トップ :: B 処理操作 運輸 :: B08 清掃




【発明の名称】 油分離機能付洗浄装置
【発明者】 【氏名】国分 仁志

【要約】 【課題】洗浄適用加工装置に洗浄装置を取付け、直接加工品を受取り、加工品を洗浄する時、加工品に付着した油及び加工品取出し装置より加工品と同時に流れ出る油(加工油)が洗浄装置に入ると洗浄液の劣化が早く洗浄剤の大量消費となる。洗浄装置に油分の入り込みを極小にし、洗浄液の洗浄力を持続させるように、洗浄装置に装着する油分遠心分離供給装置を提供する。

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】洗浄用回転ドラムとこれに連接して水切り用回転ドラム及び乾燥用回転ドラムとを備え、該水切り用回転ドラム及び乾燥用回転ドラムを先細状に順次縮径化して形成するとともに内周面にスパイラル状送りフインを形成し、これらを水平共軸にそって配置し、洗浄物投入シュート端に、内周面にスパイラル状送りフインを形成する遠心分離用回転ドラムを配置したことを特徴とする洗浄装置。
【請求項2】項1において、遠心分離用回転ドラムの内周面にスパイラル状送りフインを形成し、一端は閉口、一端を開口として遠心分離時は閉口側に油分付着加工品、切粉及び油を送るように、遠心分離用回転ドラムを回転し、加工品付着の油分、切粉及び油等の遠心分離を行い、遠心分離完了加工品及び切粉を洗浄装置に送り出す時は開口側に送り出す方向に遠心分離用回転ドラムを回転させ、遠心分離完了加工品を洗浄装置に供給する事を特徴とした遠心分離供給装置。
【請求項3】項2において遠心分離用回転ドラムを上方に傾け、遠心分離した油等の分離物の落下防止方策を施したことを特徴とする遠心分離供給装置。
【請求項4】項1において洗浄装置を洗浄適用加工装置の一部を利用してフック、ボルトあるいはマグネットで適用加工装置に装着することを特徴とする洗浄装置・【請求項5】項2において遠心分離用回転ドラム外筒のメッシュの大きさを加工品の大きさにあわせ適宜持たせることにより、油分及び切粉等を分離可能ならしめることを特徴とする遠心分離供給装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属加工部品やプラスチック成型品等の工業製品や、食器あるいは果実、穀物類の食品類等の被洗浄物を洗浄するに関する。
【0002】
【従来の技術】加工機にて加工した部品の脱脂等の洗浄は、加工品をバッチ方式すなわち1個所に集め、まとめ洗浄していたため、労働集約作業で非能率、運搬時の工場環境汚染等の弊害を有し製品のコスト高要因にもなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】超小型化、低価格化した洗浄装置を洗浄適用加工装置1台ごとに取付ける。取り外しを容易ならしめるためにフックなどで簡単に洗浄適用加工装置にとりつける。洗浄適用加工装置の既装着製品取り出し装置等を利用し、或いは直接に加工品を該洗浄装置に取り込む時、加工品及び切粉に付着した加工油等並びに加工品取り出し装置から流入する油等をあらかじめ加工品及び切粉から分離した後に該洗浄装置に取り込まないと洗浄液の劣化が早く、洗浄コストを高める。
【課題を解決するための手段】
【0004】請求項1記載の油分離機能付洗浄装置は、洗浄用回転ドラム15とこれに連接して水切り用回転ドラム16及び乾燥用回転ドラム17とを備え、該水切用回転ドラム16及び乾燥用回転ドラム17を先細状に順次縮径化して形成すると共に内周面にスパイラル状送りフイン20を形成し、これらを水平共軸そって配置し、洗浄物シュート10端に、内周面にスパイラル状送りフイン2を形成する遠心分離用回転ドラム1を配置した構成でなる。
【0005】請求項2記載の、遠心分離供給装置は遠心分離用回転ドラム1の内周面にスパイラル状送りフイン2を形成し、一端は開口、一端を閉口として遠心分離時には閉口側に油分付着加工品および切粉12を送るように遠心分離用回転ドラム1を回転し、部品付着の油分等の遠心分離を行い、遠心分離完了加工品及び切粉11を洗浄装置に送り出す時は、開口側に送り出す方向に遠心分離用回転ドラム1を回転させる構成でなる。
【0006】請求項2に記載の、遠心分離供給装置を上方に傾けて、分離した油分等の落下防止を施した構成でなる。
【0007】請求項1に記載の、油分離機能付洗浄装置を洗浄適用加工装置に、フック29等を用いて装着した構成でなる。
【0008】請求項2に記載の、遠心分離供給装置の遠心分離用回転ドラム1の外筒3のメッシュを利用して切粉及び油分を分離する構成でなる。
【発明の実施形態】以下図1から図3に基づき、本発明による油分離機能付洗浄装置の好適な実施形態を説明する。この実施形態では、洗浄適用加工装置より切粉、油分及び加工品を本製品油分離機能付洗浄装置に既存シュート付き取り出し装置、または新たに取付ける取出装置を介して取り込み、油分及び切粉りを分離して、洗浄、乾燥及び製品の取り出しまでを、例を取って説明する。
【0009】図1は、本発明の基本形態である油分離機能付洗浄装置の構成を示している。シュート7より取込まれた加工品、切粉及び油分はシュート8を介して遠心分離供給装置の遠心分離用回転ドラム1に取込まれる。
【0010】モータ6の油分分離方向回転によりスパイラル状送りフイン2により油分付着加工品、切粉12は閉口板1−1に送られ遠心分離が行われる。遠心分離完了後遠心分離用回転ドラム1はモータ6の供給方向回転により、油分分離完了加工品、切粉11は開口方向に送られ、シュート10を介して洗浄装置に送られる。
【0011】モータ19、歯車18により回転する洗浄用回転ドラム15、水切り用回転ドラム16及び乾燥用回転ドラム17に内接するスパイラル状送りフイン20により、洗浄、水切り及び乾燥が順次行われる。洗浄はノズル21のシャワー及び浸漬により、乾燥はランプ又はヒータにより行われる。補助的に空気フアン23を使用する。洗浄液はポンプ25、フイルター26を介しノズル21より供給される。
【0012】遠心分離された油はドレン14により洗浄適用加工装置31にもどされる。
【0013】図2は、遠心分離供給装置の詳細を示す。シュート7より取込まれた油分付着加工品、切粉及び油9はシュート8を介して遠心分離用回転ドラム1に送り込まれる。油分付着加工品、切粉及び油9は遠心 分離用回転ドラム1に内接するスパイラル状送りフイン2により、モータ6の油分離方向回転により閉口板1−1に送られ遠心分離が行われる。分離完了後遠心分離用回転ドラム1はモータ6の開口方向即ち供給方向回転によりスパイラル状送りフイン2により、油分分離加工品、切粉11は開口方向に送られシュート10により洗浄装置に送られる。
【0014】図3は該油分離機能付洗浄装置を加工機31に取付けた状態を示す。加工ヘツド27およびツールヘツト30にて加工された、油分付着加工品、切粉及び油9は受取り装置28によりシュート7で該油分離機能付洗浄装置に取込まれる。該油分離機能付洗浄装置はフック29にて洗浄適用加工装置31に取付けられる。遠心分離後の油はドレン14にて洗浄適用加工装置に戻される。
【0015】この発明によれば、上述の実施形態に限らず、この発明の要旨を逸脱することなく種々の形態を取りうることはもちろんである。各構成要素の材料は、ステンレス鋼、樹脂其の他一般鋼材を使用する。洗浄装置と油分離装置は別設置してもよい。該油分離機能付洗浄装置は洗浄適用加工装置と離して設置してもよい。シュート7に光又は磁気センサーを取付けモータ6の起動をコントロールしてもよい。
【0016】遠心分用回転ドラム1の傾斜角度は上方0度から45度を取りうる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄適用加工装置より排出される製品、切粉及び油はそのまま該油分離機能付洗浄装置に取込み可能であるから、現状洗浄適用加工装置に改造を加えることなく該油分離機能付洗浄装置が取付けられ油分分離後加工品及び切粉の洗浄、乾燥が行われる。また加工油も洗浄適用加工装置に戻されるので加工油のロスがなく、洗浄液の寿命も大幅に向上する。加工品は洗浄されて排出されるのでそのまま次工程にまわすことが出来る。マトメ方式洗浄に比して人件費、ランニングコストなど大幅なコスト削減が可能であると同時に運搬時等に発生する環境汚染に対応ができる。
【出願人】 【識別番号】598037765
【氏名又は名称】国分 仁志
【出願日】 平成13年9月10日(2001.9.10)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−80179(P2003−80179A)
【公開日】 平成15年3月18日(2003.3.18)
【出願番号】 特願2001−317415(P2001−317415)