| 【発明の名称】 |
選別機 |
| 【発明者】 |
【氏名】坂本 明徳 【住所又は居所】岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】従来のベルト式ロール選別機の傾斜角度を、上部ロールと下部ロールの角度を変更する構成では、構造が複雑となり、所望の選別具合とすることが難しくなっていた。
【解決手段】上ロール61と下ロール63との間に選別ベルト64を巻回したベルト式ロール選別機24を機台22上に傾斜配置し、該選別ベルト64上面の高位側への搬送回動と傾斜により、正常穀粒が低位側へ転がることにより選別を行う転選機において、ベルト式ロール選別機を支持する枠フレーム34を、傾倒支点部25とジャッキ部26を介して機台22上に載置し、ベルト式ロール選別機の傾斜角度を変更可能に構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上ロールと下ロールとの間に選別ベルトを巻回したベルト式ロール選別機を機台上に傾斜配置し、該選別ベルト上面の高位側への搬送回動と傾斜により、正常穀粒が低位側へ転がることにより選別を行う転選機において、ベルト式ロール選別機を支持する枠フレームを、傾倒支点部とジャッキ部を介して機台上に載置し、ベルト式ロール選別機の傾斜角度を変更可能に構成したことを特徴とする選別機。 【請求項2】 前記機台を平面視四角形状に構成し、前記傾倒支点部とジャッキ部をそれぞれ前記機台の異なる対角線方向に配置したことを特徴とする請求項1記載の選別機。 【請求項3】 前記傾倒支点部を、円柱状の傾倒支点体と該傾倒支点体を嵌合する傾倒支点ブラケットにより構成し、いずれか一方を機台上に取り付け、他方を枠フレーム下面に取り付けることを特徴とする請求項1または請求項2記載の選別機。 【請求項4】 前記機台内に粒選機を配置したことを特徴とする請求項1記載の選別機。 【請求項5】 上ロールと下ロールとの間に選別ベルトを巻回したベルト式ロール選別機を機台上に傾斜配置し、該選別ベルト上面の高位側への搬送回動と傾斜により、正常穀粒が低位側へ転がることにより選別を行う転選機において、前記ベルト式ロール選別機を上下平行に複数段配置し、各ベルト式ロール選別機の選別始端側に竪樋を立設し、該竪樋の上部に調整タンクを連通配置し、該竪樋の側面に各ベルト式ロール選別機の選別始端上へ延設する取出樋を設け、該取出樋に繰出羽根を設けたことを特徴とする選別機。 【請求項6】 前記各ベルト式ロール選別機と各取出樋に配置する繰出羽根とを、選別する穀粒量に応じて下から順に駆動することを特徴とする請求項5記載の選別機。 【請求項7】 前記繰出羽根の回転数を変更可能とすることを特徴とする請求項5または請求項6記載の選別機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は大豆、小豆等の球形物を選別する選別機に関し、特に、大豆等の穀粒を選別する選別プラントに利用されるベルト式ロール選別機の技術に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、大豆等を選別するために、下部ロールと上部ロールとを平行かつ斜めに配置して、該下部ロールと上部ロールとの間に無端幅広のベルトを巻回し、該ベルトの上面が上部ロール方向に運動するように回転させて、該ベルトの下側の上面に未選別の収穫した大豆を供給して、正常の大豆と異形大豆や異物とを選別するように構成したものが公知となっている。例えば、特公昭57−28307号や特開平10−165895号の技術である。 【0003】この選別機は、正常の大豆は、回転ベルトの上方への移動にもかかわらず重力によつて傾斜によって下方に回転落下し、一方、変形粒や石等の異物は回転力が小さくまたは回転することなく、ベルト上面に載置されたままで上方に運ばれ、正常豆と異物とに分離選別するようにしていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このベルト式ロール選別機は選別する対象物の種類や変形に応じて選別具合を調整できるように、上部ロールと下部ロールの傾斜角度を変更できるように構成していたが、各ロールの角度を調節するには構造が複雑となり、所望の選別具合とすることも難しくなる。また、各ロールを別々に角度を変更すると、捩じれが生じて回転させるベルトは斜行したり、ズレる方向に移動してロールから外れるおそれがあった。 【0005】また、大量の大豆を選別できるように、ベルトを複数段設ける技術も開示されているが、一つのモータで同時にベルトを駆動し、供給も一つの供給装置で行うようにしていたために、大豆の供給量が少なくても全てのベルト式ロール選別機が作動されて、無駄な運転をすることがあった。また、ベルト式ロール選別機と粒選機は別々に配置されて、大きなスペースを必要としていた。そこで本発明は、上部ロール及び下部ロールを支持するフレームを一体的に傾斜角度を変更できるようにし、選別具合を容易に調節できるようにするとともに、多段に設けたベルト式ロール選別機は各段毎に供給して駆動できるようにして効率良く運転できるようにするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。即ち、請求項1においては、上ロールと下ロールとの間に選別ベルトを巻回したベルト式ロール選別機を機台上に傾斜配置し、該選別ベルト上面の高位側への搬送回動と傾斜により、正常穀粒が低位側へ転がることにより選別を行う転選機において、ベルト式ロール選別機を支持する枠フレームを、傾倒支点部とジャッキ部を介して機台上に載置し、ベルト式ロール選別機の傾斜角度を変更可能に構成したものである。 【0007】また、請求項2においては、前記機台を平面視四角形状に構成し、前記傾倒支点部とジャッキ部をそれぞれ前記機台の異なる対角線方向に配置したものである。 【0008】また、請求項3においては、前記傾倒支点部を、円柱状の傾倒支点体と該傾倒支点体を嵌合する傾倒支点ブラケットにより構成し、いずれか一方を機台上に取り付け、他方を枠フレーム下面に取り付けるものである。 【0009】また、請求項4においては、前記機台内に粒選機を配置したものである。 【0010】また、請求項5においては、上ロールと下ロールとの間に選別ベルトを巻回したベルト式ロール選別機を機台上に傾斜配置し、該選別ベルト上面の高位側への搬送回動と傾斜により、正常穀粒が低位側へ転がることにより選別を行う転選機において、前記ベルト式ロール選別機を上下平行に複数段配置し、各ベルト式ロール選別機の選別始端側に竪樋を立設し、該竪樋の上部に調整タンクを連通配置し、該竪樋の側面に各ベルト式ロール選別機の選別始端上へ延設する取出樋を設け、該取出樋に繰出羽根を設けたものである。 【0011】また、請求項6においては、前記各ベルト式ロール選別機と各取出樋に配置する繰出羽根とを、選別する穀粒量に応じて下から順に駆動するものである。 【0012】また、請求項7においては、前記繰出羽根の回転数を変更可能とするものである。 【0013】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を大豆選別プラントについて説明する。図1は大豆選別プラントの斜視図、図2は転選機の斜視図、図3は転選機の分解斜視図、図4は機台の平面図、図5は傾倒支点体と取付体の斜視図、図6はジャッキ部の斜視図、図7は投入樋の分解斜視図、図8はベルト式ロール選別機の分解斜視図、図9は機台に粒選機を配置した斜視図である。 【0014】まず、図1より大豆選別プラントの全体構成から説明する。大豆選別プラントは風選機1と転選機2と粒選機3よりなり、粒選機3は更に、大粒用の粒選機4と中小粒用粒選機5から構成される。 【0015】前記風選機1は供給タンク10の下方に略逆W字状に風選路11が形成され、該風選路11の一端(左端)下方に選別ファン12が配置されて、モータ13により駆動され、該選別ファン12の吐出口に連通される選別ダクト11aが斜め上方に延設されて選別風を斜め上方へ送るようにしている。該選別ダクト11aの中途部から下方に仕上粒取出筒14が連通され、該仕上粒取出筒14からコンベア等を介して後述する転選機2の調整タンク21に供給するようにしている。前記選別ダクト11aの上方に供給タンク10が配置され、該供給タンク10下部の出口に繰出ローラ15が配置され、該繰出ローラ15は繰出モータ16によって駆動され、供給タンク10内の穀粒(大豆)が繰り出される。該供給タンク10内へは収穫された穀粒が張り込みホッパー等より搬送される。 【0016】前記風選路11の左右中央下方には屑粒出口17が設けられ、風選路11の他端(右端)下方には排塵口18が設けられ、風選路11の上部内には図示しない流穀板や風向板等が配設されて、穀粒や選別風をガイドしている。 【0017】このような構成において、ファンモータ13及び繰出モータ16を駆動して、供給タンク10から大豆を繰り出して風選路11内に落下させて、大豆等の重い粒や石等は選別ダクト11aから仕上粒取出筒14内に入り、調整タンク21へ搬送される。また、未成熟の軽い大豆や欠けた大豆等の屑粒や塵埃等はファン12からの風に乗り上方へ搬送され、軽い塵埃や茎等は排塵口18から機外に排出され、残りの軽い大豆や欠けた大豆等は屑粒出口17より排出される。 【0018】前記転選機2は機台22上に選別体23を載置し、該選別体23はロールと平ベルトからなるベルト式ロール選別機24を複数段(本発明では3段)上下平行に配設している。該転選機2で選別された正常粒(精粒)は粒選機昇降機27により粒選機4に送られて、大・中・小の大きさに選別される。 【0019】粒選機3は大粒用粒選機4と中小粒用粒選機5からなり、それぞれ選別ドラムを有する回転型の選別機からなり、転選機2により選別された精粒が粒選機昇降機27を介して大粒用粒選機4の供給口40に搬送され、大粒用粒選機4で選別された後の大粒の大豆は大粒用昇降機41から取り出されて袋詰め等の処理がされて出荷できるようにし、中小粒の大豆は投入昇降機42により中小粒用粒選機5の供給口43に搬送され、中小粒用粒選機5により選別された後の中粒は中粒昇降機44により排出され、小粒は小粒昇降機45により排出されてそれぞれ袋詰め等がなされる。 【0020】次に本発明の転選機2について図2〜図8を用いて説明する。転選機2は機台22上に選別体23全体を傾斜角度調整可能に載置しており、大豆の種類や大きさや形状等に合わせて選別具合を調整できるようにしている。即ち、図2、図3に示すように、機台22は四角形状の上フレーム22aの四隅から4本の脚部22b・22b・・・が垂設されて、該上フレーム22a上に傾斜角度調節機構が配設されている。傾斜角度調節機構は傾倒支点部25とジャッキ部26からなり、傾倒支点部25とジャッキ部26は図4に示すように、機台22の上フレーム22aに形成した対角線A・B(仮想線)上にそれぞれ一対配置され、この対角線Aの角度θは上フレーム22aに対して略45度となるように配設されている。なお、対角線Bは限定しない。 【0021】前記傾倒支点部25は図4における対角線A上に配置し、傾倒支点部25は傾倒支点ブラケット30と傾倒支点体31と固定プレート32と取付体33からなり、傾倒支点ブラケット30は左右方向の上フレーム22a上に載置固定され、該傾倒支点ブラケット30の上面には対角線A方向に凹部30aが形成され、該凹部30a内に傾倒支点体31が嵌合される。つまり、傾倒支点ブラケット30は鋼製の角材を上フレーム22aに沿って固定し、凹部30aは対角方向、本実施例では左右方向に対して45度の方向に凹溝が形成され、前記二つの凹部30a・30aは対角線A上に配置している。そして、該凹部30aの大きさは後述する傾倒支点体31の外径に略一致し、位置がズレないように嵌合し、傾倒支点体31の軸心と平行な線で選別体23の荷重を受ける構成としている。更に、傾倒支点体31が対角方向にズレないように傾倒支点ブラケット30の外側には、平面視「く」字状の凹部を有する固定プレート32が傾倒支点体31の外面に当接する如くボルト等によって機台22に固定されている。 【0022】前記傾倒支点体31は図5に示すように、金属製の円柱の側面の一部をすり割り状に切削して平面部31aを形成し、該平面部31aにボルト孔31b・31bが穿設され、該平面部31aが上になり、軸心が取付体33に対して斜め方向略45度となるように取付体33にボルトによって固定され、該取付体33が前記選別体23を支持する枠フレーム34の下部フレーム34aの下面に取り付けられる。つまり、傾倒支点体31は傾倒支点ブラケット30に対向して下部フレーム34aの下面に取り付けられる。 【0023】こうして傾倒支点体31が傾倒支点ブラケット30の凹部30aに上方より嵌め込まれて組み付けることができ、傾倒支点体31の軸心と平行な外側面が傾倒支点ブラケット30の凹部30a底面に線状に接して支持され、選別体23は機台22に対して対角線上で揺動自在に支持される。 【0024】前記ジャッキ部26・26は前記選別体23の下部フレーム34aのもう一方の対角線B方向の隅部に配置され、高さを調節する部材で構成され、本実施例のジャッキ部26は、図6に示すように、下部フレーム34aにナット35を溶接固定し、該ナット35に螺子軸36を螺装し、該螺子軸36の下部にナット36aを溶接固定し、該螺子軸36の下端を上フレーム22aに載置したジャッキ台37上に嵌合している。但し、ナット35を機台22に取り付けることも可能である。つまり、ジャッキ部26は機台22または枠フレーム34に取り付けることができる。 【0025】このような構成において、ナット36aをスパナ等の工具を用いて回動することにより、螺子軸36が下部フレーム34に対して昇降してジャッキ台37に対して突っ張って、選別体23の一側を昇降することができるのである。対角他方のジャッキ部26は前記逆方向に回動して伸縮させて、ガタが生じないようにする。このようにして、選別体23の傾斜角を任意の角度に調整することができるのである。尚、ジャッキの構成は前記構成に限定するものではなく、パンタグラフ式やシザース式等の構成とすることもできる。 【0026】次に、選別体23の構成について説明する。図2に示すように、選別体23は供給部51と転選部52と出口樋50よりなり、該供給部51は転選部52の側部に位置し、上部に前記調整タンク21を配置し、その下部に投入樋53を連通し、前記風選機1から搬送された穀粒を調整タンク21に溜めてから投入樋53より後述するベルト式ロール選別機24に供給するようにしている。 【0027】該投入樋53は図2、図7に示すように、上下方向に設けた竪樋54に、ベルト式ロール選別機24の数に合わせた複数(本実施例では3つ)の取出樋55・55・55が側方に突出されている。該取出樋55・55・55は上下方向に略等間隔で平行に突出され、その竪樋54の側面にはのぞき窓54a・54a・・・が配置され、穀粒の流れや詰まり等を確認できるようにしている。前記各取出樋55の入口部には繰出羽根56が配設されて、該繰出羽根56は駆動軸56a上に放射状にフィン56b・56b・・・を突出し、該フィン56bはゴム等の弾性体より構成して、取出樋55に当接させている。 【0028】前記駆動軸56aは動力伝達機構を介して駆動モータ57と連動連結されて、回転駆動できるようにしている。本実施例では動力伝達機構はチェーン伝動機構として駆動モータ57の出力軸と連動連結される。該駆動モータ57は制御回路接続され間欠駆動するようにしており、間欠駆動することによって、供給部51内の穀粒の攪拌性を向上することができる。また、制御回路に接続した設定器を調節して駆動モータ57の回転数を変更することによって供給量を調節できるようにしている。なお、各繰出羽根56毎に駆動モータ57を連結して駆動することも、一つの駆動モータ57より動力伝達機構と電磁クラッチを介して各駆動軸56aに動力を伝えることも可能である。 【0029】そして、各駆動モータまたは電磁クラッチを制御回路と接続して、該制御回路で繰出羽根56の駆動と停止を制御できるようにしている。なお、供給部の穀粒の量をセンサー等を用いて検知して、その量が少ないと下段の繰出羽根56を駆動し、多くなれば、その上の繰出羽根56を駆動し、更に増加した場合にはその上の繰出羽根56を駆動するようにしており、自動的に穀粒の量に応じて各駆動モータを下から順に駆動するように制御するようにすることもできる。また、前記制御回路は前記ベルト式ロール選別機24の駆動モータと連動連結されて、ベルト式ロール選別機24が駆動されると、繰出羽根56も駆動されて穀粒をベルト式ロール選別機24に供給できるようにしている。 【0030】このような構成において、調整タンク21に貯留された穀粒は竪樋54に流れ落ち、選別される穀粒の量が多い場合には全ての繰出羽根56・56・56とベルト式ロール選別機24・24・24が駆動され、穀粒が少ない場合には、その穀粒の量に応じた数の繰出羽根56とベルト式ロール選別機24が下から順に駆動される。こうして、駆動軸56aを回動することによって、繰出羽根56が回転され所定量の穀粒が竪樋54より取出樋55へ取り出され、ベルト式ロール選別機24上に滑落され、選別される。 【0031】転選部52は三段のベルト式ロール選別機24・24・24より構成している。但し、ベルト式ロール選別機24の数は限定するものではない。該ベルト式ロール選別機24は図2、図3、図8に示すように、ロールフレーム60の一端に駆動ロールとなる上ロール61を横架し、他端にテンションフレーム62を介して従動ロールとなる下ロール63を横架し、該下ロール63と上ロール61の間に平ベルトからなる選別ベルト64を巻回している。該選別ベルト64の一側方(図2における前側、図8における後側)のロールフレーム60には選別樋65が配置され、該選別樋65の下方には後述する出口樋50が連通されている。 【0032】前記ロールフレーム60の他側方(図8における前側)には取付プレート66が固設され、該取付プレート66および前記選別樋65に整流板67・68・69・70・71が取り付けられている。該整流板67及び71は選別ベルト64の上面に接するように配置して、整流板67は傾斜配置されるベルト式ロール選別機24の低位側の入口部上に配置されて、前記取出樋55より落下してきた穀粒が下方や側方へ落下しないようにして、選別ベルト64上に穀粒が落下して選別されるようにする。整流板71は選別ベルト64の搬送終端位置より落下する屑粒と選別樋65に落下する2番物を分離するようにしている。 【0033】整流板68・69・70はブラシ状に構成して選別ベルト64の搬送方向に対して略直角方向に、高い側から低い側へ突出して配置し、整流板68・69・70の下端はそれぞれ選別ベルト64より一粒の直径分浮き上がらせて配置し、搬送後側ほど前後方向に長くなるように構成して、取出樋55より選別ベルト64上に落ちた穀粒が重ならないように均平にしている。そして、ベルト式ロール選別機24は選別ベルト64の搬送始端側と選別樋65側が低くなるようにひねる如く傾斜配置して、対角線Aが傾斜支点となるようにしている。 【0034】このような構成において、上ロール61をチェーン伝動機構(またはベルト伝動機構や歯車伝動機構)等を介してモータと接続し、該モータの駆動によって選別ベルト64を回転駆動し、搬送始端側に穀粒を落下させると、選別ベルト64上の穀粒は選別ベルト64の回転により上方へ移動しようとするが、その傾斜により下方へ転がって、球形に近い正常な大豆は選別樋65の低位(下部)側へ転がり落ちる。また、重なって盛り上がった部分は整流板68・69・70によって均されて、整流板68・69・70の下方を通過した正常な大豆は前記同様に選別樋65の低位側へ落下する。 【0035】また、偏平形状と正常の大豆が混じった二番物は選別樋65の高位(上部)側に落下し、欠けた大豆や茎やその他のゴミ等回転しない異物はそのまま搬送終端へ至り、屑粒取出樋へ落下する。前記選別樋65から落下した正常な大豆は粒選機昇降機27より大粒用粒選機4の供給口40に送られ、二番部は転選機投入昇降機28より調整タンク21に投入され、異物は屑粒取出昇降機29を介して収容箱等に収納される。 【0036】また、大粒用粒選機4と中小粒用粒選機5は図1の実施例では転選機2と並置しているが、図9に示すように、機台22の脚部22b’を長くして、転選機2を高い位置に配置して、該転選機2の下方に大粒用粒選機4または中小粒用粒選機5の粒選機3を配置する構成とすることができる。この場合、選別樋65から昇降機27を用いることなく直接大粒用粒選機4の供給口40’に供給できるので、コスト低減化を図れ、接地面積も減少することができるのである。 【0037】 【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1記載のように、上ロールと下ロールとの間に選別ベルトを巻回したベルト式ロール選別機を機台上に傾斜配置し、該選別ベルト上面の高位側への搬送回動と傾斜により、正常穀粒が低位側へ転がることにより選別を行う転選機において、ベルト式ロール選別機を支持する枠フレームを、傾倒支点部とジャッキ部を介して機台上に載置し、ベルト式ロール選別機の傾斜角度を変更可能に構成したので、ベルト式ロール選別機の傾斜を一体的に変更することができて、上ロールまたは下ロールの角道変更する場合に比べて、傾斜角度調整機構を簡単に構成することができ、その設定が容易にできるようになり、選別ベルトが斜行したり、外れるようなことがなくなったのである。 【0038】また、請求項2記載のように、前記機台を平面視四角形状に構成し、前記傾倒支点部とジャッキ部をそれぞれ前記機台の異なる対角線方向に配置したので、選別ベルトを斜めに傾斜した状態で前後左右傾斜角度を一度に変更することができ、傾斜角度を調整するために一側を昇降するときの力は小さくて済み、ジャッキ部の耐荷重を減少でき、コストも低減できる。 【0039】また、請求項3記載のように、前記傾倒支点部を、円柱状の傾倒支点体と該傾倒支点体を嵌合する傾倒支点ブラケットにより構成し、いずれか一方を機台上に取り付け、他方を枠フレーム下面に取り付けたので、機台と枠フレームを嵌め込むだけで簡単に組み立てることができ、また、荷重を線で支持することができるようになり、点で支持するよりも支持荷重を大きくすることができ、耐久性を向上できる。 【0040】また、請求項4記載のように、前記機台内に粒選機を配置したので、転選機から粒選機への搬送が昇降機等を用いることなく構造を簡単にすることができ、また、転選機下方の空間を有効に利用することができ、設置面積を小さくすることができる。 【0041】また、請求項5記載のように、上ロールと下ロールとの間に選別ベルトを巻回したベルト式ロール選別機を機台上に傾斜配置し、該選別ベルト上面の高位側への搬送回動と傾斜により、正常穀粒が低位側へ転がることにより選別を行う転選機において、前記ベルト式ロール選別機を上下平行に複数段配置し、各ベルト式ロール選別機の選別始端側に竪樋を立設し、該竪樋の上部に調整タンクを連通配置し、該竪樋の側面に各ベルト式ロール選別機の選別始端上へ延設する取出樋を設け、該取出樋に繰出羽根を設けたので、複数のベルト式ロール選別機に対して、繰出羽根を回転させて所定量ずつ確実に繰り出すことができて、供給量を一定に保持でき、選別性能を向上できる。 【0042】また、請求項6記載のように、前記各ベルト式ロール選別機と各取出樋に配置する繰出羽根とを、選別する穀粒量に応じて下から順に駆動するので、供給される穀粒量が少ないと下段のべルト式ロール選別機で選別され、供給量が多くなると複数のべルト式ロール選別機で選別されて、動力の無駄がなく効率良く選別を行うことができて、選別性能も向上できる。 【0043】また、請求項7記載のように、前記繰出羽根の回転数を変更可能とするので、回転数の増減で穀粒供給量を調節でき、選別具合を調節でき、また、穀粒の種類や大きさ等に応じて回転数を変更して、選別具合を容易に調整できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地
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| 【出願日】 |
平成13年9月17日(2001.9.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開2003−80175(P2003−80175A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−281525(P2001−281525) |
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