| 【発明の名称】 |
マガジン |
| 【発明者】 |
【氏名】長井 幹雄
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| 【要約】 |
【課題】肩幅更には太さの相違するステープルをも打ち出し可能なマガジンを提供する。
【解決手段】レール3を長手方向に移動可能に設け、先端がステープルの打ち出し口32を部分的に閉じて打ち出し口32の幅を変更可能とし、打ち出し口32の幅を狭める方向に後端からバネ40により付勢し、収容するステープルの足が挿入されるレール3とマガジン2の側辺との間隔を収容されるステープルの足の厚さより大きく形成し、フィーダ5の少なくともステープルに当接する押圧部44を幅広に形成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内蔵したレールに跨らせてコ字状のステープルを複数収容可能であり、打ち出し口に向けてフィーダにより付勢し先端のステープルをドライバにより分離して打ち出し口から打ち出し可能なマガジンにおいて、前記レールは長手方向に移動可能に設けられ、先端がステープルの打ち出し口を部分的に閉じて打ち出し口の幅を変更可能であり、打ち出し口の幅を狭める方向に付勢されていることを特徴とするマガジン。 【請求項2】 内蔵したレールに跨らせてコ字状のステープルを複数収容可能であり、打ち出し口に向けてフィーダにより付勢し先端のステープルをドライバにより分離して打ち出し口から打ち出し可能なマガジンにおいて、収容するステープルの足が挿入されるレールとマガジンの側辺との間隔を収容されるステープルの足の厚さより大きく形成し、フィーダの少なくともステープルに当接する押圧部は挿入されたステープルの足を押圧できるよう幅広に形成したことを特徴とするマガジン。 【請求項3】 内蔵したレールに跨らせてコ字状のステープルを複数収容可能であり、打ち出し口に向けてフィーダにより付勢し先端のステープルをドライバにより分離して打ち出し口から打ち出し可能なマガジンにおいて、前記レールは長手方向に移動可能に設けられ、先端がステープルの打ち出し口を部分的に閉じて打ち出し口の幅を変更可能であり、打ち出し口の幅を狭める方向に付勢され、収容するステープルの足が挿入されるレールとマガジンの側辺との間隔を収容されるステープルの足の厚さより大きく形成し、フィーダの少なくともステープルに当接する押圧部は挿入されたステープルの足を押圧できるよう幅広に形成したことを特徴とするマガジン。 【請求項4】 前記マガジンの側辺に検知穴を形成し、収容するステープルの数量の減少に応じて前進するフィーダの側面に検知印を設け、ステープルの収容状態を検知穴を通して表示させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載のマガジン。 【請求項5】 前記ドライバは、ハンドルとハンマ部とを備えたハンドル本体のハンマ部に設けられ、前記マガジンは、ハンドル本体に揺動可能に支持されて打ち出し口の背面からハンマ部のドライバが打ち込まれることで収容している先端のステープルを分離し打ち出し口から打ち出すものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載のマガジン。 【請求項6】 前記ハンドル本体は、マガジンを離反方向に常時付勢する第1戻しバネと、マガジンが所定以上接近するときに離反方向に付勢する第2戻しバネを備えていることを特徴とする請求項5に記載のマガジン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コ字状のステープルを打ち出して固定対象を固定するタッカー等に用いられるマガジンに関し、特に、規格が相違する複数種のステープルを打ち出すことが可能なマガジンに関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に販売されているステープルは、対象に打ち込まれる一対の足とその根元を連結したコ字状の針を単位数分連設して提供されている。ステープルの大きさは、一対の足の距離を「肩幅」寸法、足の長さを「足長」寸法として、多種類の「肩幅×足長」規格のステープルがある。 【0003】そして、上記ステープルを打ち出すマガジンは、適応するステープルを、一対の足の外側に係合してガイドするケースと、ケース内にあって、ステープルの一対の足の内側に係合してガイドするレール備えている。ガイドされたステープルは、同じくケースおよびレールに案内されるフィーダによりマガジン端部に押し付けられる。マガジン端部の底面側には打ち出し口が設けられ、打撃時に突出されるドライバにより、先端側のステープルが分離され打ち出し口から対象物に打ち出される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のマガジンでは、ステープルの一対の足の内側および外側をケースとレールとでガイドする、即ち、足の厚さ分の隙間しかケースとレールの間に設けられていないものであるため、適用できるステープルは肩幅が一種類に限定され、肩幅が若干でも異なるステープルには適用できない不具合があった。 【0005】また、レールはマガジンに固定され、レール端部とマガジン端部との寸法が固定されたものであるため、打ち出すステープルの太さが一種類に限定され、若干でも太さが異なるステープルには適用できない不具合があった。 【0006】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、肩幅更には太さの相違するステープルをも打ち出し可能なマガジンを提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】第1の発明は、内蔵したレールに跨らせてコ字状のステープルを複数収容可能であり、打ち出し口に向けてフィーダにより付勢し先端のステープルをドライバにより分離して打ち出し口から打ち出し可能なマガジンにおいて、前記レールは長手方向に移動可能に設けられ、先端がステープルの打ち出し口を部分的に閉じて打ち出し口の幅を変更可能であり、打ち出し口の幅を狭める方向に付勢されていることを特徴とする。 【0008】第2の発明は、内蔵したレールに跨らせてコ字状のステープルを複数収容可能であり、打ち出し口に向けてフィーダにより付勢し先端のステープルをドライバにより分離して打ち出し口から打ち出し可能なマガジンにおいて、収容するステープルの足が挿入されるレールとマガジンの側辺との間隔を収容されるステープルの足の厚さより大きく形成し、フィーダの少なくともステープルに当接する押圧部は挿入されたステープルの足を押圧できるよう幅広に形成したことを特徴とする。 【0009】第3の発明は、内蔵したレールに跨らせてコ字状のステープルを複数収容可能であり、打ち出し口に向けてフィーダにより付勢し先端のステープルをドライバにより分離して打ち出し口から打ち出し可能なマガジンにおいて、前記レールは長手方向に移動可能に設けられ、先端がステープルの打ち出し口を部分的に閉じて打ち出し口の幅を変更可能であり、打ち出し口の幅を狭める方向に付勢され、収容するステープルの足が挿入されるレールとマガジンの側辺との間隔を収容されるステープルの足の厚さより大きく形成し、フィーダの少なくともステープルに当接する押圧部は挿入されたステープルの足を押圧できるよう幅広に形成したことを特徴とする。 【0010】第4の発明は、第1ないし第3の発明において、前記マガジンの側辺に検知穴を形成し、収容するステープルの数量の減少に応じて前進するフィーダの側面に検知印を設け、ステープルの収容状態を検知穴を通して表示させることを特徴とする。 【0011】第5の発明は、第1ないし第3の発明において、前記ドライバは、ハンドルとハンマ部とを備えたハンドル本体のハンマ部に設けられ、前記マガジンは、ハンドル本体に揺動可能に支持されて打ち出し口の背面からハンマ部のドライバが打ち込まれることで収容している先端のステープルを分離し打ち出し口から打ち出すものであることを特徴とする。 【0012】第6の発明は、第5の発明において、前記ハンドル本体は、マガジンを離反方向に常時付勢する第1戻しバネと、マガジンが所定以上接近するときに離反方向に付勢する第2戻しバネを備えていることを特徴とする。 【0013】 【発明の効果】したがって、第1の発明では、前記レールは長手方向に移動可能に設けられ、先端がステープルの打ち出し口を部分的に閉じて打ち出し口の幅を変更可能であり、打ち出し口の幅を狭める方向に付勢されているため、比較的太いステープルの打ち出し時に分離されたステープルによってレールは後退され、比較的太いステープルでも打ち出し可能であり、太さの異なるステープルを打ち出すことができる。 【0014】第2の発明では、収容するステープルの足が挿入されるレールとマガジンの側辺との間隔を収容されるステープルの足の厚さより大きく形成し、フィーダの少なくともステープルに当接する押圧部は挿入されたステープルの足を押圧できるよう幅広に形成したため、肩幅が異なるステープルでも収容でき打ち出すことができる。 【0015】第3の発明では、レールの幅とマガジンの側辺の幅との間隔を大きくし、レールがステープルの太さに応じて後退可能としているため、太さと肩幅の相違するステープルにも適用できる。 【0016】第4の発明では、第1ないし第3の発明の効果に加えて、マガジンに検知穴が設けられ、フィーダに検知印が設けられているため、検知穴を通してステープルの収容状態を表示させることができる。 【0017】第5の発明では、第1ないし第3の発明の効果に加えて、ハンドル本体のハンマ部にドライバが設けられ、ハンドル本体にマガジンを揺動可能に設けているため、打撃により固定対象にステープルを打ち出すハンマタッカーにも適用できる。 【0018】第6の発明は、第5の発明の効果に加えて、第1、第2戻しバネを介して固定対象に打撃を加えるため、打撃反力が急激に立ち上がることが抑制され、固定対象の破損が防止できる一方、ハンドルを握る手に加わる反力変化も除序に生じて作業負荷を軽減できる。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。 【0020】図1は、本発明を適用したマガジンを備えるハンマタッカーの一例を示し、ハンマ本体1と、ハンマ本体1に回動可能なマガジン2と、マガジン2内に配置されたレール3と、マガジン2内に収容されるステープルの抜け出しを阻止するマガジンカバー4とを備える。また、収容されたステープルを打ち出し口が設けられているマガジン2端部に付勢するフィーダ手段5と、ハンマ本体1に設けられ、打撃時にステープルを打ち出し口から打ち出すドライバ6とを備えている。 【0021】前記ハンマ本体1は、金属製の側辺と底辺とからなるコ字状断面をなし、長手方向の一方側に樹脂製のグリップ10を固定してハンドル11に形成し、他方側の端部には大きな質量を持つハンマヘッド12を固定してハンマ部13に形成されている。前記ハンドル11はハンマ部13に対してコ字状断面の背中側に傾斜して配置され、ハンドル11を把持する作業者の手の位置がステープル打ち込み部分から離れるようにしている。 【0022】前記ハンマヘッド12は、図2に示すように、ハンマ部13の先端を覆い、さらに、先端部から所定の長さに亙って底辺および側辺を背面から覆って取囲む形状に形成される。前記ハンマヘッド12とハンマ部13とは、その接触部間を銅合金によるブレージングにより一体化してハンマ部13の剛性を高めている。 【0023】前記ハンマ部13とハンドル11とが連なるハンマ本体1のコ字状断面の内面には溶接等により一体化されたコ字状をなす厚肉の裏板15を備える。ハンマ本体1と裏板15には、両側辺を貫通する、図示しない、ピン穴が設けられ、ピン穴に貫通するピン16は、前記マガジン2およびマガジンカバー4をハンマ本体1に回動可能に支持する。 【0024】前記ハンマ部13の長手方向の中央部から若干ハンドル11側へ寄る部分の底辺には、小ねじ17、ナット18、および、バネホルダ19により第1戻しバネ20の端部が固定され、第1戻しバネ20の自由端はマガジンカバー4に当接してマガジンカバー4およびマガジン2をハンマ部13から離れる方向に付勢する。 【0025】前記第1戻しバネ20とハンマ部13先端との間のハンマ部13の底辺には、ハンマヘッド12およびハンマ部13を貫通する小ネジ21およびナット22により第2戻しバネ23が固定されている。第2戻しバネ23は板バネで形成され、中央部が底部に固定され、固定部分から両側で底部から起立し、起立端から互に離れる方向に斜めに延びる傾斜部23Aに形成される。傾斜部23Aはステープル打撃時にマガジンカバー4に当接してマガジンカバー4をそれ自身の弾性により押し戻すよう機能する。 【0026】前記第2戻しバネ23の固定部分とハンマ部13の先端との間の底辺には、ハンマヘッド12およびハンマ部13を貫通する小ネジ25、および、ナット26によりフックバネ27が固定される。フックバネ27は中央部が固定され、第2ハンドルバネ23側へ延びるバネ部27Aはフック28の基部28Aをハンマ部13の底辺に着座させるよう押し付ける。フック28は基部28Aが底辺に着座することで底辺から所定位置に起立し、バネ部27Aに抗して基部28Aの着座状態を解除することで回動させることができる。フック28の基部28Aを底辺に安定して保持するために、底辺から切起こしが設けられ、前記第2戻しバネ27の起立部分との間で基部28Aを保持する。フック28の先端にはマガジン2に係合可能な爪28Bが設けられている。前記フックバネ27の他端は幅が狭められた突出片27Bに形成され、ハンマ部13の底辺の切起こし13Aに設けた穴13B、ドライバ6の支持穴6A、および、ドライババネ6Bを貫通してハンマヘッド12の先端部分の背面に当接される。ドライバ6は、ハンマヘッド12の先端の背面に着座したドライババネ6Bによって切起こし13Aの側面に当接され位置決めされる。 【0027】前記マガジン2は、図3に示すように、ハンマ部13に嵌まり合う側辺30A、30Bと側辺30A、30Bの端面同士を連結する底辺30Cとを備えるコ字状断面をなし、後端側の両側辺30A、30Bに設けた穴31をハンマ本体1のピン16に嵌合してハンマ部13に回動可能に支持される。マガジン2の側辺30A、30B間の間隔は打ち出し可能な最大の針の外幅寸法に設定される。先端側の両側辺30A、30Bは互に接近方向に折曲げられてステープルの当接部31に形成され、当接部31の折曲げ端同士は一定間隔に形成されてドライバ6のガイド溝31Aを構成する。当接部31に近接する底辺30Cは切欠かれて当接部31との間にステープルの打ち出し口32が形成される。打ち出し口32のハンマ部13長手方向の大きさは、打ち出し可能な最大の針の太さの寸法に設定される。打ち出し口32の横方向の幅は、打ち出し可能な最大の針の外幅寸法に設定される。 【0028】前記当接部31およびそれに連なる側辺30A、30Bの外周側には、図4に示すように、コ字状の補強板33がスポット溶接後に銅合金のブレージング等により固定され、打ち出し口32の周囲を補強している。図3に戻り、前記当接部31に連なる底辺30Cとは反対側部分は先端側に傾斜して延長され、同じく、隣接する側辺30A、30B部分の底辺30Cとは反対側部分も互に離間する方向に傾斜して延長され、これらの延長部分でドライバ6およびマガジンカバー4のガイド面34を形成している。前記側辺30A、30Bのガイド34には、ハンマ部13に設けたフック28に係合する爪35が設けられ、爪35がフック28に係合するときマガジン2はハンマ部13にセットされる。マガジン2の前記当接部31に接近した一方の側辺30Bには検知穴36が設けられている。 【0029】前記レール3は、図2に示すように、マガジン2の底辺30Cには底辺30Cに接する底38Cを備え蓋がない箱状となっている。レール3の幅は、打ち出し可能な最小の針の内幅寸法に設定される。レール3の底部38Cには長手方向に延びる長穴38Aが複数箇所に設けられ、長穴38Aにはマガジン2の底辺30Cに固定されるピン39の軸部が貫通し、長穴38Aの縁にピン39のヘッドが接触し、レール3は長手方向に移動可能に固定される。レール3の後端とマガジン2の後端部との間にはコイル状のレールバネ40が配置されてレール3を先端側に押圧付勢されて先端側に位置させ、先端38Bとマガジン2の当接部31との隙間は、打ち出し可能な最小の針の太さ寸法に相当する幅に設定される。レール3の先端38Bは長手方向に打ち出し可能な最大の太さの針に対応した打ち出し口32を長手方向から狭めるよう突出する。レール3の先端38Bの底部38Cとは反対の側の角は面取りされ、太いステープルが打ち出される際にはステープルの連結部の押し出しに連れてレール3がレールバネ40に抗して後退可能としている。 【0030】前記フィーダ手段は、レール3後端を貫通してマガジン2後端から長手方向に配置したガイドバー42を備え、その先端はレール3の底部38Cの切起こし部38Dに支持している。ガイドバー42の周囲にはレール3後端に着座したフィーダバネ43を配置し、フィーダバネ43は同じくガイドバー42に係合するフィーダ5をハンマ部13先端側に付勢する。フィーダ5は前記のようにガイドバー42に係合して外れ止めされ、レール3の両側辺の外側とマガジン2の両側辺30A、30Bの内側との両者に摺動接触する押圧部44を備え、押圧部44に案内されて長手方向に移動可能とされる。フィーダ5はレール3とマガジン2との側辺間に挿入されるステープルの足部分をフィーダバネ43により先端側に押圧し、ステープルの先端をマガジン2の当接部31に当接させて押し付ける。前記押圧部44は厚肉の板材により形成してもよいが、例えば、図5(A)に示すように、板材の先端側を外側に折曲げてステープルの足への当接面積を確保するものであってもよい。このように折曲げて形成する場合には、マガジン2およびレール3への接触面積を少なくできて、軽快にスライドする構造となる。また、押圧部44の別の構成として、図5(B)〜(D)に示すように、板材の先端側を波型に屈曲させてステープルの足への当接面積を確保するものであってもよく、同様に軽快にスライドさせることができる。前記マガジン2の検知穴36を備える側辺30Bに面するフィーダ5の側面には、例えば、赤い色の検知印45が設けられ、ステープルが予め設定した数量以下となったときフィーダ5の側面の検知印45が検知穴36から見えるように位置させる。 【0031】前記マガジンカバー4は、後端がハンマ本体1のピン16に嵌合してハンマ本体1に揺動可能に支持され、ハンマ部13の両側辺の内側に係合可能な爪47A、マガジン2の両側辺の外側に係合可能な爪47B、および、ドライバ6の長穴6Cに係合可能な爪47Cを備える。マガジンカバー4はドライバ6の長穴6Cに先端の爪47Cを係合するとき、ハンマ部13の戻しバネ20によりハンマ部13より離脱方向に付勢されるもハンマ部13に保持され、ハンマ部13の両側辺の内側に係合可能な爪47Aによりハンマ部13に対して位置決めされる。マガジンカバー4先端の爪47Cは、ドライバ6の穴6Cに係合するとき、その肩部をドライバ6の側面に当接させてドライバ6の振れを防止する。また、マガジン2がフック28によりハンマ部13に係合されるとき、背面からの戻しバネ20の付勢力でマガジン2の開口側に被さり、マガジン2の両側辺の外側に係合する爪47Bによりマガジン2に対して位置決めし、ステープルのマガジン2からの離脱を防止する。 【0032】前記ドライバ6は、図6に示すように、ハンマ部13のフックバネ27の突出片27Bに嵌合する支持穴6Aと、マガジンカバー4の先端爪47Cに嵌合する長穴6Cと、マガジン2のガイド溝31Aに係合する突起6Dとを備える。ドライバ6は、支持穴6Aを介して突出片27Bに支持されるが、ドライバ6の平面内の移動および振れ移動は若干許容されており、最終的にはそのハンマヘッド12側の端部がハンマヘッド12に当接することで保持される。支持穴6Aは、図示例では、丸穴になっているが、突出片27Bが板状となっている場合には、突出片27Bに沿う長穴に形成するのがよい。図6は丸棒状の突出片若しくはハンマヘッド12から延びるピン部材によりドライバを支持する場合の例を示すものである。ドライバ6は、図2に示すように、ドライバスプリング6Bにより切起こし13Aの側面に当接されてハンマ部13に保持される。マガジン2はマガジンカバー4の先端の爪47Cとその肩部で位置決めされ、その先端がマガジン2の当接部31に当接しているステープルの連結部に臨む。また、マガジン2がステープルの打ち出しに際しハンマ部13側に回動する際、マガジン2の側辺30A、30Bおよび当接部31の延長部で構成するガイド面34にドライバ6の先端がガイドされ、当接部31のガイド溝31Aによりその突起6Dがガイドされる。ドライバ6の先端はステープルの連結部を打ち出し方向に押圧して分離するよう機能する。ドライバ6の突起6Dから左右に延びた薄肉部は当接部31とレール3先端38Bとの間に進入して分離した針を打ち出し口32から打ち出すよう機能する。前記突起6Dは、板厚を中央部だけ増加させて形成しても、図7に示すように、長穴6Cの周囲にバーリング加工を施すことにより形成してもよい。 【0033】以上のごとく構成されたマガジンを備えたハンマタッカーは、マガジン2内のレール3に跨らせてステープルを充填し、フィーダ5でマガジン2先端側に押圧すると、フィーダ5の先端とマガジン2の当接部31との間にステープルが保持される。ステープルの一対の足の内側にレール3が配置され、ステープルの一対の足の外側はマガジン2の側辺30A、30B内に収納される。マガジンカバー4をドライバ6の長穴6Cに係合させ、マガジン2の爪35をヘッド部13のフック28に係合させることで、マガジンカバー4はマガジン2の開口を閉じて両者は一体となり、第1戻りバネ20に付勢されてフック28と爪35が係合した位置でヘッド部13から突出した状態となる。 【0034】この状態からハンドル11により打ち出し口32を固定対象に向けて打撃すると、先ず、マガジン2の先端が固定対象に当接し、次いで、ヘッド部13がハンマヘッド12の質量をもって固定対象に向かって打ち付けられる。このヘッド部13のマガジン2側への移動により、ヘッド部13に設けられたドライバ6がマガジン2のガイド面34に案内されてマガジン2内に進入し、その先端が先端のステープルの連結部を打ち出し口32に向かって打ち出す。ドライバ6の突起6Dはマガジン2の当接部31間のガイド溝31Aに係合し、ドライバ6の薄肉部は当接部31とレール3の先端38Bとの間に進入し、引き続き、分離した針を打ち出し口32から送り出す。 【0035】ドライバ6の薄肉部の厚さは、図8(A)に示すように、レール3と当接部31との間隔と同様に、適用する最も太さの小さいステープルAに合わせて設定しており、最も小さい太さのステープルAを適用する場合には、ドライバ6のマガジン2内への進入時にも、図8(B)に示すように、レール3は後退移動されることなく、針の連結部を当接部31との間で案内する。 【0036】太いステープルAを打ち出す場合には、図9(A)に示すように、ステープルAの太さは、当接部31とレール3端面38Bとの間隔より大きくなる。この場合にあっては、ドライバ6がマガジン2内に進入すると、先ず、ステープルAの連結部を打ち出し口32に向かって打撃する。この打撃部分はステープルAの連結部の片側寄り(当接部31寄り)となるが、分離することができる。分離されたステープルAの連結部は、レール3を後方へ押し戻し、当接部31とレール3先端38Bとの間隔を通過可能に拡大しつつ、図9(B)に示すように、打ち出し口32に向かって前進される。 【0037】上記のとおり、ステープルAの太さが対象とする太さ以外のステープルAに対しても、レール3をステープルAの太さに対応して後退させることで、適用することができる。 【0038】また、図10(A)に示すように、マガジン2の側辺30A、30Bの内面でガイドする寸法の外形を持つステープルAから、レール3の側辺の外面でガイドする寸法の内形をもつステープルAまで適用できる。マガジン2の側辺30A、30Bやレール3の側辺でガイドできない中間のステープルAにあっては、図10(B)に示すように、マガジン2の当接部31とフィーダ5とでステープルAを挟み込むことで、ステープルAを平面内で傾斜することなく保持することができる。これは、ステープルAが規則的に積層しされていることで実現可能である。 【0039】ハンマタッカーの打撃時、先ず、マガジン2が固定対象に当接し、次いでハンマ本体1のハンマ部13が固定対象に向かって移動される。この移動中において、コイル状の第1戻しバネ20の反力が作用し、次いで、第2戻しバネ23がマガジンカバー4に当接する。固定対象に作用する打撃荷重は、第1戻しバネ20の作用に加えて第2戻しバネ23が作用するため、段階的に増加され、打撃荷重の急激な増加による固定対象の破損等も防止する一方、ハンドル11を握る手に加わる反力変化も除序に生じて作業負荷を軽減できる。 【0040】作業の進行によりステープルの数量が少なくなると、ステープルをマガジン2の当接部31に押圧しているフィーダ5の位置が当接部31に接近する。フィーダ5の側面には検知印45が設けられているため、この検知印45がマガジン2側面に設けた検知穴36に露出し、ステープルの数量が少ないことを報知する。 【0041】本実施の態様にあっては、以下に記載した効果を奏することができる。即ち、レール3は長手方向に移動可能に設けられ、先端がステープルの打ち出し口32を部分的に閉じて打ち出し口32の幅を変更可能であり、打ち出し口32の幅を狭める方向に後端のレールバネ40により付勢されているため、比較的太いステープルの打ち込み時に分離されたステープルによってレール3は後退され、比較的太いステープルでも打ち込み可能であり、太さの異なるステープルを打ち込むことができる。 【0042】収容するステープルの足が挿入されるレール3とマガジン2の側辺30A、30Bとの間隔を収容されるステープルの足の厚さより大きく形成し、フィーダ5の少なくともステープルに当接する押圧部44は挿入されたステープルの足を押圧できるよう幅広に形成しているため、肩幅が異なるステープルでも収容、打ち出しができる。 【0043】マガジン2に検知穴36が設けられ、フィーダ5に検知印45が設けられているため、検知穴36を通してステープルの収容状態を表示させることができる。 【0044】ハンマ本体1のハンマ部13にドライバ6が設けられ、ハンマ本体1にマガジン2を揺動可能に設けているため、打撃により固定対象にステープルを打ち出すハンマタッカーにも適用できる。 【0045】第1、第2戻しバネ20、23を介して固定対象に打撃を加えるため、打撃反力が急激に立ち上がることが抑制され、固定対象の破損が防止できる一方、ハンドル11を握る手に加わる反力変化も除序に生じて作業負荷を軽減できる。 【0046】なお、上記実施形態において、ハンマ部13のドライバ6によりマガジン2内に収容したステープルを打ち出し口32から打ち出すハンマタッカーについて説明したが、図示しないが、電動力や空気などの流体力により駆動されるドライバを備えたタッカーにも、ドライバの駆動形式が異なるのみで、本発明を適用可能である。 【0047】また、ステープルは打ち出された際に、対象物に打ち込まれるものについて説明しているが、図示しないが、対象物を貫通してその先端が曲げられるステープラにも適用可能である。また、ステープルは金属で形成したものに限定されるものでなく、プラスチック、樹脂により形成したステープルにも適用可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598042895 【氏名又は名称】株式会社長井製作所
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| 【出願日】 |
平成13年10月30日(2001.10.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075513 【弁理士】 【氏名又は名称】後藤 政喜 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−136428(P2003−136428A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月14日(2003.5.14) |
| 【出願番号】 |
特願2001−332154(P2001−332154) |
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