| 【発明の名称】 |
塗装面の洗浄方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 茂夫
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| 【要約】 |
【課題】高圧水による洗浄水に機能性を付与して洗剤を使わず効果のある洗浄を行い、洗浄後にも洗浄面に自浄性能を付与して洗浄周期を延長し、時間と労力と経費の軽減に寄与し、また、洗剤公害の絶滅に寄与する塗装された金属やコンクリートなどの表面の洗浄方法を提供する。
【解決手段】硼酸ナトリュウムと麦飯石からの有効なミネラルを洗浄水に溶出させて機能水とすると共に、強力な磁場を通過させて磁化水とし、また、電気分解によって洗浄に有効なアルカリ電解水を発生させて、これを高圧で洗浄面に噴射し、洗浄水の中に含有しているシリカ分と塗装面がイオン結合して薄いガラス質皮膜を形成することにより長期間の自浄性を付与する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】1.麦飯石・ゼオライト粒子の間を通過させて活性化した水を高圧洗浄機で塗装された表面に吹き付けて洗浄することを特徴とする洗浄方法2.上記の処理水を硼酸の粒子間を通過させて硼酸ナトリュウムを水中に溶解させて洗浄力と弱消毒性を付与したことを特徴とする洗浄方法3.上記2項目を満足した洗浄水を電気分解装置を通過させることにより電気分解水として活性化したことを特徴とする洗浄方法4.上記3項目を満足した洗浄水を磁化装置を設置したパイプ中を通過させることによって磁化水とすることを特徴とする洗浄方法 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は塗装面の洗浄方法に関するものである。自動車や電車の車体あるいはコンクリートで出来た建物、鉄鋼製の橋梁や港湾・河川の構造物及び鉄鋼製のタンクや水槽、塔や柱等の表面は腐食や汚染を避けるため有機材料で塗装してある。これらの有機質塗料で塗装した表面は静電気が帯電しやすく、このため空気中の微細な浮遊物を吸い寄せて付着させ汚染する。また、外部からの原因によった油分、塵埃、水垢、煤煙等を付着させて汚染することもある。このような原因で汚染した塗装面の洗浄方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来は塗装面の洗浄方法として洗剤を使用して洗浄したり、高圧噴出水を吹き付けて洗浄する方法が一般的である。また、この場合に温水を用いて油分の溶解を促進するなどの方法が用いられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この発明によれば、洗剤を使用することなく車体や構造物などの表面を洗浄し、かつ、それと同時に洗浄後の表面にガラス質皮膜を構成し、洗浄後の表面の表面張力をゼロに近づけることにより水膜が洗浄後の塗装面に薄膜として残留しないようにして、その中に含有する不純物が洗浄後の表面に残留付着しないようにする。不純物が残留付着していると、空気中の微細な浮遊物や外部から何らかの原因により接触した汚染物質の残留を助長する。また、洗浄後の表面にガラス質物質の皮膜を形成することにより、静電気の帯電を防ぎ塵埃の吸着やイオン結合を防止する。 【0004】 【課題を解決するための手段】車体や構造物の表面に付着している汚染物質を除去洗浄するため、洗剤を用いて溶融乳化させたり、界面活性効果を利用したりして洗浄し、また、これらの方法では解決しない頑固に付着している汚染物質例えばアスファルトやタール、汚泥物質などは高圧の噴射水によって除去するなどの方法が一般に実施されているが、この方法は洗剤洗浄後に高圧噴射水による洗浄をしたり、数回に渡り反復洗浄したりしなければならないので多くの労力と時間を必要とする。 【0005】この発明によれば、洗浄に用いる水を活性化させ、水のクラスターを微細化して浸透性を高め、かつまた、洗浄水に洗浄力を持つ物質を含有させることによって洗剤の使用を必要とせず、洗剤の使用による河川の汚濁原因を除去し環境改善に寄与する。この発明の方法による洗浄後の表面にはガラス質物質の薄膜が構成されるため汚染度が低くなり、洗浄回数が少なくなることにより環境への影響を軽減する。乳化液や金属イオンなどの電解質を含んだ溶液に、電流を通じて化学変化を起こさせる電気分解廃水処理の方法が実用化されて実施されています。この方法では溶液に含まれる物質が、電極面で電子の授受にによって分離し、そのとき生成した酸化物・還元物は電極から溶出した水酸化物と二次的に反応して凝集作用が行われ分離洗浄ができる。この方法では油脂類や金属イオンなどの分離を容易にし、重金属類は電気的還元作用により除去する。電解水は食品衛生関連用途、工業洗浄用途、医療衛生関連用途、環境保全維持のための農業用電解水、などに利用されている。電解水の効果はアルカリ鹸化作用と乳化・分散作用とがあり、この作用を利用するため洗浄水を電解水とする装置を通して使用する。さらに、この電解水を磁化することにより洗浄性能を向上させる。 【0006】磁場空間を電気伝導度を持つ流体即ち水が横切ると電子励起作用が起こり、電気エネルギーを発生させるとファラデーの磁気流体力学で述べています。これを利用して通水パイプの外側にN極とS極を配置し磁場を構成してこの中を通水させると水がイオン化されその結果細菌類の増殖を抑制しスケールや水垢(スライム・ぬめり)、錆び、藻などの付着をなくする。これは水が磁化することによる結果で、水が磁場空間を横切るとき水分子のクラスター同士の結合が切り離され小さな水分子となり浸透力や溶解力が高まる。このことはすでに13世紀頃から報告されていたが、ロシアのクラッセンガ「水の磁気処理」を発表し工業分野では利用されるようになった。磁化水の特徴は1.分子集団(クラスター)が小さくなる。 2.浸透力・溶解力が強くなる。塗装表面の付着物を溶解し、その下に浸透して離脱させる。 3.表面張力が小さい。 表面張力が大きいと物体の表面で水玉になり、表面の付着物の上を転がり落ちてしまうが、表面張力が小さいと薄膜状となって付着物と塗装面の間に浸透し、付着物を浮かせて洗い流す。 【0007】この発明では前記の水の磁化と電解水とを併用するほか洗浄水に洗浄性物質とガラス質物質を溶融させ塗膜表面にイオン結合させて定着し洗浄後の再汚染を防止する方策を講ずる。従来の洗浄方式は界面活性剤や石鹸などの洗剤類によって表面の汚れを落とすが、これにより大量の洗濯液を流出し河川の汚濁の原因となっているが、この発明ではこれを防ぐため洗剤や石鹸を使用しない方式を採用する。この発明による硼酸ナトリュウムの利用効果は次に述べる。弱い研磨剤として、また、工場などでのひどい汚れを落とすハンドソープに使用されている硼酸ナトリュウムは金属、ガラス、セラミックなどの硬い表面を綺麗にする成分として使用されており、油汚れを容易に落とすだけでなく、アルカリ性を付与し洗濯性能を高める。また、防錆性能を必要とする数多くの水系システムに使用され鉄の酸化を防ぎ、水処理用化学薬品として使われています。しかしながら、弱い消毒性があり流出しても河川の汚濁の原因にならない。。硼酸ナトリュウムは水中で加水分解して25度Cの場合に5.80%を含む弱アルカリ水溶液を形成します。硼酸ナトリュウムの水に対する溶解度は下表のようである。
【0008】麦飯石はイオン結合性で水中に置かれると少しずつイオン化し構造の末端に−SiOとゆうラジカルが出来る。このラジカルは鉄イオンや塗料に含まれる色素類を吸着する性質があり、麦飯石で処理した水は(+)・(−)の電気を帯びた極めてラジカルな原子群の多い活性水となるため、噴射水中に溶出して含まれているセラミック質やミネラル分と被洗浄塗膜面とイオン結合を形成しやすい。 【0009】硼酸ナトリュウムを洗浄水に溶解させ、麦飯石によって洗浄水を活性水にするには給水タンクを設け、その中に粒状の硼酸ナトリュウムと麦飯石粒を混在させ、給水タンクの底に水のゼット噴射口を設けてタンク内に水を噴射させると、タンク内に乱流状態がおこる。これによって、硼酸ナトリュウム粒と麦飯石粒と水とが接触機会を増加し、有効ミネラルの溶出を促進し、麦飯石の効果によって水を活性化する。 【0010】 【発明の実施の形態】この発明における洗浄方法の過程を次に記述する。 第一次工程水道水は硼酸ナトリュウムと麦飯石が混在する給水タンク内を噴射水状態で乱流の中で硼酸ナトリュウムと麦飯石の表面と激しく接触し、有効ミネラルを溶解すると共に活性化する。 第二次工程給水タンクを通過した洗浄水は強力な磁場を形成しているパイプ内を通過して電解装置へと進むが、この過程で磁場を帯びた磁化水となる。 第三工程電解装置に導かれた洗浄水は電解装置によって電位差を利用した電気分解法によってさらに高活性化され高圧洗浄機に導かれる。此処で洗浄に有効なアルカリ性電解水が生成される。 第四工程有効ミネラルを溶解した磁化水がアルカリ性電解水として洗浄する塗装面に高圧洗浄機により吹き付けられ、この圧力によって、付着した汚泥や油脂分あるいは付着物質を除去し、噴射水に含有されている硼酸ナトリユウムが科学的に油分などの取れ難い付着物を除去洗浄し、有効ミネラル中のセラミック分である−SiO〜ラジカルが塗装表面の+電子とイオン結合して塗装表面にセラミック結合皮膜を形成すル。これによって塗装表面は自浄機能を形成する。 【0011】 【実施例】直径50cmで高さ80cmの円筒状容器の中に粒状硼酸ナトリュウムと粗砂状の麦飯石を入れた給水タンクの底の中心から20cm離れた位置に上向きに水道水の噴射口を設け、水道水を噴射させると給水タンク内に渦巻状の乱流が起こる。給水タンク内の粒状硼酸ナトリュウムと粗砂状の麦飯石はこの渦流に流されて上昇と下降を繰り返し、比重の相違により相互にふれあい益々乱流度を増し水との接触を多くする。 【0012】洗浄水を給水タンクから電気分解装置に連結するパイプの外側に強力な磁石のN極とS極を対峙した位置に取り付け、このパイプ中を洗浄水が通過すると洗浄水は磁化され磁化水となり洗浄力を強め活性化を向上させる。さらに電気分解装置を経過して電解水となり強力な洗浄水と変化する。この洗浄水を高圧洗浄機のノズルや回転ブラシなどさまざまな洗浄対象物の状況に合わせて吹き付けて洗浄することにより一層の洗浄効果をあげることが出来る。 【0013】 【発明の効果】この発明の洗浄システムを使用して商用車や乗用自動車を洗浄すると、頑固にこびりついたアスファルトや汚泥、空気中の煤煙に含まれている油分やタールが洗剤を全く使用しないで離脱し、車体表面にはイオン結合したシリカ皮膜が構成し、表面張力を下げ静電気の帯電を防ぐので汚染物質が付着し難くなった。また、表面がガラス質となっているため埃などは降雨のたびに洗い流されて常時美観を保つようになった。多くの施工実例の実績の平均値は約2年間この効果を持続することが分かった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501344223 【氏名又は名称】陣内 香 【識別番号】592118734 【氏名又は名称】清水 茂夫
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| 【出願日】 |
平成13年9月10日(2001.9.10) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−80184(P2003−80184A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−317411(P2001−317411) |
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