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【発明の名称】 配管洗浄用偏心ボール
【発明者】 【氏名】金子 進
【住所又は居所】茨城県日立市幸町三丁目2番2号 株式会社日立エンジニアリングサービス内

【氏名】本間 俊二
【住所又は居所】茨城県日立市幸町三丁目2番2号 株式会社日立エンジニアリングサービス内

【要約】 【課題】洗浄ボール径より大きい配管内面に付着したスライム等を効率的に除去する洗浄ボールを提供することにある。

【解決手段】2種類以上の素材1、2を用いて重心位置を偏心させた洗浄ボールを構成することにより、洗浄ボールが偏心運動を行い、配管内壁面への接触回数が増加することによって達成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】配管内を移動して内面に付着したスライムを除去する洗浄ボールにおいて、前記洗浄ボールは重心位置を偏心して構成されていることを特徴とする配管洗浄用偏心ボール。
【請求項2】配管内を移動して内面に付着したスライムを除去する洗浄ボールにおいて、前記洗浄ボールは比重の異なる2種類以上の素材を用いて重心位置を偏心して構成されていることを特徴とする配管洗浄用偏心ボール。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は雪国の道路に埋設されている消雪配管等の内面に付着したスライムを除去する洗浄ボールに係り、特にボール外径より内径が大きい配管の洗浄に使用する洗浄ボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に配管洗浄としては、ピグを用いた洗浄やスポンジボールを用いた伝熱管内面洗浄等が知られているが、何れも配管内径と同程度の径か僅か大きい径の洗浄体を使用しているが、配管によっては大きさの洗浄体を使用出来ない場合があり、この場合の有効な洗浄方法は確立されていないのが実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】洗浄体の径と比較して配管内径が大きい場合、洗浄体が配管内面と接触する面積が極端に減少し、洗浄効果が発揮できないという問題点を有する。
【0004】本発明の目的は、洗浄ボール径より大きい配管内面に付着したスライム等を効率的に除去することができる洗浄ボールを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、洗浄ボールを2種類以上の素材を用いて重心位置を偏心させて構成して、洗浄ボールが偏心運動を行い配管内壁面への接触回数を増加させることによって達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施例を示す。
【0007】図1において、洗浄ボール(素材1)1は通常のスポンジボールとして伝熱管洗浄に使用されている天然ゴムを主成分としたスポンジ材であり、素材2はこれに偏心させて内装した素材1より比重の大きい材料であり、セラミック,各種金属等が使用される。
【0008】図2は本発明の他の実施例を示したもので洗浄ボール(素材1)1としては図1と同様のスポンジ材、素材3としては素材1より比重の大きい材料でボールの半球のみ接着剤によりコーティングして重心を偏心させている。素材3としては粒状のシリコンカーバイド,各種金属粒等が使用される。
【0009】図3は、洗浄ボール径より大きい配管4の流水中における従来の非偏心ボール(スポンジボール)5の軌跡6を示したもので、水の比重に近いため水の流れに沿って軌跡6の如く移動し、壁面を擦過する回数が極めて少ない。
【0010】図4は、図1,図2で示した偏心洗浄ボール7を配管4の流水中に通した場合の軌跡8を示したもので、非偏心ボール5と比較し、偏心運動により配管内壁面への接触回数が多く擦過による洗浄効果が顕著に現れている。
【0011】洗浄ボール径より大きい配管4に対して、複数個の偏心ボール7を所定回数通過させることにより、これまで不可能であった配管内面に付着したスライム等を効率的に除去することが可能となる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明の偏心洗浄ボールはこれまで洗浄効果の低かった大口径配管の内面洗浄が可能となるという効果を奏することができる。
【出願人】 【識別番号】000233044
【氏名又は名称】株式会社日立エンジニアリングサービス
【住所又は居所】茨城県日立市幸町3丁目2番2号
【出願日】 平成13年9月10日(2001.9.10)
【代理人】 【識別番号】100074631
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 幸彦 (外1名)
【公開番号】 特開2003−80194(P2003−80194A)
【公開日】 平成15年3月18日(2003.3.18)
【出願番号】 特願2001−273252(P2001−273252)