| 【発明の名称】 |
インクジェットプリンタのインク残量検出方法及びインクジェットプリンタ |
| 【発明者】 |
【氏名】岡 靖博 【住所又は居所】東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式会社内
【氏名】川端 勝一 【住所又は居所】東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】インク容器に構造上の負荷を与えることなく、簡易な構成でインク残量を直接検出することのできるインクジェットプリンタのインク残量検出方法及びインクジェットプリンタを提供すること。
【解決手段】軟包材の少なくとも一部に伸縮部材を用いて構成されたインク容器1の該伸縮部材を有する個所に、インクの消費に伴う前記インク容器1の形状変化を安定させるための少なくとも2本の平行に配置された補助針3、3をそれぞれ突き刺すと共に、前記補助針3、3を突き刺した部分のインク容器1側方に検出手段5を配置させ、該検出手段5でインク容器の形状変化を検出することによりインク残量を検出する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】軟包材の少なくとも一部に伸縮部材を用いて構成されたインク容器の該伸縮部材を有する個所に、インクの消費に伴う前記インク容器の形状変化を安定させるための少なくとも2本の平行に配置された補助針をそれぞれ突き刺すと共に、前記補助針を突き刺した部分のインク容器側方に検出手段を配置させ、該検出手段でインク容器の形状変化を検出することによりインク残量を検出することを特徴とするインクジェットプリンタのインク残量検出方法。 【請求項2】前記補助針のうちの少なくとも1本は、インク容器内のインクを記録ヘッドに供給するためのインク供給用針を兼用することを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタにおけるインク残量検出方法。 【請求項3】軟包材の少なくとも一部に伸縮部材を用いて構成されたインク容器と、インクの消費に伴う前記インク容器の形状変化を安定させる少なくとも2本の平行に配置された補助針と、前記インク容器の形状変化を検出する検出手段とを備え、前記補助針を前記インク容器の伸縮部材を有する個所に突き刺すと共に、前記検出手段を、前記補助針が突き刺された部分のインク容器側方に配置させ、該検出手段により検出されるインク容器の形状変化によりインク残量を検出することを特徴とするインクジェットプリンタ。 【請求項4】前記補助針のうちの少なくとも1本は、インク容器内のインクを記録ヘッドに供給するためのインク供給用針を兼用することを特徴とする請求項3記載のインクジェットプリンタ。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプリンタのインク残量検出方法及びインクジェットプリンタに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、記録ヘッドのノズルから記録媒体上にインクを吐出することにより画像記録を行うインクジェットプリンタにおいて、インク容器内のインク残量を検知するには、大別して直接検知と間接検知の2通りの方法が知られている。 【0003】直接検知は、インク容器内のインクに作用してインク残量を直接的に検出するものであり、例えば特許第261632号に開示されている技術が知られている。これは、インクを収容した容器内に、インクと接するように一方の電極を配設すると共に、インクを記録ヘッドのノズルに供給するためのインク溜め内に他方の電極を配設して両電極間の電気抵抗値の変化を検出することで、インク残量を検出するものである。 【0004】しかし、この方法では、電極をインクと接するようにインク容器内に予め設けておかなくてはならないため、インク容器の製造工程が煩雑化してコストアップにつながると共に、空のインク容器の回収時に電極(金属)部分を分別して回収する必要も生じる。 【0005】また、このようなインク容器をプリンタ本体側に装着する際には、上記電極と電気的に接触するための接点を持つ受け部が必要となり、装置構造が煩雑となって更にコストアップ要因となるばかりでなく、インク容器は受け部に対して頻繁に脱着が繰り返されるため、上記接点部分の接触不良等といった不具合のリスクも高くなる問題がある。 【0006】一方、間接検知は、例えば特許第1814732号に開示されているように、ノズルから吐出されるインク液滴1滴の体積とインク液滴の吐出パルス数とに基づいて、印刷データよりインクの消費量を算出し、インク容器内のインク残量を間接的に把握するものである。これによれば、インク容器にとりたてて細工を施す必要もないため、上記直接検知に見られるような問題は生じないものの、あくまでインク容器内のインク残量を直接検出しているわけではないため正確性を欠く。例えば、ユーザーが途中でインク容器をプリンタ本体から取り外し、その間に何らかの理由(例えば長時間忘れて放置し、その間にインクが蒸発する等)でインクの残量が減少し、そのインク容器を再度プリンタ本体に装着したような場合や、インク残量が異なる別のインク容器と入れ替えられた場合等には積算量に誤差が生じる。間接検知では、このように現実のインク残量との間に誤差が発生してもそれを補正することができない。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題は、インク容器に構造上の負荷を与えることなく、簡易な構成でインク残量を直接検出することのできるインクジェットプリンタのインク残量検出方法及びインクジェットプリンタを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題は以下の発明によって解決される。 【0009】1.軟包材の少なくとも一部に伸縮部材を用いて構成されたインク容器の該伸縮部材を有する個所に、インクの消費に伴う前記インク容器の形状変化を安定させるための少なくとも2本の平行に配置された補助針をそれぞれ突き刺すと共に、前記補助針を突き刺した部分のインク容器側方に検出手段を配置させ、該検出手段でインク容器の形状変化を検出することによりインク残量を検出することを特徴とするインクジェットプリンタのインク残量検出方法。 【0010】2.前記補助針のうちの少なくとも1本は、インク容器内のインクを記録ヘッドに供給するためのインク供給用針を兼用することを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタにおけるインク残量検出方法。 【0011】3.軟包材の少なくとも一部に伸縮部材を用いて構成されたインク容器と、インクの消費に伴う前記インク容器の形状変化を安定させる少なくとも2本の平行に配置された補助針と、前記インク容器の形状変化を検出する検出手段とを備え、前記補助針を前記インク容器の伸縮部材を有する個所に突き刺すと共に、前記検出手段を、前記補助針が突き刺された部分のインク容器側方に配置させ、該検出手段により検出されるインク容器の形状変化によりインク残量を検出することを特徴とするインクジェットプリンタ。 【0012】4.前記補助針のうちの少なくとも1本は、インク容器内のインクを記録ヘッドに供給するためのインク供給用針を兼用することを特徴とする請求項3記載のインクジェットプリンタ。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。 【0014】なお、本明細書において、インク残量の検出とは、インク容器のインク終了を検出することである。また、インク容器のインク終了とは、インク容器中のインクが完全に無くなった状態のみを指すものではなく、実質的にインク切れであることを意味し、インク切れのインク容器として取り扱っても差し支えない程度に多少インクが残った状態である場合も含む。 【0015】図1は本発明に係るインク残量検出方法を実施するためのインクジェットプリンタの一例を示す概念図であり、インク容器1を平面から見た状態を示している。また、図2はインク容器をその底部1a側から見た図である。図中、1はインク容器、2はインク供給用針、3は補助針、4は記録ヘッド、5は検出手段、6は検出回路、7は警告手段である。 【0016】インク容器1は、インク供給用針2及び補助針3を直接突き刺し、インク供給用針2によって内部のインクをプリンタ本体側の記録ヘッド4へ供給することができる材質で形成される。また、インク収納状態以外、例えばインク充填前の物流、保管或いは使用済み後の排出時等は、軽量で容積が小さい方が望まれる。このため、インク容器1は軟包材で形成したパウチ形態又はパック形態とすることが好ましい。 【0017】軟包材は、包装材料としてよく知られた軟質の包装資材であり、圧縮の硬さが極めて小さく、撓み性に富み、応力を除去するとすぐに元の形状に回復して、歪みがほとんど残らないものが用いられる。 【0018】軟包材は単一材料でも、複合材料でもよい。単一材料では、インフレーション法やTダイ法で成形された樹脂フィルムをヒートシールして袋状に作成することができる。また、複合材料では、複数のフィルムをラミネートして作成した複合材料をヒートシールして袋状に形成することができる。 【0019】図3に複合材料からなる軟包材の構成の一例を示す。この軟包材は、外面の保護性を有する表面基材層10aと、インクの特性より気体透過を極力防ぐ必要があるため、アルミニウム箔やアルミ蒸着、または無機材料(酸化珪素化合物又は酸化アルミニウム化合物)蒸着等の気体遮断層10bと、ヒートシールによる製袋が可能なシーラント層10cとにより構成されるラミネート材料10である。 【0020】表面基材層10aは、ナイロン、PET、OPPフィルムの一般樹脂フィルムで良く、表面に印刷を施すこともできる。また、気体遮断層10bに無機蒸着フィルムを使用した場合、内部が見え残り量を目視確認することもできる。表面基材層10aには印刷で模様を付けてもよく、模様としてはモアレ模様等が効果的である。また、シーラント層10cには、一般的に脂肪酸類が含まれるが、インクジェットプリンタの場合、この脂肪酸とインク中のナトリウムイオンにより塩が析出してノズルを塞ぐ不具合が知られており、この問題を回避するためには特願2001−6247に開示したフィルムを用いるとよい。 【0021】インク容器1は、かかる軟包材により袋状に形成し、所謂パウチ形態又はパック形態とすることが好ましい。インク容器1が軟包材のパウチ形態又はパック形態であることで、容易に変形して円滑にインクを供給することができ、しかも、比較的小形の袋状のもので取扱いが容易である。 【0022】インク容器1の具体的形状は、図4に示すように各種の形状に構成することができる。(a)はスタンディングパウチ袋、(b)はフラットボトムパウチ袋、(c)は四方シールガゼット袋、(d)はセンターピローガゼット袋、(e)は三方シール平袋、(f)はピロー平袋である。 【0023】インク容器1の形状は必ずしもこれらの形状に限定されないが、このうち(a)のスタンディングパウチ袋及び(b)のフラットボトムパウチ袋が好ましく用いられる。これらスタンディングパウチ袋やフラットボトムパウチ袋からなるインク容器1は、空になった時に平坦状に容易に折り畳まれるように、その底部1aがインク容器1内部に向けて折り畳み可能なマチを構成しているため、インクを収納した状態で底部1aを下にして自立可能であり、保管や装填時等の取扱いも容易である。また、この底部1aに後述するように針状の検出用プローブP1及びP2を突き刺せば、その突き刺し時の力がフィルムに対してほぼ真っ直ぐ掛かり、突き刺し易く、孔の広がりが少なくなり、突き刺し個所からのインク漏れの可能性を小さくすることができる。更に、容器形態が直方体に近いので、容積効率が高く、装置をコンパクトにできる。より好ましくは、自立時の底部形状が矩形状になる(b)のフラットボトムパウチ袋であり、装填時と回収時の平面面積がほぼ同じで、インク残りに良くないシワの発生がない。 【0024】なお、インク容器1の底部1aとは、インク容器1を自立させた際の底に位置する部分であって、必ずしもインク容器1をプリンタ本体にセットする際に底面に位置する部分を意味するものではない。 【0025】かかるインク容器1は、インク供給用針2や後述する補助針3を突き刺しても内部のインクの漏れが生じないようにする必要がある。このためインク容器1の壁面には、少なくともその一部の壁面が伸縮部材を有して形成されていることが好ましい。この伸縮部材は上記インク供給用針2及び補助針3を突き刺す部位に少なくとも有するようにする。即ち、例えば図4(a)(b)に示すスタンディングパウチ袋やフラットボトムパウチ袋の場合、その底部1aに位置する部位の壁面を伸縮部材により形成することが好ましい。針状の検出用プローブP1及びP2を突き刺す際には該部に若干力が掛かり、このときインク容器1の表面が逃げると所定の位置に所望の孔が開かずにインク漏れ等が発生するおそれがあるため、インク容器1自体にもこの突き刺し時の力を受けるためのある程度の剛性が必要である。スタンディングパウチ袋やフラットボトムパウチ袋の底部1aは、構造上ある程度力を受けることができるので、インク供給用針2や補助針3を突き刺す場所として適しており、少なくともこの底部1aを伸縮部材とすることが好ましい。 【0026】伸縮部材としては、伸縮性を有する樹脂フィルムで構成される。伸縮性を有する樹脂フィルムとしては、針を突き刺すことが可能で、突き刺した状態で針に密着してインク漏れが生じない部材が用いられる。 【0027】このような部材としては、例えば、ポリエチレン系や塩化ビニル系など伸びの大きい樹脂が好ましく用いられる。特に好ましくは、食品のラップ包装に使われているような、一般にストレッチフィルムと呼ばれているような材料である。また、エラストマーに分類されるような樹脂も好ましい。但し、フィルムとしての強度やシール強度が弱いので、生産性や物流適性に配慮して選択することが好ましい。インク容器1の壁面の少なくとも一部に、伸縮部材としてこのような伸縮性を有する樹脂フィルムを使用することで、インク供給用針2や補助針3を突き刺してもインク漏れが生ずることがない。 【0028】また、図5及び図6に示すように、インク容器1の底部1aにインク供給用針2や補助針3を刺すための窓部11を設け、この窓部11を伸縮部材12で塞ぐようにしてもよい。図6(a)の態様では、インク容器1を構成するラミネート材料10に形成された窓部11を伸縮部材12で塞ぐようにヒートシール12aでシーラント層10cに固定している。図6(b)の態様では、ラミネート材料10に形成された窓部11を伸縮部材12で塞ぐように構成しているが、シーラント層10cを設けないで接着層12bでシーラント層10cを兼用している。このように、伸縮部材12を、窓状にヒートシール又は接着層で固定することで、インク漏れを生ずることなく簡単な動作でインク供給用針2や補助針3を伸縮部材12の位置に刺し込むことができるようになる。 【0029】インク供給用針2は、インク容器1に対して容易に突き刺すことができるように、先端が尖った針状に形成されている。その太さは、太過ぎるとインク漏れを起こし易くなり、細すぎると強度が劣るため、1mm〜5mm程度が好ましい。 【0030】また、図7に示すようにインク供給用針2の先端は円錐状に尖っている。これはフィルムを突き破るためであるが、このときインク容器1が裂けてしまうとインク漏れが発生する。裂けるのは、若干でも無理に力を掛けるからであり、その裂ける方向は制御できないため、その先端を先の尖った十字形状(プラスドライバーの先端形状)にし、胴部をそれより太めにすれば、裂の発生を抑制して孔の形状を制御でき、インク漏れを意図して防ぐことが可能になるために好ましい。 【0031】インク供給用針2の内部にはインクの供給通路2aが形成され、この供給通路2aを通ってプリンタ本体側の記録ヘッド4にインク容器1内のインクを供給可能としている。インク供給用針2の先端近傍の側面には、この供給通路2aと連通する孔2bが形成されている。孔2bを先端ではなく先端近傍の側面に形成するのは、繰り返しインク容器1を突き刺して使用することで先端が磨耗しても孔2bが潰れないようにするためと、前述したように、先端を十字形状に形成し得るようにするためである。 【0032】また、インク供給用針2の長さは、図8に示すように、インク容器1の底部1aにおける溶着部寸法L1と、インクがなくなってマチを構成している底部1aが平坦状に折り畳まれたときの屈曲部寸法L2とを加えた長さ以上にインク容器1の内部に突き刺さる長さとされる。これにより、インクの供給に伴ってインク容器1の底部1aが平坦状に折り畳まれていく際に各インク供給用針2が抜けてしまうことがない。 【0033】補助針3は、内部にインク供給通路が形成されていない点以外は、その長さ、太さ等がインク供給用針2とほぼ同一構成となるように形成されている。また、プリンタ本体において補助針3の位置は、インク供給用針2と共に不動である。 【0034】図1及び図2に示す例では、補助針3は2本からなり、それらがインク供給用針2を挟んで、インク容器1がインク消費に伴って折り畳まれていく方向(図2における矢印方向)と略直交する方向、即ちインク容器1の幅方向に沿って、インク供給用針2及び補助針3とが互いに平行となるようにそれぞれ配置され、インク供給用針2と同様にインク容器1の伸縮部材からなる底部1aに直接突き刺すようになっている。 【0035】これら補助針3は、インク容器1の幅方向に広く間隔をおいて配置していることが好ましい。インク容器1は、インク容器1内部のインクが消費され、インク容器1の底部1aが内部に向けて折り畳まれていくのに従って、その厚みが徐々に薄くなり、やがて平坦状になっていくが、インク容器1は軟包材からなるために、インク供給用針2を中心にして図10に示すような反りや捻りが発生し、インク容器1の形状が平坦状に安定せず、後述する検出手段5による正確な形状変化の検出が行えなくなる。補助針3は、インク供給用針2を挟んでインク容器1の幅方向に広く間隔をおいて配置することで、これらインク供給用針2及び補助針3が突き刺されているインク容器1の底部1a部分において、インク容器1の形状が平坦状に安定して折り畳まれるようにすることが可能となる。 【0036】検出手段5は、ここでは投光部と受光部とを有する光学式センサからなり、インク容器1の形状変化、具体的にはインク容器1の厚み、即ちインク容器1がインク消費に伴ってインク供給用針2を中心に折り畳まれていく方向の形状変化を捉えて検出する。この検出手段5は、補助針3が突き刺された部分のインク容器1側方に配置されている。この検出手段5の位置も、プリンタ本体においてインク供給用針2及び補助針3と同様に不動である。インク容器1においてこの補助針3が突き刺された部分は、前述したように、その補助針3によってインク容器1の形状が平坦状に安定して折り畳まれるため、このインク容器1側方に検出手段5を配置することで、図10に示すような反りや捻りの発生による検出誤差が抑えられ、インク容器1の形状変化を安定的に検出することが可能である。 【0037】検出手段5について更に説明すると、検出手段5はインク供給用針2を挟んで、インク容器1の折り畳み方向に沿って2組(符号51及び52)が配設されている。即ち、図2に示すように、1組の検出手段51は、投光部51aとこの投光部51aの光軸上に配置される受光部51bとが、インク容器1側方において、インク容器1を挟み、且つインク供給用針2よりも折り畳み方向に沿う上側に配置され、もう1組の検出手段52は、投光部52aとこの投光部52aの光軸上に配置される受光部52bとが、インク容器1側方において、インク容器1を挟み、且つインク供給用針2よりも折り畳み方向に沿う下側に配置されている。 【0038】また、各検出手段51、52の光軸は、インク供給用針2及び補助針3の突き刺し方向と略直交する方向に沿っている。更に、各検出手段51、52相互の間隔は、図9(a)に示すように、インク容器1内に記録に十分なインクが充填されている状態のときには、それぞれ投光部51a、52aからの光がインク容器1で遮られて受光部51b、52bに到達せず、図9(b)に示すようにインク容器1内のインクが終了した状態で、それぞれ投光部51a、52aからの光を受光部51b、52bで受光し得る程度に近接している。 【0039】これにより、インク容器1内のインクが消費されるに伴い、補助針3で形状が安定化されつつインク容器1が平坦状に折り畳まれていき、図9(b)に示すようにインクが終了した時点で各投光部51a、52aの光が受光部51b、52bに検出されるようになる。 【0040】検出回路6は、この受光部51b、52bにおける投光部51a、52aからの光の検出の有無を監視している。受光部51b、52bに受光検出があると、検出回路6はインク容器1のインクが終了したと判断し、警告手段7に信号を出力する。警告手段7ではこの信号を受けて、警告ランプの他、又はこれに加えて、ブザーやチャイム、音声ガイド等の警告音を発する。 【0041】かかるインク残量検出方法及びインクジェットプリンタによれば、従来のようにインク容器1の内部に予めインク残量検出用の電極を設けておく等の必要なく、インク容器1内のインク残量を直接的に検出することができる。従って、インク容器1に構造上の負荷を与えることなく、簡易な構成でインク残量を直接検出することが可能である。 【0042】以上の説明では、補助針3をインク供給用針2を挟むように2本設けたが、これに限定されず、インク容器1の大きさに応じて3本以上設けるようにしてもよい。 【0043】また、補助針3のうちの少なくとも1本がインク供給用針を兼用するようにしてもよい。この場合、部品点数を低減することができると共に、インク容器1に対する負荷を最も少なくすることができる。 【0044】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、インク容器に構造上の負荷を与えることなく、簡易な構成でインク残量を直接検出することのできるインクジェットプリンタのインク残量検出方法を提供することができる。 【0045】請求項2記載の発明によれば、上記効果に加え、部品点数を低減することができると共に、インク容器に対する負荷を最も少なくすることができる。 【0046】請求項3記載の発明によれば、インク容器に構造上の負荷を与えることなく、簡易な構成でインク残量を直接検出することのできるインクジェットプリンタを提供することができる。 【0047】請求項4記載の発明によれば、上記効果に加え、部品点数を低減することができると共に、インク容器に対する負荷を最も少なくすることができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000001270 【氏名又は名称】コニカ株式会社 【住所又は居所】東京都新宿区西新宿1丁目26番2号
|
| 【出願日】 |
平成13年10月31日(2001.10.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100101340 【弁理士】 【氏名又は名称】丸山 英一
|
| 【公開番号】 |
特開2003−136748(P2003−136748A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月14日(2003.5.14) |
| 【出願番号】 |
特願2001−335646(P2001−335646) |
|