トップ :: B 処理操作 運輸 :: B21 本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き




【発明の名称】 様々な棒材または線材を並行生成するための連続鋳造・熱間圧延装置
【発明者】 【氏名】フェルッチオ スクリッパ

【要約】 【課題】熱間圧延法を用いて、量的に同じではあるがより低い圧延速度により、同様に5.5mmよりも小さい横断面で、信頼性を有し且つ低コストで金属棒材または金属線材を製造すること。

【解決手段】多数の棒材または線材を並行同時流動生成するための連続鋳造・熱間圧延装置であって、多数の線条材/棒材/線材を複数のライン及び並行生産で連続的に供給するための流動成形手段を有する連続鋳造手段(1)、並びに、多数の線条材/棒材/線材を連続的に熱間圧延するための垂直圧延手段および水平圧延手段を含むこと。
【特許請求の範囲】
【請求項1】多数の棒材または線材を並行同時流動生成するための連続鋳造・熱間圧延装置であって、並行製造のための複数のライン上で多数の線条材/棒材/線材を連続的に供給するための流動成形手段(10)を有する連続鋳造手段(1)、並びに、多数の線条材/棒材/線材を連続的に熱間圧延するための垂直圧延手段および水平圧延手段を含む連続鋳造・熱間圧延装置において、− 偶数であるn本の圧延すべき線条材/棒材を直接的に製造するために、流動成形手段(10)としての流動成形型が、少なくともn=4で一直線上に並んでいて夫々互いに離隔されている成形穴を有すること、− 連続鋳造材料を強制的に流動成形型を通過させるために、連続鋳造材料のための流動成形型が、圧搾引張ロール(2−3)を有する引張手段と接続されていて、それにより、連続鋳造材料が多数のソーセージ体の形状をとり、そのソーセージ体の形状が、円形、楕円形、または多角形であり得ること、− 圧搾引張ロール(2−3)の後にはトンネル形状の誘導予熱炉(5)が設けられていること、− 誘導予熱炉(5)には、先行する形材のループ制御システムが続き、これらの形材が弛んだ状態で保たれ、その前後に接続されている形材間の速度変化が補整されること、− ループ制御システムの後には一連の圧延スタンドが続き、これらの圧延スタンドは、圧延シリンダの周辺速度を入口部における14m/分から出口におけるほぼ12m/秒に増加させながら、圧延製品の横断面を60〜70mmからほぼ12mmに減少させるように定められていること、− 圧延スタンドの後にはバイパスシステムが設けられていて、このバイパスシステムには前記のループ制御システムと同様のループ制御システムが備え付けられていて、このループ制御システムは、12個の圧延ロールペアグループ(VL、VR、OL、OR)を有する少なくともn/2個のユニバーサル圧延ブロックのために設けられていて、圧延ロールペアグループ(VL、VR、OL、OR)が、対向するロールペア(RR)のために、それらの伝動シャフト(02、03、04)による2等辺3角形の形状で配設されていて、並行して対向する2つの形材/線材(L1−L2)を3回の通過処理でほぼ85m/秒のロールの周辺圧延速度を有するように圧延することを目的としていることを特徴とする連続鋳造・熱間圧延装置。
【請求項2】圧延スタンドが6つの水平圧延スタンド(7)だけから構成され、これらの水平圧延スタンド(7)がそれに先行する形材を90°回転させる回転手段(iv)と交互に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の連続鋳造・熱間圧延装置。
【請求項3】圧延スタンドが水平圧延スタンド(7)と垂直圧延スタンド(6)から構成され、垂直圧延スタンド(6)が、平行に並置された2つの列に配分されているn個の垂直圧延ロールペアを含み、1つの列上で隣接する垂直圧延ロールペアにおいて同方向に回転する垂直圧延ロール軸の軸間隔に対して半分の軸間隔だけずらされて配設されている圧延通路を有し、各列はn/2個の垂直圧延ロールペアを含み、それにより、1本の形材が第1列の圧延ロールペアにより、それに隣接する形材が第2列の圧延ロールペアにより交互に圧延されることを特徴とする、請求項1に記載の連続鋳造・熱間圧延装置。
【請求項4】2本の水平並行圧延ラインを有するユニバーサル圧延ブロックの夫々は、2等辺3角形を成す3つの周辺伝動シャフト(02、03、04)を含み、下側の両方の周辺軸(03、04)が垂直圧延ロールペア(VR/VL−VRR)を駆動し、それらの軸は斜め外側に傾けられていて、それに対し、上側の周辺軸(02)が、両方の圧延ライン(L1、L2)と直角で一致するように位置する圧延ロールペア(OR/OL−ORR)を支持することを特徴とする、請求項1に記載の連続鋳造・熱間圧延装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、様々な棒材(バー)または線材(ワイヤ)を並行生成するための連続鋳造・熱間圧延装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の従来技術に対応して連続鋳造および熱間圧延のためには様々な生産方式が知られていて、この際、最も慣用的な方式は、鋼片の鋳造および流動圧延であり、これらの鋼片は、棒材または金属線材が所望の最終横断面を有するまで徐々に薄くなるように圧延される。横断面が小さい場合、作業時間に基づいても複雑さのためにも加工が高価になることは明らかである。生産性を保証するためには圧延速度を一定に且つ連続的に増加させる必要があり、この場合、真直ぐの棒材では30m/秒の値ないしは巻き取られる金属線材では100m/秒の値が遥かに超過される。速度の増加は、容易には克服され得ない限界値を有する。即ち最大限界値にほぼ達すると、特記すべき更なる増加は達成不可能であり、生産コスト及び整備コストが増加される場合は別であるが、これは不適切で要求されがたいものである。
【0003】この方向の試みは、鋼片の連続鋳造から出発する並行圧延法のために開発されている。この並行圧延法は、提案された多数の解決策にも係らず成果を収めることができず、その複雑さのために全く使用されていない。例えば挟まって動かなくなった場合には1つのライン上に介入することが必要であるので、第2のライン上の圧延は実質的に不可能または少なくとも極めて困難なものとなる。
【0004】現在では(連続鋳造からではない)鋼片から出発して分割圧延法が使用される。この解決策は、事前の加工から2つの棒材を製造すること、及び、2つの棒材の形で送られる圧延材料を離隔する目的で、更に小さな横断面および更に薄い形状の圧延材料を製作するために鋼片を圧延することにあり、更に圧延材料は90°回転されて最終的な太さになるまで圧延される(JP−A−60−130401)。
【0005】また、同じ鋼片から出発して、後続する2つの分割部を用いて同時に同じ圧延台上で4つの棒鋼を製造することも可能である。
【0006】この方法は、例えば37トン/時間の1時間あたりの時間生産性を有する加熱炉から生成される鋼片(例えば160x160mm)を用いて開始される。圧延速度(3m/分:0.05m/秒)は、圧延スタンドによりサポートされず、特にロールの過熱に基づいても圧延手段における損傷および故障を引き起こす。160x160mmの鋼片から出発して8.5mmの直径の丸鋼を製造するためには、ほぼ18機の圧延スタンドが追加的に必要である。生産的であるためには最初の圧延スタンドに入る鋼片の速度が鋳造速度のほぼ3倍の大きさでなくてはならない。
【0007】現在の高速度における他の短所は、製造された各棒材の両方の端部における切り取りに基づき、ゴミが増加するということである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、熱間圧延法を用い、量的には同じであるがより低い圧延速度により、同様に5.5mmよりも小さい横断面で、信頼性を有し且つ低コストで金属棒材または金属線材を製造することである。
【0009】DE−4009861A(SMS)は、棒鋼を製造するための圧延装置に関し、そこでは、1つの連続鋳造圧延ラインよりも多くの連続鋳造圧延ラインを有する装置が直接的な出発点となっている。
【0010】日本特許JP57193205(1982年11月27日)の公開公報および要約、バンド7、ナンバー44(M−95)、1993年2月22日、及び、JP57193205は、対角線状に配置されていて薄い線を用いて夫々の対向する角において互いに接続されている多数の長方形の横断面を製造するための、連続的に成形される大きな平棒鋼の圧延装置に関する。この製造は、棒材を継続的に徐々に生成するための寸法規制圧延手段により縦方向で行われる(連続鋳造ラインからの流動法ではない)。
【0011】この平棒鋼は、所定の中間の厚さに成形する一次圧延に施されていて、この一次圧延により中間半製品が製造される。この中間半製品は、他の時点および他の加工ラインにおいて加熱され、事前圧延手段を使って縦溝が設けられ、引き続いて分割され、離隔された長方形の棒材が切断される。これらの長方形の棒材は最終製品を製造するために相前後して引き続く仕上圧延処理に施される。
【0012】この解決策は、離隔された多数の加工ラインを用いて材料を変形するための非連続的な解決策であり、この際、問題としているものは、連続鋳造・熱間流動圧延装置に関するものである。つまり、上述の非連続的な解決策は既述の問題点を解決するものではない。
【0013】S.I.M.A.C S.p.A.(現在の出願人の会社)の出願によるPCT/IT97/00013(EP−0876225)では、棒材または線材を流動生成するための方法およびそれに対応する熱間圧延装置が示されている。そこでは、棒材または線材を流動生成するための熱間圧延装置が記載され、この熱間圧延装置では連続鋳造から生じる長方形の横断面を有する材料が圧延および切断を用いて棒材または線材に変形される。
【0014】この解決策は、連続鋳造から生じる長方形の平坦な横断面を多重ソーセージ形状に変形することを目的とする圧延スタンドを備えた手段、及び、圧延機に供給するために、多重ソーセージ形状に変形された材料を引き続いて分割して、棒材または線材の形状の離隔された多数のストライプ状の線条材にすることが考慮されている。
【0015】この解決策はエンドレスの連続鋳造ラインを考慮していて、このエンドレスの連続鋳造ラインは、生産物(棒材または金属線材)の仕上げに至るまでの熱間圧延ライン内に導かれ、以下のものを含む:− 送られる材料から成る平棒鋼の形状の連続鋳造物を、横断面を更に減少しながら圧延するための第1圧延手段、及び、− 送りの際に平棒鋼に縦方向に溝を付けるという整形の目的を有する、対向して設けられている溝付ロールを備えた第2圧延手段。
【0016】この解決策では以下のものが考慮されている:【0017】前記第1圧延手段の前:− 80mmの厚さよりも小さい平棒鋼、有利にはほぼ50mmの厚さの平棒鋼を一定に生成するための連続鋳造手段、− 圧延温度に平棒鋼を保持するために前記連続鋳造手段から送られる平棒鋼を更に加熱する誘導トンネルを備えた調整炉、及び、− 送られる平棒鋼を正確に同じ幅に保持するための、垂直ロールを備えた側方の制限圧延部。
【0018】前記第2圧延手段の後:− 多数のストライプ状の線条材または棒材を並行圧延する目的で縦ラインに離隔するための分割手段、− 前記多数の線条材を90°回転するためのバー回転手段、及び、− 仕上り棒材または仕上り線材を連続的に並行に生成するための、対向して設けられている溝付ロールを備えた仕上圧延手段。
【0019】上述した解決策の短所として、次のことが言える。
【0020】縦方向ないしは側方で互いに接続されている楕円形または菱形の横断面へと長方形の形状を変更させるために平棒鋼を事前圧延するという必要性は、平棒鋼を切断する必要性と同様に、複雑且つ高価なものと見なされる。それに加えて、連続鋳造材料の事前圧延は、線条材への縦切断の前で、送られる材料に片側だけで指向される縦方向のすじを形成し、これは線条材の同一形状性を阻害する。圧延された材料の構成物における同一形状性の欠如はその強度を減少させ得る。
【0021】本発明の課題は上述した問題点を解消することでもある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の前記の課題および他の課題は、請求項に従い、多数の棒材または線材を並行同時流動生成するための連続鋳造・熱間圧延装置であって、並行生産するための複数の通路上で多数の線条材/棒材/線材を連続的に製造するための流動成形手段を有する連続鋳造手段、並びに、多数の線条材/棒材/線材を連続的に熱間圧延するための垂直(即ち立形)圧延手段および水平(即ち横形)圧延手段を含む連続鋳造・熱間圧延装置において、以下の構成要件を有するものにより解決される:【0023】− n本の圧延すべき線条材/棒材を直接的に製造するために、流動成形手段としての流動成形型が、一直線上に並んでいて夫々互いに離隔されている少なくとも4つの成形穴を有し、ここでnは偶数4、6、8...であること、− 連続鋳造材料を強制的に流動成形型を通過させるために、連続鋳造材料の流動成形型が、圧搾引張ロールを有する引張手段と接続されていて、それにより、連続鋳造材料が多数のソーセージ体の形状をとり、そのソーセージ体の形状が、円形、楕円形、または多角形であり得ること、− 圧搾引張ロールの後にはトンネル形状の誘導予熱炉が設けられていること、− 誘導予熱炉には、先行する形材(材料部分)のループ制御システムが続き、これらの形材が弛んだ状態で保たれ、その前後に接続されている形材間の速度変化が補整されること、− ループ制御システムの後には一連の圧延スタンドが続き、これらの圧延スタンドは、圧延シリンダの周辺速度を入口部における14m/分から出口におけるほぼ12m/秒に増加させながら、圧延製品の横断面を60〜70mmからほぼ12mmに減少させるように定められていること、− 圧延スタンドの後にはバイパスシステムが設けられていて、このバイパスシステムには前記のループ制御システムと同様のループ制御システムが備え付けられていて、このループ制御システムは、12個の圧延ロールペアグループを有する少なくともn/2個のユニバーサル圧延ブロックのために設けられていて、圧延ロールペアグループが、対向するロールペアのために、それらの伝動シャフトによる2等辺3角形の形状で配設されていて、並行して対向する2つの形材/線材を3回の通過処理でほぼ85m/秒のロールの周辺圧延速度を有するように圧延することを目的としていること。
【0024】1つの解決策では圧延スタンドは6つの水平圧延スタンドだけから構成され、これらの水平圧延スタンドはそれに先行する形材を90°回転させる回転手段と交互に設けられている。
【0025】圧延スタンドは有利には水平圧延スタンドと垂直圧延スタンドから構成される。垂直圧延スタンドは、平行に並置された2つの列に配分されている少なくともある一定数の垂直圧延ロールペア、並びに、1つの列上で隣接する垂直圧延ロールペアにおいて同方向に回転する垂直圧延ロール軸の軸間隔に対して半分の軸間隔だけずらされて配設されている圧延通路を含み、この際、各列はn/2個の垂直圧延ロールペアを含み、それにより、1本の形材が第1列の圧延ロールペアにより、それに隣接する形材が第2列の圧延ロールペアにより交互に圧延される。
【0026】このようにして多重線材/多重棒材・熱間流動連続圧延生産が極めてコンパクトな装置で実現され得る。
【0027】2本の水平並行圧延ラインを有するユニバーサル圧延ブロックの夫々は、有利には、2等辺3角形を成す先端部における3つの周辺伝動シャフトを含み、この2等辺3角形では下側の両方の周辺軸が垂直圧延ロールペアを駆動し、それらの軸は斜め外側に傾けられていて、この2等辺3角形の上側の周辺軸は、両方の圧延ラインと直角で一致する圧延ロールペアを支持する。
【0028】
【発明の実施の形態】これらの長所および他の長所は、添付の図面に示されている有利な解決策に関する以下の説明から明らかであり、また、図面の詳細は本発明を制限するものではない。
【0029】図1aと図1bには、1つのバリエーションとして、4本の送り形材(材料部分)を有するラインの側面図と俯瞰図が示されている。
【0030】図2aと図2bには、1つのバリエーションとして、4本の送り形材を有するラインの側面図と俯瞰図が示されている。
【0031】図3には、水平圧延スタンドだけを有する装置が示されていて、これらの圧延スタンドは、圧延生成物を90°回転させる回転手段と交互に設けられている。このバリエーションでは、連続鋳造から出発し、最終製品に至るまで、水平中間圧延スタンドが独占的に使用されていて、これらの水平中間圧延スタンドは、これらの個々の圧延スタンド間で形材を90°回転して送るための回転手段と交互に配設されている。
【0032】図4には、形材の変化パラメータと圧延生成物の増加する速度上昇値とを用いて圧延段階が示されている。
【0033】図5aと図5bには、多重線材・連続鋳造装置の側面と平面とを拡大した図が示されていて、この多重線材・連続鋳造装置は、支持タワー上に2つの溶融坩堝を有し、支持タワーは、連続鋳造を中断することなく維持するために両方の溶融坩堝の交互の使用を可能にする。
【0034】図6には、連続鋳造装置の拡大側面図が示されている。
【0035】図7aと図7bには、4本の連続鋳造形材のための連続鋳造型が平面図と横断面図で示されている。
【0036】図8aと図8bには、水平圧延スタンド及び垂直圧延スタンドを有する中間圧延グループが設けられている圧延ラインの領域が側面図と平面図として示されている。そこでは、形材の変化・減少概要、並びに、各スタンド6−7Wのための周辺速度の上昇値が共に示されている。
【0037】図9aと図9bには、高速で走行する2本の線材(WR)を有する多重・ユニバーサル圧延スタンドグループの平面図、及び、12m/秒と85m/秒の間の速度における形材の対応的な変化ダイヤグラムが示されている。
【0038】図10には、図9a及び図9bに関連する多重線材・ユニバーサル圧延グループの平面図が示されている。
【0039】図11aと図11bには、図9a及び図9bに関連する多重線材・ユニバーサル圧延グループの横断面図と横側面図が示されている。
【0040】図12a、図12b、図12cには、夫々、図1a及び図1bに示されている装置における水平圧延スタンドの側面図、正面図、俯瞰図が示されている。
【0041】図13a、図13b、図13c、図13dには、図2a及び図2bによる、2列にずらされたロールペアを有する垂直圧延スタンドの側面図、俯瞰図、伝動システムの横断側面図、正面図が示されている。
【0042】図面における符号は以下の通りである。
【0043】符号1は、連続鋳造手段を示す。符号10は、連続鋳造手段1の流動成形型を示す。符号11は、連続鋳造ラインを示す。符号2は、連続鋳造材料のための引張ロール及び送りロールを有する引張手段を示す。符号3は、緊急時横切断手段を示す。符号5は、誘導加熱部を有する後続加熱トンネルを示し、この後続加熱トンネル内で、送られる材料が均質化圧延温度および熱間圧延温度にもたらされる。符号6は、ずらされて配設されていてn個に分配されている少なくとも2列の垂直ロールペアラインを有する垂直圧延スタンドを示す(nはラインごとのペアの総数を表す)。符号7は、n本の圧延溝を有する水平圧延スタンドを示し、この水平圧延スタンドは圧延生成物の90°回転手段ivと交互に設けられ得る。符号9は、タイプWM、タイプWR、及び変形例RRで表される終了ゾーン、特に、圧延された線材の巻き枠への巻上部を示す。HSD部分は、圧延生成物の後処理部を示す。WR部分は「ワイヤ・ロッド・ライン」即ち線材の最終的な巻上部を有する線材圧延ラインを示す。線材加工における速度を前後で同期させるための溜めはbsで示されている。
【0044】トンネル形状の均質化炉及び/又は熱処理炉(TH)は、例えば中間圧延スタンド(6−7)の後にも一時的に設けられ得る。(図1参照)
【0045】圧延すべき多数の線条材または先行する形材(b1、b2、b3、...、bn)を直接的に製造するために、流動成形型(10)は、一直線上に並んでいて夫々互いに離隔されている複数の成形穴を有する。(図7参照)
【0046】有利には、これらのコンパクトな圧延スタンドの使用により、全装置の空間要求を大きく減少することが達成される。
【0047】垂直圧延スタンドの垂直ロールが1つの単独のモータにより駆動され得ることは明らかである。(図13参照)
【0048】連続鋳造ライン(11)を伴う連続鋳造装置が示されている図6において符号(101)では溶解物を有する容器が示され、この容器(101)は、従来技術から知られる可動の伝動構造体(1011、10111、1012)によってサポートされる。中間に位置する連続鋳造流動手段(102、103、1031)が設けられていて、これらは側方のブリッジ構造体(104)によりサポートされる。流動成形型(10)は、モータ手段(1007)を有する可動のレバー手段(1001、1002、1003、1004、1005、1006)によりサポートされる。
【0049】図7bには流動成形型(10)の湾曲線(b)が示されている。流動成形型(10)は離隔された2つの冷却室(c1、c2)を有し、これらの冷却室(c1、c2)内では異なる温度の水が循環される(e1、e2)。この解決策は連続鋳造パラメータをより良く管理するために用いられる。
【0050】当然のことであるが、2つ又は複数の上述の流動成形手段が提供され得る。
【0051】中間圧延スタンド(6−7)の図12及び図13では8本の線条材/流動送りライン(b1...b8)が示されていて、そのためには対応的に量定される鋳造物がスタンド以前において必要とされる(2倍の数の形材)。
【0052】垂直の多重ライン・圧延スタンドは2列の圧延ロールペア(61、62)を有し、そこでは各ラインが夫々の駆動軸(610、620)を介して唯一のモータ(M6)により駆動され、この際、各ペアは、円錐伝動装置からロール歯車に、更にこのロール歯車からシリンダ伝動装置を用いて第2のペアへと駆動される。選択的な解決策は、最も近くの第2のロールペアラインに対する第1のロールペアラインを用いた回転の伝達である。水平圧延スタンド(7)は、夫々、一対の駆動軸(710、720)を有し、これらの駆動軸(710、720)は、1つの単独モータ(M7)により駆動され、各圧延ライン(71、72)のために夫々1つの軸を有している。
【0053】圧延過程後には、ライン上に位置するトンネル(TH)内に熱処理部が設けられている。(図1、図2、図3参照)
【0054】裁断部(8)の後には圧延線材ライン(WRL)及び巻取り軸受(WM)が設けられている。最終生産物(9)が巻き枠(側方のライン上の線材)または棒材(ライン上でより大きな横断面)の形で提供され得ることは明らかである。(図1、図2参照)
【0055】有利にはこの装置に沿って熱間圧延手段(6、7)の前後に金属線材ループ/棒材ループ(bs)が設けられ、これは、上流側(101、102、10、11、2、...、5、...)における連続鋳造中の速度と、切断および貯蔵(TH、8、9)を行う下流側における圧延および流動処理中の速度との違いの補整を可能にする。
【0056】図9から図11に示されているように、線材のライン(WR)は、並行で水平の2つの圧延ライン(L1、L2)を有する側方の2つのコンパクト圧延ブロックにより特徴付けられていて、このコンパクト圧延ブロックは、2等辺3角形の先端部における3つの周辺伝動シャフト(2、3、4)を含むことを特徴とし、この2等辺3角形において、下側の両方の周辺軸(3、4)は外側に傾けられた垂直スタンド(VL、VR)を運動させ、上側の周辺軸(2)は反対方向に傾けられた水平スタンド(OL、OR)を支持し、それらのロールは両方の圧延ライン(L1、L2)と直角で一致する。
【0057】これらのブロックは以下の構成を含む:− 1つの単独のモータ(M)。このモータ(M)は1つの単独のモータ軸(1)を有し、モータ軸(1)は歯車伝動装置(11)を用いて運動を3つの歯車に伝達し、これらの3つの歯車は2等辺3角形(21、31、41)の形状で半径方向に配設されていて夫々には周辺伝動シャフト(2、3、4)が備え付けられていて、それらのシャフト上には夫々に圧延スタンド(OR、OL、VR、VL)が取り付けられていて、この際、各圧延スタンドには一対のヘッド圧延ロール(RR)が設けられていて、これらのヘッド圧延ロール(RR)には、円錐形の中間歯車と中間伝動部を用いて周辺伝動シャフト(2、3、4)から回転が伝動され、− 周辺シャフトのうちの2つは周辺ベースシャフト(3、4)として2等辺3角形の底角の高さに位置し、第3のシャフトは上側の周辺シャフト(2)として2等辺3角形の先端部に位置し、この際、− 両方の周辺ベースシャフト(3、4)は、上方に向かって右側および左側に向かう垂直圧延部(VRR)のための圧延ロールペア(RR)を有する右側と左側の夫々の圧延スタンド(VR、VL)を運動させ、− 上側のシャフト(2)は、選択的に、水平圧延部(ORR)のために対応的なヘッドロールペア(RR)を有する右側に向かうスタンド(OR)及び左側に向かうスタンド(OL)をサポートし、この際、− 周辺シャフト(2、3、4)の位置決め、圧延スタンド(OR、OL、VL、VR)の傾斜とサイズ、並びに、対応する圧延ロールペア(RR)の位置は、次のように構成されている。即ち、全ての圧延ロール(RR)の夫々の圧延通路が2つの縦圧延ライン(L1、L2)上に重なり合い、これらの縦圧延ラインが、一方から他方に対して対称であり、夫々、周辺ベースシャフト(3、4)の上側で、及び、上側の周辺シャフト(2)の下側並びに側方で走行し、垂直のスタンドと圧延ロール(VL/VR−VRR)及び水平のスタンドと圧延ロール(OL/OR−ORR)が交互に配設されていて、この際、その交代は右側の水平圧延スタンド(OR−ORR)により決定され、この右側の水平圧延スタンドは左側の圧延スタンド(OL−ORR)と交互に設けられ、この際、それらの対向側において、対応的な垂直スタンド、夫々、左側のもの(VL−VRR)及び右側のもの(VR−VRR)は、ほぼ同じ高さにあることが考慮されている。
【0058】圧延ブロックは、同数である右側の垂直圧延スタンド(VR)と左側の垂直圧延スタンド(VL)を下側の両方の周辺シャフト(3、4)上に有することを特徴とし、それに対して上側のシャフト(2)上には2xnの圧延スタンドが左側の半分(OL)及び右側の半分(OR)として夫々押し付けられていて、これらの圧延スタンドは全て同じ構成を有する。
【0059】3つの周辺伝動シャフト(2、3、4)は、2つの軸線または圧延ライン(L1、L2)と共に垂直横断面において5角形の先端の形状の配置を形成する。この5角形は有利には等辺である。また、成形穴の数は常に1よりも大きく4に制限されるものではない。圧延生産物の横断面はスタンドを介してほぼ60/70mmからほぼ12mmに減少される。
【出願人】 【識別番号】500031054
【氏名又は名称】エスエムエス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト
【出願日】 平成14年5月14日(2002.5.14)
【代理人】 【識別番号】100063130
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 武久 (外1名)
【公開番号】 特開2003−10904(P2003−10904A)
【公開日】 平成15年1月15日(2003.1.15)
【出願番号】 特願2002−138519(P2002−138519)