| 【発明の名称】 |
濾過装置の消毒洗浄方法とそのシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】木地本 朋奈 【住所又は居所】東京都品川区東五反田1−21−9 株式会社トリリオン内
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| 【要約】 |
【課題】循環ポンプで循環させる浴槽内や温水プール内の温水を汚染したり、高温に加熱することなく、その温水を浄化処理する濾過装置の内部を効果的に消毒洗浄する。
【解決手段】循環ポンプ2の稼動を停止させて濾過装置5の入口側と出口側に設けられた温水循環経路3のバルブV1、V2を閉鎖し、濾過装置5内に殺菌作用とバイオフィルムの除去作用とを有する殺菌薬液を供給し、該薬液を濾過装置5内に充満させて一定時間溜め置いた後、該濾過装置5のドレンから排出させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】浴槽内又は温水プール内の温水を循環ポンプで循環させる温水循環経路に介装された濾過装置の消毒洗浄方法において、前記循環ポンプ(2)の稼動を停止させて前記濾過装置(5)の入口側と出口側で前記温水循環経路(3)を閉鎖し、前記濾過装置(5)内に殺菌作用とバイオフィルム除去作用とを有する殺菌薬液を供給し、該薬液を前記濾過装置(5)内に充満させて一定時間溜め置いた後、該濾過装置(5)のドレンから排出させることを特徴とする濾過装置の消毒洗浄方法。 【請求項2】前記殺菌薬液が、フェノアルキルクロライドを主成分とする薬液である請求項1記載の消毒洗浄方法。 【請求項3】浴槽内又は温水プール内の温水を循環ポンプで循環させる温水循環経路に介装された濾過装置の消毒洗浄システムにおいて、前記濾過装置(5)の入口側と出口側で前記温水循環経路(3)を開閉するバルブ(V1、V2)と、前記濾過装置(5)内に殺菌作用とバイオフィルム除去作用とを有する殺菌薬液を供給するための消毒洗浄用配管(8)と、前記循環ポンプ(2)の稼動を停止させて前記バルブ(V1、V2)を閉鎖し、前記濾過装置(5)のドレン(9)からその内部に残存する温水を排出させて、前記消毒洗浄用配管(8)から前記濾過装置(5)内に前記殺菌薬液を供給し、該薬液を前記濾過装置(5)内に充満させて一定時間溜め置いた後、該濾過装置(5)のドレンから排出させるコントローラ(10)とを備えたことを特徴とする濾過装置の消毒洗浄システム。 【請求項4】前記殺菌薬液が、フェノアルキルクロライド・カチオン系染料を主成分とする薬液である請求項3記載の消毒洗浄システム。 【請求項5】前記殺菌薬液を前記濾過装置(5)の出口(11)からその内部に供給する請求項3又は4記載の消毒洗浄システム。 【請求項6】前記殺菌薬液を前記濾過装置(5)の出口(11)からその内部に供給する際に、前記コントローラ(10)が、前記濾過装置(5)の入口(14)又はエア抜き(19)を排水管に接続させる請求項3、4又は5記載の消毒洗浄システム。 【請求項7】前記消毒洗浄用配管(8)の片端側が前記濾過装置(5)の出口(11)に接続され、その他端側が前記循環ポンプ(2)の吐出口(22)に接続されると共に、該配管(8)に、その管内に前記殺菌薬液を注入する注入管(23)が接続される請求項3、4、5又は6記載の消毒洗浄システム。 【請求項8】前記消毒洗浄用配管(8)が、前記温水循環経路(3)と並行して前記濾過装置(5)の入口(14)と出口(11)を直結するバイパス経路を成し、該配管(8)に、その管内に前記殺菌薬液を注入する注入管(23)が接続されると共に、該注入管(23)から注入された前記殺菌薬液を前記濾過装置(5)内に供給する送水ポンプ(12)が介装されている請求項3、4、5、6又は7記載の消毒洗浄システム。 【請求項9】前記殺菌薬液を60℃以上に加温して前記濾過装置(5)内に供給する請求項3、4、5、6、7又は8記載の消毒洗浄システム。 【請求項10】浴槽内又は温水プール内の温水を循環ポンプで循環させる温水循環経路に前段槽と後段槽の2槽に分離して介装された2槽分離型濾過装置の消毒洗浄システムにおいて、前記前段槽(30a)の入口側と前記後段槽(30b)の出口側で前記温水循環経路(3)を開閉するバルブ(V1、V2)と、前記前段槽(30a)と前記後段槽(30b)の内部に殺菌作用とバイオフィルム除去作用とを有する殺菌薬液を供給するための消毒洗浄用配管(31)と、前記循環ポンプ(2)の稼動を停止させて前記バルブ(V1、V2)を閉鎖し、前記前段槽(30a)と前記後段槽(30b)のドレン(32、33)から各々その内部に残存する温水を排出させて、前記消毒洗浄用配管(31)から前記前段槽(30a)と前記後段槽(30b)の内部に前記殺菌薬液を供給し、該薬液を前記前段槽(30a)と前記後段槽(30b)の内部に充満させて一定時間溜め置いた後、それら各槽のドレンから排出させるコントローラ(50)とを備えたことを特徴とする濾過装置の消毒洗浄システム【請求項11】前記前段槽(30a)が合成繊維糸を筒形に巻いたカートリッジ式の濾材を用いたフィルタ槽、前記後段槽(30b)が多孔質の石片を充填した活性石槽である請求項10記載の消毒洗浄システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽内や温水プール内の温水を循環させる温水循環式湯浴設備の温水循環経路に介装された濾過装置の内部を消毒洗浄するシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】温水循環式湯浴設備は、水道水や温泉水の使用量を少なくするためや、給湯用の燃料費を節約するために、浴槽内や温水プール内の温水を濾過して循環再使用するもので、例えば図13に示すように、浴槽1内の温水を循環ポンプ2で循環させる温水循環経路3に、温水中に混入したヘアーなどの異物を捕集する集毛器4と、温水を浄化処理する濾過装置5と、温水を設定温度に加温する加熱装置6が介装されている。 【0003】また、大腸菌群やレジオネラ属菌等の病原菌を殺菌するために、温水循環経路3中に塩素系薬剤を注入する消毒薬剤注入装置7を設けて、塩素を含んだ温水を絶えず循環させるようにしている。 【0004】なお、浴槽水の消毒に用いる塩素系薬剤は、浴槽水中における遊離残留塩素濃度を1日2時間以上0.2〜0.4mg/Lに保つことが望ましいとされている。 【0005】しかし、経時に伴って、浴槽水中の有機物を栄養源として温水循環経路3内で繁殖するアメーバ等の微生物が、バイオフィルム(滑りのある生物膜)を生成し、そのバイオフィルムの中で、レジオネラ属菌や大腸菌などの病原菌が消毒薬剤の殺菌作用から守られて生息し続けるため、これを除去せずに浴槽水だけを消毒しても、充分な消毒効果が得られないという問題があった。 【0006】特に、浴槽水中の有機物が溜まりやすい濾過装置5内は、バイオフィルムを生成する微生物が繁殖しやすく、また、その微生物に寄生してバイオフィルムの中で生息するレジオネラ属菌は20℃〜50℃で繁殖し36℃前後で最も繁殖するため、レジオネラ属菌の温床となる。 【0007】そのため、定期的に濾過装置5内のバイオフィルムを除去してレジオネラ属菌を含む微生物の繁殖を防ぐ消毒洗浄を実施する必要があり、その方法には、過酸化水素消毒や高濃度塩素消毒、加温消毒などがある。 【0008】過酸化水素消毒は、強い殺菌力を有し、有機物と反応して発泡する過酸化水素(2〜3%で使用)によってバイオフィルムを物理的に剥離・除去する方法であり、高濃度塩素消毒は、高濃度の有効塩素を含んだ浴槽水を温水循環経路3中に循環させて殺菌する方法である。また、加温消毒は、60℃以上の高温に加温した浴槽水を循環させて殺菌する方法である。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、過酸化水素消毒に使用する過酸化水素は、毒物及び劇物取締法で指定された劇物であり、その取り扱いには危険が伴うこと、処理薬品が多量に必要であること、更に洗浄廃液の化学的酸素要求量(COD)が高いことなどから、専門業者による洗浄が必要であり、その費用も高価になるという問題点が指摘されている。 【0010】また、高濃度塩素消毒は、温水循環経路3を形成する配管類や循環ポンプ2のシール部などに腐蝕を生ずるおそれがある。この腐蝕を考慮して、浴槽水中の遊離残留塩素濃度は5〜10mg/L程度とし、その濃度で浴槽水を数時間循環させることとしているが、消毒後に、浴槽水中の塩素濃度を入浴に適した濃度にまで希釈するため、多量の新鮮水を補給しなければならない。更に、バイオフィルムが生成された濾過装置5内に高濃度の塩素が入ると、その塩素で微生物の細胞膜が破壊されてタンパクや多糖類が溶出し、浴槽水に濁りが生ずることがあり、この場合も、多量の新鮮水を補給する必要があるので、水道水や温泉水の使用量が増し、給湯用の燃料費も嵩むという問題がある。 【0011】次に、加温消毒は、60℃以上の高温に加温した浴槽水を浴槽1内や温水循環経路3内の全体に循環させるので、燃料費が嵩むと同時に、その加温消毒が終わった後、浴槽水を入浴に適した温度に下げるまで長時間を要するという問題があり、また、温水循環経路3の配管に塩化ビニル管等が用いられている場合は、その配管が熱によって軟化劣化するおそれがあるという問題点が指摘されている。 【0012】また、濾過装置5は、濾材に付着したバイオフィルム等を除去するために、温水を循環方向と逆方向に流通させて濾材を逆洗することが望ましいとされているが、フィルター層が合成繊維糸を筒形に巻いたカートリッジ式の濾材で成る濾過装置は、一般に逆洗機能が付いていないので、その濾材に付着したバイオフィルムを洗浄除去することができないという問題があった。 【0013】そこで本発明は、上記のような諸問題を生ずることなく、濾過装置の内部に生成されたバイオフィルムを洗浄除去して、そのバイオフィルムの中で生息するレジオネラ属菌を確実に死滅させることができるようにすることを技術的課題としている。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1の発明は、浴槽内又は温水プール内の温水を循環ポンプで循環させる温水循環経路に介装された濾過装置の消毒洗浄方法において、前記循環ポンプの稼動を停止させて前記濾過装置の入口側と出口側で前記温水循環経路を閉鎖し、前記濾過装置内に殺菌作用とバイオフィルム除去作用とを有する殺菌薬液を供給し、該薬液を前記濾過装置内に充満させて一定時間溜め置いた後、該濾過装置のドレンから排出させることを特徴とする。 【0015】本発明によれば、濾過装置内を満たす程度の少量の殺菌薬液によって、該濾過装置内に付着生成されたバイオフィルムが除去されると同時に、そのバイオフィルムの中で生息していたレジオネラ属菌等の病原菌が殺菌される。 【0016】次に、請求項3の発明は、浴槽内又は温水プール内の温水を循環ポンプで循環させる温水循環経路に介装された濾過装置の消毒洗浄システムにおいて、前記濾過装置の入口側と出口側で前記温水循環経路を開閉するバルブと、前記濾過装置内に殺菌作用とバイオフィルム除去作用とを有する殺菌薬液を供給するための消毒洗浄用配管と、前記循環ポンプの稼動を停止させて前記バルブを閉鎖し、前記濾過装置のドレンからその内部に残存する温水を排出させて、前記消毒洗浄用配管から前記濾過装置内に前記殺菌薬液を供給し、該薬液を前記濾過装置内に充満させて一定時間溜め置いた後、該濾過装置のドレンから排出させるコントローラとを備えたことを特徴とする。 【0017】本発明によれば、濾過装置内に残存する温水をドレンから排出させた後、その濾過装置内に殺菌作用とバイオフィルム除去作用とを有する殺菌薬液が供給されて、該薬液が濾過装置内に一定時間溜め置かれることとなるので、該薬液によるバイオフィルムの除去効果と殺菌効果が非常に良い。 【0018】また、濾過装置内に供給された殺菌薬液は、濾過装置のドレンから排出されるので、消毒洗浄に供した使用済みの殺菌薬液浴槽水等が汚染されるおそれが少ない。 【0019】次に、請求項10の発明は、浴槽内又は温水プール内の温水を循環ポンプで循環させる温水循環経路に前段槽と後段槽の2槽に分離して介装された2槽分離型濾過装置の消毒洗浄システムにおいて、前記前段槽の入口側と前記後段槽の出口側で前記温水循環経路を開閉するバルブと、前記前段槽と前記後段槽の内部に殺菌作用とバイオフィルム除去作用とを有する殺菌薬液を供給するための消毒洗浄用配管と、予め設定された時間に前記循環ポンプの稼動を停止させて前記バルブを閉鎖し、前記前段槽と前記後段槽のドレンから各々その内部に残存する温水を排出させて、前記消毒洗浄用配管から前記前段槽と前記後段槽の内部に前記殺菌薬液を供給し、該薬液を前記前段槽と前記後段槽の内部に充満させて一定時間溜め置いた後、それら各槽のドレンから排出させるコントローラとを備えたことを特徴とする。 【0020】本発明によれば、2槽分離型濾過装置の前段槽内と後段槽内に、前記殺菌薬液を充満させて一定時間溜め置くことにより、それら前段槽と後段槽の内部に付着生成されたバイオフィルムを除去してそのバイオフィルムの中で生息するレジオネラ属菌も確実に死滅させることができる。 【0021】また、本発明によれば、前記前段槽の入口側と前記後段槽の出口側で温水循環経路を閉鎖し、前記前段槽と前記後段槽の内部に残存する温水を各槽のドレンから排出させた状態で、それら前段槽内と後段槽内にのみ前記殺菌薬液を供給するので、該薬液による消毒洗浄効果が良いと同時に、その使用量が非常に少なくて済むという利点がある。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面によって具体的に説明する。図1〜図5は夫々請求項3の発明に係る消毒洗浄システムの実施形態を示す図、図6〜図12は夫々請求項10の発明に係る消毒洗浄システムの実施形態を示す図である。なお、図13の従来例と対応する部分については同一符号を付して詳細説明は省略する。 【0023】図1〜図5に示す濾過装置の消毒洗浄システムは、いずれも、濾過装置5の入口側と出口側で温水循環経路3を開閉するバルブV1及びV2と、レジオネラ属菌の殺菌作用とバイオフィルムやスライムを除去する作用とを兼ね備えたフェノアルキルクロライドを主成分とする殺菌薬液を濾過装置5内に供給するための消毒洗浄用配管8と、タイマーで予め設定された時間に、循環ポンプ2の稼動を停止させて、バルブV1及びV2を閉鎖し、濾過装置5のドレン9からその内部に残存する温水を排出させて、消毒洗浄用配管8から濾過装置5内に殺菌薬液を供給し、該薬液を濾過装置5内に充満させて一定時間溜め置いた後、該濾過装置5のドレン9から排出させるコントローラ10とを備えている。 【0024】そして、図1のシステムは、バルブとポンプの駆動を制御するコントローラ10の出力信号により、消毒洗浄用配管8が濾過装置5の出口11に接続され、該配管8に介装した送水ポンプ12でタンク13内に貯留した殺菌薬液が濾過装置5の出口11からその内部に供給されると共に、濾過装置5内に供給される殺菌薬液の一部が濾過装置5の入口14に接続した排水管15から排出されることにより、濾過装置5内が逆洗されるようになっている。 【0025】つまり、コントローラ10は、タイマー設定された時間に、循環ポンプ2の稼動を停止させて、温水循環経路3のバルブV1及びV2を閉鎖させ、排水管15を開閉するバルブ16と、濾過装置5のドレン9を開閉するドレンバルブ17とを開放させる制御信号を出力し、濾過装置5内に残存する温水を濾過装置5のドレン9から排出させる。 【0026】次に、濾過装置5のドレンバルブ17を閉鎖して、消毒洗浄用配管8を濾過装置5の出口11に接続するバルブ18を開放し、送水ポンプ12でタンク13内の殺菌薬液を濾過装置5の出口11からその内部に供給して濾過装置5内を一定時間逆洗する。 【0027】そして、逆洗が終わると、送水ポンプ12の稼動を停止させて、消毒洗浄用配管8のバルブ18と排水管15のバルブ16を閉鎖し、濾過装置5内に供給した殺菌薬液をその内部に充満させて一定時間溜め置く。 【0028】なお、溜め置き時間は、殺菌薬液の主成分であるフェノアルキルクロライドの濃度等によって異なるが、例えば殺菌薬液中におけるフェノアルキルクロライドの濃度が200〜330mg/lであれば、その殺菌薬液を約1時間乃至それ以上溜め置くことによって、濾過装置5内に付着生成したバイオフィルムを剥離させてこれを除去することができ、また、レジオネラ属菌を数分〜十数分で死滅させる殺菌効力を有するので、1時間も溜め置けばバイオフィルムの中で生息するレジオネラ属菌を確実に死滅させることができる。また、アルキルベンジルアンモニウムクロライド、2−フェノキシエタノール、イソプロピルアルコール等の組成物で成るフェノアルキルクロライドは、人体に無害で、配管類やポンプのシール部等を腐蝕するおそれもないという優れた特性を有している。 【0029】そして、その溜め置き時間が経過すると、濾過装置5のドレンバルブ17と、濾過装置5の入口側で温水循環経路3を遮断していたバルブV1とを開放して、循環ポンプ2を稼動させ、濾過装置5内の使用済み殺菌薬液をドレン9から排出させると共に、循環ポンプ2で濾過装置5の入口14からその内部に供給される浴槽水によって濾過装置5内を洗浄した後、濾過装置5のドレンバルブ17を閉鎖すると同時に、その濾過装置5の出口側で温水循環経路3を遮断していたバルブV2を開放して、循環ポンプ2で温水循環経路3を通じて浴槽水を循環させる通常運転を再開する。 【0030】なお、上記の如く濾過装置5内に循環ポンプ2で浴槽水を供給してその内部を洗浄する際は、洗浄効果を高めるために、循環ポンプ2の回転速度を通常運転時より高めるようにする。また、殺菌薬液を60℃以上に加温して濾過装置5内に供給すれば、該薬液のバイオフィルムの除去作用が高まると同時に、その薬液成分による殺菌作用と、高温による殺菌作用とが相乗的に作用して、より良い消毒洗浄効果が得られる。 【0031】次に、図2のシステムは、図1の排水管15に代えて、これと同様の働きをする排水管20を濾過装置5のエア抜き19に設けたもので、該排水管20に介装したバルブ21を図1の排水管15に介装したバルブ16と同一のタイミングで開閉して、図1のシムテムと同様の手順で濾過装置5内の消毒洗浄を行う。 【0032】次いで、図3のシステムは、消毒洗浄用配管8の片端側が濾過装置5の出口11に接続され、その他端側が循環ポンプ2の吐出口22に接続されると共に、該配管8に、その管内に高濃度の殺菌薬液を注入する注入管23が接続されて、該注入管23から消毒洗浄用配管8の管内に注入された殺菌薬液を循環ポンプ2によって濾過装置5の出口11からその内部に供給するようになっている。 【0033】つまり、図3のシステムは、循環ポンプ2の吐出口22と濾過装置5の出口11とを直結する消毒洗浄用配管8に、その管路を開閉するバルブ24が介装されると共に、その管内に高濃度の殺菌薬液を注入する注入管23が接続されている。 【0034】そして、コントローラ10が、予め設定された時間に、循環ポンプ2の稼動を一旦停止させて、温水循環経路3のバルブV1及びV2を閉鎖し、濾過装置5のドレンバルブ17を開放してドレン9からその内部に残存する温水を排出させた後、ドレンバルブ17を閉鎖して、濾過装置5の入口14に接続した排水管15のバルブ16と、注入管23に設けたバルブ26とを開放し、注入管23から消毒洗浄用配管8の管内に高濃度の殺菌薬液を注入させると共に、消毒洗浄用配管8のバルブ24を開放して、循環ポンプ2を稼動させ、該ポンプにより消毒洗浄用配管8の管内に送水される浴槽水で注入管23から注入される高濃度の殺菌薬液を希釈して濾過装置5の出口11からその内部に供給し、その殺菌薬液で濾過装置5内を一定時間逆洗してから、循環ポンプ2の稼動を停止させ、消毒洗浄用配管8のバルブ24を閉鎖して、濾過装置5内に供給した殺菌薬液をその内部に充満させて一定時間溜め置く。 【0035】その溜め置き時間が経過すると、濾過装置5のドレンバルブ17を開放して濾過装置5内の使用済み殺菌薬液をドレン9から排出させると共に、濾過装置5の入口側で温水循環経路3を遮断していたバルブV1を開放して、循環ポンプ2を再稼動させ、該循環ポンプ2で浴槽水を濾過装置5の入口14からその内部に供給して、濾過装置5内を洗浄した後、ドレンバルブ17を閉鎖して、温水循環経路3のバルブV2を開放し、該温水循環経路3を通じて浴槽水を循環させる通常運転を再開する。 【0036】次に、図4のシステムは、図3の排水管15に代えて、これと同様の働きをする排水管20を濾過装置5のエア抜き19に設けた変形例を示すものである。 【0037】次に、図5のシステムは、消毒洗浄用配管8が、温水循環経路3と並行して濾過装置5の入口14と出口11とを直結するバイパス経路を成し、該配管8に、その管内に殺菌薬液を注入する注入管23が接続されると共に、該注入管23から注入された殺菌薬液を濾過装置5内に循環供給する送水ポンプ12が介装されている。 【0038】つまり、図5のシステムは、濾過装置5の入口14と出口11とを直結する消毒洗浄用配管8に、その管路を開閉するバルブ24と送水ポンプ12が介装されると共に、その管内に殺菌薬液を注入する注入管23が接続されている。 【0039】また、濾過装置5は、合成繊維糸を筒形に巻いたカートリッジ式の濾材を用いたフィルタ層で成るその上槽部5aと、多孔質の石片を充填した活性石層で成る下槽部5bとを一体化させた構造になっている。 【0040】そして、コントローラ10が、タイマー設定された時間に、循環ポンプ2の稼動を停止させて、バルブV1及びV2を閉鎖し、濾過装置5の上槽部5a側に設けたドレンバルブ28と、下槽部5b側に設けたドレンバルブ17を開放して、それら上槽部5a内と下槽部5b内に残存する温水をドレン9から排出させた後、ドレンバルブ17及び28を閉鎖して、消毒洗浄用配管8のバルブ24と、注入管23のバルブ26とを開放し、消毒洗浄用配管8に介装された送水ポンプ12を一定時間稼動させる。 【0041】これにより、注入管23から消毒洗浄用配管8内に殺菌薬液が注入されると共に、その殺菌薬液が、送水ポンプ12で濾過装置5内に循環供給されて、該濾過装置5の内部が消毒洗浄されることとなる。なお、送水ポンプ12の送水方向は、配管8内の殺菌薬液を濾過装置5の出口11からその内部に供給する逆洗方向もしくは濾過装置5の入口14からその内部に供給する順洗方向の何れであっても良い。また、送水ポンプ12を断続運転すれば、殺菌薬液による濾過装置5内の消毒洗浄効果を高めることができる。 【0042】このように殺菌薬液を濾過装置5内に循環供給させながらその内部に一定時間溜め置いた後、送水ポンプ12の稼動を停止させて、配管8のバルブ24を閉鎖し、温水循環経路3のバルブV1と、濾過装置5のドレンバルブ17及び28を開放して、濾過装置5内に残存する使用済みの殺菌薬液をドレン9から排出させると共に、循環ポンプ2を稼動させて、濾過装置5の入口14からその内部に浴槽水を一定時間供給し、該浴槽水で濾過装置5内を洗浄する。 【0043】次いで、ドレンバルブ17及び28を閉鎖すると同時に、温水循環経路3のバルブV2を開放して、浴槽水を循環ポンプ2で温水循環経路3を通じて循環させる通常運転を再開する。 【0044】なお、図5のシステムにおいて、濾過装置5内に殺菌薬液を溜め置く時間帯に、該殺菌薬液を上記の如く送水ポンプ12で間欠的に循環させると、その循環流の作用で濾過装置5内に付着生成されたバイオフィルムが剥離しやすくなって、殺菌薬液によるバイオフィルムの除去作用が促進され、消毒洗浄効果が高まるという利点がある。 【0045】次に、図6〜図12に示す濾過装置の消毒洗浄システムは、いずれも、温水循環経路3に介装された2槽分離型濾過装置30の前段槽30aの入口側と後段槽30bの出口側で温水循環経路3を開閉するバルブV1及びV2と、前段槽30aと後段槽30bの内部に殺菌薬液を供給するための消毒洗浄用配管31と、予め設定された時間に循環ポンプ2の稼動を停止させてバルブV1及びV2を閉鎖し、前段槽30aのドレン32と、後段槽30bのドレン33とから各々その槽内に残存する温水を排出させて、消毒洗浄用配管31から前段槽30aと後段槽30bの内部に殺菌薬液を供給し、該薬液を両槽30a、30bの内部に充満させて一定時間溜め置いた後、それら各槽のドレン32及び33から排出させるコントローラ50とを備えている。 【0046】なお、前段槽30aは、合成繊維糸を筒形に巻いたカートリッジ式の濾材を用いたフィルタ槽で成り、後段槽30bは、多孔質の石片を充填した活性石槽で成る。 【0047】そして、図6のシステムは、消毒洗浄用配管31が、タンク34内に貯留された殺菌薬液を送水ポンプ35によって前段槽30aの出口36と後段槽30bの出口37からそれら各槽の内部に同時に供給する構成になっている。 【0048】つまり、図6のシステムは、コントローラ50が、タイマー設定された時間に循環ポンプ2の稼動を停止させて、温水循環経路3のバルブV1及びV2を閉鎖すると同時に、前段槽30aの出口36と後段槽30bの入口38とを繋ぐ連結管39の管路を開閉するバルブ40を閉鎖させる。 【0049】次に、前段槽30aのドレンバルブ41と、後段槽30bのドレンバルブ42を開放させると共に、前段槽30aの入口43に排水管44を接続するバルブ45と、後段槽30bの入口38に排水管46を接続するバルブ47を開放させて、前段槽30aと後段槽30bの内部に残存する温水を各々そのドレン32、33から排出させた後、ドレンバルブ41及び42を閉鎖させる。 【0050】次に、消毒洗浄用配管31を前段槽30aの出口36と後段槽30bの出口37に接続する各バルブ48、49を開放して、消毒洗浄用配管31に介装された送水ポンプ35を稼動させ、該ポンプ35でタンク34内の殺菌薬液を前段槽30aの出口36と後段槽30bの出口37から各槽の内部に供給し、その内部を殺菌薬液で一定時間逆洗する。 【0051】次いで、送水ポンプ35の稼動を停止させ、消毒洗浄用配管31のバルブ48及び49を閉鎖して、前段槽30aと後段槽30bの内部に充満させた殺菌薬液をその内部に一定時間溜め置く。これにより、前段槽30aと後段槽30bの内部を比較的少量の殺菌薬液で効果的に消毒洗浄することができる。 【0052】そして、一定の溜め置き時間が経過すると、前段槽30aのドレンバルブ41を開放して、前段槽30a内の使用済み殺菌薬液をドレン32から排出させると共に、温水循環経路3のバルブV1を開放して、循環ポンプ2を稼動させ、該ポンプ2で浴槽水を前段槽30a内に供給して、その内部を洗浄する。 【0053】次いで、前段槽30aのドレンバルブ41を閉鎖すると同時に、前段槽30aと後段槽30bとの間を繋ぐ連結管39のバルブ40と、後段槽30bのドレンバルブ42を開放して、後段槽30b内の使用済み殺菌薬液をドレン33から排出させると共に、循環ポンプ2で供給される浴槽水を前段槽30a内と連結管39内を通じて後段槽30bの入口38からその内部に供給して、後段槽30b内も洗浄した後、温水循環経路3のバルブV2を開放し、後段槽30bのドレンバルブ42を閉鎖して、浴槽水を温水循環経路3を通じて循環させる通常運転を再開する。 【0054】次に、図7のシステムは、図6の排水管44及び46に代えて、これと同様の働きをする排水管51及び52を夫々前段槽30aのエア抜き53と後段槽30bのエア抜き54に設けたもので、排水管51及び52に各々介装したバルブ55、56を図6の排水管44及び46に各々介装したバルブ45及び47と同一のタイミングで開閉させることによって、図6のシムテムと同様の手順で消毒洗浄を行うことができる。 【0055】次に、図8のシステムは、消毒洗浄用配管31の片端側が循環ポンプ2の吐出口22に接続され、その他端側が二つに分岐して前段槽30aの出口36と後段槽30bの出口37に接続されると共に、該配管31に、その管内に高濃度の殺菌薬液を注入する注入管57が接続されて、該注入管57から消毒洗浄用配管31の管内に注入された高濃度の殺菌薬液を循環ポンプ2によって温水循環経路3から送給される浴槽水で希釈して前段槽30aと後段槽30bの出口36、37からそれら各槽の内部に供給する構成になっている。なお、その他の配管構成は図6のシステムと共通する。 【0056】つまり、図8のシステムは、循環ポンプ2の吐出口22と、前段槽30a及び後段槽30bの各出口36及び37とを連結する消毒洗浄用配管31に、その管路を開閉するバルブ58が介装されると共に、その管内に高濃度の殺菌薬液を注入する注入管57が接続されている。 【0057】そして、コントローラ50が、予め設定された時間に、循環ポンプ2の稼動を一旦停止させて、温水循環経路3のバルブV1及びV2を閉鎖すると同時に、前段槽30aの出口36と後段槽30bの入口38とを繋ぐ連結管39のバルブ40を閉鎖させ、次いで、前段槽30aのドレンバルブ41と、後段槽30bのドレンバルブ42を開放させると共に、前段槽30aの入口43に排水管44を接続するバルブ45と、後段槽30bの入口38に排水管46を接続するバルブ47を開放させて、前段槽30aと後段槽30bの内部に残存する温水を各々そのドレン32、33から排出させた後、ドレンバルブ41及び42を閉鎖させる。 【0058】次に、注入管57のバルブ60を開放して、その注入管57から消毒洗浄用配管31の管内に高濃度の殺菌薬液を注入させると共に、配管31のバルブ58を開放させて、循環ポンプ2を稼動させ、該ポンプ2により温水循環経路3から配管31内に送給される浴槽水でその配管31内に注入した殺菌薬液を希釈して前段槽30aの出口36と後段槽30bの出口37から各槽の内部に供給し、それら槽内を殺菌薬液で一定時間逆洗した後、循環ポンプ2の稼動を停止させて、配管31のバルブ58を閉鎖し、前段槽30a内と後段槽30b内に殺菌薬液を一定時間溜め置く。 【0059】そして、その溜め置き時間が経過すると、ドレンバルブ41、42を開放して前段槽30a内と後段槽30b内の殺菌薬液をドレン32、33から排出させた後、温水循環経路3のバルブV1を開放して、循環ポンプ2を再稼動させ、該ポンプ2で前段槽30aの入口43から浴槽水を供給すると同時に、該浴槽水を前段槽30aのドレン32から排出させることにより、その槽内を洗浄する。 【0060】前段槽30a内の洗浄が終了すると、連結管39のバルブ40を開放させて、前段槽30aのドレンバルブ41を閉鎖し、循環ポンプ2で送水される浴槽水を前段槽30a内から連結管39を通じて後段槽30b内に供給すると同時に、その浴槽水を後段槽30bのドレン33から排出させることにより、後段槽30bの内部も洗浄する。 【0061】そして、温水循環経路3のバルブV2を開放し、後段槽30bのドレンバルブ42を閉鎖して、浴槽水を循環ポンプ2で温水循環経路3を通じて循環させる通常運転を再開する。 【0062】次に、図9のシステムは、図8の排水管44及び46に代えて、これと同様の働きをする排水管51及び52を夫々前段槽30aのエア抜き53と後段槽30bのエア抜き54に設けたもので、排水管51及び52に各々介装したバルブ55、56を図8の排水管44及び46に各々介装したバルブ45及び47と同一のタイミングで開閉させることによって、図8のシムテムと同様の手順で前段槽30a内と後段槽30b内の消毒洗浄を行うことができる。 【0063】次に、図10のシステムは、消毒洗浄用配管31の片端側が前段槽30aの入口43に接続され、その他端側が後段槽30bの出口37に接続されると共に、該配管31に、その管内に殺菌薬液を注入する注入管57が接続され、また、該注入管57から注入された殺菌薬液を前段槽30aの入口43からその内部に供給する送水ポンプ35と、配管31の管路を開閉するバルブ58とが介装されている。なお、前段槽30aのドレン32は、その槽底から排水するドレンバルブ41に加えて、槽中層部から排水するドレンバルブ62が設けられている。 【0064】そして、コントローラ50は、タイマー設定された時間に、循環ポンプ2の稼動を停止させて、温水循環経路3のバルブV1及びV2を閉鎖すると共に、前段槽30aのドレンバルブ41及び62と後段槽30bのドレンバルブ42を開放して、各槽30a、30b内に残存する温水を各々のドレン32及び33から排水させる。 【0065】次に、ドレンバルブ41、62及び42を閉鎖して、消毒洗浄用配管31のバルブ58を開放し、注入管57から消毒洗浄用配管31内に殺菌薬液を注入すると共に、配管31に介装された送水ポンプ35を稼動させて、配管31内に注入された殺菌薬液を前段槽30aの入口43からその内部に供給し、更に、前段槽30aの出口36から連結管39を通じて後段槽30bの内部に供給し、後段槽30bの出口37から再び配管31内を通じて前段槽30a内に供給する経路で循環させながら、前段槽30a内と後段槽30b内に殺菌薬液を充満させて一定時間溜め置く。なお、この間、送水ポンプ35を断続運転させると、殺菌薬液又は高温水による前段槽30a内と後段槽30b内の消毒洗浄効果が高まる。 【0066】次に、送水ポンプ35の稼動を停止させて、配管31のバルブ58を閉鎖すると共に、温水循環経路3のバルブV1と、前段槽30aのドレンバルブ41、62と、後段槽30bのドレンバルブ42を開放して、循環ポンプ2を稼動させることにより、前段槽30a内と後段槽30b内に残存する使用済みの殺菌薬液を各槽内から排出させると同時に、それら前段槽30a内と後段槽30b内を循環ポンプ2で供給する浴槽水によって一定時間洗浄した後、温水循環経路3のバルブV2を開放し、前段槽30aのドレンバルブ41、62と、後段槽30bのドレンバルブ42を閉鎖して、温水循環経路3内に浴槽水を循環させる通常運転を再開させる。 【0067】次に、図11のシステムは、図10のシステムの変形例であって、消毒洗浄用配管31の片端側が前段槽30aの入口43に接続されると共に、その配管31の途中から分岐して後段槽30bの入口38に接続される分岐管63が設けられ、タイマー設定された時間に、循環ポンプ2の稼動を停止させて、温水循環経路3のバルブV1及びV2を閉鎖し、消毒洗浄用配管31のバルブ58と、前段槽30aと後段槽30bを繋ぐ連結管39のバルブ40とを開放して、注入管57から消毒洗浄用配管31内に殺菌薬液を注入すると共に、配管31に介装された送水ポンプ35を稼動させて、前段槽30aの入口43と後段槽30bの入口38からそれら各槽の内部に殺菌薬液を同時に供給するようになっている。 【0068】また、前段槽30a内と後段槽30b内に殺菌薬液を一定時間溜め置いた後は、消毒洗浄用配管31のバルブ58と、連結管39のバルブ40を閉鎖し、前段槽30aのドレンバルブ41、62を開放して、その槽内から使用済みの殺菌薬液を排出させると共に、温水循環経路3のバルブV1を開放して循環ポンプ2を稼動させ、該ポンプ2により前段槽30aの入口43からその内部に浴槽水を一定時間供給して、まず、前段槽30aの内部を洗浄する。 【0069】次いで、前段槽30aのドレンバルブ41、62を閉鎖し、連結管39のバルブ40と、後段槽30bのドレンバルブ42を開放して、後段槽30b内から使用済みの殺菌薬液を排出させると共に、循環ポンプ2で前段槽30a内に供給される浴槽水を連結管39を通じて後段槽30bの入口38からその内部に一定時間供給して、後段槽30bの内部を洗浄した後、該後段槽30bのドレンバルブ42を閉鎖し、温水循環経路3のバルブV2を開放して、温水循環経路3内に浴槽水を循環させる通常運転を再開させる。 【0070】次に、図12のシステムは、図11のシステムの変形例であって、消毒洗浄用配管31の他端側を後段槽30bの入口38に接続する分岐管63にその管路を開閉するバルブ64が設けられると共に、前段槽30aの出口36と後段槽30bの出口37とを直結するバイパス管65が設けられ、また、消毒洗浄用配管31に介装された送水ポンプ35が、後段槽30bの出口37からその内部に殺菌薬液を供給する点で図11のシステムと相違する。 【0071】この図12のシステムは、タイマー設定された時間に、循環ポンプ2の稼動を停止させて、温水循環経路3のバルブV1及びV2と、連結管39のバルブ40を閉鎖し、分岐管63のバルブ64を開放して、注入管57から消毒洗浄用配管31内に殺菌薬液を注入すると共に、配管31に介装された送水ポンプ35を稼動させて、後段槽30bの出口43からその内部に殺菌薬液を供給し、後段槽30b内を通過した殺菌薬液を分岐管63を通じて後段槽30bの出口37へ還流するように一定時間循環させて、その後段槽30bの内部を逆洗した後、送水ポンプ35の稼動を停止させて、後段槽30b内に殺菌薬液を一定時間溜め置く。 【0072】次いで、分岐管63のバルブ64を閉鎖し、配管31のバルブ58と、連結管39のバルブ40と、バイパス管65のバルブ66を開放して、送水ポンプ35を再稼動させ、注入管57から配管31内に注入された殺菌薬液をバイパス管65を通じて前段槽30aの出口36からその内部に供給すると共に、前段槽30a内を通過した殺菌薬液を配管31とバイパス管65を通じて前段槽30aの出口へ還流するように一定時間循環させて、その前段槽30aの内部を逆洗した後、送水ポンプ35の稼動を停止させて、前段槽30a内に殺菌薬液を一定時間溜め置く。 【0073】そして、消毒洗浄用配管31のバルブ58と、バイパス配管65のバルブ66を閉鎖し、前段槽30aのドレンバルブ41及び62を開放して、前段槽30a内の使用済み殺菌薬液をドレン32から排出させると同時に、循環ポンプ2を稼動させて、該ポンプ2で供給される浴槽水によって前段槽30a内を洗浄する。 【0074】次に、前段槽30aのドレンバルブ41及び62を閉鎖し、連結管39のバルブ40と、後段槽30bのドレンバルブ42を開放して、後段槽30b内の使用済み殺菌薬液をドレン33から排出させると同時に、循環ポンプ2で前段槽30a内と連結管39を通じて供給される浴槽水によって後段槽30b内を洗浄した後、後段槽30bのドレンバルブ42を閉鎖し、温水循環経路3のバルブV2を開放して、温水循環経路3内に浴槽水を循環させる通常運転を再開させる。 【0075】 【発明の効果】本発明によれば、循環ポンプで循環させる浴槽内や温水プール内の温水を汚染したり、高温に加熱することなく、その温水を浄化処理する濾過装置の内部に付着生成されたバイオフィルムの中で生息するレジオネラ属菌を確実に死滅させることができるという大変優れた効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501477440 【氏名又は名称】株式会社トリリオン 【住所又は居所】東京都品川区東五反田1−21−9
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| 【出願日】 |
平成13年12月10日(2001.12.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084984 【弁理士】 【氏名又は名称】澤野 勝文 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−170014(P2003−170014A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月17日(2003.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−376226(P2001−376226) |
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