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【発明の名称】 リサイクル方法
【発明者】 【氏名】齋藤 雅昭
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内

【氏名】鵜林 伸介
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内

【氏名】吉川 直弥
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内

【氏名】宮澤 英朗
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内

【氏名】山本 康義
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内

【氏名】加藤 隆行
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内

【氏名】船越 雅浩
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内

【氏名】竹内 郁夫
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内

【氏名】清水 昭博
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤノン株式会社内

【要約】 【課題】収益性があり、安定性があり、世代を超えて長期にわたりリサイクルできるリサイクル方法を提供すること。

【解決手段】回収した製品を分解、分別して再利用し、製品を製造するリサイクル方法において、製品のスペックを変更して製造することを特徴とするリサイクル方法。回収した製品が製造された時以降の製品のスペックに変更して製造する(次世代の製品とする)リサイクル方法。回収した製品が製造された時と同じ時期で違う製品のスペックに変更して製造する(兄弟機/派生機の製品とする)リサイクル方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回収した製品を分解、分別して再利用し、製品を製造するリサイクル方法において、製品のスペックを変更して製造することを特徴とするリサイクル方法。
【請求項2】 回収した製品が製造された時以降の製品のスペックに変更して製造することを特徴とする請求項1のリサイクル方法。
【請求項3】 回収した製品が製造された時と同じ時期で違う製品のスペックに変更して製造することを特徴とする請求項1のリサイクル方法。
【請求項4】 少なくとも一つの部品を外し、新しい部品を取り付けることを特徴とする請求項1〜3の何れかのリサイクル方法。
【請求項5】 取り外した部品と新しい部品との取り付け部を共通として、部品内のほかの部品の取り付け部の形状を異なるものとすることを特徴とする請求項4のリサイクル方法。
【請求項6】 取り外した部品と新しい部品との取り付け部をあらかじめ複数用意しておくことを特徴とする請求項4のリサイクル方法。
【請求項7】 再利用する際に、部品を追加工することを特徴とする請求項1〜3の何れかのリサイクル方法。
【請求項8】 回収した製品で使用されていた部品の使用個数を変更することを特徴とする請求項1〜3の何れかのリサイクル方法。
【請求項9】 製品を画像形成装置とすることを特徴とする請求項1〜8の何れかのリサイクル方法。
【請求項10】 製品のスペックをアナログ機とデジタル機とすることを特徴とする請求項9のリサイクル方法。
【請求項11】 製品のスペックをプロセススピードとすることを特徴とする請求項9のリサイクル方法。
【請求項12】 製品のスペックを白黒機とカラー機とすることを特徴とする請求項9のリサイクル方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、市場において使用された後に回収した製品を分解、分別して再利用し、製品を製造するリサイクル方法(remanufactuaring:REM又はRMF)に関するものである。特に、画像形成装置のリサイクル方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、環境問題に対応して、製品メーカは、市場から製品を回収し、分解して、使用できる部品は再利用し、使用できない部品は、材料リサイクル、燃料などとして使用、粉砕・焼却などにより体積を減らしてから埋め立てなどの対応を行っていた。
【0003】再利用する場合、回収した製品と同じ製品、あるいは、部品(ユニット)が共通な製品に使用していた。つまり、再利用する製品が限られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この際、回収・分解・再利用可否判断などに費用が必要であった。このため、全製品についてすべて実施されることはなく、一部の製品はリサイクルされることなく、廃棄されていた。
【0005】また、再利用する製品が限られていたので、再利用する製品の出荷量により、回収し再利用する製品の必要量が変化した。つまり、出荷量が減れば、回収した製品が余り、出荷量が増えると、回収製品が不足(つまり再利用部品が不足)して、製品は、新規の部品で作成された。つまり、新たに再利用可能な製品が作られていた。また、製品価値が低下して生産終了になり、次世代の製品になると、回収製品は、再利用できなくなり、結局、廃却されていた。また、その再利用するための工程も変更が余儀なくされ、再利用工程の世代交代により、廃棄物が発生していた。
【0006】本発明の目的は、収益性があり、安定性があり、世代を超えて長期にわたりリサイクルできるリサイクル方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は下記を特徴とするリサイクル方法である。
【0008】(1)回収した製品を分解、分別して再利用し、製品を製造するリサイクル方法において、製品のスペックを変更して製造することを特徴とするリサイクル方法。
【0009】(2)回収した製品が製造された時以降の製品のスペックに変更して製造する(次世代の製品とする)ことを特徴とする(1)のリサイクル方法。
【0010】(3)回収した製品が製造された時と同じ時期で違う製品のスペックに変更して製造する(兄弟機/派生機の製品とする)ことを特徴とする(1)のリサイクル方法。
【0011】(4)少なくとも一つの部品を外し、新しい部品を取り付けることを特徴とする(1)〜(3)の何れかのリサイクル方法。
【0012】(5)取り外した部品と新しい部品との取り付け部を共通として、部品内のほかの部品の取り付け部の形状を異なるものとすることを特徴とする(4)のリサイクル方法。
【0013】(6)取り外した部品と新しい部品との取り付け部をあらかじめ複数用意しておくことを特徴とする(4)のリサイクル方法。
【0014】(7)再利用する際に、部品を追加工することを特徴とする(1)〜(3)の何れかのリサイクル方法。
【0015】(8)回収した製品で使用されていた部品の使用個数を変更することを特徴とする(1)〜(3)の何れかのリサイクル方法。
【0016】(9)製品を画像形成装置とすることを特徴とする(1)〜(8)の何れかのリサイクル方法。
【0017】(10)製品のスペックをアナログ機とデジタル機とすることを特徴とする(9)のリサイクル方法。
【0018】(11)製品のスペックをプロセススピードとすることを特徴とする(9)のリサイクル方法。
【0019】(12)製品のスペックを白黒機とカラー機とすることを特徴とする(9)のリサイクル方法。
【0020】[作 用]リサイクル時にスペック(Specifications:仕様)を変更することで、付加価値をつけた製品として再生する。付加価値をつけることで、価格が高い製品に再生することが可能となる。これにより、再利用時に発生する費用を吸収して収益性を上げることができる。
【0021】また、スペックを変更することで、再利用対象製品の種類が増えるので、各々の生産量が変動しても、再利用対象の割り付けを多様に対応させることができて、安定してリサイクルを行うことができる。
【0022】また、スペックを変更することで、製品価値が低下して生産終了となった製品も、次世代の製品に再生することができ、世代を超えて長期にわたりリサイクル可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に、本発明に従う、画像形成装置のリサイクル方法の工程図を示した。1は回収、2は受け入れ、3は分解・洗浄、4は選別・検査、5はスペック変更・生産、6は販売の各工程である。
【0024】ユーザから回収された製品は、受け入れ工程2において受け入れ処理が行われる。簡単な受け入れ検査を行い回収された製品のスペックを判定する。例えば、スペックM:中速の白黒アナログ複写機である。
【0025】スペックMが判定後、分解・洗浄工程3へ送られて、フレーム、ユニット、部品などに分解され・洗浄される。
【0026】選別・検査工程4は、分解・洗浄された物に不具合がないか選別・検査する。問題があるものは、修理して再利用する。
【0027】このようにして、再利用できる状態になった物が、スペック変更・生産工程5に投入される。
【0028】スペック変更・生産工程5では、付加価値が高いスペックに変更する。例えば,スペックA:高速カラーデジタル複写機、スペックB:中速カラーデジタル複写機、スペックC:低速カラーデジタル複写機、スペックD:高速白黒デジタル複写機、スペックE:中速白黒デジタル複写機、スペックF:低速白黒デジタル複合機などである。
【0029】付加価値を高くすることで、再利用する場合の、各工程のコストアップを吸収し、収益性を確保することができる。
【0030】また、スペック変更・生産工程5により、回収された製品に限定されることなく、いろいろな製品に再利用可能となり、1つの製品の生産量が変化しても、他の製品に投入することが可能となり、リサイクルを安定して行うことができる。
【0031】また、製品寿命を終え次世代の製品になっても、一世代前の回収製品も、再利用可能となり、長期にわたってリサイクル可能となる。
【0032】さらに、再利用するための工程も変更が必要なく、再利用工程の世代交代による廃棄物も発生しない。
【0033】スペック変更・生産工程5により生産された製品はユーザに販売6される。
【0034】図2〜4にスペック変更・生産の例を示す。
【0035】[スペック変更・生産の例1](図2)
本例は回収した画像形成装置を分解・分別した枠体1について、前後側板を取り外して、違うスペックの製品の前後側板11、12、13を取り付けることにより、枠体1を再利用している。
【0036】枠体1において、aは底板部材、bは前側フレーム、cは後側フレーム、dとeは前側フレームbと後側フレームcを固定する右上ステー部材と右下ステー部材、fとgは前側フレームbと後側フレームcを固定する左上ステー部材と左下ステー部材、hは枠体底板部材に取り付くキャスター部材である。
【0037】即ち、回収した画像形成装置が製造された時以降の次世代の画像形成装置のスペックに枠体スペックを変更して次世代の画像形成装置の製造に再利用する、あるいは回収した画像形成装置が製造された時と同じ時期で違う兄弟機または派生機の画像形成のスペックに枠体スペックを変更して兄弟機または派生機の製造に再利用する。
【0038】上記において、枠体1から取り外した部品と枠体1に新しく取り付ける部品の枠体1に対する取り付け部は共通の取り付け位置とするか、あるいはあらかじめ多数の取り付け位置を用意してユニバーサルに対応させ、スペックを変更した製品を再生するようにすることができる。また、取り外した部品と新しい部品との取り付け部を共通として、部品内のほかの部品の取り付け部の形状を異なるものとすることができる。
【0039】[スペック変更・生産の例2](図3)
本例は回収した画像形成装置を分解・分別した枠体1について、レーザ加工によって追加工14を行い、枠体1を再利用している。このように、再利用するものに追加工14を行ってスペックを変更した製品を再生する方法である。
【0040】即ち、回収した画像形成装置が製造された時以降の次世代の画像形成装置のスペックに枠体スペックを追加工14にて変更して次世代の画像形成装置の製造に再利用する、あるいは回収した画像形成装置が製造された時と同じ時期で違う兄弟機または派生機の画像形成のスペックに枠体スペックを追加工14にて変更して兄弟機または派生機の製造に再利用する。
【0041】[スペック変更・生産の例3](図4)
本例は、回収した廃トナー容器2を(a)のように本体部分2aと左右の側面板2b、2bに切断分解し、(b)のように、その分解した廃トナー容器2のいくつかの本体部分2aと側面板2bとをつなぎ合わせ加工(接着あるいは溶着加工)して容量を大きくした容器2Aに再生して、トナー容器を再利用している。
【0042】このように、再利用するものを個数を変更してスペックを変更した製品2Aを再生する方法である。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように、回収した製品を分解、分別して再利用し、製品を製造するリサイクル方法において、製品のスペックを変更して製造することにより、収益性があり、安定性があり、世代を超えて長期にわたりリサイクルできるリサイクル方法を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号
【出願日】 平成13年9月11日(2001.9.11)
【代理人】 【識別番号】100086818
【弁理士】
【氏名又は名称】高梨 幸雄
【公開番号】 特開2003−80216(P2003−80216A)
【公開日】 平成15年3月18日(2003.3.18)
【出願番号】 特願2001−274813(P2001−274813)