| 【発明の名称】 |
床専用回転作業機器 |
| 【発明者】 |
【氏名】吐前 雅春
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| 【要約】 |
【課題】床面における研磨作業、洗浄作業、押さえ作業等々の各種作業を容易ならしむ床専用回転作業機器を提供する。
【解決手段】回転台座部2に対して複数枚の作業工具3が取付可能な如く該作業工具3を形成すると共に作業工具3を着脱自在な如く設け、当該作業工具3の取付枚数増減によって各作業工具3に係る荷重可変手段を講じたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機器本体に内設した駆動モータに連動する回転台座部を有し、回転台座部の回転により研磨作業、洗浄作業、押さえ作業等を行う床専用回転作業機器において、回転台座部に対して複数枚の作業工具が取付可能な如く該作業工具を形成すると共に作業工具が着脱自在な如く設け、当該作業工具の取付枚数増減によって各作業工具に係る荷重可変手段を講じたことを特徴とする床専用回転作業機器。 【請求項2】 回転台座部の底面位置に弾性部材を具備させたことを特徴とする請求項1記載の床専用回転作業機器。 【請求項3】 布状ファスナー若しくは布状ファスナー及び取付具にて作業工具を着脱自在としたことを特徴とする請求項1、2記載の床専用回転作業機器。 【請求項4】 回転台座部に駆動部を内設し、当該駆動部によって回転台座部に取付けてなる複数枚の作業工具を個々に回転動作させることを特徴とする請求項1、2、3記載の床専用回転機器用押さえ部材。 【請求項5】 回転台座部に通電部材を周設し、通電部材に常時接触する端子部材を機器本体側に装備して駆動部の通電路を形成したことを特徴とする請求項4記載の床専用回転作業機器。 【請求項6】 機器本体に内設した駆動モータに連動する回転台座部を有し、回転台座部の回転により研磨作業、洗浄作業等を行う床専用回転作業機器において、回転台座部に対して複数枚の台座パットが着脱自在な如く該台座パットを形成し、台座パットの底面に着脱自在であって回転台座部の工具取付面と同程度の大きさの軟質材系の作業工具を形成し、台座パットの介在枚数によって当該作業工具の接地部位に係る荷重可変手段を講じたことを特徴とする床専用回転作業機器。 【請求項7】 作業工具の取付枚数若しくは台座パットの介在枚数による荷重可変手段とウェートによる荷重可変手段とを併用したことを特徴とする請求項1、2、3及び6記載の床専用回転作業機器。 【請求項8】 機器本体に内設した駆動モータに連動する回転台座部を有し、回転台座部の回転により研磨作業、洗浄作業等を行う床専用回転作業機器において、回転台座部に対して複数枚の台座パットが着脱自在な如く該台座パットを形成すると共に台座パットの底面を斜めに形成し、一方、台座パットの底面に着脱自在であって回転台座部の工具取付面と同程度の大きさの軟質材系の作業工具を形成し、前記台座パットの介在によって当該作業工具の接地部位を部分的に集中ならしめたことを特徴とする床専用回転作業機器。 【請求項9】 機器本体に内設した駆動モータに連動する回転台座部を有し、回転台座部の回転により研磨作業、洗浄作業等を行う床専用回転作業機器において、回転台座部に対して複数枚の作業工具が取付可能な如く該作業工具を形成すると共に作業工具が着脱自在な如く設け、回転台座部の回転方向に対して各作業工具の後端側が下方に位置する状態に傾斜角度を有させ、当該作業工具の後端側に集中的に荷重が係る構成としたことを特徴とする床専用回転作業機器。 【請求項10】 作業工具の傾斜角度が調整可能な如く角度調整手段を具備したことを特徴とする請求項9記載の床専用回転作業機器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、床面における研磨作業、洗浄作業、押さえ作業等々の各種作業を容易ならしむ床専用回転作業機器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に床面の研磨、洗浄等の作業を行う床専用回転作業機器としては、フロアポリッシャーと呼ばれる機器(タイヤ非接地タイプ)が汎用されており、当該機器はポリッシャー本体内の回転駆動部に脱着自在であって床面に対して各種作業を行うための回転台座部を有している。具体的には、回転台座部に研磨工具、ブラシ等の各種工具を予め固設しておき、該回転台座部を取り替えることによって研削、磨き、艶だし、洗浄等の作業が行えるようにしたものや、回転台座部に布状ファスナーや工具取付箇所を設けておき、該回転台座部に必要な工具を装着させることで各種用途に応じた作業が行えるようにした工具着脱タイプ用回転台座部がある。尚、回転台座部に研磨工具を遊星状に配置し、該研磨工具が回転台座部と逆方向に回転する如くギア伝動させた機器も開発されている。又、タイヤ接地タイプのフロアポリッシャー、研磨専用機器、研ぎ専用機器、磨き専用機器、洗浄専用機器等の各種機器もあり、これらはタイヤを床面に接地した状態で作業を行うもので、一軸式と二軸式があり、作業者が床面に立ち手持ちハンドル操作するタイプと作業者が機器に乗ってレバーハンドル操作するタイプに区分され、固定型の回転台座部にそれぞれ目的に応じた各種工具を取付固定して作業に供するものである。又、押さえ作業専用の回転作業機器としては機械式トロウエルがあり、該トロウエルは回転台座部から延設したシャフトに長方形状のブレードを角度調整可能な如く付設し、ブレードの回転によって床面材料を押さえ付けていく構造であり、一軸式と二軸式の両方のタイプがある。上記した各種の床専用回転作業機器は、何れも各種工具につき床面の状況に応じてその接地圧を調整する必要があるが、従来は機器にウェートを装着することにより機器全体の重さを増加させ、又、ウェートを離脱して機器全体の重さを減少させる方法がとられており、所謂、工具に係る増減圧の重量変化(以下、荷重可変という。)はウェート装着手段によるものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来機器において汎用性のあるフロアポリッシャーは一連の作業をする上で非常に有用であるが、目的毎の工具を固設している各回転台座部を取り替える場合、一つ一つの回転台座部が結構嵩張るものであって、且つ機器本体の回転駆動部に対する脱着操作が面倒であり、而も研磨工具が擦り減ったりブラシ毛が寝てしまったりすると回転台座部本体全てを新規なものに交換させる必要があり、極めて不経済であった。又、工具取付タイプの回転台座部の場合は、用途に応じた各種工具の装着によって事足りるものであり、且つ工具の磨耗や損傷等によって当該工具を取り替える際には個々の工具の交換だけで良いから使用性、作業効率の面からは優れたものといえる。しかし、このタイプの場合、研磨工具や洗浄工具をしっかりと回転台座部の底面に装着固定させなければならず、特に砥石研磨工具、ダイヤモンド研磨工具、超硬研磨工具、ブラシ系洗浄工具等においては、一つの工具につき数箇所を取付金具にて取り付けなければならない為にその着脱の手間が非常に係るものとなり、他方、しっかりとした装着の為に回転台座部に密接した状態となり、床面の凹凸に対する適応性(遊び、ゆとり)が皆無であって効率の良い研磨作業、洗浄作業が行えるとは言い難いものであった。回転台座部に研磨工具を遊星状に配置した機器の場合、各研磨工具の回転は機器本体の駆動源を利用している為に動力伝達によるロスが発生し、駆動源の動力を非常に大きくする必要があり、且つ研磨工具が機器本体側の駆動とは関係ない状態でその回転を制御し得るものではなかった。又、研磨工具に係る荷重の調節も付属のウェートのみで行う為に駆動部の負荷も大きく、作業面の各種状況に対応した細やかな調整が行えないといった問題もあった。而も、動力の伝達手段が複雑な為に一般の床専用回転作業機器には利用出来ず、研磨専用の作業しか行えず、大変高価な機器とならざるを得なかった。尚、従来のウェートによる荷重可変手段は、重いウェートの脱着によって各種工具に係る荷重の調整を行うものであるが、これだと当該ウェートの持運びの段階でも苦労するものであり、駆動モータに相当の負荷が係ってしまい、各種の機器の性質や作業床面の状態や作業内容に適応した極め細やかな荷重可変を講じ得ないといった大きな問題を有していた。 【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、機器本体に対する各種工具の着脱が容易であり、作業床面の凹凸に対する各種工具の接地状態が常に良好であり、又、従来の重いウェートに頼ることなく床面状況に応じた効率的な荷重可変手段を講じることが出来、更には機器本体の動力モータとは独立した動力部による各種工具の回転を行わしめ機器本体の負荷を軽減すると共に当該回転の制御をも可能とした床専用回転作業機器を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明の床専用回転作業機器は、回転台座部の工具取付面に対して複数枚の作業工具が取付可能な如く該作業工具を形成すると共に作業工具が工具取付面に布状ファスナー若しくは布状ファスナー及び取付具にて着脱自在な如く設け、作業工具の取付枚数増減によって各作業工具に係る荷重可変手段を講じ、又、回転台座部の底面位置に弾性部材を具備すると共に作業工具を或る程度の高さを有する形状としたことを特徴とするものであり、更には回転台座部に駆動部を内設し、当該駆動部によって回転台座部に取付けてなる複数枚の作業工具を個々に回転動作させ制御可能な構成としたことを特徴とするものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0007】図1は一実施例を示す斜視図、図2は回転台座部及び作業工具の一例を示す側面図、図3は回転台座部及び作業工具の一例を示す斜視図である。 【0008】図面において例示した床専用回転作業機器Aはフロアポリッシャーであって、機器本体1に内設した駆動モータ1aに連動する回転台座部2を有しており、回転台座部2の回転によって研磨作業、洗浄作業、押さえ作業等を行う床面用の機器であるが、無論、他の機器においても同様の構成とすることで本発明の目的を達成し得るものであり、その他の機器についての説明は省略する。 【0009】本発明の第一の目的は、簡単な方法によって荷重可変手段を講じることであり、従来のウェート17だけに頼って工具に係る増減圧の重量変化を行うのではなく、最下段の作業工具3の取付枚数を適宜変化させることによって当該作業工具に係る一つ一つの荷重を増減ならしむ点にある。具体的には回転台座部2の工具取付面5に対して複数枚の作業工具3が取付可能な如く該作業工具3を形成し、例えば工具取付面5が直径370mmの場合、作業工具3を直径100mmに形成すれば最大8枚を工具取付面5に取付けることが出来る。又、各作業工具3が工具取付面5に着脱自在な如く設けることが必要であり、その着脱手段としては工具取付孔2aを形成すると共に作業工具3にも取付孔3aを形成し、取付具6にて係止させ、工具取付面5側と作業工具3側に係止固定用として雄雌の布状ファスナーを貼着したものであり、これであれば布状ファスナーによって作業工具3の横ずれが十分に防止出来るので作業工具3は中央部分の取付具6一つだけで十分な係止強度が得られ、着脱作業が少ない手間で行えることとなる。尚、床面状態や作業の種類によっては布状ファスナーによる係止固定だけで事足りるものであり、この場合は取付具6による係止は省略出来、より着脱に係る手間を簡略化することが出来、且つ、作業工具3の係止場所は取付孔の位置に関係なく任意に位置決めすることが出来る。 【0010】よって上述した着脱方法により、図4、5に示す如く作業工具3を8枚にしたり最小3枚にしたりと自在に増減することが出来、作業工具3を3枚にした場合は、8枚の時よりも1枚ずつに係る負荷は倍以上であって、逆に8枚にすればその負荷は軽減されるものであり、取付枚数を適宜増減することによって簡単に荷重可変手段が講じられることとなる。この可変手段は従来の考え方には全く無かった増減圧方法であり、細かい荷重の変化を行うことが出来、現場における諸状況に適応した調整が可能となっている。尚、既存のウェート17と本発明の可変手段を併用すれば一層効果的な荷重可変調整が行えるものとなる。又、この着脱手段によって作業工具3の有効利用も図れるものとなっており、すなわち取付けた作業工具3は回転台座部2の回転方向に向かっている部位が磨耗したり、ブラシであれば毛が寝たりするが、作業工具3を一旦離脱させ向きを変えて再度取付ければ磨耗していない部位を回転方向に向けたり、ブラシ毛を逆方向に向かせてブラッシングしやすい状態にすることが出来る等、効率的に利用し得るものであり、且つ一つの作業工具3が傷んだりしてもそれだけを取り替えれば良く、全体を取り替える必要がなく極めて経済的でもある。尚、図示しなかったが工具取付面5側の布状ファスナー面は露出している部分があるのでこれの損傷を防ぐように別途両面に布製ファスナー加工を施したカバー部材を利用し、該カバー部材の上面を工具取付面5側に係止させ、下面に作業工具3を係止すれば、露出するのはカバー部材の下面であり、ここに床面材料等が当たって損傷しても当該カバー部材を交換すれば良い。又、カバー部材の利用によって作業工具3の取り外しが容易となり、つまりカバー部材ごと先に工具取付面5から離脱させ、その後で該カバー部材に係止している作業工具3を取り外せるものとなる。 【0011】弾性部材4は、発泡ゴム板等の弾力性に優れた部材であって回転台座部2の底面位置に具備することで作業床面が平坦でない場合において床面に沿って作業工具3が当接し得る構造としたものであり、実際に作業する上では作業残しが生じず奇麗な各種作業が行える点から極めて重要な構造である。尚、取付具6にて作業工具3を係止固定する場合に必要なことは、該取付具6できつく締め付けるのではなく少し遊びをもたせて弾性部材4の圧縮状態に対応させるようにすることであり、これによって作業工具3が上下及び斜めに自由自在に床面に沿った動きが可能となっている。詳しくは、図6、7に示した如く、支持板11側の工具取付位置に固定ボルト12を固着し、ナット状の工具取付具6を工具側から締め付け固定するものであるが、この時に工具取付具6が支持板11にあたった状態で完全に締め付けられるように長さ調節しておく。この状態であれば、弾性部材4の弾性限度内において作業工具3は上下、斜めに動くことが出来、且つ布状ファスナー14a、14bによって工具自体の回転や横ずれを或る程度防止しているから、工具取付具6の遊びによって下地の形状に沿った作業が可能となっている。本実施例では固定ボルトと工具取付具によって作業工具を取り付ける方法としたが、ボルト機能を工具取付具6に持たせても良く、その取付手段については特定するものではない。支持板11の上部のフラット板13は、固定ボルト12のボルト頭を隠して上面をフラットにする板材であり、回転台座部2に対して着脱自在にする場合に必要であって、図示しなかったが別途取付け具によって着脱させる構造としている。尚、作業工具3の上面側は取付易いように平滑面に加工しているが、これを省略して布状ファスナー加工によって取り付けるだけでも良く、又、取付具にて十分に締め付け固定出来る場合であれば、市販の状態のままで作業工具を使用することも可能であり、これらについては個々の場合に応じて最適な取付手段を講じれば良い。又、厚みのない研磨布紙等の場合において、直接床面が弾性部材4側に当たってしまって損傷したり、ほこりやゴミなどが付着して目詰まり状態とならないように或る程度(例えば5mm)以上の高さを有する工具と同形状の介在パットを形成し、両面に布状ファスナー加工して上面を弾性部材4側の布状ファスナーに係止し、下面に研磨布紙等の薄い作業工具3を係止しで当該介在パットによって作業工具3を弾性部材位置よりも5mm以上は下方に位置させることが望ましい。 【0012】作業工具3は、各種研磨布紙、各種砥石、ダイヤモンド研磨工具、超硬研磨工具、各種ワイヤーブラシ、各種ナイロンブラシ、各種不織布ブラシ、各種バフ工具、各種綿・メリヤス・羊毛パット等の研磨作業、洗浄作業、仕上げ作業に用いる工具、並びに押さえ作業を行う押さえブレードであり、押さえブレードについては他の工具とは違う構造となるので後述する。各種作業工具3は、回転台座部2の工具取付面5に複数枚を係止固定出来る形状に形成するものであって、基本的には円形状のものが加工がしやすく且つ市販の工具の利用も可能であって最適であるが、特に限定するものではない。作業工具3の周側部は床面の凹凸や段差に対して引っ掛かることなく安定したスムーズな作業が出来るようにテーパー状に形成することが効果的であり、この場合、作業工具3に直接テーパー加工しても前述した介在パットをテーパー形状として各種工具を下面部に係止固定する構造としても良い。図8、9、10は作業工具3を押さえブレードとした場合の一例を示すものであり、基本的には押さえブレードの取付枚数によって各ブレードに係る荷重を変化させる同様の構造であり、図8の場合は8枚のブレードに荷重が分散されるから八分の一ずつであり、図9の場合はその荷重は三分の一に増加されるものであり、取付枚数の増減によって荷重可変手段を講じている。取付手段は、工具取付面5側の布状ファスナー15aとブレード上面の布状ファスナー15aによって係着固定させたものである。尚、図8のブレードを少なくした場合、工具取付面5が露出してしまい汚れや損傷の原因となるから一枚のブレード形状を露出面が生じないような幅広形状とするか、図9の如く、露出部分を被覆する被覆板16を係着固定させることにより、これらを防止するようにすれば良い。本ブレードを機械式回転トロウエルにおいて装着する場合、ブレード取付シャフトに円形状の支持板を固設し、該支持板の下面を工具取付面として各押さえブレードを取付ければ良く、又、他の作業工具3の場合においても同様に支持板を固設し、これを回転台座部として各種工具を取付ければ良い。 【0013】図11は軟らかい作業工具3、例えば研磨布等における別の荷重可変手段を示したものであり、先ず回転台座部2の工具取付面5に対して複数枚の台座パット7が着脱自在な如く該台座パット7を形成し、例えば工具取付面5に10枚程度の台座パット7が着脱自在な如く形成し、次に台座パット7の底面に着脱自在であって工具取付面5と同程度の大きさの軟質材系の作業工具3を形成したものであり、よって台座パット7を回転台座部2と作業工具3との間に介在させる構造としたものであり、この介在枚数によって当該作業工具3の接地部位に係る荷重を変化させる手段を講じたものである。すなわち作業工具3は台座パット7が位置する箇所において床面に強く接地するものであるが、台座パット7が多ければ荷重は分散されて低減し、台座パット7が少なければ接地箇所に係る荷重は当然に大きくなるものである。この荷重可変手段であれば、既存の研磨布を利用することが出来、又、研磨布の磨耗部分をずらして再度係止させることで再研磨することが出来るといった効果も奏する。無論、前述した荷重可変手段と同様に従来のウェートと併用することも有効な方法である。 【0014】本発明のもう一つの目的は、複数枚取付けた作業工具3を回転台座とは別にそれぞれ回転動作させることによって作業性を向上ならしむことにあり、具体的には回転台座部2に駆動部8を内設し、当該駆動部8によって回転台座部2に取付けてなる複数枚の作業工具3を個々に回転動作させるものであり、その手段については特定するものではないが、例えば駆動部8を電気モーターとし、ギヤ伝動手段9によって各作業工具3を回転させる構造とすれば良い。この時、前述の荷重可変が行えるように着脱自在な構造とすればより一層優れた性能を有するものとなる。尚、作業工具3の回転方向は回転台座部2の回転方向に対して逆回転とするのが望ましいが、他に図13の如く、互いに隣接する作業工具3が反対方向に回転するようにすれば、回転動作に係る力を相殺して余分な力が係らずにスムーズな作業が行えるものとなる。駆動部8の通電路は、回転台座部2に通電部材10a(リング状の銅板等)を電極に応じた数だけ周設し、通電部材10aに常時接触する端子部材10b(カーボンブラシ等)を機器本体1側に装備することにより通電路を形成し、常時電力が供給されるものとしている。駆動部8は交流、直流のモーター、ガソリン系エンジン等が考えられ、いずれでも構わないが、直流モーターが速度調節や駆動力の点から優れており、可変速インバーター18を配設し、手元のハンドル部にボリューム19を設けることで作業中における随時の速度コントロールが可能であり、極めて高い作業性を呈するものとなる。モーターが交流タイプのブラシ付きモーターの場合は、サイリスタ型フィードバック電圧調整器を速度調節に使用すれば良い。 【0015】本発明の更なる目的は、各作業工具3を傾斜を有した状態に取り付けて、集中的(各作業工具の後側)に荷重が係るように設けた点にあり、併せて作業床面に対する引っ掛かりも防止し、前述した荷重可変とウェートを併用した場合にでも対応出来ないような相当に大きい荷重を要する作業に適した機器を提供することである。図14は、回転台座部2の工具取付面5を複数の傾斜面に形成して取付けた各作業工具が(工具の後側が下がる状態に)それぞれ傾斜する如く設けた状態を示したものであり、又、図15は平滑な工具取付面5に対して工具傾斜用台座パット20を介在させ、該台座パット下面に作業工具3を取付固定することで、各作業工具3がそれぞれ傾斜する如く設けた状態を示したものであり、何れも取り付けた各作業工具の後端側が作業床面に集中して当接する如く工具傾斜手段を講じたものであり、作業工具を水平に取り付けるのに比べて各工具に係る接地圧が大きくなり、作業性をより向上させることが可能である。 【0016】図16、17は工具の傾斜角度が調整出来る角度調整手段を具備した機器の一例を示したものである。回転台座部2内の中央部にウォームギア21を配設し、ウォーム21aを回転させるウォーム軸21cは調整レバー25に連結しており、又、ウォームホイール21bの下部にかさ歯車22の主歯車22aを固設し、一方、主歯車22aに直交する連動歯車22bを作業工具の個数分だけ(本例では8個)配置し、各連動歯車22bにはシャフト23を連結し、且つシャフトの下部に作業工具取付板24を各々固設した構造を成したものである。よって、調整レバー25を回すことでウォームギア21を介してかさ歯車22を作動させ、各シャフトを回転させることによって各作業工具取付板24の傾斜角度を変化させることが出来るものとなる。したがって、各作業工具取付板24の下部に取り付けた各作業工具3は、調整レバー25の操作によってそれぞれが同角度だけ傾斜角度を適宜調整することが出来るものとなり、必要に応じた傾斜角度を現場において得ることが可能となる。尚、例示した調整手段はあくまで一例であって、その他の手段を講じても良く、これに限定されるべきものではない。又、各作業工具取付板24の後端部の外周側を切り欠いたのは、該取付板の傾斜角度が大きくなった時に作業床面にその部分が当たってしまうのを防止する為のものであるが、一定の範囲内で角度調整するのであれば特に切り欠く必要はなく、又、かさ歯車の連動歯車22bの下部をカットして回転台座部2の厚みを極力薄くする工夫をしたが、絶対にカットしなければならないものではなく、調整レバー25についても回転台座部2の外周部分から突出しないようにレバー操作可能な窪みを設けて設置したが、例えばクランプを用いる方法も有効であり、これらについては特段に限定する必要はなく全く任意である。尚、工具取付板24の下面に取付ける各種作業工具の取付手段については、前述した作業取付面に対する方法と同様であって、弾性部材を介在したり、布状ファスナーや取付具等による取り付けを行えば良い。複数枚取付けた作業工具3を回転台座とは別にそれぞれ回転動作させるものについて、前記の角度調整手段を講じる場合は、各工具取付板24のそれぞれに個々の駆動部を設けておき、各取付板の角度調整によって傾斜ならしめた各工具がそれぞれ各駆動部によって独自に回転する構成とすれば良い。 【0017】図11で例示した研磨布等の作業工具3の場合において、台座パット7を工具傾斜用台座パット20とする方法も有効であり、これであれば各工具傾斜用台座パット20の後端部分において作業工具が床面に集中的に強く接地することとなり、台座パット7の場合に比して接地圧が強くなり、より優れた研磨作業等が行えるものとなる。 【0018】 【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、従来の重いウェートに頼った荷重変化ではなく、床面状況や作業内容に応じた効率的な荷重可変手段を講じることが出来るものであり、而も各種作業工具の着脱作業が極めて簡単であって且つ作業床面の凹凸に対する作業工具の当接具合が常に良好であり、その作業性は既存の機器では全く期待出来ない優れた作業性を発揮するなど多大な効果を奏するものである。又、機器本体の動力モータとは独立した駆動部によって作業工具を回転動作させ、その回転を可変速とすることによって従来機器の回転台座部だけの回転だけでは不十分であった研磨、洗浄、押さえ等の各種作業を向上ならしめたものであり、その商品的価値は非常に高いと言える。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000217712 【氏名又は名称】吐前 雅春
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| 【出願日】 |
平成13年9月26日(2001.9.26) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−94314(P2003−94314A) |
| 【公開日】 |
平成15年4月3日(2003.4.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−337178(P2001−337178) |
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