| 【発明の名称】 |
印刷装置、印刷システム、データ処理方法、プログラム、及び記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】大山 直樹 【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】マルチビーム方式の印刷装置或いは高速スーパーファイン方式の印刷装置において、パックビッツ(PB)圧縮データのダイレクトシッピングを可能とすることで、パフォーマンスを低下させずに印字することを可能とする。
【解決手段】レーザビームプリンタは、画像データがバンド単位でパックビッツ圧縮されたデータをメモリ上でビットマップデータに展開するDMA用アドレスジェネレータ107、ビットマップデータを奇数ライン、偶数ライン単位で再度パックビッツ圧縮するパックビッツ圧縮・伸長回路112、再度パックビッツ圧縮されたデータをそれぞれ、奇数ライン、偶数ライン単位でパックビッツ展開しながらシッピングする奇数ライン用パックビッツダイレクトシッパー回路104、偶数ライン用パックビッツダイレクトシッパー回路105を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 レーザ光を静電ドラムに照射し形成した静電潜像に基づき印刷手段により媒体上に印刷を行う印刷装置であって、画像データがバンド単位でパックビッツ圧縮されたデータをメモリ上でビットマップデータに展開する展開手段と、前記ビットマップデータを奇数ライン、偶数ライン単位で再度パックビッツ圧縮する圧縮手段と、前記再度パックビッツ圧縮されたデータを奇数ライン、偶数ライン単位でパックビッツ展開しながら前記印刷手段に出力していく出力制御手段とを有することを特徴とする印刷装置。 【請求項2】 設定されたバンド幅を格納する格納手段を有し、前記圧縮手段は、前記格納手段に格納された前記バンド幅を参照しながら、前記ビットマップデータを奇数ライン、偶数ライン単位で再度パックビッツ圧縮することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。 【請求項3】 2本のレーザ光を前記静電ドラムに照射し形成した静電潜像に基づき前記印刷手段により媒体上に印刷を行うマルチビーム方式に適用可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。 【請求項4】 奇数ライン、偶数ラインの1200dpiのデータを変換して600dpiの1ライン分のデータに変換する高速スーパーファイン方式に適用可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。 【請求項5】 前記印刷装置の方式がツインビーム方式を含む前記マルチビーム方式か前記高速スーパーファイン方式か否かを判断する方式判断手段を有し、前記方式判断手段により前記印刷装置の方式が前記マルチビーム方式か前記高速スーパーファイン方式であると判断した場合に、前記展開手段、前記圧縮手段、前記出力制御手段により前記一連の処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の印刷装置。 【請求項6】 前記出力制御手段は、奇数ライン、偶数ライン単位で設けられていることを特徴とする請求項1又は5記載の印刷装置。 【請求項7】 前記展開手段は、外部装置により画像データがバンド単位でパックビッツ圧縮されたデータをメモリ上でビットマップデータに展開することを特徴とする請求項1又は5記載の印刷装置。 【請求項8】 前記請求項1乃至7の何れかに記載の前記印刷装置と、前記請求項7記載の外部装置としてのプリンタドライバを備えた情報処理装置とを通信可能に接続したことを特徴とする印刷システム。 【請求項9】 レーザ光を静電ドラムに照射し形成した静電潜像に基づき印刷手段により媒体上に印刷を行う印刷装置のデータ処理方法であって、画像データがバンド単位でパックビッツ圧縮されたデータをメモリ上でビットマップデータに展開する展開する工程と、前記ビットマップデータを奇数ライン、偶数ライン単位で再度パックビッツ圧縮する工程と、前記再度パックビッツ圧縮されたデータを奇数ライン、偶数ライン単位でパックビッツ展開しながら前記印刷手段に出力していく工程とを有することを特徴とするデータ処理方法。 【請求項10】 レーザ光を静電ドラムに照射し形成した静電潜像に基づき印刷手段により媒体上に印刷を行う印刷装置に適用されるプログラムであって、画像データがバンド単位でパックビッツ圧縮されたデータをメモリ上でビットマップデータに展開する展開するステップと、前記ビットマップデータを奇数ライン、偶数ライン単位で再度パックビッツ圧縮するステップと、前記再度パックビッツ圧縮されたデータを奇数ライン、偶数ライン単位でパックビッツ展開しながら前記印刷手段に出力していくステップとを有することを特徴とするプログラム。 【請求項11】 前記請求項10記載のプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、マルチビーム方式或いは高速スーパーファイン方式を採用し、パックビッツ(PB)圧縮されたデータをそのままダイレクトにシッピングするレーザビームプリンタに適用する場合に好適な印刷装置、印刷システム、データ処理方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、2本のレーザ光を感光ドラムに照射し印字するマルチビーム方式のレーザビームプリンタでは、ダイレクトメモリアクセス(DMA)用チャンネルとして、奇数ライン、偶数ラインの各ライン単位で2チャンネルを備え、奇数ライン、偶数ライン交互にダイレクトメモリアクセスのリクエストを発生させ、メモリから画像データを取り込み、奇数ライン、偶数ラインの各々に対応したFIFO(First In First Out)メモリ等に画像データを格納し、各々の独立したシッパー回路でシッピング(シッピング:必要なデータをプリンタエンジンに出力していく動作)を行っていた。パックビッツ(PB)圧縮データの場合は(パックビッツ圧縮:同じライン上に同じデータが続く場合にコード化して圧縮する処理)、一度、メモリ上にビットマップデータとして展開してビットマップデータをシッピングしていた。 【0003】他方、1本のレーザ光を感光ドラムに照射し印字するシングルビーム方式のレーザビームプリンタ、通常のファイン方式のレーザビームプリンタ、奇数ライン、偶数ラインの1200dpiのデータを変換して600dpiの1ライン分のデータに変換する高速スーパーファイン方式のレーザビームプリンタの場合は、パックビッツ(PB)に圧縮されたデータを直接シッパー回路に与え、シッパー回路により、上記パックビッツ(PB)圧縮されたデータを解読しながらシッピングすることが可能であった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来技術においては次のような問題があった。パックビッツ(PB)圧縮されたデータは、奇数ライン、偶数ライン単位で圧縮していないので、マルチビームに対応したレーザビームプリンタ、或いは高速スーパーファインに対応したレーザビームプリンタでその機能(マルチビーム機能、或いは高速スーパーファイン機能)を使用するときは、PB圧縮のダイレクトシッピングは行うことができなかった。そのため、PB圧縮されたデータはメモリ上でビットマップデータに展開し、ビットマップデータとして奇数ライン、偶数ラインをシッピングするしか方法はなく、ビットマップデータをそのままシッピングするため、パフォーマンスの低下につながるという問題があった。 【0005】本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、マルチビーム方式の印刷装置或いは高速スーパーファイン方式の印刷装置において、パックビッツ(PB)圧縮データのダイレクトシッピングを可能とすることで、パフォーマンスを低下させずに印字することを可能とした印刷装置、印刷システム、データ処理方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することを第1の目的とする。 【0006】また、本発明は、例えば情報処理装置のプリンタドライバでパックビッツ(PB)圧縮したデータも、一度、印刷装置のメインメモリ上で展開して、更にその展開されたビットマップデータを奇数ライン、偶数ライン単位でパックビッツ(PB)圧縮を行うことで、そのままプリンタドライバのソフト資産を流用可能とした印刷装置、印刷システム、データ処理方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することを第2の目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明は、レーザ光を静電ドラムに照射し形成した静電潜像に基づき印刷手段により媒体上に印刷を行う印刷装置であって、画像データがバンド単位でパックビッツ圧縮されたデータをメモリ上でビットマップデータに展開する展開手段と、前記ビットマップデータを奇数ライン、偶数ライン単位で再度パックビッツ圧縮する圧縮手段と、前記再度パックビッツ圧縮されたデータを奇数ライン、偶数ライン単位でパックビッツ展開しながら前記印刷手段に出力していく出力制御手段とを有することを特徴とする。 【0008】また、本発明は、レーザ光を静電ドラムに照射し形成した静電潜像に基づき印刷手段により媒体上に印刷を行う印刷装置のデータ処理方法であって、画像データがバンド単位でパックビッツ圧縮されたデータをメモリ上でビットマップデータに展開する展開する工程と、前記ビットマップデータを奇数ライン、偶数ライン単位で再度パックビッツ圧縮する工程と、前記再度パックビッツ圧縮されたデータを奇数ライン、偶数ライン単位でパックビッツ展開しながら前記印刷手段に出力していく工程とを有することを特徴とする。 【0009】また、本発明は、レーザ光を静電ドラムに照射し形成した静電潜像に基づき印刷手段により媒体上に印刷を行う印刷装置に適用されるプログラムであって、画像データがバンド単位でパックビッツ圧縮されたデータをメモリ上でビットマップデータに展開する展開するステップと、前記ビットマップデータを奇数ライン、偶数ライン単位で再度パックビッツ圧縮するステップと、前記再度パックビッツ圧縮されたデータを奇数ライン、偶数ライン単位でパックビッツ展開しながら前記印刷手段に出力していくステップとを有することを特徴とする。 【0010】 【発明の実施の形態】先ず、本発明の実施の形態の概要を説明する。本発明の実施の形態は、マルチビーム方式(複数本のレーザ光を感光ドラムに照射し印字する方式、レーザ光2本の場合は特にツインビーム方式と呼んでいる)に対応したレーザビームプリンタ、或いは、高速スーパーファイン方式(奇数ライン、偶数ラインの1200dpiのデータを変換して600dpiの1ライン分のデータに変換する方式)に対応したレーザビームプリンタにおいて、画像データがバンド単位でパックビッツ(PB)圧縮されたデータをメモリ上でハードウェアにより自動的に展開してビットマップデータに変換する手段と、再度そのビットマップデータをハードウェアにより奇数ライン、偶数ラインでパックビッツ(PB)圧縮する手段を備え、更に、パックビッツ(PB)圧縮されたデータを展開しながらシッピングしていく手段(シッパー回路)を、奇数ライン、偶数ラインの各々に備える構成とするものである。 【0011】上記構成により、マルチビーム方式に対応したレーザビームプリンタ或いは高速スーパーファイン方式に対応したレーザビームプリンタにおいて、パフォーマンスを低下させずに印字することを可能とするものである。また、例えばパーソナルコンピュータのプリンタドライバでPB圧縮したデータも、一度、レーザビームプリンタのメインメモリ上で展開して、更にその展開されたビットマップデータを奇数ライン、偶数ライン単位でパックビッツ(PB)圧縮を行うことで、そのままプリンタドライバのソフト資産を流用可能とするものである。 【0012】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 【0013】本実施の形態の出力装置(プリンタ)における本発明の特徴的な構成(PBダイレクトシッピング制御系)を説明する前に、本実施の形態の出力装置に適用するに好適なレーザビームプリンタの構成について図2〜図3を参照しながら説明する。なお、本実施の形態の出力装置に適用するプリンタは、レーザビームプリンタに限られるものである。 【0014】図2は本実施の形態に係る出力装置の内部構造を示す断面図であり、レーザビームプリンタ(LBP)の場合を示している。LBP1500は、筐体の各部に、プリンタ制御ユニット1000、操作パネル1501、レーザドライバ1502、半導体レーザ1503、回転多面鏡1505、静電ドラム1506、現像ユニット1507、用紙カセット1508、給紙ローラ1509、搬送ローラ1510、1511を備えている。図中PはLBP1500で印字が終了し排紙トレイに排紙された記録紙である。 【0015】図2において、LBP1500は、外部に接続されているホストコンピュータ(図4参照)から供給される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報或いはマクロ命令等を入力して記憶すると共に、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。操作パネル1501には、各種操作のためのスイッチ及び各種表示を行うLED表示器等が配設されている。プリンタ制御ユニット1000は、LBP1500全体の制御及びホストコンピュータから供給される文字情報等の解析を行うユニットである。このプリンタ制御ユニット1000は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1502に出力する。 【0016】半導体レーザ1503は、レーザ光1504を発射する。レーザドライバ1502は、半導体レーザ1503を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1503から発射されるレーザ光1504をオン・オフ切り換えする。回転多面鏡1505は、半導体レーザ1503から発射されるレーザ光1504を反射させる。静電ドラム1506は、駆動機構により回転駆動される。レーザ光1504は、回転多面鏡1505で左右方向に振らされて静電ドラム1506上を走査露光する。これにより、静電ドラム1506上には文字パターンの静電潜像が形成されることになる。なお、LBPがマルチビーム方式の場合は、これらレーザドライバ1502〜回転多面鏡1505をもう1系統備え、2本のレーザ光で静電ドラム1506上を走査露光することになる。 【0017】現像ユニット1507は、静電ドラム1506周囲に配設されており、現像動作を行う。静電ドラム1506上に形成された静電潜像は、現像ユニット1507により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙としてはカットシート記録紙を用いる。カットシート記録紙は、LBP1500に装着された用紙カセット1508に収納されており、給紙ローラ1509及び搬送ローラ1510と搬送ローラ1511とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム1506側に供給される。また、LBP1500は、図示しないカードスロットを少なくとも1個以上備えており、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なる制御カード(エミュレーションカード)を接続できるように構成されている。 【0018】図3は本実施の形態に係るプリンタ及びホストコンピュータからなるプリンタ制御システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態では、レーザビームプリンタ(図2)を例に挙げて説明する。プリンタ制御システムは、プリンタ制御ユニット1000、印刷部17、操作部1501、外部メモリ14を備えたプリンタ(LBP)1500と、コンピュータ制御ユニット2000、キーボード9、CRTディスプレイ10、外部メモリ11を備えたホストコンピュータ3000から構成されている。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN等のネットワークを介して処理が行われるシステムであっても、本発明を適用できることは言うまでもない。 【0019】図3において、ホストコンピュータ3000のCPU1は、ROMのプログラム用ROM32に記憶された文書処理プログラム等に基づいて、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するものであり、システムバス4に接続される各デバイスを統括的に制御する。また、CPUIは、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスクライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYG(What You See Is What You Get:画面上に見えている大きさや形で印刷する機能)を可能としている。また、CPUlは、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。 【0020】ROMのフォント用ROM31は、上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶している。ROMのプログラム用ROM32は、CPUlの制御プログラム等を記憶している。ROMのデータ用ROM33は、各種固定データを記憶している。RAM2は、CPUlの主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード(KB)9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)6は、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。 【0021】ディスクコントローラ(DKC)7は、外部メモリ11に対するアクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRTC)8は、所定の双方向性インタフェース(インタフェース)21を介してプリンタ1500に接続されることにより、プリンタ1500との間の通信制御処理を実行する。外部メモリ11は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等から構成されている。 【0022】プリンタ1500のCPU12は、ROMのプログラム用ROM132に記憶された制御プログラム等或いは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいて、システムバス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを統括的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。また、CPU12は、入力部18を介してホストコンピュータ3000との間の通信処理が可能となっており、プリンタ1500内の情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。 【0023】ROMのフォント用ROM131は、上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶している。ROMのプログラムROM132は、図5のフローチャートで示されるようなCPU12の制御プログラム等を記憶している。ROMのデータ用ROM133は、プリンタがハードディスク等の外部メモリ14を装備していない場合に、ホストコンピュータ上で利用される情報等を記憶している。RAM19は、CPU12の主メモリ、ワークエリア等として機能するメモリであり、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM(Nonvolatile RAM)等に用いられる。 【0024】外部メモリ14は、ハードディスク(HD)、ICカード等から構成されており、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14は、プリンタ1500にオプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。なお、プリンタ1500に備える外部メモリは1個に限定されるものではない。プリンタ1500は、外部メモリを少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。更に、プリンタ1500は、図示しないNVRAMを有し、操作部1501からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。 【0025】印刷部17は、CPU12から印刷部インタフェース16を介して出力される出力情報としての画像信号に基づき、記録紙上に画像を形成する。操作部1501は、上記図2に示した操作バネルに対応するものであり、各種操作のためのスイッチ及び各種表示を行うLED表示器等を備えている。 【0026】図1は本実施の形態に係るプリンタのPBダイレクトシッピング制御系の構成を示すブロック図である。プリンタのPBダイレクトシッピング制御系は、データセレクタ101、奇数ライン用FIFOメモリ102、偶数ライン用FIFOメモリ103、奇数ライン用パックビッツ(PB)ダイレクトシッパー回路104、偶数ライン用パックビッツ(PB)ダイレクトシッパー回路105、シッパーパックビッツ(PB)DMA調停回路106、DMA用アドレスジェネレータ107、バンド幅レジスタ108、DRAMコントロール回路109、アドレスセレクタ110、アドレスデコーダ111、パックビッツ(PB)圧縮・伸長回路112を備えている。 【0027】図1において、データセレクタ101は、メモリ(図示略)からデータを読み出して、奇数ライン、偶数ラインに分配するためのセレクタである。奇数ライン用FIFOメモリ102は、データセレクタ101で分配された奇数ラインのデータを先入れ先出し方式で記憶するメモリである。偶数ライン用FIFOメモリ103は、データセレクタ101で分配された偶数ラインのデータを先入れ先出し方式で記憶するメモリである。奇数ライン用PBダイレクトシッピング回路104は、奇数ラインについてPBダイレクトシッピングを行う。偶数ライン用PBダイレクトシッピング回路105は、偶数ラインについてPBダイレクトシッピングを行う。 【0028】シッパーパックビッツ(PB)DMA調停回路106は、奇数ライン用FIFOメモリ102、偶数ライン用FIFOメモリ103にデータがなくなった場合に、メモリからデータを読み込むためのシッパーDMAとパックビッツ(PB)のデータを圧縮・伸長するためのDMAを制御する。DMA用アドレスジェネレータ107は、ホストコンピュータのプリンタドライバ等でパックビッツ(PB)圧縮されたデータの展開を行う。バンド幅レジスタ108は、バンド幅の値を格納する。DRAMコントロール回路109は、DRAMを制御する。アドレスセレクタ110は、DRAMのアドレスを選択する。アドレスデコーダ111は、DMAに起動をかけるためのものであり、特定のアドレスに書き込みを行うことによりDMAに起動をかけることができる。パックビッツ(PB)圧縮・伸長回路112は、メインメモリ上に配置されているパックビッツ(PB)データをビットマップに展開し直し、また、奇数ライン、偶数ライン単位で圧縮を行う。 【0029】次に、上記のように構成された本実施の形態に係るプリンタ制御システムのプリンタにおいて、パックビッツ(PB)圧縮データを奇数ライン、偶数ラインでどのようにダイレクトシッピングするかについて図1、図4、図5を参照しながら詳細に説明する。 【0030】図4は本実施の形態に係るプリンタにおけるパックビッツ(PB)圧縮データのダイレクトシッピング方法を示すフローチャートである。本フローチャートは、プリンタのCPU12がプログラム用ROM132に格納されたプログラムに基づき実行する。まず、プリンタに対しホストコンピュータから印字要求が送信されてくると、プリンタのCPU12は印字データの準備をスタートする(ステップS1)。次に、プリンタのCPU12は、印字するデータがパックビッツ(PB)圧縮データであるか通常のビットマップ形式データであるかを判断する(ステップS2)。印字するデータがパックビッツ(PB)圧縮データでなく通常のビットマップ形式データであると判断した場合は、プリンタのCPU12は通常のビットマップダイレクトシッピングの準備を行う(ステップS7)。 【0031】印字するデータがパックビッツ(PB)圧縮データであると判断した場合は、プリンタのCPU12は、当該プリンタがマルチビーム方式か高速スーパーファイン方式のレーザビームプリンタであるか否かを判断する(ステップS3)。当該プリンタがマルチビーム方式か高速スーパーファイン方式のレーザビームプリンタでないと判断した場合は、プリンタのCPU12は今まで通りのパックビッツ(PB)ダイレクトシッピングの準備を行う(ステップS8)。 【0032】当該プリンタがマルチビーム方式か高速スーパーファイン方式のレーザビームプリンタであると判断した場合は、プリンタのCPU12はパックビッツ(PB)のデータを一度、メモリ上にビットマップデータとして展開(変換)し(ステップS4)、展開したビットマップデータをメモリ上に、ステップS6におけるバンド幅レジスタ8に設定されているバンド幅を参照しながら、奇数ライン、偶数ライン単位で圧縮していく(ステップS5)。パックビッツ(PB)データの圧縮は、当該データが存在するラインの上下のラインを参照(意識)しないので問題ない。次に、プリンタのCPU12は奇数ライン、偶数ライン単位でパックビッツ(PB)データのダイレクトシッピングの準備を行う(ステップS9)。 【0033】図5は本実施の形態に係るプリンタにおけるメモリのアドレスを示す図である。図5は一例として、バンド幅32ワード、バンド高さ4ラインに展開されたデータをどのように奇数ライン、偶数ライン単位で圧縮していくかを記載したものである。 【0034】最初に奇数ラインをパックビッツ(PB)に圧縮する場合、20100000hから順々に圧縮していく。2010007Chまで圧縮して次のラインに移行する場合、予めバンド幅レジスタ108で保持していたバンド幅分の値を足し込み、20100100hまでアドレスポインタを進めて、20100100hからまた圧縮していく。次に、偶数ラインの圧縮を行う。偶数ラインの場合は、20100080hからスタートして同様にバンド幅分を足し込み圧縮する。なお、この奇数ライン、偶数ラインの圧縮時間の短縮を行いたい場合は、2つのPB圧縮回路を備えることで同時に圧縮処理を行ってもよい。 【0035】次に、本実施の形態に係るプリンタにおけるマルチビーム対応のパックビッツ(PB)シッピング制御を上記図1のブロック図に基づき説明する。まず、プリンタのCPU12等がDMA用アドレスジェネレータ107に対し、既にホストコンピュータ上のプリンタドライバ等でPB圧縮されたデータの展開要求を行う。次に、バンド幅レジスタ108にバンド幅を設定する。次に、CPU12等でPB伸長のDMAの起動をかける。これに伴い、DRAMコントロール回路109に起動がかかり、PBデータを読みながらPB圧縮・伸長回路112により伸長し、再度メモリにビットマップデータとしてデータを書き込む。次に、ビットマップデータの書き込み処理が終了したら、今度はPBデータを奇数ライン、偶数ライン単位でPB圧縮・伸長回路112により圧縮処理を開始する。奇数ライン、偶数ラインの各々でPBデータを圧縮する方法は、上記図6の説明で記載済みである。 【0036】奇数ライン、偶数ラインの全てのラインでPBデータの圧縮を終了した場合は、次にダイレクトシッピングを開始する。即ち、シッパーパックビッツDMA調停回路106に起動をかける。これに伴い、DRAMコントロール回路109に起動がかかり、アドレスセレクタ110にRow Addressが出力されるように選択して、Row AddressをDRAMコントロール回路109が取り込めるタイミングで、nRAS信号をツルー(真)にする。 【0037】次に、Column AddressをDRAM Addressに出力する。KG信号という奇数ラインか偶数ラインかを選択する信号で、奇数ラインを選択しているときは、奇数ライン用FIFOメモリ102にデータを取り込むように出力し、偶数ラインを選択しているときは、偶数ライン用FIFOメモリ103にデータを取り込むように出力する。更に、奇数ライン用PBダイレクトシッパー回路104、偶数ライン用PBダイレクトシッパー回路105により、上記PB圧縮・伸長回路112で圧縮されたPBデータを、奇数ライン、偶数ラインともそれぞれシッピングしていく。 【0038】以上説明したように、本実施の形態によれば、マルチビーム方式のレーザビームプリンタ或いは高速スーパーファイン方式のレーザビームプリンタにおいて、パックビッツ(PB)圧縮データのダイレクトシッピングを可能とすることで、パフォーマンスを低下させずに印字することが可能となる。また、マルチビーム方式のレーザビームプリンタ或いは高速スーパーファイン方式のレーザビームプリンタにおいて、ホストコンピュータのプリンタドライバでパックビッツ(PB)圧縮したデータも、一度、レーザビームプリンタのメインメモリ上で展開して、更にその展開されたビットマップデータを奇数ライン、偶数ライン単位でパックビッツ(PB)圧縮を行うことで、そのままプリンタドライバのソフト資産を流用することが可能となる。 【0039】[他の実施の形態]本実施の形態では、プリンタがパックビッツ(PB)圧縮・伸長回路を1つ装備する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、パックビッツ(PB)データの圧縮時間を短縮するために、奇数ライン、偶数ラインの各々についてパックビッツ(PB)圧縮・伸長回路を装備する構成としてもよい。 【0040】また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。 【0041】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなどを用いることができる。 【0042】また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。 【0043】更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。 【0044】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、マルチビーム方式の印刷装置或いは高速スーパーファイン方式の印刷装置において、パックビッツ圧縮データのダイレクトシッピングを可能とすることで、パフォーマンスを低下させずに印字することが可能となる。また、マルチビーム方式の印刷装置或いは高速スーパーファイン方式の印刷装置において、例えば情報処理装置のプリンタドライバでパックビッツ圧縮したデータも、一度、印刷装置のメインメモリ上で展開して、更にその展開されたビットマップデータを奇数ライン、偶数ライン単位でパックビッツ圧縮を行うことで、そのままプリンタドライバのソフト資産を流用することが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社 【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号
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| 【出願日】 |
平成14年5月9日(2002.5.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081880 【弁理士】 【氏名又は名称】渡部 敏彦
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| 【公開番号】 |
特開2003−326770(P2003−326770A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月19日(2003.11.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−133904(P2002−133904) |
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