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【発明の名称】 遊技機
【発明者】 【氏名】松本 勇気
【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内

【氏名】多田 佳範
【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内

【要約】 【課題】検出装置に工夫を施して遊技性を向上させることを可能にした遊技機を提供すること。

【解決手段】複数の検出装置A1500、検出装置B1510、検出装置C1520のそれぞれは、遊技球が通過する毎に点灯色を所定パターンで繰り返し変化させ、主制御部200はこの複数の検出装置1500、1510、1520のそれぞれの点灯色が特定パターンになった場合には特殊な動作制御を行うので、検出装置1500、1510、1520に工夫を施して遊技性を向上させることを可能にすることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技球を使用して遊技を行う遊技機において、遊技球が通過する毎に表示色を所定パターンで繰り返し変化させる複数の検出装置と、この複数の検出装置のそれぞれの表示色が特定パターンになった場合には特殊な動作制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、前記複数の検出装置のそれぞれは、遊技球の検出に応答した検出信号を出力する検出部と、複数の異なる点灯色の点灯部と、前記検出部からの検出信号を受け取る度に1つの点灯部を特定の順番で点灯制御していく制御部と、を含むことを特徴とする遊技機。
【請求項3】 請求項1および2の内のいずれか一項に記載の遊技機において、前記複数の検出装置は遊技領域に設けられた1つのステージ上に配置されていることを特徴とする遊技機。
【請求項4】 請求項2および3の内のいずれか一項に記載の遊技機において、前記制御手段は、前記複数の検出装置のそれぞれの制御部からその時点の点灯色を示す情報を受信する受信手段と、受信した情報を考慮して総ての点灯色が同一であるかを判定する判定手段と、判定結果に基づいて特典を付与する特典付与手段と、を含むことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技球を使用して遊技を行う遊技機に係わり、特に遊技性の向上のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機にあっては、遊技球の入賞を検出して特定の役物を動作させたり、各種の演出装置等を動作させたりして遊技進行制御を行なっていた。そして、このための遊技球の検出装置としては自身内部の遊技球の通過を検出したり、近接通過していく遊技球に通過を検出したりするもの等、各種のタイプのものが提案されている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の遊技機にあっては、検出装置は単独で遊技球の検出のみを行うものであり、複数の検出装置群における動作状態を全体的に把握した遊技等は提案されていなかった。
【0003】本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、検出装置に工夫を施して遊技性を向上させることを可能にした遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、遊技球を使用して遊技を行う遊技機において、遊技球が通過する毎に表示色を所定パターンで繰り返し変化させる複数の検出装置と、この複数の検出装置のそれぞれの表示色が特定パターンになって場合には特殊な動作制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とするようにした。
【0005】この発明においては、複数の検出装置のそれぞれは、遊技球が通過する毎に表示色を所定パターンで繰り返し変化させ、制御手段はこの複数の検出装置のそれぞれの表示色が特定パターンになった場合には特殊な動作制御を行うので、検出装置に工夫を施して遊技性を向上させることを可能にすることができる。
【0006】前記複数の検出装置のそれぞれは、遊技球の検出に応答した検出信号を出力する検出部と、複数の異なる点灯色の点灯部と、前記検出部からの検出信号を受け取る度に1つの点灯部を特定の順番で点灯制御していく制御部と、を含むようにすることができる。また、前記複数の検出装置は遊技領域に設けられた1つのステージ上に配置されているようにすることができる。
【0007】そして、制御手段は、前記複数の検出装置のそれぞれの制御部からその時点の点灯色を示す情報を受信する受信手段と、受信した情報を考慮して総ての点灯色が同一であるかを判定する判定手段と、判定結果に基づいて特典を付与する特典付与手段とを含む構成とすることができる。
【0008】なお、このような動作はコンピュータ読み取り可能な記録媒体にプログラムを記録しておき、CPUがこの記録媒体に記録したプログラムを読み取って実行することによって実現できる。このような記録媒体としては、ROM、半導体IC等の半導体記録媒体、DVDROM、CDROM等の光記録媒体、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、光磁気記録媒体等のデジタルコンテンツの書き込み及び読出しが可能な各種の記録媒体が挙げられる。また、このプログラムを所定の情報処理装置から通信網を介して遊技機にダウンロードしてインストールするようにしても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。先ず遊技機の一般的な構成や動作を説明してから、本発明の特徴部の動作を説明することによって本発明の理解の容易化を図る。
【0010】図1は遊技盤10の模式的な説明図である。遊技盤10の略中央部には、3つ(左、中、右)の表示エリアを有していて、各表示エリアにおいて、独立して数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報が変動表示可能である特別図柄表示装置100が配設されており、その真下には特別図柄始動口104が配設されていて、この特別図柄始動口104の両側には普通図柄作動ゲート102、102が配設されている。また、一対の開閉部材120、120が特別図柄始動口104を形成するように離間して開閉可能に設けられている。
【0011】さらに、特別図柄始動口104の下方には、大入賞口106、普通図柄表示装置108、アウト口114がこの順で配設されており、さらに、特別図柄始動口104の両斜め上方にはランプ表示装置110、110が配設されていると共に、遊技盤10の両側端部近傍にもランプ表示装置(より具体的にはLED装置)112、112が配設されている。
【0012】そして、特別図柄始動口104に遊技球が入賞されて乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大当り値である時には、各表示エリアにおいて少なくとも1つの識別情報の変動表示が開始されその後、当り有効ライン上に所定表示パターン(例えば「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装置100によって行われ、大入賞口106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にとって有利な大当り遊技状態(特別遊技状態)となる。
【0013】また、普通図柄作動ゲート102が遊技球の通過を検出すると、乱数抽選が行われこの抽選された乱数が小当り値である時には、普通図柄表示装置108の表示部を所定パターン(例えば「7」や「3」)に表示させ、その後に、開閉部材120が開状態となって遊技球が特別図柄始動口104に入賞した場合にも、同様に乱数抽選が行われこの抽選された乱数が大当り値である時には、各表示エリアにおける変動表示が開始されその後、当り有効ライン上に所定表示パターン(例えば「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装置100によって行われ、大入賞口106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にとって有利な大当り状態(特別遊技状態)となる。一方、入賞されない打球はアウト口114を介して排出される。なお、図示しないハンドルを操作することに応じて不図示の発射装置が遊技球を遊技盤10上に到達させるように構成されていて、遊技球は遊技盤10上の様々な方向に転動されながら下方向へと流下される。
【0014】図2はこのような遊技の進行状況に応じた遊技動作制御が行われる遊技機の主要部のみを示した制御ブロック図である。遊技動作制御を統括する主制御部200は、CPUを内蔵したマイクロプロセッサを搭載している。この主制御部200は、特別図柄表示装置100を制御するための各種のコマンド等(後述する)を含む多種多様な制御コマンドを格納するコマンドデータテーブル領域202および一連の遊技動作制御手順を記述した制御プログラムや制御データ等の遊技動作制御プログラムを格納するROM201と、ワークエリアが形成されるRAM203とが設けられていて一体型のワンチップマイコンとなっている。主制御部200が所定周期(例えば4(msec))でこの遊技動作制御プログラムを繰り返して実行することによって遊技動作制御が行われることになり、主制御部200は遊技動作制御を統括している。
【0015】主制御部200には、入力ポート210を介して複数のスイッチ群のそれぞれからの検出信号を受信可能に構成されている。即ち、主制御部200は、特別図柄始動口104内部に設けられ遊技球の特別図柄始動口104への入賞を検出する特別図柄始動スイッチ304、普通図柄作動ゲート102の内部に設けられ遊技球のゲート通過を検出する普通図柄作動スイッチ306、および、大入賞口106の内部に設けられ遊技球の大入賞口106への入賞を検出する大入賞口スイッチ308等のスイッチ群が接続され、主制御部200は各スイッチからの遊技球検出に対応した検出信号を受信可能に構成されている。
【0016】また、主制御部200には、出力ポート215を介して複数の周辺装置を制御可能に接続されている。より具体的には、主制御部200には、特別図柄やキャラクタを表示する表示部を3つ有して夫々を独立して可変表示可能でLCD等で実現される特別図柄表示装置100、ランプを点灯制御するランプ表示装置110、112、効果音を発生する効果音発生装置116、例えば7セグメント表示デバイスで実現される普通図柄表示装置108、始動口の開閉部材120を開閉制御するための始動口作動ソレノイド300、および、大入賞口106の幅広な開閉部材を開閉制御するための大入賞口作動ソレノイド302等の周辺装置群が接続され、主制御部200は各装置を制御するための制御信号を送信可能となっている。
【0017】そして、主制御部200は、特に特別図柄表示装置100に対しては所定数個の表示制御用のコマンドを所定のタイミングで送信可能となっていて、特別図柄表示装置100は受け取ったコマンドに基いて、主制御部200に頼らずに自身内のCPUが細かな表示制御を行うようになっている。さらに主制御部200から特別図柄表示装置100へコマンドを送信するのみの一方向通信による通信形態を採っている。
【0018】また、主制御部200には、電源供給を行うための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を出力するリセット回路213とが接続されていて、さらに、リセット回路213には、主制御部200から周期的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力されると共に、電源回路212からの電流供給状況を監視するためのモニタ信号が入力される。
【0019】さて、図12に示すように、主制御部200から特別図柄表示装置100に送られる表示制御用のコマンドは、コマンドの分類を識別するための識別子で1バイト長のデジタル情報であるモード(MODE)と、実行されるコマンドの内容(機能)を示す1バイト長のデジタル情報であるイベント(EVENT)とでなっており、図6乃至図9は、主制御部200側のROM201のコマンドデータテーブル領域202や特別図柄表示装置100側のプログラムROM1040にに格納された表示制御用コマンドデータの一部を示している。
【0020】図6乃至図9に示すように、表示制御用のコマンドには、「特別図柄を変動させるとともに、変動パターンを指定するためのコマンド(第1のコマンド)」、「特別図柄左の停止図柄を指定するコマンド(第2のコマンド)」、「特別図柄中の停止図柄を指定するコマンド(第2のコマンド)」、「特別図柄右の停止図柄を指定するコマンド(第2のコマンド)」、「特別図柄を停止させるためのコマンド(第3のコマンド)」がある。なお、第1のコマンドは図柄をどのようなパターンで変動表示させるか、キャラクタ画像をどのようなパターンで表示演出させるか等を定める変動パターンを指定する情報を含んだコマンドとなっている。主制御部200は、図柄変動表示を開始させるような遊技状況となったときこれらの5つのコマンドを1回の変動表示制御における所定のタイミングで特別図柄表示装置100に送信する。
【0021】図3は特別図柄表示装置100のブロック構成図である。特別図柄表示装置100は、主制御部200からのストローブ信号やコマンドを受信するためのデータ受信回路1140(データレベルを変換する電圧変換回路を含む)と、この電圧変換回路等に電源供給を行う電源回路1160と、受信したコマンドに基づいて表示制御を行うために必要な制御データを生成して画像処理用LSI(VDP)1060に出力するCPU1020と、CPU1020の動作手順を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM1040と、ワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM1090と、画像展開処理を行う画像処理用LSI(VDP)1060と、画像処理用LSI(VDP)1060が展開した画像データを一時的に記憶するビデオRAM1080と、画像処理用LSI(VDP)1060が画像展開するために必要なデータを格納したキャラクタROM1180と、ビデオRAM1080に一時的に記憶された画像データを受け取って送出するLCDパネル用インターフェイス回路1100と、このLCDパネル用インターフェイス回路1100から送出された画像データを用いて表示画像を出力するLCDパネル1120とを有して構成されている。
【0022】図4(a)に示すように、キャラクタROM1180は、ROMタイトル領域、ROM管理情報領域、実際のキャラクタデータを格納したキャラクタイメージデータ領域、キャラクタの色彩データを格納したパレットデータ領域、および、キャラクタの動きを定義した情報を格納したシナリオデータ領域を有している。また、キャラクタデータは特定圧縮方法で圧縮処理された状態でキャラクタイメージデータ領域に格納されており、さらに、図4(b)に示すように、パレットデータ領域は色番号とカラーコードとが対となったものが複数種類格納されている。
【0023】そして、特別図柄表示装置100のCPU1020は、データ受信回路1140が受信したコマンドに応じて生成した制御データを画像処理用LSI(VDP)1060に与えると、画像処理用LSI(VDP)1060は、キャラクタイメージデータ領域から獲得したキャラクタデータを解凍してパレットデータ領域から獲得した色彩データで色付けして、シナリオデータ領域から獲得した情報で指定されたビデオRAM1080上の位置に画像展開したデータを一時的に格納し、一時的に格納したデータをLCDパネル用インターフェイス回路1100に送ることによって、LCDパネル1120によって、変動表示速度変化等を含む様々な画像表示が細かに行われる。
【0024】また、図5はコマンド送受信タイミングを示したタイミングチャートである。前述したように、コマンドは1バイト長のモード(MODE)と、同じく1バイト長のイベント(EVENT)から成っている。この例では、主制御部200は、コマンド変化時に自身が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立ち上がりを契機としてモード(MODE)情報を送信し、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立ち上がりを契機としてイベント(EVENT)情報を送信する。すると、これに対応して特別図柄表示装置のCPU1020は、ストローブ信号(DUSTB)が送信されてくると割り込みを発生させ、この割り込み処理によってコマンドを受信してRAM1090に格納する。
【0025】次に、先ず、主制御部200や特別図柄表示装置100のCPU1020が行う通常の制御動作を図10(遊技動作制御のゼネラルフローチャート)や図11を参照して説明し、その後、本発明の特徴的な動作について説明して本発明の理解の容易化に努める。なお、図10に示す一連の処理は主制御部200がROM201に格納されている図示しない遊技制御プログラムを実行することによって行われる。より具体的には、リセット回路213から所定時間(例えば4msec)毎に供給されるリセット信号をトリガとして先頭のステップから実行され、この一連の処理が繰り返し実行されるようになっている。
【0026】先ず、図示しない電源スイッチによって電源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動状態となるが、この電源投入が行われてから初めての処理が実行されたか否かを判定する(ステップS110)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)ステップS200に移行する一方、これ以外の場合には(No)ステップS120に移行する。
【0027】ステップS200では、RAM203の初期化処理として記憶エリアのクリア処理を実行し、次いで、ステップS210では、初期制御処理を行うためのデータをRAM203の所定の領域にセットする。一方、ステップS120では、RAM203内に形成される図示しない、大当り判定用、小当り判定用等の各種の乱数生成用ループカウンタのカウント値をインクリメントし、ステップS130では、遊技機制御に用いる各種のタイマのタイマ値を更新する。
【0028】次に、ステップS140において、特別図柄始動スイッチ304、普通図柄作動スイッチ306、大入賞口スイッチ308が出力した検出信号を入力ポート210を介して図示しない自身内のレジスタに読み込み格納する入力ポート処理を実行し、次いで、ステップS150に移行してポート入力処理で読み込み格納したデータを把握するためのスイッチチェック処理を実行する。
【0029】次に、ステップS160にて各スイッチ304、306、308等の断線や短絡の有無のチェックを行い、これらの障害が発生している場合には(Yes)ステップS220に移行する一方、これ以外の場合には(No)ステップS180に移行する(ステップS170)。
【0030】そして、ステップS180において、普通図柄表示装置108の表示制御に必要なデータをRAM203の所定領域に格納すると共に、特別図柄表示装置100の表示制御に必要なコマンド(先に図6乃至図9にて説明したコマンドを含む)をRAM203の所定領域に格納して、前記各種のタイマのタイマ値を減じる(ステップS190)。なお、ステップS180において、主制御部200は遊技動作制御に応じて必要なモード、イベントのコマンドをコマンドデータテーブル領域202を参照して決定し、決定したモード、イベントを示すデジタル情報をRAM203の所定エリアに格納する。
【0031】次に、ステップS195において、大入賞口106と特別図柄始動口104の開閉部材120とを所定パターンで開閉制御するために、始動口作動ソレノイド300と大入賞口作動ソレノイド302とを駆動制御し、次いで、ステップS220において、図示しない賞球払出装置に払出し動作を行わせるための制御情報を出力するための賞球セット処理を実行する。さらにステップS230、240、250において、図示しない遊技機管理装置に各種の遊技データを出力する外部情報処理、ランプ表示装置110、112を遊技状態に対応させて点灯制御するためのコマンドをRAM203の所定エリアに格納する表示灯制御処理、効果音発生装置116を遊技動作状態に対応させて効果音発生制御を行うためのコマンドをRAM203の所定エリアに格納する効果音処理を実行する。
【0032】次に、ステップS260では、各処理でRAM203に格納したデータを出力ポート215を介して対応する装置に出力し(ポート出力処理)、これを受け取った装置側はこれに基づいた制御動作を行う。そして、特別図柄表示装置100に対して、先ずストローブ信号を出力し、ステップS180にてRAM203に格納されたモード、イベントのデータを先に図5に示したようにして送信する。これによって、特別図柄表示装置100には例えば図6乃至図9にて示したコマンドが主制御部200から送信され受信することになる。
【0033】ステップS270では、リセット回路213からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理を実行すると共に、リセット信号が入力された場合にはステップS110に移行して遊技動作制御を継続する。なお、このリセット待機処理としては、先に述べた各種の乱数生成用のカウンタの更新等が挙げられる。
【0034】次に、コマンドを受け取った特別図柄表示装置100のCPU1020の動作について、図11を参照しつつ説明する。まず、ステップS1100において、CPU1020は自身のスタックポインタの設定、RAM1090の初期化、レジスタクリア等の自身の初期化等を行いステップS1102において、新しいコマンドが入力されたか否かを判断する。新たな表示制御のためのコマンドが入力されたと判断された場合には(Yes)ステップS1104に移行する一方、これ以外の場合には(No)ステップS1110に移行する。
【0035】ステップS1104では、図5において説明した割り込み処理において、データ受信回路1140が受信したコマンドをRAM1090にコピーし、コマンドが正常か否かのチェック等を行う。次に、CPU1020は、主制御部200とは独立して細かな表示制御を行うための必要なコマンドを得るべく、処理テーブル(図示せず)の先頭アドレスを決定し、次いでステップS1108において、画像処理用LSI1060へ出力するためにRAM1090の必要なエリアのデータを更新する。
【0036】次に、ステップS1110において、RAM1090にセットされている図柄制御用データに基づいて、画像処理用LSI1060へ出力するためのスクロールデータを求めてRAM1090にセットし、図柄表示位置を設定し、次いで、ステップS1112において、図柄速度制御に必要なデータを、プログラムROM1040に内蔵されている速度テーブル(図示せず)から取得してRAM1090にセットし、次にステップS1114において、速度データに基づいて図柄オフセット値を更新し、設定された速度で図柄変動を行うための準備を行う。
【0037】次に、ステップS1116において、RAM1090にセットされているアニメーション処理用データが格納されているアニメーション処理用テーブル(図示せず)からアニメーションデータを取得し背景画像表示のための準備を行い、RAM1090内のVDP出力用バッファにセットし、出力許可フラグが「1」か否かを判断する(ステップS1118)。
【0038】そして、出力許可フラグが「1」でない場合(No)にはステップS1102に戻って一連の処理を繰り返す一方、出力許可フラグが「1」の場合(Yes)にはステップS1120にて、VDP出力用バッファにセットされているデータを画像処理用LSI1060に出力する。画像処理用LSI1060はこれに応じてキャラクタROM1180のデータを獲得して展開し、展開された画像データはビデオRAM1080に一時的に記憶された後、LCDパネル用インターフェイス回路1100に送られLCDパネル1120による画像表示が行われる。このようにして、特別図柄表示装置100における設定された表示位置において設定された速度での図柄変動表示の表示等が行われる。
【0039】図13、図14はそれぞれ主制御部200から特別図柄表示装置100へ送信するコマンドの送信タイミングの一例、および、送信コマンドの説明図である。これらの図を参照すれば分かるように、主制御部200は、特別図柄始動口104に遊技球が入賞した等の所定の条件が満足されると、先ず「図柄変動を開始させるとともに変動パターンを指定するためのコマンドを送信し(■)、これからT1時間経過後に左停止図柄を指定するためのコマンドを送信し(■)、これからT2時間経過後に中停止図柄を指定するためのコマンドを送信し(■)、これからT3時間経過後に右停止図柄を指定するためのコマンドを送信し(■)、そして、変動開始からT時間経過後に全図柄を停止させるためのコマンド(■)を送信する。
【0040】一方、第1のコマンド(■)を受信した特別図柄表示装置100のCPU1020は、変動速度変化等の細かな表示制御を行って一連の変動表示制御を行い、第3のコマンド(■)の受信を契機として変動表示制御を終了させてから、受信した第2のコマンド(■、■、■)で指定された停止図柄での停止表示を行って特別図柄抽選結果を表示する。このようにCPU1020はVDP1060を駆動制御することによってLCDパネル1120の表示画面上に所要の画像表示を行うように構成されている。
【0041】(本発明の特徴部)図16には不図示の遊技盤10(図1参照)の略中央部に設けれた特別図柄表示装置100の近傍の模式的説明図である。特別図柄表示装置100の前面下部には平面視横長の楕円状のステージ1620が前側に突出するように設けられている。このステージ1620には3個の検出装置A1500、検出装置B1510、検出装置C1520が設けられている。検出装置A1500、検出装置B1510、検出装置C1520は、側面視四角形状の部材に略円形の穴が形成されていて、横方向に遊技球Pが通過可能になっている。検出装置A1500、検出装置B1510、検出装置C1520はこの穴を遊技球Pが通過する度にこれを検出してR、G、B、R…の順番で点灯部を点灯制御する。なお、点灯部は各検出装置A1500、検出装置B1510、検出装置C1520の四角形の部材の手前側に縦方向に3つ設けられている。
【0042】また、特別図柄表示装置100の左側には、遊技球Pを案内する案内構造部1600が遊技盤10に設けられていて、案内構造部1600の上部の開口部1601に入った遊技球Pがこの案内構造部1600に案内されて下側の開口部1602から排出されステージ1620上に案内されるようになっている(符号A参照)。したがって、開口部1601への突入力が大きい場合には、ステージ1620上を転がって各検出装置を総て通過する可能性がある反面、開口部1601への突入力が小さい場合には、ステージ1620上を転がらず検出装置1500の手前で落下する可能性もある。また、ステージ上の検出装置1500、1510、1520ににおける遊技球Pの通過は、案内構造部1600からの案内球のみばかりでなく、特別図柄表示装置100の上側や右側からの遊技球Pでもあり得るように構成されている。
【0043】図15は検出装置A1500、検出装置B1510、検出装置C1520を含む制御系のブロック図である。主制御部200はROM201に記録された不図示のプログラムをRAM203を使用しながら実行することによって以下の動作を実現可能に構成されている。検出装置A1500の検出部1501は遊技球Pが自身の穴を通過する度に検出信号を出力し制御部1505はこれを受け取り、点灯部1502、1503、1504の順番で繰り返し1個ずつ点灯部を点灯制御していく。点灯部1502は赤色(R)、点灯部1503は緑色(G)、点灯部1504は青色(B)であるため、遊技球Pが検出される度に赤、緑、青、赤、…の順番の表示色が点灯表示される。
【0044】図17はこの動作例の説明図である。図17(a)に示すように、制御部1505は、検出部1501から検出信号を受ける度に、点灯表示色が赤(R)、緑(G)、青(B)、赤(R)、…となるように点灯部1502、1503、1504を点灯制御する(図17(b)参照)。なお、検出装置B1510、検出装置C1530も全く同様な動作を行う。即ち、制御部1515は、検出部1511から検出信号を受ける度に、点灯表示色が赤(R)、緑(G)、青(B)、赤(R)、…となるように点灯部1512、1513、1514が点灯制御し、また、制御部1525は、検出部1521から検出信号を受ける度に、点灯表示色が赤(R)、緑(G)、青(B)、赤(R)、…となるように点灯部1522、1523、1524を点灯制御する。
【0045】そして、各制御部1505、1515、1525は現在の表示色を示す情報を表示色が変化される度に主制御部200に送信し、主制御部200はこの情報を受信するように構成されている。
【0046】(動作例)次に図18を参照して動作例を説明する。各検出装置A1500、検出装置B1510、検出装置1520Cの制御部1505、1515、1525からの点灯色情報(表示色情報)を得た主制御部200は、ステップS1800において3つの検出装置の点灯色が総て同一か否かを判定する。総て同一である場合(Yes)にはステップS1810に移行し、これ以外の場合(No)は動作を終える。そして、ステップS1810においては、始動口作動ソレノイド300を駆動制御して遊技球を入賞可能にして特典を与える。
【0047】なお、この動作例では総ての検出装置の点灯色が同一になった場合に特典を付与するようにしたが、各検出装置に対する点灯色が同一以外の他の特定パターン例えば「RRG」になったことを契機として特典を付与するようにしても良い。また、各検出装置に対する点灯色が特定パターンになったことを契機として遊技者に不利益(例えば大入賞口最大ラウンド回数を通常よりも少なくする等)になるように動作制御することも可能である。
【0048】さらに、本実施形態では検出装置に点灯部を備えた構成にしたが、特別図柄表示装置100の表示領域の特定部分例えば各検出装置に対応する、表示領域下側の3箇所等に表示色で色表示を行うようにしても良い。
【0049】以上説明してきたように本発明の実施形態によれば、複数の検出装置A1500、検出装置B1510、検出装置C1520のそれぞれは、遊技球が通過する毎に点灯色を所定パターンで繰り返し変化させ、主制御部200はこの複数の検出装置1500、1510、1520のそれぞれの点灯色が特定パターンになった場合には特殊な動作制御を行うので、検出装置1500、1510、1520に工夫を施して遊技性を向上させることを可能にすることができる。
【0050】また検出装置A1500、検出装置B1510、検出装置C1520のそれぞれを、遊技球の検出に応答した検出信号を出力する検出部1505(1515、1525)と、複数の異なる点灯色の点灯部1502、1503、1504(1512、1513、1514、1522、1523、1524)と、検出部1505(1515、1525)からの検出信号を受け取る度に1つの点灯部を特定の順番で点灯制御していく制御部1505(1515、1525)と含む簡易な構成とすることができる。また、複数の検出装置1500、1510、1520が遊技領域に設けられた1つのステージ1620上に配置されるようにして、遊技者が視線移動をあまりせずして、本実施形態の遊技を楽しむことができることになる。
【0051】そして、制御手段は、前記複数の検出装置1500、1510、1520のそれぞれの制御部111505、1515、1525からその時点の点灯色を示す情報を受信し、受信した情報を考慮して総ての点灯色が同一であるかを判定し、判定結果に基づいて特典を付与するので遊技者は総ての点灯色を同一にしようとする遊技を楽しみことができ遊技性が向上する。
【0052】以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に種々の変形や変更を施すことが可能となる。例えば、等が挙げられる。
【0053】なお、以上の説明では、遊技機としてパチンコ機を例にとり説明してきたが、パチスロ機はもちろんのこと、遊技媒体を用いた遊技を行う他の遊技機に対しても本発明を適用可能であることはいうまでもない。
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれば、複数の検出装置のそれぞれは、遊技球が通過する毎に表示色を所定パターンで繰り返し変化させ、制御手段はこの複数の検出装置のそれぞれの表示色が特定パターンになった場合には特殊な動作制御を行うので、検出装置に工夫を施して遊技性を向上させることを可能にすることができるという効果が得られる。
【出願人】 【識別番号】000154679
【氏名又は名称】株式会社平和
【住所又は居所】群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8
【出願日】 平成14年4月18日(2002.4.18)
【代理人】 【識別番号】100105810
【弁理士】
【氏名又は名称】根本 宏
【公開番号】 特開2003−310949(P2003−310949A)
【公開日】 平成15年11月5日(2003.11.5)
【出願番号】 特願2002−116138(P2002−116138)