| 【発明の名称】 |
遊技機用基板ボックス |
| 【発明者】 |
【氏名】押見 渉 【住所又は居所】名古屋市千種区今池3丁目9番21号 株式会社三洋物産内
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| 【要約】 |
【課題】2以上の制御基板をまとめて遊技機に取り付けることができ、かつ、その保守点検を容易に行うことができる遊技機用基板ボックスを提供すること。
【解決手段】ボックスベース39の取着板39a及びボックスカバー41により音声制御基板37が被包される一方、ボックスベース39の取着板39b及びボックスカバー42によりランプ制御基板38が被包された後、ボックスベース39の一対の取付フック39e,39eを入賞球集合樋36におけるフック部36eに引っ掛けて係止される。かかる係止により、ボックスベース39の連設板39cに取着された取付具40は、そのロック部材40aが取付部36aの挿嵌穴36b内へ挿嵌される。この挿嵌後、ボタン部材40bを入賞球集合樋36側へ向けて押し込むと、ロック部材40が挿嵌穴36b内に係止され、サブ基板ボックス30が入賞球集合樋36に着脱可能に取り付けられる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 弾球遊技機などの遊技機の制御を行う制御部品をそれぞれ搭載すると共に、電気的に分離され、且つ、別体に形成された2以上の制御基板を収容する遊技機用基板ボックスにおいて、前記2以上の制御基板がそれぞれ配置されるボックスベースと、そのボックスベースに取着され、前記制御基板をそれぞれ別々に被包する2以上のボックスカバーとを備え、その2以上のボックスカバーの少なくとも1つ又は前記ボックスベースには遊技機の裏面側に取り付けられる取付部が設けられていることを特徴とする遊技機用基板ボックス。 【請求項2】 前記ボックスベースは、前記2以上のボックスカバーがそれぞれ別々に取着される2以上の取着部と、その2以上の取着部にそれぞれ取着される前記2以上のボックスカバー間に間隙を設けつつ前記2以上の取着部を連結する連結部とを備えており、前記取付部は、その連結部に配設され、かつ、前記ボックスベースを遊技機に着脱可能に取り付けるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機用基板ボックス。 【請求項3】 前記2以上のボックスカバーは、前記ボックスベースと対向して配設され前記制御基板を覆う天板と、その天板から前記ボックスベースへ向けて立設される側壁板とをそれぞれ備えており、前記ボックスカバー間における互いに対向する前記側壁板は、その間隙幅が前記ボックスベース側から前記天板側へ向けて拡大する傾斜面とされていることを特徴とする請求項2記載の遊技機用基板ボックス。 【請求項4】 前記2以上のボックスカバーは、前記制御基板に配設されたコネクタを外部へ露出させるコネクタ口を備えており、そのコネクタ口近傍の外壁面がそのコネクタ口へ向けて傾斜される傾斜面とされていることを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機用基板ボックス。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 弾球遊技機などの遊技機の制御を行う制御部品をそれぞれ搭載する2以上の制御基板を収容する遊技機用基板ボックスに関するものである。 【0002】 【従来の技術】 球を遊技領域へ打ち込んで遊技を行うパチンコ機などの弾球遊技機では、遊技盤に設けられる図柄作動ゲート、普通入賞口および特定入賞口(大入賞口)などの入賞装置や、複数種類の図柄を変動表示可能な液晶ディスプレイなどの画像表示装置等を制御して遊技の興趣を盛り上げるものが主流となっている。 【0003】これらの入賞装置や画像表示装置の制御は、ICやLSI等の多数の電子部品(制御部品)で構成されたロジック制御回路、又は、マイクロコンピュータを有する制御回路等で構成されたメイン制御回路が搭載された主基板(メイン基板)より行われる。また、主基板には、メイン制御回路の他に、遊技盤に配設されるランプ装置を点灯消灯させるためのランプ制御回路や画像表示装置に表示される図柄に対応させて音声を発生させる音声制御回路も一緒に搭載されており、これらランプ制御回路により複数のランプ装置が点灯消灯されるとともに、音声制御回路によりスピーカ装置から音声を発生させて、更に、遊技の興趣を盛り上げている。 【0004】例えば、このような主基板を備えた弾球遊技機においては、そのメイン制御回路によって、遊技領域へ打ち込まれた打球が図柄作動ゲートを通過することにより、画像表示装置が変動表示を開始される。この変動図柄が予め定められた図柄の組み合わせと一致して停止すると、大当たりとなって、遊技者に所定の遊技価値が付与され、即ち、大入賞口が開放されて、大量の賞球が払出可能な状態となる。 【0005】大当たりの発生の有無は、打球が図柄作動ゲートを通過するタイミングで決定される。即ち、主基板は、1カウントずつ定期的に一定の範囲で(例えば、1カウントずつ、2ms毎に、0から346の範囲で)更新されるカウンタがメイン制御回路に組み込まれており、打球が図柄作動ゲートを通過したときに、そのカウンタ値を読み出し、読み出されたカウンタ値が、例えば、「7」などの所定値と一致する場合に、大当たりを発生させている。 【0006】ところで、上述した弾球遊技機では、その主基板のメイン制御回路により発生される大当たり確率に基づく出球(有価価値)が多く、遊技者に対して満足感を与えることができるが、その大当たりの発生確率が過剰に高く設定されると、その射幸性が高くなり過ぎてしまう。そこで、かかる射幸性を抑制を図るために、遊技機の出荷以前に、その大当たりの発生確率などの検査が行われている。この検査は、主に、主基板を検査することにより行われ、かかる検査に合格した遊技機が出荷される。 【0007】ところが、上述した主基板では、その検査においてメイン制御回路の他に、ランプ制御回路や音声発生回路が搭載されているので、主基板を検査する際に遊技制御回路に加えてランプ制御回路および音声発生回路などの有価価値の付与に関与しない制御回路をも検査する必要が生じ、かかる検査に要する時間が長期化して、遊技機を早期に出荷することができない。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】 そこで、例えば、かかる主基板からランプ制御回路と音声発生回路とを機能毎に分離して、主基板の他に、ランプ制御回路が構成されたランプ制御基板と、音声発生回路が構成された音声制御基板とを別体に形成しても良いが、これらのランプ制御基板と音声制御基板とを別体に形成すると、これらを別々に遊技盤裏面に取り付ける作業が必要となり、遊技機の組立作業が煩雑化してしまうという問題点がある。 【0009】一方、主基板と別体に形成され、かつ、上述したランプ制御回路と音声制御回路とが一緒に搭載されたサブ基板を設けても良いが、ランプ制御回路または音声制御回路のいずれか一方が故障した場合に、サブ基板全体を点検するする必要がり、かかる点検・保守が煩雑となり、かつ、その作業に長時間を要してしまうという問題点があった。 【0010】本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、2以上の制御基板をまとめて遊技機に取り付けることができ、かつ、その保守点検を容易に行うことができる遊技機用基板ボックスを提供することを目的としている。 【0011】 【課題を解決するための手段】 この目的を達成するために請求項1記載の遊技機用基板ボックスは、弾球遊技機などの遊技機の制御を行う制御部品をそれぞれ搭載すると共に、電気的に分離され、且つ、別体に形成された2以上の制御基板を収容するものであり、前記2以上の制御基板がそれぞれ配置されるボックスベースと、そのボックスベースに取着され、前記制御基板をそれぞれ別々に被包する2以上のボックスカバーとを備え、その2以上のボックスカバーの少なくとも1つ又は前記ボックスベースには遊技機の裏面側に取り付けられる取付部が設けられている。 【0012】この請求項1記載の遊技機用基板ボックスによれば、弾球遊技機などの遊技機の制御を行う制御部品を搭載した2以上の制御基板は、電気的に分離され、かつ、別体に形成されている。これらの2以上の制御基板には2以上のボックスカバーがそれぞれ別々に被せられ、かかる状態で、各ボックスカバーがボックスベースに被せられると、各制御基板がボックスベースに配置されるとともに、ボックスベースと2以上のボックスカバーとにより2以上の制御基板が被包される。2以上の制御基板の被包後、ボックスカバーがボックスベースに取着されることにより、これらの2以上の制御基板が遊技機用基板ボックスに収容される。この収容後、遊技機用基板ボックスが取付部を介して遊技機に裏面側に取り付けられることにより、2以上の制御基板がまとめて遊技機に取り付けられる。請求項2記載の遊技機用基板ボックスは、請求項1記載の遊技機用基板ボックスにおいて、前記ボックスベースは、前記2以上のボックスカバーがそれぞれ別々に取着される2以上の取着部と、その2以上の取着部にそれぞれ取着される前記2以上のボックスカバー間に間隙を設けつつ前記2以上の取着部を連結する連結部とを備えており、前記取付部は、その連結部に配設され、かつ、前記ボックスベースを遊技機に着脱可能に取り付けるように構成されている。請求項3記載の遊技機用基板ボックスは、請求項2記載の遊技機用基板ボックスにおいて、前記2以上のボックスカバーは、前記ボックスベースと対向して配設され前記制御基板を覆う天板と、その天板から前記ボックスベースへ向けて立設される側壁板とをそれぞれ備えており、前記ボックスカバー間における互いに対向する前記側壁板は、その間隙幅が前記ボックスベース側から前記天板側へ向けて拡大する傾斜面とされている。請求項4記載の遊技機用基板ボックスは、請求項2又は3に記載の遊技機用基板ボックスにおいて、前記2以上のボックスカバーは、前記制御基板に配設されたコネクタを外部へ露出させるコネクタ口を備えており、そのコネクタ口近傍の外壁面がそのコネクタ口へ向けて傾斜される傾斜面とされている。 【0013】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の遊技機用基板ボックスの一実施例であるサブ基板ボックス30が使用されるパチンコ機1の正面図であり、図中の矢印Aは、遊技球発射装置20により遊技球Pを発射する際におけるハンドル20aの回動方向を示している。 【0014】パチンコ機1は、いわゆる第1種パチンコ遊技機であり、その前面(図1の紙面に対して手前側)には前面枠2が配設されている。この前面枠2は略矩形額縁状に形成されており、その略中央部分には略矩形状の開口2aが穿設され、かかる開口2aの内周には金枠3が周設されている。この金枠3の内側の上方には、2枚のガラス板4a,4bをそれぞれ装着可能なガラス扉枠4が開閉可能に配設されており、ガラス扉枠4の後方(図1の紙面に対して奥側)には遊技盤5が配置されている。尚、ガラス板4aはガラス扉枠4の前側部分に装着され、ガラス板4bはガラス板4aの後側部分に装着される。即ち、ガラス板4aと遊技盤5との間にガラス板4bが装着されるのである。 【0015】遊技盤5の前面外周部分には略円弧状の外レール7が植立され、その外レール7の内側位置には円弧状の内レール6が植立されている。この内レール6および外レール7により囲まれた遊技盤5の前面には、遊技球(打球)Pが打ち込まれる遊技領域8が形成されており、内レール6および外レール7間には遊技球Pが通過可能な案内通路9が設けられている。遊技領域8には複数のランプ8aが配設されており、これらのランプ8aは、遊技盤5の前面を装飾したり、遊技状態を遊技者に報知して興趣を向上させるものであり、例えば、後述する普通入賞口10、液晶ディスプレイ13や遊技領域8の周囲にそれぞれ配設されている。複数のランプ8aは、後述するランプ制御基板38に搭載されるマイクロプロセッサ(図示せず)から送信(出力)される制御用データ(制御用信号)を受けて点灯または消灯するのである。 【0016】遊技領域8内には、遊技球Pが入賞可能な複数の普通入賞口10が設けられており、これらの普通入賞口10に遊技球Pが入賞することにより5個から15個の遊技球Pが賞球として払い出されるのである。また、遊技領域8内には複数の障害釘11が植立されている。この複数の障害釘11は、遊技領域8内へ打ち込まれた遊技球Pが落下する際に衝突して、その落下経路を変動させるためのものである。尚、図1では、複数の障害釘11の一部を省略して図示している。 【0017】一方、案内通路9は、遊技領域8へ打ち込まれる遊技球Pを案内するための通路であり、その下側部分、即ち、図1のパチンコ機1における右下部分には遊技球発射装置20が配設されている。また、案内通路9の上側端部(図1上側)には戻球防止装置12が配設されており、この戻球防止装置12は、案内通路9から遊技領域8へ飛び出した遊技球Pが案内通路9へ侵入して逆流することを防止するものである。 【0018】遊技領域8の略中央部分には、複数種類の識別情報としての図柄(画像)などを表示する液晶ディスプレイ(liquid crystal display、以下、単にLCDと称す)(可変表示装置)13が設けられている。このLCD13は、液晶および偏光板等を組み合わせることにより構成された表示画面である液晶パネル13aを備えており、この液晶パネル13aに各種画像が表示される。液晶パネル13aは、液晶パネル制御基板(図示せず)により液晶に印加される電圧の大きさを変更することによって、その液晶の分子配列が変更され色彩や透明度が変化される性質を有しており、この性質を用いることにより液晶パネル13aにおいて、それぞれの図柄の変動表示が行われるのである。 【0019】LCD13の下方には、図柄作動ゲート(第1種始動口)14が設けられており、この図柄作動ゲート14を遊技球Pが通過することにより、LCD13の変動表示が開始される。また、図柄作動ゲート14の下方には可変入賞装置15が設けられている。この可変入賞装置15は、遊技盤5に取着可能に形成された本体フレーム15aを備えており、その略中央部分には2以上の遊技球Pが同時に通過可能な幅広の矩形状の開口である大入賞口の開口15bが穿設されている。 【0020】この大入賞口の開口15bは、大入賞口の一部を構成しており、LCD13の変動後の表示結果が予め定められた図柄の組み合わせ(大当たり表示)の1つと一致する場合に、遊技球Pが入賞しやすいように所定時間(例えば、30秒間)経過するまで、又は、所定個数(例えば、15個)の遊技球Pが大入賞口の開口15bへ入賞するまで、開放されるものである。この大入賞口の開口15bの開閉動作の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与された状態(特別遊技状態)である。 【0021】大入賞口の開口15bには、開閉シャッタ15cが配設されている。この開閉シャッタ15cは、大入賞口の開口15bの形状に適合して形成されており、大入賞口の開口15bを開閉するものである。また、本体フレーム15aの前面であって、開閉シャッタ15cの前方(図1の紙面に対する垂直方向手前側)にはガード部材15dが配設されている。尚、大入賞口は、大入賞口の開口15b、開閉シャッタ15cで構成されている。 【0022】可変入賞装置15の下方であって、上述した遊技領域8の最下方には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球Pを遊技領域8外へ排出するためのアウト口16が形成されている。このアウト口16の形成された遊技領域8の前方に配設されるガラス扉枠4の下方には、金枠3に開閉可能に取着された前面扉板(腰板)17が配設されている。この前面扉板17の前面には遊技球Pを貯留し、かつ、後述する遊技球発射装置20へ遊技球Pを供給する上受皿18が配設され、その上受皿18の下方であって、前面枠2の下側部分には上受皿18に貯留しきれなかった遊技球Pを貯留するための下受皿19が配設されている。また、下受皿19の右側部分には、遊技球Pを遊技領域8へ打ち込むために遊技者により操作されるハンドル20aを備えた遊技球発射装置20が設けられている。 【0023】上受皿18の左側部分には、上述したLCD13に表示される図柄に対応して音声を発生するスピーカ21が内臓されており、このスピーカ21は、後述する音声制御基板37に搭載されるマイクロプロセッサ(図示せず)から送信される制御用データを受けて、LCD13に表示される図柄に応じた音声を発生するのである。 【0024】図2は、パチンコ機1の裏面図である。図2に示すように、パチンコ機1の外周には、矩形枠状に形成された外枠22が周設されており、その内側部分には機構板23が取着されている。この機構板23は、その上部に賞球タンク24が配設され、この賞球タンク24の下方に賞球タンクレール25が連設されている。賞球タンクレール25は、賞球タンク24へ供給された球を賞球として払い出す賞球払出装置26へ導くものであり、この賞球払出装置26は賞球タンクレール25の下流側端部に連設されている。 【0025】賞球払出装置26は、後述する主基板ボックス29内に収容(収納)された主基板(図示せず)から送信される制御用データに基づいて、賞球を所定個数ずつ(例えば、普通入賞口10に入賞した場合や図柄作動ゲート14を通過した場合には5個ずつ、可変入賞装置15に入賞した場合には15個ずつ)供給通路(図示せず)へ払い出すように構成されている。この賞球払出装置26により払い出された賞球は、供給通路を通過して、パチンコ機1表側に設けられた上受皿18または下受皿19(図1参照)に払い出される。 【0026】また、パチンコ機1の左下側部分には、遊技球発射装置20が配設されており、この遊技球発射装置20は、ハンドル20a(図1参照)を回動させることにより駆動される発射モータ27と、その発射モータ27の駆動により遊技球Pを打撃する打球杆28とを備えている。この遊技球発射装置20では、ハンドル20aが遊技者により(図1の矢印A方向へ向けて)回動されることにより発射モータ27が作動され、かかる作動により発射モータ27の駆動力が打球杆28に伝達される。この駆動力の伝達で打球杆28により遊技球Pが打撃され、遊技球Pが案内通路9を通過して遊技領域8へ打ち込まれるのである。 【0027】機構板23の略中央部分には、上述した遊技盤5が着脱可能に取着されており、その遊技盤5の裏面側には、主に、パチンコ機1における遊技全体の制御を行う主基板(図示せず)が収容される主基板ボックス29が取り付けられる一方、上述したスピーカ21を制御する音声制御基板37(後述する)、及び、複数のランプ8aを制御するランプ制御基板38(後述する)をまとめて収容するサブ基板ボックス30とが取り付けられている。 【0028】次に、図3を参照して、遊技盤5の詳細について説明する。図3は、主基板ボックス29及び役物カバー31が取り外された遊技盤5を裏面側から斜視した外観斜視図である。図3に示すように、遊技盤5は木製の合板などにより略矩形板状に形成されており、その略中央部分にはABS樹脂などの合成樹脂で矩形椀状に形成された役物カバー31が被せられる。この役物カバー31は、上述したLCD13、並びに、後述するサブ基板ボックス30及び入賞球集合カバー36を覆うものである。 【0029】この役物カバー31により覆われる遊技盤5の裏面略中央部分には、上述したLCD13が配設されている。このLCD13は、上述した液晶パネル13aを制御する液晶パネル制御基板(図示せず)を収容するためにABS樹脂などの合成樹脂で形成されたLCDボックス32を備えており、このLCDボックス32は、ABS樹脂などの合成樹脂で形成されたLCD取付ベース33を介して遊技盤5の裏面に取り付けられている。 【0030】LCDボックス32の裏面側には中継基板34が取着されており、この中継基板34には、送信ケーブル(図示せず)が接続可能な雄型のコネクタ34aが複数配設されている。このコネクタ34aには、上述したLCDボックス32に収容された液晶パネル制御基板が接続されており、この液晶パネル制御基板は液晶パネル13aに接続されている。よって、LCD13は、その液晶パネル制御基板が中継基板34のコネクタ34aに接続される通信ケーブル(図示せず)を介して主基板ボックス29内に収容される主基板と接続されるので、主基板から送信された制御用データに基づいて、上述した液晶パネル13aに表示される図柄の変動表示を行うことができる。 【0031】LCD13の左側方には、パチンコ機1の遊技の制御を行う主基板が収容された主基板ボックス29が配設されており、主基板ボックス29は、ABS樹脂などの合成樹脂で形成された主基板ボックス取付ベース35を介して、遊技盤5の裏面側に着脱可能に取り付けられる。 【0032】主基板ボックス29に収容される主基板には、マイクロプロセッサなどの演算装置を備えたメイン制御回路が構成されており、このメイン制御回路は、例えば、上述した複数の普通入賞口10又は可変入賞装置15の大入賞口へ入賞した遊技球Pや図柄作動ゲート14を通過した遊技球Pが検出されると、その検出を受けて賞球払出装置26による賞球の払い出しを開始するための制御用データを賞球払出装置26へ送信する一方、図柄作動ゲート14を通過する遊技球Pが検出されると、その検出を受けてLCD13の液晶パネル13aに表示される図柄の変動表示を開始させる制御用データを中継基板34を介してLCD13の液晶パネル制御基板へ送信するのである。 【0033】このように、主基板のメイン制御回路では、有価価値を有する遊技球Pを賞球として払い出す賞球払出処理や所定の遊技価値が付与される状態(特別遊技状態)の発生を処理する大当たり処理などの有価価値の付与に係る各種処理が制御されるのである。また、この主基板を収容する主基板ボックス29の側方であって、上述したLCD取付ベース33の下方には、上述した複数の普通入賞口10、可変入賞装置15に入賞した遊技球Pや図柄作動ゲート14を通過した遊技球Pが導かれる入賞球集合カバー36が配設されている。 【0034】この入賞球集合カバー36は、半透明の合成樹脂で形成されており、その内部には遊技球Pが通過可能な流下通路が設けられている。この入賞球集合カバー36へ導かれた遊技球Pは、その流下通路内に一列に並んだ状態で、その流下通路の下方に設けられた入賞球流路(図示せず)へ流下される。また、この入賞球集合カバー36の裏面には、上述したスピーカ21により発生される音声をLCD13に表示される図柄に対応して発生させる音声制御基板37と、上述した複数のランプ8aの点灯・消灯の制御を行うランプ制御基板38とをまとめて収容するサブ基板ボックス30が着脱可能に取り付けられている。尚、サブ基板ボックス30の詳細については後述する。 【0035】次に、図4及び図5を参照して、サブ基板ボックス30および入賞球集合カバー36の詳細について説明する。図4は、遊技盤5から取り外されたサブ基板ボックス30の分解斜視図であり、図5(a)は、サブ基板ボックス30の組立状態における平面図であり、図5(b)は、図5(a)のB−B線におけるサブ基板ボックス30が入賞球集合カバー36に取り付けられた状態での側断面図である。 【0036】図4に示すように、入賞球集合カバー36は、その上部に後述するサブ基板ボックス30の取付具40が着脱可能に係止される略円筒状の固定部36aが形成されている。この固定部36aは入賞球集合カバー36に一体成形されており、その内部に後述する取付具40のロック部材40aが挿嵌可能な円形状の挿嵌穴36bが凹設されている。 【0037】また、入賞球集合カバー36の略中央部分には、上述した可変入賞装置15が装着される略矩形状の開口である窓部36cが穿設されている。この窓部36cの下側縁部には、サブ基板ボックス30側(図4の手前側)へ向けて略水平に立設される壁材36dが設けられており、かかる壁材36dの先端部には上方へ向けて略直角に折り曲げ形成されたフック部36eが立設されている。このフック部36eは、後述するサブ基板ボックス30のボックスベース39に設けられる取付フック39eが係止されるものである。 【0038】音声制御基板37は略逆L字形の薄板状体に形成されており、その部品面(図4の手前側面)にスピーカ21を制御するための演算装置であるマイクロプロセッサ(図示せず)や音声データが記憶されたソフトウェアサウンドジェネレータ(softwear saund generator、以下SSGと称す)(図示せず)などの電子部品(制御部品)が搭載され、上述したスピーカ21から発生される音声を生成する音声制御回路が構成されている。 【0039】この音声制御基板37の部品面における下側縁部には、略直方体状に形成された雌型のコネクタ37a,37bが搭載されており、このコネクタ37a,37bに送信ケーブルが接続されることにより、上述した主基板からの制御用データを受信(入力)する一方、その制御用データに基づいてスピーカ21へ制御用データを送信して音声を発生させることができる。 【0040】具体的には、音声制御基板37のマイクロプロセッサによって主基板のメイン制御回路から送信された制御用データが受信され、この受信を受けて、音声制御基板37のマイクロプロセッサから音声を発生させるための音指令信号がSSGへ出力される。マイクロプロセッサから出力された音指令信号がSSGへ入力されると、SSGによって音指令信号に対応する音声データが電気信号にD/A変換(デジタル−アナログ変換)されてスピーカ21へ出力され、スピーカ21から音声が発生されるのである。 【0041】また、音声制御基板37の四隅には、その音声制御基板37を後述するボックスカバー41に位置決めするために、ボックスカバー41に突設される位置決め突起(図示せず)を填め込み可能なボックスの4つの通穴37cがそれぞれ穿設されている。また、この4つの通穴37cに隣接位置には、後述するボックスカバー41をボックスベース39にねじ止めするためのビスB1が挿入可能な通穴37dが計4つ穿設されている。 【0042】ランプ制御基板38は矩形薄板状に形成されており、その部品面(図4の手前側面)に上述した複数のランプ8aを制御するための演算装置であるマイクロプロセッサ(図示せず)などの電子部品(制御部品)が搭載され、複数のランプ8aを点灯または消灯させるランプ制御回路が構成されている。 【0043】このランプ制御基板38の部品面における上下側両縁部には、略直方体状に形成された雌型のコネクタ38a,38bがそれぞれ搭載されており、このコネクタ38a,38bに送信ケーブルが接続されることにより、上述した主基板からの制御用データを受信する一方、その制御用データに基づいて各ランプ8aを点灯または消灯させる制御用信号を送信することができるのである。このように構成されたランプ制御基板38によれば、主基板におけるメイン制御回路から送信される制御用データに基づいて、ランプ制御回路におけるマイクロプロセッサが複数のランプ8aへ制御用信号を出力して複数のランプ8aを点灯または消灯させるのである。 【0044】また、ランプ制御基板38の四隅には、そのランプ制御基板38を後述するボックスカバー42に位置決めするために、ボックスカバー42に突設される位置決め突起(図示せず)を填め込み可能なボックスの4つの通穴38cがそれぞれ穿設されている。また、この4つの通穴38cに隣接位置には、後述するボックスカバー42をボックスベース39にねじ止めするためのビスB1が挿入可能な通穴38dが計4つ穿設されている。 【0045】サブ基板ボックス30は、音声制御基板37とランプ制御基板38とを収容するためのものであり、主に、音声制御基板37とランプ制御基板38とがそれぞれ配置されるボックスベース39と、そのボックスベース39を入賞球集合カバー36に着脱可能に取り付ける取付具40と、ボックスベース39に配置される音声制御基板37とランプ制御基板38とにそれぞれ別々に被せられる2つのボックスカバー41,42とを備えている。 【0046】ボックスベース39は、ABS樹脂などの合成樹脂で略板状に形成されており、その右側部分に音声制御基板37が取着される取着板39aが形成される一方、その左側部分にランプ制御基板38が取着される取着板39bが形成されている。これらの取着板39a,39bは、略板状の連設板39cにより互いに連設されており、この連設板39cの上部にはボックスベース39を上述した入賞球集合カバー36の固定部36aに着脱可能に取り付けられる取付具40が取着されている。 【0047】取着板39aにおける音声制御基板37との対向面の縁部分には、音声制御基板37へ向けて隆起された段付き部39a1が立設されており、この段付き部39a1によって、音声制御基板37が取着板39aに配置される場合に、音声制御基板37と取着板39aとの対向面間に空隙を設けることができる。よって、かかる空隙により、音声制御基板37の半田面(図4の裏側面)と取着板39aとの底面との接触を防止することができる。また、取着板39aの四隅には略円形状の通穴39a2がそれぞれ穿設されている。この4つの通穴39a2は、ボックスベース39にボックスカバー41をねじ止めするためのビスB1が挿入可能に形成されている。 【0048】一方、取着板39bにおけるランプ制御基板38との対向面の縁部分には、ランプ制御基板38へ向けて隆起された段付き部39b1が立設されており、この段付き部39b1によって、ランプ制御基板38が取着板39bに配置される場合に、ランプ制御基板38と取着板39bとの対向面間に空隙を設けることができる。よって、かかる空隙により、ランプ制御基板38の半田面(図4の裏側面)と取着板39bとの底面との接触を防止することができる。また、取着板39bの四隅には略円形状の通穴39b2がそれぞれ穿設されている。この4つの通穴39b2は、ボックスベース39にボックスカバー42をねじ止めするためのビスB1が挿入可能に形成されている。 【0049】連設板39cの上部に取着される取付具40は、パネルファスナとして汎用されているナイラッチ(登録商標)で構成されている。この取付具40は、その円筒状に形成されたロック部材40aと、そのロック部材40a内に摺動可能に挿嵌されたボタン部材40bとを備えている。図5(b)に示すように、ロック部材40aは、その先端部(図5(b)の右側端)に切り込みが設けられており、その外径方向へ開閉可能に形成されている。 【0050】この取付具40によれば、そのロック部材40aが挿嵌穴36bに挿嵌された状態でボタン部材40bが挿嵌穴36b側(図5(b)の右側)へ向けて押し込まれると、そのロック部材40aの先端部(図5(b)の右端部)が外径方向へ開かれ拡大されて、挿嵌穴36b内に係止される。かかる挿嵌穴36b内にロック部材40aの先端部が係止されることにより、取付具40が入賞球集合カバー36の固定部36aに取り付けられ、サブ基板ボックス30が遊技盤5に取り付けられるのである。 【0051】一方、取付具40は、そのボタン部材40bが挿嵌穴36b側と反対側(図5(b)の左側)へ向けて引き出されると、そのロック部材40aの先端部(図5(b)の右端部)が閉じられ先端部の外径が縮小されて、挿嵌穴36b内から抜き取り可能となる。よって、取付具40が入賞球集合カバー36の固定部36aから取り外し可能となり、サブ基板ボックス30が遊技盤5側から取り外し可能となるのである。 【0052】図4に示すように、取付具40が取着される連設板39cの下側部分には略逆U字状の切欠39dが設けられている。この切欠39dは、入賞球集合カバー36の窓部36c(後述する)に装着される可変入賞装置15に配設されるプリント回路基板(図示せず)からの配線を露出させるためのものである。尚、可変入賞装置15に配設されるプリント回路基板は、可変入賞装置15の開閉シャッタ15cを開閉させるソレノイド等に電気的に接続されており、このソレノイドと上述した主基板とを接続するための送信ケーブル(図示せず)を接続するためのコネクタが搭載されている。 【0053】よって、後述する入賞球集合カバー36の窓部36cに可変入賞装置15が装着され、かつ、その可変入賞装置15の裏面側を覆うようにして、サブ基板ボックス30が入賞球集合カバー36に取り付けられても、切欠39dから可変入賞装置15のプリント基板からの配線が露出されるので、主基板に接続される送信ケーブルを別途迂回させることなく、その送信ケーブルを可変入賞装置15のプリント基板に搭載されたコネクタに接続することができるのである。 【0054】ボックスカバー41は、上述したボックスベース39の取着板39aに配置される音声制御基板37を覆いつつ被包するためのものであり、音声制御基板37の部品面に対向しつつ覆設される天板41aを備えている。この天板41aの周囲には、ボックスベース39の取着板39aへ向けて側壁板41b〜41eが立設されており、これらの天板41a及び側壁板41b〜41eにより音声制御基板37の部品面を覆いつつ収容する収容空間が形成されている。また、天板41aの上部には複数の円形状の放熱穴41a1が穿設されており、かかる放熱穴41a1により音声制御基板37に搭載されたマイクロプロセッサ等の電子部品の発熱により加熱された収容空間内の空気(気体)を外部へ放出することができるのである。 【0055】ボックスカバー41における音声制御基板37との対向面には、その音声制御基板37の4つの通穴37cに対応して、4つの位置決め突起(図示せず)が突設されている。これらの4つの位置決め突起は音声制御基板37の4つの通穴37cに填り込み可能に形成されており、これらの各位置決め突起を音声制御基板37の各通穴37cに填め込むことにより、音声制御基板37をボックスカバー41に位置決めすることができる。 【0056】ボックスカバー41の下側部分には、上述した音声制御基板37におけるコネクタ37a,37bの搭載位置に対応して略矩形状に形成された2つのコネクタ口41f,41gが穿設されている。このコネクタ口41f,41gは、その断面形状が上述した音声制御基板37のコネクタ37a,37bの外形に適合してそれぞれ形成されており、かかるコネクタ37a,37bが挿嵌可能に形成されている。 【0057】よって、図3に示すように、ボックスベース39及びボックスカバー41により音声制御基板37が収容される場合には、音声制御基板37のコネクタ37a,37bをコネクタ口41f,41gにそれぞれ挿嵌することにより、コネクタ37a,37bをサブ基板ボックス30の外部に露出させることができるのである。しかも、コネクタ口41f,41gの断面形状はコネクタ37a,37bの外形に適合して形成されているので、コネクタ口41f,41eからコネクタ37a,37b以外の部分が露出することを防止して、音声制御基板37への接触行為を防止することができるのである。 【0058】また、図4に示すように、ボックスカバー41は、コネクタ口41f,41gと隣接する側壁板41cが天板41aからコネクタ口41f,41gの穿設位置へ向けて傾斜されている。このように、コネクタ口41f,41gに隣接する側壁板41cは、コネクタ口41f,41gへ向けて傾斜されるので、かかるコネクタ口41f,41gから露出されるコネクタ37a,37bに送信ケーブルのコネクタ(図示せず)を差し込み接続する場合に、かかる送信ケーブルのコネクタを音声制御基板37のコネクタ37a,37bへ向けて案内することができる。よって、送信ケーブルのコネクタと音声制御基板37のコネクタ37a,37bとの接続作業を円滑に行うことができるのである。 【0059】ボックスカバー42は、上述したボックスベース39の取着板39bに配置されるランプ制御基板38を覆いつつ被包するためのものであり、ランプ制御基板38の部品面に対向しつつ覆設される天板42aを備えている。この天板42aの周囲には、ボックスベース39の取着板39bへ向けて側壁板42b〜42eが立設されており、これらの天板42a及び側壁板42b〜42eによりランプ制御基板38の部品面を覆いつつ収容する収容空間が形成されている。また、天板42aの上部には複数の円形状の放熱穴42a1が穿設されており、かかる放熱穴42a1によりランプ制御基板38に搭載されるマイクロプロセッサ等の電子部品の発熱により加熱された収容空間内の空気(気体)を外部へ放出することができるのである。 【0060】ボックスカバー42におけるランプ制御基板38との対向面には、そのランプ制御基板38の4つの通穴38cに対応して、4つの位置決め突起(図示せず)が突設されている。これらの4つの位置決め突起はランプ制御基板38の4つの通穴38cに填り込み可能に形成されており、これらの各位置決め突起をランプ制御基板38の各通穴38cに填め込むことにより、ランプ制御基板38をボックスカバー42に位置決めすることができる。 【0061】ボックスカバー42の上下側両部分には、上述したランプ制御基板38におけるコネクタ38a,38bの搭載位置に対応して略矩形状に形成された2つのコネクタ口42f,42gが穿設されている。このコネクタ口42f,42gは、その断面形状が上述したランプ制御基板38のコネクタ38a,38bの外形に適合してそれぞれ形成されており、かかるコネクタ38a,38bが挿嵌可能に形成されている。 【0062】よって、図3に示すように、ボックスベース39及びボックスカバー42によりランプ制御基板38が収容される場合には、ランプ制御基板38のコネクタ38a,38bをコネクタ口42f,42gにそれぞれ挿嵌することにより、コネクタ38a,38bをサブ基板ボックス30の外部に露出させることができるのである。しかも、コネクタ口42f,42gの断面形状はコネクタ38a,38bの外形に適合して形成されているので、コネクタ口42f,42eからコネクタ38a,38b以外の部分が露出することを防止して、ランプ制御基板38への接触行為を防止することができるのである。 【0063】また、図4に示すように、ボックスカバー42は、コネクタ口42fと隣接する側壁板42bが天板42aからコネクタ口42fの穿設位置へ向けて傾斜される一方、コネクタ口42gと隣接する側壁板42cが天板42aからコネクタ口42gの穿設位置へ向けて傾斜されている。このように、コネクタ口42f,42gに隣接する側壁板42b,42cは、コネクタ口42f,42gへ向けてそれぞれ傾斜されるので、かかるコネクタ口42f,42gから露出されるコネクタ38a,38bに送信ケーブルのコネクタ(図示せず)をそれぞれ差し込み接続する場合に、かかる送信ケーブルのコネクタをランプ制御基板38のコネクタ38a,38bへ向けてそれぞれ案内することができる。よって、送信ケーブルのコネクタとランプ制御基板38のコネクタ38a,38bとの接続作業を円滑に行うことができるのである。 【0064】図5(a)に示すように、ボックスベース39における各取着板39a,39bの下側縁部には、一対の取付フック39e,39eがそれぞれ下方へ向けて突設されている。この一対の取付フック39e,39eは、図5(b)に示すように、ボックスベース39における入賞球集合カバー36との対向面から側面視略L字状に折り曲げ形成されており、上述した入賞球集合カバー36のフック部36eに引っ掛けられて係止されるように形成されている。よって、かかる一対の取付フック39e,39eを入賞球集合カバー36のフック部36eに引っ掛けて係止することによって、入賞球集合カバー36に取付具40を介して取り付けられるサブ基板ボックス30のガタつきを防止することができるのである。 【0065】また、図5(a)に示すように、ボックスカバー41は、ボックスベース39の連設板39cに隣接する側壁板41dが天板41aから連設板39cへ向けて傾斜される一方、ボックスカバー42は、ボックスベース39の連設板39cに隣接する側壁板42eが天板42aから連設板39cへ向けて傾斜されている。このため、ボックスカバー41,42の対向間の間隙幅は、連設板39c側から天板41a,41b側へ向けて、即ち、図5(a)の略垂直方向奥側から手前側へ向けて拡大するようにされている。よって、サブ基板ボックス30を入賞球集合カバー36に着脱するために取付具40を操作する際に、ボックスカバー41,42間に容易に指先を挿入することができるのである。 【0066】次に、上述したサブ基板ボックス30の組立方法を説明する。まず、ボックスカバー41の収容空間を音声制御基板37の部品面に対向させつつ被せ、ボックスカバー41に突設された4つの位置決め突起(図示せず)を音声制御基板37の部品面側から4つの通穴37cにそれぞれ挿入して填め込む。この4つの位置決め突起の填め込みにより、音声制御基板37は、その部品面がボックスカバー41に覆われつつ、ボックスカバー41に位置決めされる。ボックスカバー41に音声制御基板37が位置決めされると、そのコネクタ37a,37bがコネクタ口41f,41gから外部へ露出される。 【0067】その後、ボックスカバー41における音声制御基板37取着側面をボックスベース39の取着板39aに対向させつつ、取着板39aに音声制御基板37の半田面を配置すると、ボックスベース39及びボックスカバー41により音声制御基板39が被包される。音声制御基板37の取着板39aへの配置後、ボックスベース39における音声制御基板37配置面と反対面側からビスB1を4つの通穴39a2にそれぞれ挿入する。 【0068】この4本のビスB1が4つの通穴39a2への挿入されると、各ビスB1は、音声制御基板37の各通穴37dを貫通してボックスカバー41へ到達し、ボックスカバー41へねじ込まれる。この4本のビスB1のボックスカバー41へのねじ込みにより、音声制御基板37がボックスカバー41及びボックスベース39の取着板39aとの間部分に挟み込まれた状態で固定されつつ収容される。 【0069】一方、ボックスカバー42の収容空間をランプ制御基板38の部品面に対向させつつ被せ、ボックスカバー42に突設された4つの位置決め突起(図示せず)をランプ制御基板38の部品面側から4つの通穴38cにそれぞれ挿入して填め込む。この4つの位置決め突起の填め込みにより、ランプ制御基板38は、その部品面がボックスカバー42に覆われつつ、ボックスカバー42に位置決めされる。ボックスカバー42にランプ制御基板38が位置決めされると、そのコネクタ38a,38bがコネクタ口42f,42gから外部へ露出される。 【0070】その後、ボックスカバー42におけるランプ制御基板38取着側面をボックスベース39の取着板39bに対向させつつ、取着板39bにランプ制御基板38の半田面を配置すると、ボックスベース39及びボックスカバー42によりランプ制御基板38が被包される。ランプ制御基板38の取着板39bへの配置後、ボックスベース39におけるランプ制御基板38配置面と反対面側からビスB1を4つの通穴39b2にそれぞれ挿入する。 【0071】この4本のビスB1が4つの通穴39b2への挿入されると、各ビスB1は、ランプ制御基板38の各通穴38dを貫通してボックスカバー42へ到達し、ボックスカバー42へねじ込まれる。この4本のビスB1のボックスカバー42へのねじ込みにより、ランプ制御基板38がボックスカバー42及びボックスベース39の取着板39bとの間部分に挟み込まれた状態で固定されつつ収容されるのである。 【0072】このようにボックスベース39及びボックスカバー41,42により音声制御基板37及びランプ制御基板38が収容された後、ボックスベース39の一対の取付フック39e,39eを入賞球集合カバー36におけるフック部36eに引っ掛けて係止する一方、取付具40のロック部材40aが固定部36aの挿嵌穴36b内へ挿嵌される。ロック部材40aの挿嵌穴36bへの挿嵌後、ボタン部材40bを入賞球集合カバー36側へ向けて押し込むと、ボタン部材40bによりロック部材40aの先端部の外径が拡大されて挿嵌穴36b内に係止される。その結果、サブ基板ボックス30が入賞球集合カバー36に着脱可能に取り付けられる。 【0073】以上説明したように、本実施例のサブ基板ボックス30によれば、音声制御基板37は、ボックスベース39における取着板39a及びボックスカバー41により被包される一方、ランプ制御基板38は、ボックスベース39における取着板39b及びボックスカバー42により被包され、かつ、ボックスベース39の取着板39a,39bは連設板39cによりそれぞれ連設されるので、その連設板39cに取着される取付具40によって、電気的に分離され、かつ、それぞれ別体に形成された音声制御基板37及びランプ制御基板38をまとめて入賞球集合カバー36の固定部36aに取り付けることができる。 【0074】よって、かかる別体に形成された音声制御基板37及びランプ制御基板38を別々に入賞球集合カバー36に取り付ける必要がなく、その分、パチンコ機1の組立作業を簡素化して、かかる組立コストを低減することができるのである。 【0075】サブ基板ボックス30は、遊技盤5の裏面側におけるLCD13の配設位置下方であって入賞球集合カバー36の裏面側に取り付けられるので、サブ基板ボックス30がLCD13の取付位置と干渉することを防止することができる。よって、サブ基板ボックス30を遊技盤5に取り付ける場合には、パチンコ機1におけるLCD13の設置位置を変更するなどの設計変更することなく、サブ基板ボックス30の設置スペースを確保することができる。また、かかる入賞球集合カバー36の裏面側にサブ基板ボックス30が取り付けられることにより、遊技盤5がパチンコ機1に取り付けられる場合に、サブ基板ボックス30が機構板23に配設される各部材と干渉することを防止することができるのである。 【0076】更に、サブ基板ボックス30を入賞球集合カバー36に着脱可能に取り付ける取付具40は、ボックスカバー41,42の間部分に設けられた連設板39cに取着されるので、かかる取付具40がLCD13の取付位置と干渉することを防止ことができる。 【0077】しかも、サブ基板ボックス30は主基板ボックス29の側方に隣接して取り付けられるので、サブ基板ボックス30に収容される音声制御基板37及びランプ制御基板38と主基板とを接続する送信ケーブルの長さを余分に大きくする必要がない。 【0078】ところで、パチンコ機1では、音声制御基板37およびランプ制御基板38は、主基板ボックス29に収容される主基板と別体に形成されている。しかも、これらの音声制御基板37とランプ制御基板38は、その制御対象が異なるため、即ち、音声制御基板37は、主基板からの制御用データを受信することによりスピーカ21を作動させて音声を発生させる一方、ランプ制御基板38は、主基板からの制御用データを受信することにより複数のランプ8aを点灯または消灯させるため、それぞれ電気的に分離され、かつ、別体に形成されている。 【0079】ところで、従来のパチンコ機では、音声制御回路、ランプ制御回路およびメイン制御回路が全て主基板に搭載されるので、例えば、音声制御回路に故障があり、かつ、その修理が困難な場合に主基板全体を交換する必要があり、その分、メンテナンス費が高くなってしまう。しかしながら、本実施例のパチンコ機1に使用されるサブ基板ボックス30では、音声制御基板37及びランプ制御基板38は、主基板と別体に形成され、かつ、音声制御基板37及びランプ制御基板38もそれぞれ別体に形成されるので、例えば、音声制御基板37又はランプ制御基板38のいずれか一方に故障が発生した場合に、その故障がある音声制御基板37又はランプ制御基板38のいずれか一方のみを交換して修理することができる。よって、従来のパチンコ機1のように、主基板全体を交換する必要がないので、その分、メンテナンス費を低減することができる。 【0080】しかも、音声制御基板37とランプ制御基板38とは、それぞれ別体に形成され、かつ、ボックスベース39およびボックスカバー41,42により別々に被包されつつ収容されている。よって、音声制御回路37またはランプ制御基板38のいずれか一方、例えば、音声制御基板37に故障が発生した場合には、音声制御回路37のみをボックスベース39およびボックスカバー41から取り外して点検、修理すれば良く、ランプ制御基板38をボックスベース39及びボックスカバー42から取り外す必要がない。 【0081】以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。 【0082】例えば、本実施例では、遊技盤5の裏面側には、その略中央部分にLCD13が配設され、そのLCD13の側方に主基板ボックス取付ベース35を介して主基板ボックス29が取り付けられ、LCD13の下方に配設される入賞球集合カバー36の裏面側にサブ基板ボックス30を取り付けた。しかしながら、サブ基板ボックスの取付位置は、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、サブ基板ボックスの取付位置と主基板ボックスの取付位置とを入れ替えても良い。即ち、主基板ボックスをサブ基板ボックスに代えてLCD下方に配設される入賞球集合カバーに取り付ける一方、サブ基板ボックスを主基板ボックスに代えてLCDの側方に取り付けても良い。 【0083】また、サブ基板ボックス30は、ボックスベース39の連設板39cに取着される取付具40及び入賞球集合カバー36の固定部36aによって、遊技盤5の裏面側に取り付けられたが、例えば、取付具40の代わりに、遊技盤の裏面側にサブ基板ボックスを固定するための固定具を設け、かかる固定具によりサブ基板ボックスの一部(取付部)を固定することによって、サブ基板ボックスを遊技盤の裏面側に取り付けても良い。 【0084】尚、以下に本発明の変形例を示す。請求項1記載の遊技機用基板ボックスにおいて、前記ボックスベースは、前記2以上のボックスカバーがそれぞれ別々に取着される2以上の取着部と、その2以上の取着部にそれぞれ取着される前記2以上のボックスカバー間に間隙を設けつつ前記2以上の取着部を連結する連結部とを備えており、前記取付部は、その連結部に配設され、かつ、前記ボックスベースを遊技機に着脱可能に取り付けるように構成されていることを特徴とする遊技機用基板ボックス1。 【0085】遊技機用基板ボックス1において、前記2以上のボックスカバーは、前記ボックスベースと対向して配設され前記制御基板を覆う天板と、その天板から前記ボックスベースへ向けて立設される側壁板とをそれぞれ備えており、前記ボックスカバー間における互いに対向する前記側壁板は、その間隙幅が前記ボックスベース側から前記天板側へ向けて拡大する傾斜面とされていることを特徴とする遊技機用基板ボックス2。 【0086】遊技機用基板ボックス1,2において、前記2以上のボックスカバーは、前記制御基板に配設されたコネクタを外部へ露出させるコネクタ口を備えており、そのコネクタ口近傍の外壁面がそのコネクタ口へ向けて傾斜される傾斜面とされていることを特徴とする遊技機用基板ボックス3。 【0087】請求項1記載の遊技機用基板ボックス、又は、遊技機用基板ボックス1から3のいずれかが使用されると共に、打球が打ち込まれ遊技が行われる遊技領域を有する遊技盤と、その遊技盤に配設され遊技状態に応じて図柄が変動表示される可変表示装置とを備えた弾球遊技機において、その可変表示装置の下方であって前記遊技盤の裏面側に配設され、前記請求項1記載の遊技機用基板ボックス、又は、遊技機用基板ボックス1から3のいずれかが着脱可能に取り付けられる取付部を備えていることを特徴とする弾球遊技機1。 【0088】請求項1記載の遊技機用基板ボックス、又は、遊技機用基板ボックス1から3のいずれかが使用されると共に、打球が打ち込まれ遊技が行われる遊技領域とその遊技領域に設けられ打球が入賞する入賞口とを有する遊技盤と、その遊技盤の裏面側に配設され前記入賞口へ入賞した入賞球を処理する入賞球集合樋とを備えた弾球遊技機において、その入賞球集合樋側に配設され、前記請求項1記載の遊技機用基板ボックス、又は、遊技機用基板ボックス1から3のいずれかが着脱可能に取り付けられる取付部を備えていることを特徴とする弾球遊技機2。 【0089】弾球遊技機2において、前記入賞口は、前記可変表示装置に所定の図柄が表示されること応じて開放される可変入賞装置を備えており、前記取付部は、前記入賞球集合樋における前記可変入賞装置との隣接部分に配設されていることを特徴とする弾球遊技機3。 【0090】請求項1記載の遊技機用基板ボックス、又は、遊技機用基板ボックス1から3のいずれかが使用されると共に、打球が打ち込まれ遊技が行われる遊技領域を有する遊技盤と、その遊技盤に配設され遊技状態に応じて図柄が変動表示される可変表示装置とを備えた弾球遊技機において、その可変表示装置の下方であって前記遊技盤の裏面側に配設され、前記遊技機用基板ボックスに収容される前記2つの制御基板へ制御用データを送信する主基板が取り付けられる主基板固定部と、前記可変表示装置の側方であって前記遊技盤の裏面側に配設され、前記請求項1記載の遊技機用基板ボックス、又は、遊技機用基板ボックス1から3のいずれかが着脱可能に取り付けられる遊技機用基板ボックス固定部とを備えていることを特徴とする弾球遊技機4。 【0091】 【発明の効果】 本発明の遊技機用基板ボックスによれば、弾球遊技機などの遊技機の制御を行う制御部品がそれぞれ搭載される2以上の制御基板は、電気的に分離され、かつ、別体に形成されている。この2以上の制御基板はボックスベース及び2以上のボックスカバーにより別々に被包され、かつ、2以上のボックスカバーの少なくとも1つ又はボックスベースには遊技機の裏面側に取り付けられる取付部が設けられるので、かかる取付部によって遊技機用基板ボックスを遊技機の裏面側に取り付けることによって、2以上の制御基板を遊技機にまとめて取り付けることをができる。よって、かかる2以上の制御基板を別々に遊技機に取り付ける必要がなく、その分、遊技機の組立作業を簡素化して、かかる組立コストを低減することができるという効果がある。 【0092】しかも、例えば、2以上の制御基板を機能毎に別々に構成することにより、遊技機の故障個所に応じて、その機能に対応する制御基板のみを保守点検することができる。具体的には、2以上の制御基板のうちの1の制御基板に1の装置、例えば、ランプ装置を作動させる制御部品を搭載し、他の制御基板に他の装置、例えば、スピーカ装置を作動させる制御部品を搭載する。かかる場合に、例えば、ランプ装置に故障が発生したとすると、そのランプ装置を作動させる制御部品を搭載した1の制御基板のみを点検すれば良く、他の制御基板の点検を行う必要がない。よって、遊技機の保守点検コストを低減することができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000144522 【氏名又は名称】株式会社三洋物産 【住所又は居所】愛知県名古屋市千種区今池3丁目9番21号
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| 【出願日】 |
平成11年3月4日(1999.3.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103045 【弁理士】 【氏名又は名称】兼子 直久
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| 【公開番号】 |
特開2003−305251(P2003−305251A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月28日(2003.10.28) |
| 【出願番号】 |
特願2003−151924(P2003−151924) |
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