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【発明の名称】 トルマリン入りシート状物
【発明者】 【氏名】志村 忠良

【要約】 【課題】低コストで身近な所で広範に使用でき、しかも使用後のシーツやサポータ類の処分の容易なトルマリン入りシート状物を提供することを目的とする。

【解決手段】重ね合わせた通気性シートを接合することによって形成される中空部の中に、トルマリン粉末を収納した上、通気性シートを小区画にミシン目で縫製することにより接合したことを特傲とするトルマリン入りシート状物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】重ね合わせた通気性シートを接合することによって形成される中空部の中に、トルマリン粉末を収納した上、通気性シートを小区画にミシン目で縫製することにより接合したことを特傲とするトルマリン入りシート状物。
【請求項2】通気性シートが天然繊維の織布からなる請求項1に記載のトルマリン入りシート状物。
【請求項3】トルマリン粉末の粒径が約30〜50μmである請求項1に記載のトルマリン入りシート状物。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトルマリン入りシート状物に関するものであり、さらに詳しくは、寝装用シーツや枕用シーツとして、あるいは腹巻等のサポータ類として使用することにより、健康や身の回りの快適さを追求することを可能としたトルマリン入りシート状物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食品関係のみならず生体においても過酸化の害が喧伝されており、過酸化は様々な健康障害や疾病等の根本要因につながるとまでいわれている。
【0003】したがって酸化防止を狙った技術が種々開発されており、その多くは既に各方面で広範に実施されている。そして、その中にマイナスイオン発生材ないし装置がある。すなわち、酸化とは電子を奪うことであるのに対し還元とは電子を供与することであるから、電子を余分に持つマイナスイオンには当然、還元ないし酸化防止作用があるわけであり、それは人体の健康などに好影響をもたらすものと想定されている。
【0004】このマイナスイオンを生成するための装置としては、電極から空気中にそれを放出させるようにしたものや、人為的に水滴を破裂させてその界面作用によりマイナスイオンを放出させるようにしたものがあるが、装置が大型であり、身体に装着して使用することは不可能である。
【0005】なお、マイナスイオンを発生する素材として近年、トルマリン(電気石)が注目されてきており、トルマリン粉末を接着剤等で繊維に付着させて、織布あるいは布織布その他の素材からなるシーツ等にしたり、種々の基材に配合して基礎シート類に積層したりすることによって、寝装用シーツや枕用シーツとして、あるいは腹巻その他のサポータ類として使用されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記したトルマリン粉末を接着剤等で繊維に付着させたものや、種々の基材に配合して基礎シート類に積層したもの等におけるいずれの素材においても、使用後のシーツやサポータ類の処分については何も考慮されていなかった。
【0007】この発明はかかる問題点のないような、低コストで身近な所で広範に使用でき、しかも使用後のシーツやサポータ類の処分の容易なトルマリン入りシート状物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明のトルマリン入りシート状物は、重ね合わせた通気性シートを接合することによって形成される中空部の中に、トルマリン粉末を収納した上、通気性シートを小区画にミシン目で縫製することにより接合したことを特傲とするものである。
【0009】この発明のトルマリン入りシート状物は、上記通気性シートが天然繊維の織布からなることをも特徴とするものである。
【0010】この発明のトルマリン入りシート状物は、上記トルマリン粉末の粒径が約30〜50μmであることをも特徴とするものである。
【0011】この発明によれば、低コストで身近な所で広範に使用でき、しかも使用後のシーツやサポータ類の処分の容易なトルマリン入りシート状物を提供することができるようになった。
【0012】
【発明の実施の形態】以下この発明のトルマリン入りシート状物の実施の形態を、図面に基いて詳しく説明する。図1はこの発明のトルマリン入りシート状物の1実施例を示す一部切欠き斜視図、図2はその要部断面図である。
【0013】図1および図2において、1は各種繊維の織布や不織布等からなる通気性シートである。この通気性シート1を複数枚重ね合わせ、所定の区画4を形成するよう接合することによって形成される中空部2の中に、トルマリン粉末3が充填される。そして積層した通気性シート1は、トルマリン粉末3を収納した状態で、小区画に区分するようミシン目5で縫製して接合することにより、トルマリン粉末3を小区画内に確実に保持するようになっている。
【0014】得たトルマリン入りシート状物11は、その中空部2が複数個併設されて大型のシートないしマット状を呈するようにすることが望ましい。なお、予め大きな通気性シート1を重ね合わせて、その周辺部並びに内側全般にわたって碁盤目状にミシン目5で縫製するによって接合することにより、大型のシートないしマット状の製品が得られる。
【0015】トルマリン粉末の粒径は約30〜50μmであること、そして特に42μmであることが望ましい。約30μm以下の場合には使用中に通気性シート1の織り目等から放散されることがあり、また約50μm以上の場合にはマイナスイオンの発生能が低下してしまうからである。
【0016】織布や不織布等からなる通気性シート1は、木綿や木綿と合成繊維の混紡、あるいはその他の天然繊維を含む繊維類で織製された織布や不織布等であることが望ましい。もちろん、通気性シート1を構成する各繊維の織り目等は、トルマリン粉末3が放散してしまわないように、目の詰まった織り目であることが必要である。
【0017】なお、好適なトルマリン粉末3の中空部2への充填度としては、トルマリン粉末3を自然な形で中空部2内に収めたときに、シーツとしての厚さを損なわないような程度であることを意味する。
【0018】この発明のトルマリン入りシート状物においては、前記のように、織布や不織布のような通気性シート1からなる中空部2の中にトルマリン粉末3が充填されているものであり、大気中の水分や身体から放散される汗等の水分がトルマリン粉末3に吸着され、それに伴い大量のマイナスイオンを放出することが判明した。
【0019】ちなみにトルマリン粉末の粒径が約30〜50μm、特に42μmであると、マイナスイオンの発生能が極めて良好であり、寝装用シーツや枕用シーツとして、あるいは腹巻その他のサポータ類として使用したときに、満足すべき結果が得られた。
【0020】もちろん、この発明のトルマリン入りシート状物を適宜寸法に裁断し、寝装用シーツや枕用シーツとして、あるいは腹巻その他のサポータ類としてのみならず、座蒲団や背もたれ、敷マット等の芯材にしたり、畳の下や土間その他の建築用下地材とすることもできる。もちろん、本発明はこのような使用形態に限定されるものではない。
【0021】図3ないし図5に、この発明のトルマリン入りシート状物の他の実施例を示す。図3は腹巻等のサポータとして用いた例を示し、もちろん通気性シート1で形成する中空部2にはトルマリン粉末3が充填されている。トルマリン入りシート状物11の中空部2の両端には通気性シート1が延長され、必要に応じて面ファスナや紐を取り付け、腹部等に巻き付けて使用する。図4はひざ掛けや枕カバー等として用いた例を示し、もちろん通気性シート1で形成する中空部2にはトルマリン粉末3が充填されている。また図5はシーツとして用いた例を示し、もちろん通気性シート1で形成する中空部2にはトルマリン粉末3が充填されている。
【0022】なお、寝装用シーツや枕用シーツとして、あるいは腹巻その他のサポータ類として使用した後、これらを廃棄処分する場合には、ミシン目5を解くことによって簡単に通気性シート1とトルマリン粉末3とを分離することができ、再利用や廃棄処分が非常に簡単である。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、低コストで身近な所で広範に使用でき、しかも使用後のシーツやサポータ類の処分の容易なトルマリン入りシート状物を提供することができるようになった。トルマリン入りシート状物の作用効果としては下記のようなものが挙げられる。
○遠赤外線効果・トルマリンから発せられる育成光線4〜14μmの遠赤外線効果で血液循環が促進されたり、細胞が活性化されることで、筋肉疲労、肩コリ、腰痛、神経痛などが和らぐ。すなわち遠赤外線は、身体の深層部にまで浸透して細胞を温め、血行をよくして、新陳代謝を良くすることが知られている。
○微弱電流効果・生体電気と同じレベルの電気がトルマリンから発せられます。この微弱電流は神経系統のうち電気抵抗値の低い部位(いわゆるツボに作用して神経系統への刺激となり、この刺激が脳の視床下部(人体の恒常性維持機能をつかさどり、体温調節・呼吸・心拍・ホルモンの分泌・自律神経の調整を行なっている⇒マイナスイオンにも同様の効果あり)の機能を高めます。その結果免疫力、自然油癒力と呼ばれる機能が高まり、健康が損なわれていた部位が正常な状態に戻るといわれている。
○消臭効果私たちの生活の中で臭いの原因となっているのは、タバコの煙・料理の油煙・建材からしみ出る化学成分・体臭・カビの胞子・花粉・そして窓の隙間から入ってくる排気ガスなど、さまざまなものがある。臭いの原因物質はプラスイオンに帯電して浮いている。室内のマイナスイオンが多くなると、一部では浮遊している臭いの原因物質プラスイオンとマイナスイオンが結びついて、電気的に中和され無臭化される。そのため、空中の臭いの成分が少なくなって、臭いが弱くなってくるのである。臭いは室内全体に広がっていることが多く、また壁に原因物資が付着していることも多くある。そのためにマイナスイオンを多く発生きせて、部屋の隅々にまで行き届くようにする必要がある。一方、トルマリンからマイナスイオンを多く発生させるためには整えておかなければならない条件がある。すなわちただ単にその場所にトルマリンを置くだけでなく、圧力や摩擦・温度差を与えるような工夫が必要となってくる。この発明のトルマリン入りシート状物によれば、使用中に自然に圧力や摩擦・温度差が付加されるので、トルマリンからのマイナスイオンの発生が顕著である。喫煙者が多い部屋では、タバコの煙が壁や家具などを汚しているが、壁等に完全に付着しているものも、プラスイオンにマイナスイオンが結びついて中和されて無臭化する。ただし、その汚れそのものは拭き掃除で拭き取らなければならない。なお、トルマリンから発生するマイナスイオンには、臭いの原因物質そのものに作用して、原因物質を分解して臭いを弱めることも確かめられている。ちなみに、トルマリンシーツをモニターで使用して貰ったところ、モニターの感想としては次のような点が述べられている。
・部屋の臭いが気にならなくなった。
・布団の臭いが気にならなくなった。
【出願人】 【識別番号】500451838
【氏名又は名称】志村 忠良
【出願日】 平成13年6月20日(2001.6.20)
【代理人】 【識別番号】100080654
【弁理士】
【氏名又は名称】土橋 博司
【公開番号】 特開2003−1738(P2003−1738A)
【公開日】 平成15年1月8日(2003.1.8)
【出願番号】 特願2001−186634(P2001−186634)