| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮副 敏雄 【住所又は居所】名古屋市千種区今池3丁目9番21号 株式会社三洋物産内
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| 【要約】 |
【課題】興趣性を向上させた遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の遊技機によれば、作動状態決定部10は、特別遊技状態への移行前の遊技者による遊技内容に基づいて、特別遊技状態における大入賞口の作動状態を決定する、つまり、特別遊技状態への移行前の遊技者による遊技内容の如何によって、特別遊技状態における大入賞口の作動状態が決定されるので、遊技者は、遊技意欲がかきたてられ、より有利な特別遊技状態の獲得を目指して、特別遊技状態への移行前における遊技に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加でき、遊技意欲をかきたてることができるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 特別遊技状態になると球が入賞可能となるように作動する可変入賞装置を備えた遊技機において、特別遊技状態への移行前の遊技者による遊技内容に基づいて、特別遊技状態における前記可変入賞装置の作動状態を決定する作動状態決定手段を備えていることを特徴とする遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機に関する。 【0002】 【従来の技術】パチンコ機などに代表される遊技機では、遊技盤に設けられた始動口に球が入賞すること(始動入賞)により、遊技盤中の可変表示装置に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄の態様が予め定められた大当り図柄であった場合に大当り状態となるものが知られている。そして、このような遊技機では、大当り状態となると、大入賞口中のV入賞口に球が入賞することを条件としてこの大入賞口が所定回数開放するようになっていて、大入賞口に球を入賞させることで、遊技者が大量の出球を獲得できるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。すなわち、従来の遊技機では、球が始動口に入賞した時点で、遊技者に与えられる遊技価値(大当り状態の発生等)はすべて決定されており、遊技者が自身の判断によって与えられる遊技価値を左右できるというものではない。このため遊技者によっては、遊技意欲をかきたてられるというような遊技性がなく、これ以上興趣を向上することができないという問題点があった。 【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、新規な遊技性を付与することにより、遊技意欲をかきたてられることができる遊技機を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成を採る。すなわち、請求項1に記載の発明は、特別遊技状態になると球が入賞可能となるように作動する可変入賞装置を備えた遊技機において、特別遊技状態への移行前の遊技者による遊技内容に基づいて、特別遊技状態における前記可変入賞装置の作動状態を決定する作動状態決定手段を備えていることを特徴とするものである。 【0006】(作用・効果)請求項1に記載の発明によれば、作動状態決定手段は、特別遊技状態への移行前の遊技者による遊技内容に基づいて、特別遊技状態における可変入賞装置の作動状態を決定する、つまり、特別遊技状態への移行前の遊技者による遊技内容の如何によって、特別遊技状態における可変入賞装置の作動状態が決定されるので、遊技者は、遊技意欲がかきたてられ、より有利な特別遊技状態の獲得を目指して、特別遊技状態への移行前における遊技に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加でき、遊技意欲をかきたてることができるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。 【0007】なお、本明細書は、次のような遊技機に係る発明も開示している。 【0008】(1)請求項1に記載の遊技機において、前記遊技内容は、始動条件の成立に起因して識別情報が変動表示されてその変動表示結果が予め定められた組み合わせを表示した時点から特別遊技状態となるまでの間の所定期間における遊技内容であることを特徴とする遊技機。 【0009】前記(1)に記載の発明によれば、変動表示結果が予め定められた組み合わせを表示した時点から特別遊技状態となるまでの間の所定期間における遊技内容に基づいて、特別遊技状態における可変入賞装置の作動状態を決定する、つまり、特別遊技状態への移行前の所定期間の遊技者による遊技内容の如何によって、特別遊技状態における可変入賞装置の作動状態が決定されるので、遊技者は、遊技意欲がかきたてられ、より有利な特別遊技状態の獲得を目指して、特別遊技状態への移行前の所定期間における遊技に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加でき、遊技意欲をかきたてることができるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。 【0010】(2)請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)に記載の遊技機において、前記作動状態決定手段は、特別遊技状態付与決定を検出するための付与検出手段と、球が入賞可能で前記可変入賞装置の作動状態を決定するための作動状態決定用入賞手段と、前記付与検出手段で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間内に前記作動状態決定用入賞手段に入賞した球数に基づいて前記可変入賞装置の作動状態を決定する判定手段とを備えていることを特徴とする遊技機。 【0011】前記(2)に記載の発明によれば、作動状態決定手段は、特別遊技状態付与決定を検出するための付与検出手段と、球が入賞可能で可変入賞装置の作動状態を決定するための作動状態決定用入賞手段と、付与検出手段で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間内に作動状態決定用入賞手段に入賞した球数に基づいて可変入賞装置の作動状態を決定する判定手段とを備えているので、特別遊技状態への移行前の所定期間における遊技者の遊技内容を検出する構成を簡易な構成で実現でき、遊技者は、遊技意欲がかきたてられ、より有利な特別遊技状態の獲得を目指して、特別遊技状態への移行前の所定期間における遊技(作動状態決定用入賞手段に球を入賞させる等の行為)に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加でき、遊技意欲をかきたてることができるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。 【0012】(3)前記(2)に記載の遊技機において、前記判定手段は、前記作動状態決定用入賞手段への入賞球数ごとに前記可変入賞装置の作動状態を関連付けた参照情報を予め記憶する記憶手段を備え、前記付与検出手段で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間内において前記作動状態決定用入賞手段に入賞した球数に対応する、前記記憶手段の参照情報に基づいて、前記可変入賞装置の作動状態を決定することを特徴とする遊技機。 【0013】前記(3)に記載の発明によれば、判定手段は、作動状態決定用入賞手段への入賞球数ごとに可変入賞装置の作動状態を関連付けた参照情報を予め記憶する記憶手段を備え、付与検出手段で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間内において作動状態決定用入賞手段に入賞した球数に対応する、記憶手段の参照情報に基づいて、可変入賞装置の作動状態を決定するので、特別遊技状態への移行前の所定期間における作動状態決定用入賞手段に入賞した球数に応じて可変入賞装置の作動状態を決定する構成を簡易な構成で実現でき、遊技者は、遊技意欲がかきたてられ、より有利な特別遊技状態の獲得を目指して、特別遊技状態への移行前の所定期間における遊技(作動状態決定用入賞手段に球を入賞させる等の行為)に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加でき、遊技意欲をかきたてることができるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。 【0014】(4)前記(2)または(3)に記載の遊技機において、前記作動状態決定用入賞手段への入賞球数を表示する球数表示手段を備えていることを特徴とする遊技機。 【0015】前記(4)に記載の発明によれば、球数表示手段は、作動状態決定用入賞手段への入賞球数を表示するので、作動状態決定用入賞手段への入賞球数を遊技者に知らすことができ、目的とする入賞球数に達しているか否か、つまり、有利な特別遊技状態にあるか否かが容易に把握でき、興趣性を高めることができる。 【0016】(5)前記(2)から(4)のいずれかに記載の遊技機において、前記参照情報またはこの参照情報のうちで前記可変入賞装置の作動状態が最高となる情報を少なくとも表示する参照情報表示手段を備えていることを特徴とする遊技機。 【0017】前記(5)に記載の発明によれば、参照情報表示手段は、参照情報またはこの参照情報のうちで可変入賞装置の作動状態が最高となる情報を少なくとも表示するので、遊技者は、可変入賞装置の作動状態が最高となる情報を得ることができ、遊技意欲がかきたてられ、より有利な特別遊技状態の獲得を目指して、特別遊技状態への移行前の所定期間における遊技(作動状態決定用入賞手段に球を入賞させる等の行為)に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加でき、遊技意欲をかきたてることができるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。 【0018】(6)前記(5)に記載の遊技機において、前記判定手段は、前記参照情報の内容を変更する変更手段を備え、前記記憶手段は、前記変更手段で変更された参照情報を記憶することを特徴とする遊技機。 【0019】前記(6)に記載の発明によれば、判定手段は、参照情報の内容を変更する変更手段を備え、記憶手段は、変更手段で変更された参照情報を記憶し、参照情報表示手段は、記憶手段に記憶された参照情報またはこの参照情報のうちで可変入賞装置の作動状態が最高となる情報を少なくとも表示するので、参照情報の内容は固定値ではなく適宜に変更されることになり、遊技者は、遊技意欲がかきたてられ、変更された参照情報に順応するように、より有利な特別遊技状態の獲得を目指して、特別遊技状態への移行前の所定期間における遊技(作動状態決定用入賞手段に球を入賞させる等の行為)に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣をさらに向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加でき、遊技意欲をかきたてることができるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。 【0020】(7)前記(2)から(6)のいずれかに記載の遊技機において、前記判定手段は、前記付与検出手段で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間内に前記作動状態決定用入賞手段に入賞した球数に基づいて、前記可変入賞装置の作動回数を決定することを特徴とする遊技機。 【0021】前記(7)に記載の発明によれば、判定手段は、付与検出手段で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間内に作動状態決定用入賞手段に入賞した球数に基づいて、可変入賞装置の作動回数を決定するので、特別遊技状態への移行前の所定期間の遊技者による遊技内容の如何によって、特別遊技状態における可変入賞装置の作動回数が決定されるので、遊技者は、遊技意欲がかきたてられ、より有利な特別遊技状態つまり可変入賞装置の作動回数がより多くなることの獲得を目指して、特別遊技状態への移行前の所定期間における遊技に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加でき、遊技意欲をかきたてることができるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。 【0022】(8)前記(2)から(6)のいずれかに記載の遊技機において、前記判定手段は、前記付与検出手段で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間内に前記作動状態決定用入賞手段に入賞した球数に基づいて、前記可変入賞装置の作動時間を決定することを特徴とする遊技機。 【0023】前記(8)に記載の発明によれば、判定手段は、付与検出手段で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間内に作動状態決定用入賞手段に入賞した球数に基づいて、可変入賞装置の作動時間を決定するので、特別遊技状態への移行前の所定期間の遊技者による遊技内容の如何によって、特別遊技状態における可変入賞装置の作動時間が決定されるので、遊技者は、遊技意欲がかきたてられ、より有利な特別遊技状態つまり可変入賞装置の作動時間がより長くなることの獲得を目指して、特別遊技状態への移行前の所定期間における遊技に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加でき、遊技意欲をかきたてることができるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。 【0024】(9)前記(2)から(6)のいずれかに記載の遊技機において、前記判定手段は、前記付与検出手段で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間内に前記作動状態決定用入賞手段に入賞した球数に基づいて、前記可変入賞装置の入賞開口面積を決定することを特徴とする遊技機。 【0025】前記(9)に記載の発明によれば、判定手段は、付与検出手段で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間内に作動状態決定用入賞手段に入賞した球数に基づいて、可変入賞装置の入賞開口面積を決定するので、特別遊技状態への移行前の所定期間の遊技者による遊技内容の如何によって、特別遊技状態における可変入賞装置の入賞開口面積が決定されるので、遊技者は、遊技意欲がかきたてられ、より有利な特別遊技状態つまり可変入賞装置の入賞開口面積がより大きくなることの獲得を目指して、特別遊技状態への移行前の所定期間における遊技に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加でき、遊技意欲をかきたてることができるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。 【0026】(10)前記(2)から(9)のいずれかに記載の遊技機において、前記作動状態決定用入賞手段は、球が入賞可能な状態と球が入賞不可能な状態とに可変する電動役物であることを特徴とする遊技機。 【0027】前記(10)に記載の遊技機によれば、作動状態決定用入賞手段は、球が入賞可能な状態と球が入賞不可能な状態とに可変する電動役物であるとしているので、この電動役物が球の入賞可能状態にあるときに球を入賞させなければならないことから、興趣性を高めることができる。 【0028】(11)請求項1に記載の遊技機、または、前記(1)から(10)のいずれかに記載の遊技機において、前記遊技機はパチンコ機であることを特徴とする遊技機。 【0029】前記(11)に記載の遊技機によれば、遊技者が遊技に積極的に参加できるという興趣性にすぐれたパチンコ機を提供できる。なお、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて有価物体の一例である球を所定の遊技領域に発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(または作動ゲートを通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報(図柄等)が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。 【0030】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。本実施例では、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチンコ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。なお、本発明を第3種パチンコ遊技機(権利物とも呼ばれる)や、コイン遊技機、スロットマシン等の他の遊技機に用いることは、当然に可能である。 【0031】図1は、実施例のパチンコ機の概略正面図であり、図2はパチンコ機の遊技盤の概略正面図であり、図3は本実施例のパチンコ機の電気的接続を例示するブロック図である。本実施例のパチンコ機Pは、図1に示すように、遊技盤1と、球を貯留する上受け皿2および下受け皿3と、球を遊技盤1へ発射するための発射ハンドル4と、パチンコ機P全体を制御するメイン制御装置70(図3参照)とを備えている。遊技盤1は、前面枠1aに嵌め込まれたガラス製の透明板1bに覆われている。 【0032】図2に示すように、遊技盤1は、この遊技盤1の中央の上部に配置された普通図柄表示装置32と、遊技盤1の左右部に各々配置されて球の通過を検知する普通図柄始動口スイッチ36a,36bを有する普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bと、普通図柄表示装置32の下側に配置された特別図柄表示装置40と、この特別図柄表示装置40の下側に配置されて球の入賞を検知する特別図柄始動口スイッチ44を有する始動口42と、この始動口42に取り付けられて開閉可能なチューリップ式の普通電動役物46と、始動口42の下側に配置されて開閉可能な大入賞口50と、遊技盤1の左右下部に計4個配置された普通入賞口60a〜60dと、いずれの入賞口にも入らなかった球を回収する回収口としてのアウトロ69とを備えている。 【0033】普通図柄表示装置32は、背後に設けられたランプ(図示省略)の点灯を切り換えることにより変動表示される「○」および「×」の図柄32a,32bと、この「○」および「×」の図柄32a,32bの上側に配置された4個の普通図柄変動保留ランプ33a〜33dとを備えている。「○」および「×」の図柄32a,32bは、球が普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを通過したのを検知したときに変動表示の開始がなされ、所定時間変動表示後に「○」および「×」の図柄32a,32bのいずれかを点灯した状態で変動表示を終了する。普通図柄変動保留ランプ33a〜33dは、普通図柄表示装置32による「○」および「×」の図柄32a,32bの変動表示の最中に球が普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを通過するごとに左側から順に一つずつ点灯され、普通図柄表示装置32による「○」および「×」の図柄32a,32bの変動表示が開始されるごとに点灯とは逆の順に消灯されることにより、変動表示の最中に普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bを通過した回数を最大4回まで保留球数として示す。 【0034】始動口42に設けられたチューリップ式の普通電動役物46は、普通図柄表示装置32による変動表示が「○」の図柄32aで停止したときに当りとしてそのチューリップを図2の二点鎖線で示すように所定時間(例えば0.3秒間)開くものとして構成されている。 【0035】特別図柄表示装置40は、液晶ディスプレイなどの表示装置として構成されており、図3に示す表示用制御装置90により表示内容が制御されている。特別図柄表示装置40は、図4に示すように、上段U、中段M、下段Lの3段で構成され、各段ごとに左図柄、中図柄、右図柄の3個の図柄を表示し、右から左へ水平方向に変動表示を行う。表示用制御装置90は、球が始動口42に入賞するのを検知したときに上段U、中段M、下段Lのそれぞれに一連の図柄を変動表示させる。一連の図柄は、キャラクタとしての犬と数字とを組み合わせた主図柄と、ハートからなる副図柄とにより構成され、周期性を持って主図柄と副図柄が右から左へと変動表示される。この一連の図柄の表示順序は、中段Mおよび下段Lにおいては、犬種「ボストン・テリア」に数字「1」を付した主図柄、ハートからなる副図柄、犬種「ビーグル」に数字「2」を付した主図柄、ハートからなる副図柄、犬種「ポメラニアン」に数字「3」を付した主図柄、ハートからなる副図柄、犬種「パグ」に数字「4」を付した主図柄、ハートからなる副図柄、犬種「キャバリア」に数字「5」を付した主図柄、ハートからなる副図柄、犬種「ウェルシュ・コーギー」に数字「6」を付した主図柄、ハートからなる副図柄、犬種「ヨークシャ・テリア」に数字「7」を付した主図柄、ハートからなる副図柄、犬種「シー・ズー」に数字「8」を付した主図柄、ハートからなる副図柄、犬種「パピヨン」に数字「9」を付した主図柄、犬種「パグ」に数字「4」を付した主図柄の順つまり昇順であり、この後再び犬種「ボストン・テリア」に数字「1」を付した主図柄に戻る。この結果、一巡する間に犬種「パグ」に数字「4」を付した主図柄だけが2度表れる。一方、上段Uにおいては、同様の一連の図柄が表示されるが、表示順序は昇順ではなく降順である。そして、上段U、下段L、中段Mの順に変動表示を停止させ、縦左列L1、縦中央列L2、縦右列L3、斜め右上列L4、斜め左上列L5のいずれかのラインで主図柄が揃ったときに大当たりとして特別遊技動画を表示させる。 【0036】遊技盤1には、普通図柄表示装置32と特別図柄表示装置40との間に4個の特別図柄変動保留ランプ41a〜41dが設けられている。この特別図柄変動保留ランプ41a〜41dは、特別図柄表示装置40による上段U、中段M、下段Lの変動表示の最中や特別遊技動画を表示している最中に球が始動口42に入賞するごとに左側から順に一つずつ点灯され、特別図柄表示装置40による上段U、中段M、下段Lの変動表示が開始されるごとに点灯とは逆の順に消灯されることにより、変動表示の最中や特別遊技動画を表示している最中に始動口42に入賞した球数を最大4個まで保留球数として示す。 【0037】大入賞口50は、通常は球を受け入れない閉状態とされており、大当りのときに、図3に示す大入賞口駆動装置52によって球を受け入れやすい開状態と通常の閉状態とが所定の条件に基づいて繰り返されるように駆動される。大入賞口50には、球の入賞をカウントする10カウントスイッチ54(図3参照)や、大入賞口50の右部に設けられたVゾーン56に球が入賞したのを検出するVカウントスイッチ58(図3参照)が取り付けられている。 【0038】遊技盤1には、この他、発射された球を円弧上に導くレール62と、遊技盤1の中央部に導く左右の肩部に配置されたランプ風車64a,64bと、普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bの近傍に配置された風車66a,66bと、特別図柄表示装置40の両横等に取り付けられた複数個のインジケータ68a,68bなども取り付けられている。なお、図1,図2では、球をガイドしたり弾いたりしてその遊技性を高める複数個の釘についての図示を省略している。 【0039】図3に示すように、メイン制御装置70は、ワンチップマイコン71と、このワンチップマイコン71に電源供給する電源回路73とを備えている。このワンチップマイコン71は、演算処理を行うCPU72と、各種の処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、所定周波数の矩形波を出力するクロック回路78とが、1チップ内に収められたものである。CPU72とROM74とRAM76とクロック回路78とは、バス82によって入出力処理回路80と接続されている。メイン制御装置70には、普通図柄始動口スイッチ36a,36bからの通過信号と、特別図柄始動口スイッチ44からの始動信号と、10カウントスイッチ54からのカウント信号と、Vカウントスイッチ58からのV信号と、普通入賞スイッチや賞球カウントスイッチなどの他の入力装置88からの入力信号となどが入出力処理回路80を介して入力されている。また、メイン制御装置70からは、普通図柄表示装置32への駆動信号と、大入賞口駆動装置52への駆動信号と、普通図柄変動保留ランプ33a〜33dや特別図柄変動保留ランプ41a〜41dへの点灯信号と、普通電動役物46への駆動信号と、スピーカ86が接続された音声用制御装置84への制御信号と、特別図柄表示装置40の表示制御を司る表示用制御装置90への制御信号などが入出力処理回路80を介して出力されている。 【0040】ここで、本実施例の特徴部分の1つである構成について、以下に説明する。図3に示すように、本実施例のパチンコ機Pは、特別遊技状態への移行前の所定期間(以下、適宜に「遊技者挑戦期間」と呼ぶ。)における遊技者による遊技内容に基づいて、特別遊技状態における大入賞口50の作動状態(この実施例では作動回数)を決定する作動状態決定部10を備えている。特別遊技状態とは、前述したラインL1〜L5(図4参照)のいずれかで主図柄が揃ったときに、作動状態決定部10による決定に基づく回数だけ、大入賞口50を開放させるというパチンコ機Pの状態のことである。 【0041】この作動状態決定部10は、特別遊技状態付与決定を検出するための付与検出部12と、球が入賞可能で大入賞口50の作動回数を決定するための大入賞口動作決定用電動役物14と、付与検出部12で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間(遊技者挑戦期間)内に大入賞口動作決定用電動役物14に入賞した球数に基づいて大入賞口50の作動回数を決定する判定部16とを備えている。 【0042】付与検出部12は、特別遊技状態付与決定を検出する、つまり、ラインL1〜L5のいずれかで主図柄が揃ったことで特別遊技状態が付与されることを検出するものである。具体的には、後述する図15の表示コマンド決定処理のS300でメイン制御装置70のCPU72が大当りと判定すると、パチンコPが大当り状態(特別遊技状態)となることから、このS300での大当り判定が、特別遊技状態が付与されることを検出することに相当する。したがって、メイン制御装置70のCPU72による図15の大当り判定(S300)機能が付与検出部12に相当する。 【0043】次に、大入賞口動作決定用電動役物14について説明する。図2に示すように、遊技盤1には、開閉可能なチューリップ部18を備えた大入賞口動作決定用電動役物14が配設されている。大入賞口動作決定用電動役物14のチューリップ部18が開いた状態では、球が大入賞口動作決定用電動役物14に入賞できる。それとは逆に、大入賞口動作決定用電動役物14のチューリップ部18が閉じた状態では、球が大入賞口動作決定用電動役物14に入賞できない。さらに、この大入賞口動作決定用電動役物14には、大入賞口動作決定用電動役物14に入賞した球の通過を検知する検知スイッチ20が備えられている。図3に示すメイン制御装置70は、大入賞口動作決定用電動役物14のチューリップ部18を、特別遊技状態への移行前の所定期間(遊技者挑戦期間)において開き、その期間以外の期間では閉じるというように開閉制御する。具体的には、パチンコ機Pの通常状態では、大入賞口動作決定用電動役物14のチューリップ部18は閉じた状態にあり、大入賞口動作決定用電動役物14に球が入賞できない状態となっている。それとは逆に、パチンコ機Pの特別遊技状態への移行前の所定期間(遊技者挑戦期間)では、大入賞口動作決定用電動役物14のチューリップ部18が開いている状態となっていて、大入賞口動作決定用電動役物14に球が入賞できる状態となっている。なお、この実施例のパチンコ機Pでは、遊技者挑戦期間を例えば6秒間としている。 【0044】上述のROM74は、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数ごとに大入賞口50の作動回数を関連付けた参照情報も予め記憶している。この参照情報は、例えば図6に示すようなものである。大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数が0個のとき大入賞口50の作動回数が10回(ラウンド)となり、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数が1個のとき大入賞口50の作動回数が8回(ラウンド)となり、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数が2個のとき大入賞口50の作動回数が6回(ラウンド)となり、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数が3〜4個のとき大入賞口50の作動回数が4回(ラウンド)となり、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数が5個のとき大入賞口50の作動回数が16回(ラウンド)となり、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数が6個以上のとき大入賞口50の作動回数が2回(ラウンド)となる。 【0045】判定部16は、付与検出部12で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間(遊技者挑戦期間)内において大入賞口動作決定用電動役物14に入賞した球数に対応する、ROM74の参照情報(図6参照)に基づいて、大入賞口50の作動回数を決定する。 【0046】上述した特別図柄表示装置40は、前述したラインL1〜L5(図4参照)のいずれかで主図柄が揃った表示、つまり、大当り表示を行った後に、図6に示した参照情報を全て表示するとともに、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数も並列表示する。なお、特別図柄表示装置40に表示する参照情報は、図6のように一覧表示してもよいし、入賞球数毎の開放回数を順番に1つずつ表示させてもよいし、遊技者により参照情報を認識させるような演出表示としてもよい。 【0047】なお、上述した大入賞口50が本発明における可変入賞装置に相当し、上述した作動状態決定部10が本発明における作動状態決定手段に相当し、上述した付与検出部12が本発明における付与検出手段に相当し、上述した大入賞口動作決定用電動役物14が本発明における作動状態決定用入賞手段および電動役物に相当し、上述した判定部16が本発明における判定手段に相当し、上述したROM74が本発明における記憶手段に相当し、上述した特別図柄表示装置40が本発明における球数表示手段および参照情報表示手段に相当する。 【0048】次に、こうして構成されたパチンコ機Pの動作について説明する。図5は、メイン制御装置70により実行されるメインルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、2ms[ミリ秒]毎)に繰り返し実行される。 【0049】メインルーチンが実行されると、メイン制御装置70のCPU72は、図7に例示する始動入賞処理(ステップS100)、図8に例示する変動開始処理(ステップS102)、図9に例示する変動停止処理(ステップS104)、図10に例示するカウンタ更新処理(ステップS106)を実行し、図18に例示する大当り処理(ステップS107)を実行し、その後、図11に例示する外れ図柄カウンタ更新処理(ステップS108)を残余時間中繰り返し実行する。説明の容易のために、まず、カウンタ更新処理と外れ図柄カウンタ更新処理とを説明し、その後その他の各処理について説明する。 【0050】[カウンタ更新処理]カウンタ更新処理では、図10に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、内部乱数カウンタC1、リーチ乱数カウンタC2、大当り図柄カウンタC3、変動パターンカウンタC4の各々のカウンタをインクリメントする処理を実行する(S240)。図12に示すように、内部乱数カウンタC1は、大当りか否かを判定する際に用いられるカウンタであり、本実施例では0〜599までを順に値1ずつインクリメントし、最大値(つまり599)に達した後再び0に戻るループカウンタである。リーチ乱数カウンタC2は、外れ時にリーチ遊技を行うか否かを決定する際に用いられるカウンタであり、本実施例では0〜11までを順に値1ずつインクリメントし、最大値(つまり11)に達した後再び0に戻るループカウンタである。大当り図柄カウンタC3は、大当りのときに特別図柄表示装置40で変動表示している上段U、中断M、下段Lの変動停止時の図柄(大当り図柄)を決定する際に用いられるカウンタであり、本実施例では0〜44までを順に値1ずつインクリメントし、最大値(つまり44)に達した後再び0に戻るループカウンタである。変動パターンカウンタC4は、特別図柄表示装置40の上段U、中断M、下段Lを変動表示させるパターンを決定する際に用いられるカウンタであり、本実施例では0〜99までを順に値1ずつインクリメントし、最大値(つまり99)に達した後再び0に戻るループカウンタである。こうして各カウンタを更新すると、各カウンタをRAM76の所定領域に設定されたカウンタ用バッファを格納して(ステップS242)、カウンタ更新処理を終了する。 【0051】[外れ図柄カウンタ更新処理]外れ図柄カウンタ更新処理では、図11に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、外れ図柄上段カウンタCUをインクリメントする処理を実行する(S250)。外れ図柄上段カウンタCUは、外れのときに特別図柄表示装置40で変動表示している上段U、中断M、下段Lの変動停止時の図柄(外れ図柄)のうち上段Uの左図柄、中図柄、右図柄を決定する際に用いられるカウンタであり、図12に示すように、本実施例では0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメントし、最大値に達した後再び0に戻るループカウンタである。図13(a)は、外れ図柄上段カウンタCUの値と上段Uの左図柄、中図柄、右図柄との対応関係の一例を表すテーブルである。このテーブルから明らかなように、上段Uでは左から右に向かって降順に表れる。 【0052】続いて外れ図柄上段カウンタCUが値0であるかを判定し(S252)、外れ図柄上段カウンタCUが値0であるときには、外れ図柄下段カウンタCLをインクリメントする(S254)。外れ図柄下段カウンタCLは、外れのときに特別図柄表示装置40で変動表示している上段U、中断M、下段Lの変動停止時の図柄(外れ図柄)のうち下段Lの左図柄、中図柄、右図柄を決定する際に用いられるカウンタであり、図12に示すように、本実施例では外れ図柄上段カウンタCUと同様に0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメントし、最大値に達した後再び0に戻るループカウンタである。図13(b)は、外れ図柄下段カウンタCLの値と下段Lの左図柄、中図柄、右図柄との対応関係の一例を表すテーブルである。このテーブルから明らかなように、下段Lでは左から右に向かって昇順に表れる。 【0053】続いて外れ図柄下段カウンタCLが値0であるかを判定し(S256)、外れ図柄下段カウンタCLが値0であるときには、外れ図柄中段カウンタCMをインクリメントする(S258)。ここで、外れ図柄中段カウンタCMは、外れのときに特別図柄表示装置40で変動表示している上段U、中断M、下段Lの変動停止時の図柄(外れ図柄)のうち中段Mの左図柄、中図柄、右図柄を決定する際に用いられるカウンタであり、図12に示すように、本実施例では外れ図柄上段カウンタCUや外れ図柄下段カウンタCLと同様に0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメントし、最大値に達した後再び0に戻るループカウンタである。図13(c)は、外れ図柄中段カウンタCMの値と中断Mの左図柄、中図柄、右図柄との対応関係の一例を表すテーブルである。このテーブルから明らかなように、中断Mでは下段Lと同様、左から右に向かって昇順に表れる。 【0054】外れ図柄各段カウンタCU,CL,CMをすべてインクリメントするか、S252で外れ図柄上段カウンタCUが値0でないと判定されたときか、S256で外れ図柄下段カウンタCLが値0でないと判定されたときは、図4に示した縦左列L1、縦中央列L2、縦右列L3、斜め右上列L4、斜め左上列L5のいずれかのラインで上段Uと下段Lの主図柄が揃っているか否かを判定する(S260)。前記いずれかのラインで上段Uと下段Lの主図柄が揃っていないときには、各外れ図柄カウンタCU,CL,CMの値をRAM76の所定領域に設定された外れ図柄バッファに格納して(S262)、本ルーチンを終了する。一方、前記いずれかのラインで上段Uと下段Lの主図柄が揃ったときには、それと同じラインで中段Mの主図柄も揃っているか否かを判定する(S264)。ここで中段Mの主図柄が揃っていないときには、いわゆる外れリーチ図柄になるため、各外れ図柄カウンタCU,CL,CMの値をRAM76の所定領域に設定された外れリーチ図柄バッファに格納して(S266)、本ルーチンを終了する。一方、中段Mの主図柄も揃っているときには、外れ図柄ではないから各外れ図柄カウンタCU,CL,CMの値を外れ図柄バッファや外れリーチ図柄バッファへ格納することなく本ルーチンを終了する。 【0055】この外れ図柄カウンタ更新処理は、図5に例示したメインルーチンのフローチャートから解るように、所定時間経過毎にメインルーチンが実行されるまでの空き時間に繰り返し行われる。したがって、内部乱数カウンタC1やリーチ乱数カウンタC2などの他のカウンタはメインルーチンが実行される毎にカウントアップするのに対して、外れ図柄上段カウンタCUはメインルーチンが実行される毎に加えて空き時間に繰り返し実行される毎にカウントアップする。 【0056】[始動入賞処理]始動入賞処理では、図7に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、球が始動口42に入賞したか否かを判定する(S200)。この判定は、特別図柄始動口スイッチ44がオンされたか否かによって行うことができる。球が始動口42に入賞したと判定されると、保留球数Nが4未満であるか否かを調べる(S202)。前述したように、本実施例では保留上限値が4個だからである。 【0057】保留球数Nが4未満のときには、保留球数Nを値1だけインクリメントし(S204)、特別図柄変動保留ランプ41a〜41dを左から順に1つ点灯し(S206)、図10のカウンタ更新処理のS242や図11の外れ図柄カウンタ更新処理のS262でRAM76のカウンタ用バッファに格納された内部乱数カウンタ値、リーチ乱数カウンタ値、大当り図柄カウンタ値、外れ図柄カウンタ集合値(外れ図柄バッファに一時記憶されている各外れ図柄カウンタCU,CM,CLの値の集合)を、同じくRAM76の所定領域に設定された保留球格納エリアの空き記憶エリアのうち最初のエリアに格納する(S208)。保留球格納エリアの構造の一例を図14に示す。図示するように、保留球格納エリアは1つの実行エリアと4つの保留エリア(保留第1〜第4エリア)とから構成され、各エリアは内部乱数カウンタ値、リーチ乱数カウンタ値、大当り図柄カウンタ値、外れ図柄カウンタ集合値を格納可能である。 【0058】各カウンタ値の保留球格納エリアへの格納処理を終了した後や、S200で球は始動口42に入賞していないと判定されたときや、あるいはS202で保留球数Nが4未満と判定されなかったときには、保留球数Nが値0より大きいか否かを判定すると共に(S210)、特別図柄表示装置40で左,中,右の図柄L,M,Rを変動表示中であるか否か、あるいは大当り中であるか否かを判定する(S212)。保留球数Nが値0でなく、特別図柄表示装置40が変動表示中でもなく、大当り中でもないときには、変動許可フラグF1(初期設定時はゼロ)に1をセットして(S214)、本ルーチンを終了し、保留球数Nが値0であったり、特別図柄表示装置40が変動表示中であったり、大当り中であるときには、変動許可フラグF1に1をセットせずに本ルーチンを終了する。 【0059】[変動開始処理]変動開始処理では、図8に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、変動許可フラグF1が値1であるか否かを判定する処理を実行する(S220)。変動許可フラグF1が値1でないときには、保留球数Nが値0であるか、特別図柄表示装置40によって上,中,下の図柄U,M,Lが変動表示中であるか、大当り中であるかのいずれかの場合であると判断して、本ルーチンを終了する。 【0060】変動許可フラグF1が値1のときには、特別図柄変動保留ランプ41a〜41dを右側から順に1つ消灯すると共に(S222)、保留球数Nを値1だけディクリメントし(S224)、保留球格納エリアに格納されたデータをシフトする処理を行う(S226)。このデータシフト処理は、図14に例示する保留第1〜第4エリアに格納されているデータを実行エリア側にワンブロックシフトさせる処理である。即ち、保留第1エリアのデータを実行エリアに、保留第2エリアのデータを保留第1エリアに、保留第3エリアのデータを保留第2エリアに、保留第4エリアのデータを保留第3エリアに移動させる処理である。 【0061】次に表示コマンドを決定する処理を行う(S227)。表示コマンドは、特別図柄表示装置40の上段U、中段M、下段Lの図柄を水平方向に変動表示させた後に変動表示停止時の図柄を設定する停止図柄コマンドと、特別図柄表示装置40による上段U、中段M、下段Lの図柄の変動パターンを設定する変動パターンコマンドとから構成されている。そして、S227で決定した表示コマンドを入出力処理回路80を介して表示用制御装置90に送信し(S228)、変動許可フラグF1に値0をセットして(S229)、本ルーチンを終了する。表示コマンドを受信した表示用制御装置90は、表示コマンドのうちの変動パターンコマンドに従って特別図柄表示装置40の上段U、中段M、下段Lの図柄を変動表示させると共に後述する確定コマンドを受信したときに停止図柄コマンドに従って特別図柄表示装置40の上段U、中段M、下段Lの図柄の変動表示を停止させる。なお、S227の表示コマンド決定処理は、図15に例示するフローチャートを用いて行われる。 【0062】[表示コマンド決定処理]表示コマンド決定処理では、図15に示すようにメイン制御装置70のCPU72は、まず、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている内部乱数カウンタC1の値が大当りか否かを内部乱数カウンタ値とモードとの関係に基づいて判定する(S300)。具体的には、内部乱数カウンタ値は0〜599のいずれかの数値であり、このうち7と307が通常時当り値、60で割ったときの余りが7となる数(7,67,127,…)が高確率時当り値と決められている。このため、大当り判定は、通常時には内部乱数カウンタ値が7か307のいずれかであるか否かを判定することにより行われ、高確率時には内部乱数カウンタ値が7,67,127,…のいずれかであるか否かを判定することにより行われる。なお、高確率時とは、予め定められた確率変動図柄によって大当りになると付加価値としてその後の大当り確率がアップした状態(確変という)の時をいい、通常時とは、そのような確変状態でない時をいう。 【0063】さて、大当りと判定されると、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている大当り図柄カウンタC3の値に対応する図柄を図示しないテーブル(大当り図柄カウンタ値と図柄との対応関係を表すテーブル)に基づいて求め、その図柄を停止図柄コマンドに設定する(S310)。具体的には、大当り図柄カウンタ値は0〜44のいずれかの数値であり、大当り図柄は5つのラインL1〜L5のいずれかで9つの主図柄のいずれかが揃うことから45通りあり、各カウンタ値には45通りの大当り図柄のいずれかがそれぞれ対応している。このため、停止図柄コマンドには45通りの大当り図柄のいずれかが設定される。なお、これらの大当り図柄のうち予め定められた特定図柄で揃った場合には以後確変状態に移行するが、非特定図柄で揃った場合には確変状態に移行しない。次いで図16に例示する大当り時変動パターンコマンド決定処理を行って変動パターンコマンドに設定し(S312)、本ルーチンを終了する。大当り時変動パターンコマンド決定処理では、RAM76のカウンタ用バッファに格納されている変動パターンカウンタC4の値を調べ(S340)、変動パターンカウンタC4が10未満のときにはパターンBを変動パターンコマンドに設定し(S342)、変動パターンカウンタC4が10以上50未満のときにはパターンCを変動パターンコマンドに設定し(S344)、変動パターンカウンタC4が50以上95未満のときにはパターンDを変動パターンコマンドに設定し(S346)、変動パターンカウンタC4が95以上のときにはパターンEを変動パターンコマンドに設定する(S348)。各変動パターンについては後述する。 【0064】一方、S300で大当りではないと判定されると、保留球格納エリアの実行エリアに格納されているリーチ乱数カウンタC2の値がリーチありか否かを判定する(S302)。本実施例では、リーチ乱数カウンタC2は0〜11のいずれかであり、リーチありの値は7に設定されている。したがって、リーチありの確率は1/12である。リーチありと判定されると、RAM76の外れリーチ図柄バッファに格納されている外れ図柄上段カウンタCU,外れ図柄中段カウンタCM,外れ図柄下段カウンタCLの各値を停止図柄コマンドに設定し(S320)、次いで図17に例示する外れリーチ時変動パターンコマンド決定処理を行って変動パターンコマンドを設定し(S322)、本ルーチンを終了する。外れリーチ時変動パターンコマンド決定処理では、RAM76のカウンタ用バッファに格納されている変動パターンカウンタC4の値を調べ(S350)、変動パターンカウンタC4が50未満のときにはパターンBを変動パターンコマンドに設定し(S352)、変動パターンカウンタC4が50以上85未満のときにはパターンCを変動パターンコマンドに設定し(S354)、変動パターンカウンタC4が85以上95未満のときにはパターンDを変動パターンコマンドに設定し(S356)、変動パターンカウンタC4が95以上のときにはパターンFを変動パターンコマンドに設定する(S358)。 【0065】なお、S302でリーチなしと判定されると、実行エリアに格納されている外れ図柄カウンタ集合値を停止図柄コマンドに設定し(S330)、パターンAを変動パターンコマンドに設定して(S332)、本ルーチンを終了する。 【0066】本実施例では各変動パターンは次のように設定されている。「パターンA」は、外れ図柄を表示するパターンであり、特別図柄表示装置40による上段U、中段M、下段Lの図柄の変動表示を開始した後、7秒後に上段Uの図柄変動を停止し、8秒後に下段Lの図柄変動を停止し(ラインL1〜L5(図4参照)のいずれにおいても上段Uと下段Lの主図柄が揃っていない)、9秒後に中段Mの図柄変動を停止するパターンとして設定されている。「パターンB」は、いわゆるノーマルリーチのパターンであり、特別図柄表示装置40による上段U、中段M、下段Lの図柄の変動表示を開始した後、7秒後に上段Uの図柄変動を停止し、8秒後に下段Lの図柄変動を停止し(ラインL1〜L5のいずれかにおいて上段Uと下段Lの主図柄が揃っている)、その後中段Mの図柄を特別な変化を加えることなく低速度で7秒間変動表示させて停止するパターンとして設定されている。「パターンC」は、いわゆるスーパーリーチのパターンであり、パターンBの中段Mの図柄の停止タイミングでこの中段Mの図柄の変動表示を停止することなく高速度で更に5秒間変動表示した後に停止するパターンとして設定されている。「パターンD」は、いわゆるスペシャルリーチのパターンであり、パターンCの中段Mの図柄の停止タイミングでこの中段Mの図柄の変動表示を停止することなく低速度で更に10秒間変動表示した後に当り図柄または当り図柄の前後の図柄で停止するパターンとして設定されている。なお、スーパーリーチやスペシャルリーチでは、単に上段U、中段M、下段Lの各図柄を変動表示するだけでなく、所定のリーチ遊技やリーチ用アニメの表示などが行われる。本実施例では、図16および図17を用いて説明したように大当り時変動パターンコマンド決定処理では外れリーチ時変動パターンコマンド決定処理に比してパターンDが設定されやすくなっており、逆に外れリーチ時変動パターンコマンド決定処理では大当り時変動パターンコマンド決定処理に比してパターンBが設定されやすくなっている。即ち、スペシャルリーチになった場合には大当りになることが多く、ノーマルリーチになった場合には外れリーチになることが多い。 【0067】「パターンE」は、通常,外れリーチ時変動パターンとしては採用されず大当り時変動パターンとしてのみ採用されていることから100%大当りになるいわゆるプレミアムリーチのパターンであり、図19はこのパターンの一例を示す説明図である。このパターンでは、まず特別図柄表示装置40による上段U、中段M、下段Lの図柄の変動表示を開始した後、7秒後に上段Uの図柄変動を停止し、8秒後に下段Lの図柄変動を停止する(ラインL1〜L5のいずれかにおいて上段Uと下段Lの主図柄が揃っている)。図19(a)はこのときの一例であり、ラインL4とラインL5において上段Uと下段Lの主図柄が揃っているいわゆるダブルリーチの状態である。その後8秒かけて図19(b)のように中段Mの図柄の大きさを通常サイズから中間サイズに大きくし、その後2秒間中段Mの図柄変動を高速で行った後巨大サイズに大きくし、図19(c)のようにその巨大サイズで10秒間コマ送りし、その後図19(d)のように上段Uと下段Lの主図柄が揃っているラインにおける中段Mの図柄をこれらと同じ主図柄となるように変動を停止し、最後に図20のように通常サイズに戻すパターンとして設定されている。 【0068】「パターンF」は、外れリーチの一パターンであり、図21はこのパターンの一例を示す説明図である。このパターンでは、まず特別図柄表示装置40による上段U、中段M、下段Lの図柄の変動表示を開始した後、7秒後に上段Uの図柄変動を停止し、8秒後に下段Lの図柄変動を停止する(ラインL1〜L5のいずれかにおいて上段Uと下段Lの主図柄が揃っている)。図21(a)はこのときの一例であるが、図19(a)と同じのためその説明は省略する。その後6秒かけて図21(b)のように中段Mの図柄の大きさを通常サイズから中間サイズに大きくし、その1秒後に再び通常サイズに戻して変動を終了して、図21(c)のように上段Uと下段Lの主図柄が揃っているラインにおける中段Mの図柄がこれらと異なる主図柄で停止するパターンとして設定されている。 【0069】[変動停止処理]変動停止処理では、図9に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、大当り中であるか否かを判定する(S230)。ここで、大当り中には、大当りの際に特別図柄表示装置40で表示される特別遊技の最中と特別遊技終了後の所定時間の最中とが含まれる。特別遊技終了後の所定時間は、例えばパチンコ機Pの各状態を整えるのに要する時間などとして設定される。大当り中ではないと判定されると、変動パターンにおける変動時間が終了しているか否かを判定する(S232)。この処理は、変動開始処理で説明したように各変動パターンはパターン毎に変動時間が設定されているから、その時間を経過したかを判定することにより行われる。変動時間が終了であるときには、変動の停止と確認のために設定されている停止図柄を確定コマンドとして表示用制御装置90に送信し(S234)、本ルーチンを終了する。確定コマンドを受信した表示用制御装置90は、特別図柄表示装置40に停止図柄表示させる。 【0070】[大当り処理]大当り処理では、図18に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、大当りか否かを判定して(S400)、大当りである場合には本発明の特徴部分の1つである大入賞口開放回数決定処理(S402)を行い、大当りでない場合には本ルーチンを終了する。ここで、大入賞口開放回数決定処理について図22を用いて説明する。 【0071】[大入賞口開放回数決定処理]大入賞口開放回数決定処理では、図22に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、まず、図6に示した参照情報を表示用制御装置90に送信する(S450)。表示用制御装置90は特別図柄表示装置40に参照情報を表示させる。次に、メイン制御装置70のCPU72は、大入賞口動作決定用電動役物14に入賞した球のカウント値である入賞球数カウンタCAを「0」にする(S452)。そして、メイン制御装置70のCPU72は、大入賞口動作決定用電動役物14のチューリップ部18を開いて、遊技者挑戦期間を開始する(S454)。メイン制御装置70のCPU72は、大入賞口動作決定用電動役物14に球が入賞したかどうかを判断する(S456)。大入賞口動作決定用電動役物14に球が入賞していなければ球の入賞を検知するようS456に戻り、大入賞口動作決定用電動役物14に球が入賞すれば、入賞球数カウンタCAの値に「1」を加算し(S458)、「1」を加算した現在の入賞球数カウンタCAの値についての表示コマンドを表示用制御装置90に送信する(S460)。表示用制御装置90は、大入賞口動作決定用電動役物14への現在の入賞球数カウンタCAの値、つまり現在の入賞球数を特別図柄表示装置40にリアルタイム表示させる。 【0072】そして、メイン制御装置70のCPU72は、大入賞口動作決定用電動役物14の閉鎖時期か否か、つまり遊技者挑戦期間(6秒間)が経過したか否かを判定し(S462)、遊技者挑戦期間が終了でない(6秒経過していない)場合にはS456に戻り、遊技者挑戦期間が終了である(6秒経過した)場合にはS464に進む。メイン制御装置70のCPU72は、大入賞口動作決定用電動役物14のチューリップ部18を閉じる(S464)。そして、メイン制御装置70のCPU72は、遊技者挑戦期間(6秒間)内に大入賞口動作決定用電動役物14に入賞した入賞球数に対応する、ROM74に記憶された参照情報(図6参照)に基づいて、大入賞口50の作動回数(開放回数)を決定し(S466)、本ルーチンを終了する。 【0073】図6に示すように、例えば、遊技者挑戦期間(6秒間)内における大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数が5個であれば、この遊技者挑戦期間後に移行される特別遊技状態において大入賞口50が最も多い回数(16回)開放することとなり、遊技者は最高の特別遊技状態を獲得できたことになる。このように、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数が5個であることが遊技者にとって最も好ましいが、その個数よりも1個少ないあるいは1個以上多い場合には、大入賞口50の開放回数が大幅に減っている(例えば4回,2回)ので、大入賞口50の開放回数増大を狙う場合には遊技者は大入賞口動作決定用電動役物14に5個だけ入賞させようとすることから、この遊技者挑戦期間における大入賞口動作決定用電動役物14への球の入賞について興奮し興趣性に富む。なお、大入賞口50の開放回数増大を狙わずに、手堅く大入賞口50を10回(ラウンド)を獲得する場合(図6参照)には、遊技者挑戦期間(6秒間)内における大入賞口動作決定用電動役物14に球を入賞させないようにして入賞球数を0個とする。 【0074】図18に戻って、上述した大入賞口開放回数決定処理(S402)が終了すると、メイン制御装置70のCPU72は、大入賞口開放回数CRの値を上述のS466で決定された開放回数に設定し(S404)、大入賞口50が1回分開放している状態における球の入賞個数を示す大入賞口入賞個数CEと、大入賞口50が1回分開放している状態におけるVゾーン56への球の入賞個数を示すV入賞個数FEとをそれぞれ「0」にする(S406)。そして、メイン制御装置70のCPU72は、大入賞口開放回数CRの値から「1」を減算し(S408)、大入賞口50を開放し(S410)、大入賞口50に入賞した球の個数である大入賞口入賞個数CEが最大入賞個数CEmax (例えば10個)より小さいかどうかかを判定し(S412)、CE<CEmax であればS414に進み、CE<CEmax でなければS416に進む。メイン制御装置70のCPU72は、大入賞口50の閉鎖時期か否かを判定し(S414)、大入賞口50の閉鎖時期でなければS412に戻り、大入賞口50の閉鎖時期であればS416に進む。メイン制御装置70のCPU72は、大入賞口50を閉じる(S416)。 【0075】そして、メイン制御装置70のCPU72は、大入賞口開放回数CRの値が「0」であるかどうかを判定し(S418)、大入賞口開放回数CRの値が「0」でなければS420に進み、大入賞口開放回数CRの値が「0」であれば、大入賞口50を前述の大入賞口開放回数決定処理(S402)で決定した回数分開放させたので、本ルーチンを終了する。メイン制御装置70のCPU72は、Vゾーン56への球の入賞個数を示すV入賞個数FEが「1」であるかどうかを判定し(S420)、V入賞個数FEが「1」であればS406に戻り、V入賞個数FEが「1」でなければ、つまりVゾーン56に球が入賞しなかった場合(V入賞個数FEは「0」)やVゾーン56に球が2個以上入賞してしまった場合(V入賞個数FEは「2以上」)には、大入賞口50の開放権利を失うことになり、本ルーチンを終了する。 【0076】なお、図18に示すS406〜S420の実行中、つまり、特別遊技状態の実行中には、表示用制御装置90は、メイン制御装置70のCPU72から送信された大当り実行コマンドに基づいて、特別図柄表示装置40に特別遊技動画を表示させている。ここで、S400の大当りの判定は、変動開始処理におけるS227の表示コマンド決定処理(図15)で行われているからその判定結果を用いるものとしてもよいし、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている内部乱数カウンタC1の値を用いて判定するものとしてもよい。なお、S230で大当り中と判定されたときやS232で変動時間が終了していないと判定されたとき、あるいはS400の大当り判定で大当りでないと判定されたときには、判定後に本ルーチンを終了する。 【0077】上述したように本実施例のパチンコ機Pによれば、作動状態決定部10は、特別遊技状態への移行前の遊技者挑戦期間における遊技者の遊技内容に基づいて、特別遊技状態における大入賞口50の作動回数(開放回数)を決定する、つまり、遊技者挑戦期間における遊技者の遊技内容の如何によって、特別遊技状態における大入賞口50の作動回数(開放回数)が決定されるので、遊技者は、遊技意欲がかきたてられ、より有利な特別遊技状態の獲得を目指して、特別遊技状態への移行前の遊技者挑戦期間における遊技に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加でき、遊技意欲をかきたてることができるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。 【0078】また、作動状態決定部10は、特別遊技状態付与決定を検出するための付与検出部12と、球が入賞可能で大入賞口50の作動回数を決定するための大入賞口動作決定用電動役物14と、付与検出部12で特別遊技状態付与決定が検出された時点から所定期間内に大入賞口動作決定用電動役物14に入賞した球数に基づいて大入賞口50の作動回数を決定する判定部16とを備えているので、特別遊技状態への移行前の所定期間(遊技者挑戦期間)における遊技者の遊技内容を検出する構成を簡易な構成で実現でき、遊技者は、遊技意欲がかきたてられ、より有利な特別遊技状態の獲得を目指して、特別遊技状態への移行前の遊技者挑戦期間における遊技(大入賞口動作決定用電動役物14に球を入賞させる等の行為)に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。また、大入賞口動作決定用電動役物14が球の入賞可能状態にあるときに、この大入賞口動作決定用電動役物14に球を入賞させなければならないことから、興趣性を高めることができる。 【0079】また、判定部16は、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数ごとに大入賞口50の作動回数を関連付けた参照情報を予め記憶するROM74を備え、遊技者挑戦期間内において大入賞口動作決定用電動役物14に入賞した球数に対応する、ROM74の参照情報に基づいて、大入賞口50の作動状態を決定するので、遊技者挑戦期間における大入賞口動作決定用電動役物14に入賞した球数に応じて大入賞口50の作動回数を決定する構成を簡易な構成で実現できる。 【0080】また、特別図柄表示装置40は、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数を表示するので、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数を遊技者に知らすことができ、目的とする入賞球数に達しているか否か、つまり、有利な特別遊技状態にあるか否かが容易に把握でき、興趣性を高めることができる。 【0081】また、特別図柄表示装置40は、参照情報を表示するので、遊技者は、大入賞口50の作動回数が最多となる情報を得ることができ、より有利な特別遊技状態の獲得を目指して、特別遊技状態への移行前の所定期間における遊技(作動状態決定用入賞手段に球を入賞させる等の行為)に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加できるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。 【0082】本発明は、上記実施例に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。 【0083】(1)上述した実施例では、図2に示すように、大入賞口動作決定用電動役物14を、遊技盤1の向かって右側でやや上側に配設しているが、この配設位置に限定されるものではなく、大入賞口動作決定用電動役物14を遊技盤1の任意の位置に配設してもよい。 【0084】(2)上述した実施例では、参照情報と、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数とを特別図柄表示装置40に並列表示させているが、この特別図柄表示装置40以外の表示装置をパチンコ機Pに設け、その表示装置に、参照情報と、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数とを並列表示させるようにしてもよいし、表示装置を個別に設け、一方の表示装置に参照情報を、他方の表示装置に大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数を表示させるようにしてもよい。例えば、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数を表示させるものとしては、7セグメントLEDなどからなる表示装置が挙げられる。参照情報を表示させるものとしては、液晶ディスプレイ等が挙げられる。 【0085】(3)上述した実施例では、図6に示す参照情報全てを特別図柄表示装置40に表示させているが、図6に示す参照情報のうちで大入賞口50の作動回数が最多となる情報を少なくとも特別図柄表示装置40やその他の表示装置等に表示させるようにしてもよい。 【0086】(4)上述した実施例では、図3に示すROM74に図6に示す参照情報を固定値として記憶させているが、図23に示すように、参照情報の内容を変更する変更部22と、この変更部22で変更された参照情報を記憶手段としてのRAM76に記憶させるようにしてもよい。この変更部22は、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数と大入賞口50の開放回数との関係を変更するものである。例えば、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数毎(例えば、1、2、…、6個程度まで)に、回数決定用乱数カウンタで得られた値を関連付けることで、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数と大入賞口50の開放回数との新たな関係を生成できることから、このような回数決定用乱数カウンタを採用することでも変更部22を実現できる。なお、上述した変更部22が本発明における変更手段に相当する。 【0087】こうすることで、変更部22は、参照情報の内容を変更し、RAM76は、変更部22で変更された参照情報を記憶し、特別図柄表示装置40あるいは前述の変形例(2),(3)で説明した表示装置は、RAM76に記憶された変更後の参照情報を表示するので、参照情報の内容は固定値ではなく適宜に変更されることになり、遊技者は、変更された参照情報に順応するように、より有利な特別遊技状態の獲得を目指して、特別遊技状態への移行前の所定期間(遊技者挑戦期間)における遊技(大入賞口動作決定用電動役物14に球を入賞させる等の行為)に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣をさらに向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加できるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。また、上述の変更後の参照情報のうちで大入賞口50の作動回数(開放回数)が最高となる情報を少なくとも表示するようにしてもよい。 【0088】(5)上述した実施例では、特別遊技状態への移行前の遊技者挑戦期間における大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数に基づいて、特別遊技状態における大入賞口50の作動回数(開放回数)を決定しているが、特別遊技状態における大入賞口50の開放回数ではなく、大入賞口50の作動時間(開放時間)を決定するようにしてもよい。例えば、大当り状態(特別遊技状態)で1回限り大入賞口50を所定時間開放するようなパチンコ機において、その開放時間を、遊技者挑戦期間における大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数に基づいて決定する場合にも適用可能である。また、大当り状態(特別遊技状態)で大入賞口50を所定複数回数開放するようなパチンコ機において、その各回の開放時間を、遊技者挑戦期間における大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数に基づいて決定する場合にも適用可能である。 【0089】(6)上述した実施例では、特別遊技状態への移行前の遊技者挑戦期間における大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数に基づいて、特別遊技状態における大入賞口50の作動回数(開放回数)を決定しているが、特別遊技状態における大入賞口50の開放回数ではなく、図24に示すように、大入賞口50Aの入賞開口面積KS(例えば、図24にて破線で囲まれた面積KS1〜KS3)を決定するようにしてもよい。図24に示すように、遊技盤1の所定位置に配設された大入賞口50Aは、複数個に分割された扉部51を備えており、各扉部51はそれぞれ個々に独立して開閉自在となっている。例えば、通常のパチンコ機の大入賞口50は、一枚ものの扉部のみを備えていて、通常状態ではその単一の扉部を閉じていて、大当り状態(特別遊技状態)になるとその単一の扉部を開くものであり、その開いた状態における入賞開口面積KSは一定であるのが普通である。ここで言う大入賞口50Aは、図24(a)〜(c)に示すように、遊技者挑戦期間における大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数に基づいて、その入賞開口面積KSが変化するようになっている。つまり、遊技者挑戦期間における大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数が、遊技者にとって最も有利なものである場合には、図24(a)に示すように、大入賞口50Aの入賞開口面積KSが最大、つまり面積KS1となっており、それ以外では、図24(b),(c)に示すように、大入賞口動作決定用電動役物14への入賞球数に応じて予め定められた面積KS2,KS3となっていて、図24(a)に示す面積KS1の場合と比べて小さくなっている。上述の面積KS1〜KS3は、KS1>KS2>KS3の関係となっている。なお、大入賞口50Aの入賞開口面積KSを決定する一例について、図24を用いて説明したが、シャッター機構で大入賞口50の入賞開口面積を変化させたりする等、大入賞口50の入賞開口面積を変化させる構成は上述のものに限定されるものではない。 【0090】(7)上述した実施例では、付与検出手段として、ラインL1〜L5のいずれかで主図柄が揃ったことで特別遊技状態が付与されることを検出する付与検出部12を採用しているが、遊技盤1の所定位置に配置された、釘の配置やその他の手段によって球が入り難くなっている入賞口等を、付与検出手段として採用してもよい。 【0091】(8)上述した実施例では、作動状態決定用入賞手段として、大入賞口動作決定用電動役物14いわゆる電動チューリップを採用しているが、大入賞口50のように開閉するタイプの電動役物など、各種のタイプの電動役物を採用してもよい。 【0092】(9)本発明を上記実施例とは異なるタイプのパチンコ機等に実施してもよい。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される。)として実施してもよい。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞されることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施してもよい。さらに、パチンコ機以外にも、アレンジボール型パチンコ、雀球、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機等の各種遊技機として実施するようにしてもよい。 【0093】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、作動状態決定手段は、特別遊技状態への移行前の遊技者による遊技内容に基づいて、特別遊技状態における可変入賞装置の作動状態を決定する、つまり、特別遊技状態への移行前の遊技者による遊技内容の如何によって、特別遊技状態における可変入賞装置の作動状態が決定されるので、遊技者は、遊技意欲がかきたてられ、より有利な特別遊技状態の獲得を目指して、特別遊技状態への移行前における遊技に積極的に挑戦することができ、遊技の興趣を飛躍的に向上させることができる。その結果、遊技者が遊技に積極的に参加でき、遊技意欲をかきたてることができるという興趣性にすぐれた遊技機を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000144522 【氏名又は名称】株式会社三洋物産 【住所又は居所】愛知県名古屋市千種区今池3丁目9番21号
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| 【出願日】 |
平成14年4月17日(2002.4.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093056 【弁理士】 【氏名又は名称】杉谷 勉
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| 【公開番号】 |
特開2003−305266(P2003−305266A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月28日(2003.10.28) |
| 【出願番号】 |
特願2002−114467(P2002−114467) |
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