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【発明の名称】 弾球遊技機の枠基体
【発明者】 【氏名】鈴木 勝彦
【住所又は居所】愛知県名古屋市熱田区二番二丁目25番10号 株式会社内藤商会内

【要約】 【課題】各パチンコ機メーカーに合った枠基体が効率良く取り揃えられ、製品管理も容易にでき、また、遊技の興趣が一段と高められる弾球遊技機の枠基体を提供する。

【解決手段】額縁状に成形され、その内側に覆板部30を張設すると共に該覆板部30に遊技盤5が臨む窓開口4を開設し、前記窓開口4の内周縁には外側ガイドレール18を取着してなる弾球遊技機Pの枠基体2であって、前記覆板部30の外側ガイドレール18が取付けられる部位に対応する部分を分離して分割覆板30a,30bを成形しかつ該分割覆板30a,30bを交換自在に取付け、また、前記分割覆板30a,30bには装飾部45,46等を設けるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 額縁状に成形され、その内側に覆板部を張設すると共に該覆板部に遊技盤が臨む窓開口を開設し、前記窓開口の内周縁には外側ガイドレールを取着してなる弾球遊技機の枠基体であって、前記覆板部の外側ガイドレールが取付けられる部位に対応する部分を分離して分割覆板を成形しかつ該分割覆板を交換自在に取付け、また、前記分割覆板には前側から視認でき遊技の興趣を高める装飾部を設けるようにしたことを特徴とする弾球遊技機の枠基体。
【請求項2】 額縁状に成形され、その内側に覆板部を張設すると共に該覆板部に遊技盤が臨む窓開口を開設し、前記窓開口の内周縁には外側ガイドレールを取着してなる弾球遊技機の枠基体であって、前記覆板部の外側ガイドレールが取付けられる部位に対応する部分を分離して分割覆板を成形しかつ該分割覆板を交換自在に取付け、また、前記分割覆板には前側から視認でき遊技者に遊技情報を知らせる情報表示部を設けるようにしたことを特徴とする弾球遊技機の枠基体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、額縁状に成形され、その内側に覆板部を張設すると共に該覆板部に遊技盤が臨む窓開口を開設し、前記窓開口の内周縁には外側ガイドレールを取着してなる弾球遊技機の枠基体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機の一種であるパチンコ遊技機として、例えば、縦長方形枠状に成形される機枠の前側に枠基体が取付けられると共に該枠基体に遊技盤が装着され、また、前記枠基体の前面に遊技盤を覆うガラス扉枠及び打球供給皿が装着される前面板がそれぞれ回動自在に装着されており、前記枠基体は、合成樹脂材により額縁状に成形されると共にその内側に覆板部が一体に張り出して張設され、該覆板部には遊技盤が臨む窓開口が成形され、また、該窓開口の弧状の内周縁に外側ガイドレールが取着されているものが有る。このように、枠基体側に外側ガイドレールを取着するのは、外側ガイドレールの取り付け作業が簡単になり、しかも、新機種への変更に伴い遊技盤を新しいものと交換する場合も、取付けられていた外側ガイドレールがそのまま使用でき、経済的であるばかりか遊技盤を廃棄処分するときの分別作業も容易になるという利点があるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、前記枠基体における外側ガイドレールが取付けられる窓開口の弧状の内周縁は、その曲率半径が各パチンコ機メーカーによって異なっている。例えば、複数のパチンコ機メーカーから枠基体等の注文を受けると、各パチンコ機メーカー毎に前記弧状の内周縁の曲率半径が異なる枠基体を製作しなければならず、製作が面倒であり製作コストが嵩むばかりか製品管理も簡単ではなく、また、枠基体を各パチンコ機メーカー毎に合わせて製作すると、仮に取引がなくなる等の理由が生じた場合、それらがそのまま在庫として残ってしまい処分に苦慮して経済上も好ましくなく、引いてはゴミ問題にもつながるという課題がある。
【0004】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、覆板部の外側ガイドレールが取付けられる部位に対応する部分を分離して分割覆板を成形しかつ該分割覆板を交換自在に取付けるようにすることにより、各パチンコ機メーカーに合った枠基体が効率良く取り揃えられ、製作が簡単であり製作コストが低廉になし得、製品管理も容易にでき、また、取引がなくなる等の理由が生じても、分割覆板のみ処分すればよく経済上好ましく、更には、遊技盤を交換する場合に装飾部等を交換する必要が無く、このため装飾部等を高級化できて遊技の興趣が一段と高められる弾球遊技機の枠基体を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するため、本発明に係る弾球遊技機の枠基体は、額縁状に成形され、その内側に覆板部を張設すると共に該覆板部に遊技盤が臨む窓開口を開設し、前記窓開口の内周縁には外側ガイドレールを取着してなる弾球遊技機の枠基体であって、前記覆板部の外側ガイドレールが取付けられる部位に対応する部分を分離して分割覆板を成形しかつ該分割覆板を交換自在に取付け、また、前記分割覆板には前側から視認でき遊技の興趣を高める装飾部を設けるようにした。
【0006】また、額縁状に成形され、その内側に覆板部を張設すると共に該覆板部に遊技盤が臨む窓開口を開設し、前記窓開口の内周縁には外側ガイドレールを取着してなる弾球遊技機の枠基体であって、前記覆板部の外側ガイドレールが取付けられる部位に対応する部分を分離して分割覆板を成形しかつ該分割覆板を交換自在に取付け、また、前記分割覆板には前側から視認でき遊技者に遊技情報を知らせる情報表示部を設けるようにした。
【0007】このように、覆板部の外側ガイドレールが取付けられる部位に対応する部分を分離して分割覆板を成形しかつ該分割覆板を交換自在に取付けるようにすることにより、枠基体は共通とし、分割覆板を各パチンコ機メーカーに合わせて各種製作しておけば、各パチンコ機メーカーに合わせた枠基体が効率良く取り揃えられ、製作が簡単であり製作コストも低廉になし得る。しかも、主として枠基体よりも小さい分割覆板を管理すればよいから、製品管理も容易にできる。また、取引がなくなる等の理由が生じた場合は、分割覆板のみ処分すればよい。更には、遊技盤を交換する場合には装飾部等を交換する必要が無く、このため装飾部等の高級化が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る弾球遊技機の枠基体の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、弾球遊技機には、例えばパチンコ遊技機、アレンジボールまたは雀球遊技機があるが、本発明にあっては、一例としてパチンコ遊技機について説明する。図1は、本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図、図2はガラス扉枠と前面板及び下部前板を外した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。図において、1はパチンコ遊技機Pの機枠であって縦長方形枠状に形成されており、その前側に枠基体2がその一側上下部を前記機枠1の一側上下部に設けた軸支部3によって軸支され、回動自在に装着されている。この枠基体2の上部中央に窓開口4が開設され、その裏面には遊技盤5が配置され、その前面の遊技部5aが前記窓開口4に臨むようになっている。
【0009】本発明における枠基体2とは、本実施の形態のように機枠1の前側に回動自在に装着される後記する支持枠体2aと該支持枠体2aの裏側に遊技盤5を装着するための後記する取付枠部41が一体的に成形されるもの、または、取付枠部41が別体に設けられるもの、更には、支持枠体2aがなく直接機枠1に装着される取付枠部41をも含むものである。枠基体2が、機枠1に回動自在に装着されていても、されてなくても良い。また、この枠基体2は、合成樹脂または金属により成形され、前記支持枠体2aと取付枠部41とから構成されるときは、共に同じ材質により一体に成形されることが望ましい。この方が成形上または廃棄上好ましいからである。
【0010】前記枠基体2の前面には、遊技盤5前面の遊技部5aを覆い2枚のガラス板6を備えたガラス扉枠7及び遊技盤5の下部を覆う前面板8とが、いずれもその一側上下部を枠基体2の一側上下間に所定の間隔離して設けた複数の軸支部10に軸支され、回動自在に装着されている。前記前面板8の前面に、貯留される弾球であるパチンコ球を後記する打球発射部Aに供給するための打球供給皿11が装着されている。また、前記枠基体2の下部に軸支される下部前板9の前面には、前記打球供給皿11から溢れるパチンコ球を貯留する下部球受皿12が装着されている。13は、下部前板9の前面一側に設けられ、打ち出されるパチンコ球の打球力の強弱を調節する操作ハンドルである。
【0011】前記遊技盤5の前面に遊技部5aを囲う内側ガイドレール17が取り付けられ、前記枠基体2の窓開口4の内周縁に外側ガイドレール18が取り付けられる。これら内側・外側ガイドレール17,18は、ステンレス製の金属帯板からなり、遊技盤5の前面に渦巻き状に配設される。内側ガイドレール17と外側ガイドレール18との間には、球飛走通路19が形成されると共にその内側ガイドレール17の終端位置に前記遊技部5aと連なる球放出口20が形成される。
【0012】前記遊技部5aには、そのほぼ中央に表示部21aを備えた表示装置21が装着され、その下方にパチンコ球の入賞により前記表示部21aの文字、数字、図形等の表示を変動表示させる始動入賞口22が配設される。更に、その下方に、前記変動した表示が一定の時間経過後に停止して特定の表示(例えば「777」)を示し、遊技者にとって有利な特別遊技状態になったとき、一定の条件の下で開閉扉23aを所定回数開成させ一度に多くの入賞球が得られる入賞装置23が配設されている。前記始動入賞口22は、パチンコ球が入賞し難い起立またはパチンコ球が入賞し易い傾動位置に自在に変換可能な一対の可動翼片22a,22aを有している。
【0013】更に、前記表示装置21の両側やや下方位置に一般入賞口24が配設され、これら一般入賞口24の上方位置にはパチンコ球が通過することによりそれを検知し、前記始動入賞口22の一対の可動翼片22a,22aをパチンコ球が受入れ易いように傾動させるための通過チャッカー25が配設されている。26は、前記遊技部5aの適宜位置に回転自在に装着され流下するパチンコ球の流れを変えて遊技の面白みを出させるための風車であり、27は障害釘である。更にまた、遊技部5aの下部には、遊技部5aを流下して前記始動入賞口22、一般入賞口24などに入賞しなかったパチンコ球をアウト球として遊技盤5の後方へ回収するアウト球口28が開設されている。
【0014】次に、図3乃至図7に基づき枠基体2について説明する。この枠基体2は合成樹脂材により一体的に成形され、縦長の長方形であって額縁状の支持枠体2aとその裏面に設けられ遊技盤5が嵌まり込んで取付けられる取付枠部41とからなる。そして、支持枠体2aの周縁には枠部29が設けられ、その内側に覆板部30が張設されており、この覆板部30に前記窓開口4が開設されることになる。前記覆板部30は、外側ガイドレール18が取付けられる部位に対応する部分が分離され、上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとが成形されている。そして、各分割覆板30a,30bが前記支持枠体2aの枠部29の内側に交換自在に取付けられる。
【0015】前記覆板部30の前面下部には、その平坦な取付面31に発射レール32と該発射レール32の打球発射部Aに供給されるパチンコ球を発射させるための発射装置33が取付けられている。前記発射レール32は、取付板34の前面にレール本体35と該レール本体35の打球発射部Aにパチンコ球を位置決めする保持部材36とを設けて構成されている。発射装置33は、取付板37の前面に先端が前記発射レール32の打球発射部Aに臨みパチンコ球をレール本体35に沿って打ち出すための打球槌38が回動自在に軸装されている。また、前記取付板37の前面に、前記操作ハンドル13のハンドル軸13aが挿通される軸筒部39が設けられる。一方、取付板37の裏面には、前記打球槌38を往復回動させるための駆動モータ40が設けられる。
【0016】前記支持枠体2aの裏面には、図4に示すように窓開口4を囲うようにして方形枠状の取付枠部41が一体に設けられ、下部の棚部41a上面に遊技盤5を載置して嵌め込むようになっている。この状態で遊技部5aが窓開口4に臨む。なお、遊技盤5は取付枠部41から脱落しないように固定具(図示せず。)により、しっかりと固定されることになる。
【0017】前記上部の分割覆板30aは、図3、図5に示すように枠部29で囲まれる内側のほぼ上半部を覆う大きさを有し、上辺と両側辺が枠部29の上辺と両側辺に沿った形状にそれぞれ成形され、下辺が円弧状に窪んでいる。また、前記上辺と両側辺に後方へ折れ曲がる折曲辺部42が設けられ、下辺にはレール案内溝43が形成される。そして、上部の分割覆板30aの左右両側に所定の大きさの透孔44が開設され、各透孔44の内側には赤、緑、青を一組とした装飾部としての複数の発光ダイオード45aが前面に配される発光装置45が配置固定されている。46は、透光性を有し前記各透孔44を覆う装飾部としてのレンズ部材であり、前記発光ダイオード45aが発光することによりレンズ部材46を介してその前側から視認できるようになっている。前記各発光装置45は、その各隅角部に設けられた通孔14を介して前記各レンズ部材46の裏面に各通孔14と対応して設けられた螺子孔15に螺子16を螺締めして取付けられる。また、上部の分割覆板30aの裏面の所定位置には、後端面に螺子孔47aが開設されるボス47が複数個突設されている。
【0018】前記側部の分割覆板30bは、図3、図5に示すように枠部29で囲まれる内側の一側部を覆う略直角三角形状を有し、一側辺と下辺とに後方へ折れ曲がる折曲辺部42が設けられ、斜辺が円弧状に窪むと共にこの斜辺に前記上部の分割覆板30aと同様にレール案内溝43が設けられる。そして、側部の分割覆板30bに所定の大きさの透孔48が開設され、該透孔48の内側にドットマトリックス型の情報表示部としての情報表示装置49が配置固定される。透孔48には、透明で所望の色に着色された情報表示部としてのレンズ部材46が覆着され、前側から前記情報表示装置49前面の表示面49aに表示される各種文字、数字(例えば「いらっしゃいませ」「大当たり」等)が視認できるようになっている。前記情報表示装置49も、その一側に設けられた複数の通孔14を介して前記レンズ部材46の裏面に各通孔14と対応して設けられた螺子孔15に螺子16を螺締めして取付けられる。また、側部の分割覆板30bにも、その裏面の所定位置に後端面に螺子孔47aが開設されるボス47が複数個突設されている。
【0019】一方、前記枠部29の内周側における所定個所に、前記各螺子孔47aに対応するようにして螺子用孔50を有する突片51が設けられる。そして、上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとを覆板部30の所定位置にそれぞれ配置し、前記各螺子孔47aに各螺子用孔50を合致させる。次に、支持枠体2aの裏側から各螺子用孔50を介し各螺子孔47aに螺子52を螺締めすることにより、図6乃至図8に示すように上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとが交換自在に取り付けられる。各発光装置45の発光ダイオード45aは、遊技盤5のデザインや遊技内容によって各種の色が発光されるようになっており、これにより遊技の興趣を高めることができる。また、情報表示装置49の表示面49aに各種情報を表示することにより遊技者に遊技情報を知らせることができ、しかも遊技者の視点に近いことから見易くなっている。なお、前記覆板部30は上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとの二個に分離したが、これに限られることはなく、三個または四個に分離しても良い。
【0020】このように、上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bを支持枠体2aに取付けることにより窓開口4の内周面に成形されるレール案内溝43は、その前側縁部の長手方向に沿って、外側ガイドレール18のレール幅の約3分の1の幅を有しかつレール案内溝43面よりも突出する弧状の支持段部53が成形される。また、前記上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bは連続せず分離されており、上部の分割覆板30aの一側下端と側部の分割覆板30bの上端との間に所定幅の曲率調整空間Mが形成される。同様に、前記レール案内溝43及び支持段部53も長手方向における略中間位置で切除されることとなる。また、レール案内溝43の始端側と終端側には、覆板部30と上部の分割覆板30aとの裏面に位置してそれぞれ螺子孔54を有する突起55が突設されている。
【0021】前記外側ガイドレール18は、始端部が外側下方へU字状に屈曲されると共にその先端に螺子用孔56を有する取付片57が一体に設けられ、終端部には外側ガイドレール18の長手方向と平行に伸びる長孔58を有する取付片59が一体に設けられている。
【0022】そして、前記外側ガイドレール18を前記レール案内溝43に沿わせ、始端部側の取付片57の螺子用孔56をレール案内溝43の始端側に設けられた突起55の螺子孔54に合致させ、図9に示すように螺子用孔56を介して螺子孔54に螺子60を螺締めする。次に、外側ガイドレール18の裏面縁側を前記支持段部53に当接し、そのまま終端部側の取付片59の長孔58をレール案内溝43の終端側に設けられた突起55の螺子孔54に合致させ、図10に示すように長孔58を介して螺子孔54に螺子60を螺締めする。これにより、図11に示すように上部の分割覆板30a及び側部の分割覆板30bの円弧状の内周面であって、レール案内溝43面より僅かに突出する弧状縁部61と遊技盤5の前面との間に挟まれて外側ガイドレール18が取り付けられる。そして、その表面は所定の弾道軌跡を形成するような弧面をなす。また、外側ガイドレール18は、一旦発射されるも飛走力が弱い等の理由により戻ってくるパチンコ球を下部球受皿12に導くための戻り球排出口62を介して前記レール本体35の先端部と連なることとなる。
【0023】このように、前記外側ガイドレール18は、始端部と終端部の2点のみで固定できるので、簡単に取り付けできる。また、外側ガイドレール18は、図11に示すようにその前縁側のみが前記支持段部53に当接して支持され、支持されない部分はその裏面に、前記始端部と終端部との間の全体に亘りレール幅方向の少なくとも中央部に沿って空間Sが形成される。これにより、外側ガイドレール18に、所要の弾力性が付与されることとなり、飛走するパチンコ球は、特に発射レール32から飛び出して外側ガイドレール18の表面に着地するときもその衝撃が吸収され、飛走中にパチンコ球が無用に跳ね返ることがなくなり、球飛び状態が極めて良好となる。
【0024】本実施の形態では、支持段部53をレール案内溝43の前縁側のみに設けたが、前・後縁側の両方に設けるようにしても良く、外側ガイドレール18のレール幅方向の少なくとも中央部裏面に沿って空間Sが形成され、これにより飛走するパチンコ球の衝撃を吸収できるようになっておればよい。
【0025】前記外側ガイドレール18は、その終端部の取付片59に長孔58を設け、その取付位置を自在に調節できるようにしている。これは、外側ガイドレール18を成形する上において当然寸法誤差が生ずることになるが、仮に、レール案内溝43に対し外側ガイドレール18の長さ寸法が短いと支持段部53に外側ガイドレール18の裏面が当接しなくなって取付が不可能となることから、誤差が生じていても取付に支障が生じないようにするためである。
【0026】前記上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとの間に曲率調整空間Mを形成しているが、通常、上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとの内周面、すなわちレール案内溝43の曲率半径は異なっている。よって、製作された段階で一定の曲率半径に設定された外側ガイドレール18をレール案内溝43に取り付けたとき、外側ガイドレール18の上部側と下部側とで曲率半径が異なることから、歪みが生じてその表面がうねり、結果、球飛び状態が安定しなくなる。そこで、前記歪みを自由に湾曲できる曲率調整空間M内で逃すことによって、外側ガイドレール18の表面を滑らかな面とし、安定した球飛び状態を確保しようとするものである。
【0027】以上説明したように本発明では、前記上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとを分離しかつこれらを支持枠体2aに交換可能に取り付けるようにしているので、上部の分割覆板30aの内周面、すなわちレール案内溝43の曲率半径が各パチンコ機メーカーによって異なっていても、上部の分割覆板30aのみ各パチンコ機メーカーに合ったものを揃えておけば、枠基体2を共通して使用でき、要求に効率良く対応できる。また、このように支持枠体2a、すなわち、枠基体2を分割できるようにすれば、部材が小型化して設計変更がし易いばかりか製作も簡単となる。
【0028】また、装飾部等を前記上部の分割覆板30aと側部の分割覆板30bとに設け、遊技盤5側には設けないようにしているので、遊技盤5を交換する場合でも同時に上部の分割覆板30a等も交換する必要はなく、このため装飾部等の高級化が可能となる。更に、遊技盤5を廃棄する場合も上部の分割覆板30a等までも廃棄処分する必要が無く、その分別処理がし易い。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る弾球遊技機の枠基体は、覆板部の外側ガイドレールが取付けられる部位に対応する部分を分離して分割覆板を成形しかつ該分割覆板を交換自在に取付け、また、前記分割覆板には装飾部等を設けるようにしたので、分割覆板を各パチンコ機メーカーに合わせて各種製作しておけば、各パチンコ機メーカーに合わせた枠基体が効率良く取り揃えられ、製作が簡単であり製作コストも低廉になし得る。しかも、主として枠基体よりも小さい分割覆板を管理すればよいから、製品管理も容易にできる。また、取引がなくなる等の理由が生じた場合は、分割覆板のみ処分すればよく、経済的に好ましいばかりか廃棄量も少なくなりゴミ問題に寄与する。更に、遊技盤を交換する場合、装飾部等を交換する必要が無く、このため装飾部等を高級化でき、遊技の興趣を一段と盛り上げることができるという多くの効果を有する。
【出願人】 【識別番号】593045053
【氏名又は名称】株式会社内藤商会
【住所又は居所】愛知県名古屋市熱田区二番二丁目25番10号
【出願日】 平成14年4月19日(2002.4.19)
【代理人】 【識別番号】100112531
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 浩二
【公開番号】 特開2003−310973(P2003−310973A)
【公開日】 平成15年11月5日(2003.11.5)
【出願番号】 特願2002−118356(P2002−118356)