| 【発明の名称】 |
読取機能を有する印刷装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩瀬 守和 【住所又は居所】愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】読取機能を有する印刷装置における部品等のレイアウトを適正化することにより、コンパクトな印刷装置を提供する。
【解決手段】被印刷材に対してインクジェット方式による印刷を行う印刷部4と、原稿を読み取る読取部6と、読取部6により読み取られた原稿のデータを送信する通信部92と、を備える読取機能を有する印刷装置1において、読取部6の下方に印刷部4から排出されるインクの廃液を溜める廃液貯留部8を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被印刷材に対してインクジェット方式による印刷を行う印刷部と、原稿を読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた原稿のデータを送信する通信部と、を備えた印刷装置において、前記読取部の下方に前記印刷部から排出されるインクの廃液を溜める廃液貯留部を設けたことを特徴とする読取機能を有する印刷装置。 【請求項2】 前記読取部と前記廃液貯留部との間に形成された空間を介して前記印刷部から前記被印刷材が排出されることを特徴とする請求項1に記載の読取機能を有する印刷装置。 【請求項3】 前記廃液貯留部の上方が開放され、前記廃液貯留部の上方から前記廃液が蒸発できるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の読取機能を有する印刷装置。 【請求項4】 前記廃液貯留部には廃液フォームが収容され、前記廃液フォームは前記印刷装置の底面側から着脱可能とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の読取機能を有する印刷装置。 【請求項5】 前記印刷装置の底面には着脱可能な蓋により塞がれる開口部が設けられ、前記開口部を介して前記廃液フォームを着脱可能とされていることを特徴とする請求項4に記載の読取機能を有する印刷装置。 【請求項6】 前記印刷装置の底面に沿って電子基板が収容されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の読取機能を有する印刷装置。 【請求項7】 被印刷材に対してインクジェット方式による印刷を行う印刷部と、原稿を読み取る読取部と、を備えた読取機能を有する印刷装置において、前記読取部の下方に前記印刷部から排出されるインクの廃液を溜める廃液貯留部を設けたことを特徴とする読取機能を有する印刷装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット方式による印刷部と、原稿を読み取る読取部とを備えた通信機能を有する印刷装置に関する。 【0002】 【従来の技術】インクジェット方式による印刷を行うプリンタに、原稿を読み取るための読取部や読み取られた原稿のデータを送信する通信部を付加して構成された通信機能(ファクシミリ機能)付きの印刷装置が知られている。このような通信機能付きの印刷装置では、通常、通信機能を有しないプリンタを同時に製品化することが多い。この場合にはプリンタの生産台数がより大きな数字となることが多いこともあり、各構成部材や構成部品の配置が通信機能を有しない印刷装置主導で決定されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、印刷装置に通信機能を付与するために部品を追加する必要があり、これらの部品をいかにレイアウトするかが装置の小型化を図るための焦点となっている。また、記録方式にインクジェット方式を採用した場合、目詰まり防止及びその解消を目的としたメンテナンス作業のために、インクを吸引または排出する必要があり、その排出されたインクを蓄える廃液タンクが必要であった。特に個人ユースではなく業務用に用いられる場合には、インクの使用量が多く、必然的にメンテナンス回数も増え、大きな廃液タンクが必要であった。そのため、多くの印刷装置では装置をその分大きくしたり、数カ所に分散して配置したりしていた。 【0004】また、通信機能を付与するために原稿を読み取るための読取部を付加した場合に、読取部の下方にデッドスペースが生じやすく、通信機能を付与するために制御基板が大型化し、制御基板の収容スペースを確保するために装置全体の大型化やコストアップを招くという問題がある。 【0005】さらに、読取部により読み取られた原稿のデータを印刷部に送って印刷する複写機能や、ホストコンピュータに送って原稿データを利用するようにしたスキャナ機能付きの印刷装置においても同様の問題がある。 【0006】本発明は、読取機能を有する印刷装置における部品等のレイアウトを適正化することにより、コンパクトな印刷装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の印刷装置は、被印刷材に対してインクジェット方式による印刷を行う印刷部と、原稿を読み取る読取部と、読取部により読み取られた原稿のデータを送信する通信部と、を備えた読取機能を有する印刷装置において、読取部の下方に印刷部から排出されるインクの廃液を溜める廃液貯留部を設けたことを特徴とする。 【0008】この印刷装置によれば、デッドスペースとなりやすい読取部の下方に廃液貯留部を配置したので、読取機能を有する印刷装置の小型化を図ることができる。また、読取部の下方には大きなスペースを確保できるため、大量の廃液を貯留することができる。 【0009】読取部と廃液貯留部との間に形成された空間を介して印刷部から被印刷材が排出されるようにしてもよい。 【0010】この場合には、読取部と廃液貯留部との間に形成された空間を介して印刷部に向けて手を差し込むことで被印刷材を取り出すことができる。 【0011】廃液貯留部の上方が開放され、貯留部の上方から廃液が蒸発できるように構成されていてもよい。 【0012】この場合には、読取部と廃液貯留部との間に形成された空間に向けて廃液を蒸発させることができるので、空間を有効に利用できる。 【0013】廃液貯留部には廃液フォームが収容され、廃液フォームは印刷装置の下面側から着脱可能とされていてもよい。 【0014】この場合には、廃液フォームを印刷装置の下面側から着脱できるので、廃液フォームの交換を容易に行うことができる。 【0015】印刷装置の底面には着脱可能な蓋により塞がれる開口部が設けられ、開口部を介して廃液フォームを着脱可能とされていてもよい。 【0016】この場合には、蓋を取り外すことにより開口部を介して容易に廃液フォームを着脱することができる。 【0017】印刷装置の下面に沿って電子基板が収容されてもよい。 【0018】この場合には、大型化した基板を立てた状態で印刷装置に収容する場合のように印刷装置の背が高くなることがないため、コンパクトな印刷装置を得ることができる。 【0019】また、本発明は、読取部により読み取られた原稿のデータを印刷部に送って印刷する複写機能や、ホストコンピュータに送って原稿データを利用するようにしたスキャナ機能付きの印刷装置にも適用することができる。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して、本発明の読取機能を有する印刷装置の一実施形態について説明する。 【0021】図1は本実施形態のインクジェット式印刷装置を示す斜視図、図2は印刷装置の断面図、図3は印刷装置の底面図である。 【0022】この印刷装置1は、操作部2と、記録紙を供給する給紙部3と、印刷部4と、記録紙を排出する排出部5と、読取部6とを備える。 【0023】被記録材P(用紙やOHPシート等)を供給部3の供給トレイ31に挿入し、パラレルあるいはUSB等のインターフェースを介して接続されているホストコンピュータから印刷指示を行うと、供給部3の給紙ローラ3aにより、被記録材Pの最上部の一枚が、分離される。分離された被記録材Pは搬送ローラ41により印刷部4へ案内される。印刷部4へ案内された被記録材Pに対して記録ヘッド7が往復移動して、画像信号に応じて記録ヘッド7から所定のインクが吐出され印刷される。そして印刷された被記録材Pは排出部5の排出ローラ52により、排出トレイ51上に排出される。 【0024】一方、操作部2の操作パネル2aに設けられているボタン2b,2b・・・2b等により送信先を指示し、読取部6に設けられた原稿挿入部61から原稿を挿入すると、原稿読取部62において原稿を読み取るとともに、読み取られた原稿がデータとして電話回線を介して送信される。原稿は原稿排出部63から排出され、支持部64で支持される。また、インクジェット記録装置1は、電話回線を介して送信されてきたデータを画像信号に変換する機能をも有している。この画像信号は印刷部4において使用され、印刷された被記録材Pが排出される。このように、インクジェット記録装置1はファクシミリ装置としての機能を併せ持つ。さらに、読取部6で読み取られた原稿は画像信号に変換されて印刷部4において印刷される。このように印刷機1は複写機としての機能をも有する。また、読取部6で読み取られた原稿のデータをホストコンピュータに取り込んで、いろいろな加工処理を可能としたいわゆるスキャナ機能をも有する。 【0025】図2に示すように、読取部6の下方には印刷部4で発生するインク廃液、例えば、パージ装置(インク吸引装置)やフラッシング装置(強制吐出装置)から排出されたインク廃液を貯留するための廃液貯留部8が設けられる。廃液貯留部8はインク廃液を吸収する廃液フォーム81と、廃液フォーム81を収容するケース82とを備える。ケース82の上面には廃液フォーム81に吸収された廃液を蒸発させるための開口(不図示)が形成され、さらにケース82の上方に対応する本体カバーには開口83が形成されている。 【0026】本実施形態では、ケース82に形成された上記開口と、開口83とによって廃液フォーム81に吸収された廃液が蒸発することにより廃液の量が減少するため、より多くの量のインク廃液を貯留することが可能となる。これらの開口を介してケース82内の空間は、読取部6と廃液貯留部8との間に設けられた空間85に連通している。本実施形態では、空間85に手を入れることにより印刷部4から排出される被記録材Pを取り出すことができるように構成されており、空間85が廃液を蒸発させるためにも利用される。 【0027】印刷部4から回収された廃液インクは管路(不図示)を介して自重等によって廃液貯留部8に導かれる。なお、例えば、フルカラーの印刷を行う場合には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロの各色のインクが混合した状態で集められる。 【0028】図2および図3に示すように、印刷装置1の各部の動作を制御する制御基板92は、印刷装置1の底板91に沿って水平に収容される。なお、制御基板92に実装された回路では、読取機能や通信機能に関する制御も実行するため、これらの機能をもたない印刷装置に比べて制御基板92のサイズが大きくなっている。 【0029】図3に示すように、印刷装置1の底面には、廃液フォーム81をケース82ごと着脱可能にするために、ケース82には係合部87a、係合部87b、係合部87c、係合部87d、係合部87eおよび係合部87fが設けられ、それぞれ印刷装置1の底面に形成された係合部93a、係合部93b、係合部93c、係合部93d、係合部93eおよび係合部93fと係合することで、ケース82が印刷装置1の底面に着脱可能に取り付けられる。また、係合部87fと係合部93fとはねじによって結合される。したがって、各係合部87を係合部93から外すことにより、印刷装置1の底面側からケース82を容易に着脱することができるため、本実施形態では、廃液フォーム81の交換作業を極めて容易なものとすることができる。なお、印刷装置1の底面に着脱可能な蓋を設けて、その蓋を着脱することにより、ケース82を着脱できるようにしてもよいことは勿論である。また、一部ではなく全ての係合部87と係合部93とをねじによって結合するようにしてもよい。 【0030】本実施形態では、デッドスペースが発生しやすい読取部6の下方に廃液貯留部8を配置するとともに、制御基板92を底板91に沿って水平方向に配置している。このため、読取部6の下方を有効に利用できるとともに、読取部6の下方には大きなスペースを確保できるため、廃液貯留部6の体積を大きくすることができる。さらに、制御基板92を水平方向に収容することにより、印刷装置1の高さを抑制することができ、コンパクトな印刷装置を得ることができる。 【0031】なお、従来の印刷装置では、例えば廃液貯留部を印刷部4の下方に収容していたため、制御基板を水平位置で収容するスペースがなく、大型の制御基板を立てて収容していた。このため印刷装置全体の背が高くなるとともに、廃液フォームを交換するためには装置を分解する必要があり、返品された印刷装置をメンテナンスする際などの作業性が悪かった。本発明は、従来の問題点を解消し、印刷装置のコンパクト化を図るとともに、廃液フォームの交換作業の容易性を確保することができるものである。 【0032】 【発明の効果】本発明の印刷装置によれば、デッドスペースとなりやすい読取部の下方に廃液貯留部を配置したので、通信機能を有する印刷装置の小型化を図ることができる。また、読取部の下方には大きなスペースを確保できるため、大量の廃液を貯留することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005267 【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社 【住所又は居所】愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号
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| 【出願日】 |
平成13年8月23日(2001.8.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083839 【弁理士】 【氏名又は名称】石川 泰男 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−63039(P2003−63039A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月5日(2003.3.5) |
| 【出願番号】 |
特願2001−252368(P2001−252368) |
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