| 【発明の名称】 |
インクジェットプリンタ及びインクジェット記録方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 直樹 【住所又は居所】東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会社内
【氏名】飯島 裕隆 【住所又は居所】東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会社内
【氏名】青木 哲志 【住所又は居所】東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会社内
【氏名】川端 勝一 【住所又は居所】東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会社内
【氏名】高崎 正明 【住所又は居所】東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】安定した清掃を可能とする清掃手段を備えたインクジェットプリンタ及びそれを用いたインクジェット記録方法を提供すること。
【解決手段】表面張力が30〜35mN/mのインクを用いるインクジェットプリンタにおいて、純水に対する接触角が100度以上の樹脂またはゴムのブレードを記録ヘッドのノズル面の清掃手段に用いることを特徴とするインクジェットプリンタ。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表面張力が30〜35mN/mのインクを用いるインクジェットプリンタにおいて、純水に対する接触角が100度以上の樹脂またはゴムのブレードを記録ヘッドのノズル面の清掃手段に用いることを特徴とするインクジェットプリンタ。 【請求項2】 ブレードがシリコン樹脂またはシリコンゴムであることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。 【請求項3】 ブレードにより清掃されたインクを第2の除去部材により除去することを特徴とする請求項1または2記載のインクジェットプリンタ。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタを用いることを特徴とするインクジェット記録方法。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル面の清掃手段を有するインクジェットプリンタ及びそれを用いたインクジェット記録方法に関する。 【0002】 【従来の技術】複数のノズルを備えた記録ヘッドを左右に往復動させながら、インク滴を飛翔(吐出)させ、普通紙または特殊コート紙等の支持体の移動と相俟って、支持体上に画像データに従った画像(パターン)を形成するように構成したインクジェットプリンタは公知である。 【0003】また、インクジェットプリンタを用いるインクジェット記録方法は記録媒体が限定されないという特性から、ラベル印刷、捺染(布印刷)、液晶パネルのカラーフィルタ印刷等に使用される等、応用範囲も広がりを持っている。 【0004】しかしながら、インクジェットプリンタを用いるインクジェット記録方法の宿命はノズルにインクが詰まったり、ノズル面に付着したインクが乾燥してインク滴の正常な吐出ができない不具合を発生することである。 【0005】このための対策として、従来のインクジェットプリンタはノズル内のインクの乾燥を防止するためのキャップ手段(キャップ部)や、ノズル面を清掃するためのワイピング手段(清掃部)を備え、かつ、ノズルから必要に応じてインクを強制的に吐出させるための構成を採用している。 【0006】この中でも、ノズル面のインク(滴)残りはインクの着弾ズレを起こしたり、固形化すると前述のようにノズルの目詰まりを引き起こす原因となり、従って、正常なインク滴の飛翔を維持するためにはノズル面の清掃(以下、ワイピング、クリーニングともいう)技術が極めて重要である。 【0007】従来のワイピング方式としては、フェルトやスポンジで吸い取る方式、ゴムブレードでノズル面をしごく方式及びゴムブレードとフェルトを組み合わせたコンビネーションブレード等が実用化されている。 【0008】しかし、フェルト等の不織布はインク吸収性はよいが繊維の脱落を無くすことが困難であり、また使っているうちに吸収したインクが固形化するので頻繁に交換する必要があった。 【0009】また、分散インクを使用した捺染機でPVA製スポンジローラを使用する提案もあるが、ウレタンやPVAからなるスポンジは油性(有機溶剤系)のインクでは溶けたり、逆に硬化したりして使えないことが多く、更に適宜に洗浄しなければならないという二重のクリーニング機構が必要であった。 【0010】ゴムブレード方式はブレードのエッジでノズル面に付着したインクを掻き取るものであるが、ブレードの材料はブチルゴム等の耐薬品性等の性質と記録ヘッドの吐出面を弾性的に拭くことに主眼が置かれ、インクの物性、例えば表面張力に付いての配慮はなされていなかった。現在、記録媒体の多様化に伴い使用されるインクの種類も増えたこともあり、インクの物性や化学的特性が異なることが要因となって、目詰まりに対するワイピングの構成も従来の構成では充分とは言えなくなってきた。例えば、特開平5−330074号には親水性のブレードを用いる技術が開示され、これは紙くず、ほこりあるいは高表面張力の高粘度インクのワイピングには適しているが、低表面張力のインクでは拭き残りが生ずるといった問題があった。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような不都合さに鑑みてなされたもので、その目的は、安定した清掃を可能とする清掃手段を備えたインクジェットプリンタ及びそれを用いたインクジェット記録方法を提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記の構成によって達成することができる。 【0013】1.表面張力が30〜35mN/mのインクを用いるインクジェットプリンタにおいて、純水に対する接触角が100度以上の樹脂またはゴムのブレードを記録ヘッドのノズル面の清掃手段に用いることを特徴とするインクジェットプリンタ。 【0014】2.ブレードがシリコン樹脂またはシリコンゴムであることを特徴とする上記1記載のインクジェットプリンタ。 【0015】3.ブレードにより清掃されたインクを第2の除去部材により除去することを特徴とする上記1または2記載のインクジェットプリンタ。 【0016】4.上記1〜3のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタを用いることを特徴とするインクジェット記録方法。 【0017】以下、本発明を詳細に説明する。図1、図2に従来の清掃手段の例を示す。図1は、インクジェットの記録ヘッド51がノズルキャップ21から離れている状態を示す図であり、この状態から印字を開始する。それに対し、図2は記録ヘッド51のノズル面51aがノズルキャップ21に押圧したいわゆるキャッピング状態を示す図である。ノズルキャップ21は、枠23に弾力性を有する部材24と、ガス透過率及び吸水率の小さい部材25が多層になって挿入された構造になっている。またノズルキャップ21には、外周面に弾力を有するへら状ブレード24aが有り、これがノズルクリーナーとなる。図2に示すキャッピング状態になった時にノズルキャップ21の回転によってブレード24aがノズル面51aの先端面を擦ってクリーニングする。 【0018】この様に、インクの乾燥、ゴミの付着を防ぐためにインク吐出面を弾力性のある部材でキャッピングし、印刷開始時にキャッピングを解除し、待機位置の状態で前記記録ヘッド吐出面の異物を拭き払うために、インクを吐出したり、可撓性のブレードでワイピングを行う機構が採用されている。 【0019】しかしながら、従来のワイピング用ブレードの材料はブチルゴム等の耐薬品性等の性質と記録ヘッドの吐出面を弾性的に拭くことに主眼が置かれ、本発明で使用する30〜35mN/mの低表面張力のインクでは拭き残りが生ずるといった問題があった。そのためせっかくワイピングを行ったにも関わらず、インク等がノズル面に付着し吐出口の目詰まりが生じ、インクの吐出不良を起こしていた。表面張力の測定は、例えば、ウイルヘルミー型表面張力計により、相対湿度55%、23℃の環境で測定することができる。 【0020】上記課題を解決するために、本発明のインクジェットプリンタの清掃手段は、ノズル面をクリーニングするワイピング用ブレードに、純水に対する接触角が70度以上の樹脂またはゴムを使用することにより、ヘッドのノズル面に付着したインク等をブレードに付着し易くすることを特徴とする。接触角は、例えば、(株)協和界面科学製の接触角計CA−Xを使用して測定することができる。 【0021】純水に対する接触角が100度以上の樹脂またはゴムは、いわゆる撥水性の樹脂またはゴムであり、フッ素化樹脂、フッ素ゴム、シリコン樹脂、シリコンゴム、等が挙げられる。本発明ではシリコン樹脂またはシリコンゴムが好ましい。これらの樹脂またはゴムは信越化学工業、入間川ゴム、十川ゴム製造所、ダイキン工業、住友スリーエム、日本ゼオン、昭和電工等から販売され、容易に入手することができる。 【0022】さらに、本発明の清掃手段におけるワイピング用ブレードによって拭き払われたインク等は、ブレードを移動し、第2の除去部材に付着させることにより完全にクリーニングすることが好ましい。このクリーニングによりブレードは再びきれいになり、清掃力が回復する。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図3は本発明によるインクジェットプリンタの要部構成を示し、プラテン1にバックアップされた用紙2の前方にガイドシャフト3が設置され、該ガイドシャフトに沿って移動するキャリッジ4上に記録ヘッド5が搭載されている。キャリッジのホーム位置41にはインクジェットプリンタの清掃装置10が設けられている。この清掃装置10は、記録ヘッド5に対して進退駆動され前進位置で記録ヘッド前面(インク吐出面が形成されているノズル面)を密閉するキャッピング手段6と、該キャッピング手段6を通して配管されたパイプ9よりインク吐出面からインクを吸引するポンプ8とを備えている前記キャッピング手段6の側部(図3中の右側)には記録ヘッド5の前面、すなわちインク吐出が行われるノズル面を拭き取るための可撓性のワイピング用ブレードを設けた清掃手段7が前記キャッピング手段6と同様に進退駆動可能に装着されている。この清掃手段7は、キャリッジ4が清掃手段7の位置に来て、前記ヘッドをワイピングする時のみ前進し、キャッピング時や、印字時また該ヘッドがワイピング用ブレードからの離脱時には後退するよう装着されている。 【0024】図4はインクジェットプリンタの清掃装置10の構造を示す斜視図である。図4において、基台11上にライトサイドフレーム12及びレフトサイドフレーム13が装着され、ライトサイドフレーム12及びレフトサイドフレーム13に支持された軸14を回転中心として、前記キャッピング手段6と清掃手段7が支持されている。該キャッピング手段と清掃手段はバネによる付勢手段とカム等の組み合わせ(図示しない)により、進退駆動可能に支持されている。キャッピング手段6には、記録ヘッドのノズル面のインクが乾燥して増粘するのを防ぐために密閉性のよい可撓性のキャップ6aを有している。また、清掃手段7には、前記ノズル面に付着したインク等を拭き取る可撓性のワイピング用ブレード7aを備えている。 【0025】図5は前記ワイピング用ブレードの好適な一例の斜視図である。環状の回転するワイピングベルト7bの複数箇所にワイピングするためのワイピング用ブレード7aを備えている。ワイピング用ブレード7aは、純水に対する接触角が100度以上の樹脂またはゴム、例えば弾力性があり対薬品性のあるシリコンゴム等で成形され、記録ヘッドに対し約50〜150mN程度の押し付け力で回転しながら記録ヘッドをワイピングする。 【0026】図6は清掃手段7の断面図である。従来のブレードによりインクジェットプリンタの記録ヘッドのノズル面をワイピングすると、一度拭き払ったインク等を記録ヘッドのノズル面に再度擦りつけ、ノズル面の穴を詰まらせインクの射出に悪影響を与えていた。この欠点を除去するために、本発明では、図3の様に進退駆動可能にした清掃手段7の位置にガイドシャフト3を通してキャリッジ4上の記録ヘッドを移動し、可撓性のワイピング用ブレード7aを搬送機構15により図6に示す矢印方向に回転して、記録ヘッドのノズル面のインク等を撥水性のワイピング用ブレード7aにより拭き取り、さらに搬送機構15によりワイピング用ブレード7aに拭き取られたインク等を第2の除去部材20まで搬送し、図6に示すワイピング用ブレード7aより充分体積の大きい多孔質部材で出来た第2の除去部材20によりワイピング用ブレード7aに拭き取られたインク等を吸収させることにより、確実なワイピングを行う。 【0027】図7はブレードに純水を滴下した時の接触角θhを示す説明図である。インクを滴下した時の接触角は純水の場合と相関関係があることが知られているので、ブレード表面の撥水性は水の接触角で評価出来る。本発明では、図7のブレードの表面の水に対する接触角θhが100度以上の樹脂またはゴムを用いることが必要である。また図5において、ワイピング用ブレードの撥水性はワイピング用ブレード7aだけでもよく、同時に7bが撥水性でも問題はない。 【0028】以上の実施例では環状の回転するワイピング用ブレードであるが、図8に示すように、プリンタ本体に固定された板状のワイピング用ブレード71aを用いて、図9に示すように、ガイドシャフト30に沿って移動するキャリッジ40の左右の移動によりキャリッジ40上の記録ヘッド50のノズル面をワイピングする構成にしても可能である。またこの場合の第2の除去部材は90である。 【0029】以上、本発明について詳しく説明したが、本発明のインクジェットプリンタの清掃手段の大きな特徴であるワイピング用ブレードを撥水性にすることは、従来回復させたつもりがかえって記録ヘッドのノズル面の穴を詰まらせていた要因を取り除くものであり、良好な印字品質を維持継続させるものである。 【0030】 【実施例】以下本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。 【0031】 実施例1 《インクの作製》 〔水系顔料インクの調製〕 (顔料分散液の調製) 〈イエロー顔料分散体1の調製〉 C.I.ピグメントイエロー74 20質量% スチレン−アクリル酸共重合体(分子量10,000、酸価120) 12質量% ジエチレングリコール 15質量% イオン交換水 53質量%上記各添加剤を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で60%充填した横型ビーズミル(アシザワ社製 システムゼータミニ)を用いて分散し、イエロー顔料分散体1を得た。得られたイエロー顔料の平均粒径は112nmであった。 【0032】 〈マゼンタ顔料分散体1の調製〉 C.I.ピグメントレッド122 25質量% ジョンクリル61(アクリル−スチレン系樹脂、ジョンソン社製) 固形分で18質量% ジエチレングリコール 15質量% イオン交換水 42質量%上記各添加剤を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で60%充填した横型ビーズミル(アシザワ社製 システムゼータミニ)を用いて分散し、マゼンタ顔料分散体1を得た。得られたマゼンタ顔料の平均粒径は105nmであった。 【0033】 〈シアン顔料分散体1の調製〉 C.I.ピグメントブルー15:3 25質量% ジョンクリル61(アクリル−スチレン系樹脂、ジョンソン社製) 固形分として15質量% グリセリン 10質量% イオン交換水 50質量%上記各添加剤を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で60%充填した横型ビーズミル(アシザワ社製 システムゼータミニ)を用いて分散し、シアン顔料分散体1を得た。得られたシアン顔料の平均粒径は87nmであった。 【0034】 〈ブラック顔料分散体1の調製〉 カーボンブラック 20質量% スチレン−アクリル酸共重合体(分子量7,000、酸価150) 10質量% グリセリン 10質量% イオン交換水 60質量%上記各添加剤を混合し、0.3mmのジルコニアビーズを体積率で60%充填した横型ビーズミル(アシザワ社製 システムゼータミニ)を用いて分散し、ブラック顔料分散体1を得た。得られたブラック顔料の平均粒径は75nmであった。 【0035】 (顔料インクの調製) 〈イエロー濃インク1の調製〉 イエロー顔料分散体1 15質量% エチレングリコール 20質量% ジエチレングリコール 10質量% 界面活性剤(サーフィノール465 日信化学工業社) 表1に記載の表面張力になる量 イオン交換水を加えて100質量%に仕上げる。 【0036】以上の各組成物を混合、攪拌し、1μmフィルターでろ過し、本発明の水性顔料インクであるイエロー濃インク1を調製した。インク中の顔料の平均粒径は120nmであった。 【0037】 〈イエロー淡インク1の調製〉 イエロー顔料分散体1 3質量% エチレングリコール 25質量% ジエチレングリコール 10質量% 界面活性剤(サーフィノール465 日信化学工業社) 表1に記載の表面張力になる量 イオン交換水を加えて100質量%に仕上げる。 【0038】以上の各組成物を混合、攪拌し、1μmフィルターでろ過し、本発明の水性顔料インクであるイエロー淡インク1を調製した。インク中の顔料の平均粒径は118nmであった。 【0039】 〈マゼンタ濃インク1の調製〉 マゼンタ顔料分散体1 15質量% エチレングリコール 20質量% ジエチレングリコール 10質量% 界面活性剤(サーフィノール465 日信化学工業社) 表1に記載の表面張力になる量 イオン交換水を加えて100質量%に仕上げる。 【0040】以上の各組成物を混合、攪拌し、1μmフィルターでろ過し、本発明の水性顔料インクであるマゼンタ濃インク1を調製した。インク中の顔料の平均粒径は113nmであった。 【0041】 〈マゼンタ淡インク1の調製〉 マゼンタ顔料分散体1 3質量% エチレングリコール 25質量% ジエチレングリコール 10質量% 界面活性剤(サーフィノール465 日信化学工業社) 表1に記載の表面張力になる量 イオン交換水を加えて100質量%に仕上げる。 【0042】以上の各組成物を混合、攪拌し、1μmフィルターでろ過し、本発明の水性顔料インクであるマゼンタ淡インク1を調製した。インク中の顔料の平均粒径は110nmであった。 【0043】 〈シアン濃インク1の調製〉 シアン顔料分散体1 10質量% エチレングリコール 20質量% ジエチレングリコール 10質量% 界面活性剤(サーフィノール465 日信化学工業社) 表1に記載の表面張力になる量 イオン交換水を加えて100質量%に仕上げる。 【0044】以上の各組成物を混合、攪拌し、1μmフィルターでろ過し、本発明の水性顔料インクであるシアン濃インク1を調製した。インク中の顔料の平均粒径は95nmであった。 【0045】 〈シアン淡インク1の調製〉 シアン顔料分散体1 2質量% エチレングリコール 25質量% ジエチレングリコール 10質量% 界面活性剤(サーフィノール465 日信化学工業社) 表1に記載の表面張力になる量 イオン交換水を加えて100質量%に仕上げる。 【0046】以上の各組成物を混合、攪拌し、1μmフィルターでろ過し、本発明の水性顔料インクであるシアン淡インク1を調製した。インク中の顔料の平均粒径は92nmであった。 【0047】 〈ブラック濃インク1の調製〉 ブラック顔料分散体1 10質量% エチレングリコール 20質量% ジエチレングリコール 10質量% 界面活性剤(サーフィノール465 日信化学工業社) 表1に記載の表面張力になる量 イオン交換水を加えて100質量%に仕上げる。 【0048】以上の各組成物を混合、攪拌し、1μmフィルターでろ過し、本発明の水性顔料インクであるブラック濃インク1を調製した。インク中の顔料の平均粒径は85nmであった。 【0049】 〈ブラック淡インク1の調製〉 ブラック顔料分散体1 2質量% エチレングリコール 25質量% ジエチレングリコール 10質量% 界面活性剤(サーフィノール465 日信化学工業社) 表1に記載の表面張力になる量 イオン交換水を加えて100質量%に仕上げる。 【0050】以上の各組成物を混合、攪拌し、1μmフィルターでろ過し、本発明の水性顔料インクであるブラック淡インク1を調製した。インク中の顔料の平均粒径は89nmであった。 【0051】《ブレードの作製》 〈ブレード1の作製〉厚さ10mmの市販のシリコンゴムを用いてブレード1を作製した。ブレード1の純水に対する接触角は103度だった。 【0052】〈ブレード2の作製〉ブレード1の表面に、末端にアミノ基を有するシランカップリング剤を吸着させて親水化し、これを用いてブレード2を作製した。ブレード2の純水に対する接触角は25度だった。 【0053】《評価》インクジェットプリンタに上記作製したインク及びブレードを取り付け、画像形成、ワイピングを交互に100回繰り返し、記録ヘッドのノズル面のインク汚れ(インク拭き残り)を下記基準に従い目視で観察した。その結果を表1に示す。 【0054】 ◎ インク拭き残りが全くない○ インク拭き残りがわずかにある△ インク拭き残りが少しある× インク拭き残りがあり実用上障害になる【0055】 【表1】
【0056】 【発明の効果】安定した清掃を可能とする清掃手段を備えたインクジェットプリンタ及びそれを用いたインクジェット記録方法を提供することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000001270 【氏名又は名称】コニカ株式会社 【住所又は居所】東京都新宿区西新宿1丁目26番2号
|
| 【出願日】 |
平成13年11月6日(2001.11.6) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2003−136740(P2003−136740A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月14日(2003.5.14) |
| 【出願番号】 |
特願2001−340415(P2001−340415) |
|