| 【発明の名称】 |
オゾン水処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】花田 洋介 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】外部にオゾンが漏洩することを防止するとともに、オゾンが効率的に殺菌に用いられることにより維持コストが少なく、長寿命のオゾン水処理装置を得る。
【解決手段】オゾン水処理装置1は、主給水管106及び枝給水管107から未処理水102が供給されて溜められる給水室103と、流入管105を通じて未処理水102が流入して溜められ、オゾン化空気111中のオゾンによって未処理水102を殺菌処理するオゾン接触室104とを備えている。また、枝給水管107にはオゾン接触室104内の気体を気体吸引管3を通じて吸引して枝給水管107内を流れる未処理水102にこの気体を侵入させるエゼクタ2が設けられている。このようにして、オゾン接触室104内のまだ殺菌能力の残っているオゾンをエゼクタ2によって再度未処理水102に接触させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 未処理水が溜められる給水室と、一端部が前記給水室内に設けられた流入管と、前記流入管の他端部が内部に設けられ、前記流入管を通じて前記給水室から流入した前記未処理水をオゾンにより殺菌処理するオゾン接触室と、前記給水室内に下流端部が設けられ、前記給水室内に前記未処理水を供給する主給水管と、前記主給水管から分岐するとともに、前記給水室内に溜められた前記未処理水中で下流端部が前記一端部側から前記流入管内に挿入された枝給水管と、前記枝給水管に設けられ、前記枝給水管内の前記未処理水の流れにより吸引力を発生するエゼクタと、前記エゼクタに接続されるとともに、前記オゾン接触室内に吸引口が臨み、前記吸引力によって前記オゾン接触室内の気体を前記エゼクタに導く気体吸引管とを備え、前記枝給水管内を流れる前記未処理水には、前記エゼクタによって前記気体が侵入し、この前記気体が侵入した前記未処理水が前記給水室内に溜められた前記未処理水とともに直接前記流入管を通じて前記オゾン接触室内に供給されるようになっていることを特徴とするオゾン水処理装置。 【請求項2】 前記流入管は、前記一端部よりも前記他端部が高位に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のオゾン水処理装置。 【請求項3】 前記枝給水管には、噴射口が前記オゾン接触室内に臨んだ消泡水管が接続されており、前記枝給水管からの前記未処理水が前記消泡水管内を通って前記オゾン接触室内に噴射されることにより、前記未処理水が前記オゾンによって殺菌処理される際に生じる泡の増加を抑制するようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオゾン水処理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば浄水場における水道水処理施設に関し、特にオゾンを利用して殺菌処理するオゾン水処理装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図4は、従来のオゾン水処理装置の構成を示す模式的な断面図である。図4において、オゾン水処理装置101は、殺菌処理される前の未処理水102が溜められる給水室103と、この給水室103から流入して溜められた未処理水102中にオゾンを含んだ気体(以下、オゾン化空気111という)を通して殺菌処理するオゾン接触室104と、給水室103内に一端部105aが設けられているとともにオゾン接触室104内に他端部105bが設けられており、給水室103内及びオゾン接触室104内を連通する流入管105とを備えている。また、オゾン水処理装置101は、給水室103内に設けられた下流端部である主給水口106aを有し、主給水口106aから未処理水102をこの給水室103内に供給する主給水管106と、この主給水管106から分岐するとともに、給水室103内に設けられた下流端部である枝給水口107aを有し、枝給水口107aから未処理水102を給水室103内に供給する枝給水管107とを備えている。さらに、オゾン水処理装置101は、オゾン接触室104に連通管108を介して連通した流出室109を備えており、オゾン接触室104で殺菌処理された未処理水102が処理済水110としてこの流出室109内に溜められるようになっている。 【0003】オゾン接触室104は、オゾン化空気111を分散させて未処理水102中に供給する散気管112を内部に有している。散気管112は、多数の細孔を有した中空管であり、オゾン化空気111はこの複数の細孔を通って未処理水102中に供給されるようになっている。なお、この実施の形態では、散気管112は2つ設けられているが、1つあるいは3つ以上であってもよい。オゾン接触室104の外部には、外気を取り込んで空気中の水分を除去しドライエアーを発生するドライエアー発生器113と、高電圧を印加して放電させることによりこのドライエアーからオゾンを含んだオゾン化空気111を生成するオゾン発生器114とが配置されている。また、オゾン発生器114からオゾン供給管120がオゾン接触室104内に延出し、その端部が散気管112に連結されている。従って、ドライエアー発生器113及びオゾン発生器114で生成したオゾン化空気111は、オゾン供給管120を通じて散気管112に供給されるようになっている。 【0004】また、オゾン接触室104の上壁には、オゾン接触室104内に排気吸引口115aが挿入された排気管115が設けられている。この排気管115はオゾン接触室104の外部に設けられた排気処理器116に接続されている。排気処理器116は、気体中のオゾンを吸着する例えば活性炭であるオゾン吸着剤117と、気体を吸引して排出するブロワ118とを有している。従って、オゾン接触室104内の気体は、排気処理器116によって吸引処理されて、外部に排出されるようになってい。 【0005】流入管105は、給水室103とオゾン接触室104との間に配置されているが、給水室103内の未処理水102が所定量溜まるように、その一端部105aが給水室103内の底面から所定の高さになるように配置されている。従って、主給水口106及び枝給水口107aから供給されて給水室103に溜められた未処理水102の水位が一定以上になったときにオーバーフローして、未処理水102が流入管105内を通じてオゾン接触室104内に流入するようになっている。 【0006】主給水管106は、未処理水102を直接給水室103に供給している。図示していないが、この主給水管106はポンプに連結され、このポンプの動力により未処理水102を搬送するようになっている。なお、供給される未処理水102があらかじめ主給水口106aよりも高位にある場合は、ポンプ動力によらず自然落下にて未処理水102が供給されるようになっていてもよい。給水室103に直接供給する未処理水102の供給量を確保するために、この主給水管106の径は、枝給水管107の径より大きくなっている。枝給水管107は、ドライエアー発生器113内を通過している。この枝給水管107内を流れる未処理水102はドライエアー発生器113が取り入れた外気を凝縮させるための冷却水として用いられている。また、枝給水管107は、消泡水管119に接続されている。この消泡水管119は、端部の噴射口119aがオゾン接触室104内に臨んで配置されてそのオゾン接触室104の上壁に設けられている。従って、枝給水管107内を流れる未処理水102がこの消泡水管119にも一部流れるようになっている。噴射口119aは、排気管115の排気吸引口115aの近傍に配置されており、流れてきた未処理水102が消泡水として排気吸引口115a近傍に噴射されるようになっている。消泡水管119が設けられているのは、オゾン接触室104内に供給されるオゾン化空気111によって生ずる泡が排気吸引口115aから吸引されないようにするためである。 【0007】このように構成されたオゾン水処理装置101は、未処理水102を以下のようにして殺菌処理する。まず、ポンプ動力あるいは自然落下によって主給水管106及び枝給水管107を通じて給水室103に未処理水102が供給されて溜められる。給水室103に溜められた未処理水102は、この供給により水面が上昇して流入管105に達し、オーバーフローして流入管105内を通じてオゾン接触室104内に流入する。一方、ドライエアー発生器113及びオゾン発生器114からはオゾン化空気111がオゾン供給管120及び散気管112を通じてオゾン接触室104内に供給されている。この流入した未処理水102はオゾン接触室104内に溜まるとともに、連通管108を通じて流出室109に流出する。そして、オゾン接触室103内に流入する未処理水102の量が調整されて、オゾン接触室103内に溜まった未処理水102の水面が散気管112の上方の所定位に保たれるようになっている。 【0008】散気管112からはオゾン化空気111が排出されているので、オゾン接触室104内に溜まった未処理水102の中をオゾン化空気111が通る。このとき、散気管112は複数の細孔を有しているので、オゾン供給管120を通ってきたオゾン化空気111は、小さな気泡となって未処理水102中を上昇する。このようにして未処理水102とオゾン化空気111との接触面積を増大させている。オゾン化空気111に接触した未処理水102は、このオゾン化空気111中のオゾンにより殺菌されて処理済水110となり、連通管108を通じて流出室109に流出する。 【0009】未処理水102の殺菌に用いられたオゾン化空気111は、未処理水102中を通過した後、オゾン接触室104内で未処理水102の上方の空間に滞留する。オゾン化空気111中のオゾンは殺菌のために全てが消費されることはなく、未処理水102中を通過した後でも、オゾン化空気111中にまだ含まれている。オゾンがそのまま外部に排出されると異臭等の問題が発生するので、このオゾン化空気111を含んだオゾン接触室104内の気体は、排気処理器116によって排気管115を通じて吸引され、この気体内のオゾンが吸着されてから外部に排出される。このとき、未処理水102の水面上には、オゾン化空気111の泡がたまっているが、排気吸引口115aにこの泡が多量に吸引されると排気処理器116の故障等の原因になってしまうため、噴射口119aから未処理水102が消泡水として噴射されてこの泡がたまることを抑制している。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排気処理器116がオゾン接触室104内の気体を吸引して処理してはいるが、全ての気体がこの排気処理器116に吸引されるわけではなく、オゾン接触室104内の気体の一部は、流入管105内の上部空間部を通って給水室103内に流入し、給水室103の壁の隙間等から外部に漏洩するという問題点があった。また、消泡水管119内には少量の未処理水102しか流れていないので、オゾン接触室104内の気体が噴射口119aから逆流し、流量の多い枝給水管107に達したところで枝給水管107内の未処理水102の流れとともにこの気体が給水室103に搬送されることにより、同様にオゾンを含んだ気体が外部に漏洩するという問題点もあった。 【0011】また、散気管112から未処理水102中に供給されたオゾン化空気111は、全てのオゾンが殺菌のために消費されることはないため、オゾン化空気111に含まれる一部のオゾンは殺菌に用いられることなく排気処理器116により処理されてしまう。従って、オゾン化空気111が効率的に利用されず、オゾン化空気111の供給及び殺菌後の処理の負担が大きくなり、ドライエアー発生器113、オゾン発生器114及び排気処理器116の負担が大きくなる。このことから、これらドライエアー発生器113、オゾン発生器114及び排気処理器116が大型化し、電力等の維持コストも増加し、寿命も短くなる等の問題点もあった。 【0012】そこでこの発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするもので、外部にオゾンが漏洩することを防止するとともに、オゾンが効率的に殺菌に用いられることにより維持コストが少なく、長寿命のオゾン水処理装置を得ることを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】この発明に係るオゾン水処理装置は、未処理水が溜められる給水室と、一端部が前記給水室内に設けられた流入管と、前記流入管の他端部が内部に設けられ、前記流入管を通じて前記給水室から流入した前記未処理水をオゾンにより殺菌処理するオゾン接触室と、前記給水室内に下流端部が設けられ、前記給水室内に前記未処理水を供給する主給水管と、前記主給水管から分岐するとともに、前記給水室内に溜められた前記未処理水中で下流端部が前記一端部側から前記流入管内に挿入された枝給水管と、前記枝給水管に設けられ、前記枝給水管内の前記未処理水の流れにより吸引力を発生するエゼクタと、前記エゼクタに接続されるとともに、前記オゾン接触室内に吸引口が臨み、前記吸引力によって前記オゾン接触室内の気体を前記エゼクタに導く気体吸引管とを備え、前記枝給水管内を流れる前記未処理水には、前記エゼクタによって前記気体が侵入し、この前記気体が侵入した前記未処理水が前記給水室内に溜められた前記未処理水とともに直接前記流入管を通じて前記オゾン接触室内に供給されるようになっている。 【0014】また、前記流入管は、前記一端部よりも前記他端部が高位に配置されている。 【0015】また、前記枝給水管には、噴射口が前記オゾン接触室内に臨んだ消泡水管が接続されており、前記枝給水管からの前記未処理水が前記消泡水管内を通って前記オゾン接触室内に噴射されることにより、前記未処理水が前記オゾンによって殺菌処理される際に生じる泡の増加を抑制するようになっている。 【0016】 【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態について説明するが、従来例のものと同一又は同等部材、部位は、同一符号を付して説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1に係るオゾン水処理装置の構成を示す模式的な断面図である。図1において、オゾン水処理装置1は、枝給水管107に設けられたエゼクタ2と、このエゼクタ2に接続されるとともに、オゾン接触室104内に吸引口3aが臨んでオゾン接触室104の上壁に設けられた気体吸引管3とを備えている。また、枝給水管107の枝給水口107aは、給水室103に溜められた未処理水102中に設けられている。また、流入管105の一端部105aも同じく給水室103内に溜められた未処理水102中に設けられている。流入管105は給水室103内で曲折して鉛直下向きに延びている。枝給水管107は未処理水102中でU字に曲折することにより、一端部105aの下方側から枝給水口107aが流入管105内に挿入されている。従って、枝給水管107が流入管105に挿入される部分の外径は、流入管105の内径より小さくなっており、また流入管105と枝給水管107の挿入部分との間には隙間ができている。 【0017】図2は、図1におけるエゼクタ2の断面拡大図である。図2において、エゼクタ2は、例えばステンレス製のケーシング部4と、このケーシング部4内に設けられ、枝給水管107の内径より小さな内径の絞り部5aを有する絞り管路5と、ケーシング部4及び絞り部5の間に設けられ、例えばステンレス細線が綿状にまとめられた充填材6とを有している。またエゼクタ2は、消泡水管119に接続された部分と枝給水口107aとの間に設けられている。ケーシング部4は、上流側の枝給水管107に接続された流入接続部4aと、下流側の枝給水管107に接続された流出接続部4bとを有している。また、ケーシング部4は、流入接続部4aと流出接続部4bとの間に設けられるとともに気体吸引管3に接続された吸引管接続部4cを有している。さらに絞り管路5は、流入接続部4aに設けられ絞り部5aよりも内径が大きい流入部5bと、流出接続部4bに設けられ同じく絞り部5aよりも内径が大きい流出部5cとを有しており、未処理水102がこの絞り管路5内を流れるようになっている。また、絞り部5aには細孔7が複数設けられており、これら細孔7の軸線は全て未処理水102が流れる向きに傾斜している。 【0018】従って、エゼクタ2は、エゼクタ2内を流れる未処理水102が内径の小さい絞り部5aで流速が大きくなって圧力が低下するようになっており、この圧力の低下による吸引力が絞り部5aに発生するようになっている。このことから、ケーシング部4内では、絞り部5aの周囲の気体が充填材6内の微小隙間を通過して複数の細孔7に沿って吸引され、絞り部5a内を流れる未処理水102に侵入するようになっている。他の構成は従来例と同様である。 【0019】このように構成されたオゾン水処理装置1は、以下のように動作する。即ち、まず従来と同様に給水室103内に主給水口106aから未処理水102が供給されて溜められる。このとき、枝給水管107内にも未処理水102が流れるが、気体吸引管3に接続されたエゼクタ2が枝給水管107に設けられているので、未処理水102が絞り部5aを流れることによって絞り部5aに吸引力が発生し、オゾン接触室104内の気体が気体吸引管3を通じてエゼクタ2に向かって吸引される。吸引された気体は、充填材6の微小隙間を通って細孔7に侵入し、絞り部5a内を流れる未処理水102に入り込んで未処理水102とともに流れる。この気体を含んだ未処理水102は枝給水口107aで流入管105内に排出されるが、枝給水口107a及び流入管105の一端部105aが水没していないときは、この未処理水102の勢いのみでは上方の他端部105bに達することはできず、オゾン接触室104内には流入しない。その後、枝給水口107a及び一端部105aが水没し、給水室103内に溜められた未処理水102の水面が上昇して所定の水位となると、枝給水口107aから排出される未処理水102の勢いに加えて、この未処理水102に含まれる気体が上昇力となってその周囲の未処理水102も気体に引き連られて上昇し、給水室103内の未処理水102の水位が流入管105の他端部105bの高さに達しなくても未処理水102は流入管105内を上昇してオゾン接触室104内に流入する。このとき、給水室103内に溜められた未処理水102も一端部105aから流入管105内に矢印10のように吸い込まれる。即ち、いわゆる気泡ポンプの原理によって未処理水102はオゾン接触室104内に流入する。 【0020】オゾン接触室104内に溜められた未処理水102は、従来と同様にして散気管112から供給されたオゾン化空気111によって殺菌され、処理済水110として流出室109に流出する。このとき、従来と同様に消泡水ノズル115aから未処理水102が消泡水として噴射され、排気処理器116によってオゾン接触室104内の気体がオゾン吸着剤117を通って外部に排出されている。 【0021】未処理水102に通されたオゾン化空気111は、まだ殺菌能力を有したオゾンを含んでいるので、オゾン接触室104内にはオゾンを含んだ気体が残留する。給水室103に未処理水102が給水される限り、未処理水102はエゼクタ2内を流れているので、オゾン接触室104内の気体は気体吸引管3を通じてエゼクタ2に吸引される。この吸引されたオゾンを含んだ気体がエゼクタ2内を流れる未処理水102に入り込んで、未処理水102とともに枝給水口107aから排出され、同様に気泡ポンプの原理でオゾン接触室104内に流入する。このとき、エゼクタ2の流出部5c側の枝給水管107内では、未処理水102にオゾンを含んだ気体が入り込んでいるので、未処理水102が殺菌されオゾンが消費される。 【0022】従って、このオゾン水処理装置1は、オゾン接触室104内で一度未処理水102に通したオゾン化空気111を再度エゼクタ2で吸引して未処理水102に接触させるので、従来排気されていた殺菌能力のあるオゾンを再度未処理水102を殺菌することに用いることができ、オゾンを効率的に殺菌処理に用いることができる。その結果、一定量の未処理水102を処理するために必要なオゾン化空気111の量を少なくでき、ドライエアー発生器113及びオゾン発生器114を従来よりも小型にでき、必要な電力量も減少する。また、排気処理器116によって吸引されるオゾン接触室104内の気体は、その中に含まれるオゾンの量が従来に比べて少ないので、オゾン吸着剤117の寿命も延長される。 【0023】また、流入管105が給水室103内で下向きに延びており、この一端部105aの下方から枝給水口107aが流入管105内に挿入されているので、枝給水口107a及び一端部105aが未処理水102中に水没したときには、枝給水口107aから排出された未処理水102に含まれる気体は、全てオゾン接触室104内に流入することから、エゼクタ2で未処理水102に入り込んだオゾンを含んだ気体が給水室103から外部に漏洩することはない。また、この気体は未処理水102中を上昇する上昇力を発生し、この上昇力により未処理水102を搬送することができるので、主給水管106及び枝給水管107を通じて未処理水102を供給する図示しないポンプの動力を小さくすることができる。 【0024】なお、上記実施の形態においては、枝給水管107はドライエアー発生器113内を通過するようになっているが、図3に示すように、ドライエアー発生器113が例えば空冷式を採用して、外気によって凝縮し水分除去するものであれば、この枝給水管107をドライエアー発生器113内に通過させる必要はない。 【0025】また、消泡水管119は、オゾン接触室104内で発生する泡の増加を抑制するために設けられているが、排気処理器116が例えば水を除去するエリミネータを有し、このエリミネータがオゾン吸着剤117の排気吸引口115a側に設けられるようにすれば、泡を吸引しても排気処理器116が故障しにくいので、この消泡水管119を用いる必要はない。 【0026】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発明に係るオゾン水処理装置は、未処理水が溜められる給水室と、一端部が前記給水室内に設けられた流入管と、前記流入管の他端部が内部に設けられ、前記流入管を通じて前記給水室から流入した前記未処理水をオゾンにより殺菌処理するオゾン接触室と、前記給水室内に下流端部が設けられ、前記給水室内に前記未処理水を供給する主給水管と、前記主給水管から分岐するとともに、前記給水室内に溜められた前記未処理水中で下流端部が前記一端部側から前記流入管内に挿入された枝給水管と、前記枝給水管に設けられ、前記枝給水管内の前記未処理水の流れにより吸引力を発生するエゼクタと、前記エゼクタに接続されるとともに、前記オゾン接触室内に吸引口が臨み、前記吸引力によって前記オゾン接触室内の気体を前記エゼクタに導く気体吸引管とを備え、前記枝給水管内を流れる前記未処理水には、前記エゼクタによって前記気体が侵入し、この前記気体が侵入した前記未処理水が前記給水室内に溜められた前記未処理水とともに直接前記流入管を通じて前記オゾン接触室内に供給されるようになっているので、前記気体に含まれている前記オゾンが、前記枝給水管内で前記未処理水に接触して前記未処理水を殺菌するとともに、前記オゾンが前記給水室内から外部に漏洩することを抑制する。 【0027】また、前記流入管は、前記一端部よりも前記他端部が高位に配置されているので、前記気体は浮力による上昇力によって前記流入管内を通り、外部に漏洩せずに確実に前記オゾン接触室内に流入する。 【0028】また、前記枝給水管には、噴射口が前記オゾン接触室内に臨んだ消泡水管が接続されており、前記枝給水管からの前記未処理水が前記消泡水管内を通って前記オゾン接触室内に噴射されることにより、前記未処理水が前記オゾンによって殺菌処理される際に生じる泡の増加を抑制するようになっているので、簡単な構成で前記泡の増加を抑制することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
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| 【出願日】 |
平成14年1月11日(2002.1.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100057874 【弁理士】 【氏名又は名称】曾我 道照 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−205227(P2003−205227A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−4715(P2002−4715) |
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