピュータ(図示せず)から印刷要求されると(ステップ10)、判断部62において、現在印字中か否かが判断される(ステップ11)。判断の結果、印字中のときは、プリントバッファ情報について、現印刷ページがn−1ページに、また、現印刷要求ページがnページにそれぞれ設定される(ステップ12)。一方、印字中でないときは、プリントバッファ情報について、現印刷要求ページがnページに設定される(ステップ13)。 【0058】次いで、n−1ページの印刷モードとnページの印刷モードとが同じか否かが判断される(ステップ14)。判断の結果、同じでないときは、続いて、モード切り替えの判断が可能か否かが判断される(ステップ15)。 【0059】判断の結果、モード切り替えの判断が可能であるときは、さらに、プリントバッファに次ページの印刷情報が設定されているか否かが判断される(ステップ16)。判断の結果、次ページの印刷情報が設定されているときは、状態比較のための情報更新が行われる(ステップ17)。この状態比較のための情報更新においては、現印刷要求ページがn−1ページとされ、また次印刷ページがnページとされる。 【0060】この状態比較のための情報更新が終了すると、再び、n−1ページの印刷ページとnページの印刷モードとが同じか否かが判断され(ステップ14)、その後、n−1ページの印刷ページとnページの印刷モードとが同じでないときは、さらに、ステップ14以下(ステップ17まで)の処理が繰り返される。一方、n−1ページとnページとのモードが同じか否かの判断において(ステップ14)、判断の結果、同じであるときは、モード切り替え処理は実行されずに、現印刷要求に対する処理が終了する。 【0061】ところで、モード切り替えの判断が可能でない場合(ステップ15)及びプリントバッファに次ページの印刷情報が設定されていない場合(ステップ16)は、続いて、印刷モードの切り替えを行う方が良いか否かが判断される(ステップ18)。 【0062】判断の結果、良いと判断されたときは、モード切り替え処理が実行される(ステップ19)。つまり、判断部62からカラー・モノクロ切替部63へ、モード切替信号が送られて、印刷モード切替機構の切替制御が実行される。一方、良いと判断されなかったときは、モード切り替え処理は実行されずに、現印刷要求に対する処理が終了する。 【0063】次に、判断部における判断処理の具体例について、図4及び図5〜図7を参照して説明する。たとえば、一つのジョブが、図5(a)に示すように、カラーページ1,モノクロページ2及びカラーページ3を有しているものとする。 【0064】判断部62において、現在印字中か否かが判断され(図4のステップ11)、印字中であるときは、次いで、現印刷ページであるカラーページ1がn−1ページに、また、現印刷要求ページがnページにそれぞれ設定される(ステップ12)。続いて、n−1ページ(カラーページ1)とnページ(モノクロページ2)との印刷モードがそれぞれ比較される(ステップ14)。 【0065】比較の結果、n−1ページ(カラーページ1)の印刷モード(カラーモード)とnページ(モノクロページ2)の印刷モード(モノクロモード)とは異なるため、モード切替の判断が可能であれば(ステップ15)、次ページの印刷情報が設定されているか否かが確認される(ステップ16)。本具体例においては、カラーページ3があるため、ここで、状態比較のための情報更新が行われる(ステップ17)。 【0066】この情報更新により、現印刷要求ページであるモノクロページ2がn−1ページに、また、次印刷ページであるカラーページ3がnページにそれぞれ設定される(ステップ17)。そして、n−1ページ(モノクロページ2)とnページ(カラーページ3)との印刷モードがそれぞれ比較される(ステップ14)。 【0067】比較の結果、n−1ページ(モノクロページ2)の印刷モード(モノクロモード)とnページ(カラーページ3)の印刷モード(カラーモード)とは異なるため、モード切替の判断が可能であれば(ステップ15)、次ページの印刷情報が設定されているか否かが確認される(ステップ16)。本具体例においては、次ページは存在しないため、続いて、モードの切り替えを行う方がよいか否かが判断される(ステップ18)。 【0068】ここで、モードの切り替えを行わない場合と行う場合とのジョブの総印刷時間を比較する。モードの切り替えを行う場合は、図5(b)に示すように、カラーページ1の印刷処理とモノクロページ2の印刷処理との間で、切替処理「C→M」が実行され、さらに、モノクロページ2の印刷処理とカラーページ3の印刷処理との間で、切替処理「M→C」が実行される。 【0069】一方、モードの切り替えを行わない場合は、図5(c)に示すように、すべてのページの印刷モードがカラーモードで印刷処理される。なお、同図(c)に示すように、「2ページ目」に施された格子状の網掛けは、カラーの印刷モードで印刷処理されるモノクロページを表す。 【0070】これらモードを切り替えた場合と切り替えない場合とを比較すると、切り替えない場合の方が、ジョブの総印刷時間が短い。このため、判断部62においては、ステップ18において、ジョブに含まれる複数のページが、カラーページ1,モノクロページ2及びカラーページ3で構成されていることにもとづき、モードの切り替えを行わない方が良い(すべてのページをカラーモードで印刷する方が良い)と判断される。 【0071】この判断の結果(カラーページ1、モノクロページ2及びカラーページ3のすべての印刷モードをカラーモードで印刷処理すること)を示すモード切替信号は、判断部62からカラー・モノクロ切替部63へは送られない。このため、カラー・モノクロ切替部63においては、印刷モード切替機構に対する印刷モードの切替制御は、実行されない。これにより、プリントエンジン70においては、カラーページ1、モノクロページ2及びカラーページ3が同一の印刷モード(カラーモード)で印刷処理される。 【0072】また、他の具体例としては、たとえば、一つのジョブが、図6(a)に示すように、カラーページ1,モノクロページ2,モノクロページ3及びカラーページ4を有しているものとする。ここで、モードの切り替えを行わない場合と行う場合とのジョブの総印刷時間を比較する。 【0073】モードの切り替えを行う場合は、図6(b)に示すように、カラーページ1の印刷処理とモノクロページ2の印刷処理との間で、切替処理「C→M」が実行され、さらに、モノクロページ3の印刷処理とカラーページ4の印刷処理との間で、切替処理「M→C」が実行される。一方、モードの切り替えを行わない場合は、図6(c)に示すように、すべてのページの印刷モードがカラーモードで印刷処理される。 【0074】これらモードを切り替えた場合と切り替えない場合とを比較すると、切り替えない場合の方が、ジョブの総印刷時間が短い。このため、判断部62においては、ステップ18において、ジョブに含まれる複数のページが、カラーページ1,モノクロページ2,モノクロページ3及びカラーページ4で構成されていることにもとづき、モードの切り替えを行わない方が良い(すべてのページをカラーモードで印刷する方が良い)と判断される。 【0075】この判断の結果(カラーページ1、モノクロページ2,モノクロページ3及びカラーページ4のすべての印刷モードをカラーモードで印刷処理すること)を示すモード切替信号は、判断部62からカラー・モノクロ切替部63へは送られない。このため、カラー・モノクロ切替部63においては、印刷モード切替機構に対する印刷モードの切替制御は、実行されない。これにより、プリントエンジン70においては、カラーページ1、モノクロページ2、モノクロページ3及びカラーページ4が同一の印刷モード(カラーモード)で印刷処理される。 【0076】さらに、他の具体例としては、たとえば、一つのジョブが、図7(a)に示すように、カラーページ1,モノクロページ2,モノクロページ3,モノクロページ4及びカラーページ5を有しているものとする。ここで、モードの切り替えを行わない場合と行う場合とのジョブの総印刷時間を比較する。 【0077】モードの切り替えを行う場合は、図7(b)に示すように、カラーページ1の印刷処理とモノクロページ2の印刷処理との間で、切替処理「C→M」が実行され、さらに、モノクロページ4の印刷処理とカラーページ5の印刷処理との間で、切替処理「M→C」が実行される。一方、モードの切り替えを行わない場合は、図7(c)に示すように、すべてのページの印刷モードがカラーモードで印刷処理される。 【0078】これらモードを切り替えた場合と切り替えない場合とを比較すると、切り替えた場合の方が、ジョブの総印刷時間が短い。このため、判断部62においては、ステップ18において、ジョブに含まれる複数のページが、カラーページ1,モノクロページ2,モノクロページ3,モノクロページ4及びカラーページ5で構成されていることにもとづき、モードの切り替えを行う方が良い(カラーページ1の印刷処理とモノクロページ2の印刷処理との間、及び、モノクロページ4の印刷処理とカラーページ5の印刷処理との間で印刷モードを切り替えた方が良い)と判断される。 【0079】この判断の結果(カラーページ1の印刷処理とモノクロページ2の印刷処理との間、及び、モノクロページ4の印刷処理とカラーページ5の印刷処理との間で印刷モードを切り替えること)を示すモード切替信号が、判断部62からカラー・モノクロ切替部63へ送られる。そして、カラー・モノクロ切替部63においては、モード切替信号にもとづいて、印刷モード切替機構に対し、印刷モードの切替制御が所定のタイミングで実行されて(ステップ19)、プリントエンジン70において、カラーページ1〜カラーページ5が印刷処理される。 【0080】なお、各ページの印刷モードを切り替えるか否かの判断においては、モード切替時間と各モードの印刷間隔との差を考慮する必要がある。そして、これらモード切替時間及び各モードの印刷間隔は、画像制御装置の性能や規格等によって異なる。このため、モノクロページとカラーページとが混在する同一のジョブを二以上の画像制御装置に与えると、各画像制御装置は、その性能等にもとづいて、異なった判断結果を導き出す場合もある。 【0081】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、モノクロのページとカラーのページとが混在するジョブを印刷処理する場合において、それら複数のページについての印刷モードの順序にもとづいて、各ページの印刷モードを切り替えるか否かの判断がされるため、各ページの印刷処理順序を変更することなく、ジョブ全体のスループットを考慮して、総印刷時間を短縮できるような印刷モードの切替処理を実現できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006633 【氏名又は名称】京セラ株式会社 【住所又は居所】京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地
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| 【出願日】 |
平成14年5月13日(2002.5.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086759 【弁理士】 【氏名又は名称】渡辺 喜平
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| 【公開番号】 |
特開2003−326774(P2003−326774A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月19日(2003.11.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−137660(P2002−137660) |
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