| 【発明の名称】 |
気液分離器 |
| 【発明者】 |
【氏名】横山 武志 【住所又は居所】兵庫県加古川市野口町長砂881番地 株式会社テイエルブイ内
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| 【要約】 |
【課題】液溜室の旋回を防止して液面が凹面にならないようにする。
【解決手段】本体1と排気管10で形成する環状空間11に旋回羽根12を配置する。環状空間11の上方を入口4に連結し、排気管10の内側の孔を通してその上方を出口5に連結する。環状空間11の下方に旋回室14を形成する。旋回室14の下方に液溜室15を形成してその下端を排液口8に連結する。旋回室14と液溜室15の間に隔壁部材17を配置し、隔壁部材17の外周縁と底蓋3の内周壁との間に液体通過用隙間19を形成する。液溜室15にステンレス鋼等の耐浸食性細線の織物や編み物で作ったメッシュ部材16を挿填する。液体通過用隙間19を通して液溜室15に及ぶ旋回流はメッシュ部材16に衝突し偏向することによって次第に弱まり停止するので、液溜室15の液面が凹面となることがない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ケーシングと排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、排気管の内側の孔を通してその上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に液溜室を形成して該液溜室の下端を排液口に連結し、旋回室と液溜室の間に隔壁部材を配置し、隔壁部材の外周縁とケーシングの内周壁との間に液体通過用の隙間を形成したものにおいて、液溜室にメッシュ部材を配置したことを特徴とする気液分離器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気や圧縮空気や各種ガス等の気体中に混入している復水や凝縮水等の液体をケーシング内に旋回流を起こして遠心力によって分離する気液分離器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の気液分離器は、ケーシングと排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結すると共に、排気管の内側の孔を通してその上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋回室を形成すると共に、旋回室の下方に液溜室を形成してその下端を排液口に連結し、旋回室と液溜室の間に隔壁部材を配置すると共に、隔壁部材の外周縁とケーシングの内周壁との間に液体通過用の隙間を形成したものである。この一例が特開昭50−42467号公報に示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の気液分離器においては、分離された液体が再び気体に巻き込まれて出口に運び出されてしまう問題点があった。これは、旋回流が液体通過用の隙間を通して液溜室に及ぶために液面が凹面となり、液面の外周部が旋回室にまで上昇するためである。 【0004】従って、本発明の技術的課題は、液溜室の旋回を防止して液面が凹面にならないようにすることである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングと排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、排気管の内側の孔を通してその上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に液溜室を形成して該液溜室の下端を排液口に連結し、旋回室と液溜室の間に隔壁部材を配置し、隔壁部材の外周縁とケーシングの内周壁との間に液体通過用の隙間を形成したものにおいて、液溜室にメッシュ部材を配置したことを特徴とする気液分離器にある。 【0006】 【発明の実施の形態】上記の本発明の技術的手段によれば、液体通過用の隙間を通して液溜室に及ぶ旋回流は液溜室に配置されたメッシュ部材に衝突し偏向することによって次第に弱まり停止する。そのため、液溜室の液面が凹面となることがない。 【0007】 【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1乃至図2参照)。ケーシングは本体1に出入口部材2と底蓋3を夫々溶接して形成する。出入口部材2は左右に入口4と出口5を有し、入口4に入口フランジ6を溶接し、出口5に出口フランジ7を溶接する。底蓋3は下端中央に排液口8を有し、排液口8に排液管9を溶接する。 【0008】本体1は円筒形状で上部内面の直径を大きく形成する。本体1の上部内面と下部内面との間の環状の段部に、二重のほぼ円筒形状の排気管10を載せ、排気管10を出入口部材2との間で固定する。排気管10の外側円筒は真直ぐな形状で内側円筒よりも低く形成する。外側円筒は省略して本体1で兼用することもできる。排気管10の内側円筒は上部と下部が緩やかに拡がった形状である。排気管10の内外円筒の間に形成される環状空間11に、排気管10と一体に旋回羽根12を形成する。 【0009】入口4は連通孔13を通して下方の環状空間11に連結し、排気管10の内側円筒の内側は上方の出口5に連結する。本体1の下部内面と底蓋3の内面との間に旋回室14と、旋回室14の下方に液溜室15を形成し、液溜室15の下端を排液口8に連結する。 【0010】旋回室14と液溜室15の間に両室を隔てる隔壁部材17を配置する。隔壁部材17は円板形状で外周に4個の突起18を有し、突起18の外端を底蓋3に溶接して固定する。突起18の間の隔壁部材17外周縁と底蓋3内周壁との間に液体通過用隙間19を形成する。液溜室15にメッシュ部材16を挿填する。メッシュ部材16はステンレス鋼等の耐浸食性細線の織物や編み物で作る。 【0011】入口4から入った液体を含む気体は旋回羽根12で旋回せしめられる。液体は遠心力の作用で外側に振り出されて分離され、本体1の内周壁に沿って流下し、突起18の間の液体通過用隙間19を通って液溜室15に流入し、排液口8から系外に排出される。排気管10の下端を通過した気体は排気管10の内側円筒の内側を通って出口5から流出する。液体通過用隙間19を通して液溜室15に及ぶ旋回流はメッシュ部材16に衝突し偏向することによって次第に弱まり停止するので、液溜室15の液面が凹面となることがない。 【0012】 【発明の効果】上記のように本発明によれば、液体通過用の隙間を通して液溜室に及ぶ旋回流がメッシュ部材に衝突し偏向することによって次第に弱まり停止するので、液溜室の液面が凹面となることがなく、分離された液体が再び気体に巻き込まれて出口に運び出されることがないという優れた効果を生じる。また、メッシュ部材によって液体のエネルギーが減衰せしめられるので、騒音や振動の発生を低減できるという優れた効果を生じる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000133733 【氏名又は名称】株式会社テイエルブイ 【住所又は居所】兵庫県加古川市野口町長砂881番地
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| 【出願日】 |
平成14年1月15日(2002.1.15) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−205212(P2003−205212A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月22日(2003.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−6208(P2002−6208) |
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