| 【発明の名称】 |
塗布装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉羽 洋 【住所又は居所】東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内
【氏名】津田 武明 【住所又は居所】東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】簡易で且つ所定の幅と厚みのストライプ状の塗布面を得ることができる塗布装置を提供すること。
【解決手段】液入口からの塗布液を幅方向に広がらせるためのマニホールドと、そのマニホールドから塗布液が押し出されるスリットとを具備してなるダイヘッドを用いた塗布装置において、ダイヘッド10におけるスリットの先端にくし型状部13を形成し、そのくし型状部13の山部分11に吐出口14を設け、塗布時に上流側からくし型状部13の谷部分12に気体を供給することにより、被塗布材にストライプ状の塗布面を形成する。くし型状部13の山部分11の吐出口14から塗布液を被塗布材の上に吐出しつつ、谷部分12に供給する気体の量を調整することで、簡易に且つ所定の幅と厚みのストライプ状の塗布面を安定して形成することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液入口からの塗布液を幅方向に広がらせるためのマニホールドと、そのマニホールドから塗布液が押し出されるスリットとを具備してなるダイヘッドを用いた塗布装置において、ダイヘッドにおけるスリットの先端にくし型状部を形成し、そのくし型状部の山部分に吐出口を設け、塗布時に上流側からくし型状部の谷部分に気体を供給することにより、被塗布材にストライプ状の塗布面を形成することを特徴とする塗布装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、被塗布材に微細なストライプ状の塗布面を形成する塗布装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、微細なストライプ等のパターン塗布面を形成する代表的な方法としてフォトリソグラフィー法がある。この方法は、被塗布材上に感光性の材料をウェット方式(液状の感光剤を塗布して乾燥させる方式)又はドライ方式(膜状の感光性フィルムを貼り付ける方式)により面形成した後、露光工程とそれに続く現像工程によりパターニングしてから、乾燥工程を経て所望のパターン塗布面を形成するものである。また、フォトリソグラフィー法によらずに、直接パターンを形成する方法としては、印刷法やインクジェット法などが挙げられる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた方法のうち、フォトリソグラフィー法による方法は、微細なパターンを確実に形成することが可能ではあるが、工程数が多く、使用する各装置の価格も非常に高価である。また、この方法は、面形成を行った後に現像して必要な部分のみを残すため、材料に無駄が生じ、コストも嵩むといった欠点がある。 【0004】一方、フォトリソグラフィー法を用いずに直接形成する方法のうち、印刷法は版の製作が難しいことが問題点として挙げられる。また、インクジェット法は、細管のノズルから塗布材料を吐出するため、ノズル形状の選定、吐出法等の技術的な課題が多く、例えば塗布材料の物性(レオロジー特性)に左右されてしまうことが問題点として挙げられる。 【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易で且つ所定の幅と厚みのストライプ状の塗布面を得ることができる塗布装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明の塗布装置は、液入口からの塗布液を幅方向に広がらせるためのマニホールドと、そのマニホールドから塗布液が押し出されるスリットとを具備してなるダイヘッドを用いた塗布装置において、ダイヘッドにおけるスリットの先端にくし型状部を形成し、そのくし型状部の山部分に吐出口を設け、塗布時に上流側からくし型状部の谷部分に気体を供給することにより、被塗布材にストライプ状の塗布面を形成することを特徴としている。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 【0008】図1は本発明の塗布装置におけるダイヘッドの一例を先端側から見た状態で示す部分斜視図である。このダイヘッド10は、内部にマニホールドとスリットとを有しており、スリットの先端には、同図に示されるように、山部分11と谷部分12とが交互に繋がったくし型状部13を形成してあり、そのくし型状部13の山部分11に塗布液の吐出口14を設けた構成になっている。したがって、吐出口14はダイヘッド10のスリットと繋がっている。そして、くし型状部13の山部分11と谷部分12の幅は、必要とされるストライプの幅及び間隔により決定する。また、両端の山部分11には吐出口を設けていない。 【0009】図2は図1のダイヘッドを用いた塗工装置による塗布の様子を示す斜視図である。この塗布の際には、ダイヘッド10を被塗布材Gとの間に所定の間隔を保った状態で相対的に移動させながら、定量ポンプから送られた塗布液Lをマニホールドからスリットを通して山部分11の吐出口14から吐出し、被塗布材Gの上に載せる。これと同時に、塗布液の吐出を行わない谷部分12は、気体を給気するためのスリットとして利用する。すなわち、図3に拡大して示すように、谷部分12に上流から気体を供給することにより、山部分11から吐出される塗布液Lを左右からサポートして安定化させ、端面が整ったストライプ状の塗布面を形成する。また、上流から被塗布材Gに同伴するエアーのみを使用することでもストライプの塗布面を安定して形成することが可能である。 【0010】このように、ダイヘッド先端のくし型状部13の山部分11から吐出される塗布液Lを左右からエアーでサポートして安定化させるため、前述したように、両端の山部分11には吐出口を設けていない。 【0011】気体を給気する手段としては、図4に示すように、ダイヘッド10の上流側にチャンバー20を設け、そのチャンバー20に気体発生装置等からエアーを送る構成が挙げられる。この構成により、くし型状部の谷部分のみに給気可能とすることができる。 【0012】塗布液としては、水系又は溶剤系レジスト等の低粘度材料、ペースト等の高粘度材料のいずれもが使用可能であり、それらのレオロジー特性及び乾燥までの時間により塗布面の厚みが決定される。ストライプの幅及び間隔は、ダイヘッドの加工精度等に依存するが、供給する気体の圧力によっても幅を制御することが可能である。 【0013】以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明による塗布装置は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。 【0014】 【発明の効果】本発明の塗布装置は、液入口からの塗布液を幅方向に広がらせるためのマニホールドと、そのマニホールドから塗布液が押し出されるスリットとを具備してなるダイヘッドを用いた塗布装置において、ダイヘッドにおけるスリットの先端にくし型状部を形成し、そのくし型状部の山部分に吐出口を設け、塗布時に上流側からくし型状部の谷部分に気体を供給することにより、被塗布材にストライプ状の塗布面を形成することを特徴としているので、くし型状部の山部分の吐出口から塗布液を被塗布材の上に吐出しつつ、谷部分に供給する気体の量を調整することで、簡易に且つ所定の幅と厚みのストライプ状の塗布面を安定して形成することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002897 【氏名又は名称】大日本印刷株式会社 【住所又は居所】東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
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| 【出願日】 |
平成13年9月7日(2001.9.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096600 【弁理士】 【氏名又は名称】土井 育郎
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| 【公開番号】 |
特開2003−80147(P2003−80147A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月18日(2003.3.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−271193(P2001−271193) |
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