| 【発明の名称】 |
厨芥処理機 |
| 【発明者】 |
【氏名】菊池 雄 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日立ホームテック内
【氏名】矢嶋 洋 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日立ホームテック内
【氏名】面川 寛史 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日立ホームテック内
【氏名】北川 英明 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日立ホームテック内
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| 【要約】 |
【課題】厨芥収納容器内の厨芥ごみを加熱手段によって加熱乾燥する際に、加熱手段の通電されている時間を確保して厨芥ごみの加熱乾燥を短時間で行い、厨芥ごみの乾燥時間が延びるのを解決する。
【解決手段】厨芥処理機の本体1と、この本体1の開口部を覆う本体蓋2と、本体1内に取り付けられた外側固定容器3と、この外側固定容器3内に着脱自在に設置された厨芥収納容器4と、この厨芥収納容器4内の厨芥ごみを加熱する加熱手段12と、加熱手段12を制御するための温度センサー28と、制御回路29を備え、温度センサー28の検出温度が所定温度に達するまでは加熱手段12を最大発熱量で発熱させ、所定温度に達した後は制御回路29で加熱手段12の通電率を検出し、検出された通電率に応じて加熱手段12の発熱量を少なくなるように温度制御を行う制御回路29を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 厨芥処理機の本体(1)と、この本体(1)の開口部を覆う本体蓋(2)と、本体(1)内に取り付けられた外側固定容器(3)と、この外側固定容器(3)内に着脱自在に設置された厨芥収納容器(4)と、この厨芥収納容器(4)内の厨芥ごみを加熱する加熱手段(12)と、加熱手段(12)を制御するための温度センサー(28)と、制御回路(29)を備え、温度センサー(28)の検出温度が所定温度に達するまでは加熱手段(12)を最大発熱量で発熱させ、所定温度に達した後は制御回路(29)で加熱手段(12)の通電率を検出し、検出された通電率に応じて加熱手段(12)の発熱量を少なくなるように温度制御を行う制御回路(29)を設けたことを特徴とする厨芥処理機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭や食堂、料理屋、ファーストフード店等から出る厨芥ごみ、特に臭いを伴う生ごみ、残飯等を乾燥処理する厨芥処理機の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】厨芥ごみを乾燥して減容処理する従来の厨芥処理機として、図5に示すものがある。(特許第3006365号公報他) 図5において、41は厨芥収納容器で、この収納容器41内には厨芥ごみを粉砕、撹拌する手段として固定刃42と回転刃43が設けられている。 【0003】固定刃42は厨芥収納容器41の下部内壁に設けられ、回転刃43は厨芥収納容器41の底面から突き出た回転軸44に固定されている。この回転軸44は駆動モーター45、減速装置46を介して駆動軸47と係合している。 【0004】厨芥収納容器41の上方には厨芥ごみの加熱手段としてのヒーター48と撹拌ファン49が設けられている。 【0005】50はファンモーターであり、厨芥収納容器41及びヒーター48の上部に配置されている。そしてヒーター48と撹拌ファン49により厨芥ごみの表面上部を加熱し、この加熱された厨芥ごみを駆動モーター45によって駆動される回転刃43により破砕するようにしている。 【0006】また厨芥収納容器41の外周には外容器51が設けられており、この外容器51の上部開口部は蓋52で覆われている。53は温度センサーであり、この温度センサー53の検出温度によってヒーター48の通電制御が行われている。この通電制御は温度センサー53の温度が所定の温度に達した後は、この温度を維持するようにヒーター48をON−OFF制御して行っている。 【0007】このように構成されたものにおいて、厨芥収納容器41内に厨芥ごみが投入されて乾燥運転が開始されると、ヒーター48と撹拌ファン49により厨芥ごみの表面上部が加熱される。 【0008】これと同時に、厨芥ごみは固定刃42と回転刃43によって破砕されながら蒸気を発生し乾燥が進行する。 【0009】そして、乾燥が終了すると、それを乾燥温度検知手段(図示せず)が検知し、運転を終了させるものである。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の厨芥処理機において、厨芥収納容器41内の厨芥ごみはヒーター48によって直接加熱されるとともに、撹拌ファン49により撹拌されて厨芥ごみに吹き付けられる熱風によって加熱される。ここで、ヒーター48の加熱は温度センサー53の検出温度によりON−OFF制御されており、ヒーター48には通電されていない時間がある。 【0011】このため、運転開始後、各部の温度が上昇して安定してくると徐々にヒーター48がONしている時間が短くなり、厨芥ごみの乾燥時間が延びてしまうという問題があった。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、厨芥収納容器内の厨芥ごみを加熱する加熱手段と、この加熱手段を制御するための温度センサーとを備え、温度センサーの検出温度が所定温度に達するまでは加熱手段を最大発熱量で発熱させ、所定温度に達した後は加熱手段の発熱量を少なくして温度制御を行う制御回路を設けたものである。 【0013】これによって、加熱手段に通電されている時間を確保して厨芥ごみの乾燥を短時間で行うようにしたものである。 【0014】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図1から図4により説明する。 【0015】図1及び図2において、1は厨芥処理機の本体、2はこの本体1の上部に開閉自在に取り付けられた本体蓋で、後部を蓋ヒンジ2aにより枢支されている。 【0016】3は本体1内に取り付けられた外側固定容器である。4は厨芥収納容器で、外側固定容器3の内部に着脱自在に設置されている。 【0017】5は固定刃で、この厨芥収納容器4の内壁の下部に取り付けられている。6は回転撹拌刃で、厨芥収納容器4内の下部に設置されており、厨芥収納容器4内の厨芥を撹拌するほかに、固定刃5と連携して厨芥ごみを破砕するものである。 【0018】7は被駆動回転軸で、厨芥収納容器4の底部に設けられて、その先端が回転撹拌刃6と連結しており、厨芥収納容器4を取り外した際に容器4ごと取り外されるものである。 【0019】8は回転駆動軸で、固定容器3の底部に取り付けられており、被駆動回転軸7と着脱自在に連結して被駆動側7に回転力を伝えるものである。9は電動モーターで、回転駆動軸8を回転させるための回転力を発生するものである。10は減速機構で、電動モーター9の回転力を減速して回転駆動軸8に伝達するものである。 【0020】11は内蓋で、本体蓋2内の下面に位置し、厨芥収納容器4及び外側固定容器3の上部開口部を覆うように設けられている。12は加熱手段で、電熱ヒーターよりなり、厨芥収納容器4の上方において、内蓋11の内側天井部に取外し自在に取り付けられている。 【0021】13は送風手段で、シロッコファン13aと、このシロッコファン13aを駆動するファンモーター13bとで構成され、厨芥収納容器4と加熱手段12の上方を避けて本体蓋2内に設置されており、加熱手段12で加熱された空気を厨芥収納容器4内に送風するものである。 【0022】14は内蓋11に開口加工された送風口、15はこの送風口14とは別に内蓋11に開口加工された循環口である。 【0023】16は本体蓋2の内部空間部に設置された循環送風ダクトで、一側に前記送風手段13を設置し、反対側を送風口14及び循環口15を通して厨芥収納容器4に連通させている。16aは遮熱板で、加熱手段12と対向した循環送風ダクト16の内側面に取り付けられている。 【0024】16bはダクト仕切で、送風手段13と加熱手段12によって加熱された熱風を送風口14を通して厨芥収納容器4に送風する循環風路16cと、厨芥収納容器4内の厨芥ごみを加熱乾燥させた後の空気を循環口15から送風手段13に戻す循環風路16eを分離遮断する役目をする。16dは外気を循環送風ダクト16内に取り入れる通風口で、循環送風ダクト16に設けたファンモーター13bの軸貫通穴を大きく開口させて形成している。 【0025】17は略皿状のヒーターカバーで、内蓋11に取り付けられ加熱手段12をその下面からカバーするものであり、内蓋11の下面に同じく取外し自在に取り付けられている。 【0026】17aはヒーターカバー17の周側壁に開設されたヒーターカバー開口で、送風口14から厨芥収納容器4内に送風される空気を厨芥収納容器4の側壁面に当たるようにしている。 【0027】18はヒーターカバー17内にあって送風口14と循環口15とを仕切る仕切で、送風口14から厨芥収納容器4内に送風される空気と循環口15から送風手段に戻る空気を分離させるためのものである。 【0028】19は臭気流出口で、循環口15より外側の内蓋11に設けられている。 【0029】20は加熱酸化方式の触媒脱臭器で、本体1と外側固定容器3との間に設置されており、臭気流出口19から流出する臭気を受け入れて脱臭するものである。 【0030】21は臭気流出口19と触媒脱臭器20を連結する連結パイプである。なお、図示していないが、この連結パイプ21には接続と離脱が自在なジョイント部が形成されていて、本体蓋2の開閉時にその離脱と接続が行なわれるようになっている。 【0031】22は本体1内の冷却及び触媒脱臭器20からの排気を吸出すための冷却ファン、23は冷却ファン22を駆動するための排気モーター、24は冷却ファン22の空気入口側に設けた吸引口で、触媒脱臭器20の排気パイプ25と接続されている。 【0032】26は本体1内の部品の冷却をした後の空気と排気パイプ25から吸引口24を通して脱臭後の気体の両者を本体1外へ流出させるための排気口である。 【0033】27は容器センサーで、外側固定容器3の下部側面に取り付けられ、該外側固定容器3内部の温度を検出するもので、間接的に厨芥収納容器4の温度を検出するものである。 【0034】28は温度センサーで、遮熱板16aが取り付けられた循環送風ダクト16の内面に取り付けられ、その感熱部は循環送風ダクト16内に臨んでいる。 【0035】図3において、29はマイクロコンピュータなどで構成された制御回路で、その入力側に上記した容器センサー27及び温度センサー28が接続され、出力側に電動モーター9、触媒脱臭器20、加熱手段12、送風手段13及び排気モーター23が夫々接続されている。 【0036】そして、あらかじめプログラムされたプログラムによって電動モーター9や送風手段13を制御するとともに、温度センサー28、容器センサー27によって検出される温度によって加熱手段12を制御して厨芥収納容器4内の厨芥ごみの加熱量を制御しているものである。 【0037】本発明は上記の構成よりなり、次にその動作について説明する。 【0038】厨芥ごみが厨芥収納容器4内に投入されて乾燥運転が開始されると、まず、電熱ヒーターよりなる加熱手段12に通電され、回転撹拌刃6駆動用の電動モーター9があらかじめ定められた時間だけ正転、逆転を繰り返す。 【0039】その後、あらかじめ定められた時間が経過すると、送風手段13のシロッコファン13aを駆動するファンモーター13b及び冷却ファン22を駆動する排気モーター23が動作し、矢印のように厨芥収納容器4内に熱風を循環させる。 【0040】送風手段13で送風された空気の流れを説明すると、循環送風ダクト16の循環風路16cを通った風は送風口14の近傍に設置された加熱手段12によって暖められた後、ヒーターカバー開口17aを通って厨芥収納容器4の壁面に吹き付けられる。 【0041】さらに、厨芥収納容器4の壁面に沿って厨芥ごみに当てられ、厨芥ごみを乾燥しながらヒーターカバー開口17bを通り、循環風路16eから送風手段13の構成部品であるシロッコファン13aに戻るという流れで循環する。 【0042】この循環風は、制御回路29の制御によって温度センサー28の検出する雰囲気温度が約110℃〜140℃に維持されるように加熱手段12に電力を供給しながら回転撹拌刃6を適宜作動させると、投入された厨芥ごみは撹拌され、かつ、厨芥収納容器4の内壁に取り付けられた固定刃5とによって破砕されながら蒸気を発生し、乾燥が進行する。 【0043】その後、制御回路29は容器センサー27の温度を監視しながら、温度センサー28の検出する雰囲気温度が約140℃に維持されるように加熱手段12をON−OFF制御しながら加熱する。 【0044】この温度制御の動作を図4により説明する。 【0045】通電が開始されると、加熱手段12は最大発熱量で発熱する。その後、温度センサー28が所定の温度を検出すると制御回路29はON−OFF制御を行い、(a)に示すように雰囲気温度を前述した140℃に維持する。運転開始後、各部の温度が上昇して安定してくると、徐々に加熱手段12のONしている時間が短くなる。そこで、制御回路29は加熱手段12のON時間とOFF時間から加熱手段12の通電率を算出し、この通電率に応じて(b)に示すように加熱手段12の発熱量を小さくする。この制御によって加熱手段12のON時間が長くなり、厨芥ゴミが効率よく乾燥されるようになる。 【0046】加熱電力は、電力を変えた後で周囲温度などが変わっても、雰囲気温度が維持できるように制御回路29にあらかじめプログラミングしてある加熱電力に設定されるようにしている。このことにより、厨芥ごみの量や周囲温度が変わった場合でも、常に通電率を算出して加熱電力を決めているので、加熱電力が不足することはない。 【0047】一方、冷却ファン22の作動によって、本体1内の部品を冷却した空気は排気口26から本体1の外部に排出されるが、同時に吸引口24は冷却ファン22が動作することによって大気圧に対して低圧となり、厨芥処理容器4内の雰囲気が臭気流出口19を通って吸引され、触媒脱臭器20内に流入し、脱臭された後、排気口26から冷却風と混ぜ合わされて本体外部に排出される。この吸引、排気によって循環送風ダクト16内は大気に対して低圧となるため、循環送風ダクト16に設けられた通風口16dを通して外気が循環送風ダクト16内に取り入れられる。 【0048】この状態で厨芥ごみの乾燥が進行していくと、厨芥収納容器4の外部壁面部の温度も上昇し、さらに厨芥ごみの乾燥が終了する温度に達すると、その温度を固定容器3に取り付けられた容器センサー27が検出し、電源をOFFして運転動作を終了する。 【0049】上記本発明において、厨芥収納容器4内に投入された厨芥ごみの乾燥中、特に通電初期の最大電力で加熱中は、加熱手段12の表面温度が約650℃まで上昇する。 【0050】このため本発明では、送風手段13の温度対策として上記したように、その構成部品であるシロッコファン13aとファンモーター13bを加熱手段12及び厨芥収納容器4の上方を避けて循環送風ダクト16の一側に配置し、送風手段13が加熱手段12によって加熱されるのを防止している。 【0051】また、加熱手段12を送風手段13と離して厨芥収納容器4に熱風が送り込まれる送風口14の近傍に配置しているので熱損失が少なく、効率よく厨芥ごみを乾燥することができる。 【0052】なお、本実施例では加熱手段12を電熱ヒーターの例で説明したが、電磁誘導加熱であっても同等の効果が得られるのは言うまでもない。 【0053】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、加熱手段を制御する温度センサーの検出温度が所定温度に達するまでは加熱手段を最大発熱量で発熱させ、所定温度に達した後は加熱手段の発熱量を少なくしたので、厨芥ごみの加熱中に加熱手段のON−OFF制御を行うときに、通電している時間が短くなって乾燥時間が延びてしまうことがなくなり、効率よく乾燥させることができるものである。 【0054】また、加熱電力は通電している状態によって算出しているので、ごみの量や周囲温度などで加熱電力が不足するようなこともなく確実に乾燥させることができるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005131 【氏名又は名称】株式会社日立ホームテック 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1
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| 【出願日】 |
平成13年9月14日(2001.9.14) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−80201(P2003−80201A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−279728(P2001−279728) |
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