| 【発明の名称】 |
攪拌タンク |
| 【発明者】 |
【氏名】小池 誠 【住所又は居所】静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真フイルム株式会社内
【氏名】成瀬 康人 【住所又は居所】静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真フイルム株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】簡単な装置構成で、液面に浮き易くて攪拌しても液中に巻き込まれにくい粉体や液中で沈降し易い粉体を、1つのタンクで均一に混合溶解することができる。
【解決手段】縦型のタンク60内の攪拌軸68に平板傾斜型の上部パドル70と下部パドル72とを設けると共に、タンク内壁面60Aの縦方向に邪魔板64を配設する。そして、邪魔板64の上端64A位置が上部パドル70位置よりも上側に位置しなようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】縦型のタンク内の攪拌軸に平板傾斜型の上部パドルと下部パドルとを設けると共に、前記タンク内壁面の縦方向に邪魔板を配設して成る攪拌タンクであって、前記邪魔板の上端位置が前記上部パドル位置よりも上側に位置しないことを特徴とする攪拌タンク。 【請求項2】前記タンク内に溶解液が張り込まれると共に、液面に浮き易い粉体とタンク底面に沈降し易い粉体とが投入され、該粉体を前記溶解液に混合溶解することを特徴とする請求項1に記載の攪拌タンク。 【請求項3】前記邪魔板は、該邪魔板と前記タンク内壁面との交差角度が95〜140°である三角柱状に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の攪拌タンク。 【請求項4】前記上部パドルの位置は、液面高さの60〜80%とし、下部パドルの位置は、液面高さの5〜25%とすることを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の攪拌タンク。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は攪拌タンクに係り、特に、写真用、磁気記録媒体用等のフィルム製品を製造する塗布液を調製する際に、溶解液中に特性の異なる複数種類の粉体を混合溶解するのに適した攪拌タンクに関する。 【0002】 【従来の技術】写真用、磁気記録媒体用等のフィルム製品を製造する塗布液を調製する調液工程においては、原材料である様々な粉体を水等の溶解液中に均一に混合溶解する必要がある。この際、粉体の種類によっては、例えばポリビニルピロリドン(PVP)のように、水面に浮き易くて攪拌しても水中に巻き込まれにくい粉体、或いはポリビニルアルコール(PVA)のように水中でダマを形成して沈降し易い粉体がある。従って、粉体の特性に合わせて粉体の種類ごとに専用の攪拌タンクを使用して粉体を混合溶解すればよいが、混合溶解すべき粉体の種類が多いので、専用の攪拌タンクを設けたのでは設備コストのアップになると共に、設置スペースの問題もある。 【0003】そこで、特性の異なる複数種類の粉体を1つの攪拌タンクで均一に混合溶解するために、タンク形状や攪拌方式の異なる攪拌機を用いるなど種々の改良がなされている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の攪拌タンクでは、特に、液面に浮き易い粉体とタンク底面に沈降し易い粉体とを1つのタンクで混合溶解する場合、均一に混合溶解することができず、一部の粉体が溶解されずに残存してしまうという欠点がある。 【0005】また、タンクや攪拌機の形状が複雑になると、洗浄性が悪くなるために、塗布液のロットを変更する際にコンタミネーションが発生し易いという欠点がある。この洗浄を人手によって丁寧に行えば、コンタミネーションの問題は解消できるが、これでは時間がかかりすぎて運転停止時間が長くなり生産性が悪くなる。 【0006】また、粉体の均一な混合溶解のために高速攪拌を行うと、発泡しやすくなって塗布液を支持体に塗布した際にスジ等の泡欠陥が生じるので、調液量の制限や脱泡のための時間を必要とするという欠点がある。 【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡単な装置構成で、液面に浮き易くて攪拌しても液中に巻き込まれにくい粉体や液中で沈降し易い粉体を1つのタンクで均一に混合溶解することができ、しかも洗浄が容易な攪拌タンクを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成するために、縦型のタンク内の攪拌軸に平板傾斜型の上部パドルと下部パドルとを設けると共に、前記タンク内壁面の縦方向に邪魔板を配設して成る攪拌タンクであって、前記邪魔板の上端位置が前記上部パドル位置よりも上側に位置しないことを特徴とする。 【0009】従来の攪拌羽根と邪魔板とを組み合わせた攪拌タンクは、攪拌羽根と流体とのとも廻りを防止し、タンク内に上下流を発生させることで攪拌効果を上げるようにしている。しかし、本発明の攪拌タンクを適用しようとする粉体のように、攪拌しない状態では、液面に浮き易い粉体とタンク底面に沈降し易い粉体とを混合溶解する場合には、邪魔板による上下流は沈降し易い粉体の混合溶解には有効であるが、邪魔板により攪拌軸を中心とした渦ができにくくなるため、液面に浮き易い粉体は溶解液に混合溶解されにくくなり溶解性が悪くなる。本発明者は、かかる特性の相異なる複数の粉体を溶解液に混合溶解するのに適した攪拌タンクを構成したものである。 【0010】本発明によれば、邪魔板の上端位置が上部パドル位置よりも上側に位置しないようにしたので、上部パドルを回転すると、タンク内の上部では邪魔板による上下流は殆ど発生せず、液面から液中に液を巻き込む攪拌軸を中心としたVカット状の旋回流が強く発生する。これにより、液面に浮き易い粉体であっても液中に確実に巻き込むことができるので、液体中に均一に混合溶解することができる。一方、タンク内の下部では、下部パドルと邪魔板との作用によって上下流が発生するので、液中で沈降し易い粉体であっても、タンク底への沈降を防止して混合溶解することができる。更に、本発明の攪拌混合タンクは、装置構成が簡単なので、洗浄し易くコンタミネーションが生じにくい。 【0011】本発明の好ましい態様としては、邪魔板は、該邪魔板とタンク内壁面との交差角度が95〜140°である三角柱状に形成されることが良い。これにより、邪魔板に当たった液の流れは、タンク中央部方向に向きを変えるので、パドルによる粉体の混合溶解を促進することができると共に、邪魔板で粉体が滞留することもない。 【0012】本発明の好ましい態様としては、上部パドルの位置は、液面高さ(タンク底から液面までの高さ)の60〜80%とし、下部パドルの位置は、液面高さの5〜25%とすることが好ましい。これにより、液面での泡立ちを防止すると共に、下部パドルと邪魔板とにより形成される上下流が、上部パドルで形成されるVカット状の旋回流の発生を阻害することもない。 【0013】 【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係る攪拌タンクの好ましい実施の形態について詳説する。 【0014】図1は、本発明の攪拌タンクを組み込んだ塗布システム10の概念図である。また、図2は本発明の攪拌タンクの縦断面図、図3は横断面図である。 【0015】塗布システム10は、主として、原材料である様々な粉体を液体に攪拌溶解して塗布液を調液する攪拌タンク12、調液された塗布液をストックするストックタンク14、脱泡装置16、塗布コータ18を配管20で連結することにより構成される。 【0016】攪拌タンク12は、図2及び図3に示すように、主として、縦型円筒状のタンク60内に、攪拌機62と邪魔板64を設けて構成される。攪拌機62は、モータ66により回転する攪拌軸68がタンク60内の中央部に垂直に配設され、この攪拌軸68に平板傾斜型の上部パドル70と下部パドル72とが取り付けられる。上部パドル70及び下部パドル72のパドル羽根74の数は2枚から4枚程度が好適であるが、特に限定されない。また、パドル羽根74の傾斜角度としては45°程度が好ましい。上部パドル70及び下部パドル72の攪拌回転数は、高速すぎると発泡して塗布液を支持体48(図1参照)に塗布した際にスジ等の泡欠陥が生じるので、50〜150rpmの範囲が好ましく、特に80〜120rpmの範囲にするのが好ましい。これは、攪拌回転数が50rpm未満の場合にはタンク60内での液の流動が充分でなく、150rpmを越えると発泡し易くなると共に、原材料に高剪断力が加わり、原材料が凝集を起こす危険がある。また、上部パドル70の位置は、液面76高さの60〜80%とし、下部パドル72の位置は、液面76高さの5〜25%とする。これは、攪拌回転数との兼ね合いもあるが、上部パドル70が液面76高さの80%を超えて液面に近づきすぎると、上部パドル70の回転で液面76が泡立ち易くなり液体中に液面76近くのエアが巻き込まれる。一方、上部パドル70が液面76高さの60%未満の場合、配置される水深が深くなりすぎるので、Vカット状の旋回流が発生しにくくなる。また、下部パドル72が液面76高さの5%未満では、タンク60低部に近すぎて邪魔板64との作用による上下流が発生しにくくなる一方、液面76高さの25%を超えると、上下流の勢いが強くなるので、上部パドル70によるVカット状の旋回流の発生を阻害する。 【0017】タンク60の内壁面60Aには、90°間隔で4枚の邪魔板64が縦方向に取り付けられる。邪魔板64の数は4枚に限定されるものではなく、任意に設定することができる。邪魔板64と上部パドル70との位置関係は、邪魔板64の上端64A位置が上部パドル70位置よりも上側に位置しないように配置される。このように、邪魔板64と上部パドル70とを配置して上部パドル70を回転すると、タンク60内の上部では液面76から液中に液を巻き込むVカット状の旋回流が発生する。ちなみに、邪魔板64の上端64Aが上部パドル70よりも上側になり液面76に近いと、タンク60内上部に邪魔板64による上下流が生じるので、Vカット状の旋回流が発生しにくくなる。 【0018】邪魔板64の形状は、図3に示すように、三角柱状に形成され、タンク60の内壁面60Aと邪魔板64との交差角度(α)が95〜140°になるように形成されることが好ましい。これは、交差角度(α)が95未満では邪魔板64が平板状に近くなるために内壁面60Aと邪魔板64との交差部78に粉体が滞留し易くなり、140°を超えると、邪魔板64としての作用が発揮されにくくなる。 【0019】上記の如く構成された攪拌タンク12によれば、邪魔板64の上端64A位置が上部パドル70位置よりも上側に位置しないように配置したので、上部パドル70の回転により、タンク60内の上部には、液面76から液中に液を巻き込むVカット状の旋回流が発生する。これにより、液面76に浮き易くて攪拌しても液中に巻き込まれにくい粉体であっても、粉体が液中に巻き込まれて混合溶解される。また、Vカット状の旋回流に乗って液中に移動した粉体は、上部パドル70に到達して粉砕されるので、塊状の粉体であっても混合溶解を促進することができ、混合溶解時間を短縮できる。一方、タンク60内の下部では、下部パドル72と邪魔板64によって上下流が発生するので、液中で沈降し易い粉体であっても、タンク60底への沈降を防止できる。また、上下流に乗って移動した粉体は、下部パドル72に到達して粉砕されるので、塊状の粉体であっても混合溶解を促進することができ、混合溶解時間を短縮できる。従って、本発明の攪拌タンク12は、攪拌しない静置状態の溶解液では、液面76に浮き易い粉体と、タンク60底面に沈降し易い粉体とを攪拌溶解する装置として好適である。 【0020】攪拌タンク12で調液された塗布液は、ストックタンク14に貯留され、塗布運転に応じて送液ポンプ22により塗布コータ18に送液される。送液ポンプ22としては、泡立ちが発生しないように圧送式の無脈動ポンプ、例えばギアポンプを好適に使用することができる。 【0021】脱泡装置16は、主として、送液ポンプ22の上流側と下流側の両方に設けられた一対の超音波脱泡装置24、26と、脱泡される塗布液の液温を調整するジャケット54とにより構成される。 【0022】上流側の超音波脱泡装置24は、超音波槽28の底部あるいは周囲部に超音波発振器30を配設した槽型の脱泡装置であり、装置24内は大気に開放されること、又はストックタンク14との高低差が小さいことにより無加圧条件が形成される。この上流側の超音波脱泡装置24は、無加圧条件下で超音波を照射して塗布液中の気泡を析出させると共に析出した気泡を成長・群集させて液面に浮上させることにより脱泡する。この場合、超音波発振器30の周波数は20KHz 〜100KHz の範囲内が好ましく、超音波槽28の内圧は、0〜20kPaの範囲内であることが好ましい。 【0023】下流側の超音波脱泡装置26は、図4に示すように、主として、超音波液槽32内に配設されたパイプライン34と、超音波液槽32の底部あるいは周囲部に設けられた超音波発振器36とで構成される。パイプライン34は、内面が滑らかな薄肉の円管で構成されると共に、入口側が流量計38(図1参照)を介して送液ポンプ22の吐出口側に接続され、出口側が加圧バルブ40及び気泡検出器43(図1参照)を介して塗布コータ18に接続される。そして、パイプライン34内を流れる塗布液は、送液ポンプ22と加圧バルブ40とにより所定の加圧レベルに加圧される。加圧レベルとしてはパイプライン34内の内圧が30〜100kPaであることが好ましい。これにより、塗布液は、パイプライン34内を気液界面のない状態で加圧送液される。超音波液槽32内には槽下部側面の給水口41から超音波伝搬液である温水が連続的に供給され、槽内部を満たして槽上部側面の排水口42から排出される。これにより、超音波発振器36から発射された超音波は、超音波伝搬液によりパイプライン34に伝搬され、パイプライン34内を流れる塗布液に照射される。また、パイプライン34内を流れる塗布液に照射する周波数としては、20KHz 〜100KHz の範囲が良い。気泡検出器43としては、例えば、特開平3−157103号公報に記載されている気泡検出器43を好適に用いることができる。この気泡検出器43によれば、配管20内を流れる塗布液に超音波を照射し、これにより生ずる音場内の音響インピーダンス変化を超音波振動子の電気的インピーダンスに変換し、この変化が気泡検出器から電気信号として出力されることにより、塗布液中の気泡数を検出するものである。 【0024】また、塗布液の液温を調整するジャケット54は、ストックタンク14、配管20、一対の超音波脱泡装置24、26、及び塗布コータ18に設けられ、塗布液の品質に問題のない10°C〜50°Cの範囲内で塗布液の温度調整を行う。ジャケット54は、ストックタンク14から上流側の超音波脱泡装置24までの該装置24での気泡の析出を促進するように塗布液の液温を調整する第1ジャケット54Aと、上流側の超音波脱泡装置24を出てから下流側の超音波脱泡装置26までの該装置26での気泡の溶解を促進するように塗布液の液温を低下する第2ジャケット54Bと、下流側の超音波脱泡装置26を出てから塗布ヘッド44までの下流側の超音波脱泡装置26で一旦溶解した気泡が再析出しないように液温を更に低下する第3ジャケット54Cの3段階で構成される。この場合、塗布コータ18での塗布液の液温が、設定された塗布温度になることを基準に逆算して、段階的に液温を低下させることが必要である。 【0025】塗布コータ18としては、エクストルージョン型の塗布コータ18が配設される。塗布コータ18は、主として、塗布ヘッド44と、該塗布ヘッド44の先端に近接配置されたバックアップローラ46とで構成され、走行する支持体48がバックアップローラ46に支持される。塗布ヘッド44内には塗布液が供給されるポケット部50と、該ポケット部50から塗布ヘッド44の先端までウエブ幅方向に延長されたスリット52が形成される。そして、ポケット部50に供給された塗布液はポケット部50で拡流された後、スリット52を上昇して塗布ヘッド44の先端から押し出される。押し出された塗布液は、支持体48との間でビードを形成し、このビードを介して走行する支持体48に塗布液が塗布される。尚、塗布コータ18としては、エクストルージョン型の塗布コータに限定されるものではなく、ロールコータ型、グラビアコータ型、スライドビードコータ型、或いはそれ以外の塗布コータであってもよい。 【0026】 【実施例】次に、本発明の攪拌タンクを使用した実施例を説明する。合わせて従来の攪拌タンクを使用した比較例を説明する。 (実施例1)図2及び図3で説明した本発明の攪拌タンクのタンク内に溶解液を張り込み、この溶解液中に、水面に浮き易くて攪拌しても水中に巻き込まれにくい粉体Aと、水中でダマを形成して沈降し易い粉体Bとを投入し、加熱しながら混合溶解した。使用した粉体及び溶解液の処方、混合溶解条件、攪拌タンク条件は以下の通りである。 (粉体及び溶解液の処方) ・粉体A…ポリビニルピロリドン(PVP)50kg・粉体B…ポリビニルアルコール(PVA)50kg・溶解液…イオン交換水 900kg(混合溶解条件) ・粉体投入時の液温…20°C・加熱時の液温 …90°C・加熱時間 …1時間・攪拌回転数 …100rpm(攪拌タンク条件) ・調液容量 …1000L・パドル羽根 …4枚平板45°傾斜2段パドル・パドル内径比 …タンク内径の30%・上部パドル位置 …液面高さの70%・下部パドル位置 …液面高さの10%・邪魔板位置 …液面高さの20%(邪魔板下端)〜60%(邪魔板上端) ・邪魔板の交差角度(α)…130°上記の如く構成した実施例1によれば、タンク内上部には液面から液中に液を巻き込むVカット状の強い旋回流が形成されると共に、タンク内下部には上下流が形成された。この結果、PVP粉体が液面で滞留することなく、Vカット状の強い旋回流に乗って水中に巻き込まれて混合溶解された。一方、PVA粉体は、タンク低部に沈降することなく、上下流に乗って混合溶解された。更に、PVP粉体及びPVA粉体共に、邪魔板とタンク内壁面の交差部に滞留することなく、邪魔板の交差角度によりタンク中央部に導かれてパドルで混合溶解された。 (比較例1)邪魔板位置を液面高さの20%(邪魔板下端)〜80%(邪魔板上端)とし、邪魔板の上端位置が上部パドル位置よりも上側に位置するようにした。他の条件は実施例1と同じである。この結果、タンク内の上部に液面から液中に液を巻き込むVカット状の旋回流が殆ど発生しなかった。この結果、大部分のPVP粉体が液面で滞留し、混合溶解されずに残存した。 (比較例2)下部パドルを設定しないで上部パドルのみとした。他の条件は実施例1と同じである。この結果、タンク内の下部に上下流が発生しなかった。この結果、一部のPVA粉体がタンク底面に沈降し、混合溶解されずに残存した。 (比較例3)上部パドルを設定しないで下部パドルのみとした。他の条件は実施例1と同じである。この結果、タンク内の上部に液面から液中に液を巻き込むVカット状の旋回流が発生しなかった。この結果、大部分のPVP粉体が液面で滞留し、混合溶解されずに残存した。 (比較例4)邪魔板を平板状として、タンク内壁面との交差角度を90°とした。他の条件は実施例1と同じである。この結果、一部のPVA粉体がタンク低部、及びタンク内壁面と邪魔板との交差部に滞留し、混合溶解されずに残存した。 (比較例5)邪魔板とタンク内壁面との交差角度を160°とした。他の条件は実施例1と同じである。この結果、タンク内の下部に上下流がうまく発生しなかった。この結果、一部のPVA粉体がタンク低部に沈降し、混合溶解されずに残存した。 【0027】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の攪拌タンクによれば、簡単な装置構成で、液面に浮き易くて攪拌しても液中に巻き込まれにくい粉体や液中で沈降し易い粉体を、1つのタンクで均一に混合することができる。更には、装置構成が簡単なので、洗浄が容易であり、コンタミネーションが発生しにくい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005201 【氏名又は名称】富士写真フイルム株式会社 【住所又は居所】神奈川県南足柄市中沼210番地
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| 【出願日】 |
平成14年1月16日(2002.1.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083116 【弁理士】 【氏名又は名称】松浦 憲三
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| 【公開番号】 |
特開2003−205230(P2003−205230A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−7460(P2002−7460) |
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