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【発明の名称】 基板用仮置台
【発明者】 【氏名】持丸 順行
【住所又は居所】神奈川県厚木市上依知3009番地 株式会社岡本工作機械製作所内

【氏名】井出 悟
【住所又は居所】神奈川県厚木市上依知3009番地 株式会社岡本工作機械製作所内

【要約】 【課題】研磨された基板を洗浄でき、基板のセンタリング可能な仮置台の提供。

【解決手段】研磨装置の基台へ立設した流体供給管60の上方辺に中央に貫通部61aを有し、上面に環状突起61bを有する円盤状基盤61を嵌着させ、この環状突起61bの上面を可撓性膜62で覆って流体室63を形成し、前記円盤状基盤61の外縁61cには前記環状突起61bの高さよりは高い丈の環状側壁部65aと、該環状側壁部65a内側に設けられた傾斜部65bを複数有する基板搭載用支持部65cを有し、かつ、注水孔65dを有する外側環状部材65を固定し、該外側環状部材65と前記可撓性膜62とで水貯留室66を形成したことを特徴とする仮置台4。研磨装置のチャック機構へのロ−ディングは、可撓性膜62を膨張させることで基板と可撓性膜62の接触面積を小さくすることで容易とし、チャック機構から仮置台4へのアンロ−ロ−ディングは水貯留室66に洗浄液を張ることにより基板の破損を防止するとともに基板を洗浄する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基板の研磨加工前に、前もって定められた位置に加工に付される基板を待機させる仮置台、もしくは研磨加工後に、前もって定められた位置に待機させられ、加工された基板を載せる仮置台であって、該仮置台4は、研磨装置の基台へ立設した流体供給管60の上方辺に中央に貫通部61aを有し、上面に環状突起61bを有する円盤状基盤61を嵌着させ、この環状突起61bの上面を可撓性膜62で覆い、リング状固定具64で該可撓性膜62を円盤状基盤61に固定することで前記流体供給管60の上方辺と円盤状基盤61と可撓性膜62とで流体室63を形成し、前記円盤状基盤61の外縁61cには前記環状突起61bの高さよりは高い丈の環状側壁部65aと、該環状側壁部65a内側に設けられた傾斜部65bを複数有する基板搭載用支持部65c,65c…を有し、かつ、注水孔65dを有する外側環状部材65を固定し、該外側環状部材65と前記可撓性膜62とで水貯留室66を形成したことを特徴とする、仮置台4。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨加工前に、前もって定められた位置に加工に付される基板を待機させる仮置台、もしくは研磨加工後に、前もって定められた位置に待機させられ、加工された基板を載せる仮置台に関する。この仮置台は、基板のロ−ディングおよびアンロ−ディング兼用できる。
【0002】
【従来の技術】基板の研磨加工の生産性を向上(基板のスル−プット時間を短縮)させるために、インデックスヘッド型研磨装置複数の基板を同一の研磨プラテンで同時に研磨することは知られている(特開平12−100899号、特開2000−94305号、同2000−94317号、同2000−164543号)。
【0003】特開2000−94317号公報には、図5、図6および図7に示すように、3基の研磨プラテン2a,2b,2cおよび左右方向に往復移動可能な基板ロ−ディング/アンロ−ディング用仮置台4を同一の円周上Cに配置した基台1と、この基台の上方でそれぞれ別の4基のスピンドル24,24,24,24に軸承されたヘッド25に基板2枚w,wを保持する4基のチャック機構6a,6b,6c,6dを90,90,90,90度づつ時計廻り方向に回動する回転軸16に回動自在に支持してなるインデックスヘッド5と、基板ロ−ディングカセット7a,7a、該基板ロ−ディングカセットから仮置台4上に基板wを搬送する搬送ア−ム8a、およびチャック機構6aより移送され、基板仮置台4上に置かれた研磨後の基板を基板アンロ−ディングカセット7bに移送する搬送ア−ム8b、基板洗浄ノズル9、研磨プラテンのドレッサ3、チャック洗浄機構13とを備えた研磨装置が記載されている。
【0004】該研磨装置を用いて基板を研磨するには、次ぎの工程を経て行われる。
(1)基板ロ−ディングカセットから仮置台4上に基板wを搬送ア−ム8aで搬送し、仮置台4を右方向に移動させチャック機構6aの下方に位置させ、チャック機構6aを下降させて仮置台4上の基板に吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャック機構の吸着板に吸着させ、ついでチャック機構6aを上昇させる。
【0005】(2)インデックスヘッド5の回転軸16を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6aを下降させ、第1研磨プラテンに押圧し、基板と第1プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第1研磨プラテンを摺動させて基板表面を粗研磨し、研磨終了後、チャック機構6aを上昇させる。その間、仮置台4は左方向に移動して元の位置に戻り、新たな基板wが基板ロ−ディングカセットから仮置台4上に搬送ア−ム8aで搬送され、ついで仮置台4を右方向に移動させチャック機構6bの下方に位置させ、チャック機構6bを下降させて仮置台4上の基板に吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャック機構の吸着板に吸着させ、ついでチャック機構6bを上昇させる。
【0006】(3)インデックスヘッド5の回転軸16を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6aを下降させ、第2研磨プラテン2bに押圧し、基板と第2プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第2研磨プラテンを摺動させて基板表面を中仕上研磨する。その間、仮置台4は左方向に移動して元の位置に戻り、新たな基板wが基板ロ−ディングカセットから仮置台4上に搬送ア−ム8aで搬送され、ついで仮置台4を右方向に移動させチャック機構6cの下方に位置させ、チャック機構6cを下降させて仮置台4上の基板に吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャック機構の吸着板に吸着させ、ついでチャック機構6cを上昇させる。また、チャック機構6bを下降させ、第1研磨プラテン2aに押圧し、基板と第1プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ基板と第1研磨プラテンを摺動させて基板表面を粗研磨し、研磨終了後、チャック機構6bを上昇させる。
【0007】(4)インデックスヘッド5の回転軸16を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6aを下降させ、第3研磨プラテン2cに押圧し、基板と第3プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第3研磨プラテンを摺動させて基板表面を仕上研磨する。その間、仮置台4は左方向に移動して元の位置に戻り、新たな基板wが基板ロ−ディングカセットから仮置台4上に搬送ア−ム8aで搬送され、ついで仮置台4を右方向に移動させチャック機構6dの下方に位置させ、チャック機構6dを下降させて仮置台4上の基板に吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャック機構の吸着板に吸着させ、ついでチャック機構6dを上昇させる。また、チャック機構6bを下降させ、第2研磨プラテンに押圧し、基板と第2プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第2研磨プラテンを摺動させて基板表面を中仕上研磨し、研磨終了後、チャック機構6bを上昇させる。一方、チャック機構6cを下降させ、第1研磨プラテン2aに押圧し、基板と第1プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第1研磨プラテンを摺動させて基板表面を粗研磨し、研磨終了後、チャック機構6cを上昇させる。
【0008】(5)インデックスヘッド5の回転軸16を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6aを仮置台4上に下降させ、管21aの減圧を止め、基板を仮置台4上に置いた後、チャック機構6aは上昇する。仮置台4の基板に洗浄液が吹き付けられた後、仮置台4は右方向に移動し、仮置台4上の仕上研磨された基板は搬送ア−ム8bにより基板アンロ−ディングカセット7b内に表面が濡れた状態で収納される。ついで、仮置台4は左方向に移動して元の位置に戻り、新たな基板wが基板ロ−ディングカセットから仮置台4上に搬送ア−ム8aで搬送され、ついで仮置台4を右方向に移動させチャック機構6aの下方に位置させ、チャック機構6aを下降させて仮置台4上の基板に吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャック機構の吸着板に吸着させ、ついでチャック機構6aを上昇させる。その間に、チャック機構6bを第3研磨プラテン2cに押圧し、基板と第3プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第3研磨プラテンを摺動させて基板表面を仕上研磨する。一方、チャック機構6cを下降させ、第2研磨プラテンに押圧し、基板と第2プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第2研磨プラテンを摺動させて基板表面を中仕上研磨し、研磨終了後、チャック機構6cを上昇させる。および、チャック機構6dを下降させ、第1研磨プラテン2aに押圧し、基板と第1プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第1研磨プラテンを摺動させて基板表面を粗研磨し、研磨終了後、チャック機構6dを上昇させる。
【0009】(6)以下、前記(5)の工程、即ち、インデックスヘッド5の回転軸16を時計廻り方向に90度回動させ、基板のアンロ−ディング/ロ−ディング、仕上研磨、中仕上研磨、粗研磨の工程を繰り返す。
【0010】これら3基の研磨プラテンを用いるインデックスヘッド型研磨装置は、基板研磨のスル−プット時間を2〜4分/枚と短縮できる利点を有している。
【0011】図5に示す仮置台4の他に、研磨加工された基板を載せて基板下面を水流により洗浄すると同時に基板のセンタリングを行なう仮置台自身も知られている(特開昭61−168439号、同61−168438号、特開平5−102114号、特公昭60−22500号、同7−22880号、特開平10−303152号)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】メモリ−デバイスの高集積化と微細化のため、基板の大口径化(200mm径から300mmあるいは400mm径)とパタ−ン寸法の縮小化が行なわれている。従来、研磨加工された基板の平坦度(SFQR)については、リソグラフィ−等の成膜工程の管理面から配線(パタ−ン化)幅以下の平坦度が基板に要求され、従来では平坦度(SFQR)が0.25μm以下であったが、近時は上述のように平坦度(SFQR)が0.13μm以下の基板が要求されるようになっている。
【0013】基板の表面平坦度が向上し、かつ、基板径が300mm以上と大口径となると、吸着パッドで基板表面を吸着し、仮置台より基板を移動させようとしても基板表面に作用する水膜の表面張力が大きく、移動困難である。特に、基板が30〜120μmと薄いときは破損してしまうことが判明した。メモリ−デバイスの高集積化と微細化のため、基板の大口径化(200mm径から300mmあるいは400mm径)とパタ−ン寸法の縮小化が行なわれている。従来、研磨加工された基板の平坦度(SFQR)については、リソグラフィ−等の成膜工程の管理面から配線(パタ−ン化)幅以下の平坦度が基板に要求され、従来では平坦度(SFQR)が0.25μm以下であったが、近時は上述のように平坦度(SFQR)が0.13μm以下の基板が要求されるようになっている。
【0014】本発明は、基板の破損がなく、基板のロ−ディングとアンロ−−ディングのいずれにも適用できる仮置台の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の1は、基板の研磨加工前に、前もって定められた位置に加工に付される基板を待機させる仮置台、もしくは研磨加工後に、前もって定められた位置に待機させられ、加工された基板を載せる仮置台であって、該仮置台4は、研磨装置の基台へ立設した流体供給管60の上方辺に中央に貫通部61aを有し、上面に環状突起61bを有する円盤状基盤61を嵌着させ、この環状突起61bの上面を可撓性膜62で覆い、リング状固定具64で該可撓性膜62を円盤状基盤61に固定することで前記流体供給管67の上方辺と円盤状基盤61と可撓性膜2とで流体室63を形成し、前記円盤状基盤61の外縁61cには前記環状突起61bの高さよりは高い丈の環状側壁部65aと、該環状側壁部65a内側に設けられた傾斜部65bを複数有する基板搭載用支持部材65c,65c,65c,…を有し、かつ、注水孔65dを有する外側環状部材65を固定し、該外側環状部材65と前記可撓性膜62とで水貯留室66を形成したことを特徴とする仮置台4を提供するものである。
【0016】ロ−ディング用収納カセット7aから搬送され、仮置台4の基板搭載用支持部材65cに載置された基板は、流体供給管60に導かれた空気等の加圧流体により可撓性膜62が膨張して上方へと押し上げられ、チャック機構6の吸着板26に吸着され、ついでチャック機構6を上昇し、90度回動させて研磨プラテン2a上へと移動される。
【0017】また、研磨された基板は、チャック機構6の管21bの減圧を止め、圧縮空気に切り換えることによりチャック機構6より仮置台4の基板搭載用支持部材65cに載置され、研磨基板と外側環状部材65と可撓性膜62とで形成される水貯留室66に供給された洗浄液により洗浄される。研磨基板の洗浄後は、洗浄液を水貯留室66より排出し、搬送ロボット8bのア−ムを仮置台4上方より下降させ、研磨基板の端部を把持し、ついで搬送ロボット8bのア−ム8cを仮置台4上方へ移動させ、ア−ムを反転させ、研磨・洗浄基板をアンロ−ディングカセット7b内の棚へ移送・収納させる。
【0018】
【発明の実施の形態】
【実施例】以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。なお、各図において、研磨装置の各々のステ−ジでは、2枚の基板が同時に研磨処理、洗浄処理できるようにインデックスヘッド下のチャック機構は、4の倍数である8基のスピンドルに軸承されたチャック機構を備える研磨装置を例に採る。
【0019】図1は本発明の仮置台を備える研磨装置の平面図、図2は研磨装置の第1ポリシングステ−ジ部分の正面図、図3は仮置台の断面図、図4は仮置台の斜視図である。
【0020】図1および図2に示す研磨装置30は、上方で回転軸に軸承されたインデックスヘッド5に該回転軸16を中心に同一円周上に等間隔に設けられた4基のスピンドルに取り付けられた基板チャック機構6a,6b,6c,6d、前記インデックスヘッドの回転軸を時計廻り方向に90度、90度、90度、90度づつ、もしくは90度、90度、90度、−270度づつ回動させる回動機構、【0021】前記基板チャック機構のスピンドルを昇降させる昇降機構34,34およびスピンドルを水平方向に回転させる機構M,M、前記4基の基板チャック機構の下方に相対向するように前記インデックスヘッド5の回転軸の軸心を同一とする中心点より同一円周上に等間隔に設けられた基板ロ−ディング/基板アンロ−ディング/チャック洗浄ステ−ジs、第1ポリシングステ−ジs、第2ポリシングステ−ジsおよび第3ポリシングステ−ジs、【0022】上面にロ−ディング用第1仮置台4a,4a、基板チャック機構用洗浄機構13およびアンロ−ディング用第2仮置台4b,4bを同一円周上に等間隔に設けたインデックステ−ブル9、前記インデックステ−ブル9を時計廻り方向に120度、120度、120度づつ交互に、もしくは120度、120度、−240度交互に回動させる回動機構(図示されていない)、および、【0023】前記インデックステ−ブルの手前の左右に設けられた、基板ロ−ディングカセット7aと基板ロ−ディング搬送ロボット8aよりなる基板供給機構と、基板アンロ−ディングカセット7bと基板アンロ−ディング搬送ロボット8bよりなる基板排出機構、水槽7c、とを備える基板の研磨装置30である。
【0024】図1中、1は基台、2aは第1研磨プラテン、2bは第2研磨プラテン、2cは第3プラテン、3,3,3は研磨プラテンのドレッサ、3a,3a,3aは回転軸、4は仮置台である。図1では、インデックスヘッド5下の基板ロ−ディング/基板アンロ−ディング/チャック洗浄ステ−ジ6a,6aに、インデックステ−ブル9に設けたチャック洗浄機構13,13が位置している状態を示している。
【0025】インデックスヘッド5下は、4つの壁1w、2w、3w,4wにより仕切られ、基台1に4つのステ−ジ、即ち、基板ロ−ディング/基板アンロ−ディング/チャック洗浄ステ−ジs、第1ポリシングステ−ジs、第2ポリシングステ−ジsおよび第3ポリシングステ−ジsに割り振る。
【0026】前記洗浄機構13は、チャック機構6a,6b,6c,6dに洗浄液を吹き付けるノズル13a,13a、チャック機構底面洗浄ブラシ13b,13b、チャック機構側面洗浄ブラシ13c、ブラシ3bに洗浄液を吹き付けるノズル13dを備える。
【0027】図2において、10は研磨プラテン2を軸承するスピンドル、Mはモ−タで研磨プラテンを水平方向に回転する駆動力を与える。11は研磨布、13はチャック洗浄器である。チャック機構6a,6b,6c,6dは一対のスピンドルで組みとなり、回転軸16に軸承されたインデックスヘッド5に回転軸16の軸心Oを中心として同一の円周上Cに配置され、基台1の上方でそれぞれ8基のスピンドル24に軸承されたヘッド25を備えている。回転軸16をモ−タ(図示されていない)により時計廻り方向に90,90,90,90度づつ回動するか、時計廻り方向に90,90,90,−270度づつ回動することによりインデックスヘッド5、および基板2枚w,wを保持する8基のチャック機構6a,6b,6c,6dが90,90,90,90度づつ、または90,90,90,−270度づつ時計廻り方向に回動する。
【0028】基台1側には、前記8基のチャック機構の下方に相対向するように前記インデックスヘッド5の回転軸16の軸心と同一とする中心点Oより同一円周上Cに等間隔に設けられた基板ロ−ディング/アンロ−ディング/チャック機構洗浄ステ−ジs、第1ポリシングステ−ジs、第2ポリシングステ−ジsおよび第3ポリシングステ−ジsが設けられる。基板ロ−ディング/アンロ−ディング/チャック機構洗浄ステ−ジsには、図1ではチャック洗浄ステ−ジ13,13が、第1ポリシングステ−ジs2には回転テ−ブル表面に研磨布が貼付された第1プラテン2aとこの研磨プラテン表面に砥粒を含有する研磨剤スラリ−供給管50が、第2ポリシングステ−ジs3には回転テ−ブル表面に研磨布が貼付された第2プラテン2bとこの研磨プラテン表面に砥粒を含有する研磨剤スラリ−供給管50が、第3ポリシングステ−ジs4には回転テ−ブル表面に研磨布が貼付された第3プラテン2cとこの研磨プラテン表面に砥粒を含有する研磨剤スラリ−供給管50が設けられている。
【0029】研磨プラテンの研磨布としては、硬質発泡ウレタンシ−ト、ポリ弗化エチレンシ−ト、ポリエステル繊維不織布、フェルト、ポリビニ−ルアルコ−ル繊維不織布、ナイロン繊維不織布、これら不織布上に発泡性ウレタン樹脂溶液を流延させ、ついで発泡・硬化させたもの等が使用される。通常、第1プラテンの研磨布は第2プラテンおよび第3プラテンの研磨布よりも硬くて表面が粗いものが使用される。
【0030】スピンドルに軸承されたインデックステ−ブル9はACサ−ボアクチエ−タにより水平方向に120度づつ時計廻り方向に回動されるか、120度、120度、−240度づつ回動される。
【0031】本発明の仮置台4,4は第1および第2ロ−ディング/アンロ−ディングステ−ジを構成する。この仮置台4は、図3および図4に示すように、研磨装置の基台(本実施例では研磨装置を構成するインデックステ−ブル9)へ立設した流体供給管60の上方辺に中央に貫通部61aを有し、上面に環状突起61bを有する円盤状基盤61を嵌着させ、この環状突起61bの上面を可撓性膜32で覆い、リング状固定具64で該可撓性膜62を円盤状基盤61に固定することで前記流体供給管67の上方辺と円盤状基盤61と可撓性膜62とで流体室63を形成し、前記円盤状基盤61の外縁61cには前記環状突起61bの高さよりは高い丈の環状側壁部65aと、該環状側壁部65a内側に設けられた傾斜部65bを複数有する基板搭載用支持部65c,65c…を有し、かつ、注水孔65dを有する外側環状部材65を固定し、該外側環状部材65と前記可撓性膜62とで水貯留室66を形成した構造を採る。
【0032】インデックステ−ブル9のロ−ディングゾ−ンZでは、ロ−ディングカセット7aよりロ−ディング搬送ロボット8aが基板を取り出し、ア−ムを反転後、仮置台4aの基板搭載用支持部材65cに載置する。載置された基板は、コンプレッサCにより圧力が0.01〜0.1MPsの空気等の圧力流体が流体供給管60に供給され、これが流体室63に導かれ、可撓性膜62を膨張させて基板を上方へと押し上げ、押し上げられた基板をチャック機構6の吸着板26に吸着し、ついでチャック機構6を上昇した後、90度回動させて研磨プラテン2a上へと基板は移動される。
【0033】また、研磨された基板は、チャック機構6の管21bの減圧を止め、圧縮空気に切り換えることによりチャック機構6より仮置台4の基板搭載用支持部材65cに載置され、研磨基板と外側環状部材65と可撓性膜62とで形成される水貯留室66に供給された洗浄液により洗浄され、インデックステ−ブル9を120度回動させてアンロ−ディングゾ−ンZへ移行させ、洗浄液を水貯留室66より排出させた後、搬送ロボット8bのア−ムを仮置台4上方より下降させ、研磨基板の端部を把持し、ついで仮置台4上方へ移動させ、ア−ムを反転させ、研磨・洗浄基板をアンロ−ディングカセット7b内の棚へと移送・収納させる。
【0034】アンロ−ディングカセット7bは、水槽7c内を昇降可能に設けられ(特開2000−100900号)、カセット7bを水槽に浸漬することにより常時、研磨された基板を湿った状態に保つ。
【0035】仮置台4において、基板のセンタリングは、円盤状基盤61の外縁61cに設けられた環状側壁部65a内側に設けられた基板搭載用支持部材65c,65c,…の傾斜部65bを基板が滑ることにより行なわれる。基板搭載用支持部材65cの傾斜部65bの角度は、15〜60度が好ましい。
【0036】仮置台4に載せられた基板の下面と膨張前の可撓性膜62上面間の距離は2〜4mm、仮置台4に載せられた基板の上面とチャック機構6の吸着板26の下面間距離は5〜12mmが好ましい。
【0037】可撓性膜32の素材としては、ポリイソプレン、ポリブタジエン、イソブチレン・イソプレン共重合体、クロロプレンゴム、エチレン・プロピレン・ブタジエン共重合体、エチレン・プロピレン・エチリデンノルボルネン共重合体、これらの架橋物等が挙げられる。膜厚は、25〜300μmが好ましい。また、ファ−ネスブラック、チャネルブラック、ケッチェンブラック等の導電性カ−ボンを配合して帯電防止性を付与し、埃が付着しないようにした可撓性膜も好ましい。
【0038】図1で示す研磨装置を用いて基板を研磨するには、次ぎの工程を経る。
1)インデックステ−ブル9上での工程:(1)基板ロ−ディングカセット7aから基板wを搬送ロボット8aで把持し、ア−ムを後退させた後にア−ムを反転させ、ついでインデックステ−ブル9上のゾ−ンZに位置する第1基板ロ−ディング/アンロ−ディングステ−ジを構成する仮置台4a,4a上に基板を載せ、センタリングを行う。
【0039】この間に、インデックステ−ブル9上のゾ−ンZ2に位置する第2基板ロ−ディング/アンロ−ディングステ−ジを構成する仮置台4b,4b上の研磨加工基板は、アンロ−ディング搬送ロボット8bにより把持され、ア−ムを反転後、アンロ−ディングカセット7b内に搬送される。また、インデックステ−ブル9上のゾ−ンZ3では、ノズル13a,13dより洗浄液を噴射するとともにブラシを回転させることにより基板を保持していないチャック機構の表面および側面を洗浄器13で洗浄する。
【0040】(2)インデックステ−ブル9を時計廻り方向に120度回転させ、洗浄器をゾ−ンZへ、基板が取り去られた仮置台4b,4bをゾ−ンZへ、基板を載せた仮置台4a,4aをゾ−ンZへ移動する。ついで、ゾ−ンZでは、チャック機構6aを下降させて仮置台4a,4a上の基板w,wに吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャック機構の吸着板26下端面に吸着させ、ついでチャック機構6a,6aを上昇させ、インデックスヘッドのスピンドル16が時計廻り方向に90度又は−270度回動され、ゾ−ンZへ研磨基板を保持したチャック機構6d,6dを導き、チャック機構6d,6dを下降させ、仮置台4a,4a上に研磨基板を載せた後、チャック機構6d,6dを上昇させる。
【0041】ゾ−ンZでは、基板ロ−ディングカセット7aから新たな基板wを搬送ロボット8aが把持し、ア−ムを後退させた後にア−ムを反転させ、ついでインデックステ−ブル9上のゾ−ンZに位置する仮置台4b,4b上に基板を載せ、センタリングが行なわれる。ゾ−ンZでは何も作業は行われない。
【0042】(3)インデックステ−ブル9を時計廻り方向に120度回転させ、洗浄器をゾ−ンZ1へ、基板が取り去られた仮置台4a,4aをゾ−ンZへ、基板を載せた仮置台4b,4bをゾ−ンZへ移動する。ついで、ゾ−ンZでは、チャック機構6aを下降させて仮置台4b,4b上の基板w,wに吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャック機構の下端面に吸着させ、ついでチャック機構6d,6dを上昇させ、インデックスヘッドのスピンドル16が時計廻り方向に90度又は−270度回動され、ゾ−ンZへ研磨基板を保持したチャック機構6c,6cを導き、チャック機構6c,6cを下降させ、管21の減圧を止め、管21に圧空を供給して仮置台4a,4a上に研磨基板を載せた後、チャック機構6c,6cを上昇させる。ゾ−ンZでは、何も作業は行われない。
【0043】(4)インデックステ−ブル9を時計廻り方向に−240度回転させ、洗浄器13をゾ−ンZ3へ、研磨基板が載せられた仮置台4b,4bをゾ−ンZへ、基板が取り去られた仮置台4a,4aをゾ−ン1へ移動する。ついで、前記(1)の工程に戻り、(1)から(4)の工程を繰返す。
【0044】この例において、インデックステ−ブル9の回動は、時計廻り方向に120度、120度、−240度の繰返しの例を示したが、インデックステ−ブル9の回動は、時計廻り方向に120度、120度、120度の繰返しであってもよい。
【0045】2)インデックスヘッドでの工程:(1)チャック機構6a,6aを下降させてインデックステ−ブル9上の仮置台4a,4a上の基板に吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャック機構の下端面に吸着させ、ついでチャック機構6a,6aを上昇させる。その後、インデックステ−ブル9を時計廻り方向に120度または−240度回転させ、チャック機構6a,6a下にインデックステ−ブル9上の仮置台4a,4a上の基板を位置させる。
【0046】(2)インデックスヘッド5の回転軸16を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6a,6aを下降させ、第1研磨プラテン2aに押圧し、基板と第1プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第1研磨プラテンを摺動させて基板表面を粗研磨し、研磨終了後、チャック機構6a,6aを上昇させる。その間にチャック機構6d,6dを下降させてインデックステ−ブル9上の仮置台4b,4b上の新たな基板に吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャック機構の下端面に吸着させ、ついでチャック機構6d,6dを上昇させる。その後、インデックステ−ブル9を時計廻り方向に120度または−240度回動させ、チャック機構6d,6d下にインデックステ−ブル9上の仮置台4b,4b上の基板を位置させる。
【0047】(3)インデックスヘッド5の回転軸16を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6a,6aを下降させ、第2研磨プラテン2bに押圧し、基板と第2プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第2研磨プラテンを摺動させて基板表面を中仕上研磨し、研磨終了後、チャック機構6a,6aを上昇させる。また、チャック機構6d,6dを下降させ、第1研磨プラテンに押圧し、基板と第1研磨プラテン2aとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第1研磨プラテンを摺動させて基板表面を粗研磨し、研磨終了後、チャック機構6bを上昇させる。その間にチャック機構6c,6cを下降させてインデックステ−ブル9上の仮置台4a,4a上の新たな基板に吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャック機構の下端面に吸着させ、ついでチャック機構6c,6cを上昇させる。その後、インデックステ−ブル9を時計廻り方向に120度または−240度回動させ、チャック機構6b,6b下にインデックステ−ブル9上の仮置台4b,4b上の基板を位置させる。
【0048】(4)インデックスヘッド5の回転軸16を時計廻り方向に90度回動させた後、チャック機構6a,6aを下降させ、第3研磨プラテン2cに押圧し、基板と第3研磨プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第3研磨プラテンを摺動させて基板表面を仕上研磨し、仕上研磨終了後、チャック機構6aを上昇させる。また、チャック機構6d,6dを下降させ、第2研磨プラテン2bに押圧し、基板と第2プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第2研磨プラテンを摺動させて基板表面を中仕上研磨し、研磨終了後、チャック機構6d,6dを上昇させる。および、チャック機構6c,6cを下降させ、第1研磨プラテン2aに押圧し、基板と第1研磨プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第1研磨プラテンを摺動させて基板表面を粗研磨し、研磨終了後、チャック機構6c,6cを上昇させる。
【0049】その間にチャック機構6b,6bを下降させてインデックステ−ブル9上の仮置台4b,4b上の新たな基板に吸着板26を当接させ、管21を減圧して基板をチャック機構の下端面に吸着させ、ついでチャック機構6b,6bを上昇させる。その後、インデックステ−ブル9を時計廻り方向に120度または−240度回動させ、チャック機構6b,6b下にインデックステ−ブル9上の仮置台4a,4a上に位置させる。この仮置台には、基板は載っていない。
【0050】(5)インデックスヘッド5の回転軸16を時計廻り方向に−270度回動させた後、チャック機構6a,6aをインデックステ−ブル9上の仮置台4a,4a上に下降させ、管21aの減圧を止め、ついで管21aに圧空を供給して研磨基板を仮置台4a,4a上に置いた後、チャック機構6a,6aを上昇させる。上昇したチャック機構6a,6aの下端面25および側面に、洗浄器13のノズル13a,13dより洗浄液を吹きつけ、ブラシ13b,13cの回動によりチャック機構を洗浄する。ついで、インデックステ−ブル9を120度時計廻り方向に回転させ、チャック機構6a,6a下にインデックステ−ブル9上の仮置台4b,4b上の基板を位置させる。なお、仕上研磨された基板は、既述したようにインデックステ−ブル9が120度回転してインデックステ−ブルのゾ−ンZに移行された後、搬送ロボット8bによりアンロ−ディング収納カセット8b内に搬送される。
【0051】その間に、チャック機構6d,6dを下降させ、第3研磨プラテン2cに押圧し、基板と第3研磨プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第3研磨プラテンを摺動させて基板表面を仕上研磨し、仕上研磨終了後、チャック機構6d,6dを上昇させる。また、チャック機構6c,6cを下降させ、第2研磨プラテン2bに押圧し、基板と第2研磨プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第2研磨プラテンを摺動させて基板表面を中仕上研磨し、中仕上研磨終了後、チャック機構6c,6cを上昇させる。および、チャック機構6b,6bを下降させ、第1研磨プラテン2aに押圧し、基板と第1研磨プラテンとの間に研磨剤スラリ−を介在させつつ、基板と第1研磨プラテンを摺動させて基板表面を粗研磨し、研磨終了後、チャック機構6b,6bを上昇させる。
【0052】(6)以下、上記(5)の工程に記載の、インデックスヘッド5の回転軸16の回動させ、基板のアンロ−ディング/ロ−ディング、粗研磨、中仕上研磨、仕上研磨およびチャック機構の洗浄の工程を繰り返す。なお、研磨装置の研磨プラテン2a,2b,2cの研磨布11は、ドレッサ3を回転軸3a中心に回転駆動させることにより目立てが修復される。
【0053】上記例において、インデックスヘッド5の回動は、インデックスヘッド5の回動およびインデックステ−ブル9の回動に逆方向に回動する機会を挿入させることにより用役管や電気ケ−ブルの捩れが防止され、これらの破損が防止されることを目的に、時計廻り方向に90度、90度、90度、−270度の繰返しの例を示したが、インデックスヘッド5の回動は、時計廻り方向に90度、90度、90度、90度の繰り返しであってもよい。
【0054】基板の研磨加工の別態様として、上記実施例では1ステ−ジ毎に2枚の基板が加工される例を示したが、1ステ−ジ毎に1枚の基板が加工されるようにチャック機構を変更してもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明の基板用仮置台4は、ロ−ディング用収納カセット7aから搬送され、仮置台4の基板搭載用支持部材65cの傾斜部65bによりセンタリングされる。また、仮置台に載置された基板は、流体供給管60に導かれた空気等の流体により可撓性膜62が膨張して上方へと押し上げられ、チャック機構6の吸着板26に吸着されるが、この際の可撓性膜62と基板との接触面積が小さいのでチャック機構のバキュ−ム圧を小さくでき、基板が破損しにくい。
【0056】また、研磨された基板は、チャック機構6の管21bの減圧を止め、圧縮空気に切り換えることによりチャック機構6より仮置台4の基板搭載用支持部材65cに載置され、研磨基板と外側環状部材65と可撓性膜62とで形成される水貯留室66に供給された洗浄液により基板の研磨面は洗浄される。
【出願人】 【識別番号】391011102
【氏名又は名称】株式会社岡本工作機械製作所
【住所又は居所】神奈川県厚木市上依知3009番地
【出願日】 平成13年8月30日(2001.8.30)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−71711(P2003−71711A)
【公開日】 平成15年3月12日(2003.3.12)
【出願番号】 特願2001−260503(P2001−260503)