| 【発明の名称】 |
ブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法およびその装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】七谷 康志 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内3丁目4番2号三菱製紙株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ブレード塗工機による塗工直後に発生するウェブ耳部のロール汚れ防止し、良好な塗工状態により安定して塗工紙を製造することのできるブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法およびその装置を提供するものである。
【解決手段】ブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法において、コーターヘッドの上流側近傍に取り付けられ、ウェブ両端の耳端部を感知する光反射型位置センサーと連動するウェブ両端部にそれぞれ2対のシャワーノズルが付設されたエッジシャワー装置により、水または水蒸気を噴射して該耳端部および該ウェブ端部側の被塗工部を湿潤化させ、過剰塗工液が付着するのを制御し、ウェブ両端の耳部により発生するロール汚れを防止することを特徴とするブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法およびその装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法において、コーターヘッドの上流側近傍に取り付けられ、ウェブ両端の耳端部を感知する光反射型位置センサーと連動するウェブ両端部にそれぞれ2対のシャワーノズルが付設されたエッジシャワー装置により、水または水蒸気を噴射して該耳端部および該ウェブ端部側の被塗工部を湿潤化させ、過剰塗工液が付着するのを制御し、ウェブ両端の耳部により発生するロール汚れを防止することを特徴とするブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法。 【請求項2】 ブレード塗工機におけるロール汚れの防止装置において、コーターヘッドの上流側近傍に、水または水蒸気を噴射するウェブ両端部にそれぞれ2対のシャワーノズルが付設されたエッジシャワー装置、ウェブ幅方向に対して平行移動可能に該エッジシャワー装置を駆動する駆動モーター、駆動ギア、および駆動チェインからなる駆動装置、センサー用支持体を介して該エッジシャワー装置に連結する該ウェブ耳端部を感知する光反射型位置センサー、を設けてなり、ウェブ両端の耳部により発生するロール汚れを防止することを特徴とするブレード塗工機におけるロール汚れの防止装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法およびその装置に関するものであり、さらに詳しくは、ブレード塗工機による塗工直後に発生するウェブ耳部のロール汚れを防止し、良好な塗工状態により安定して塗工紙を製造することのできるブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法およびその装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、ブレード塗工機を用いてウェブに塗工液を塗工する場合、ブレード塗工機出口でのウェブ耳部はウェブ中央部との塗工量の差から、塗工液の液回りが発生し、バッキングロールのウェブ耳部では液粕を発生させることが多い。一旦ウェブ耳部において、液粕が発生すると、塗工ムラ、剥けなど、塗工紙の品質低下が生じてしまう。従来では、ウェブ耳部の汚れを防止するために、ブレード塗工機出口のロール上のウェブ耳部にゴムプレートなどを当てて防止していた。 【0003】従来のウェブ耳部のロール汚れの防止方法について、図面で説明する。図3は、従来におけるブレード塗工機を示す概略斜視図である。図3において、ブレード塗工機は、コーターヘッド17、コーターブレード18、バッキングロール19から構成される。ウェブ20は、コーターヘッド17により塗工液(図示していない)が塗工され、コーターブレード18により所定の塗工量となるように塗工液が掻き落とされ、ドライヤーパート22へと走行される。ここで、ウェブ両端部、すなわちウェブ耳部は塗工液がウェブ裏面に回り込むことがあることから、塗工直後にウェブのエッジ端面に液回りが生じることになる。これを調整する手段として、バッキングロールのウェブのエッジ端部に粕取り用として接するゴムプレートが備えられているのである。 【0004】しかしながら、ブレード塗工機を用いたウェブへの塗工において、ウェブの塗工幅、塗工量、塗工スピード、ウェブの含有水分の幅方向のムラ、など種々条件が異なることから、従来の固定型のゴムプレートなどの手段では塗工時の条件に合わせた微妙な調節を行うことができず、未だ改善の余地があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ブレード塗工機による塗工直後に発生するウェブ耳部のロール汚れを防止し、良好な塗工状態により安定して塗工紙を製造することのできるブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法およびその装置を提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記に鑑み鋭意検討した結果、本発明のブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法およびその装置を発明するに至った。 【0007】すなわち、本発明のブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法は、コーターヘッドの上流側近傍に取り付けられ、ウェブ両端の耳端部を感知する光反射型位置センサーと連動するウェブ両端部にそれぞれ2対のシャワーノズルが付設されたエッジシャワー装置により、水または水蒸気を噴射して該耳端部および該ウェブ端部側の被塗工部を湿潤化させ、過剰塗工液が付着するのを制御し、ウェブ両端の耳部により発生するロール汚れを防止することを特徴とするものである。 【0008】また、本発明のブレード塗工機におけるロール汚れの防止装置は、コーターヘッドの上流側近傍に、水または水蒸気を噴射するウェブ両端部にそれぞれ2対のシャワーノズルが付設されたエッジシャワー装置、ウェブ幅方向に対して平行移動可能に該エッジシャワー装置を駆動する駆動モーター、駆動ギア、および駆動チェインからなる駆動装置、センサー用支持体を介して該エッジシャワー装置に連結する該ウェブ耳端部を感知する光反射型位置センサー、を設けてなり、ウェブ両端の耳部により発生するロール汚れを防止することを特徴とするものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明のブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法およびその装置について、詳細に説明する。 【0010】本発明は、ブレード塗工機を用いて塗工液をウェブに塗工する際に、塗工直後のウェブ耳部とウェブ中央部との間で塗工量の差が生じて、ウェブ耳部のロール面が液粕で汚れを発生させることから、これを解決し、ウェブ耳部のロール汚れを防止する方法とその装置を発明したものである。 【0011】まず、図面で本発明のブレード塗工機におけるロール汚れの防止装置について説明する。 【0012】図1は、本発明におけるウェブ耳部のロール汚れを防止するエッジシャワー装置を備えたブレード塗工機を示す概略斜視図である。図1において、本発明におけるブレード塗工機では、エッジシャワー装置1、コーターヘッド5、コーターブレード6、バッキングロール2、駆動装置8、光反射型位置センサー9から構成される。ウェブ3は、コーターヘッド5により塗工液(図示していない)が塗工され、コーターブレード6により所定の塗工量となるように塗工液が掻き落とされ、ドライヤーパート7へと走行される。本発明では、塗工直前のバッキングロール2近傍の位置にあり、ウェブ3の塗工面と同一面のウェブ耳部4それぞれに対して2本、ウェブ耳部4のエッジシャワー装置1が備えられている。このウェブ耳部4のエッジシャワー装置1により、塗工直前にウェブ耳部4を湿潤状態にし、被塗工部と耳部との塗工量の差を調整することができる。その結果、ブレード塗工に当たって、ウェブの塗工幅、塗工量、塗工スピード、ウェブの含有水分の幅方向のムラ、などの種々条件が異なってもウェブの耳部の液回り現象を生じることなく安定して塗工紙を製造することができる。 【0013】また、本発明のウェブ耳部のエッジシャワー装置について、図2で説明する。 【0014】図2は、本発明におけるウェブ耳部のロール汚れを防止するエッジシャワー装置を示す概略図である。図2において、本発明のウェブ耳部のエッジシャワー装置は、光反射型位置センサー10、センサー用支持体15、駆動ギア12、駆動チェイン13、駆動モーター14、から構成されている。 【0015】センサー用支持体15に設けられている光反射型位置センサー10は、ウェブの耳部を光反射方式で捕らえる。また、エッジシャワー装置は光反射型位置センサー10と連動しており自動的にノズル部分がウェブ耳部に当たるように調整される。 【0016】図2において、エッジシャワー装置を支持する支持体は、光反射型位置センサー10を支持するセンサー支持体15と同一のフレームであり、該センサー10は塗工開始とともに作動し、ウェブ両端にエッジシャワー装置を配置させる作用を持つ。 【0017】本発明において、エッジシャワー装置としては、例えば、ステンレス鋼のような耐久性のある材質が好ましく、シャワー圧力としては0.01PA程度であればよい。また、シャワーの幅は、ウェブ耳部に対応するものであり、適宜操業条件に合わせて採用すればよい。 【0018】本発明のブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法では、エッジシャワー装置から水を噴射した場合には、バッキングロールの発熱を抑えることができ、ロール汚れに加えて効果的でもある。 【0019】 【発明の効果】上述したとおり、本発明のブレード塗工機におけるロール汚れの防止方法およびその装置は、ブレード塗工機による塗工直後に発生するウェブ耳部のロール汚れ防止し、良好な塗工状態により安定して塗工紙を製造することのできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005980 【氏名又は名称】三菱製紙株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内3丁目4番2号
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| 【出願日】 |
平成13年11月30日(2001.11.30) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−164790(P2003−164790A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−367455(P2001−367455) |
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