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【発明の名称】 縫いぐるみ玩具
【発明者】 【氏名】河野 光彦
【住所又は居所】東京都葛飾区青戸4丁目19番16号 株式会社タカラ内

【要約】 【課題】ユーザーが好みの外観を構築することができるとともに、オリジナリティのある縫いぐるみ玩具をユーザーが作り出すことができる縫いぐるみ玩具を提供すること。

【解決手段】動物を模して形成されるとともに、胴体部1に対し頭部2、腕部3及び脚部4が着脱可能に形成された立体状のフレームBと、該フレームBの胴体部や脚部等の各部に対応して細分化された外皮部材Cとを有し、該外皮部材Cの裏面には上記フレームBの表面に貼着する貼着手段Dを設けた。また、前記外皮部材Cの表面は様々な色や模様が施され、ユーザーが好みの外皮部材Cの組合せを選択することができるようにしてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 動物を模して形成されるとともに、胴体部に対し頭部、腕部及び脚部が着脱可能に形成された立体状のフレームと、該フレームの胴体部や脚部等の各部に対応して細分化された外皮部材とを有し、該外皮部材の裏面には上記フレームの表面に貼着する貼着手段を設けたことを特徴とする縫いぐるみ玩具。
【請求項2】 前記外皮部材の表面は様々な色や模様が施されている、請求項1記載の縫いぐるみ玩具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫いぐるみ玩具、詳しくは動物を模して形成された立体状のフレームに胴体部や脚部等の各部に対応して細分化された外皮部材を貼着する縫いぐるみ玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動物を模した縫いぐるみ玩具は様々なものが提案され実用に供されている。これらの縫いぐるみ玩具は、メーカーが様々な工夫をして提供している。近年、癒しの対象として複数のセンサを配置し、そのセンサを機能させることにより様々な動作や音声を出力させるようになっているものであり、縫いぐるみ玩具との接触の仕方によってセンサの反応による動作や音声が変化していくものも多く提案され実用に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の縫いぐるみ玩具は、機能的な面に重点が置かれ外観的にはその比重は低いもので、メーカー側でも外観を変えた多数の縫いぐるみを提供するのにはコストの問題や、外観が不人気の縫いぐるみは売れ残る恐れもあり、種類を多くすることには問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解消し、ユーザーが好みの外観を構築することができるとともに、オリジナリティのある縫いぐるみ玩具をユーザーが作り出すことができる縫いぐるみ玩具を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため、本発明に係る縫いぐるみ玩具は、動物を模して形成されるとともに、胴体部に対し頭部、腕部及び脚部が着脱可能に形成された立体状のフレームと、該フレームの胴体部や脚部等の各部に対応して細分化された外皮部材とを有し、該外皮部材の裏面には上記フレームの表面に貼着する貼着手段を設けたことを特徴とする。
【0006】なお、前記外皮部材の表面は様々な色や模様が施され、ユーザーが好みの外皮部材の組合せを選択することができるようにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る縫いぐるみ玩具の一例を示し、この縫いぐるみ玩具Aは動物を模して形成された立体状のフレームBに、外皮部材Cを貼着することにより縫いぐるみ玩具を形成することができ、ユーザーがフレームBと外皮部材Cとを個別に又はセットで購入し、ユーザー自ら縫いぐるみ玩具を作成することができるようにしたものである。
【0008】フレームBは、図2(a)(b)に示すように、合成樹脂で熊を模して形成され、胴体部1に対し頭部2、腕部3及び脚部4がそれぞれ着脱できるように、胴体部1には軸受部5a、5b、5cが形成され、頭部2、腕部3及び脚部4にはそれぞれ、上記軸受部5a、5b、5cに回動可能に軸支される支軸6a、6b、6cが突出形成されている。
【0009】そして、外皮部材Cはフェルトやフェイクファー(模造毛皮)等を用いればよく、この外皮部材Cは各部材1、2、3、4を縦に分割した状態で表面から覆うことができる形状が好ましく、貼着の際に接合面が直線になり貼着が容易であるとともに誰でも綺麗に貼着できるようにに形成されていればよい。
【0010】胴体部1を覆う胴外皮部材10は、前部材10aと後部材10bとで構成され、胴体部1に形成された軸受部5a、5b、5cを覆うことがないようにそれぞれ切り欠き部11が形成されている。
【0011】頭部2を覆う頭部外皮部材12は、耳を覆う耳部材12a、前頭部を覆う前部材12b、左右の側頭部を覆う側部材12c、12d、口部を覆う口部材12eとから構成されている。なお、頭部外皮部材12は動物の種類によって構成が異なり、上記の部材のみで構成されるとは限らない。なお、符号30は鼻部材、符号31は目部材を示すが、この鼻部材30、目部材31は外皮部材と同じ素材で貼着できるものであってもよいが、プラスチックやポリエチレンの樹脂の成形品で構成することが好ましい。このことにより、目の色を黒やブルーにできるとともに光を反射して目が輝いて見えたり、鼻が濡れているように見えたりするので質感が出るとともに、オリジナリティの幅を広げることができる。
【0012】腕部3を覆う腕外皮部材13は、外側部材13aと内側部材13bとから構成され、内側部材13bは支軸を覆うことがないように上部13cが切り欠かれるとともに、手の平に相当する部分には、手の平を模した樹脂製の装飾体16を腕部3に貼り付けるための開口部15が形成されている。
【0013】脚部4を覆う脚外皮部材20は、外側部材20aと内側部材20bとから構成され、両部材20a、20bは足の裏4aを覆うことがないように先端同士が接合しない程度の長さに形成されるとともに、内側部材20bには支軸6cを覆うことがないように上部20cが切り欠かれている。そして、脚の先端部には足裏を模した樹脂製の装飾体21が貼着できるようになっている。
【0014】なお、外皮部材Cの裏面には、図4(a)に示すように、両面シール等の貼着手段Dが取り付けられており、図4(b)に示すように、剥離シート23を剥がすことによって粘着面24が露出し、図4(c)に示すように、外皮部材Cを容易にフレームBに貼着することができるようになっている。そして、この貼着手段Dを両面テープにした場合は、新たな両面テープを外皮部材Cの裏面に貼着することにより容易に貼り返すことができる。また、貼着手段Dとして接着剤を用いた場合は、外皮部材Cを恒久的にフレームBに取り付けることができる。
【0015】ところで、上記外皮部材Cは、図5(a)(b)に示すように、格子や星等の図柄aが描かれたフェルトやフェイクファー等のシート25にフレームBの構成部品に対応して切り込み線26を入れ、切り込み線26に沿って切り取ることにより、外皮部材Cが得られるようになっていればよい。このことにより、外皮部材Cがバラバラになることが避けられるとともに、外皮部材Cが全て揃っているか否かをチェックする手間が省けるなど製造面におけるコスト削減も図ることができる。
【0016】なお、手の平や足の裏は、図3に示すような、樹脂製の装飾部材16、21に限定されるものではなく、図5(b)に示すように、シート25には外皮部材で手の平部材16’や、足裏部材21’を形成し、樹脂製の装飾部材16、21に代えて腕部3と脚部4とに貼り付けるようにしてもよい。
【0017】上記構成の縫いぐるみ玩具を作成する場合は、先ず裸の状態のフレームBを胴体部1、頭部2、腕部3及び脚部4に分解する。次に、シート25から各部材1、2、3、4に対応する外皮部材10、12、13、20を剥がし、剥がした外皮部材10、12、13、20をそれぞれ各部材1、2、3、4に貼着し、外皮部材11が貼着された胴体部1の軸受部5a、5b、5cに、外皮部材Cを貼着した頭部2、腕部3及び脚部4の軸部6a、6b、6cをそれぞれ支持させることにより、図1に示すような縫いぐるみ玩具を形成することができる。
【0018】なお、外皮部材を動物の種類に合わせてリアルな色使いや模様にしてもよいが、格子縞や花模様など既成概念にとらわれない模様や色が外皮部材に施されていてもよい。このことにより、メーカーがフレームBとは別途に外皮部材のみをユーザーに提供し、ユーザーが任意に外皮部材の取捨選択ができるようにすることにより、図6に示すように、ユーザーにとってオリジナル性のある縫いぐるみ摸玩具を作成することが可能になり、メーカーにとってはフレームB又はフレームBと外皮部材Cのセットだけの販売に留まらず、外皮部材C(シート25)のみをアクセサリーとして提供することができるので、従来の完成された縫いぐるみ玩具の販売とは全く異なる販売プログラムでユーザーに縫いぐるみ玩具を提供することができるので、単に縫いぐるみ玩具を販売するメーカーとの差別化を図ることができる。
【0019】なお、胴体部1に音や振動などの外的刺激を検出するセンサ、センサの作動によりスピーカから鳴声や効果音を出力させるプログラマブル音声合成IC、電池などを収容し、作動する縫いぐるみ玩具としてユーザーに提供できることは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、動物を模して形成されたフレームにユーザーが好みの外皮部材を貼着することができるので、ユーザーが自分で縫いぐるみ玩具を作成する楽しみを享受することができ、完成された状態で提供される縫いぐるみ玩具との差別化を図ることができる。
【0021】そして、フレームを胴体部頭部、腕部、脚部に分解できるようにしたことにより、各部に外皮部材を貼着しやすいので、胴体部に接触する腕部の内側や脚部の内側に容易に且つ確実に貼着することができるので、各部を胴体部に組み付けた時には綺麗な縫いぐるみ玩具を構築することができる。
【0022】請求項2の発明によれば、外皮部材にさまざまな模様や色を施すことにより、メーカーが外皮部材を別途に提供しユーザーが自分の好みの外皮部材を取捨選択できるようにした際に、ユーザーが好みの外観を有する縫いぐるみ玩具を構築することができ、お仕着せの縫いぐるみ玩具と異なりオリジナリティのある縫いぐるみ玩具を作成することができ、ユーザーの購買意欲を喚起することができる。
【出願人】 【識別番号】000132998
【氏名又は名称】株式会社タカラ
【住所又は居所】東京都葛飾区青戸4丁目19番16号
【出願日】 平成13年12月6日(2001.12.6)
【代理人】 【識別番号】100074918
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬川 幹夫
【公開番号】 特開2003−169966(P2003−169966A)
【公開日】 平成15年6月17日(2003.6.17)
【出願番号】 特願2001−372903(P2001−372903)