| 【発明の名称】 |
熱間圧延設備及び熱間圧延方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】葉佐井 二朗 【住所又は居所】広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内
【氏名】相原 良彦 【住所又は居所】広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内
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| 【要約】 |
【課題】スラブの厚さ如何にかかわらず、フレアの発生を未然に回避して通板性を向上させると共に幅精度を向上することができる熱間圧延設備及び熱間圧延方法を提供する。
【解決手段】圧延装置群を有する板製造ラインに板切断装置5を介して連続鋳造装置1を接続した熱間圧延設備において、前記板切断装置5の上流に前記連続鋳造装置1から排出されたスラブ2aを幅方向に圧下するプレス装置13を配置した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圧延装置群を有する板製造ラインに板切断装置を介して連続鋳造装置を接続した熱間圧延設備において、前記板切断装置の上流に前記連続鋳造装置から排出されたスラブを幅方向に圧下するプレス装置を配置したことを特徴とする熱間圧延設備。 【請求項2】 前記プレス装置の金型形状が板製造ラインの上,下流側で非対称となっていることを特徴とする請求項1記載の熱間圧延設備。 【請求項3】 圧延装置群を有する板製造ラインに板切断装置を介して連続鋳造装置を接続した熱間圧延設備において、前記連続鋳造装置から排出されたスラブをプレス装置で幅方向に圧下してから当該圧下部を前記板切断装置で切断することを特徴とする熱間圧延方法。 【請求項4】 前記プレス装置で幅方向に圧下する際に、板製造ラインの上,下流側で非対称となっている金型形状を用いて圧下することを特徴とする請求項3記載の熱間圧延方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、圧延機等を有する板製造ラインに連続鋳造装置が接続された熱間圧延設備及び熱間圧延方法に関する。 【0002】 【従来の技術】図3に、板製造ラインに連続鋳造装置が接続された従来の熱間圧延設備を示す。図において、1は連続鋳造装置であり、同連続鋳造装置からは例えば厚さ50〜100mmのスラブ2aが形成されて排出される。スラブ2aはガイドロール3及び送り用のピンチロール4に案内されて送られ、コイル1個長さ単位で板切断装置(シャー)5により切断されてトンネル式の加熱炉6に入り加熱・保温される。この加熱炉6の出側に出たスラブ2aは、2段の粗圧延機R1 ,R2 による圧延で所要板厚のシートバー2bに圧延され、コイルボックス8の巻取部8aに巻き取られて保温・貯留される。 【0003】コイルボックス8の巻出部8bから出たシートバー2bは、クロップシャー9で先端及び後端が切断除去された後、7段の仕上圧延機F1 〜F7 からなる仕上圧延機群Fにより、所要板厚のストリップ2cに仕上げ圧延される。仕上げ圧延されたストリップ2cは、冷却用ランアウトテーブル10を通って冷却された後巻取機11によってコイルに巻き取られる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このような熱間圧延設備にあっては、2段の粗圧延機R1 ,R2 や7段の仕上圧延機F1 〜F7 からなる仕上圧延機群Fで圧延する際に、シートバー2bやストリップ2cの先端及び後端は、非拘束下で圧延されることから、図4に示すように、大きなフレア(幅方向の拡がり、図4中のイ,ロ部参照)が発生し、通板トラブルや幅精度に悪影響を及ぼしていた。また、フレアの形状は板の先端と後端で通常、異なっており、幅精度のコントロールの困難さの一因となっている。 【0005】そこで、従来では、2段の粗圧延機R1 ,R2 の前にエッジャー12を設けて、シートバー2bの先端及び後端を幅方向に圧縮・圧延することで、大きなフレアの発生を回避していた。 【0006】ところが、シートバー2bの先端及び後端は自由端であり、座屈し易いことから、特に、薄スラブの場合は、エッジャー12による大きな圧縮量がとれないことから、上述した問題点は依然として残っていた。 【0007】そこで、本発明の目的は、スラブの厚さ如何にかかわらず、フレアの発生を未然に回避して通板性を向上させると共に幅精度を向上させることができる熱間圧延設備及び熱間圧延方法を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するための本発明に係る熱間圧延設備は、圧延装置群を有する板製造ラインに板切断装置を介して連続鋳造装置を接続した熱間圧延設備において、前記板切断装置の上流に前記連続鋳造装置から排出されたスラブを幅方向に圧下するプレス装置を配置したことを特徴とする。 【0009】また、前記プレス装置の金型形状が板製造ラインの上,下流側で非対称となっていることを特徴とする。 【0010】本発明に係る熱間圧延方法は、圧延装置群を有する板製造ラインに板切断装置を介して連続鋳造装置を接続した熱間圧延設備において、前記連続鋳造装置から排出されたスラブをプレス装置で幅方向に圧下してから当該圧下部を前記板切断装置で切断することを特徴とする。 【0011】また、前記プレス装置で幅方向に圧下する際に、板製造ラインの上,下流側で非対称となっている金型形状を用いて圧下することを特徴とする。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱間圧延設備及び熱間圧延方法を実施例により図面を用いて詳細に説明する。 【0013】[実施例]図1は本発明の一実施例を示す、熱間圧延設備の概略構成図、図2は同じくプレス装置の要部拡大平面図である。 【0014】図1において、1は連続鋳造装置であり、同連続鋳造装置からは例えば厚さ50〜100mmのスラブ2aが形成されて排出される。スラブ2aはガイドロール3及び送り用のピンチロール4に案内されて送られ、コイル1個長さ単位で板切断装置(シャー)5により切断されてトンネル式の加熱炉6に入り加熱・保温される。この加熱炉6の出側に出たスラブ2aは、2段の粗圧延機R1 ,R2 による圧延で所要板厚のシートバー2bに圧延され、コイルボックス8の巻取部8aに巻き取られて保温・貯留される。 【0015】コイルボックス8の巻出部8bから出たシートバー2bは、クロップシャー9で先端及び後端が切断除去された後、7段の仕上圧延機F1 〜F7 からなる仕上圧延機群Fにより、所要板厚のストリップ2cに仕上げ圧延される。仕上げ圧延されたストリップ2cは、冷却用ランアウトテーブル10を通って冷却された後巻取機11によってコイルに巻き取られる。 【0016】ここまでは図3に示した従来装置と同様であるが、本実施例では、前記板切断装置5の上流に前記連続鋳造装置1から排出されたスラブ2aを幅方向に圧下するプレス装置13が配置される。 【0017】前記プレス装置13は、ラインスピードと同調する左右一対の金型13aを有すると共に、金型13aの先端形状がシートバー2bやストリップ2cの先後端の形状の違いを考慮してラインの上,下流側で非対称となっている。本実施例では、図2に示すように、傾斜面aでスラブ2aの後端側が深めに、また傾斜面bで先端側が浅めにそれぞれ幅圧縮し得るようになっている。 【0018】このようにして本実施例では、従来のエッジャー12(図3参照)と異なり、プレス装置13で切断前(連続した状態)のスラブ2aを幅圧縮するため、薄スラブであっても座屈し難いことから、大きく幅を狭められる。 【0019】つまり、従来のエッジャーでは、フレアの発生を抑える能力に限界があったが、このプレス装置13を使用することで、この限界を広げることが可能となる。このため、通板性が向上し、生産性の高い圧延設備にできる。 【0020】また、シートバー2bやストリップ2cの先後端の形状の違いを考慮し、プレス装置13の金型13a形状をラインの上下流側で非対称にすることで、通板性が向上すると共に板幅精度が向上する。 【0021】尚、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることはいうまでもない。 【0022】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請求項1に係る熱間圧延設備は、圧延装置群を有する板製造ラインに板切断装置を介して連続鋳造装置を接続した熱間圧延設備において、前記板切断装置の上流に前記連続鋳造装置から排出されたスラブを幅方向に圧下するプレス装置を配置したことを特徴とするので、スラブの厚さ如何にかかわらず、フレアの発生を未然に回避して通板性を向上させ、生産性を向上させることができる。 【0023】請求項2に係る熱間圧延設備は、前記プレス装置の金型形状が板製造ラインの上,下流側で非対称となっていることを特徴とするので、通板性をより一層向上させると共に板幅精度が向上する。 【0024】請求項3に係る熱間圧延方法は、圧延装置群を有する板製造ラインに板切断装置を介して連続鋳造装置を接続した熱間圧延設備において、前記連続鋳造装置から排出されたスラブをプレス装置で幅方向に圧下してから当該圧下部を前記板切断装置で切断することを特徴とするので、請求項1に係る発明と同様の作用・効果が得られる。 【0025】請求項4に係る熱間圧延方法は、前記プレス装置で幅方向に圧下する際に、板製造ラインの上,下流側で非対称となっている金型形状を用いて圧下することを特徴とするので、請求項2に係る発明と同様の作用・効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006208 【氏名又は名称】三菱重工業株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目5番1号
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| 【出願日】 |
平成13年10月18日(2001.10.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078499 【弁理士】 【氏名又は名称】光石 俊郎 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−126901(P2003−126901A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月8日(2003.5.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−320149(P2001−320149) |
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