| 【発明の名称】 |
有機性廃棄物処理装置及び有機性廃棄物の処理方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】里 見 仁
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、効率良く処理することができる有機性廃棄物処理装置を提供することを目的としている。
【解決手段】有機性廃棄物処理装置1は、受け入れられた有機性廃棄物2と水を攪拌する攪拌部材32と、この攪拌部材32により攪拌された有機性廃棄物2より異物を分別するスクリ−ン33を有する第1の分別機3と、この第1の分別機3を通過した有機性廃棄物2を含む水を接線方向から流入させて旋回させて、比重差により軽量異物を中心部に、重量異物を円周部に分別し、前記中心部と前記円周部の間に排出部を有する第2の分別機4と、この第2の分別機4の排出部より導かれる有機性廃棄物2を含む水より前記水を脱水する脱水機7と、この脱水機7より脱水された水を貯留する貯留槽10とを備えているものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】受け入れられた有機性廃棄物と水を攪拌する攪拌部材と、この攪拌部材により攪拌された前記有機性廃棄物より異物を分別するスクリ−ンを有する第1の分別機と、この第1の分別機を通過した前記有機性廃棄物を含む水を接線方向から流入させて旋回させて、比重差により軽量異物を中心部に、重量異物を円周部に分別し、前記中心部と前記円周部の間に排出部を有する第2の分別機と、この第2の分別機の排出部より導かれる前記有機性廃棄物を含む水より前記水を脱水する脱水機と、この脱水機より脱水された水を貯留する貯留槽と、を備えていることを特徴とする有機性廃棄物処理装置。 【請求項2】有機性廃棄物に水を加えて攪拌し、スクリ−ンを介して分別し、分別できない有機性廃棄物を比重差により軽量異物と重量異物に分別し、分別できない有機性廃棄物を脱水し、脱水の際に生じる液体を液体バイオマスの原料とし、脱水された固形物をコンポスト原料として利用することを特徴とする有機性廃棄物の処理方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】本発明は、有機性廃棄物処理装置及び有機性廃棄物の処理方法に係り、特に、効率良く処理することができる有機性廃棄物処理装置及び有機性廃棄物の処理方法に関する。 【0002】 【従来の技術】有機性廃棄物、例えば、生ごみは、含水率が高く、そのまま堆肥資源として利用することは困難で、例えば、処理過程において、水分吸収補助材(例えば、おがくず)を投入したり、また、ヒ−タ加熱による高温発酵により水分を蒸発させている。 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の処理過程においては、多くの水分吸収補助材を投入しなければならず、また、ヒ−タ加熱の際、多くの加熱量を必要とし、効率が良くないという問題点があった。また、生ごみには、金属、石、ガラス、プラスチック等の異物が含まれており、これら異物をも除去しなければならないという問題点があった。本発明は、上述した問題点を除去するようにした有機性廃棄物処理装置及び有機性廃棄物の処理方法を提供するものである。 【0003】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載の有機性廃棄物処理装置は、受け入れられた有機性廃棄物と水を攪拌する攪拌部材と、この攪拌部材により攪拌された前記有機性廃棄物より異物を分別するスクリ−ンを有する第1の分別機と、この第1の分別機を通過した前記有機性廃棄物を含む水を接線方向から流入させて旋回させて、比重差により軽量異物を中心部に、重量異物を円周部に分別し、前記中心部と前記円周部の間に排出部を有する第2の分別機と、この第2の分別機の排出部より導かれる前記有機性廃棄物を含む水より前記水を脱水する脱水機と、この脱水機より脱水された水を貯留する貯留槽とを備えているものである。 【0004】また、請求項2記載の有機性廃棄物の処理方法は、有機性廃棄物に水を加えて攪拌し、スクリ−ンを介して分別し、分別できない有機性廃棄物を比重差により軽量異物と重量異物に分別し、分別できない有機性廃棄物を脱水し、脱水の際に生じる液体を液体バイオマスの原料とし、脱水された固形物をコンポスト原料として利用するものである。 【0005】 【実施例】本発明の一実施例の有機性廃棄物処理装置及び有機性廃棄物の処理方法を図面を参照して説明する。 【0006】図1及び図2において、1は有機性廃棄物処理装置で、有機性廃棄物処理装置1は、有機性廃棄物2(例えば、生ごみ)に含まれる金属、石、ガラス、プラスチック等の異物を、分別機で分別し、該分別機で異物を除去された有機性廃棄物2を「水分吸収補助材を投入したり、また、ヒ−タ加熱をすることなく」、有機性廃棄物2を脱水し、コンポスト原料である固形物を得ると共に、脱水する際生じる液体をバイオマス原料として利用することができるようにしたものである。 【0007】3は第1の分別機で、第1の分別機3は、受入口31より受け入れられた有機性廃棄物2と水を攪拌する攪拌部材(例えば、羽根)32と、この攪拌部材32の下方に位置し、攪拌部材32により攪拌された有機性廃棄物2より異物を分別するスクリ−ン(例えば、有孔板、網等)33を有している。また、この第1の分別機3は、スクリ−ン33を通過できない異物E(例えば、金属、石、ガラス等)を排出する第1の排出部34(例えば、開閉蓋)を有している。 【0008】この第1の分別機3の槽内に投入された有機性廃棄物2は、攪拌部材(羽根)32によって発生する強力な水流と攪拌部材(羽根)32による切断力によって破砕され、スラリ−化する。しかし、有機性廃棄物2に含まれる異物E(例えば、金属、石、ガラス等)は、微細化、スラリ−化され難いので、比較的大きな形状のまま槽内に残留し、第1の排出部34(例えば、開閉蓋)より排出される。スラリ−化した有機性廃棄物2は水と共にスクリ−ン33を通過し、次工程へと移送される。 【0009】4は第2の分別機(サイクロン又はクリ−ナ)で、第2の分別機4と第1の分別機3は、第1の通路5により接続され、第1の通路5には、第1のポンプ6が設けられている。第2の分別機4は、第1の分別機3を通過した有機性廃棄物2を含む水を接線方向から流入させて旋回させ、比重差により軽量異物(例えば、スチロ−ル等)を中心部4aに、重量異物(例えば、金属、砂、ガラス、卵のから、貝殻等)を円周部4bに分別する。この第2の分別機4は、中心部4aと円周部4bの間に第2の排出部4cを有する。 【0010】第2の分別機4の下部には、重量異物沈殿室41が設けられ、重量異物沈殿室41の上部に第1の開閉弁42、下部に第2の開閉弁43がそれぞれ設けられている。そして、円周部4bに分別された重量異物は落下し、重量異物がある程度溜った時点で、第1の開閉弁42を開、第2の開閉弁43を閉とし、重量異物沈殿室41内に重量異物を収納する。収納後、第1の開閉弁42を閉、第2の開閉弁43を開とし、重量異物沈殿室41内より重量異物E1 を第2の分別機4より排出する。第2の分別機4で異物を除去された有機性廃棄物2は、第2の排出部4c、第2の通路8を介して脱水機7に導かれる。 【0011】なお、第2の通路8は、一端を第2の分別機4の中心部4aと円周部4bの間に、他端を脱水機(第1の脱水機)7の回転する円筒形状の内部にそれぞれ臨むように取り付けられている。また、9は軽量異物を含む水を第1の分別機3に戻す第3の通路で、第3の通路9は、一端を第2の分別機4の中心部4aに他端を第1の分別機3の内部に、それぞれ臨むように取り付けられている。 【0012】脱水機7は、第2の分別機4の第2の排出部4aより導かれる有機性廃棄物2を含む水を脱水する脱水機で、脱水機7(例えば、第1の脱水機7’)は、例えば、回転する円筒形状の内部に第2の通路8の端部を臨ませ、該円筒形状の外周面をスリット状又は網目状に形成されたスクリ−ン部71と、このスクリ−ン部71の外部に位置させ、スクリ−ン部71の目詰まりを散水で除去する散水部72とで構成され、脱水機7の下方には、脱水機7より脱水された水を貯留する貯留槽10が設けられている。 【0013】脱水の際に生じる液体2’、つまり、スクリ−ン部71を通過したスラリ−は、有機物を多く含み、液体バイオマス(エネルギ−資源として利用できる生物体のことで、バイオマスのエネルギ−利用としては、燃焼して発電を行う。)の原料として有効に利用することができる。 【0014】また、貯留槽10で貯留された水は、第4の通路11を介してポンプ12により第1の分別機3内へ供給されるようになっている。なお、第4の通路11は、一端を貯留槽10の内部に他端を第1の分別機3の内部に、それぞれ臨むように取り付けられている。また、貯留槽10で貯留される水が所定量確保されるように、補給水管13からの補給水を液面制御装置14により制御している。14aは液面センサで、14bは補給水管13を開閉する開閉弁である。 【0015】また、15は貯留槽10より液体2’を取り出す第5の通路で、第5の通路15には、ポンプ16、液体2’の濃度調整を図る濃度調整装置17がそれぞれ設けられている。10’は液体2’を溜める槽である。なお、第5の通路15は、一端を貯留槽10の内部に他端を槽10’の内部に、それぞれ臨むように取り付けられている。 【0016】また、第1の脱水機7’より、更に脱水するには、脱水機7(例えば、第2の脱水機7”、例えば、スクリュ−プレス7”)を用いる。第2の脱水機7”へは、第1の脱水機7’と第2の脱水機7”を接続する第6の通路18によりスクリ−ン部71を通過し得なかった残留物2”を導き、第2の脱水機7”で脱水する。脱水された固形物2''' は第2の脱水機(例えば、スクリュ−プレス)7”にて圧搾脱水され、有機残渣は繊維分が多く、通気性に富み含水率は60%〜50%となり、好気性菌による発酵に極めて適し、コンポスト原料(生ごみなどから作った有機肥料)として利用することができる。なお、第6の通路18は、一端を脱水機7(第1の脱水機7’)の回転する円筒形状の内部に、他端を第2の脱水機(例えば、スクリュ−プレス7”)の受入部に、それぞれ臨むように取り付けられている。 【0017】脱水の際に生じる液体2’は、第2の脱水機7”の下方に位置する貯留槽10”により貯留される。貯留槽10”に貯留された水は、ポンプ19により第7の通路20を介して貯留槽10に導かれる。なお、第7の通路20は、一端を貯留槽10”の内部に、他端を貯留槽10の内部に、それぞれ臨むように取り付けられている。 【0018】従って、この実施例の有機性廃棄物処理装置1によれば、従来のように処理過程において、水分吸収補助材を投入したり、また、ヒ−タ加熱をすることなく、有機性廃棄物2に含まれる金属、石、ガラス、プラスチック等の異物を、第1の分別機3及び第2の分別機4で分別し、第1の分別機3及び第2の分別機4で異物を除去された有機性廃棄物2を脱水機7(7’、7”)で脱水し、コンポスト原料である固形物を得ると共に、脱水する際生じる液体を貯留槽10に貯留し、該液体をバイオマス原料として利用することができる。 【0019】 【発明の効果】請求項1記載の有機性廃棄物処理装置によれば、有機性廃棄物に含まれる金属、石、ガラス、プラスチック等の異物を、第1の分別機及び第2の分別機で分別し、第1の分別機及び第2の分別機で異物を除去された有機性廃棄物を『従来のように処理過程において、水分吸収補助材を投入したり、また、ヒ−タ加熱をすることなく』脱水機で脱水し、コンポスト原料である固形物を得ると共に、脱水する際生じる液体を貯留槽に貯留し、該液体をバイオマス原料として利用することができる。 【0020】また、請求項2記載の有機性廃棄物の処理方法によれば、有機性廃棄物に含まれる金属、石、ガラス、プラスチック等の異物を、スクリ−ン、比重差で分別し、該分別で異物を除去された有機性廃棄物を『従来のように処理過程において、水分吸収補助材を投入したり、また、ヒ−タ加熱をすることなく』脱水し、コンポスト原料である固形物を得ると共に、脱水する際生じる液体をバイオマス原料として利用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591032208 【氏名又は名称】株式会社サトミ製作所
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| 【出願日】 |
平成13年9月14日(2001.9.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088144 【弁理士】 【氏名又は名称】加藤 静富 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−80218(P2003−80218A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−279226(P2001−279226) |
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