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【発明の名称】 絵 本
【発明者】 【氏名】内山 昭代

【氏名】岡野原 直美

【要約】 【課題】描かれた絵の色彩に変化を持たせることができる絵本を提供する。

【解決手段】絵本1は、表紙2と、物語が描かれた複数の表示用台紙3と、透過性のカラーフィルム4を備えた複数のフィルム用台紙5と、裏台紙6とを備える。フィルム用台紙5は回動軸15により回動自在である。表示用台紙3は見開き部8と第1折り畳み部10とを有し、第1折り畳み部10には表裏を貫通する窓孔11が設けられている。読者は絵本1を開け、裏台紙6と第1折り畳み部10とを外側に広げる。この状態からタブ14を持ってフィルム用台紙5を回動させフィルム4を窓孔11の裏面に移動させると、窓孔11はフィルム4により着色される。フィルム用台紙5は移動が容易であるため、読者は窓孔11の裏面にいろいろなフィルム4を移動させ、色彩の変化を楽しむことができる。フィルム4は透過性であるため、複数を重ね合わせて色彩を創り出すこともできる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】複数の台紙が綴じられている絵本であって、前記台紙は、絵あるいは文章が表示されその表裏を貫通する窓孔が設けられている表示用台紙と、前記表示用台紙の裏面側に配設される白色の裏台紙と、異なる色彩を有する透過性のフィルムを備える複数のフィルム用台紙とからなり、前記フィルム用台紙は前記表示用台紙と前記裏台紙との間に挿入され、前記表示用台紙の窓孔を介して前記フィルムが視認されることを特徴とする絵本。
【請求項2】前記表示用台紙はその側縁に設けられた第1の折目から折り畳まれている第1の折り畳み部を有し複数枚重ねられて綴じられており、前記裏台紙はその側縁に設けられた第2の折目から折り畳まれている第2の折り畳み部を有し、複数枚綴じられている表示用台紙のうち最も裏面の表示用台紙と前記裏台紙との間に前記フィルム用台紙を保持する保持台紙が設けられ、前記保持台紙は前記フィルム用台紙の厚さ方向に延設される回動軸によって前記フィルム用台紙を回動自在に保持し、前記表示用台紙が前記第1の折目を介して前記第1の折り畳み部が外側に向けて広げられると共に、前記裏台紙が前記第2の折目を介して前記第2の折り畳み部が前記第1の折り畳み部の裏面まで広げられた状態で、前記フィルム用台紙が前記回動軸を中心に回動されて外側に広げられた第1の折り畳み部の裏面と前記第2の折り畳み部との間に移動されることを特徴とする請求項1に記載の絵本。
【請求項3】前記フィルム用台紙は、前記表示用台紙及び前記裏台紙とは別個に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の絵本。
【請求項4】前記窓孔は、絵本に描かれた物語に関する図形の形状を象っていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の絵本。
【請求項5】前記フィルム用台紙は前記フィルムの色彩を表示し前記表示用台紙から突出する表示部を有し、前記表示用台紙は前記窓孔に適した色彩となるような前記フィルムの色彩を単独又は複数で表示する色彩指示部が設けられていることを特徴とする請求項請求項1乃至4のいずれか1項に記載の絵本。
【請求項6】前記フィルムの色彩がマゼンタ、シアン及びイエローであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の絵本。
【請求項7】前記フィルム用台紙は、同じ色彩で濃度が異なるものが設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の絵本。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、絵本に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の絵本には、各ページに絵や文章が描かれている。一方、絵本においては、単に絵や文章を描くだけではなく、読者の興味をひくために、ページの一部に可動部分を設け、視覚的に変化を持たせようとしたものもある。
【0003】しかしながら、各ページに描かれた絵は、前記可動部分も含めて紙に印刷されているものであるため、その色彩に変化は生じない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】絵本においては、読者の興味をひく要因として、上述の通り、絵や文章、あるいは可動部分による変化も重要であるが、色彩についても変化を持たせることができれば、さらに絵本に対する興味が増すものと考えられる。
【0005】そこで、本発明は絵本の改良を目的とし、さらに詳しくは、描かれた絵の色彩に変化を持たせることができる絵本を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために、本発明の絵本は、複数の台紙が綴じられている絵本であって、前記台紙は、絵あるいは文章が表示されその表裏を貫通する窓孔が設けられている表示用台紙と、前記表示用台紙の裏面側に配設される白色の裏台紙と、異なる色彩を有する透過性のフィルムを備える複数のフィルム用台紙とからなり、前記フィルム用台紙は前記表示用台紙と前記裏台紙との間に挿入され、前記表示用台紙の窓孔を介して前記フィルムが視認されることを特徴とする。
【0007】本発明の絵本によれば、前記表示用台紙にはその表裏を貫通する窓孔が設けられているため、前記フィルム用台紙を前記表示用台紙の裏面に移動させると前記窓孔を介して前記フィルム用台紙のフィルムを視認することができる。また、前記裏台紙は白色であり、前記フィルムの裏面に配設されるため、前記フィルムの色彩を正確に視認することができる。これにより、読者には前記窓孔が前記フィルムにより着色されたように見える。このため、例えば、前記窓孔の形状にふさわしい色彩を読者にフィルム用台紙を選択させる等の教育的な使用方法や、読者の感性に従って自由にフィルム用台紙を選択させ、読者の想像力を養うというような教育的な使用方法ができる。このように、本発明の絵本は、種々の教育目的に使用でき、さらに読者に従来にない興味を起こさせることができる。
【0008】このような本発明の絵本の態様としては、以下の第1の態様及び第2の態様が考えられる。
【0009】まず、本発明の絵本の第1の態様は、前記表示用台紙はその側縁に設けられた第1の折目から折り畳まれている第1の折り畳み部を有し複数枚重ねられて綴じられており、前記裏台紙はその側縁に設けられた第2の折目から折り畳まれている第2の折り畳み部を有し、複数枚綴じられている表示用台紙のうち最も裏面の表示用台紙と前記裏台紙との間に前記フィルム用台紙を保持する保持台紙を設け、前記保持台紙は前記フィルム用台紙の厚さ方向に延設される回動軸によって前記フィルム用台紙を回動自在に保持する。
【0010】そして、前記第1の折目を介して前記表示用台紙の前記第1の折り畳み部を外側に向けて広げると共に、前記第2の折目を介して前記裏台紙の前記第2の折り畳み部を前記第1の折り畳み部の裏面まで広げる。この状態で、前記フィルム用台紙を前記回動軸を中心に回動し、外側に広げられた第1の折り畳み部の裏面と前記第2の折り畳み部との間に移動する。
【0011】このように、前記第1の折り畳み部及び第2の折り畳み部を外側に広げた状態としたときは、前記フィルム用台紙を回動させるだけで前記フィルムを前記窓孔の裏面に移動させることができる。従って、前記フィルム用台紙を移動させる操作が容易となるため、読者は前記窓孔にいろいろな色彩を容易に付すことができる。また、前記フィルム用台紙は前記保持台紙により絵本に綴じられているため、離散することがない。また、前記第1の折り畳み部及び第2折り畳み部は、前記表示用台紙及び裏台紙に折り畳むことができるため、絵本の大きさを小さくすることができる。
【0012】次に、本発明の絵本の第2の態様は、前記フィルム用台紙を、前記表示用台紙及び前記裏台紙とは別個に設けるものである。このような構成とした場合であっても、前記表示用台紙の裏面と前記裏台紙との間に前記フィルム用台紙を移動させることができる。
【0013】また、前記第1及び第2の態様においては、前記窓孔は、絵本に描かれた物語に関する図形の形状を象っていることが好ましい。前記窓孔には前記フィルムによって様々な色彩を加えることができる。従って、その窓孔が絵本の物語に関する図形にすることにより、その物語に関する図形の色彩に変化を持たせることができるため、さらに読者の興味をひくことができる。
【0014】また、前記フィルム用台紙は前記フィルムの色彩を表示し前記表示用台紙から突出する表示部を有し、前記表示用台紙は前記窓孔に適した色彩となるような前記フィルムの色彩を単独又は複数で表示する色彩指示部が設けられていることが好ましい。これによれば、前記窓孔の形状によってはその窓孔にふさわしい色彩を付すことが望まれる場合がある。このような場合、その色彩が複数の色彩のフィルムの組み合わせによりできる場合は、読者には容易にわからない場合がある。そこで、前記表示用台紙に前記色彩指示部を設けて選択すべきフィルム用台紙を例示しておくことにより、読者によるフィルム用台紙の選択が容易なものとなる。
【0015】また、前記フィルムの色彩は、色彩の三原色であるマゼンタ、シアン及びイエローであることが好ましい。このマゼンタ、シアン及びイエローは、それぞれを組み合わせることにより様々な色彩とすることができる。絵本の物語は多種多様であるが、このような色彩の組み合わせにより、それぞれの物語にあった色彩を作り出すことができる。
【0016】また、前記フィルム用台紙は、同じ色彩で濃度が異なるものが設けられていることが好ましい。このように、各色彩毎に濃度が異なるフィルムを用意することにより、単なる色彩の組み合わせのみならず、その濃淡による変化も生じさせることができる。このため、前記窓孔に多様な色彩を加えることができ、さらに読者の興味をひくことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の絵本の実施形態の一例について、図1乃至図5を参照して説明する。図1は本発明の実施形態の一例である絵本の説明図、図2は本実施形態の絵本を開いた状態を示す一部破断説明図、図3は本実施形態の絵本の使用方法を示す説明図、図4は本実施形態の絵本の使用例を示す説明図、図5は本発明の他の実施形態である絵本を示す説明図である。
【0018】本実施形態の絵本1は、図1及び図2に示すように、表紙2と、物語が描かれた複数の表示用台紙3と、色彩のフィルム4を備えた複数のフィルム用台紙5と、その裏面側に設けられた裏台紙6とを備えている。また、表紙は表側の表紙2aと裏表紙2b及び背表紙2cにより構成される。また、フィルム用台紙5は後述するように保持台紙7に回動自在に保持されており、これらの表示用台紙3と保持台紙7と裏台紙6とが背表紙2c側で表紙2に綴じられている。
【0019】表示用台紙3は、図1に示すように、絵本1を開いたときに見開きとなる見開き部8と、見開き部8の側縁(図1においては右側縁)の第1の折目9を介して折り畳み自在の第1折り畳み部10とを備えている。
【0020】見開き部8には、図1に示すように絵本の物語に関連する絵が描かれている。本実施形態においては、少女とアライグマとが描かれており、これらの絵は立体感を出すために切り絵により描かれている。
【0021】第1折り畳み部10は、第1の折目9を介して見開き部8に連結されており、図1に示すようにその表裏を貫通する窓孔11が設けられている。この窓孔11は、絵本に描かれるストーリーに関連する絵柄を切り抜いたものとなっており、図1においてはサツマイモの輪郭が象られている。また、この窓孔11の近傍にはサツマイモのツルと葉が描かれている。また、第1折り畳み部10が開かれた状態では、アライグマの視線の先にサツマイモの形をした窓孔11が位置するように構成している。
【0022】また、第1折り畳み部10は、その右上部が後述するフィルム用台紙5を回動しやすくするように円弧状に切り取られている。また、第1折り畳み部10の裏面には、その窓孔11にふさわしい色彩の組み合わせを示す色彩指示部12が設けられている。この色彩指示部12は、後述するフィルム用台紙5のタブ(表示部)14の表示と対応したものとなっている。
【0023】フィルム用台紙5は、図2に示すように略正方形の台紙に円孔13が設けられており、その円孔13を覆うようにカラーのフィルム4が貼付されている。このフィルム4には透過性のフィルムが用いられている。また、フィルム用台紙5には、このフィルム用台紙5の回動を容易にするためにタブ14が設けられている。また、このタブ14は、そのフィルム用台紙5に設けられているフィルム4の色彩と濃度とを表示する表示部となっている。また、このタブ14は、図2に示すように、色彩と濃度とによって配置と長さを変えているため、フィルム用台紙5が有する色彩と濃度とがわかりやすく表示されている。また、フィルム用台紙5を回動させる際につかみやすいようになっている。
【0024】フィルム用台紙5は、本実施形態においては、マゼンタとシアンとイエローの3色のフィルムを用いている。また、これらの3色の原色のみならず、これらの3色の濃度が約50%のフィルムも備えている。従って、本実施形態においては、マゼンタの100%の濃度のものM100と50%の濃度のものM50、シアンの100%の濃度のものC100と50%の濃度のものC50、及びイエローの100%の濃度のものY100と50%の濃度のものY50の合計6枚のフィルム用台紙5が設けられている。
【0025】これらのフィルム用台紙5は、複数の表示用台紙3の最も後方のページと裏台紙6との間に設けられている保持台紙7に保持されている。この保持台紙7は、フィルム用台紙5の厚さ方向に延設されている回動軸15を中心としてフィルム用台紙5を回動自在に保持するものである。
【0026】裏台紙6は、図1に示すように裏表紙2bの右側縁の近傍に一方の側縁が固定されており、第2の折目16によって裏表紙2bに重なるように折り畳まれた第2の折り畳み部となっている。また、この第2の折目16から外側に広げることにより、図3及び図4に示すように裏表紙2bの外側に広がるようになっている。
【0027】次に、本実施形態の絵本1の使用方法について説明する。まず、この絵本1を開くときは、背表紙2cの表側に設けられている裏台紙6を外側に折り返して図3aにおいて見開き部8の外側に広がるようにする。また、見開き部8を開くと、図3aに示すように第1折り畳み部10が折り返されて見開き部8に重なった状態となっている。この状態から、第1折り畳み部10を第1の折目9から外側に折り返し、図3bに示すように見開き部8の右側に広がるようにする。
【0028】この状態では、窓孔11の裏面には裏台紙6が見えているため、窓孔11の色は白色となっている。本実施形態においては、窓孔11はサツマイモの形状に切り取られているため、サツマイモは白い状態となっている。
【0029】ここで、読者は窓孔11がサツマイモにふさわしい色となるように複数のフィルム用台紙5の中から単数又は複数のフィルム用台紙5を選択して窓孔11の裏面に配置する。例えば、読者がサツマイモにはマゼンタがふさわしいと考えれば、マゼンタの100%のフィルム用台紙5(M100)を選択する。このとき、図3b,c〜図4に示すように、M100のフィルム用台紙5のタブ14をもって回動軸15を中心としてフィルム用台紙5を図3cにおいて時計回りに回動させる。これにより、図4に示すように、マゼンタのフィルム用台紙5が第1折り畳み部10の裏面に配置される。これにより、窓孔11からマゼンタの色彩のフィルム4が見えるようになる。
【0030】また、窓孔11及びフィルム用台紙5の裏面には裏台紙6が配置されているので、窓孔11にはマゼンタの色彩が正確に表示される。これにより、第1折り畳み部10に設けられたサツマイモの形状の窓孔11はサツマイモにふさわしい色彩となる。
【0031】また、読者が幼児である場合などは、その窓孔11にふさわしい色を選択できない場合がある。このような場合は、第1折り畳み部10を内側に折り返すと、図3aに示すように、その窓孔11の模様にふさわしい色彩となるようなフィルム用台紙5の組み合わせの色彩指示部12が表示されている。この本実施形態においては、マゼンタの100%のフィルム用台紙5のタブ14と同じ色の色彩が表示されている。従って、読者はその表示と同じフィルム用台紙5のタブ14を選択して窓孔11の裏面に移動させることにより、その窓孔11の模様にふさわしい色彩を選択することができる。
【0032】本実施形態の絵本1は、表示用台紙3の見開き部8を開いた状態では、図3aに示すように第1折り畳み部10によって右側の部分が隠された状態となっており、窓孔11からその一部が覗いている状態となる。このような状態のときは、読者は窓孔11から覗く図形を見てその下に何があるのか想像するため、従来の絵本にはない興味を覚える。
【0033】また、第1折り畳み部10を開いたときは、図3bに示すように窓孔11で描かれている図形には色彩がついていないため、読者はどんな色彩がふさわしいかを考えることになる。そして、フィルム用台紙5のタブ14を見ながら、どの色彩にしようか、あるいはどの色彩を組み合わせようかを考える。このとき、窓孔11にふさわしい色が思いつかなかったり、組み合わせがわからないときは第1折り畳み部10を折り畳んで色彩指示部12を見ることによりその色彩または組み合わせを知ることができる。また、読者は想像力を働かせて自由に色彩を選び、また組み合わせることもできる。
【0034】このように、本実施形態の絵本1は、本を開いただけでは物語は未完成であり、読者がフィルム用台紙5を回動させて窓孔11に積極的に色彩を施すことで物語が完成する。従って、読者は従来の絵本では得られなかった興味を覚えることができる。また、どの形状にはどの色がふさわしいか、あるいはある色彩を創り出すにはどのような色彩を組み合わせるかを学習することもできるため、色彩についての教育にも有効となる。
【0035】次に、本発明の実施形態の変形例である絵本21について図5を参照して説明する。本変形例においては、図5に示すように、フィルム用台紙5が表示用台紙3の裏面側に設けられたケース22に収納されて1枚1枚が別個に移動可能な状態となっている。このように、本変形例では、フィルム用台紙5が表示用台紙3及び裏台紙6とは別個に設けられている。
【0036】また、本変形例においては、表示用台紙3は見開き部のみとなっており、前記実施形態における折り畳み部は設けられていない。また、本変形例においては、表示用台紙3の左側にはゾウが描かれており、右側にはリンゴを象った窓孔11が設けられている。
【0037】本変形例では、各表示用台紙3の裏面に裏台紙6が設けられており、図5において上縁部が解放され、左右の側縁部と下縁部が互いに連結されている。即ち、表示用台紙3と裏台紙6とによって上縁部が開口する袋形状となっている。このように、各表示用台紙3の裏面に裏台紙6が設けられているため、窓孔11には裏面の裏台紙6が表れて白色となっている。尚、その他の構成については前記実施形態と同様であるので、同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0038】次に、本変形例における絵本1の使用方法について説明する。本変形例において表示用台紙3を開くと、図5に示すようにその左側にはゾウの絵が描かれており、右側にはリンゴの形をした窓孔11が設けられている。この窓孔11の裏面は裏台紙6によって白色となっている。
【0039】ここで、例えば読者が赤いリンゴをイメージしたとすると、赤いリンゴの色彩はマゼンタ100%のM100とイエロー100%のY100とを重ねることで創り出すことができる。従って、読者は図5aに示すようにケース22に収納されているフィルム用台紙5のM100とY100とを取り出す。そして、取り出したフィルム用台紙5を表示用台紙3と裏台紙6との間に挿入する。これにより、窓孔11はこれらのフィルム4の色が混合されて赤いリンゴの色となる。このとき、窓孔11及びフィルム4の裏面には裏台紙6があるため、フィルム4の色彩が正確に表示される。
【0040】また、読者が赤いリンゴではなく、青リンゴ、即ちうす緑色のリンゴをイメージしたときは、他のフィルム用台紙5を選択して表示用台紙3と裏台紙6との間に挿入すればよい。さらに、読者の想像力によって実際には存在しない色彩のリンゴも窓孔11に様々なフィルム用台紙5を挿入することによって創り出すことができる。このように、本発明の絵本1は、読者の知識や想像力によって様々な色彩に関する試みを容易に行うことができるため、読者の興味をひくと共に色彩の学習も楽しく行うことができる。
【出願人】 【識別番号】501471507
【氏名又は名称】内山 昭代
【出願日】 平成13年12月6日(2001.12.6)
【代理人】 【識別番号】100077805
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 辰彦 (外1名)
【公開番号】 特開2003−169972(P2003−169972A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−372714(P2001−372714)