| 【発明の名称】 |
厨芥処理機 |
| 【発明者】 |
【氏名】面川 寛史 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日立ホームテック内
【氏名】菊池 雄 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日立ホームテック内
【氏名】矢嶋 洋 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日立ホームテック内
【氏名】北川 英明 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日立ホームテック内
【氏名】渡辺 潔 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日立ホームテック内
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| 【要約】 |
【課題】電熱ヒーターから発生する熱を厨芥収納容器内の厨芥に効率よく伝達し、乾燥効率を高める厨芥処理機を提供する。
【解決手段】厨芥を収容する厨芥収納容器4と、この厨芥収納容器4内の厨芥を撹拌する回転撹拌刃7と、前記厨芥収納容器4を空間部5を保持して着脱自在に収納する外側固定容器3と、厨芥収納容器4内の厨芥を加熱する電熱ヒーター20と、前記厨芥収納容器4の周囲から空間部5内に放散される熱気を厨芥収納容器4内に回収して厨芥収納容器4の厨芥に吹き付ける熱回収ファン30とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 厨芥を収容する厨芥収納容器(4)と、この厨芥収納容器(4)内の厨芥を撹拌する回転撹拌刃(7)と、前記厨芥収納容器(4)を空間部(5)を保持して着脱自在に収納する外側固定容器(3)と、厨芥収納容器(4)内の厨芥を加熱する電熱ヒーター(20)と、前記厨芥収納容器(4)の周囲から空間部(5)内に放散される熱気を厨芥収納容器(4)に回収して厨芥収納容器(4)内の厨芥に吹き付ける熱回収ファン(30)とを備えたことを特徴とする厨芥処理機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭や食堂、ファーストフード店から出る厨芥、生ゴミ、残飯などを処理する厨芥処理機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から厨芥を乾燥させて減量処理するための厨芥処理機が提案されている。 (例えば特許第3006365号公報他)この種の厨芥処理機の一例を図3により説明すると、図において、1は厨芥処理機の本体、2はこの本体1の上部に開閉自在に取り付けられた本体蓋である。 【0003】3は本体1内に取り付けられた外側固定容器、4はこの外側固定容器3の内側に着脱自在に収納された厨芥収納容器、5は外側固定容器3と厨芥収納容器4との間に形成される空間部である。 【0004】6は厨芥収納容器4の下部内壁に取り付けられた固定刃、7は厨芥を撹拌するとともに、固定刃6と連携して厨芥を破砕する回転撹拌刃である。8は厨芥収納容器4の底部に設けられた被駆動回転軸で、その上端に前記回転撹拌刃7の中心部を連結しており、厨芥収納容器4の取り外しの際に、該容器4ごと取り外されるものである。 【0005】9は外側固定容器3の底部に取り付けられた回転駆動軸で、前記被駆動回転軸8と着脱自在に連結して被駆動回転軸8に回転力を伝えるものである。10はこの回転駆動軸9を回転させるための回転力を発生する電動モーターである。 【0006】11は本体蓋2の内側下部に設けられた内蓋で、厨芥収納容器4の上部を塞ぐためのものである。12はこの内蓋2の内側天井部に取り付けられた電熱ヒーター、13は電熱ヒーター12で発生する熱を厨芥収納容器4内に吹きつける送風ファンである。 【0007】14は厨芥の乾燥処理中に発生する臭気を酸化触媒によって燃焼させて無臭化する触媒脱臭器で、電熱ヒーター(図示せず)を内蔵している。15はこの触媒脱臭器14と厨芥収納容器4とを連結するために内蓋11内に設置した連結パイプ、16は触媒脱臭器14によって無臭化された排気の吐き出される排出パイプである。なお、詳細を図示していないが、連結パイプ15は本体蓋2の開成時に本体1側と本体蓋2側とがジョイント部で切り離されるようになっている。 【0008】17は厨芥処理容器4内の雰囲気温度を検知する温度センサー、18は蓋ラッチハンドル、19は本体1内を冷却するとともに、触媒脱臭器14から吐き出される高温の排気を温度を下げて本体1外に流出させる排気ファンである。 【0009】このように構成されたものにおいて、厨芥収納容器4内に厨芥が投入されて乾燥運転が開始されると、回転撹拌刃7駆動用の電動モーター10、内蓋11に取り付けられた電熱ヒーター12、送風ファン13への通電がそれぞれ開始され、内蓋11内に設けられた温度センサー17により110℃〜130℃に制御された熱風が厨芥収納容器4内に送り込まれ、矢印のような空気流を発生させて厨芥を加熱乾燥させる。このとき、厨芥収納容器4内の厨芥は回転撹拌刃7により撹拌されるので、加熱された空気は全体をまんべんなく乾燥させることができる。 【0010】厨芥を加熱すると厨芥から蒸気が発生し、この蒸気は厨芥収納容器4の上部から連結パイプ15を通して触媒脱臭器14内に流れ、その中を通る間に脱臭され、排出パイプ16を通して本体1外に排気される。排気ファン19は触媒脱臭器14から排気される温度の高い空気に外気を混合させ、本体1外には温度を低下させて排気させる。 【0011】従来の厨芥処理機はこのようして厨芥を乾燥処理していた。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の厨芥処理機においては、厨芥収納容器4内に温度センサー17により110℃〜130℃に制御された熱風が送り込まれ、該容器4内が高温になるため、容器4の周囲からの熱損失も大きく、これによって、熱効率が悪く、ランニングコストが余計にかかる問題があった。 【0013】また、本体1の表面が高温になり火傷防止の対策も考慮しなければならないという問題もあった。 【0014】本発明は上記課題を解決するもので、厨芥を乾燥させる厨芥収納容器から周囲に漏れる熱を回収して厨芥収納容器内に戻し、熱源から厨芥に効率よく熱を伝達して乾燥効率を高めることを目的とするものである。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、具体的には、厨芥を収容する厨芥収納容器と、この厨芥収納容器内の厨芥を撹拌する回転撹拌刃と、前記厨芥収納容器を空間部を保持して着脱自在に収納する外側固定容器と、厨芥収納容器内の厨芥を加熱する電熱ヒーターと、前記厨芥収納容器の周囲から空間部内に放散される熱気を厨芥収納容器に回収して厨芥収納容器内の厨芥に吹き付ける熱回収ファンとを備えたものである。 【0016】これによって、厨芥収納容器を電熱ヒーターによって直接的に加熱する輻射熱と、厨芥収納容器の周囲の空間部に放散される熱気を回収して、厨芥収納容器内に戻すことにより、電熱ヒーターから厨芥に効率よく熱を伝達して乾燥効率を高めることができる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について図1により詳細に説明する。 【0018】まず、本実施例の厨芥処理機の全体構成を図1により説明する。図において、4は厨芥収納容器で、外側固定容器3内に着脱自在に収納され、両者の間には厨芥収納容器4がスムーズに収納されるように一定の空間部5が形成されている。20はリング状の電熱ヒーターで、外側固定容器3の下部内周面上に該内周面と接触しないように、すなわち空間部5内に位置するように複数個の取付金具21(又は断熱性の高い碍子でも良い)を介して取り付けられている。 【0019】22は外側固定容器3の下部に設けられた吸気口で、空間部5内に新鮮な空気を取り入れて厨芥処理容器4内の厨芥の乾燥を促進させるためのものである。23は熱回収口で、外側固定容器3の上部円周上の一部に設けられている。24は熱回収パイプで、その一端は熱回収口23に接続され、他端は内蓋11内に設置された熱回収ファン30の吸気側に接続されている。 【0020】25は循環送風路で、熱回収ファン30と厨芥収納容器4上面の熱流入口26を連絡するもので、空間部5内に残留している熱気を熱回収ファン30により厨芥収納容器4内に送風するための通路である。 【0021】27はファンモーターで、送風ファン13を回転駆動するためのものである。 【0022】28は厨芥処理容器4から発生する蒸気を排出する蒸気排出口で、厨芥収納容器4の上面に熱流入口26とは区別して設けられており、連結パイプ15を介して脱臭触媒器14に連通されている。なお、連結パイプ15には厨芥収納容器4内の厨芥が完全に乾燥減量し、蒸気の発生が少なくなるのを検知する蒸気検知センサー(図示せず)が備えられている。 【0023】29は厨芥収納容器4の底面に接触させた温度センサーで、厨芥収納容器4の温度を正確に検出し、厨芥の温度を110℃〜130℃になるように電熱ヒーター20の制御を行うものである。 【0024】なお、その他の構成は、図3で示した構成と同一であり、説明を省略する。 【0025】次に、上記構成の厨芥処理装置の動作を説明する。外側固定容器3内に厨芥収納容器4を収納し、その収納容器4内に厨芥を投入して運転を開始すると、回転撹拌刃7が間欠運転で、しかも一定の間隔をおいて左右反転しながら回転し、厨芥を撹拌するとともに、大きな塊の厨芥を固定刃6と共同して粉砕する。 【0026】一方、この運転の開始とともに、電熱ヒーター20と熱回収ファン30にも通電され、電熱ヒーター20から発生する輻射熱により厨芥収納容器4を加熱するとともに、熱回収ファン30により厨芥収納容器4の周囲から空間部5内に放散される熱気を外側固定容器3下部の吸気口22から吸入した新鮮な空気とともに熱回収口23、熱回収パイプ24、循環送風路25及び熱流入口26を介して厨芥収納容器4内に回収し、厨芥に吹き付ける。厨芥収納容器4の温度は温度センサー29によって検知され、厨芥の温度を110℃〜130℃になるように電熱ヒーター20をON−OFF制御する。 【0027】一方、厨芥収納容器4内の温度が前記のように110℃〜130℃に制御され、さらに、回転撹拌刃7によって撹拌動作が進行していくと、厨芥収納容器4内の厨芥は回転撹拌刃7の撹拌及び固定刃6の粉砕動作と、電熱ヒーター20及び熱回収ファン30とによる熱風で、加熱乾燥動作が行われ、厨芥の乾燥が進行して行く。 【0028】そして、厨芥が乾燥すると厨芥内の水分が蒸気となり、厨芥収納容器4内が蒸気で満たされるようになるが、排気ファン19の吸引動作により、厨芥収納容器4内の蒸気は蒸気排出口28から連結パイプ15を通り、触媒脱臭器14内に入り、ここで脱臭された後、触媒脱臭器14の排出側から連結パイプ15を通して本体1外に排気される。このとき、排気は温度が高いので排気ファン19により外気と混合して温度が下げられ、本体1外に放出される。 【0029】上記動作を継続していくと、厨芥収納容器4内の厨芥が完全に乾燥減量するとともに、蒸気の発生が少なくなる。この蒸気の減少を蒸気検知センサー(図示せず)が検知し、厨芥処理機の運転を終了する。 【0030】尚、この厨芥処理動作中、外側固定容器3の下部に設けられた吸気口22は臭気が充満する厨芥収納容器4より上流側にあるので、厨芥の処理中に発生した臭気が蒸気とともに吸気口22側に逆流することはない。 【0031】次に、図2は本発明の他の実施例を示すものである。この実施例が図1と相違するところは、電熱ヒーター20を空間部5内に設けないで、循環通路25内に設けたものである。これによっても電熱ヒーター20で発生する熱は熱回収ファン30によって収納容器4内に吹き付けられるとともに、厨芥収納容器4の周囲に放散される熱気は熱回収ファン30によって熱回収口23、熱回収パイプ24、循環送風路25及び熱流入口26を通して厨芥収納容器4の中に回収されるものである。 【0032】また、図1及び図2とも熱回収ファン30を内蓋11側に設置した状態で示しているが、本体1側で熱気回収パイプ24と連結してもよい。 【0033】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、厨芥収納容器から周囲に放散される熱気を厨芥収納容器内に回収するようにしたので、電熱ヒーターから発生する熱を厨芥収納容器内の厨芥に効率よく伝達し、乾燥効率を高めることができる。 【0034】また、これによって厨芥の処理を比較的短時間に行うことができるため、省エネルギー化を図ることができ、ランニングコストが安い厨芥処理機を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005131 【氏名又は名称】株式会社日立ホームテック 【住所又は居所】千葉県柏市新十余二3番地1
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| 【出願日】 |
平成13年9月14日(2001.9.14) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−80200(P2003−80200A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−279727(P2001−279727) |
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