| 【発明の名称】 |
観覧車 |
| 【発明者】 |
【氏名】北野 巧 【住所又は居所】大阪市浪速区元町1丁目8番15号 泉陽機工株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】乗篭がどの位置にあっても、所望する方向を自然な姿勢で眺めることができる観覧車を提供することを目的とする。
【解決手段】乗篭1の内部に複数の独立状椅子2…を配設し、各々の椅子2を鉛直軸心廻りに 360°回転自在としたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 乗篭1の内部に複数の独立状椅子2…を配設し、各々の該椅子2を鉛直軸心廻りに 360°回転自在としたことを特徴とする観覧車。 【請求項2】 水平軸心C廻りを周回する複数の乗篭1…を有し、該乗篭1の該水平軸心C方向に沿っての縦幅寸法Bを、該水平軸心Cから見た横幅寸法Dの1.2倍〜2倍に設定し、かつ、上記乗篭1の内部に複数の独立状椅子2…を配設し、各々の該椅子2を鉛直軸心廻りに 360°回転自在としたことを特徴とする観覧車。 【請求項3】 上記乗篭1の床壁面11に椅子支持脚4を固定状に立設し、該支持脚4の上端に 360°回転自在に座部5を付設した請求項1又は請求項2記載の観覧車。 【請求項4】 上記乗篭1の側壁面9側であって上記椅子2に対応する位置に、テーブル6を折り畳み自在に配設した請求項1,2又は3記載の観覧車。 【請求項5】 上記乗篭1の側壁面9に、上記椅子2の背部19の上縁より低い位置から天井面近傍まで窓10を配設した請求項1,2,3又は4記載の観覧車。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、観覧車に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の観覧車において水平軸心廻りを周回する乗篭は、水平軸心方向に沿っての縦幅寸法が、その直交方向の横幅寸法より狭いか、略同一のものが知られている。また、この乗篭内には、平行な2列のベンチシートが水平軸心方向に配設され、乗客は向かい合って座るものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の観覧車においては、乗客がベンチシートに座り左右横方向(観覧車の水平軸心の方向)の外の景色を眺めるときは、体を左右にねじって姿勢を左右に向けなければならず、また、シートに着座状態で後方(背面側)の景色を見るときは体を 180°ひねらなければならず、自然な姿勢で好む方向の景色を楽しめるものではないという問題点がある。 【0004】そこで本発明は、乗篭がどの位置にあっても、所望する方向を自然な姿勢で眺めることができる観覧車を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するために、本発明に係る観覧車は、乗篭の内部に複数の独立状椅子を配設し、各々の該椅子を鉛直軸心廻りに 360°回転自在としたものである。または、水平軸心廻りを周回する複数の乗篭を有し、該乗篭の該水平軸心方向に沿っての縦幅寸法を、該水平軸心から見た横幅寸法の 1.2倍〜2倍に設定し、かつ、上記乗篭の内部に複数の独立状椅子を配設し、各々の該椅子を鉛直軸心廻りに 360°回転自在としたものである。また、上記乗篭の床壁面に椅子支持脚を固定状に立設し、該支持脚の上端に 360°回転自在に座部を付設している。また、上記乗篭の側壁面側であって上記椅子に対応する位置に、テーブルを折り畳み自在に配設している。また、上記乗篭の側壁面に、上記椅子の背部の上縁より低い位置から天井面近傍まで窓を配設している。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態に基づき、本発明を詳説する。 【0007】図1及び図2は本発明の観覧車の実施の一形態を示す正面図及び側面図であり、この観覧車は地上や建物の一部に配設された支持部材13と、支持部材13に設けられた軸受部材14と、軸受部材14により支持された水平状の回転軸15と、複数の乗篭(ゴンドラ)1…を連結する回転枠20とを備えている。回転枠20は、回転軸15から放射状に配設された複数の連結杆16…と、連結杆16に連結されかつ回転軸15の水平軸心Cを中心軸とする円環状の外周枠体17とを有し、連結杆16の端部(外周)側に乗篭1が、水平篭軸心L廻りに回転可能に枢着されている。なお、水平篭軸心Lと水平軸心Cとは平行となる。また、12は観覧車の乗降場である。 【0008】そして、駆動手段18により回転枠20を回転させ、複数の乗篭1…を観覧車の水平軸心C廻りに周回させている。この乗篭1は、図3の断面図に示すように、吊り軸3に乗篭1の上部に設けた軸受21を介して回転自在に枢着されており、自由状態で常に吊り下げ状となる。そして、吊り軸3は、図1と図2の回転枠20に取付金具22により付設されており、吊り軸3の軸心を水平篭軸心Lとしている。 【0009】乗篭1…の内部には、複数の独立状───1人掛け用───椅子2…を配設し、各々の椅子2を鉛直軸心廻りに 360°回転自在としている。即ち、椅子2に座った乗客は、 360°任意の方向を簡単に向くことができる。 【0010】さらに説明すると、この椅子2は、乗篭1の床壁面11に椅子支持脚4を固定状に立設し、支持脚4の上端に 360°回転自在に座部5を付設している。また、座部5の回転鉛直軸心は支持脚4の軸心と一致させ、その軸心は座部5の中央部に配置している。これにより、乗客の体重を安定して保持させると共に、乗篭1が揺れても座部5が勝手に回転しにくいよう構成している。また、図示省略するが、座部5と支持脚4とは、スライドベアリングやボールベアリング等の受け部材を介在させて接続されており、座部5の回転をスムーズにしている。 【0011】この椅子2は乗篭1の内部において、水平軸心Cに沿った方向へ、図4の平面図に示すように床壁面11の両側部に2列縦隊として配設されており、5脚・5脚で10脚とし、10人用の乗篭1としている。なお、この椅子2の数に制限はなく6〜8人用或いは10人以上の乗篭1であってもよい。 【0012】そして、座部5(椅子2)と側壁面9との間には乗客の膝(足)が十分入るよう隙間が設けられている。従って、乗客が座ったまま椅子2を回転させ、乗客が座った状態で側壁面9に対面でき、楽な姿勢で所望する方向の景色を眺めることができる。 【0013】また、隣り合う椅子2,2間においても隙間が設けられており、その隙間は、椅子2を回転させた際にその椅子2に座った乗客の膝が、隣の椅子2に当たらないよう設定している。また、図5の断面図に示すように、座部5の一端縁側に背部(背もたれ)19が設けられ、乗客はゆったりと椅子2に座ることができる。 【0014】また、図4と図5に示すように、乗篭1の側壁面9側──観覧車の水平軸心C方向に沿う縦側壁面7───であって椅子2に対応する位置に、テーブル6を折り畳み自在に配設している。従って、乗客が椅子2に座って椅子2を回転させ、縦側壁面7の方向へ向くとその正面に折り畳み式のテーブル6があり、このテーブル6を使用して簡単な飲食を行いながら観覧が可能となる。 【0015】さらに、この乗篭1の側壁面9には、椅子2の背部19の上縁より低い位置から天井面近傍まで窓10を配設している。この窓10は、桟等がない一枚ガラス(アクリル)を乗篭1の縦側壁面7に設けたものであり、乗篭1内部から視界を遮るものを減らすことを可能としている。図3においては、椅子2の背部19の上縁より低い位置から窓10を形成しているが、座部5と略同じ高さの位置から窓10を形成してもよい。 【0016】次に、乗篭1の形状について説明すると、図1と図2に示すように、乗篭1の水平軸心C方向に沿っての縦幅寸法Bは、水平軸心Cから見た横幅寸法Dの 1.2倍〜2倍(1.2 ≦B/D≦2)に設定されている。縦幅寸法Bとは観覧車を図2のように側面(横)から見たときに見える回転枠20の厚さ方向の寸法であり、横幅寸法Dとは観覧車を図1のように正面から見たときに見える水平軸心Cに直交する方向の寸法である。 【0017】さらに、本発明の乗篭1は、角部は丸みや面取り形状をしているが略直方体としており、乗篭1の内部空間を広くし、解放感があるものとしている。そして、図3に示すように、乗篭1の長手方向(水平軸心C方向)を水平篭軸心Lの方向としている。 【0018】乗篭1の出入口には、図4に示すように、乗篭1の横側壁面8の中央部に設けた開口部24を略全開できる例えば観音開き式のドア23を備えている。このドア23は乗篭1の外部側へ移動して開口部24を開口させるため、椅子2に着座する乗客がこのドア23側へ向くよう椅子2を回転させていても、開いた状態のドア23と接触することがないため安全である。 【0019】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、図示省略するが、例えば、観覧車の乗篭1の軌跡を鉛直方向縦長の楕円形乃至長円形となるようにしてもよく、または、図1と図2に示すような回転軸15が無く、水平軸心Cを中心とする固定円形軌道に沿って乗篭1が自走して、水平軸心C廻りを周回する複数の乗篭1…を有する観覧車としてもよい。 【0020】 【発明の効果】本発明は上述の構成により次のような効果を奏する。 【0021】(請求項1によれば)乗篭1が周回軌道上のどの位置にあっても、乗客は所望する方向を自然で楽な姿勢で長時間眺めることができ、乗篭1が一周する間すべてに渡って、あらゆる方向の眺望を楽しむことができる。 【0022】(請求項2によれば)乗篭1が周回軌道上のどの位置にあっても、乗客は所望する方向を自然で楽な姿勢で長時間眺めることができる。さらに、観覧車の横方向(水平軸心Cと直交する方向)の視界が大きく開け、観覧車の連結杆16等に邪魔されることがないため、外の景色を眺めやすく、巨大なパノラマが楽しめ乗客を圧倒させることができる。 【0023】(請求項3によれば)上記請求項1又は2の効果が得られると共に、座部5が簡単に 360°向き替えでき、乗篭1が揺れても安全である。 【0024】(請求項4によれば)乗客は、縦側壁面7の方向へ姿勢を向けるとテーブル6の使用が可能であり、簡単な飲食を行いながらゆったりと観覧できる。また、折り畳めば、椅子2の回転時に邪魔とならない。 【0025】(請求項5によれば)視界が広がり広大なスケールの眺望が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390005968 【氏名又は名称】泉陽機工株式会社 【住所又は居所】大阪市浪速区元町1丁目8番15号
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| 【出願日】 |
平成14年4月16日(2002.4.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080746 【弁理士】 【氏名又は名称】中谷 武嗣
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| 【公開番号】 |
特開2003−305280(P2003−305280A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月28日(2003.10.28) |
| 【出願番号】 |
特願2002−113170(P2002−113170) |
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