トップ :: B 処理操作 運輸 :: B07 固体相互の分離;仕分け




【発明の名称】 篩の損傷区域を塞ぐ方法、篩の修理システムおよび篩用フレーム
【発明者】 【氏名】グラハム・ロバートソン

【氏名】キャスパー・ハッサル

【要約】 【課題】篩い分け用篩のメッシュ損傷区域を塞ぐ方法および装置を提供する。

【解決手段】この方法は、複数の窓を含む支持フレームに、織込まれたワイヤメッシュが張り渡されピンと張られて固定されており、メッシュに対する局所的な損傷が窓のうちの1つの上に重なるメッシュ区域にあるような種類の篩に適用できる。この方法は、窓に密接に嵌合する装置を挿入するステップと、損傷したメッシュの区域を完全に覆うように、装置を窓に固定するステップとを含む。装置は、当該窓に張り渡されたものと同様のメッシュが張り渡され固定されたフォーマ、または単にプレートもしくはブロックを含んでいてもよい。装置は力嵌め、締り嵌め、機械的手段、もしくは接着剤によって所定の位置に固定されてもよく、または装置は、窓の突起を越えて押込まれ、所定の位置にパチンと嵌められるように、弾性的に変形可能となっていてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 篩い分け用篩の損傷したメッシュの区域を塞ぐ方法であって、区域は、メッシュが張り渡されピンと張られて固定される支持フレームにおける窓によって規定されており、前記方法は、窓へ、そこに密接して嵌まる装置を挿入するステップと、損傷したメッシュの区域を完全に覆うように、装置を窓に固定させるステップとを含む、篩の損傷区域を塞ぐ方法。
【請求項2】 装置はプレートまたはブロックである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】 装置は、当該窓に張り渡されたものと同様のメッシュが張り渡され固定されたフォーマを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】 装置は窓への力嵌めにより所定の位置に固定されている、請求項1、2、または3に記載の方法。
【請求項5】 装置は窓との締り嵌めにより所定の位置に固定されている、請求項1、2、または3に記載の方法。
【請求項6】 装置は機械的手段により所定の位置に固定されている、請求項1、2、または3に記載の方法。
【請求項7】 装置は接着剤により所定の位置に固定されている、請求項1、2、または3に記載の方法。
【請求項8】 装置は弾性的に変形可能で、窓を規定する要素のうちの少なくとも1つにおける少なくとも1つの突起を越えて押込まれることができ、したがって、窓における損傷したメッシュを覆うために装置を嵌め込むステップは、装置を窓へ押込むステップと、それを所定の場所にパチンと嵌め込むステップとを伴う、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
【請求項9】 篩の上面はほぼ平坦で、支持フレームの概ね平坦な上面に張り渡されピンと張られ、結合されるメッシュから構成されており、支持フレームの下面は、フレームにおける窓を規定するリブの交差する直交行列から作られており、前記方法は、篩の下面における空洞を規定する矩形の窓のうちの1つに装置を嵌め込み固定させるステップを伴う、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】 すべての空洞が同様の形状およびサイズであって、装置の設計を1つしか必要としない、請求項9に記載の方法。
【請求項11】 リブの側面には、メッシュの下面と平行だが間隔を取っているリップが設けられ、装置は、少なくともその一部をリップを越えて押込み、損傷したメッシュの下の所定の位置にパチンと嵌め込むことにより、所定の位置に嵌め込まれるよう適合されている、請求項9または10に記載の方法。
【請求項12】 リップは、各空洞を規定するリブのうちの2つの側面上に形成されている、請求項11に記載の方法。
【請求項13】 同様のリップが各空洞を規定する他方のリブのうちの1つまたは両方の側面上にも形成されている、請求項12に記載の方法。
【請求項14】 装置は全体的にリップを越えて押込まれ、損傷したメッシュとリップとの間に挟まれる、請求項11から13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】 装置の縁は、リブ上のリップを越えて挿入されやすくなっているものの、一旦所定の位置につくと、その逆方向への動きを妨害するような形に作られている、請求項11から14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】 装置の対向する縁には、リップを相補する肩を規定する隆起が形成され、装置は肩がリップを越すまで窓に押込まれ、装置を形成する材料は、肩がリップを越えてパチンと嵌まることを可能にする弾力性を有する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】 隆起の2つまたはそれ以上の線が装置の縁の各々に設けられ、各隆起は肩を規定して、リップとのいわゆるモミの木結合を構成する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】 リップの2つまたはそれ以上の線がリブの側面に設けられている、請求項11か17のいずれかに記載の方法。
【請求項19】 リップと隆起とは、装置が窓へ挿入されやすくするための傾斜した面と、装置が一旦所定の位置にパチンと嵌まると逆方向への動きを妨害するよう係合するほぼ垂直な面とを有する、請求項16から18のいずれかに記載の方法。
【請求項20】 ピンと張られたメッシュが、メッシュ下面上の矩形の開口部の直線配列を規定する、直交して交差するリブから作られたフレームに固定され、開口部のうちの一つにおけるメッシュの区域が損傷している種類の損傷したメッシュを含む篩い分け用篩を修理するためのシステムであって、少なくとも一つの隆起またはリップが、各開口部を規定する対向するリブの内側に面した壁に沿って形成され、開口部を塞ぐための装置はプラスチック材料でできた直線閉鎖部材を含み、その部材は、損傷したメッシュを含む開口部に、閉鎖部材の少なくとも一部が開口部の隆起またはリップを越えた状態で嵌め込まれ、その開口部を完全に封鎖するように適合されており、閉鎖部材には、それが嵌め込まれるべき開口部の隆起またはリップと協働して、閉鎖部材を所定の位置に保持する相補形の隆起またはリップが、その対向する側面に沿って形成されている、篩の修理システム。
【請求項21】 篩フレームは、プラスチックまたはガラス強化プラスチック材料から成型工程により形成され、その際、隆起またはリップは、フレームの製造中、開口部を規定するリブの内側に面した壁上に形成される、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】 記載された種類の篩用フレームであって、製造中、そこに固定されたピンと張られたメッシュを支持するため、リブによって規定された複数の同様のサイズの開口部を有し、リブの内側に面した壁のうちの少なくとも一部は、メッシュが固定される開口部の端から間隔をとっている少なくとも一つの隆起またはリップを含み、適切な寸法を有し、隆起またはリップを保持する開口部の側面に対応する側面に沿って、少なくとも一つの相補形の隆起またはリップが形成されている直線閉鎖部材が、開口部内へ、メッシュにより覆われている端とは反対の端から押込まれ、開口部の側面上の隆起またはリップと閉鎖部材の縁上のそれらとの係合により、所定の位置に保持されることを可能にする、篩用フレーム。
【請求項23】 隆起またはリップの少なくとも一部は弾性的に変形可能である、請求項22に記載のフレーム。
【請求項24】 プラスチックまたは強化プラスチック材料から作られ、請求項22または23に記載されたように構成された篩い分け用フレームにおける開口部に嵌め込まれるよう適合された、直線装置。
【請求項25】 請求項22または23に記載されたように構成され、ピンと張られたメッシュが固定された支持フレームを利用している、記載された種類の篩い分け用篩と、支持フレームの矩形の開口部に張り渡されたメッシュが損傷した場合に、開口部に挿入されて、開口部を封鎖するよう各々が適合されている、複数の直線装置とを含む、一式の部品。
【請求項26】 フレームにおける窓はすべて同じ形状およびサイズであり、直線装置はすべて1種類のサイズおよび形状である、請求項25に記載の一式の部品。
【請求項27】 ほぼここに記載されたような、添付図面に関連した、記載された種類の篩い分け用篩における開口部を塞ぐ方法。
【請求項28】 ほぼここに記載されたように、添付図面に関連して構成および配置された、篩い分け用篩のためのフレーム。
【請求項29】 篩い分け用篩フレームの下面における開口部を塞ぐための装置であって、ほぼここに記載されたように、添付図面に関連して、開口部に嵌め込まれるよう構成および適合されている、開口部を塞ぐための装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の分野】この発明は、石油掘削業において掘削操作から取出された液相の石油と水とがベースの泥から固体を分離させるために用いられるシェーカーなどの工業用濾過装置のフィルタとして使用され得る篩に関する。特に、この発明は、使用の際に損傷し得るそのような篩のメッシュの小さな区域を塞ぐための方法および装置に関する。
【0002】
【背景】この種の濾過装置は、UK2237521およびUK2229771に記載されており、この種の篩は、WO95/23655およびUK2322590に記載されている。
【0003】UK2322590の図1、11および24から最もよくわかるように、大きな開口部がリブの直交配列によって多くの同様のサイズのより小さな窓に分割されているフレーム上に、メッシュの層を張り渡し、固定させることによって、メッシュ区域を効果的に分割することが、従来からの慣行となっている。メッシュはまわりのフレームにだけでなくリブにも固定されているので、支持されていないメッシュの各区域は比較的小さく、リブにより規定される小さな窓の各々の区域により規定される。
【0004】損傷は、メッシュの小さな支持されていない区域の1つまたはいくつかでメッシュに穴があくという形を取ることが多い。メッシュのその区域は、それが通すべき粒子よりも大きい粒子を通すようになる。これが一旦起こると、篩を交換または修理しなくてはならない。
【0005】小さな区域の各々は濾過される物質のスループット全体のうち小さい割合を占めるだけなので、そのスループットが下落しすぎて引続き使用することができなくなるまで、篩の窓のいくつかを封鎖することが可能である。そのような窓を、急速硬化するエポキシまたは他のプラスチックもしくは樹脂ベースの材料の層を用いて継ぎ当てすると、その層は硬化時に当該窓上に不透過性フィルムまたはコーティングを形成する、ということが知られている。これは、損傷により生じたメッシュの孔のために過大粒子が窓を通り抜けて漏れることを防止する。
【0006】この発明の目的は、このように述べたような篩における窓を封鎖する(すなわち塞ぐ)ための改良された篩の設計、および改良された装置ならびに方法を提供することにある。
【0007】ここでいうメッシュとは織込まれたワイヤメッシュを意味し、この発明は、上述のようにフレームとリブとに張り渡され固定された、織込まれたワイヤメッシュの単一層、または織込まれたワイヤメッシュの2つまたはそれ以上の層を有する篩に等しく適用できる。
【0008】この発明は、プラスチックまたはGRPなどの強化プラスチック材料から作られた、強化金属付きまたはなしのフレームおよびリブにも、また、金属から作られ、腐食を抑えるためにプラスチックまたは樹脂ベースの材料でコーティングされているかもしれないフレームおよびリブにも適用できる。
【0009】
【発明の概要】この発明によれば、篩い分け用篩の損傷したメッシュの区域を塞ぐ方法が提供される。区域は、メッシュが張り渡されピンと張られて固定される支持フレームにおける窓によって規定されており、この方法は、窓へ、そこに密接して嵌まる装置を挿入するステップと、損傷したメッシュの区域を完全に覆うように、装置を窓に固定させるステップとを含む。
【0010】装置は、プレートまたはブロックであってもよい。また、これに代えて、装置は、当該窓に張り渡されたものと同様のメッシュが張り渡され固定されたフォーマ(former)を含んでいてもよい。
【0011】装置は、窓への力嵌めにより所定の位置に固定されていてもよい。また、これに代えて、装置は、窓との締り嵌めにより所定の位置に固定されていてもよい。
【0012】また、これに代えて、装置は、機械的手段により所定の位置に固定されていてもよい。
【0013】また、これに代えて、装置は、接着剤により所定の位置に固定されていてもよい。
【0014】好ましい実施例では、装置は弾性的に変形可能で、窓を規定する要素のうちの少なくとも1つにおける少なくとも1つの突起を越えて押込むことができ、したがって窓における損傷したメッシュを覆うために装置を嵌め込むステップは、装置を窓へ押込むステップと、それを所定の場所にパチンと嵌め込むステップとを伴う。
【0015】篩の上面はほぼ平坦で、支持フレームの概ね平坦な上面に張り渡されピンと張られ結合されるメッシュから構成されており、支持フレームの下面は、フレームにおける窓を規定するリブの交差する直交行列から作られている、前述の方法において、好ましい方法は、篩の下面における空洞を規定する矩形の窓のうちの1つに装置を嵌め込み固定させるステップを伴う。
【0016】篩の下面におけるすべての空洞が同様の形状およびサイズである場合、必要とされる装置の設計は1つだけである。
【0017】好ましくは、リブの側面には、メッシュの下面と平行だが間隔を取っているリップが設けられ、装置は、少なくともその一部をリップを越えて押込み、損傷したメッシュの下の所定の位置にパチンと嵌め込むことにより、所定の位置に嵌め込まれるよう適合されている。
【0018】リップは、各空洞を規定するリブのうちの2つの側面上に形成されていてもよい。
【0019】同様のリップが、各空洞を規定する他方のリブのうちの1つまたは両方の側面上にも形成されていてもよい。
【0020】一実施例では、装置は全体的にリップを越えて押込まれ、損傷したメッシュとリップとの間に挟まれる。
【0021】別の実施例では、装置の縁は、リブ上のリップを越えて挿入されやすくなっているものの、一旦所定の位置につくと、その逆方向への動きを妨害するような形に作られている。
【0022】この目的のために、装置の対向する縁には、リップを相補する肩を規定する隆起が形成されていてもよく、装置は肩がリップを越すまで窓に押込まれ、装置を形成する材料は、肩がリップを越えてパチンと嵌まることを可能にする弾力性を有する。
【0023】隆起の2つまたはそれ以上の線が装置の縁の各々に設けられ、各隆起は肩を規定して、リップとのいわゆるモミの木結合を構成してもよい。
【0024】同様に、リップの2つまたはそれ以上の線が、リブの側面に設けられていてもよい。
【0025】リップと隆起とは、便宜的には、装置が窓へ挿入されやすくするための傾斜した面と、装置が一旦所定の位置にパチンと嵌まると逆方向への動きを妨害するよう係合するほぼ垂直な面とを有する。
【0026】この発明はまた、ピンと張られたメッシュが、メッシュ下面上の矩形の開口部の直線配列を規定する、直交して交差するリブから作られたフレームに固定され、開口部のうちの一つにおけるメッシュの区域が損傷している種類の損傷したメッシュを含む篩い分け用篩を修理するためのシステムにも見いだされ、少なくとも一つの隆起またはリップが、各開口部を規定する対向するリブの内側に面した壁に沿って形成され、開口部を塞ぐための装置はプラスチック材料でできた直線閉鎖部材を含み、その部材は、損傷したメッシュを含む開口部に、閉鎖部材の少なくとも一部が開口部の隆起またはリップを越えた状態で嵌め込まれ、その開口部を完全に封鎖するように適合されており、閉鎖部材には、それが嵌め込まれるべき開口部の隆起またはリップと協働して、閉鎖部材を所定の位置に保持する相補形の隆起またはリップが、その対向する側面に沿って形成されている。
【0027】リブ上の隆起またはリップ、または閉鎖部材の側面上の相補形の隆起またはリップ、もしくはその両方は、閉鎖部材を所定の場所に押し込むのを支援するため、弾性的に変形可能であってもよい。
【0028】篩フレームがプラスチックまたはガラス強化プラスチック材料から成型工程により形成される場合、隆起またはリップは、フレームの製造中、開口部を規定するリブの内側に面した壁上に形成されてもよい。
【0029】この発明はまた、記載された種類の篩用フレームにも見いだされ、フレームは、製造中、そこに固定されたピンと張られたメッシュを支持するため、リブによって規定された複数の同様のサイズの開口部を有し、リブの内側に面した壁のうちの少なくとも一部は、メッシュが固定される開口部の端から間隔をとっている少なくとも一つの隆起またはリップを含み、適切な寸法を有し、隆起またはリップを保持する開口部の側面に対応する側面に沿って、少なくとも一つの相補形の隆起またはリップが形成されている直線閉鎖部材が、開口部内へ、メッシュにより覆われている端とは反対の端から押込まれ、開口部の側面上の隆起またはリップと閉鎖部材の縁上のそれらとの係合により、所定の位置に保持されることを可能にしている。
【0030】隆起またはリップの少なくとも一部は、閉鎖部材を所定の場所に押し込むのを支援するため、弾性的に変形可能であってもよい。
【0031】この発明はまた、プラスチックまたは強化プラスチック材料から作られ、前述のように構成された篩い分け用フレームにおける開口部に嵌め込まれるよう適合された、直線装置にも見いだされる。
【0032】この発明はまた、前述のように構成され、ピンと張られたメッシュが固定された支持フレームを利用している、記載された種類の篩い分け用篩と、支持フレームの矩形の開口部に張り渡されたメッシュが損傷した場合に、開口部に挿入されて、開口部を封鎖するよう各々が適合されている、複数の直線装置とを含む、一式の部品にも見いだされる。
【0033】フレームにおける窓がすべて同じ形状およびサイズである場合、一式の中の直線装置はすべて1種類のサイズおよび形状であり得る。
【0034】以下に添付図面を参照して、この発明を例に挙げて説明する。
【0035】
【実施例の説明】図1は、英国特許明細書第2322590号の図24に概要が図示された種類のガラス強化プラスチック材料の複合物から成型された直線支持フレームの1つの縁領域の断面を示す。この縁はフランジ10を含み、その上面は12、14などにおいて隆起を付けられているため、その上に置かれて熱を加えられながら押し下げられたワイヤメッシュが隆起12、14などの軟化した頂に沈み込み、複合材料が冷却するとそこに埋込まれたままとなる。
【0036】支持フレームは直交するリブの直線配列により分割されており、それらは列および行として配置され、フレームの4つのエッジフランジと一体に形成されており、そのうちの1つが10で示されている。
【0037】図1は、16、18などによって示される、配列の行を形成するリブのうちのいくつかを示し、その各々の上端には、リブ上端の2つの対称的に傾斜した面またはランド22、24から延びる60°の隆起20(図2において最もよく見える)が形成されている。
【0038】2つの横に延びるリブ26、28が図3に示されており、その一方の平坦な面は図1において参照符号28により識別される。
【0039】リブ16、18などの中には、リブ18の30でのように(および図1のリブ19の32でのように)一部が切取られているものもある。
【0040】この切取りは図3の立面図に示されており、ここでは、リブ18は矢印III、IIIの方向(図1参照)側から見たものが図示されている。
【0041】各リブ26、28などの上縁には、リブ16、18などと同様、2つの対称的に傾斜した面またはランド36、38からリブ(図4の場合26)の長さに沿って延びる60°の隆起34が形成されている。隆起20および34も加熱されると軟化する複合材料から形成されているため、圧力下では、フレームとリブの両方に張り渡されたワイヤメッシュは、12、14などの隆起、フレームの側面および端に沿ったフランジにだけでなく、フレームと交差してその大きな開口部を多くの小さな同様寸法の矩形の開口部または窓に分割するリブのすべてに沿った20および34などの隆起にも埋込まれる。
【0042】この発明によれば、ブロック40は図5に示すように設けられ、これは窓のうちの一つを塞ぐために、弾性プラスチック材料、またはガラス強化プラスチック材料の複合物から便宜的に形成されている。ブロック40の断面プロファイルは図6に最もよく示されており、その図から、上部が42において、およびブロックの長さの一部に沿って、幅が縮小されていることがわかるであろう。幅が縮小された部分の対向する面には、断面が三角形の隆起44、46が形成されている。図5に示すように、2つのこのような隆起44および45が、一方の面48に沿って形成されている。2つの同様の隆起46、47が反対の面50に沿って形成されており、それらはどれも図5では見えないが、図7の平面図において可視である。
【0043】同様に、リブ16および18によって形成されたような各窓の長い方の側面には各々、図1のリブ16の場合には52、54で、リブ18の場合には56、58で示されるように、相補する三角形の隆起が各リブの両側に設けられている。このため、リブ16、18、26および28により規定される窓がメッシュの損傷領域を含み、塞ぐ必要がある場合、40のようなブロックが下から上向きに、隆起44、45がまずリブ18の隆起56を越えてパチンと嵌まり、それから隆起46、47がリブ16の隆起54を越えてパチンと嵌まるまで押しこまれる。こうしてブロックは、その上面が窓の上に広がる損傷したメッシュと密着した状態でしっかり保持される。
【0044】ブロック40が確実に開口部内に密接して嵌まることにより、液体または固体は16、18、26および28などのリブの間をほとんどまたは全く移動できず、その窓は、産出物を濾過しなくなってはいるものの、その窓と位置が合うメッシュのいかなる損傷区域からも固体を通過させない。
【0045】傾斜面がまず係合し、所定の位置にパチンと嵌め込まれた後に垂直な下面が係合するよう隆起を配置することにより、濾過中に上部にかなりの負荷がかかっても、または振動の結果としても、ブロック40が外されるおそれはほとんどない。
【0046】ブロック40は中実または中空であってもよい。スループットの許容可能下位レベルにもよるが、ブロックによって目隠しされた区域の総計が大きくなりすぎて篩が稼動し続けられなくなるような時点まで、複数の40などのブロックを嵌めこんで、篩の対応する数の窓を塞ぐことが可能である。
【0047】この発明は、従来よりも簡単かつ迅速に、篩をその場で交換する方法を提供する。このように、以前の方法では、損傷区域を処理する前に篩を取り外して洗浄する必要があった。以前に提案された方法の中には、支持フレームの小さな窓のうちの1つに張り渡されたクロスをすべて切断して取り外し、一片の材料を中に入れて所定の場所に結合し、修理を遂行するというものもあった。これも時間がかかり、オペレータにとっては危険なこともあった。これは、ワイヤクロスの切断端がピンの鋭い端のようで、防護衣類もないので、オペレータはたやすく手を切ったり擦ったりしかねないためであった。
【出願人】 【識別番号】502053225
【氏名又は名称】ユナイテッド・ワイア・リミテッド
【出願日】 平成14年8月5日(2002.8.5)
【代理人】 【識別番号】100064746
【弁理士】
【氏名又は名称】深見 久郎 (外5名)
【公開番号】 特開2003−80172(P2003−80172A)
【公開日】 平成15年3月18日(2003.3.18)
【出願番号】 特願2002−227063(P2002−227063)