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【発明の名称】 NCルータのテーブル上の端材チェック装置
【発明者】 【氏名】清水 隆幸
【住所又は居所】静岡県浜松市三島町1418番地 株式会社平安コーポレーション内

【氏名】竹下 登
【住所又は居所】静岡県浜松市三島町1418番地 株式会社平安コーポレーション内

【氏名】鈴木 伸吉
【住所又は居所】静岡県浜松市三島町1418番地 株式会社平安コーポレーション内

【要約】 【課題】端材が残った状態で次の加工部材をテーブルの治具板上に装着すると、加工部材が傾いて装着されるため、正常な加工部材であっても、テーブルの治具板上に吸着されず、反った凹凸のある不良品として検知されるために、その後に載置される加工部材は全て不良品となり、加工部材の供給が不能となり、自動加工ができなくなるという問題があった。

【解決手段】上下移動部材17に吸引装置18、シリンダ19が装着され、シリンダ19の駆動軸19aの下端にセンサ20が装着され、上下移動部材17に端材検知部21が装着され、端材検知部21は回動軸22に回動自在に装着された回動支持部23に棒状の端材検知片24が装着され、端材検知片24の端部に回動腕25の一端が固着され、回動腕25の他端は回動検知部26に接続されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ベース台に装着されたレール上を前記ベース台の端部に装着したサーボモータによって位置決め移動され、治具板が吸着されるテーブルと、前記レールのほぼ中央の両側に装着された支柱上に前記レールを横切るように装着されたビームに沿って移動可能に装着された横方向移動体と、前記横方向移動体に上下に移動可能に装着された上下移動体に固定された1つ又は複数のヘッドとを備えたNCルータにおいて、前記ビームの後方に装着された支持枠部材に装着された上下移動サーボモータと、該上下移動サーボモータによって移動される上下支持部材と、該上下移動部材に装着され、かつ駆動軸にセンサを設けたシリンダと、前記上下移動部材に装着された端材検知部材とからなることを特徴とするNCルータのテーブル上の端材チェック装置。
【請求項2】 前記端材検知部材は回動軸に回動自在に支持された支持部材と、該回動支持部材に固着されて端部に棒状接触部を設けた端材検知片と、該端材検知片の端部に一端が接続された腕部材と、該腕部材の他端に接続された回動検知部とからなり、前記テーブルの上に載置された治具板上の予め決められた高さに前記端材検知片を配置し、前記治具板上の端材で前記端材検知片が回動することにより、前記腕部材によって回動検知部が回動して機械を自動停止し、ブザー等により警報することを特徴とする請求項1記載のNCルータのテーブル上の端材チェック装置。
【請求項3】 前記上下支持部材に吸引装置を装着し、前記テーブル上の治具板上に加工時に散らばる木くずを前記テーブルを移動することにより吸引することを特徴とする請求項1記載のNCルータのテーブル上の端材チェック装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブル上の治具板上に加工時に散らばる端材又は木くずを除去するようにしたNCルータのテーブル上の端材チェック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、NCルータにおいて、加工部材を加工するときに、テーブルの治具板の上に散らばった木くずを除去するために、ヘッドに吸引装置を装着して加工しながら木くずを吸引たり、又、テーブルをまたいで装着された支持枠部材の上部に吸引装置を装着し、予め決められた加工が終了する毎に吸引装置を下降してテーブルの治具上に散らばった木くずを吸引するようにした装置を本出願人が提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このように構成されたNCルータでは、テーブルの治具板上の加工によって散らばった木くずを吸引することができるが、比較的大きな端材は吸引することができず、そのままテーブルの治具板上に残るために、この端材が残った状態で次の加工部材をテーブルの治具板上に装着すると、加工部材が傾いて装着されるため、正常な加工部材であっても、テーブルの治具板上に吸着されず、従って、反った凹凸のある不良品として検知されるために、その後に載置される加工部材は全て不良品となり、加工部材の供給が不能となり、自動加工ができなくなるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベース台に装着されたレール上を前記ベース台の端部に装着したサーボモータによって位置決め移動され、治具板が吸着されるテーブルと、前記レールのほぼ中央の両側に装着された支柱上に前記レールを横切るように装着されたビームに沿って移動可能に装着された横方向移動体と、前記横方向移動体に上下に移動可能に装着された上下移動体に固定された1つ又は複数のヘッドとを備えたNCルータにおいて、前記ビームの後方に装着された支持枠部材に装着された上下移動サーボモータと、該上下移動サーボモータによって移動される上下支持部材と、該上下移動部材に装着され、かつ駆動軸にセンサを設けたシリンダと、前記上下移動部材に装着された端材検知部材とからなるものであり、又、前記端材検知部材は回動軸に回動自在に支持された支持部材と、該回動支持部材に固着されて端部に棒状接触部を設けた端材検知片と、該端材検知片の端部に一端が接続された腕部材と、該腕部材の他端に接続された回動検知部とからなり、前記テーブルの上に載置された治具板上の予め決められた高さに前記端材検知片を配置し、前記治具板上の端材で前記端材検知片が回動することにより、前記腕部材によって回動検知部が回動して機械を自動停止し、ブザー等により警報するものであり、さらに、前記上下支持部材に吸引装置を装着し、前記テーブル上の治具板上に加工時に散らばる木くずを前記テーブルを移動することにより吸引するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明では、吸引装置によりテーブルの治具上に散らばった木くずを吸引するとともに、吸引装置で吸引することができない端材がテーブルの治具板上に残った場合に、端材検知片をテーブルの治具板上の予め決められた高さに配置することにより、この端材検知片で端材があることを検知して機械を自動停止し、ブザー等で報知することができるので、作業員はこの端材検知部の報知によりテーブルの治具板上の端材を取り除くことにより、加工部材が支障なくテーブルの治具板上に載置され、加工が連続的に行われる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例のNCルータの平面図、図2は図1のNCルータの側面図、図3は図1のNCルータの正面図、図4は図1のNCルータの背後から見た端材検知部を装着する支持枠部材の拡大図、図5は図4の支持枠部材の側面図、図6は端材検知部の正面図、図7は端材検知部の側面図で、ベース台1上に装着されたレール2の上にテーブル3がベース台1の端部に装着されたサーボモータ4で位置決め移動可能に装着され、又、ベース台1のほぼ中央の側部のベース台1に支柱5が装着され、この支柱5の上にレール2を横切るようにビーム6が固定され、ビーム6の前面のレール7にベアリング8が係合され、このベアリング8は横移動体9に装着され、この横移動体9は横移動サーボモータ10によって位置決め移動可能に構成され、さらに、移動体9の上に上下サーボモータ11が装着され、この上下サーボモータ11で上下移動体12が上下に移動可能に装着され、この上下移動体12に2つのヘッド13及び2つの工具交換装置14が装着されている。
【0007】又、支柱5の後部に支持枠部材15が装着され、この支持枠部材15の上部に上下移動サーボモータ16装着され、この上下移動サーボモータ16の駆動軸に上下移動部材17が装着され、この上下移動部材17に吸引装置18、シリンダ19が装着され、このシリンダ19の駆動軸19aの下端にセンサ20が装着され、又、上下移動部材17に端材検知部21が装着され、この端材検知部21は回動軸22に回動自在に装着された回動支持部23に棒状の端材検知片24が装着され、この端材検知片24の端部に回動腕25の一端が固着され、この回動腕25の他端は回動検知部26に接続されている。
【0008】このように構成した本実施例のNCルータでは、テーブル3の上に治具板27が載置され、その上に加工部材が載置されてヘッド13により加工が行われ、この加工終了後に、加工部材はテーブル3の治具板27上から移動されるが、その後で、上下移動サーボモータ16により上下移動部材17を下降して、吸引装置18とともにシリンダ19及び端材検知部21を予め決められた位置まで下降し、そこでシリンダ19を下降して、シリンダ19の駆動軸19aの下端に装着されたセンサ20でテーブル3の治具板27上を検知し、このセンサ20で検知した位置からさらに上下移動サーボモータ16で吸引装置18及び端材検知部21を下降して、吸引装置18の下端及び端材検知片24を所定の高さに設定した後、テーブル3を前後に移動させると、吸引装置18でテーブル3の治具板27の上に散らばった木くずを吸引するとともに、吸引装置18で吸引されない端材を端材検知片24で検知するが、端材検知片24で端材が検知されない場合は、上下移動サーボモータ16で吸引装置18、シリンダ及び端材検知部21を装着した上下移動部材17を元の位置に戻し、次の加工部材がテーブル3の治具板27の上に位置決め載置されて次の加工が行われるが、端材検知片24でテーブル3の治具板27の上に端材が検知された場合は、図示しないブザー等で作業員に報知して機械を自動停止させ、作業員が端材を取り除いた後、機械を再駆動することにより、次の加工が行われる。
【0009】本実施例は、このように、加工部材の加工が終了して、加工部材が取り外された後、テーブル3の治具板27上の木くずを除去するとともに、端材を検知して除去することができるので、テーブル3の治具板27上の端材が除去されないで、次の加工部材が載置された時に、加工部材が端材によってテーブル3の治具板27上に吸引固定されないことにより、加工部材が反って凹凸のある不良品として判断され、良品の加工部材が全て不良品になることを防ぐことができるという利点がある。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のNCルータのテーブル上の端材チェック装置では、吸引装置によりテーブルの治具上に散らばった木くずを吸引するとともに、吸引装置で吸引することができない端材がテーブルの治具板上に残った場合に、端材検知片をテーブルの治具板上の予め決められた高さに配置することにより、この端材検知片で端材があることを検知して機械を自動停止させ、ブザー等で報知することができるので、作業員はこのテーブルの治具板上の端材を取り除くことにより、次の加工部材が支障なくテーブルの治具板上に載置され、加工を連続的に行うことができるという利点がある。
【出願人】 【識別番号】000154624
【氏名又は名称】株式会社平安コーポレーション
【住所又は居所】静岡県浜松市三島町1418番地
【出願日】 平成13年11月26日(2001.11.26)
【代理人】 【識別番号】100077045
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 和夫
【公開番号】 特開2003−154501(P2003−154501A)
【公開日】 平成15年5月27日(2003.5.27)
【出願番号】 特願2001−358821(P2001−358821)