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【発明の名称】 応援する形象玩具
【発明者】 【氏名】村崎 ▲けい▼一
【住所又は居所】東京都台東区寿4丁目16番9号 株式会社トイボックス内

【要約】 【課題】本発明は、音・楽曲・リズム・音声のうちいずれか一つ、またはこれらのものの組み合わせによる出力と、玩具本体の動作によって応援する形象玩具を提供することを課題とする。

【解決手段】本発明は、玩具本体に、玩具本体を可動させる可動部と、前記可動部を駆動する駆動手段と、音声出力を行う音声出力手段と、音声情報と動作情報とを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて前記駆動手段及び前記音声出力手段の制御を行う制御手段と、前記玩具本体を動作させるためのスイッチとを設けて構成される。そして、前記スイッチが操作されることにより、前記駆動手段が作動し、前記音声出力手段から応援する台詞や音声を出力可能としている。これにより、応援し励ます形象玩具を提供可能とするものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】玩具本体には、玩具本体を可動させる可動部と、前記可動部を駆動する駆動手段と、音声出力を行う音声出力手段と、音声情報と動作情報とを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて前記駆動手段及び前記音声出力手段の制御を行う制御手段と、前記玩具本体を動作させるためのスイッチとを設けて構成し、前記スイッチが操作された場合には前記駆動手段が作動して前記可動部が駆動され、前記音声出力手段から応援する台詞や音声が出力されることを特徴とする応援する形象玩具。
【請求項2】請求項1において、前記可動部を、玩具本体の腰部および腕部に形成したことを特徴とする応援する形象玩具。
【請求項3】請求項1または請求項2において、前記スイッチは玩具本体の頭部に配設し、前記頭部が押下されると前記駆動手段が作動して玩具本体の腰部が前後方向に駆動され、前記腕部が上下方向に駆動されるように構成したことを特徴とする応援する形象玩具。
【請求項4】請求項1乃至請求項3において、前記記憶手段には異なる出力情報を複数記憶し、前記スイッチが押下された場合には、前記複数記憶された出力情報のうちから二つ以上を連続して出力することを特徴とする応援する形象玩具。
【請求項5】請求項1乃至請求項3において、前記記憶手段には異なる出力情報を複数記憶し、前記スイッチが押下された場合には、前記複数記憶された出力情報のうちから一つを選択し、該選択された出力情報を異なるパターンで複数回出力することを特徴とする応援する形象玩具。
【請求項6】請求項1乃至請求項5において、前記駆動手段の動作速度を変更するための速度調節手段を設けて構成し、異なる速度で動作出力を実施可能としたことを特徴とする応援する形象玩具。
【請求項7】請求項1乃至請求項6において、外的刺激を検知するセンサーを配設し、該センサーから刺激を検知した場合には、前記音声出力手段から出力を行うように構成したことを特徴とする応援する形象玩具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音・楽曲・リズム・音声のうちいずれか一つ、またはこれらのものの組み合わせによる出力と、本体動作によって応援する形象玩具の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来形象玩具、特にロボット玩具としては、次のようなものが知られていた。すなわち、テレビやラジカセなどの音に反応してこれに合わせて踊るものや、使用者との間で会話などによるコミュニケーションが成立するようにプログラムされたマイコンを備えるもの等である。前記テレビやラジカセなどの音に反応して踊るものは次のように構成された。本体内部に音声などを検知するセンサーと、モーター式の駆動手段とを有し、前記センサーで音楽を検知することにより、前記モーター式駆動手段を動作させるものであった。また、使用者との間で会話などによるコミュニケーションが成立するようにプログラムされたものであれば、本体にマイコンや各種センサーを内蔵し、前記センサーで音声を検知して、これに基づいて前記マイコンが記憶装置内部に記憶されるものの中から適宜出力情報を選択し、これを音声出力装置から出力するものであった。
【0003】このような玩具は十分に娯楽性を備える優れたものであったが、今日ではこの種の玩具が各社から多数販売されているため、新鮮さが失われている。そのため、消費者に十分にアピールすることのできる商品を提供するためには、動作面での高機能化を図りこれまでにない高度な動作を可能とするか、またはソフト面での改良を図り、より生物的な温かみのある特性与えることにより消費者の興味をひくことが必要であると考えられた。しかしながら、機構面での改良は複雑化を招きコスト面で問題が発生することもあるためあまり容易ではなく、また、ソフト面での改良も玩具の高機能化に伴い開発費用が増大するので、あまり容易ではなかった。
【0004】そのため、機構的には従来知られる簡単な構成を生かしながらも、斬新で魅力的な動作を行い得る商品を構成することが求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであり、音・楽曲・音声のうちいずれか一つ、またはこれらのものの組み合わせによる出力と、玩具本体の動作によって応援する斬新な形象玩具を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、玩具本体に、玩具本体を可動させる可動部と、前記可動部を駆動する駆動手段と、音声出力を行う音声出力手段と、音声情報と動作情報とを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて前記駆動手段及び前記音声出力手段の制御を行う制御手段と、前記玩具本体を動作させるためのスイッチとを設けて構成し、前記スイッチが操作された場合には前記駆動手段が作動して前記可動部が駆動され、前記音声出力手段から応援する台詞や音声が出力されることを特徴とする。
【0007】本発明によれば、前記構成により、玩具本体の動作と音声出力手段からの出力により、応援する形象玩具を提供することが可能となる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1において、前記可動部を、玩具本体の腰部および腕部に形成したことを特徴とする。
【0009】本発明は、玩具本体に設けられる駆動手段により駆動される可動部を、玩具本体の腰部および腕部に設けて形成され、玩具作動時には音声出力手段からの出力に合わせてこれら可動部を動作させることが可能となる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2において、前記スイッチは玩具本体の頭部に配設し、前記頭部が押下されると前記駆動手段が作動して玩具本体の腰部が前後方向に駆動され、前記腕部が上下方向に駆動されるように構成したことを特徴とする。
【0011】本発明は、玩具本体の頭部に配設したスイッチを押下することにより、駆動手段が作動して玩具本体の腰部が前後方向に揺動され、前記腕部が上下方向に駆動されるように構成される。これにより、音声出力手段からの出力に合わせて玩具本体が動作し、応援している様体を呈することが可能となる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3において、前記記憶手段には異なる出力情報を複数記憶し、前記スイッチが押下された場合には、前記複数記憶された出力情報のうちから二つ以上を連続して出力することを特徴とする。
【0013】本発明は、記憶手段に異なる出力情報を複数記憶し、玩具本体に配設したスイッチが押下された場合には、前記複数記憶された出力情報のうちから二つ以上を連続して出力するものである。したがって、駆動部の動作速度や音声出力の速度または動作内容や音声出力内容を変更することが可能となり、より魅力的な商品を提供することができる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項3において、前記記憶手段には異なる出力情報を複数記憶し、前記スイッチが押下された場合には、前記複数記憶された出力情報のうちから一つを選択し、該選択された出力情報を異なるパターンで複数回出力することを特徴とする。
【0015】本発明は、記憶手段に異なる出力情報を複数記憶し、玩具本体に配設したスイッチが押下された場合には、前記複数記憶された出力情報のうちから一つを選択し、該選択された出力情報を異なるパターンで複数回出力するものである。したがって、一回目の動作時と二回目の動作時では、駆動部の動作速度や音声出力の速度または動作内容や音声出力内容を変更することが可能となり、より魅力的な商品を提供することができる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5において、前記駆動手段の動作速度を変更するための速度調節手段を設けて構成し、異なる速度で動作出力を実施可能としたことを特徴とする。
【0017】本発明は、駆動手段の動作速度を変更する速度調節手段を設けて構成され、玩具の動作速度に変化を与えることができる。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6において、外的刺激を検知するセンサーを配設し、該センサーから刺激を検知した場合には、前記音声出力手段から出力を行うように構成したことを特徴とする。
【0019】本発明は、外的刺激を検知するセンサーを配設して構成される。そのため、玩具本体に配設したスイッチが押下されない場合にも、このセンサーから刺激を検知することにより音声出力手段から出力を行って応援することが可能な商品を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、玩具本体に、玩具本体を可動させる可動部と、前記可動部を駆動する駆動手段と、音声出力を行う音声出力手段と、音声情報と動作情報とを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて前記駆動手段及び前記音声出力手段の制御を行う制御手段と、前記玩具本体を動作させるためのスイッチとを設けて構成される。そして、前記スイッチが操作されることにより、前記駆動手段が作動し、前記音声出力手段から応援する台詞や音声を出力可能としている。これにより、応援し励ます形象玩具を提供可能とするものである。
【0021】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。はじめに、図1及び図2を参照して本発明に係る玩具の概要を説明する。図1は、本発明に係る一実施例の外観を示している。図2は、前記図1に示す玩具を部分的に分解した状態を示している。本発明に係る玩具の本体1はロボットの形状に形成されており、頭部3、胴体2、腕部4、脚部5、足部6が設けられている。そして、胴体2の内部には後述するモーター式の駆動手段と、音声出力手段と、玩具の制御手段とが設けられており、この駆動手段によって胴体2と腕部4が駆動される。腕部4には、肘関節42と肩関節41が設けられており、この部分が回転して腕部4が上下方向に揺動される。また、胴体2には腰関節51が設けられており、この部分が回転して胴体2が前後方向に揺動される。また、脚部5には玩具の動作時に本体が転倒することのないように幅広に形成された足部6が設けられている。
【0022】次に、図3乃至図6を参照して、胴体2内部に設けられる駆動手段の構成を説明する。図3は、胴体2の前ケース21と後ケース22の内部に設けられる駆動手段の構成を示している。胴体2の前ケース21と後ケース22の内部には、モーター式の駆動手段7が設けられており、この駆動手段7によって玩具の両腕部4と胴体2が駆動される。腕部4の動作は、角軸76の回転により実施され、腰部の駆動はアーム71の上下動によって実施される。アーム71の下部にはクラッチ機構8が設けられており、これを介して動力が伝達される。このクラッチ機構8は左部材81、右部材82、押圧部材83、バネ84、軸止85、軸86から構成されており、脚部5に左部材81が固定されている。そして、各部材は次のようにして組立てられている。はじめに、軸86に左部材81がきつく嵌合され、次に右部材82と押圧部材83とバネ84が緩挿され、次に軸止85がきつく嵌合されている。このようにして組み立てることにより、右部材82がバネ84により付勢される押圧部材83に押され、左部材81に当接した状態となる。そして、左部材81と右部材82にそれぞれ設けた凹部と凸部が噛み合った状態となる。そして、アーム71に設けた軸711がクラッチ機構8の右部材82に設けた穴821に嵌合しているため、アーム71が上下動することにより胴体2が軸86を中心として回動されることになる。そして、胴体2に強い外力が加えられた場合には、左部材81と右部材82にそれぞれ設けた凹部と凸部の噛合部が滑動し、玩具の破壊が防止される。図4は、左ケース70と中間ケース72の間に設けられる歯車群の構成を示している。また、図5は図4に示す歯車群の噛合関係を示している。この歯車群には、モーターの回転方向が変更されることにより噛合相手が変更される歯車を配設して成る速度調節手段が設けられている。この機構は、歯車7002と歯車7003が設けられている支持体77を、軸75を中心として回動させることにより、部材に設けた軸に配設される歯車7003の噛合相手を変更するものである。支持体77にはアーム771と772が設けられており、この部材が当接部79に接触することにより支持体77の回動範囲が規制されている。このような構成により、ピニオン7001の回転方向が変更されると、これと噛合している歯車7002の回転方向が変更され、このとき支持体77が前記回動可能範囲において歯車7002と同方向に回動され、歯車7003の噛合相手が以下に示すように変更される。■ピニオン7001が時計方向に回転する場合。図5(A)ピニオン7001、歯車7002、7003、7008、7005、7006の順に動力が伝達される。■ピニオン7001が反時計方向に回転する場合。図5(B)ピニオン7001、歯車7002、7003、7004、7005、7006の順に動力が伝達される。そして、上記■と■の経路では噛合する歯車の直径が異なるため、歯車群の最終歯車である歯車7006の回転速度が変化する。すなわち、上記■の場合では、回転速度は遅くなり、■の場合であれば回転速度は速くなる。これにより、玩具に設けた各可動部の駆動速度を変更して、ゆっくりとした動作と速い動作の二通りの動作を実施することが可能となる。図6は、中間ケース72と右ケース73の間に設けられる動力伝達機構の構成を示している。歯車7006が取付けられた軸710と同軸上には、歯車720が取付けられている。この歯車720の円筒部7201は、歯車720の回転中心とは異なる偏った位置に設けられている。そして、組立時にはこの軸がクランク部材78の穴781とアーム71の穴712を緩挿している。そのため、歯車720が回転すると、クランク部材78の角軸76は所定角度の範囲で回転され、アーム71は上下方向に往復動される。また、角軸76には凸部70091が設けられた歯車7009が緩挿されており、この歯車7009は歯車720と噛合している。前記凸部70091はトリガスイッチ74を押下するために設けられており、歯車7009が一回転する毎にトリガスイッチ74が押下される。このトリガスイッチ74は、右ケース73の内部に固定されており、後述するように玩具の制御手段に接続されている。そして、このトリガスイッチが押下されることにより、玩具の動作パターンが変更される。
【0023】次に、図7を参照して頭部3の構成を説明する。図7は、頭部の断面構成を示している。頭部3の内部には、玩具本体を作動させるスイッチ32が設けられている。このスイッチ32は支持部35に固定されており、頭部3が押下されると支持部35に設けた穴から先端が突出した状態で頭部3の内部に設けた軸33によって押下される。また、支持部35に設けられた軸36には、バネ34を設けて頭部3を上方へと付勢することにより、押下された頭部が押下される以前の位置に復帰可能としている。また、頭部3には発光ダイオード31が設けられており、玩具動作時における演出効果を高める構成としている。この発光ダイオード31の動作は後述する制御手段によって制御されており、駆動部の動作や音声出力手段の作動にあわせて点灯または点滅を行うものである。
【0024】次に、図8乃至11を参照して腕部4の構成を説明する。図8は、腕部4を分解した状態を示す図である。腕部4は前腕部48と後腕部46・47とから構成されている。前腕部48は後腕部に対して回転可能となるように、軸471によって軸支されている。そして後腕部46と47は、軸471を前腕部48に設けた穴481に緩挿し、後腕部46に設けた穴461から挿入されるネジにより閉じられている。そして、後腕部46・47の内部にはクラッチ継手を備えるアーム45が設けられている。このアーム45は、前部材451と後部材452とから構成されており、前部材451に設けた軸4511が前腕部48に設けられた穴482に係止されている。また、アーム45の後部に設けた穴4524には角軸76が軸着されており、角軸76の回転によって前腕部48が回転される。前記角軸76は、後腕部46に設けた穴462から挿入されている。図9は、腕部4の動作を示している。図9(A)は腕部を伸ばした状態を示しており、図9(B)は腕部を曲げた状態を示している。なお、本図では後腕部46は断面図として記載している。角軸76が時計回りに回転するとアーム45が同方向に回転し、前腕部48が反時計方向に回転する。図10は、アーム45に設けたクラッチ継手の構成を示している。図11は、図10に示すクラッチ継手の動作を示している。アーム45を構成する前部材451と後部材452はバネ44によって連結されている。すなわち、バネ44のフック441を前部材451の軸4511に掛け、バネ44のフック442を後部材452の軸4522に掛けることにより両部材は連結されている。そして、前部材451の軸4511側が、後部材452の案内板4523と4521の間に案内された状態となる。そして、腕部4に一定以上の負荷がかかった場合には、図11(A)及び図11(C)に示すように連結部が外れてアーム45が曲がることにより腕部4が回転して部材の破損が防止される。
【0025】次に、図12を参照して胴体2の動作を説明する。図12は、アーム71の動作と胴体2の動作の関係を示している。胴体2の動作は、アーム71の上下動によって行なわれる。アーム71が下方に移動すると、胴体2は図12(A)に示すように反時計方向に傾動する。反対にアーム71が上方に移動すると、胴体2は図12(B)に示すように時計方向に傾動する。
【0026】次に、図13を参照して玩具全体の動作を説明する。図13は、玩具全体の動作過程を時系列順に連続的に示している。玩具の作動時には図13(A)乃至図13(E)に示すように、胴体の前後動と腕部の上下動が連携して行われ、旗を振って応援している様相を呈する。なお、脚部5に設けた凸部52はストッパであり、胴体2の可動範囲を規定して、胴体2が倒れすぎることを防止している。
【0027】次に、図14乃至図16を参照して本発明にかかる玩具の制御手段と玩具使用時における各出力手段の動作を説明する。図14は、本発明に係る玩具の回路構成を示すブロック図である。制御手段であるマイコン100には頭部3に設けたスイッチ32と、胴体2内部に設けたトリガスイッチ74と、マイク(音センサー)9と、駆動手段に設けたモーター7000と、スピーカ(音声出力手段)102が電気的に接続されている。そして、前記マイコンは半導体記憶装置(記憶手段)101を備えており、この半導体記憶装置101にはスピーカ102から出力される情報と、駆動手段7を制御するための情報が予め記憶されている。図15は、各駆動部及びスイッチの動作タイミングを示している。図16は、図15に示す音声出力の詳細な内容を示している。本発明に係る玩具は、頭部3に設けたスイッチ32が押下されることにより作動し、このとき可動部(腕部と腰部)が駆動されると共に、胴体2の内部に設けたスピーカ102から音声とリズムの出力が行われる。一回の動作は三つのパートから構成されており、頭部が押されると、まずはじめに、第一パートの動作が開始される。各パートの動作開始タイミングは胴体2内部に設けたトリガスイッチ74の作動によって決定されている。すなわち、前記トリガスイッチ74が押下される毎に順次パートが変更される。第一のパートではモーターは正転し、両腕部4と胴体2の腰部がゆっくりと四回往復駆動される。このとき音声出力は「ガンバレー・ガンバレー・ニイチャン」と出力される。そして、次に第二のパートの動作と音声出力が開始される。このときモーターは逆転し、両腕部4と胴体2の腰部がすばやく四回往復駆動される。このときの音声出力は「ゴール・ゴール・ネイチャン、ゴール・ゴール・ネイチャン」と出力される。そして、次に第三のパートの動作と音声出力が開始される。このときモーターは正転し、両腕部4と胴体2の腰部がゆっくりと四回往復駆動される。このときの音声出力はリズムのみ出力される。このようにして三つのパートが実行されると一回の動作が終了し、再び頭部のスイッチが押下されるまで待機状態となる。待機状態では駆動手段による出力は実行されず、胴体2内部に設けたマイク9により刺激を検知することで、スピーカから音声出力が行われる。この場合、出力される言葉として例えば、頭を押してね、君の応援ロボだよ、よかよか気にせんでよか、レッツゴー・レッツゴー、根性だべ、まあのんびり行くべ、応援してるでよー、楽勝ばい、気ばらんかいなどの言葉を予め半導体記憶装置101に記憶させておき、この中から適宜選択して出力させることができる。
【0028】本発明は以上説明したように構成されるものであり、以下記載するように応用発展させることが可能である。上記実施例においては、頭部にスイッチを設け、これを押下することにより作動する構成とした場合を説明しているが、スイッチはこれに限定されることなく他の場所に配設してもかまわない。たとえば、手や胴体に配設することが可能である。また、本実施例においては、機械式スイッチを設けた構成を説明しているが、これに限らず外的刺激を検知して作動するセンサースイッチを使用してもかまわない。このようなセンサースイッチとしては例えば、光、音、振動、熱、磁気などのうちいずれかの変化を検知して作動するものを使用することができる。また、本実施例においては、機械的構成により駆動手段の速度切替を実施する構成を説明しているが、本発明は他の構成によって速度切替を実施することも可能である。例えば、モーターに供給される電流を制御することにより、モーターの回転数を加減して動作速度を調節してもよい。また、音声出力の内容及び玩具本体に設けた駆動部の動作タイミングは、上記実施例に説明したものに限定されることなく、任意に設定することができる。例えば、一回の動作を三つ以上のパートから構成してもよいし、反対にパートを設けることなく構成してもかまわない。また、出力される内容に関しても同様に、実施例に説明したものに限定されるものではなく、音・楽曲・リズム・音声のうちいずれか一つ、またはこれらのものの組み合わせによる出力を任意に設定してかまわない。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、次のような効果を有する。
【0030】本発明によれば、前記構成により、玩具本体の動作と音声出力手段からの出力により、応援する形象玩具を提供することが可能となる。
【0031】また本発明は、玩具本体に設けられる駆動手段により駆動される可動部を、玩具本体の腰部および腕部に設けて形成され、玩具作動時には音声出力手段からの出力に合わせてこれら可動部を動作させることが可能となる。
【0032】また本発明は、玩具本体の頭部に配設したスイッチを押下することにより、駆動手段が作動して玩具本体の腰部が前後方向に揺動され、前記腕部が上下方向に駆動されるように構成される。これにより、音声出力手段からの出力に合わせて玩具本体が動作し、応援している様体を呈することが可能となる。
【0033】また本発明は、記憶手段に異なる出力情報を複数記憶し、玩具本体の頭部に配設したスイッチが押下された場合には、前記複数記憶された出力情報のうちから二つ以上を連続して出力するものである。したがって、駆動部の動作速度や音声出力の速度または動作内容や音声出力内容を変更することが可能となり、より魅力的な商品を提供することができる。
【0034】また本発明は、記憶手段に異なる出力情報を複数記憶し、玩具本体の頭部に配設したスイッチが押下された場合には、前記複数記憶された出力情報のうちから一つを選択し、該選択された出力情報を異なるパターンで複数回出力するものである。したがって、一回目の動作時と二回目の動作時では、駆動部の動作速度や音声出力の速度または動作内容や音声出力内容を変更することが可能となり、より魅力的な商品を提供することができる。
【0035】また本発明は、駆動手段の動作速度を変更する速度調節手段を設けて構成され、玩具の動作速度に変化を与えることができる。
【0036】本発明は、外的刺激を検知するセンサーを配設して構成される。そのため、玩具本体の頭部に配設したスイッチが押下されない場合にも、このセンサーから刺激を検知することにより音声出力手段から出力を行って、応援することが可能な商品を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000134394
【氏名又は名称】株式会社トイボックス
【住所又は居所】東京都台東区寿4丁目16番9号
【出願日】 平成13年12月3日(2001.12.3)
【代理人】 【識別番号】100092646
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 清
【公開番号】 特開2003−164674(P2003−164674A)
【公開日】 平成15年6月10日(2003.6.10)
【出願番号】 特願2001−369144(P2001−369144)