| 【発明の名称】 |
プレス機械の金型装置及び金型交換方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】山中 成昭 【住所又は居所】広島県広島市安芸区中野一丁目6番1号 株式会社ユーケー内
【氏名】風間 健 【住所又は居所】広島県広島市安芸区中野一丁目6番1号 株式会社ユーケー内
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| 【要約】 |
【課題】下型及び上型を容易に、それぞれのホルダから離脱及び装置を容易にする。
【解決手段】スライド側に固定される上型ホルダ15内に上型セット16を固定するプレス機械の金型装置において、上型セットを上型ホルダに下方へ抜け出し可能に保持し、上型ホルダに上型セットの抜け出しを係止する係止部材を係脱可能に設けた構成になっている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スライド側に固定される上型ホルダ内に上型セットを固定するプレス機械の金型装置において、上型セットを上型ホルダに下方へ抜け出し可能に保持し、上型ホルダに上型セットの抜け出しを係止する係止部材を係脱可能に設けたことを特徴とするプレス機械の金型装置。 【請求項2】 プレス機械の基台側に固定される下型ホルダ内に下型を上方へ抜き出し可能に収納固定し、この下型の下側に、下型を下型ホルダの上面より上方へ上昇させる下型上昇手段を設け、スライド側に固定される上型ホルダ内に、上型セットを下方へ抜け出し可能に保持し、上型ホルダに上型セットの抜け出しを係止する係止部材を係脱可能に設けたことを特徴とするプレス機械の金型装置。 【請求項3】 下型ホルダ内の下型を下型上昇手段にて下型ホルダの上面より上方へ上昇させて下型ホルダより取外し、ついで上記下型上昇手段上に上型取付取外用治具を同心状に載置し、スライドを下降すると共に、上型ホルダから上型セットを下方へ抜け出して上記上型取付取外用治具上に同心状に載置し、上型取付取外用治具より上型セットを取外すようにしたことを特徴とするプレス機械の金型交換方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機械の金型装置及び金型交換方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】プレス機械の金型装置は、下型セットを下型ホルダ内に収納した下型装置と、上型セットを上型ホルダ内に収納した上型装置とからなり、それぞれの装置は、それぞれのホルダを下型プレート、上型プレートに固定することによりボルスタ及びスライドに固定されるようになっている。 【0003】そして従来のこの種の金型装置は、上記下型装置と上型装置のそれぞれが1組として取り扱われていて、下型及び上型を交換するには、上記両装置を各ホルダごとボルスタ及びスライドから離脱し、機外にてチエンホイスト等にて各ホルダに対して下型及び上型をこれの周囲のプレートと共に上方へ抜き出し分解するようになっていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の金型装置では、下型、上型の交換の度に両金型装置を各ホルダごとプレス機械の機外へ取り出さなければならず、その上各ホルダより、下型、上型をこれの周囲に嵌合されるプレート等と共に上方へ抜き出さなければならないことにより、この下型、上型の交換に多大な作業時間を要するという問題があった。 【0005】本発明は上記のことに鑑みなされたもので、下型装置と上型装置からなる金型装置の上型装置において、上型セットの交換を上型ホルダを上型プレートから離脱することなく、上型セットを容易に交換することができるようにし、また、この上型と共に、下型セットの下型を容易に離脱できるようにしたプレス機械の金型装置を提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明に係るプレス機械の金型装置は、スライド側に固定される上型ホルダ内に上型セットを固定するプレス機械の金型装置において、上型セットを上型ホルダに下方へ抜け出し可能に保持し、上型ホルダに上型セットの抜け出しを係止する係止部材を係脱可能に設けた構成になっている。 【0007】また、プレス機械の基台側に固定される下型ホルダ内に下型を上方へ抜き出し可能に収納固定し、この下型の下側に、下型を下型ホルダの上面より上方へ上昇させる下型上昇手段を設け、スライド側に固定される上型ホルダ内に、上型セットを下方へ抜け出し可能に保持し、上型ホルダに上型セットの抜け出しを係止する係止部材を係脱可能に設けた構成になっている。 【0008】また、本発明に係るプレス機械の金型交換方法は、下型ホルダ内の下型を下型上昇手段にて下型ホルダの上面より上方へ上昇させて下型ホルダより取外し、ついで上記下型上昇手段上に上型取付取外用治具を同心状に載置し、スライドを下降すると共に、上型ホルダから上型セットを下方へ抜け出して上記上型取付取外用治具上に同心状に載置し、上型取付取外用治具より上型セットを取外すようにした。 【0009】 【作 用】上型セットは係止部材をゆるめることにより上型セットが上型ホルダから抜け落ちる。そしてこの上型セットを構成する各部材は、上型ホルダから抜け落ちた状態で分解される。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図中1はボルスタ上に固定される下型プレート、2はスライドの下面に固定される上型プレート、3は下型プレート1に固定される下型装置、4は上型プレート2に固定される上型装置である。 【0011】下型装置3は、下型プレート1に固着される下型ホルダ5、この下型ホルダ5内に収納される下型セット6とからなり、この下型セット6は下型プレート1上に載置されたリングプレート7、下型ホルダ5内に上下方向に摺動可能にして上記リングプレート7上に載置された下型6a、リングプレート7の軸心部に上下方向に移動可能に配置され、上端を下型6aに臨ませ、下端をノックアウトピン8の先端に対向させたノックアウト9、下型プレート1上に載置され、リングプレート7の外側に嵌合する組付リング10、組付リング10と下型ホルダ5の間に嵌合され、軸方向にリフトピン11を案内するリフトピン案内部材12、リフトピン案内部材12と下型6aとの間に上下方向に移動可能に配置される下型取出用リング13等とからなっている。リフトピン11の上端はこの下型取出リング13の下面に対向されている。下型6aは上記リングプレート7上に載置された状態でクランプ部材14にて下型ホルダ5に固定されている。 【0012】下型6aは、クランプ部材14を外した状態でリフトピン11を突き上げることにより、下型取出用リング13を介して、これの下面が下型ホルダ5の上面より上方に位置する高さまで押上げられるようになっている。 【0013】上型装置4は、上型プレート2に固着される上型ホルダ15と、この上型ホルダ15内に下方へ抜け出し可能に収納される上型セット16とからなっており、この上型セット16は上型ホルダ15に放射状に複数設けた係止ボルト17にて係止されている。 【0014】上型セット16は、上下に重ねた上型プレート部材18と上型ケース19、この上型ケース19内から上方へ抜け出されるように同心状に嵌合した上型であるパンチ20とインナケース21等からなっている。そして上型ケース19の先端外周に上記係止ボルト17の先端が係止する係止面19aが設けてある。またこの上型ケース19の先端部外周に円筒部22が設けてある。 【0015】上型セット16の上型プレート部材18、上型ケース19及びパンチ20、インナケース21のそれぞれの上面にはそれぞれ吊りタップ23,23…が設けてあり、これらに吊り金具を螺合してワイヤ等で吊り上げ可能になっている。 【0016】上記構成において、下型6a内に素材を投入してスライドを下降して上型装置4を下降することにより、この素材が下型6aとパンチ20、インナケース21とにより図1に示すように成形品24に成形される。そしてこの成形品24は、上型装置4を上昇後、ノックアウト9を上昇させることにより下型6aより取出される。 【0017】次に、下型装置3及び上型装置4において、下型6a及び上型セット16を交換する手順を説明する。 【0018】下型6aの交換は上型装置4を上昇させた状態で行われる。まず図1において、クランプ部材14を外して下型ホルダ5に対するクランプを解除し、ついでリフトピン11を上昇させてこれの上端にて下型取出用リング13を上昇し、図2に示すように、下型6aを、これの下端が下型ホルダ5の上端より上側になるまで上昇させる。ついで、この下型6aを横方向に移動し、あるいは吊り上げ移動して例えば上型ホルダ5の側方に用意した図示しない台上に移動することにより下型6aを外部に取出す。新しい下型6aを下型ホルダ5にセットするには、上記取り出しの手順を逆に行う。 【0019】上型セット16の交換を図3、図4に基づいて説明する。なお、この上型セット16の交換は、上記した下型6aの交換作業の途中に、すなわち、下型6aを下型ホルダ5より取外した状態で行われる。そして、この上型セット16の交換には筒状の上型取付取外用治具25が用いられる。 【0020】上記上型取付取外用治具25は、下部に下型取出用リング13の内周に嵌合する下側嵌合部25aが、また上部に上型ケース19の下端外周に設けた円筒部22に嵌合する上側嵌合部25bを有している。 【0021】図3に示すように、上記作用にて、下型6aを下型ホルダ5より外部へ取出した状態で、上昇状態にある下型取出用リング13上に上型取付取外用治具25を組付ける。ついで上型4の下面が上記上型取付取外用治具25の上面に対してわずかに隙間があく位置までスライドを下降する。その後、リフトピン11を突き上げて下型取出用リング13を上記隙間分だけ上昇して上型取付取外用治具25の上面に上型ケース19に接触させる。このとき上型ケース19の円筒部22が取外用治具25の上側嵌合部25bに同心状に嵌合する。 【0022】ついで係止ボルト17をゆるめて、これの先端を上型ホルダ15の内面より引っ込めると、この係止ボルト17による係止が外れ、この状態でスライドを上昇することにより図4に示すように、上型セット16が上型取付取外用治具25に載置されたまま、上型ホルダ15が上昇する。 【0023】この状態でスライドを上死点まで移動して上型ホルダ15をさらに上昇させ、この上型ホルダ15と上記上型ホルダ15より抜け落ちた上型セット16との間の空間を広く確保して上型プレート18、パンチ20、インナケース21、上型ケース19の順でそれぞれ取外す。これらの取外しはそれぞれの上面に設けた吊りタップ23に吊り具を螺合してワイヤ等で吊り上げることによって行われる。このとき下型取外用リング13を下降させて上型プレート18の上面を低くすれば、これらの取出しが容易になる。 【0024】また、別の上型セットを上型ホルダに装着するときには、この上型セットを上型取付取外用治具に載置してからスライドを下降してこれを上型ホルダ内に収納し、係止ボルトにて係止する。このとき、上型セットは上型取付取外用治具により上・下のホルダと同心状に配置されることにより上型セットと上型ホルダとの組み立てが容易に行われる。 【0025】 【発明の効果】本発明によれば、上型セットを収納する上型ホルダをスライドから離脱することなく、上型セットを下方へ離脱することができ、この上型セットの交換を容易に行うことができ、また下型装置の下型も、下型ホルダから容易に離脱することができ、これにより本発明では、下型装置と上型装置のそれぞれの成形型の交換を容易に行うことができる。 【0026】また、本発明方法によれば、上記上型セットを、上型及び上型ホルダに対して同心状を保持した状態で離脱することができ、また別の上型セットを上型ホルダに装着する際に、これを上型取付取外用治具上にホルダと同心状に配置できることにより、この上型セットの上型ホルダに対する離脱・装着を容易に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500338894 【氏名又は名称】株式会社ユーケー 【住所又は居所】広島県広島市安芸区中野1丁目6番1号
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| 【出願日】 |
平成14年5月8日(2002.5.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073818 【弁理士】 【氏名又は名称】浜本 忠 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−320498(P2003−320498A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月11日(2003.11.11) |
| 【出願番号】 |
特願2002−132529(P2002−132529) |
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