| 【発明の名称】 |
光照射装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】菅原 寛 【住所又は居所】兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ電機株式会社内
【氏名】藤次 英樹 【住所又は居所】兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ電機株式会社内
【氏名】清瀬 正秀 【住所又は居所】兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ電機株式会社内
【氏名】菱沼 宣是 【住所又は居所】兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシオ電機株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】内部に誘電体バリア放電ランプを収納したランプハウスのエキシマ光を取り出す窓部材の温度上昇を抑制することにより、被処理体を確実に処理することができるとともに、窓部材に汚染物質が付着することを防止できる光照射装置を提供することにある。
【解決手段】本発明の光照射装置は、誘電体バリア放電ランプ2と、この誘電体バリア放電ランプ2を収納するとともにエキシマ光を取り出すための窓部材5が形成されたランプハウス1とを具えてなり、ランプハウス1内を不活性ガスで置換した状態で作動する光照射装置において、ランプハウス内1には、不活性ガス噴出機構6が設けられており、不活性ガス噴出機構6から噴出された不活性ガスが窓部材5に直接吹き付けられるようになっていることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 誘電体バリア放電によりエキシマ光を発生する誘電体バリア放電ランプと、この誘電体バリア放電ランプを収納するとともにエキシマ光を取り出すための窓部材が形成されたランプハウスとを具えてなり、前記ランプハウス内を不活性ガスで置換した状態で作動する光照射装置において、前記ランプハウス内には、不活性ガス噴出機構が設けられており、前記不活性ガス噴出機構は、当該不活性ガス噴出機構から噴出された不活性ガスが前記窓部材に直接吹き付けられるようになっていることを特徴とする光照射装置。 【請求項2】 前記不活性ガス噴出機構は、その内部に不活性ガスが流れる不活性ガス流動部を有し、前記不活性ガス流動部は、前記窓部材の外周縁に沿って配置されるとともに、前記窓部材の方向に不活性ガス噴出孔が形成されており、前記不活性ガス噴出孔から噴出された不活性ガスが、前記窓部材に直接吹き付けられるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。 【請求項3】 前記ケーシング内には、前記誘電体バリア放電ランプから発生するエキシマ光を前記窓部材の方向に反射するための光反射板が設けられており、前記不活性ガス噴出機構は、その内部に不活性ガスが流れる不活性ガス流動部を有し、前記不活性ガス流動部は、前記窓部材から離間した位置であって、前記光反射板の誘電体バリア放電ランプとは反対側に位置するとともに、前記窓部材の方向に不活性ガス噴出孔が形成されており、前記不活性ガス噴出孔から噴出された不活性ガスが、前記光反射板に形成された通気孔を通り、前記窓部材に直接吹き付けられるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。 【請求項4】 前記ランプハウス内には、前記誘電体バリア放電ランプと前記窓部材との間に、エキシマ光を透過する仕切り板が配置されており、前記不活性ガス噴出機構は、その内部に不活性ガスが流れる不活性ガス流動部を有し、前記不活性ガス流動部は、前記仕切り板と前記窓部材の間に向けて延在し、当該不活性ガス流動部の端部には、不活性ガスを噴出するための開口が形成されており、前記開口より噴出された不活性ガスが前記仕切り板と前記窓部材の間に吹き付けられるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、誘電体バリア放電ランプを具えた光照射装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、金属、ガラス、その他の材料よりなる被処理体に波長200nm以下の真空紫外線を照射することにより、当該真空紫外線およびこれにより生成されるオゾンなどの活性酸素の作用によって被処理体を処理する技術、例えば被処理体の表面に付着した有機汚染物質を除去する洗浄処理技術が開発され、実用化されている。 【0003】このような紫外線処理するための光照射装置においては、紫外線を放射する光源として、一部が誘電体により構成された放電容器内に、適宜の放電用ガスが充填され、当該放電容器内において誘電体バリア放電を発生させることにより、エキシマが生成されてエキシマ光が放出される誘電体バリア放電ランプが開発されている。例えば、特開平1−144560号公報には、少なくとも一部が誘電体である石英ガラスにより構成された中空円筒状の放電容器内に放電用ガスが充填されてなる誘電体バリア放電ランプが記載されている。 【0004】このような誘電体バリア放電ランプにおいては、放電用ガスとして例えばキセノンガスを用いることにより、キセノンエキシマによるエキシマ光である波長172nmにピークを有する真空紫外線が放出され、また、放電用ガスとして例えばアルゴンと塩素ガスとの混合ガスを用いることにより、アルゴン−塩素エキシマによるエキシマ光である波長175nmにピークを有する真空紫外線が放出されることが知られている。 【0005】また、誘電体バリア放電ランプを具えた光照射装置としては、特開平5−174793号公報に、一面に開口を有する箱型のケーシングと、このケーシングの開口に設けられたエキシマ光を取り出すための板状の窓部材とを有するランプハウス内に、円筒状の誘電体バリア放電ランプが収納されてなるものが記載されている。 【0006】然るに、このような光照射装置において、真空紫外線を放出する誘電体バリア放電ランプを用いる場合には、ランプハウス内に存在する酸素によって誘電体バリア放電ランプからの真空紫外線が吸収されるので、誘電体バリア放電ランプからの真空紫外線を高い効率でランプハウスの窓部材から外部に取り出すことができない。そのため、ランプハウス内を不活性ガスで置換することにより、ランプハウス内に存在する酸素の濃度を小さくすることが行われている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】近年、被処理体の処理スピードを上げるため、或いは、確実に被処理体を処理するために光出力の大きな誘電体バリア放電ランプを使用する傾向にあり、これにともない窓部材の温度が上昇してきた。窓部材を透過した真空紫外線は、処理空間に放射されるものであるが、この処理空間は、酸素が存在したり、特定の処理ガスが存在したりしているため真空紫外線が吸収されやすい環境にある。このため、真空紫外線の吸収をできるだけ小さくするために、窓部材と被処理体との離間距離を、例えば2mm程度まで極接近させているものである。 【0008】この結果、高温になった窓部材の輻射熱が被処理体に放射され、被処理体が高温になり、本来、被処理体に付着した有機系の汚染物質を真空紫外線とオゾンなどの活性酸素を使ってドライ洗浄により除去するところが、窓部材からの熱により被処理体の有機系の汚染物質が変質してしまい、逆にドライ洗浄では除去しきれなくなる、という問題が発生した。 【0009】さらに、窓部材が高温になると、被処理体を処理した時に発生するガスの種類によっては、窓部材に汚染物質が付着して窓部材を透過する真空紫外線が減少し、被処理体の処理効率が低下したり、被処理体を処理することができなくなる、という問題が発生した。 【0010】本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、内部に誘電体バリア放電ランプを収納したランプハウスのエキシマ光を取り出す窓部材の温度上昇を抑制することにより、被処理体を確実に処理することができるとともに、窓部材に汚染物質が付着することを防止できる光照射装置を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1に記載の光照射装置は、誘電体バリア放電によりエキシマ光を発生する誘電体バリア放電ランプと、この誘電体バリア放電ランプを収納するとともにエキシマ光を取り出すための窓部材が形成されたランプハウスとを具えてなり、前記ランプハウス内を不活性ガスで置換した状態で作動する光照射装置において、前記ランプハウス内には、不活性ガス噴出機構が設けられており、前記不活性ガス噴出機構は、当該不活性ガス噴出機構から噴出された不活性ガスが前記窓部材に直接吹き付けられるようになっていることを特徴とする。 【0012】請求項2に記載の光照射装置は、請求項1に記載の光照射装置であって、特に、前記不活性ガス噴出機構は、その内部に不活性ガスが流れる不活性ガス流動部を有し、前記不活性ガス流動部は、前記窓部材の外周縁に沿って配置されるとともに、前記窓部材の方向に不活性ガス噴出孔が形成されており、前記不活性ガス噴出孔から噴出された不活性ガスが、前記窓部材に直接吹き付けられるようになっていることを特徴とする。 【0013】請求項3に記載の光照射装置は、請求項1に記載の光照射装置であって、特に、前記ケーシング内には、前記誘電体バリア放電ランプから発生するエキシマ光を前記窓部材の方向に反射するための光反射板が設けられており、前記不活性ガス噴出機構は、その内部に不活性ガスが流れる不活性ガス流動部を有し、前記不活性ガス流動部は、前記窓部材から離間した位置であって、前記光反射板の誘電体バリア放電ランプとは反対側に位置するとともに、前記窓部材の方向に不活性ガス噴出孔が形成されており、前記不活性ガス噴出孔から噴出された不活性ガスが、前記光反射板に形成された通気孔を通り、前記窓部材に直接吹き付けられるようになっていることを特徴とする。 【0014】請求項4に記載の光照射装置は、請求項1に記載の光照射装置であって、特に、前記ランプハウス内には、前記誘電体バリア放電ランプと前記窓部材との間に、エキシマ光を透過する仕切り板が配置されており、前記不活性ガス噴出機構は、その内部に不活性ガスが流れる不活性ガス流動部を有し、前記不活性ガス流動部は、前記仕切り板と前記窓部材の間に向けて延在し、当該不活性ガス流動部の端部には、不活性ガスを噴出するための開口が形成されており、前記開口より噴出された不活性ガスが前記仕切り板と前記窓部材の間に吹き付けられるようになっていることを特徴とする。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の光照射装置について詳細に説明する。図1は、本発明の光照射装置の一例における構成を示す説明用断面図である。この光照射装置は、ランプハウス1内にエキシマ光を発生させる誘電体バリア放電ランプ2が3つ配置されている。また、ランプハウス1内には誘電体バリア放電ランプ2を冷却するための冷却ブロック3が配置されており、この冷却ブロック3の下面には、それぞれ誘電体バリア放電ランプ2の外径より大きい径を有する断面が半円形の3つの溝31が、互いに離間して並ぶように形成されており、これらの溝31の各々に沿って誘電体バリア放電ランプ2が配置されている。 【0016】誘電体バリア放電ランプ2は、図2に示すように、中空円筒状の放電容器21が設けられている。具体的に説明すると、放電容器21は、誘電体よりなる円筒状の一方の壁材22と、この一方の壁材22内にその筒軸に沿って配置された、当該一方の壁材22の内径より小さい外径を有する誘電体よりなる他方の壁材23とを有し、一方の壁材22および他方の壁材23の各々の両端部が封止壁部24によって接合され、一方の壁材22と他方の壁材23との間に円筒状の放電空間Sが形成されている。この放電容器21内には、放電用ガスが封入されている。 【0017】放電容器21における一方の壁材22には、その外面25に密接して、例えば金網などの導電性材料よりなる網状の一方の電極26が設けられ、放電容器21における他方の壁材23には、その内周面である外面27を覆うようアルミニウムよりなる膜状の他方の電極28が設けられている。 【0018】放電容器21における一方の壁材22および他方の壁材23を構成する誘電体材料としては、放電容器21内において放出されるエキシマ光に対して透過性を有するもの、例えば合成石英ガラスを用いることができる。放電容器21内に封入される放電用ガスとして、例えばキセノンガス、アルゴンと塩素との混合ガスなどを用いることができる。 【0019】図1に戻り、光照射装置を説明すると、32は、冷却用流体を流通するための冷却用流体流路部材であり、この内部に水等の冷却体が流れ、冷却ブロック3を冷却している。そして、冷却ブロック3と接触している誘電体バリア放電ランプ2を冷却することができる。図示の例では、冷却ブロック3の下面における互いに隣接する溝31の間の位置に、アルミニウムよりなる断面がV字形の光反射板41が設けられ、両端の溝31の外側には、アルミニウムよりなる光反射板42が、その反射面が内方下方を向くよう傾斜した状態で設けられている。 【0020】ランプハウス1の下板11に誘電体バリア放電ランプ2から発生したエキシマ光を取り出しための窓部材5が形成されている。この窓部材5は、誘電体バリア放電ランプ2からのエキシマ光に対して透過性を有するもの、例えば合成石英ガラスを用いることができる。 【0021】ランプハウス1内には、ランプハウス1内を不活性ガス、例えば窒素ガスで置換した状態にするための不活性ガス噴出機構6が配置されている。そして、不活性ガス噴出機構6から噴出された不活性ガスはランプハウス1の排気孔10より、排気され、ランプハウス1内を不活性ガスで置換することができる。不活性ガス噴出機構6は、図1の実施例おいては、内部に不活性ガスが流れる不活性ガス流動部61を有し、この不活性ガス流動部61は耐紫外線を有するアルミニウムからできている。 【0022】図3に窓部材5と不活性ガス噴出機構6のみを取り出した斜視図に示すように、不活性ガス流動部61は、窓部材5の外周に沿って配置されているとともに、窓部材5の方向に不活性ガス噴出孔62が等間隔で形成されている。そして、この不活性ガス噴出孔62から噴出された不活性ガスが直接窓部材5に吹き付けられるようになっている。この結果、窓部材5の近傍にある不活性ガス噴出孔62から噴出された不活性ガスは、窓部材5までの流れる距離を極めて短くすることができ、効率良くしかも確実に窓部材5を冷却することができ、窓部材5の温度上昇を抑制することができる。よって、被処理体を確実に処理することができるとともに、窓部材に汚染物質が付着することを防止できる。 【0023】なお、図3では、不活性ガス噴出孔62は、不活性ガス流動部61の一辺のみに形成されているが、四辺全てに形成しても良い。さらに、不活性ガス流動部61は、図3に示すように、窓部材5の全外周に沿って配置されている場合は、窓部材5をランプハウス1の下板11に固定する固定手段を兼ねる場合もあり、図では示さないが、窓部材5の全外周ではなく、窓部材5の一辺の外周のみに沿って配置されていても良い。 【0024】図4は、本発明の光照射装置の他の実施例を説明する断面図であり、図1の光照射装置と異なる点は、ランプハウス内の不活性ガス噴出機構の配置状態が異なるものである。なお、図1と同一符号は同一部分であるため説明は省略する。図4中、不活性ガス噴出機構6Aは、ランプハウス1内に設けられており、内部に不活性ガスが流れる不活性ガス流動部61Aを有し、この不活性ガス流動部61Aは耐紫外線を有するアルミニウムのパイプからできている。 【0025】この不活性ガス流動部61Aは、図4に示すように、窓部材5から離間した位置であって、光反射板42の誘電体バリア放電ランプ2とは反対側に配置されている。さらに、図5の窓部材5と不活性ガス噴出機構6Aと光反射部材41と誘電体バリア放電ランプ2のみを取り出した斜視図に示すように、不活性ガス流動部61Aは、パイプ状であって誘電体バリア放電ランプ2と並行になるように配置されており、窓部材5の方向に不活性ガス噴出孔62Aが等間隔で形成されている。そして、この不活性ガス噴出孔62Aから噴出された不活性ガスが、光反射板42に形成された通気孔420を通り、直接窓部材5に吹き付けられるようになっている。 【0026】この結果、不活性ガス流動部61Aは光反射板42の誘電体バリア放電ランプ2とは反対側に配置されているので、誘電体バリア放電ランプ2から発せられるエキシマ光を遮ることなくエキシマ光を効率良く利用することができ、パイプ状の不活性ガス流動部61Aが誘電体バリア放電ランプ2と並行に配置されているので、ランプハウス内1の狭い空間に存在する光反射板41、42や誘電体バリア放電ランプ2などに干渉せずに不活性ガス流動部61Aをランプハウス内に障害なく配置することができると同時に、不活性ガス噴出孔62Aから噴出された不活性ガスによって、窓部材5を冷却することができ、窓部材5の温度上昇を抑制することができる。よって、被処理体を確実に処理することができるとともに、窓部材に汚染物質が付着することを防止できる。 【0027】図6は、本発明の光照射装置の他の例を示す断面図であり、図1の光照射装置と異なる点は、ランプハウス1内に、誘電体バリア放電ランプ2と窓部材5との間に、誘電体バリア放電ランプ2からのエキシマ光を透過する仕切り板7が形成されており、ランプハウス内の不活性ガス噴出機構の配置状態が異なるものである。この仕切り板7は、エキシマ光に対して透過性を有するもの、例えば窓部材5と同様の合成石英ガラスを用いることができる。なお、図1と同一符号は同一部分であるため説明は省略する。 【0028】図6中、不活性ガス噴出機構6Bは、ランプハウス1内に設けられており、内部に不活性ガスが流れる不活性ガス流動部61Bを有し、この不活性ガス流動部61Bが仕切り板7と窓部材5の間に向けて延存しており、不活性ガス流動部61Bの端部には、不活性ガスを噴出する開口62Bが形成されている。そして、この開口62Bより噴出された不活性ガスが仕切り板7と窓部材5の間に吹き付けられるようになっている。 【0029】この結果、不活性ガスは、窓部材5と仕切り板7との間の狭い空間にのみ先ず最初に流れ込み、ランプハウス1のその他の空間に流れ込み難くなっているので、窓部材5を効率良く冷却することができ、窓部材5の温度上昇を抑制することができる。よって、被処理体を確実に処理することができるとともに、窓部材に汚染物質が付着することを防止できる。 【0030】図1に示す本発明の光照射装置を用いて窓部材の冷却実験を行った。実験条件は、以下の通りである。 <誘電体バリア放電ランプ>入力電力・・・990W放射波長・・・172nmの誘電体バリア放電ランプを3本使用し、全体の紫外線放射強度を50mW/cm2となるように設定。 <不活性ガス>ガス種・・・・窒素ガスガス流量・・・30リットル/分そして、比較のため、同じ性能の誘電体バリア放電ランプを使用し、ランプハウス1の上部から不活性ガスを流しただけの従来の光照射装置の窓部材の冷却効果がわかる比較実験も行った。この比較実験は、不活性ガスとして、窒素ガスを用い、ガス流量も30リットル/分と同じにした。 【0031】実験結果を図7に示す。図7から分かるように、本発明の光照射装置の場合、窓部材の温度が147℃であり、窓部材の温度を200℃以下に抑制できていることがわかる。反対に、従来の光照射装置の場合、窓部材の温度が218℃であり、窓部材の温度が200℃を超えており、冷却効果が上がっていないことがわかる。 【0032】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の光照射装置によれば、ランプハウス内の不活性ガス噴出機構により、噴出された不活性ガスが直接窓部材に吹き付けられるので、窓部材を冷却することができ、窓部材の温度上昇を抑制することができる。よって、被処理体を確実に処理することができるとともに、窓部材に汚染物質が付着することを防止できる。 【0033】請求項2に記載の光照射装置によれば、ランプハウス内の不活性ガス噴出機構の不活性ガス流動部は、窓部材の外周に沿って配置されているとともに、窓部材の方向に不活性ガス噴出孔が等間隔で形成され、この不活性ガス噴出孔から噴出された不活性ガスが直接窓部材に吹き付けられるようになっていので、不活性ガス噴出孔から噴出された不活性ガスは、窓部材までの流れる距離を極めて短くすることができ、効率良くしかも確実に窓部材を冷却することができ、窓部材の温度上昇を抑制するこができる。よって、被処理体を確実に処理することができるとともに、窓部材に汚染物質が付着することを防止できる。 【0034】請求項3に記載の光照射装置によれば、ランプハウス内の不活性ガス噴出機構の不活性ガス流動部は、窓部材から離間して位置であって、光反射板の誘電体バリア放電ランプとは反対側に位置するように配置されており、不活性ガス噴出孔から噴出された不活性ガスが、光反射板に形成された通気孔を通り、直接窓部材に吹き付けられるようになっているので、誘電体バリア放電ランプから発せられるエキシマ光を効率良く利用できると同時に、窓部材を冷却することができ、窓部材の温度上昇を抑制することができる。よって、被処理体を確実に処理することができるとともに、窓部材に汚染物質が付着することを防止できる。 【0035】請求項4に記載の光照射装置によれば、ランプハウス内の不活性ガス噴出機構の不活性ガス流動部は、仕切り板と窓部材の間に向けて延存しており、この不活性ガス流動部の端部には、不活性ガスを噴出する開口が形成され、この開口より噴出された不活性ガスが仕切り板と窓部材の間に吹き付けられるようになっているので、不活性ガスが、窓部材と仕切り板との間の狭い空間にのみ先ず最初に流れ込み、ランプハウスのその他の空間に流れ込み難くなっているので、窓部材を効率良く冷却することができ、窓部材の温度上昇を抑制することができる。よって、被処理体を確実に処理することができるとともに、窓部材に汚染物質が付着することを防止できる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000102212 【氏名又は名称】ウシオ電機株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区大手町2丁目6番1号 朝日東海ビル19階
|
| 【出願日】 |
平成13年9月14日(2001.9.14) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2003−80191(P2003−80191A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−279747(P2001−279747) |
|