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【発明の名称】 遊技場管理装置
【発明者】 【氏名】武本 孝俊
【住所又は居所】東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式会社エース電研内

【氏名】鶴見 正行
【住所又は居所】東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式会社エース電研内

【氏名】石井 健二
【住所又は居所】東京都荒川区東日暮里2丁目48番6号 株式会社アイテックス内

【要約】 【課題】遊技客の減少化を防止する。

【解決手段】遊技機をその遊技機が属するグループごとにグループ分けし、各グループごとに交換時の景品玉の単価を設定可能にして、その景品玉の単価を設定する際に基準となる割数のデータを、各グループごとに取得できるようにして、全体の遊技客が平均的に景品金額を獲得するようにして、遊技客の減少化を防止することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】遊技場内の遊技機を該遊技機が属するグループに応じてグループ分けし、該各グループごとに交換時の遊技媒体の単価を設定して遊技場を管理するようにした遊技場管理装置であって、前記グループごとに、遊技客が獲得した玉数を売上玉で除した割数を算出する割数算出部を設けたことを特徴とする遊技場管理装置。
【請求項2】前記請求項1記載の遊技場管理装置において、前記複数の遊技機を並設するための天板中の、対応する遊技機で使用される玉箱が置かれる部位に設けられ、対応する遊技機が属するグループの識別子を示す信号を電磁波に乗せて発信する複数の識別子発信装置と、賞として払い出された遊技媒体を収納するための複数の玉箱ごとに設けられ、対応する玉箱が使用された遊技機に対応する識別子発信装置から発信された電磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す識別子を取得して記憶保持する複数の識別子記憶装置と、前記玉箱に収納されている遊技媒体の数量を計数し計数結果を出力する遊技媒体計数機に設けられ、数量を計数すべき遊技媒体を収納している玉箱に設けられている識別子記憶装置から発信された電磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す識別子を取得する識別子受信装置とを備えたことを特徴とする遊技場管理装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシン等の、所定の遊技状態が実現された場合に、所定の数量の遊技媒体を賞として払い出すという動作を行う複数の遊技機を設置した遊技場において、各遊技機から払い出された遊技媒体を、該遊技機が属するグループに応じてグループ分けし、各グループごとに交換時の遊技媒体の単価を設定して遊技場を管理するようにした遊技場管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、遊技場には各種タイプのパチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機が設置されている。遊技場においては、例えば、図10に示すように、複数の遊技機が天板上に並設された遊技機島1が、多数設置されたレイアウトとなっている。さらに、遊技場においては、遊技者が遊技対象とする遊技機に遊技媒体を貸し出すための複数の遊技媒体貸出機2と、遊技者が遊技終了時に所持している遊技媒体の数量を計数するための複数の遊技媒体計数機3とが設置されている。
【0003】各遊技機島1においては、2つの遊技機ごとに、これらの遊技機が背中合わせに設置されるようになっており、2つの遊技機島1において、互いに向い合う複数の遊技機を、同じコースに属する遊技機と呼んでいる。遊技場においては、同タイプの遊技機が同じ遊技機島1に設置されるようになっているか、同タイプの遊技機が同じコースに属する遊技機となっていることが一般的である。
【0004】このような遊技場において、現在主流となるタイプのパチンコ遊技機の遊技では、遊技者は、遊技開始時に、遊技媒体貸出機2に現金またはプリペイドカードを投入することで、遊技媒体のパチンコ玉を、金額に応じた数量だけ借り受ける。なお、借り受け時のパチンコ玉1個の単価は、4円に統一されている。図4に示すように、パチンコ遊技機は、パチンコ玉を移動させるための空間を構成する遊技盤50を有しており、遊技盤50が、鉛直方向に実質的に平行となるように設置されている。なお、図示していないが、ガラス板が、遊技盤50との間に一定間隔を保つようにして、遊技盤50を覆っている。
【0005】また、パチンコ遊技機は、遊技盤50とガラス板とで仕切られる空間内にパチンコ玉を発射するための発射機構(図示しない)を有している。また、パチンコ遊技機には、発射機構の一部を構成し、遊技者がパチンコ玉を打ち出す操作を行うための発射ハンドル60と、パチンコ遊技機に賞として払い出される払出玉を貯溜するための受皿70とが設けられている。
【0006】遊技者は、パチンコ遊技機の受皿70に、遊技媒体貸出機2によって借り受けたパチンコ玉を投入する。そして、発射ハンドル60を所望の角度だけ回転させると、受皿70に貯溜されているパチンコ玉は、該回転角度に応じた強さで1個ずつ発射される。パチンコ遊技機には、遊技盤50を囲むように、発射ハンドル60によって発射されたパチンコ玉を遊技盤50の鉛直方向の上方位置に送り出すガイドレール51が設けられている。
【0007】そこで、発射されガイドレール51によって上方位置に導かれ、遊技盤50の上部に打ち込まれたパチンコ玉(打込玉)は、遊技盤50に沿って、自由落下を始め、この落下途中で、障害釘(以下、単に「釘」と称する。)にぶつかって、進路を不規則に変えていく。遊技盤50には、パチンコ玉がそこに入って遊技盤50の裏面に排出されることが可能な入賞部52,特定入賞部53,変動入賞部54と、これらの入賞部52,特定入賞部53,変動入賞部54のいずれにも入らなかったパチンコ玉が最終的に集まって、遊技盤50の裏面に排出される1個のアウト玉排出部55とが設けられている。アウト玉排出部55から排出されたパチンコ玉は、遊技場側に回収されることとなる。
【0008】なお、変動入賞部54は、蓋を有し、通常時は、蓋が遊技盤50と一体化するように閉鎖された閉鎖状態となっており、特賞状態が発生した場合に、蓋を開放した開放状態に移行することで、パチンコ玉が変動入賞部54に入り易くなり、遊技者に有利な状態に変動する。遊技盤50において、落下途中のパチンコ玉が入賞部52または特定入賞部53に入ると、所定の数量(例えば、7個)のパチンコ玉が受皿70に払い出される。
【0009】また、遊技盤50には、特定入賞部53にパチンコ玉が入った場合に動作を開始し、内部に設けられた制御装置の制御によって、予め用意された複数種類の遊技状態のうちのいずれか1種類の遊技状態を提供するという動作を行う遊技状態提供部56が設けられている。なお、制御装置は、所定の確率で、複数種類の遊技状態のうちの所定の遊技状態が提供されるよう、遊技状態提供部56の動作を制御する。
【0010】変動入賞部54は、遊技状態提供部56が提供した遊技状態が所定の遊技状態である場合に、所定の回数(例えば、16回)だけ、開放状態に移行する。なお、変動入賞部54は、開放状態において、所定の数量(例えば、10個)のパチンコ玉が入るかまたは所定の時間(例えば、30秒)が経過すると、閉鎖状態に移行する。また、変動入賞部54に入ったパチンコ玉の各々について、所定の数量(例えば、15個)のパチンコ玉が受皿70に払い出される。
【0011】パチンコ遊技機から受皿70に払い出されたパチンコ玉を、「払出玉」と称し、玉箱に収納され景品交換される払出玉を「景品玉」と称して、説明する。
【0012】通常、特賞状態になって、変動入賞部54が開放状態に移行した場合にパチンコ遊技機から受皿70に払い出される払出玉の数量は、約2,400個となっており、これらの払出玉は、受皿70に収納しきれないので、遊技者は、受皿70に払い出された払出玉を、遊技場に用意されている玉箱に収納するようになっている。そして、遊技者は、遊技終了時に、手元に残ったパチンコ玉(例えば、玉箱に収納されている景品玉である。)を、その数量に応じて、各種景品に交換することができる。
【0013】詳しくは、遊技者は、景品玉が収納されている玉箱を遊技媒体計数機3の所定の部位に設置すると、遊技媒体計数機3は、該玉箱に収納されている景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシートまたは計数結果を記録したカードを発行する。そこで、遊技者は、遊技媒体計数機3が発行したレシートまたはカードを景品交換カウンターに持参し、計数結果を確認した後、計数結果である景品玉の数量に応じた景品を取得する。
【0014】景品の中には、現金と交換可能な換金物があり、多数の遊技者は、換金物を取得し、遊技場とは別の換金場において、取得した換金物を現金と交換するようになっている。通常、交換時の景品玉1個の単価は、遊技場ごとに異なる金額が設定されているが、遊技場において、この金額は、全ての遊技機に共通したものとなっている。
【0015】一方、従来、パチンコ機の釘調整は、割数、利益率などのデータに基づき、パチンコ玉が通過すべき両方の釘の間の隙間、釘の向きなどを調整している。上記釘調整には、閉店後に当日のデータあるいは一週間分のデータを検討して行なわれる。パチンコ機の機種など、パチンコ機が属するグループごとの割数、利益率などのデータが算出されることはなく、パチンコ機が属するグループごとに釘調整を行なうことはなされていない。また、遊技場においては、遊技客が獲得する玉数に偏りが生じ、例えば、熟練者などの一部の遊技客のみが利益を上げる「一人勝ち」の傾向をなくして、パチンコ機の集客性を良くするように努力している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記データに基づく釘調整では、釘間の隙間や釘の向きなどを調整しても、個々の遊技客が獲得する玉数に変化がなく、全体の遊技客に平均的に景品玉が行き渡らないで、前述したような「一人勝ち」の傾向が依然として続き、一方で、例えば、初心者など経験が少ない者は多くの景品玉を獲得することが困難であり、利益が上がらないので、遊技場から次第に足が遠のくようになり、全体的には遊技客が減少し、遊技場の集客性を高める根本的な対策にはならないという問題点があった。
【0017】そこで、本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、遊技機をその遊技機が属するグループごとにグループ分けし、各グループごとに交換時の遊技媒体の単価を設定可能にして、その遊技媒体の単価を設定する際に基準となる割数のデータを、各グループごとに取得できるようにして、全体の遊技客が平均的に景品金額を獲得するようにして、遊技場の集客性を高め、遊技客の減少化を防止することができる遊技場管理装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明の要旨とするところは、次の各項に記載された事項に存する。
1 遊技場内の遊技機を該遊技機が属するグループに応じてグループ分けし、該各グループごとに交換時の遊技媒体の単価を設定して遊技場を管理するようにした遊技場管理装置であって、前記グループごとに、遊技客が獲得した玉数を売上玉で除した割数を算出する割数算出部(85)を設けたことを特徴とする遊技場管理装置。
【0019】2 前記1記載の遊技場管理装置において、前記複数の遊技機を並設するための天板中の、対応する遊技機で使用される玉箱が置かれる部位に設けられ、対応する遊技機が属するグループの識別子を示す信号を電磁波に乗せて発信する複数の識別子発信装置(10)と、賞として払い出された遊技媒体を収納するための複数の玉箱ごとに設けられ、対応する玉箱が使用された遊技機に対応する識別子発信装置(10)から発信された電磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す識別子を取得して記憶保持する複数の識別子記憶装置(20)と、前記玉箱に収納されている遊技媒体の数量を計数し計数結果を出力する遊技媒体計数機に設けられ、数量を計数すべき遊技媒体を収納している玉箱に設けられている識別子記憶装置(20)から発信された電磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す識別子を取得する識別子受信装置(40)とを備えたことを特徴とする遊技場管理装置。
【0020】次に、前記各項に記載された発明の作用について説明する。1項記載の遊技場管理装置では、遊技場内の遊技機は、その遊技機が属するグループに応じてグループ分けされており、遊技機の各種遊技データは、例えば、ホール端末に入力される。割数算出部(85)は、前記グループごとに、遊技客が獲得した玉数を売上玉で除した割数を算出する。ホール端末は、算出された割数に基づき、各グループごとに交換時の遊技媒体の単価を設定し、遊技場を管理することができる。
【0021】2項記載の遊技場管理装置では、複数の識別子発信装置(10)は、複数の遊技機を並設するための天板中の、対応する遊技機で使用される玉箱が置かれる部位に設けられている。複数の識別子発信装置(10)は、対応する遊技機が属するグループの識別子を示す信号を電磁波に乗せて発信する。複数の識別子記憶装置(20)は、賞として払い出された遊技媒体を収納するための複数の玉箱ごとに設けられている。複数の識別子記憶装置(20)は、対応する玉箱が使用された遊技機に対応する識別子発信装置(10)から発信された電磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す識別子を取得して記憶保持する。
【0022】識別子受信装置(40)は、前記玉箱に収納されている遊技媒体の数量を計数し計数結果を出力する遊技媒体計数機に設けられている。識別子受信装置(40)は、数量を計数すべき遊技媒体を収納している玉箱に設けられている識別子記憶装置(20)から発信された電磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す識別子を取得する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図3〜図9に示すように、遊技場においては遊技機島1が多数設置されている。遊技機島1は、複数のパチンコ機である遊技機が天板上に並設されて成る。さらに、遊技場においては、遊技者が遊技対象とする遊技機にパチンコ玉である遊技媒体を貸し出すための複数の遊技媒体貸出機2と、遊技者が遊技終了時に所持している景品玉である遊技媒体の数量を計数するための複数の遊技媒体計数機3とが設置されている。
【0024】図3に示すように、各遊技機島1においては、2つの遊技機ごとに、これらの遊技機が背中合わせに設置されるようになっており、2つの遊技機島1において、互いに向い合う複数の遊技機を、同じコースに属する遊技機と呼んでいる。
【0025】遊技場においては、一般的に、同タイプの遊技機が同じ遊技機島1に設置されるようになっているかまたは、同タイプの遊技機が同じコースに属する遊技機となっている。
【0026】図3および図5〜図7に示すように、遊技機島1の天板には、トレイ部材が複数の遊技機ごとに装着されている。識別子発信装置10は、各トレイ部材ごとに設けられ、対応する遊技機が属するグループの識別子を示す信号を電磁波に乗せて発信するものである。識別子記憶装置20は、賞として払い出された払出玉を収納するための複数の玉箱ごとに設けられ、対応する玉箱が使用された遊技機に対応する識別子発信装置10から発信された電磁波を受信し、受信した電磁波に乗っている信号が示す識別子を取得して記憶保持するものである。
【0027】識別子発信装置10は、識別子を記憶保持しているメモリと、メモリが記憶保持している識別子をアナログ信号にD/A変換し、D/A変換したアナログ信号を電磁波に変調して送信する送信器とを有して構成されている。また、識別子記憶装置20は、識別子発信装置10の送信器から送信された電磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナログ信号をA/D変換して識別子を取得する受信器と、受信器が取得した識別子を記憶保持する、EEPROM等の不揮発性メモリを有して構成されている。
【0028】識別子記憶装置20は玉箱の底部に設けられ、識別子発信装置10が、複数の遊技機を並設するための天板中の、対応する遊技機で使用される玉箱が置かれるトレイ部材に設けられている。各遊技機から払い出された払出玉を、該遊技機が属するグループに応じてグループ分け(コースごとにグループ分け)することが可能となる。すなわち、玉箱に収納されている払出玉(景品交換時には「景品玉」と称する。)に、該払出玉を払い出した遊技機が属するグループの識別子(例えば、C0101,C0102,…)を対応付けることができる。遊技者は、遊技終了時に、玉箱に収納されている景品玉の数量に応じた景品を取得することができる。
【0029】遊技者は、景品玉が収納されている玉箱を、遊技媒体計数機3に対応して設置されたトレイ部材に設置すると、遊技媒体計数機3は、景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシートまたは計数結果を記録したカードを発行する。そこで、遊技者は、遊技媒体計数機3が発行したレシートまたはカードを景品交換所のカウンタ端末に持参し、計数結果を確認した後、計数結果である景品玉の数量に応じた景品を取得する。
【0030】遊技媒体計数機3に対応するトレイ部材には、識別子受信装置40が内装されている。識別子受信装置40は、識別子記憶装置20が送信した電磁波を受信してアナログ信号に復調し、復調したアナログ信号をA/D変換して識別子を取得する受信器と、取得した識別子情報を景品玉計数器である遊技媒体計数機3に係る台コントローラ92へ出力する出力回路とを有して成る。台コントローラ92の主記憶部には、ホール端末80のCPUが設定する各識別子に係る景品玉の交換時の単価が記録されている。台コントローラ92のCPUは、出力された識別子情報を記録された識別子データと照合する。前記発行されたレシートまたはカードには景品玉の数量および景品玉の交換時の単価が印刷または記録され、その数量および単価は景品等を交換する際に用いられる。
【0031】遊技場内における遊技管理システムは、図2に示すように、ホール端末80が構内情報通信網(LAN)にて集線装置(HUB)に接続され、集線装置が通信線で各遊技機島1の島コントローラ91にそれぞれ接続され、各島コントローラ91が、玉貸機である遊技媒体貸出機2、遊技機、カード自販機、島端金庫および遊技媒体計数機3の各台コントローラ92にバス(BUS)で接続されている。遊技媒体計数機3において、玉箱に収納されている景品玉を計数する際に、該景品玉を払い出した遊技機が属するグループの識別子(すなわち、該玉箱に設けられた識別子記憶装置20が記憶保持している識別子)に応じて予め金額が設定されている、該景品玉の交換時の単価を求める。
【0032】景品玉の交換時の単価は、図1および図2に示すように、ホール端末80のCPUの遊技媒体単価設定部88にてグループごとに算出され、グループごとに算出された単価は、RAMに記録されるとともに、LAN、HUB、島コントローラ91およびBUSを経由して遊技媒体計数機3に係る台コントローラ92の主記憶部に書き込まれる。識別子発信装置10および識別子受信装置40の電源は、商用のAC電源から供給されているものである。
【0033】識別子発信装置10および識別子記憶装置20は、識別子を示す信号を電磁波に乗せる代わりに、光に乗せるようにしてもよい。また、識別子発信装置10のメモリが記憶保持している識別子は、識別子発信装置10に接続されている、パーソナルコンピュータ等の他の情報処理装置から入力され転送されたものであるようにすることができる。
【0034】図1に示すように、ホール端末80のCPU81は、遊技媒体単価設定部88の他に、景品等交換人数算出部82、客滞率算出部83、出玉率算出部84、割数算出部85、営業割数算出部86および入客数算出部87の機能を有している。景品等交換人数算出部82は、遊技媒体計数機3の識別子受信装置40が出力する識別子情報から、遊技機が属するコースごとに景品等交換を行なう遊技者の人数を算出するものであり、算出された結果はRAM89aに記録される。算出結果は、基準値(または予定値)と共に定期的にホール端末80のモニタに出力され、チェックされる。算出結果と基準値との差に基づき、遊技媒体単価設定部88にて再度算出され、再度算出された景品玉の交換時の単価により、次回のチェックまで、当該コースに属する遊技機における景品玉の計数が行なわれる。景品等交換人数のチェックは、営業後に行なってもよく、また営業日において一定時間ごとに行なってもよい。
【0035】客滞率算出部83は、1日に遊技客が遊技機に実際に打ち込んだ玉数(遊技機に係る台コントローラ92で算出される)を遊技客が遊技媒体貸出機2で実際に借りた売上玉(遊技媒体貸出機2に係る台コントローラ92で算出される)で除した客滞率を算出するものであり、同じく、算出結果は、基準値(または予定値)と共に定期的にホール端末80のモニタに出力され、チェックされる。同じように、客滞率のチェックは、営業後に行なってもよく、また営業日において一定時間ごとに行なってもよい。客滞率の数値は、定期的にチェックされ、チェック後の景品玉の交換時の単価に反映される。
【0036】出玉率算出部84は、払出玉を打込玉(共に、遊技機に係る台コントローラ92で算出される)で除した出玉率を算出するものであり、同じく、出玉率の数値は、定期的にチェックされ、チェック後の景品玉の交換時の単価に反映される。割数算出部85は、遊技客が獲得した玉数(景品玉;遊技媒体計数機3に係る台コントローラ92で算出される)を売上玉(遊技媒体貸出機2に係る台コントローラ92で算出される)で除した割数を算出するものであり、同じく、割数の数値は、定期的にチェックされ、チェック後の景品玉の交換時の単価に反映される。
【0037】営業割数算出部86は、景品金額(景品交換所のカウンタ端末で算出される)を売上金額(遊技媒体貸出機2に係る台コントローラ92で算出される)で除した営業割数を算出するものであり、同じく、営業割数の数値は、定期的にチェックされ、チェック後の景品玉の交換時の単価に反映される。
【0038】入客数管理部は、遊技場外の通行人、および遊技場への入客を検出し、通行人および入客の各人数を算出するものであり、遊技場外に設置された通行人センサ、遊技場入口に設けられた入客センサ、該両方のセンサからのアナログ信号をA/D変換し、ホール端末80へ送信する出力回路、および入客数算出部87とを有して構成されている。入客数管理部は、通行人の人数に対する入客の人数の割合を定期的にチェックし、一般的にはその割合が低ければ、各コースに属する遊技機における景品玉の交換時の単価を高めにそれぞれ修正し、入客数を全体的に底上げするものである。
【0039】本実施の形態の作用について説明する。以上説明したように、本発明によれば、玉箱に収納されている景品玉に、該景品玉を払い出した遊技機が属するコースの識別子を対応付けることができるので、遊技場側は、遊技機が属するコースの識別子に応じて、該遊技機から払い出される景品玉の交換時の単価を、極めて細やかに設定することが可能となる。
【0040】例えば、遊技場側は、割数が高いコースに属する遊技機から払い出される払出玉については、交換時の単価を低く設定し、割数が低いコースに属する遊技機から払い出される払出玉については、交換時の単価を高く設定する。景品玉の交換時の単価は、ホール端末80からLAN、HUB、BUSを経て遊技媒体計数機3の主記憶部に記録される。景品玉の交換時の単価を場内のモニタで表示するようにしておけば、遊技者は、必然的に、景品玉の交換時の単価の高い遊技機を遊技対象として選択し、反対に、景品玉の交換時の単価の低い遊技機を遊技対象として選択しなくなり、どの遊技者にも、一定額以上の景品を得ることができるように、景品玉の交換時の単価を調整していけば、全体的に遊技者が獲得する景品等(景品および換金)の金額(景品金額)が平均化され、景品金額が熟練者に多く、景品金額が初心者に少なくなる、いわゆる「一人勝ち」の発生を防ぐことが可能となる。
【0041】従って、遊技場への来場数の低減を防止すると共に、遊技機の入れ変え回数を低減させることが可能となる。本実施の形態においては、一般に、パチンコ遊技機は、「フィーバー機」と呼ばれるパチンコ遊技機が属するタイプと、「羽もの」と呼ばれるパチンコ遊技機が属するタイプと、「権利もの」と呼ばれるパチンコ遊技機が属するタイプとの3つのタイプに分類されている。
【0042】いずれのパチンコ遊技機も、所定の遊技状態が実現された場合に、所定の数量の払出玉を賞として払い出すという動作を行なう点は共通であるが、所定の遊技状態となる確率は、各タイプによって異なり、さらに、所定の遊技状態が実現された場合に賞として払い出される払出玉の数量も各タイプによって異なるようになっている。また、いずれのパチンコ遊技機も、該パチンコ遊技機における遊技者の遊技の様子は、現在使用されているパチンコ遊技機と同様である。
【0043】遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数し、計数結果を印刷したレシートまたは計数結果を記録したカードを発行するものであるが、遊技媒体計数機3は、さらに、識別子受信装置40が取得したタイプ番号に応じて予め金額が設定されている景品玉の単価を求め、求めた単価を、計数結果と共にレシートに印刷したり、カードに記録したりするようにしている。遊技媒体計数機3は、まず、玉箱がトレイ部材に置かれると、識別子受信装置40の出カ回路からタイプ番号が出力されたか否かを判定し、タイプ番号が出力された場合は、該タイプ番号に応じて予め金額が設定されている景品玉の単価を求める。このとき、パチンコ遊技機のタイプ番号と単価とを対応付けて格納しているテーブルを参照することで、景品玉の単価を求めるようにすることができる。
【0044】なお、遊技媒体計数機3は、識別子受信装置40の出力回路からタイプ番号が出力されなかった場合や、識別子受信装置40の出力回路から出力されたタイプ番号が実存しない場合は、讐報を発するようにするなど、その旨を外部に通知することが好ましい。続いて、遊技媒体計数機3は、玉箱に収納されている景品玉の数量を計数する計数処理を行う。
【0045】最後に、遊技媒体計数機3は、計数処理の計数結果である景品玉の数量と先に求めた景品玉の単価とを印刷したレシート、または、計数処理の計数結果である景品玉の数量と先に求めた景品玉の単価とを記録したカードを発行する。なお、本発明に係る遊技場管理装置では、パチンコ遊技機が属するコースを識別子として利用しているので、識別子発信装置10のメモリが、対応するパチンコ遊技機のコース番号を記憶保持しているようにしているが、パチンコ遊技機に固有に割り当てられた遊技機番号を識別子として利用するようにしてもよい。
【0046】この場合、識別子発信装置10のメモリは、対応するバチンコ遊技機の遊技機番号を記憶保持し、遊技媒体計数機3が参照するテーブルは、遊技機番号と単価とを対応付けて格納しているテーブルとなる。また、上述したように、遊技機島1には、同タイプの複数の遊技機が天板上に並設されているので、遊技機島1に固有に割り当てられた島番号を識別子として利用するようにしてもよい。
【0047】この場合、識別子発信装置10のメモリは、対応するパチンコ遊技機が設けられた遊技機島1の島番号(I0101,I0102,…)を記憶保持し、遊技媒体計数機3が参照するテーブルは、島番号と単価とを対応付けて格納しているテーブルとなる。さらに、同機種のパチンコ遊技機が同じ機種に属するパチンコ遊技機となっている場合には、その機種固有に割り当てられた機種番号を識別子として利用するようにしてもよく、また、タイプ番号,遊技機番号,島番号,コース番号等の複数の情報を組み合わせたものを、識別子として利用するようにしてもよい。
【0048】本実施例によれば、各パチンコ遊技機と該パチンコ遊技機から払い出された払出玉(景品交換時には「景品玉」と称する。)とを対応付けることができるので、遊技場側は、テーブルに格納される単価の金額を変更することで、各パチンコ遊技機から払い出された景品玉の単価の金額を極め細やかに設定して、遊技によって獲得される景品金額が熟練者など特定の者に片寄ることがないようにして、入客数の減少を防止する本発明の目的を達成することができる。なお、遊技媒体計数機3は、識別子受信装置40が取得した単価を、計数結果と共にレシートに印刷したり、カード記録したりするようにすればよい。
【0049】また、遊技媒体計数機3は、全ての単価の上限値を予め記憶保持しておき、識別子受信装置40の出力回路から出力された単価が上限値を超えている場合は、警報を発するなど、その旨を外部に通知するようにすることもできる。さらに、各種タイプのパチンコ遊技機が設置されている遊技場に、遊技場菅理装置を採用した例であるが、スロットマシン等のパチンコ遊技機以外の各種遊技機が設定されている遊技場に採用する場合には、遊技機の種類を識別子として利用することもできる。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る遊技場管理装置によれば、遊技機をその遊技機が属するグループごとにグループ分けし、各グループごとに交換時の遊技媒体の単価を設定可能にして、その遊技媒体の単価を設定する際に基準となる割数のデータを、各グループごとに取得できるようにして、全体の遊技客が平均的に景品金額を獲得するようにして、遊技場の集客性を高め、遊技客の減少化を防止することができる。
【出願人】 【識別番号】000127628
【氏名又は名称】株式会社エース電研
【住所又は居所】東京都台東区東上野3丁目12番9号
【出願日】 平成8年10月14日(1996.10.14)
【代理人】 【識別番号】100082728
【弁理士】
【氏名又は名称】柏原 健次
【公開番号】 特開2003−305262(P2003−305262A)
【公開日】 平成15年10月28日(2003.10.28)
【出願番号】 特願2003−112267(P2003−112267)