| 【発明の名称】 |
形態変化ロボット玩具 |
| 【発明者】 |
【氏名】長洲 宏行 【住所又は居所】東京都葛飾区青戸4丁目19番16号 株式会社タカラ内
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| 【要約】 |
【課題】形態の変化と球体の発射を自動的に行なう。
【解決手段】以下の要件を備えたこと。(イ)基台1に対して回転により起倒自在に設けられた胴体部2にはバネで球体27を飛ばす球体27発射装置26が設けられ、バネにはラック部31がその伸縮方向に移動可能に設けられたこと(ロ)基台1には扇形の歯車9を有する固定ギア10と、間欠歯車14と被伝達歯車13とを同軸上に備えたアクションギア16が設けられたこと(ハ)胴体部2にはモータ18と複数の伝達歯車19、20、21が設けられ、伝達ギアの一部は固定ギア10に噛合していること(ニ)胴体部2が起立してロボット状態になったときに、伝達ギアの他の一部と球体発射装置26のラック部31が、それぞれアクションギア16の被伝達歯車15と間欠歯車14に噛合可能に配置されたこと |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 以下の要件を備えたことを特徴とする形態変化ロボット玩具。 (イ)基台に対して頭部と腕部とを有する胴体部が回転により起倒自在に設けられていること(ロ)胴体部にはバネで球体を飛ばす球体発射装置が設けられ、バネにはラック部がその伸縮方向に移動可能に設けられていること(ハ)基台には、扇形の歯車を有しかつ胴体部の回転軸を軸心とする固定ギアと、間欠歯車と被伝達歯車とを同軸上に備えたアクションギアとが設けられていること(ニ)胴体部には正逆回転するモータと複数の伝達歯車が設けられ、伝達ギアの一部は上記固定ギアに噛合していること(ホ)胴体部が起立してロボット状態になったときに、上記伝達ギアの他の一部と球体発射装置のラック部が、それぞれアクションギアの被伝達歯車と間欠歯車に噛合可能に配置されていること |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットに形態が変化した時に球体を発射する形態変化ロボット玩具に関する。 【0002】 【従来技術とその問題点】一般に、形態変化するロボット玩具は従来からいろいろ提案実施されている。その中には、ロボットに形態が変化した状態で、球体を発射させる機構を有するものも知られている。 【0003】しかしながら、球体の発射機構は玩具の形態変化機構とは別に設けられており、ある形態からロボットに形態変化した後に発射機構を作動操作するように構成されていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を解消し、形態の変化と球体の発射を自動的に行なうことができる形態変化ロボット玩具を提供することをその課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため、本発明に係る形態変化ロボット玩具は、以下の要件を備えたことを特徴とする。 (イ)基台に対して頭部と腕部とを有する胴体部が回転により起倒自在に設けられていること(ロ)胴体部にはバネで球体を飛ばす球体発射装置が設けられ、バネにはラック部がその伸縮方向に移動可能に設けられていること(ハ)基台には、扇形の歯車を有しかつ胴体部の回転軸を軸心とする固定ギアと、間欠歯車と被伝達歯車とを同軸上に備えたアクションギアとが設けられていること(ニ)胴体部には正逆回転するモータと複数の伝達歯車が設けられ、伝達ギアの一部は上記固定ギアに噛合していること(ホ)胴体部が起立してロボット状態になったときに、上記伝達ギアの他の一部と球体発射装置のラックが、それぞれアクションギアの被伝達歯車と間欠歯車に噛合可能に配置されていること【0006】 【発明の実施の形態】図1は形態変化ロボット玩具の斜視図で、このロボット玩具は図1の自動車の状態から図2のロボットに形態が変化するように構成されている。 【0007】すなわち、上記ロボット玩具は基台1と胴体部2とから成り、基台1に対して頭付き胴体部2が回転により起倒自在に設けられている。胴体部2には宗部材3と腕部材4とが設けられている。図4及び図5に示されるように、胸部材3は胴体部2に対し軸3aを中心に回転し、胴体部2は回転軸5を中心にして90度回転し、また腕部材4は、図1〜図3に示されるように、自動車の側板4aを裏に形成され、支軸6を中心に胴体部2に対して180度回転するように取り付けられている。支軸6の外周には歯車7が形成されている。 【0008】図3及び図4に示されるように、基台1には、扇形の歯車9を有しかつ胴体部2の回転軸5を軸心とする第1の固定ギア10と、第2の固定ギア11とが設けられている。第1の固定ギア10は中心角が約90度になるように形成されている。また、上記回転軸5にはワンウエイクラッチ付きの第1の被伝達歯車13が設けられている。ワンウエイクラッチ12(図6参照)は回転軸5に固定されている。第1の被伝達歯車13は図6の反時計方向には回転するが、反対方向には回転できないようになっている。 【0009】また、上記ギア群の後方には間欠歯車14と第2の被伝達歯車15とを同軸上に備えたアクションギア16が設けられている。また、アクションギア16の間欠歯車14には120度ピッチで各1個の歯17(図6参照)が形成されている。 【0010】胴体部2にはモータ18と3個の伝達歯車19、20、21が設けられている。3番目の伝達歯車21に形成された小径歯車22は、基台1の第1の固定ギア10と第1の被伝達歯車13に噛合している。また、胴体部2には、図11に示すように、基台1の第2の固定ギア11に噛合する4番目の歯車23が配置され、この歯車23の回転軸23aの両端には平歯車24が固定されている。そして、平歯車24には腕駆動歯車25が噛合し、腕駆動歯車25は上記腕部材4の支軸6の外周歯車7に噛合している。 【0011】次に、図6に示すように、胴体部2の背面には筒状の球体発射装置26が設けられている。この球体発射装置26には球体27の発射筒28が形成され、その内部の先端は弯曲している。また、発射筒28の基部には打ち出しブロック30が発射筒28に沿って移動可能に設けられ、圧縮バネ29により常時上方に付勢されている。上記打ち出しブロック30にはラック部31が一体に結合している。ラック部31は発射筒28の外側に配置され、胴体部2が起立した時は上記アクションギア16の間欠歯車14の歯17に噛合可能になっている。なお、図7に示されるように、上記発射筒28の側部には球体収納部32が形成され、球体収納部32の端部は上記打ち出しブロック30の側に開口している。 【0012】上記構成において、自動車形態の状態のときにモータ18のスイッチがオンされると、図4及び図5に示されるように、胴体部2の3個の伝達歯車19、20、21が回転し、3番目の伝達歯車21の小径歯車22は基台1の第1の固定ギア10に噛合しているので、胴体部2は回転軸5を中心に回転する。垂直状態になると、上記小径歯車22は第1の固定ギア10から外れて空転するから、胴体部2は起立状態で静止する。 【0013】ところで、上記小径歯車22は基台1の第1の被伝達歯車13にも噛合しているが、胴体部2が起立するまでは、第1の被伝達歯車13は上記第1の固定ギア10と同じく回転しない。しかし、上記小径歯車22は第1の固定ギア10から外れると、小径歯車22は第1の被伝達歯車13を図8の反時計方向に回転させる。それにより、第1の被伝達歯車13の回転力はアクションギア16の第2の被伝達歯車15に伝達されるから、第2の被伝達歯車15とともに間欠歯車14が回転する。胴体部2が起立したとき、打ち出しブロック30のラック部31が間欠歯車14に接近するので、図9に示すように、間欠歯車14の歯17がラック部31に噛合する。このため、ラック部31は強制的に下方に(圧縮バネ29の伸縮方向に)移動させられるので、打ち出しブロック30に係合する圧縮バネ29が圧縮される。ところが、間欠歯車14が一定量回転すると、図10に示すように、その歯17とラック部31との噛合が解除されるから、圧縮バネ29の撓みが解放され、そのバネ力により打ち出しブロック30を上方に跳ね上げる。したがって、打ち出しブロック30の上に供給された球体27は発射筒28から自動的に発射される。1個の球体27が発射されると、間欠歯車14によって圧縮バネ29が圧縮された後に解放され、次の球体27が球体収納部32から打ち出しブロック30の上に供給されるので、球体収納部32の球体27がなくなるまで球体27が連続的に発射される。もちろん、空になった球体収納部32に球体27を入れてやれば、さらに続けて球体27が発射される。 【0014】なお、上述のように胴体部2が横になった状態から起立していくときに、図11、図12に示されるように、基台1の第2の固定ギア11に噛合する胴体部2の4番目の歯車23が回転するので、その両端の平歯車24が回転し、その回転は腕駆動歯車25を介して腕部材4の外周歯車7に伝達される。このため、自動車の荷台の側板の一部を構成していた腕部材4が支軸6を中心に180度回転し、図2及び図13に示すようにロボットの腕部となって現われる。また、起立するときに胸部3は軸3aを中心に回転し、自動車の運転席部分からロボットの胸部となる。 【0015】このように、胴体部2が上方に回転して起立するとともに、腕部材4が現われるので、自動車形態からロボット形態に変化することができる。 【0016】以上のように、形態の変化と球体27の発射を自動的に行なうことができる。 【0017】ロボット形態から自動車形態に変化させるときは、モータ18を逆回転させる。これにより、伝達歯車群の3番目の伝達歯車21も逆回転するので、第1の被伝達歯車13も逆方向(時計方向)に回転する。第1の被伝達歯車13はワンウエイクラッチ12により時計方向には回転できないので、3番目の伝達歯車21の小径歯車22は第1の被伝達歯車13に沿って移動する。このため、胴体部2は起立状態から約90度倒れて横になる。同時に、腕部材4も逆方向に回転して自動車の荷台の側板となるから、自動車の形態に変化する。 【0018】 【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、形態がロボット状に変化するときに球体発射装置のバネが縮み、その後に縮みが解放されて自動的に球体が発射されるので、従来にない面白い玩具を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000132998 【氏名又は名称】株式会社タカラ 【住所又は居所】東京都葛飾区青戸4丁目19番16号
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| 【出願日】 |
平成13年11月30日(2001.11.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074918 【弁理士】 【氏名又は名称】瀬川 幹夫
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| 【公開番号】 |
特開2003−164673(P2003−164673A) |
| 【公開日】 |
平成15年6月10日(2003.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−367494(P2001−367494) |
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