| 【発明の名称】 |
液体供給装置及び液体吐出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】安藤 真人 【住所又は居所】東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニー株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】液体収容量が大きく、構造が簡素でコスト低減を図ることができ、液体を供給する際に発生する圧力損失の低減を図る。
【解決手段】インクを収容するインクタンク1と、インクタンク1内のインクを流下させてインクタンク1の外部に送り出すインク供給部3と、インクタンク1と連通し、外部の空気をインクタンク1内に取り込み可能な空気取り入れ孔4とを備えるインク供給装置150であって、インクタンク1内の大気圧より低い圧力と、空気取り入れ孔4のインクのメニスカスを保持する力とが釣り合うことにより空気取り入れ孔4のインクのメニスカスが保持されるようにするとともに、インク供給部3からインクが送り出されることによるインクタンク1内の圧力の低下によって空気取り入れ孔4のインクのメニスカスの位置を移動させることにより空気取り入れ孔4からインクタンク1内に空気を取り込むようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部に液体を収容する液体収容部と、前記液体収容部内の液体を流下させて前記液体収容部の外部に送り出す液体供給部と、前記液体収容部と連通し、外部の空気を前記液体収容部内に取り込み可能な空気取り入れ孔とを備える液体供給装置であって、前記液体収容部内の大気圧より低い圧力と、前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスを保持する力とが釣り合うことにより前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスが保持されるようにするとともに、前記液体供給部から液体が送り出されることによる前記液体収容部内の圧力の低下によって前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスの位置を移動させることにより前記空気取り入れ孔から前記液体収容部内に空気を取り込むようにしたことを特徴とする液体供給装置。 【請求項2】 請求項1に記載の液体供給装置において、前記液体収容部内の圧力と、前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスを保持する力とが釣り合っているときは前記液体収容部と前記空気取り入れ孔との間を閉塞するとともに、前記液体供給部から液体が送り出されることによる前記液体収容部内の圧力の低下により、前記液体収容部と前記空気取り入れ孔との間を開放するように形成された弁を備えることを特徴とする液体供給装置。 【請求項3】 請求項1に記載の液体供給装置において、前記液体収容部の内部に鉛直方向に延在する空気取り入れ管を備え、前記空気取り入れ管の下端部に、前記空気取り入れ孔が形成されていることを特徴とする液体供給装置。 【請求項4】 請求項1に記載の液体供給装置において、前記液体収容部の内部に鉛直方向に延在する空気取り入れ管を備え、前記空気取り入れ管の下端部に、前記空気取り入れ孔が形成されており、前記空気取り入れ管内の空気導入経路中、又は前記空気取り入れ管に連通する空気導入経路中に設けられ、前記液体収容部内の圧力と前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスを保持する力とが釣り合っているときは閉塞されるようにするとともに、前記液体供給部から液体が送り出されることによる前記液体収容部内の圧力の低下により開放されるようにした弁を備えることを特徴とする液体供給装置。 【請求項5】 請求項1に記載の液体供給装置において、前記空気取り入れ孔より上側に配置され、前記液体収容部内の液体の有無を検知する液体検知手段を備えることを特徴とする液体供給装置。 【請求項6】 請求項1に記載の液体供給装置において、前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスを保持する力は、前記液体供給部又は前記液体供給部に連結された外部装置における大気圧がかかる位置から前記空気取り入れ孔までの鉛直方向における高さに相当する水頭の圧力より大きくなるように設定されていることを特徴とする液体供給装置。 【請求項7】 内部に液体を収容する液体収容部と、前記液体収容部内の液体を流下させて前記液体収容部の外部に送り出す液体供給部と、前記液体収容部と連通し、外部の空気を前記液体収容部内に取り込み可能な空気取り入れ孔と、前記液体供給部と連通し、前記液体供給部から供給される液体を吐出させるノズルを有するヘッドとを備える液体吐出装置であって、前記液体収容部内の大気圧より低い圧力と、前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスを保持する力とが釣り合うことにより前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスが保持されるようにするとともに、前記ヘッドからの液体の吐出による前記液体収容部内の圧力の低下によって前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスの位置を移動させることにより前記空気取り入れ孔から前記液体収容部内に空気を取り込むようにしたことを特徴とする液体吐出装置。 【請求項8】 請求項7に記載の液体吐出装置において、前記液体収容部内の圧力と、前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスを保持する力とが釣り合っているときは前記液体収容部と前記空気取り入れ孔との間を閉塞するとともに、前記ヘッドからの液体の吐出による前記液体収容部内の圧力の低下により、前記液体収容部と前記空気取り入れ孔との間を開放するように形成された弁を備えることを特徴とする液体吐出装置。 【請求項9】 請求項7に記載の液体吐出装置において、前記液体収容部の内部に鉛直方向に延在する空気取り入れ管を備え、前記空気取り入れ管の下端部に、前記空気取り入れ孔が形成されていることを特徴とする液体吐出装置。 【請求項10】 請求項7に記載の液体吐出装置において、前記液体収容部の内部に鉛直方向に延在する空気取り入れ管を備え、前記空気取り入れ管の下端部に、前記空気取り入れ孔が形成されており、前記空気取り入れ管内の空気導入経路中、又は前記空気取り入れ管に連通する空気導入経路中に設けられ、前記液体収容部内の圧力と前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスを保持する力とが釣り合っているときは閉塞されるようにするとともに、前記ヘッドからの液体の吐出による前記液体収容部内の圧力の低下により開放されるようにした弁を備えることを特徴とする液体吐出装置。 【請求項11】 請求項7に記載の液体吐出装置において、前記空気取り入れ孔より上側に配置され、前記液体収容部内の液体の有無を検知する液体検知手段を備えることを特徴とする液体吐出装置。 【請求項12】 請求項7に記載の液体吐出装置において、前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスを保持する力は、前記ヘッドのノズル面から前記空気取り入れ孔までの鉛直方向における高さに相当する水頭の圧力より大きくなるように設定されていることを特徴とする液体吐出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、液体を外部装置、例えば液体吐出用のヘッドに供給する液体供給装置と、この液体供給装置を適用したインクジェットプリンタ等の液体吐出装置に関し、詳しくは、液体収容量が大きく、構造が簡素でコスト低減を図ることができ、液体を供給する際に発生する圧力損失の低減を図ることができる技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の液体供給装置の1つである、インクジェットプリンタに用いられるインク供給装置としては、例えば以下のものが知られている。図12は、従来のインク供給装置の第1例を示す内部構成の断面図である。図12において、インク収容部201は、インクタンク201aと、インク保持室201bとに仕切られている。インクタンク201aとインク保持室201bとの間は、底面部で連通されている。 【0003】インクタンク201a側には、インクが装填されている。また、インク保持室201bの天面側には、外気と連通する外気連通孔202が形成されている。さらにまた、インク保持室201b内には、インクを保持しておく多孔質体203が設けられている。さらに、インク保持室201bの底面側には、インク送出部204が形成されている。 【0004】インクがインク送出部204から送り出されると、空気がインクタンク201a側に入り、その空気に相当する分のインクがインクタンク201aからインク保持室201b側に送られるとともに、多孔質体203に保持される。ここで、多孔質体203の毛細管力により、インクには吸い上げられる方向の力が加わっている。これにより、インク送出部204からインクが漏れることはない。 【0005】図13は、従来のインク供給装置の第2例を示す内部構成の断面図である。図13において、インク収容部205の底面側には、上記第1例と同様に、インク送出部204が形成されている。また、インク収容部205内には、内部にインクを収容した袋状体206が設けられている。この袋状体206は、バネ207によって常時押し広げる方向(図13中、矢印方向)に力が加わっている。このバネ207の力により、袋状体206内部のインクには、吸い上げられる方向の力が加わっている。これにより、上記第1例と同様に、インク送出部204からインクが漏れることはない。以上のように、インク供給装置は、インク送出部204からインクが漏れないように構成されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の技術では、以下の問題があった。第1例では、インク保持室201b内に多孔質体203を設けているので、インク供給装置内の容積は、多孔質体203の分だけ小さくなる。よって、インク供給装置全体の大きさに対して、内部に収容できるインク量が少ないという問題があった。また、インクを供給する際に発生する圧力損失(いわゆる動負圧)が大きくなり、大流量のインクを供給するものには対応しにくいという問題があった。 【0007】また、第2例では、バネ207を用いる方式であるので、例えばインク収容部205を薄型にした場合には、袋状体206の内部にバネ207を収納することができなくなったり、製造工程が複雑化する等の製造上の問題があった。さらに、バネ207を用いるものであるので、機構が複雑化し、コストも高くなるという問題があった。したがって、本発明が解決しようとする課題は、液体収容量が大きく、構造が簡素でコスト低減を図ることができ、液体を供給する際に発生する圧力損失の低減を図ることである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。本発明の1つである請求項1の発明は、内部に液体を収容する液体収容部と、前記液体収容部内の液体を流下させて前記液体収容部の外部に送り出す液体供給部と、前記液体収容部と連通し、外部の空気を前記液体収容部内に取り込み可能な空気取り入れ孔とを備える液体供給装置であって、前記液体収容部内の大気圧より低い圧力と、前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスを保持する力とが釣り合うことにより前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスが保持されるようにするとともに、前記液体供給部から液体が送り出されることによる前記液体収容部内の圧力の低下によって前記空気取り入れ孔の液体のメニスカスの位置を移動させることにより前記空気取り入れ孔から前記液体収容部内に空気を取り込むようにしたことを特徴とする。 【0009】請求項1の発明においては、定常状態では、液体収容部の内部の圧力は大気圧より低い圧力に保持される。さらに定常状態では、液体収容部内の圧力と、空気取り入れ孔の液体のメニスカスを保持する力とが釣り合っており、空気取り入れ孔内で液体のメニスカスが保持される。よって、液体収容部内の液体は、空気取り入れ孔から漏れ出ることはなく保持される。 【0010】液体供給部から液体が送り出されると、液体収容部内の圧力は、それまでの圧力よりさらに低くなる。したがって、液体収容部に連通する空気取り入れ孔では、液体収容部内の圧力低下によって液体のメニスカスが移動する。これにより、空気取り入れ孔から液体収容部内に空気が入り込み、その空気は、液体収容部内に送られる。空気が入り込むことにより、液体収容部内の圧力は、液体供給部から液体が送り出される前の圧力(定常状態)に戻る。したがって、再度、液体収容部内の圧力と空気取り入れ孔の液体のメニスカスを保持する力とが釣り合い、空気取り入れ孔内で液体のメニスカスが保持される。よって、液体収容部内の液体が保持される。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の説明では、本発明の液体供給装置及び液体吐出装置の一実施形態として、それぞれ、インク供給装置、及びこのインク供給装置を適用したインク吐出装置(インクジェットプリンタ)を例に挙げることとする。 (第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態であるインク吐出装置100の全体構成を示す正面図(一部断面図)である。図中、インクタンク1、インク供給部3及び接続部9は、断面図で図示している。インク吐出装置100は、インク供給装置150と、このインク供給装置150から供給されたインクを記録媒体に対して吐出するヘッド20等とを備える。 【0012】インク供給装置150は、インクタンク1と、インク供給部3等とを備える。インクタンク1は、本発明における液体収容部に相当するものであり、外部から閉塞された箱形に形成され、その内部にはインクが収容されている。インクは、未使用時には、内部にほとんど空気がない程度にインクタンク1内に装填されている。 【0013】インクタンク1の下面の一部には、インクタンク1と連通するとともに、インクタンク1内のインクが流下可能に下側に延在するインク供給部3が連結されている。インク供給部3は、本発明における液体供給部に相当するものであり、略筒状体に形成され、インク供給部3と連通するヘッド20(後述)にインクタンク1内のインクを供給するものである。 【0014】また、インク供給部3の側壁には、空気取り入れ孔4が形成されている。空気取り入れ孔4は、外気とインク供給部3の内部とで連通する断面円形状の貫通穴である。空気取り入れ孔4は、ヘッド20でインクが吐出され、インクタンク1からヘッド20側にインクが送られることに応じて、外気をインクタンク1内部に取り込むためのものであるが、その詳細については後述する。 【0015】さらに、空気取り入れ孔4より下側の位置には、中央部が開口された仕切板がインク供給部3の内壁に固定されているとともに、その仕切板の下面側には、バネ5が取り付けられている。さらにバネ5の下端部には、板状の弁6が取り付けられている。 【0016】一方、インク供給部3の底面部には、中央部が開口されたシーリング7が取り付けられている。そして、弁6は、バネ5の付勢力によりシーリング7上に押し付けられている。弁6の表面領域は、シーリング7の中央部の開口領域より大きく形成されている。これにより、シーリング7上に弁6がバネ5の付勢力によって押し付けられると、シーリング7の開口領域が閉塞され、シーリング7の開口領域からインクが漏れ出ることがないように形成されている。 【0017】また、ヘッド20上には、接続部9が連結されている。接続部9の内部には、ヘッド20内とインクが流通可能に連通されている供給管8が設けられている。接続部9の上側部分は、略筒状に形成されるとともに、この部分がシーリング7からインク供給部3内に挿入されることにより、インクタンク1とヘッド20とが連結される。すなわち、接続部9の上側部分は、シーリング7の開口領域に嵌合可能な形状に(シーリング7と接続部9との間からインクが漏れ出ないように)形成されている。 【0018】また、接続部9の上側部分がシーリング7からインク供給部3内に挿入されると、接続部9の上端面がバネ5の付勢力に抗して弁6を押し上げる。これにより、インク供給部3内と供給管8内とが連通され、インクがインク供給部3から供給管8に流れるように構成されている。 【0019】また、接続部9内において、供給管8の下側部分には、メッシュフィルター10が取り付けられている。このメッシュフィルター10は、インクがヘッド20側に流れ込むときに、インクとともに、粉塵、ゴミその他の異物がヘッド20に流れ込むことを防止するものである。 【0020】ヘッド20は、インクタンク1側から供給されたインクを、インク液滴として吐出し、画像を形成するためのものであり、ヘッド20の下面には、インク液滴を吐出するためのノズル(後述)を備えている。最初は、ヘッド20のノズル面21にはキャップ30が取り付けられている。キャップ30は、チューブ31によって吸引ポンプ40に連結され、ノズルからインクを吸引できるようになっている。吸引ポンプ40は、さらに廃インク吸収体50にチューブ41で連結され、吸引したインクは、ここに吸収させることができる。 【0021】最初は、ヘッド20内にはインクは供給されていない。最初の使用時には、吸引ポンプ40でヘッド20のノズルを介してインクを吸引する。これにより、ヘッド20内にインクが充填される。このとき、ヘッド20内の圧力は、大気圧より低くなる。ここで、ヘッド20内の圧力が大気圧以上であると、ノズルからインクが漏れ出したり、インクの吐出が不安定になる原因となるが、本実施形態では、ヘッド20内の圧力は、必ず大気圧より低い圧力に保持されるようにしているので、インクの安定した吐出が得られる。 【0022】一方、上述のように吸引ポンプ40でインクが吸引され、インクがインク供給部3側からヘッド20側に供給されると、インクタンク1内の圧力が低下し、空気取り入れ孔4から空気が取り込まれる。 【0023】ヘッド20からのインク液滴の吐出時、すなわち印画時も、上記と同様の動作をする。図2から図5までは、ヘッド20の一部を詳細に示す断面図であって、インクが吐出された後、インクが供給されるまでの様子を順を追って示す図である。先ず、図2において、ヘッド20の構造を説明する。ヘッド20は、基板22と、フィルム24と、ノズルシート25等とを備える。 【0024】基板22は、シリコン等の半導体基板からなるものであり、その一面(図2中、下面)に、発熱抵抗体(ヒーター)23が形成されたものである。発熱抵抗体23は、吐出するインクを加熱するためのものであって、インクに吐出エネルギーを付与するエネルギー発生手段として機能するものである。発熱抵抗体23の駆動制御等は、基板22によって行われる。基板22には、図示しないが、ロジックICや、ドライバートランジスタ等が設けられている。 【0025】フィルム24は、基板22の図2中、下面に積層されている。フィルム24は、例えば露光硬化型のドライフィルムレジストからなるものであり、基板22の発熱抵抗体23が形成された面の略全体に積層された後、フォトリソプロセスによって不要部分が除去されて、所定形状に形成される。これにより、フィルム24は、各発熱抵抗体23の周囲部を略凹状に囲むように形成される。この発熱抵抗体23を囲む部分がインク加圧室26となる。よって、フィルム24は、インク加圧室26の一部を形成している。 【0026】ノズルシート25は、インクを吐出するためのノズル25aが形成されたシート状部材であり、フィルム24の下層に積層されている。ノズル25aは、円形に開口された穴であり、各発熱抵抗体23の下側に位置するように配置されている。なお、ノズルシート25は、インク加圧室26の一部を形成している。 【0027】また、各インク加圧室26に連通するように、インク流路部27が形成されている。インク流路部27は、インク供給部3(インクタンク1)から供給されたインクをインク加圧室26に送り込むためのものである。すなわち、インク流路部27と、上述の供給管8とが連通されている。よって、インクタンク1側から供給されるインクは、インク流路部27に流れ込み、インク加圧室26内に充填される。 【0028】以上のインク加圧室26、発熱抵抗体23、及びノズル25aは、図示を省略するが、基板22に、略直線状に多数並設されている。そして、これらの多数のノズル25aのうち、選択されたノズル25aからインクが吐出される。 【0029】インク吐出装置100の制御部(図示せず)からの指令によって、選択された発熱抵抗体23に、短時間(例えば1〜3マイクロ秒程度)電流パルスが流されることにより、その発熱抵抗体23が急速に加熱される。その結果、発熱抵抗体23に接する部分にバブル(インク気泡)Bが発生し、そのバブルBの膨張によって、ある体積のインクが押しのけられる。これによって、ノズル25aに接する部分の上記押しのけられたインクと同等の体積のインクiがインク液滴としてノズル25aから吐出され、紙等の記録媒体に着弾される。 【0030】次に、図3さらには図4に示すように、バブルBは、次第に収縮し、やがては図5に示すように消失するが、このときのバブルBの収縮によって、ノズル25a及びインク加圧室26にはインクを引き込む力(毛細管力)が発生し、ノズル25a及びインク加圧室26内には、吐出された量と同量のインクが直ちに補充される。ここで、ノズル25a、インク加圧室26、インク流路部27、及び供給管8は、それぞれ連通されているので、上記毛細管力により、インクタンク1からヘッド20側にインクが引き込まれる。 【0031】インクが吐出され続け、インクがインクタンク1側からヘッド20側に送られ続けると、インク吐出装置100の内部の圧力は徐々に低下する。そして、圧力が低下するに従い、空気取り入れ孔4内のインクは、インク供給部3側に引き込まれ、空気取り入れ孔4のインクのメニスカス(液面)が後退(インク供給部3側に移動)する。空気取り入れ孔4のインクのメニスカスの位置が、インク供給部3の内壁位置を超えると、空気が空気取り入れ孔4から入り込み、インク供給部3内に取り込まれる。これにより、気液交換が行われ、取り込まれた空気は、気泡となってインクタンク1内を上昇し、最終的にはインクタンク1内の上方に溜められる。 【0032】そして、空気取り入れ孔4から空気が取り込まれると、内部の圧力が上昇し、空気取り入れ孔4内にインクが入り込み、再度、空気取り入れ孔4にインクのメニスカスが保持される。以上の動作が繰り返されることで、インクタンク1内のインクが徐々に減少していく。 【0033】また、図1に示すように、インク供給部3の上端側(インクタンク1の近傍側)の側壁には、2つのインク検知電極(本発明における液体検知手段に相当するもの)2が取り付けられている。インク検知電極2は、インクタンク1内のインクの有無を検知するためのものである。インク検知電極2には、不図示の電圧印加手段によって微小なパルス電圧が加えられる。インクの液面がインク検知電極2より上にあるときには、インクを介してインク検知電極2間に電流が流れるが、インクの液面がインク検知電極2より下にあるときには、インク検知電極2間にはインクが存在しないので電流は流れない。ここで、流れる電流は微小であるので、インクの電気分解は無視することができる。また、インク検知電極2は、金などで耐蝕メッキが施されている。 【0034】また、図示しないが、インク検知電極2間に電流が流れたか否かによりインクの有無を判定する判定手段が設けられており、電流が流れたときにはインクがあると判定される。ここで、インク検知電極2は、空気取り入れ孔4の上側に設けることが好ましい。そして、判定手段によりインクがないと判定されたときには、インクの液面が空気取り入れ孔4に到達する前に、インク吐出装置100の制御部(図示せず)によってインクの吐出(印画)を停止するように制御することが好ましい。 【0035】インクの液面が空気取り入れ孔4を下回ると、空気取り入れ孔4内にはメニスカスが存在しなくなり、ノズル面21には大気圧がかかるようになり、この結果、ノズル25aからインクが漏れ出てしまうからである。また、インクを無駄なく消費できるようにするためには、空気取り入れ孔4は、鉛直方向において、できる限り下側に設けるのが好ましい。 【0036】次に、空気取り入れ孔4のメニスカスについて、より詳細に説明する。空気取り入れ孔4から空気が取り込まれない限り、インクは、インクタンク1から流下することはない。空気取り入れ孔4から空気が取り込まれるための内部の圧力は、空気取り入れ孔4に形成されるインクのメニスカスの表面張力により決定される。ここで、空気取り入れ孔4に形成されるメニスカスを保持するための力を、本発明では、メニスカス保持力と称する。 【0037】図6は、空気取り入れ孔4と、インクのメニスカスとを詳細に示す断面図である。インクの表面張力をγ、空気取り入れ孔4の孔径をd、インクと空気取り入れ孔4の表面の(後退)接触角をθとする。表面張力γは、空気取り入れ孔4の周長(πd)に加わるので、空気取り入れ孔4の周長全体での表面張力は、πdγとなる。また、この垂直成分は、πdγcos θとなる。 【0038】この垂直成分の値を、空気取り入れ孔4の開口面積(S=πd2 /4)で割れば、メニスカス保持力(圧力)となるので、これをPとすると、メニスカス保持力P=πdγcos θ/(πd2 /4) =4πγcos θ/dとなる。そして、空気が空気取り入れ孔4内に取り込まれるための圧力は、メニスカス保持力Pより大きくなければならない。 【0039】最初の使用時におけるヘッド20へのインクの供給時や、印画時のヘッド20内の圧力低下により、インクを吸引する力がメニスカス保持力Pより大きくなったときに、空気取り入れ孔4から空気が取り込まれる。一方、ヘッド20のノズル25aからインクが漏れ出ないための条件は、ノズル25aでのインクのメニスカスにかかる圧力が、大気圧以上にならないことである。 【0040】ヘッド20の上部のインクが充填されている空間が閉塞した空間であれば、ノズル25aにおけるインクのメニスカスにかかる圧力は、大気圧以上にならないので、インクがノズル25aから漏れ出ることはない。そして、本実施形態では、空気取り入れ孔4が大気に開口しており、閉塞した空間とはなっていないが、空気取り入れ孔4で空気とインクの気液交換が行われていないときには閉塞空間であることと等価となる。よって、ノズル25aからインクが漏れ出ることはない。 【0041】ノズル25aには大気圧がかかっており、空気取り入れ孔4には、ノズル25aから空気取り入れ孔4までの高さに相当する水頭Hの圧力(大気圧より低い圧力)がかかる。そして、空気取り入れ孔4のインクのメニスカス保持力Pの絶対値が、水頭Hの圧力の絶対値より大きい場合には、空気取り入れ孔4から空気は取り込まれず、ノズル25aからインクが漏れ出ることはない。すなわち、P=4πγcos θ/d>Hであれば、空気取り入れ孔4から空気は取り込まれず、ノズル25aからインクが漏れ出ることはない。 【0042】上記の式を変形すれば、d<4πγcos θ/Hとなる。この式に基づき空気取り入れ孔4の孔径dの値を決定すれば、ノズル25aからインクが漏れ出ることを防止することができる。なお、以上は、空気取り入れ孔4の開口形状が円形の場合である。 【0043】なお、メニスカス保持力Pと、空気取り入れ孔4の孔径dとの関係は、図7に示すようになる。図7は、インクの表面張力γ、空気取り入れ孔4の孔径d、空気取り入れ孔4の周長πd、空気取り入れ孔4の開口面積S(=πd2 /4)、(後退)接触角θ、及びメニスカス保持力Pとの各値を示すとともに、孔径dとメニスカス保持力Pとの関係をグラフで示すものである。図7では、インクの表面張力γを0.03(N/m)、(後退)接触角を5゜としている。 【0044】図7において、例えば水頭Hが20mmAqの場合、孔径dを0.61mm未満にすれば、ノズル25aからインクが漏れ出ることはない。また、例えば孔径dを0.3mmとした場合には、メニスカス保持力Pは、40.6mmAqとなるので、水頭Hが40.6mmAq以下であれば、ノズル25aからインクが漏れ出ることはない。なお、実際の設計時には、ヘッド20の傾斜や加工精度等の製造誤差を考慮して、ある程度のマージンをとり、水頭Hは小さく設計するのが好ましい(例えば20mmAq程度)。 【0045】(第2実施形態)図8は、本発明の第2実施形態であるインク吐出装置100Aの全体構成を示す正面図である。第2実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付している。また、第1実施形態と異なる部分であって第1実施形態のものに相当する部分は、第1実施形態の符号にAを付した符号を用いている。 【0046】第2実施家形態では、空気取り入れ孔4からのインク漏れ対策を施したものである。図8において、インク供給装置150Aにはインク受け32が設けられている。このインク受け32は、空気取り入れ孔4が上方部に位置するように、インク供給部3の側壁に密着して設けられたものであり、空気取り入れ孔4から漏れ出たインクを収容可能な形状に形成されている。また、インク受け32の天面側は、大気に開放されている。インク受け32は、ゴム弾性体等の軟質材料から形成されている。 【0047】ここで、インク吐出装置100Aが設置されている環境下で温度上昇や圧力(大気圧)の低下が生じると、インクタンク1内の空気が膨張する。これにより、インクタンク1内のインクが押し出されて、インクがノズル25aや空気取り入れ孔4から漏れ出るおそれがある。なお、未使用時には、ノズル25aにはキャップ30が取り付けられているので、この場合にノズル25aからインクが漏れ出ることはないが、空気取り入れ孔4からはインクが漏れ出るおそれがある。 【0048】そこで、本実施形態では、空気取り入れ孔4の外側に、空気取り入れ孔4から漏れ出たインクを受け止めるためのインク受け32を設けている。また、インク受け32の底面側にはチューブ33が設けられており、このチューブ33によりインク受け32と廃インク吸収体50とが連結されている。したがって、インク取り入れ孔4からインク受け32内に漏れ出たインクは、チューブ33を通って廃インク吸収体50に送られる。なお、温度や圧力が定常状態に戻ると、漏れ出たインク量に相当する量の空気が空気取り入れ孔4からインクタンク1内に取り込まれる。 【0049】なお、第2実施形態において、インク受け32及びチューブ33内に多孔質体を設け、インクの吸収や、廃インク吸収体50へのインクの導出を促進しても良い。多孔質体としては、例えばスポンジや不織布等が挙げられる。 【0050】(第3実施形態)図9は、本発明の第3実施形態であるインク吐出装置100Bの全体構成を示す正面図である。第3実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付している。また、第1実施形態と異なる部分であって第1実施形態のものに相当する部分は、第1実施形態の符号にBを付した符号を用いている。 【0051】第3実施形態では、第2実施形態と同様に、空気取り入れ孔4からのインク漏れ対策を施したものである。図9の第3実施形態のインク供給装置150Bにおいて、インク供給部3内の空気取り入れ孔4に連通している内壁には、逆止弁11が設けられている。逆止弁11は、空気取り入れ孔4を開放及び閉塞可能なように構成されている。逆止弁11は、例えばゴム弾性体等の軟質材料からなり、ほぼ板状に形成されている。そして、例えば温度上昇や圧力低下等によってインクタンク1内の空気が膨張すると、逆止弁11は、その力によって空気取り入れ孔4に密着し、空気取り入れ孔4を閉塞する。これにより、空気取り入れ孔4からのインクの漏れ出しが防止される。 【0052】(第4実施形態)図10は、本発明の第4実施形態であるインク吐出装置100Cの全体構成を示す正面図である。第4実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付している。また、第1実施形態と異なる部分であって第1実施形態のものに相当する部分は、第1実施形態の符号にCを付した符号を用いている。 【0053】第4実施形態のインク供給装置150Cでは、第1実施形態のようにインク供給部3の側面に空気取り入れ孔4は設けられていない。また、インクタンク1内に、外部とインクタンク1内との空気導入経路となる空気取り入れ管14が設けられている。空気取り入れ管14は、インクタンク1の天面に開口部を有し、インクタンク1の内部に鉛直下方に延在するように取り付けられている。そして、空気取り入れ管14の最下部は、インク供給部3内に入り込んでいる。この空気取り入れ管14の最下部が空気取り入れ孔4を構成している。 【0054】さらに、空気取り入れ管14のほぼ中央部は、内径が他の部分より大きく形成されており、この内部に逆止弁12及びバネ13が配置されている。バネ13は、上記内部の下面部に固定されている。また、バネ13の上端には逆止弁12が取り付けられている。逆止弁12は、例えばゴム弾性体のような軟質材料からなり、ほぼ球状に形成されている。バネ13により、逆止弁12は図中、上側に付勢されており、空気取り入れ管14内のほぼ中央部の位置にて空気取り入れ管14内の上側と下側との空気導入経路を閉塞している。 【0055】インクタンク1内の圧力が低下すると、逆止弁12は、バネ13の付勢力に抗して下方に移動され、それまで閉塞していた空気取り入れ管14内の空気導入経路を開放する。これにより、大気が空気取り入れ孔4からインクタンク1内に取り込まれる。そして、空気が内部に取り込まれることで、空気取り入れ管14内の圧力が、逆止弁12が移動する前の圧力に戻ると、逆止弁12は、再度、バネ13の付勢力により上方に移動され、空気取り入れ管14内の空気導入経路を閉塞する。 【0056】なお、定常状態では、逆止弁12により空気取り入れ管14内の空気導入経路が閉塞されているので、インク吐出装置100Cの傾斜時や、温度上昇又は圧力低下によってインクタンク1内の空気が膨張しても、インクが空気取り入れ管14から外部に漏れ出ることはない。 【0057】(第5実施形態)図11は、本発明の第5実施形態であるインク吐出装置100Dの全体構成を示す正面図である。第5実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付している。また、第1実施形態と異なる部分であって第1実施形態のものに相当する部分は、第1実施形態の符号にDを付した符号を用いている。 【0058】第5実施形態のインク供給装置150Dでは、インクタンク1の内部において、インクタンク1の天壁の下側に、この天壁と所定間隔を隔ててゴムシート16及び隔壁15が天壁とほぼ平行に設けられている。ここで、ゴムシート16は、ゴム弾性体からなるものであるが、隔壁15は、インクタンク1の材質と同様に硬質材料からなるものである。 【0059】また、インクタンク1の天壁には、外部からの空気を取り入れるための空気孔18が形成されている。さらにまた、インクタンク1の天壁の内部側の中央部には、内方向に突出する先端がほぼ球状の突起部17が設けられている。そして、ゴムシート16の中央部には、孔19が設けられており、ゴムシート16の弾性力によって孔19が突起部17に押し付けられており、孔19が閉塞されるように構成されている。このゴムシート16の孔19と突起部17とにより弁が構成されている。 【0060】また、隔壁15の下面側には、空気取り入れ管14が取り付けられている。空気取り入れ管14は、インクタンク1内おいて鉛直下方に延在するように設けられており、その最上部は隔壁15上の空間と連通しており、その最下部はインク供給部3内に入り込んでいる。この最下部は、空気取り入れ孔4を構成している。 【0061】インクタンク1内の圧力が低下すると、空気取り入れ管14内、及びゴムシート16と隔壁15とで挟まれる空間内の圧力が低下する。これにより、ゴムシート16は、下側に凸となるようにたわむ。そして、ゴムシート16の孔19と突起部17とが離れ、孔19より空気が取り込まれる。これにより、空気取り入れ管14を通してインクタンク1内に空気が取り込まれる。そして、インクタンク1内の圧力が上昇し、定常状態に戻ると、再度ゴムシート16が突起部17に密着し、孔19が突起部17によって閉塞される。 【0062】以上の動作により、空気取り入れ孔4からゴムシート16までの空間は、大気圧より低いある一定の圧力に保たれる。また、温度上昇や圧力の低下により、インクタンク1内の空気が膨張すると、ゴムシート16が突起部17に密着し、孔19は突起部17によって閉塞した状態が維持されるので、空気取り入れ管14、孔19を介して空気孔18からインクが外部に漏れ出ることはない。 【0063】以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。 (1)本実施形態では、ヘッド20は、インク加圧室26内で発熱抵抗体23によってインクを加熱して吐出させるサーマル方式のものを挙げたが、これに限らず、静電吐出方式やピエゾ方式に適用することも可能である。静電吐出方式は、エネルギー発生手段として、振動板と、この振動板の下側に、空気層を介した2つの電極を設けたものである。そして、両電極間に電圧を印加し、振動板を下側にたわませ、その後、電圧を0Vにして静電気力を開放する。このとき、振動板が元の状態に戻るときの弾性力を利用してインクを吐出するものである。 【0064】また、ピエゾ方式は、エネルギー発生手段として、両面に電極を有するピエゾ素子と振動板との積層体を設けたものである。そして、ピエゾ素子の両面の電極に電圧を印加すると、圧電効果により振動板に曲げモーメントが発生し、振動板がたわみ、変形する。この変形を利用してインクを吐出するものである。 【0065】(2)本実施形態では、インクの有無を検知するための手段としてインク検知電極2を設けた例を挙げたが、本実施形態のように電極を使用した電気的手段に限らず、光学的手段を用いたものや、演算手段を用いたものでも良い。光学的手段としては、例えば受発光素子からなる光学センサを設け、インクタンク1内に光を照射して、光学センサの受光状態によりインクの有無を検出する手段が挙げられる。また、演算手段としては、インクの吐出回数をカウントするとともに、1回当たりのインクの吐出量(平均体積)にカウント値を乗じてインクの使用量を算出し、この値をインクタンク1内の満タン時のインク量から減じることで、インク残量を算出する手段が挙げられる。 【0066】(3)本実施形態では、空気取り入れ孔4は1つとしたが、これに限らず、複数設けても良い。空気取り入れ孔4を複数設けた場合には、空気が取り込まれる際、空気がより流れやすくなる。 【0067】(4)本実施形態では、インクジェットプリンタ等に用いられるインク供給装置150等及びインク吐出装置100等を例に挙げたが、インクジェットプリンタ等に限ることなく、種々の液体供給装置や液体吐出装置に適用することができる。例えば、生体試料を検出するためのDNA含有溶液を吐出するための装置に適用することも可能である。 【0068】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、従来の液体供給装置と比べて、液体収容部内の容積を有効に使用することができ、液体収容部内の液体収容量を多くすることができる。また、従来の多孔質体を設けた液体供給装置と比べて、発生流量に対する圧力損失を低減することができ、大流量のものにも対応することができる。さらにまた、多孔質体やバネ袋等の内部圧力を大気圧より低く維持するための力(液体が漏れ出ることを防止するための力)を発生させる複雑な構造を持つ必要がないので、コストの低減を図ることができる。 【0069】さらには、液体の出口や所定の充填孔から液体を流し込むだけで液体収容部内に液体を充填又は補充することができる。したがって、従来の液体供給装置のように、内部の多孔質体に均等に液体を浸み込ませること等の作業が不要となるので、液体の充填又は補充を簡便に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002185 【氏名又は名称】ソニー株式会社 【住所又は居所】東京都品川区北品川6丁目7番35号
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| 【出願日】 |
平成14年5月13日(2002.5.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100113228 【弁理士】 【氏名又は名称】中村 正
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| 【公開番号】 |
特開2003−326738(P2003−326738A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月19日(2003.11.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−136490(P2002−136490) |
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