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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】和田 厚志
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内

【要約】 【課題】各々のユーザのプリンタを使用する状況にあわせた最適な時間でスリープモードヘ移行するようにする。ユーザが面倒な設定を行う必要がなしに各ユーザに最適な省電カモードヘ選択する。

【解決手段】消費電力を抑えるためのスリープモードとプリントを行った時間を検知する時計機能とメモリを有し、プリントを行った時間帯に分けて設定されたスリープモードに移行する時間以前に次のプリントがされる回数をメモリに記憶する。この回数が一定値以下であるときにはスリープモードヘ移行する時間を短縮させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一定時間使用されていない場合に消費電力を抑えるためのスリープモードに移行するスリープモード移行手段と、スリープモードヘ移行する時間を変化させるスリープモード移行時間可変手段と、時間を測定する計時手段と、該計時手段によりプリントを行なった時間を検出するプリント時間検出手段と、該プリント時間検出手段により検出されたプリント時間を該メモリに記憶する手段を有し、任意の時間範囲内に行なった印刷回数を該メモリに記憶して、該スリープモードヘの移行時間を変化させることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 請求項1記載において、該メモリによって該スリープモードヘ移行する時間以前にプリント指示を受けて印刷を行なった回数を該メモリに記憶して、該スリープモードヘの移行時間を変化させることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】 請求項1記載において、該メモリは不揮発性メモリであることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】 請求項1記載おいて、該計時手段は画像形成装置を制御するCPUが内蔵するタイマ手段であることを特徴とする画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に開するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネの要求が大きくなってきており、レーザープリンタ等の画像形成装置においても、消費電力を抑えるためにスリープモードを設けて、一定時間レーザープリンタが使用されない場合にはスリープモードに移行する制御を行なっていた。
【0003】スリープモードでは定着器の予備加熱等を行なわないようにして省エネルギーを図るため、プリンタの使用頻度の多い場合にあまり早くスリープモードに移行すると、再度プリントを行なうために定着器の温度を上昇させてプリントができるようになるまでに時間を要することになることがあり、このスリープモードに移行する時間はある程度余裕を持った時間(例えば15分〜30分程度)に設定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例では各々のユーザによっては頻繁にプリンタを使用する時間帯と、ほとんど使用しない時間帯がある程度決まっている場合が多い。例えばオフィス環境では就業時間内に使用される割合が大きく、昼休み時間には印刷が行われる頻度は小さい。また、個人商店等の夜間に事務作業を行なうような環境では深夜等でもプリンタが利用される可能性が高い。
【0005】このようなユーザ各々の状況に合わせることなく、実際の使用状況にかかわらず一定時間後にスリープモードに移行するので、そのユーザにとって使用頻度の少ない時間帯においても、一般的な使用頻度の多い場合に合わせて、ある程度の時間待ってからスリープモードに移行する制御を行なう必要が有った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による画像形成装置は、省エネルギーを達成するためのスタンバイモードを備え、時計機能とメモリにより、印刷された時間帯域を任意に設定して、その時間帯に行われた印刷枚数に応じて、印刷が行われる回数が少ない時間帯はスリープモードに移行する時間を短くなるよう変化させることにより、ユーザが複雑な設定を行なわなくとも最適な省エネが図れるようにするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)図1と図2は本発明の第1の実施例を示すものである。図1は本発明の画像形成装置の概略を説明するための概念図であり、図2は本発明の第1の実施例の画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。
【0008】図1において、1はレーザープリンタ、2は記録用紙、3は給紙ローラ、4は転写ローラ、5はレーザビームを発生する光学系、6は感光ドラム、7はプロセスカートリッジ、8は定着器、9は排紙ローラ、10は排紙トレイ、11はプリンタコントローラである。
【0009】このレーザープリンタ1は図1に示すようにプリンタコントローラの制御命令により光学系5から画像情報に基づいた光像を照射して像担持体である感光ドラムに現像材(以下トナーという)の像を形成する。
【0010】そして、前記トナー像の形成と同期して、記録用紙2をカセット3aより給紙ローラ3b、レジストローラ対3c等からなる搬送手段3により搬送し、プロセスカートリッジ7としてカートリッジ化された画像形成部において、前記感光体ドラム6に形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ4に電圧を印加することによって記録用紙2に転写し、その記録用紙2を定着ヒータ8aと加圧ローラ8bを内蔵する定着手段8に搬送し、転写トナー像を記録用紙2に加圧すると共に熱定着させる。
【0011】そして、この記録用紙2を排紙ローラ9で搬送し、排紙トレイ10に排出するように構成されている。ここで、この定着器8はプリントを行なう時以外のスタンバイ中にもプリント指示が来た場合の1枚目のプリントを速くするために、予備加熱を行なっており、一定時間スタンバイ状態が続くとスリープモードに入る。スリープ中には定着器の予備加熱を行なわないため、プリント指示が来た場合の1枚目のプリントが遅くなるが、省電力化を図ることができるメリットがある。
【0012】ここで、本発明について図面を参照して説明する。
【0013】あるユーザの時間帯による印刷回数の推移は例えば図3(a)のようになっている。横図3(a)において横軸は時間で、縦軸は印刷回数を示している。このようなとき、メモリ12には図3(b)に示すメモリマップを模式化したものに示されるようにそれぞれ時間帯a〜g…にプリントされた回数を格納している。
【0014】図3(b)においてはa〜gと書かれた列が図3(a)の時間帯a〜gに対応している。図3(b)のa〜gと描かれた横棒の領域の長さが印刷回数の多さを模式化して表わしている。この時間帯はデフォルトで定義されたものの他にユーザによっても任意に指定することができる。
【0015】例えば、デフォルトでは就業時間と昼休み夜間に分けておき、昼休み、夜間には就業時間中より短い時間でスリープモードヘ移行するよう設定しておく。また、時間帯の数は1日の時間帯のみ分けるのではなく、例えば1週間の曜日毎に時間帯a〜g・・・に分割することが可能である。
【0016】図2のフローチャートにおいてレーザープリンタ1がプリント動作を行なうと、プリンタコントローラ11はプリント制御を行なうと同時に、時計機能によりメモリ12に格納された時間帯を把握し、その時間帯における印刷が行なわれた回数をメモリ12に記憶する。プリンタコントローラ11は一定期間このプリント回数の監視を続け、メモリ12に格納されたプリント回数が一定回数α1以下であった場合にはスリープモードヘ移行する時間をより短い時間に設定する。
【0017】(第2の実施例)第1の実施例において、図4のフローチャートに示すようにその時間帯におけるスリープモードに移行する前のプリント指示を受けた回数をメモリ12に記憶する。一定期間プリント指示を受け付けて印刷を行なった回数を監視してスリープモードに移行する前にプリント指示を受けた回数が一定回数以下であった場合にはスリープモードに移行する時間を短縮する。一定回数以下でなければスリープモードに移行する時間を短縮しない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像形成装置は、省エネルギーを達成するためのスリープモードを備え、時計機能とメモリにより、印刷された時間帯域を任意に設定して、その時間帯に行われた印刷枚数に応じて、印刷が行われる回数が少ない時間帯はスリープモードに移行する時間を短縮するよう変化させることにより、ユーザが複雑な設定を行なわなくとも最適な省エネが図れるようにするものである。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号
【出願日】 平成13年11月19日(2001.11.19)
【代理人】 【識別番号】100086818
【弁理士】
【氏名又は名称】高梨 幸雄
【公開番号】 特開2003−145884(P2003−145884A)
【公開日】 平成15年5月21日(2003.5.21)
【出願番号】 特願2001−352566(P2001−352566)