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紫外線吸収フィルム - 特開2003−112391 | j-tokkyo
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【発明の名称】 紫外線吸収フィルム
【発明者】 【氏名】宇佐美 隆志
【住所又は居所】東京都港区西麻布二丁目26番30号 富士写真フイルム株式会社内

【氏名】長野 照男
【住所又は居所】東京都港区西麻布二丁目26番30号 富士写真フイルム株式会社内

【氏名】佐藤 忠久
【住所又は居所】神奈川県南足柄市中沼210番 富士写真フイルム株式会社内

【氏名】山川 一義
【住所又は居所】神奈川県南足柄市中沼210番 富士写真フイルム株式会社内

【要約】 【課題】有害な紫外線をカットするための窓張り用フイルムを提供すること。

【解決手段】蛍光増白剤を含有するフイルムよりなる紫外線カット用窓張りフイルム又は太陽光、蛍光灯からの紫外線をカットして写真などの褪色を防ぐ紫外線吸収フイルムであって、下記一般式(I)で表される蛍光増白剤を含有し、410nm以下の透過率が90%以下であることを特徴とする紫外線吸収フィルム。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 紫外線吸収フィルムであって、下記一般式(I)で表される蛍光増白剤を含有し、410nm以下の透過率が90%以下であることを特徴とする紫外線吸収フィルム。
【化1】

(式中、R1 およびR4 は水素原子、アルキル基またはアルコキシ基を表し、R2 およびR3 はアルキル基を表す。[A]は置換アリールまたは置換エテニル基を表す。)
【請求項2】 紫外線吸収フィルムが透明支持体上に前記蛍光増白剤とバインダーを含有する蛍光増白剤層を有することを特徴とする請求項1に記載の紫外線吸収フィルム。
【請求項3】 紫外線吸収フィルムが透明支持体上に少なくとも粘着層を有する構成層と、該構成層上の剥離紙を有し、該構成層中に前記蛍光増白剤が含有されていることを特徴とする請求項1に記載の紫外線吸収フィルム。
【請求項4】 請求項2記載の蛍光増白剤層もしくは請求項3記載の構成層がガラス飛散防止機能を有することを特徴とする紫外線吸収フィルム。
【請求項5】 請求項2記載の蛍光増白剤層中もしくは請求項3記載の構成層中に更に紫外線吸収剤が含有されていることを特徴とする紫外線吸収フィルム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽光からの有害な紫外線及び飛来昆虫を誘引する原因となる蛍光灯等の照明器具から発生する紫外線をカットする窓張り用の紫外線吸収粘着フイルムおよび太陽光、蛍光灯からの紫外線をカットして写真、液晶表示ディスプレーなどの褪色を防ぐ紫外線吸収フイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】人体に有害な太陽光からの紫外線、飛来昆虫を誘引する原因となる蛍光灯,白熱灯,ハロゲン電球,水銀灯等の照明器具から発生する紫外線を遮蔽する目的で紫外線吸収剤を含む窓張り用フィルムが上市されている。しかし黄色味を押さえるためにその吸収端が380nmより短波であったり長波長な410nmまで吸収することはできるが黄色味が強かったり黄色味を押さえるために色調調整用の染顔料を添加することで対応している。吸収端が短波であるということは紫外線遮蔽能が低く、特にこれから普及が拡大すると予想される三波長型蛍光灯では380nm以下に吸収が無いか、有ってもわずかなため飛来昆虫を阻止する能力が三波長型蛍光灯それ自体で期待できる為、必要性が無い。ただし、三波長型蛍光灯といえども405nm付近の発光が残るため特開平7−3189号公報などに開示されている昆虫のすう光曲線(一般に昆虫は紫外線域に近い波長に強く反応するが、この波長依存性をグラフにしたものをいう)から明らかなように効果的に飛来昆虫を阻止する為には405nm付近の輝線を遮蔽する必要があり、そのためには410nmまでの光をカットすることが望まれている。410nmまでの光をカットすると黄色味を帯びるためこれを改善するために色調調整用の染顔料を添加することで解決されるが可視域の光線透過率を犠牲にする短所がある。更に紫外線吸収剤と共に蛍光増白剤を配合して紫外線照射による黄変度を抑えた耐侯性、白色性、接着性に優れた白色積層ポリエステルフイルム(特開平11−291432号公報、特開平11−268214号公報)が提案されているが、同様の短所は解消していない。また、蛍光灯紫外線カット用カバーとして蛍光増白剤を含有する透明樹脂よりなる組成物が提案されている(特公平6−3682号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技術の問題点を解消するために開発されたもので、その目的とするところは、黄色の補色である青色蛍光を発する蛍光増白剤を含有することで405nmより長波長側、特に380nmより長波長である410nmまでをカットしても黄色味が無く透明感の高い窓張り用フイルム、太陽光、蛍光灯からの紫外線をカットして写真、液晶ディスプレーなどの褪色を防ぐフイルムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、蛍光増白剤を含有するフイルムよりなる紫外線カット用窓張りフイルム又は太陽光、蛍光灯からの紫外線をカットして写真などの褪色を防ぐ紫外線吸収フイルムであり、その特徴とするところは、(1)紫外線吸収フィルムであって、下記一般式(I)で表される蛍光増白剤を含有し、410nm以下の透過率が90%以下であることを特徴とする紫外線吸収フィルム。
【化2】

(式中、R1 およびR4 は水素原子、アルキル基またはアルコキシ基を表し、R2 およびR3 はアルキル基を表す。[A]は置換アリールまたは置換エテニル基を表す。)
【0005】以下に本発明の好ましい実施態様を示す:(2)紫外線吸収フィルムが透明支持体上に前記蛍光増白剤とバインダーを含有する蛍光増白剤層を有することを特徴とする上記(1)に記載の紫外線吸収フィルム。
(3)紫外線吸収フィルムが透明支持体上に少なくとも粘着層を有する構成層と、該構成層上の剥離紙を有し、該構成層中に前記蛍光増白剤が含有されていることを特徴とする上記(2)に記載の紫外線吸収フィルム。
【0006】(4)上記(2)に記載の蛍光増白剤層もしくは上記(3)に記載の構成層がガラス飛散防止機能を有することを特徴とする紫外線吸収フィルム。
(5)上記(2)に記載の蛍光増白剤層もしくは上記(3)に記載の構成層中に更に紫外線吸収剤が含有されていることを特徴とする紫外線吸収フィルム。
【0007】一般に、蛍光増白剤は約320〜約410nmの波長の光を吸収して、約410〜約500nmの波長の光を放射する性質を有する化合物より成る。これらの蛍光増白剤で染められた織物は本来の黄色い反射光のほかに、新たに蛍光増白剤により発光される約410〜約500nmの波長の青色光が付加されるため反射光は白色になり、かつ、蛍光効果による分だけ可視光のエネルギーが増加するため結果として増白されたことになる。透明支持体上に紫外線吸収剤を添加した粘着剤を塗布し、410nm以下の、特に405nm以下の紫外線をカットするように紫外線吸収剤の添加量を調整したところ、反射光は黄色味が強く感じられるが紫外線吸収剤に代えて、又は加えて蛍光増白剤を粘着層又はハードコート層に添加したところ反射光が白色化する事を見出し本発明に到達した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施形態につき詳細に説明する。支持体としては例えば、分子量は30,000〜50,000のポリエチレンテレフタレート又はポリエチレンテレフタレートを主成分とする共重合フイルムであってもよく、透明性の高い、例えば東レ(株)製のルミラー、ユニチカ(株)製のエンブレット等の商品名で市販されているものを使用するとよい。本発明の紫外線吸収フィルムは、支持体に本発明の蛍光増白剤を含有させたものでもよく、支持体上に本発明の蛍光増白剤とバインダーを含有するバインダー層を有するものでもよく、そのバインダー層上に粘着層およびその上に剥離紙を有してもよい。また、本発明の蛍光増白剤は支持体上の粘着層よりなる構成層とその上に剥離紙を有する構成においては、構成層の中に含有されていればよく、構成層としては粘着層の他、ハードコート層、バインダー層が挙げられる。粘着層と剥離紙を有することで本発明の紫外線吸収フィルムは紫外線吸収粘着フィルムとなる。
【0009】本発明において使用される蛍光増白剤は、下記一般式(I)で表されるものである。
【化3】

(式中、R1 およびR4 は水素原子、アルキル基またはアルコキシ基を表し、R2 およびR3 はアルキル基を表す。[A]は置換アリールまたは置換エテニル基を表す。)
【0010】本発明の一般式(I)におけるR1 、R2 、R3 、R4 および[A]について以下に詳しく説明する。R1 およびR4 は水素原子、アルキル基またはアルコキシ基を表すが、詳しくは水素原子、炭素数1ないし8のアルキル基、または炭素数1ないし8のアルコキシ基を表す。更に詳しくは、R1 およびR4 は、水素原子、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−オクチル、イソプロピル、イソブチル、2−エチルヘキシル、t−ブチル、t−アミル、t−オクチル、シクロペンチルもしくはシクロヘキシル等のアルキル基、またはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシ、n−オクチルオキシ、イソプロポキシ、イソブトキシ、2−エチルヘキシルオキシ、t−ブトキシもしくはシクロヘキシルオキシ等のアルコキシ基である。R1 およびR4 は好ましくは水素原子またはアルキル基であり、特に好ましくは水素原子である。
【0011】R2 およびR3 はアルキル基を表すが、詳しくは炭素数1ないし16のアルキル基であり、更に詳しくは、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−オクチル、n−ヘキサデカニル(セチル)、イソプロピル、イソブチル、2−エチルヘキシル、t−ブチル、t−アミル、t−オクチル、シクロペンチルもしくはシクロヘキシル等のアルキル基を表す。好ましくは、R2 はメチル、イソプロピル、t−ブチルまたはシクロヘキシル基であり、R3 はメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルまたは2−エチルヘキシル基である。特に好ましくは、R2 はt−ブチルまたはシクロヘキシル基であリ、R3 はメチル、n−ブチル、n−オクチルまたは2−エチルヘキシル基である。
【0012】[A]は置換アリール基または置換エテニル基を表すが、詳しくは炭素数6〜40の置換アリール基または炭素数8〜40の置換エテニル基を表す。好ましくは以下に示す置換アリールまたは置換エテニル基である。
【0013】
【化4】

【0014】
【化5】

【0015】
【化6】

【0016】
【化7】

【0017】
【化8】

【0018】式中、R1 ’およびR4 ’は前記のR1 よびR4 と同義の基である。R2 ’は前記R2 と、3 ’は前記R3 と同義の基である。mは1ないし5の整数を表す。XおよびYは、アルキル、アリール、アルコキシ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アミノまたは水酸基を表す。
【0019】アミノおよび水酸基以外のXおよびYを詳しく述べれば、メチル、エチル、イソプロピル、t−ブチルまたはシクロヘキシル等のアルキル基、フェニル、トリルまたはナフチル等のアリール基、メトキシ、エトキシまたはイソプロポキシ等のアルコキシ基、アミノ、アミノメチル、エチルアミノ、オクチルアミノ、ジメチルアミノまたはN−メチルーN−エチルアミノ等のアルキルアミノ基、アニリノ、4−トリルアミノまたはN−メチルアニリノ等のアリールアミノ基である。XおよびYは好ましくはアリール、アルコキシまたはアニリノ基である。
【0020】一般式(I)で表される化合物は、好ましくは下記一般式(II)で表される化合物である。
【0021】
【化9】

【0022】式中、R5 およびR7 は前記R2 と同義の基であり、R6 およびR8 は前記R3 と同義の基である。nは1または2の整数を表す。これらの化合物は特開平11−29556号公報記載の方法で合成することが出来る。
【0023】以下にそれらの具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0024】
【化10】

【0025】
【化11】

【0026】
【化12】

【0027】
【化13】

【0028】
【化14】

【0029】
【化15】

【0030】
【化16】

【0031】
【化17】

【0032】
【化18】

【0033】
【化19】

【0034】
【化20】

【0035】本発明の蛍光増白剤は紫外線吸収(粘着)フィルムにおいて、ハードコート層、支持体、バインダー層、粘着層いずれに添加しても良く、1種または2種以上を併用することができる。それらに対する添加量はハードコート層、支持体、粘着層それぞれの厚さ、蛍光増白剤の性質、紫外線吸収剤の有無、性質、添加量によって変化するので一義的に定めることはできないが、当業者はいくらかの試験をすることによって容易に決定することができる。一般的には厚さ50ミクロンの粘着層であれば0.1〜30質量%、好ましくは4〜15質量%で十分である。その配合量と、添加される材料の厚さはほぼ反比例すると考えて良い。例えば50ミクロンの粘着層に式(2)の化合物は4質量%添加することで410nm以下の光を実質的にカットできる。また、ガラス飛散防止機能とはJIS A5759に規定されたものをいう。添付の図は本発明の粘着フイルムをガラス板に貼り吸収スペクトルを島津製作所製紫外可視分光光度計にて測定した結果を示すグラフで、本発明のものは市販品のものと比べて長波長の410nmまでの光を吸収するにも拘らず黄色味が少なく透明度が高いことを示している。
【0036】以上のように、本発明では蛍光増白剤を支持体又は何れかの層に配合することで目的を達成することができるが、蛍光増白剤あるいはハードコート層、支持体、バインダー層、粘着層の耐光性に不安がある場合、蛍光増白剤のみでは短波長域が十分にカットしきれない場合には紫外線吸収剤を併用することが望ましい。一般に紫外線吸収剤は紫外線を吸収して熱に変換する性質を有する化合物である。それらは、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸系、シアノアクリレート系に大別されるが、周知のものから任意に選択することができる。ベンゾトリアゾール系の有効吸収波長は約270〜380nmで、代表例としては2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール等を挙げることができる。
【0037】ベンゾフェノン系の有効吸収波長は約270〜380nmで、代表例としては2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン等を挙げることができる。
【0038】サリチル酸系の有効吸収波長は約290〜330nmで、代表例としてはフェニルサリシレート、p−t−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレートなどを挙げることができる。
【0039】シアノアクリレート系の有効吸収波長は約270〜350nmで、代表例としては2−エチルヘキシル−2−シアノ−3、3−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3、3−ジフェニルアクリレート等を挙げることができる。これらの紫外線吸収剤は1種または2種以上を併用することができる。好適な添加量はハードコート層、支持体、バインダー層、粘着層それぞれの厚さ、蛍光増白剤の性質等によって変化するので一義的に定めることはできないが、当業者はいくらかの試験をすることによって容易に決定することができる。一般的には、厚さ50ミクロンの粘着層であれば0.1〜30質量%、好ましくは4〜15質量%で十分である。その配合量と、添加される材料の厚さはほぼ反比例すると考えて良い。上記成分をハードコート層、支持体、粘着層、別途設けたバインダー層に添加混合する方法は任意である。
【0040】バインダー層に用いる重縮合系樹脂成分としてはポリウレタン,ポリエステル,ポリアミド,ポリウレア,ポリカーボネートが挙げられる。具体例については原料モノマーの形で以下に例示する。但し、P−23およびP−34以降はポリマーの形で例示するが、本発明がこれらに限定されるものではない。各ポリマーにおける酸性基はすべて非解離形で表してある。またポリエステル、ポリアミド等縮合反応により生成するものについては、構成成分は原料の如何に関わらずすべてジカルボン酸、ジオール、ジアミン、ヒドロキシカルボン酸、アミノカルボン酸等で表記する。括弧内の比は、各成分のモル百分率比を意味する。
【0041】P−1:トルエンジイソシアネート/エチレングリコール/1,4−ブタンジオール(50/15/35)
P−2:4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート/1,3−プロパンジオール/ポリプロピレングリコール(Mw=1000)(50/45/5)
P−3:トルエンジイソシアネート/ヘキサメチレンジイソシアネート/エチレングリコール/ポリエチレングリコール(Mw=600)/1,4−ブタンジオール(40/10/20/10/20)
P−4:1,5−ナフチレンジイソシアネート/ヘキサメチレンジイソシアネート/ジエチレングリコール/1,6−ヘキサンジオール(25/25/35/15)
【0042】P−5:4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート/ヘキサメチレンジイソシアネート/テトラエチレングリコール/エチレングリコール/2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸(40/10/20/20/10)
P−6:4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート/ヘキサメチレンジイソシアネート/ブタンジオール/エチレングリコール/2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸(40/10/20/20/10)
P−7:1,5−ナフチレンジイソシアネート/ブタンジオール/4,4’−ジヒドロキシ−ジフェニル−2,2’−プロパン/ポリプロピレングリコール(Mw=400)/2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸(50/20/5/10/15)
P−8:1,5−ナフチレンジイソシアネート/ヘキサメチレンジイソシアネート/2,2−ビス(ヒドロキシメチル)ブタン酸/ポリブチレンオキシド(Mw=500)(35/15/25/25)
【0043】P−9:イソホロンジイソシアネート/ジエチレングリコール/ネオペンチルグリコール/2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸(50/20/20/10)
P−10:トルエンジイソシアネート/2,2−ビス(ヒドロキシメチル)ブタン酸/ポリエチレングリコール(Mw=1000)/シクロヘキサンジメタノール(50/10/10/30)
P−11:ジフェニルメタンジイソシアネート/ヘキサメチレンジイソシアネート/テトラエチレングリコール/ブタンジオール/2,4−ジ(2−ヒドロキシ)エチルオキシカルボニルベンゼンスルホン酸(40/10/10/33/7)
P−12:ジフェニルメタンジイソシアネート/ヘキサメチレンジイソシアネート/ブタンジオール/エチレングリコール/2,2−ビス(ヒドロキシメチル)ブタン酸/2,4−ジ(2−ヒドロキシ)エチルオキシカルボニルベンゼンスルホン酸(40/10/20/15/10/5)
【0044】P−13:テレフタル酸/イソフタル酸/シクロヘキサンジメタノール/1,4−ブタンジオール/エチレングリコール(25/25/25/15/10)
P−14:テレフタル酸/イソフタル酸/4,4’−ジヒドロキシージフェニルー2,2−プロパン/テトラエチレングリコール/エチレングリコール(30/20/20/15/15)
P−15:テレフタル酸/イソフタル酸/シクロヘキサンジメタノール/ネオペンチルグリコール/ジエチレングリコール(20/30/25/15/10)
P−16:テレフタル酸/イソフタル酸/4,4’−ベンゼンジメタノール/ジエチレングリコール/ネオペンチルグリコール(25/25/25/15/10)
【0045】P−17:テレフタル酸/イソフタル酸/5−スルホイソフタル酸/エチレングリコール/ネオペンチルグリコール(24/24/2/25/25)
P−18:テレフタル酸/イソフタル酸/5−スルホイソフタル酸/シクロヘキサンジメタノール/1,4−ブタンジオール/エチレングリコール(22/22/6/25/15/10)
P−19:イソフタル酸/5−スルホイソフタル酸/シクロヘキサンジメタノール/エチレングリコール(40/10/40/10)
P−20:シクロヘキサンジカルボン酸/イソフタル酸/2,4−ジ(2−ヒドロキシ)エチルオキシカルボニルベンゼンスルホン酸/シクロヘキサンジメタノール/エチレングリコール(30/20/5/25/20)
【0046】P−21:11−アミノウンデカン酸(100)
P−22:12−アミノドデカン酸(100)
P−23:ポリ(12−アミノドデカン酸)と無水マレイン酸との反応物(50/50)
P−24:11−アミノウンデカン酸/7−アミノヘプタン酸(50/50)
P−25:ヘキサメチレンジアミン/アジピン酸(50/50)
P−26:テトラメチレンジアミン/アジピン酸(50/50)
P−27:ヘキサメチレンジアミン/セバシン酸(50/50)
P−28:N,N−ジメチルエチレンジアミン/アジピン酸/シクロヘキサンジカルボン酸(50/20/30)
【0047】P−29:トルエンジイソシアネート/4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート/ヘキサメチレンジアミン(30/20/50)
P−30:ノナメチレンジアミン/尿素(50/50)
P−31:ヘキサメチレンジアミン/ノナメチレンジアミン/尿素(25/25/50)
P−32:トルエンジイソシアネート/ヘキサメチレンジアミン/2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸(50/40/10)
P−33:11−アミノウンデカン酸/ヘキサメチレンジアミン/尿素(33/33/33)
【0048】本発明のビニル重合体を形成するモノマーとしてはアクリル酸エステル類、具体的にはメチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、アミルアクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、tert−オクチルアクリレート、2−クロロエチルアクリレート、2−ブロモエチルアクリレート、4−クロロブチルアクリレート、シアノエチルアクリレート、2−アセトキシエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ベンジルアクリレート、メトキシベンジルアクリレート、2−クロロシクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、フルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フェニルアクリレート、5−ヒドロキシペンチルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、3−メトキシブチルアクリレート、2−エトキシブチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−iso−プロポキシアクリレート、2−ブトキシエチルアクリレート、2−(2−メトキシエトキシ)エチルアクリレート、2−(2−メトキシエトキシ)エチルアクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルアクリレート、ω―メトキシポリエチレングリコールアクリレート(付加モル数n=9)、1−ブロモー2−メトキシエチルアクリレート、1,1−ジクロロー2−エトキシエチルアクリレート、などが挙げられる。その他、下記のモノマーなどが使用できる。
【0049】メタクリル酸エステル類:その具体例としてはメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、クロロベンジルメタクリレート、オクチルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、スルフォプロピルメタクリレート、N−エチル−N−フェニルアミノエチルメタクリレート、2−(3−フェニルプロピルオキシ)エチルメタクリレート、ジメチルアミノフェノキシエチルメタクリレート、フルフリルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、フェニルメタクリレート、クレジルメタクリレート、ナフチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、トリエチレングリコールモノメタクリレート、ジプロピレングリコールモノメタクリレート、2−メトキシエチルメタクリレート、3−メトキシブチルメタクリレート、2−アセトキシエチルメタクリレート、2−アセトアセトキシエチルメタクリレート、2−エトキシエチルメタクリレート、2−iso−プロポキシエチルメタクリレート、2−ブトキシエチルメタクリレート、2−(2−メトキシエトキシ)エチルメタクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルメタクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルメタクリレート、ω−メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(付加モル数n=6)、アクリルメタクリレート、メタクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロライド塩などを挙げることができる。
【0050】ビニルエステル類:その他具体例としては、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、ビニルイソブチレート、ビニルカプロエート、ビニルクロロアセテート、ビニルメトキシアセテート、ビニルフェニルアセテート、安息香酸ビニル、サリチル酸ビニルなどが挙げられる。
【0051】アクリルアミド類:例えば、アクリルアミド、メチルアクリルアミド、エチルアクリルアミド、プロピルアクリルアミド、イソプロピルアクリルアミド、n−ブチルアクリルアミド、sec−ブチルアクリルアミド、tert−ブチルアクリルアミド、シクロヘキシルアクリルアミド、ベンジルアクリルアミド、ヒドロキシメチルアクリルアミド、メトキシエチルアクリルアミド、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、フェニルアクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、ジエチルアクリルアミド、β−シアノエチルアクリルアミド、N−(2−アセトアセトキシエチル)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドなどが挙げられる。
【0052】メタクリルアミド類:例えば、メタクリルアミド、メチルメタクリルアミド、エチルメタクリルアミド、プロピルメタクリルアミド、イソプロピルメタクリルアミド、n−ブチルメタクリルアミド、sec−ブチルメタクリルアミド、tert−ブチルメタクリルアミド、シクロヘキシルメタクリルアミド、ベンジルメタクリルアミド、ヒドロキシメタクリルアミド、クロロベンジルメタクリルアミド、オクチルメタクリルアミド、ステアリルメタクリルアミド、スルフォプロピルメタクリルアミド、N−エチル−N−フェニルアミノエチルメタクリルアミド、2−(3−フェニルプロピルオキシ)エチルメタクリルアミド、ジメチルアミノフェノキシエチルメタクリルアミド、フルフリルメタクリルアミド、テトラヒドロフルフリルメタクリルアミド、フェニルメタクリルアミド、クレジルメタクリルアミド、ナフチルメタクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、4−ヒドロキシブチルメタクリルアミド、トリエチレングリコールモノメタクリルアミド、ジプロピレングリコールモノメタクリルアミド、2−メトキシエチルメタクリルアミド、3−メトキシブチルメタクリルアミド、2−アセトキシエチルメタクリルアミド、2−アセトアセトキシエチルメタクリルアミド、2−エトキシエチルメタクリルアミド、2−iso−プロポキシエチルメタクリルアミド、2−ブトキシエチルメタクリルアミド、2−(2−メトキシエトキシ)エチルメタクリルアミド、2−(2−エトキシエトキシ)エチルメタクリルアミド、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルメタクリルアミド、ω−メトキシポリエチレングリコールメタクリルアミド(付加モル数n=6)、アクリルメタクリルアミド、ジメチルアミノメタクリルアミド、ジエチルアミノメタクリルアミド、β−シアノエチルメタクリルアミド、N−(2−アセトアセトキシエチル)メタクリルアミドなどが挙げられる。
【0053】オレフィン類:例えば、ジシクロペンタジエン、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、イソプレン、クロロプレン、ブタジエン、2,3−ジメチルブタジエン、などが挙げられる。
【0054】スチレン類:たとえば、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、クロルメチルスチレン、メトキシスチレン、アセトキシスチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ブロムスチレン、ビニル安息香酸メチルエステルなどが挙げられる。
【0055】ビニルエーテル類:例えば、メチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルビニルエーテルなどが挙げられる。
【0056】その他の例として、クロトン酸ブチル、クロトン酸ヘキシル、イタコン酸ジブチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジブチル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジブチル、メチルビニルケトン、フェニルビニルケトン、メトキシエチルビニルケトン、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、N−ビニルオキサゾリドン、N−ビニルピロリドン、アクリロニトリル、メタアクリルニトリル、メチレンモロンニトリル、ビニリデンなどを挙げることができる。
【0057】本発明の重縮合体、重合体に用いられるモノマーは、種々の目的(例えば、溶解度、硬さ、柔らかさ、引張り強さ等の改良)に応じて2種以上のモノマーを互いにコモノマーとして使用しても良い。重合体中の本発明のモノマーは、好ましくは、メタクリレート系、アクリルアミド系、及びメタクリルアミド系である。特に、メタクリル酸メチルとスチレンとの共重合体が好ましい。
【0058】粘着剤層における粘着成分としては、透明性の高いアクリル樹脂、天然ゴム、スチレンブタジエン樹脂が挙げられ、例えばアクリル樹脂系としては、オリバインBPS 1109二液性〔東洋インキ製造(株)製商品名〕、ファインタックTD−3208二液性〔大日本インキ化学工業(株)製商品名〕、ニッセツKP−491一液性〔日本カ−バイト工業(株)製商品名〕等の市販されているものが挙げられるが、必要に応じて開発された新規組成の粘着剤を用いてもよい。残留溶剤は皆無であることが望ましいがバインダー、粘着剤塗布後のフイルム中には残留溶剤が10〜2000ppm残留することがある。離型紙は、塗布時からガラスに貼るまでの間、粘着層を保護するためのものであり、はがし易いようにフッ素樹脂、シリコン樹脂等が粘着層と接する側の表面に塗られている。ハードコート層は通常は汚れを拭きとる時に傷がつかないように表面を例えば、鉛筆硬度2H程度に硬化処理することによって形成する。
【0059】なお、本発明の粘着フイルムは一般に透明支持体、粘着層、離型紙、ハードコート層、バインダー層等から構成されるが、これらの厚さは一般的に次のとおりである。
透明支持体 :25〜100μバインダー層 :10〜50 μ粘着層 :10〜100μ離型紙 :10〜50 μハードコート層:2 〜50 μ【0060】
【実施例】次に、本発明を実施例により、更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。ここで、透過率はフイルムをガラス板に貼り同じガラス板をリファレンスとして島津製作所製紫外可視分光光度計にて測定した。
[実施例1]下記組成の粘着剤100gにトルエン50ml、メチルエチルケトン50mlを加え40℃にて溶解した。この混合液をPETフイルム〔東レ(株)製商品名、ルミラー、膜厚25μm、可視光透過率95%〕上に、リバースコーターを用いて塗工し、65℃で5分間の乾燥条件下で乾燥させ、膜厚50μmの粘着剤層を形成した。次いで、剥離紙をその粘着剤層上に積層し、本発明の紫外線吸収性透明粘着シートを調製した。
・アクリル系樹脂〔大日本インキ工業(株)製、商品名アクリテック〕 88質量% ・式(1)で表される化合物 4質量% ・2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール 8質量%【0061】[実施例2]下記の樹脂、UV吸収剤、蛍光増白剤をトルエン50ml、メチルエチルケトン50mlに加え40℃にて溶解した。
・メタクリル酸メチル:スチレン=60:40質量%共重合体 17.6g ・2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール 1.2g ・蛍光増白剤 化合物例の式(2) 1.2gこの混合液をPETフイルム上(東レ(株)製、商品名、ルミラー、膜厚25μm、可視光透過率95%)上に、リバースコーターを用いて塗工し、65℃で5分間の乾燥条件下で乾燥させ、膜厚25μmのバインダー層を形成した。
【0062】[実施例3]実施例2で得られたフイルムのバインダー層上にアクリル系樹脂(大日本インキ工業(株)製、商品名、アクリテック)100gをトルエン50ml、メチルエチルケトン50mlに加え40℃にて溶解した溶液をリバースコーターを用いて塗工し、65℃で5分間の乾燥条件下で乾燥させ、膜厚50μmの粘着剤層を形成した。次いで、剥離紙をその粘着剤層上に積層し、本発明の紫外線吸収性透明粘着シートを調製した。
【0063】実施例1、実施例3で得られたフイルムをガラス板に貼り吸収スぺクトルを測定した。比較例とした市販製品、3M製ISCLARL (商品名),リンテック製オプトロンクリア(商品名)よりも長波長である410nmまでの光を吸収するにもかかわらず黄色味が無く透明度の高い紫外線吸収フイルムを得る事ができた。(図1参照)また実施例2で得られたフイルムも上記と同様の結果を示した。
【0064】
【発明の効果】本発明で得られた紫外線吸収フイルムは黄色味が無く、透明度が高く、透過光に着色が無いため一般住宅、工場、車などの窓ガラスに加え、商品を陳列するショーウインドウやショウケースのガラス、自動販売機のアクリルパネル、写真、蛍光灯をバックライトにした写真(例えば富士写真フイルム(株)製品 Gカラー)、インクジェットプリンターのカラー出力物、ポスターなどの屋外展示物、液晶表示ディスプレー等の退色が懸念される製品に用いても物品固有の自然色を損なうことがない。また蛍光灯、白熱灯、ハロゲン電球、水銀灯等の照明器具から発生する紫外線を外に漏らさないため飛来昆虫の誘因を阻止する事が出来る。
【出願人】 【識別番号】000005201
【氏名又は名称】富士写真フイルム株式会社
【住所又は居所】神奈川県南足柄市中沼210番地
【出願日】 平成13年10月4日(2001.10.4)
【代理人】 【識別番号】100072844
【弁理士】
【氏名又は名称】萩原 亮一 (外2名)
【公開番号】 特開2003−112391(P2003−112391A)
【公開日】 平成15年4月15日(2003.4.15)
【出願番号】 特願2001−308926(P2001−308926)