トップ :: A 生活必需品 :: A63 スポ−ツ;ゲ−ム;娯楽




【発明の名称】 遊技機
【発明者】 【氏名】奥代 倫明
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区南船場2丁目9番14号 高砂電器産業株式会社内

【氏名】中谷 秀樹
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区南船場2丁目9番14号 高砂電器産業株式会社内

【要約】 【課題】リーチ成立前に、二つ以上の予告種別を遊技者に対して報知すべく構成された遊技機であって、かかる予告種別に基づいて遊技を行うことによって、リーチ演出開始前における遊技者の集中力および期待感等を高めて、より興趣性の高い遊技機を提供することを課題とする。

【解決手段】本発明は、リーチ成立前に、二つ以上の予告種別が遊技者に報知され、報知された前記予告種別のいずれか、あるいは他の予告種別が選択され、選択された予告種別に基づいて、遊技が行われることを特徴としている。また、この際、予告種別としては、例えば、リーチ種別等に対応したシンボル等が用いられ、本発明にかかる遊技機においては、リーチ成立前に、図柄表示部110の下方位置110Aに複数のキャラクタ301(シンボル)が表示等されるべく構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 リーチ成立前に、二つ以上の予告種別が遊技者に報知され、報知された前記予告種別のいずれか、あるいは他の予告種別が選択され、選択された予告種別に基づいて、遊技が行われることを特徴とする遊技機。
【請求項2】 遊技者の視覚および聴覚の少なくとも一方によって、前記予告種別が認知可能な請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】 二つ以上の予告種別が同時に遊技者に報知される請求項1または2に記載の遊技機。
【請求項4】 複数の予告種別が遊技者に報知された場合にのみ選択可能な、特別予告種別が設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載の遊技機。
【請求項5】 前記予告種別に対応したシンボルを複数表示可能なシンボル変動表示領域が備えられ、前記シンボル変動表示領域に表示されたシンボルが変動表示された後に、前記シンボル変動表示領域に表示されたシンボルのいずれか、あるいは他のシンボルが選択され、選択されたシンボルに基づいて遊技が行われる請求項1から4のいずれか1項に記載の遊技機。
【請求項6】 前記予告種別が、リーチ種別等に対応している請求項1から5のいずれか1項に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、詳しくは、複数種類のリーチ演出を実行可能な遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、遊技球が始動口に入球したことに応じて抽選処理を行い、その抽選処理の結果が入賞(大当たり等)であれば、遊技者に有利な特別遊技モードを実行する遊技機が知られている。
【0003】この種の遊技機には、抽選処理の結果を表示するための図柄表示部が設けられており、この図柄表示部には、それぞれ複数種類の図柄を表示可能な複数の図柄表示位置が設定されている。そして、この遊技機は、抽選処理の結果を、各図柄表示位置に表示された図柄の組み合わせにて表すべく構成されている。
【0004】例えば、抽選処理の結果が入賞であれば、所定の図柄表示位置に同一図柄を表示させ、抽選処理の結果が非入賞であれば、所定の図柄表示位置の少なくとも一つに異なる図柄を表示させることにより、抽選処理の結果を図柄の組み合わせで表すことができる。
【0005】上述したような抽選処理の結果を表す図柄の組み合わせは、一般には、遊技球が始動口に入球して、図柄表示部の各図柄の表示状態が変動した後、その変動中の各図柄表示位置の表示が順次停止されていくことにより表示される。そして、この種の遊技機では入賞(大当たり等)を表す図柄の組み合わせは、残り一つの図柄で入賞あるいは非入賞が決定する、いわゆる「リーチ」の状態を経た後に表示されることとなる。例えば、三つの図柄表示部を有する遊技機においては、図柄表示部の各図柄が順番に停止される過程で、最後に停止される図柄を除き、残りの二つの図柄が大当たり発生の可能性の高い停止態様になっている(例えば、「7−↓−7」(「↓」は変動表示中であることを表す)、いわゆる「リーチ状態」)と、最後に停止される図柄の停止時間が延長されると共に、かかる図柄が停止するまでの間、所定のリーチ演出が実行されて、遊技者の大当たり発生への期待感が急激に高められるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技術にかかる遊技機においては、遊技の興趣性を向上させるために、リーチ種別を予め複数種類用意し、リーチ演出を実行するに当たっては、その複数種類の中から抽選処理により選択された一のリーチ種別にかかるリーチ演出が行われるものが一般的となっている。
【0007】上記従来技術においては、複数用意されたリーチ種別のそれぞれについて、各々異なるキャラクタや背景が用意されており、このように各リーチ種別に対応したキャラクタ等を設けることによって、各リーチ種別に変化を持たせている。そして、従来技術においては、例えば、抽選処理結果に基づくリーチ種別の違いを、それぞれ異なるキャラクタを表示することによって表し、リーチの発展段階の違いを、キャラクタおよびその背景の表示変化等によって表している。すなわち、上記従来技術は、リーチ成立後に、リーチ種別等に対応したキャラクタおよび背景等を出現させることによって、遊技者に対してリーチ種別等を報知すべく構成されている。
【0008】しかしながら、上記従来技術にかかる遊技機においては、リーチが成立しないことには遊技者がリーチ種別等を判別できないため、面白味に欠けるという問題があった。また、従来技術においては、上記のようにリーチが成立する前には、どのリーチ種別(およびリーチ発展段階)が実行されるのかが識別不可能であり、リーチ成立後には、単にキャラクタ等が出現するだけであるため、そのキャラクタ等が出現した時には、安易にリーチ種別等が判別可能となって、面白味に欠けるという問題があった。
【0009】つまり、従来技術においては、リーチ演出が行われる際のリーチ種別等は、リーチ成立の際に、リーチ種別等に対応したキャラクタ等を単に出現させることによって遊技者に報知されるため、リーチ種別等が安易に判別等され、面白みに欠け、遊技者の集中力および期待感を高めることができないという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、上記従来技術にかかる遊技機の問題を解決するためになされたものであり、リーチ成立前に、二つ以上の予告種別(例えば、リーチ種別等に対応した予告種別)を遊技者に対して報知すべく構成された遊技機であって、かかる予告種別に基づいて遊技を行うことによって、リーチ演出開始前における遊技者の集中力および期待感等を高めて、より興趣性の高い遊技機を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされた遊技機であって、リーチ成立前に、二つ以上の予告種別が遊技者に報知され、報知された前記予告種別のいずれか、あるいは他の予告種別が選択され、選択された予告種別に基づいて、遊技が行われることを特徴としている。
【0012】従来技術においては、上述したように、リーチ成立後に安易にリーチ種別等が判別可能である等の問題があった。しかしながら、本発明によれば、リーチ成立前に、事前に遊技者に対して二つ以上の予告種別が報知され、報知された予告種別のいずれかあるいは他の予告種別が選択された後に、かかる予告種別に基づいて遊技が行われる。つまり、本発明によれば、リーチ成立前に、遊技にかかわる二つ以上の「予告種別」の報知等の演出が行われることによって、リーチ演出開始前における遊技者の集中力および期待感等を高めて、より興趣性の高い遊技機を得ることができる。
【0013】また、本発明にかかる遊技機においては、遊技者の視覚および聴覚の少なくとも一方によって、前記予告種別が認知可能な構成であることが好ましい。
【0014】この好ましい構成によれば、遊技者の視覚および聴覚の少なくとも一方により認知可能な状態で前記予告種別の報知が行われるため、どのような予告種別の中から予告種別が選択されるか、あるいは異なる(予め報知されているものと異なる)予告種別が選択されるかを、遊技者が視覚および聴覚の少なくとも一方によって判別可能である。したがって、この好ましい構成によれば、リーチ成立前における遊技者の集中力等を効果的に高めて、より興趣性の高い遊技機を得ることができる。
【0015】また、本発明にかかる遊技機においては、二つ以上の予告種別が同時に遊技者に報知される構成が好ましい。
【0016】さらに、本発明にかかる遊技機においては、複数の予告種別が遊技者に報知された場合にのみ選択可能な、特別予告種別が設けられている構成が好ましい。また、この特別予告種別が報知された後には、遊技者にとって、より有利な態様にて遊技が行われる構成が好ましい。
【0017】この好ましい構成によれば、複数の予告種別(例えば、予め定められた複数の予告種別)が遊技者に報知されることを条件として、前記特別予告種別が遊技者に報知可能となり、前記特別予告種別が選択されて報知された場合には、遊技者に対して有利な遊技が実施される。つまり、予告種別の組合せを経なければ出現しない新たな予告種別(特別予告種別)が、遊技者に対して報知可能に構成されている。したがって、この好ましい構成によれば、予め定められた予告種別が報知された際には、遊技者の期待感がより一層高まることとなって、さらに興趣性の高い遊技機とすることができる。
【0018】また、本発明にかかる遊技機においては、前記予告種別に対応したシンボルを複数表示可能なシンボル変動表示領域が備えられ、前記シンボル変動表示領域に表示されたシンボルが変動表示された後に、前記シンボル変動表示領域に表示されたシンボルのいずれか、あるいは他のシンボルが選択され、選択されたシンボルに基づいて遊技が行われる構成が好ましい。
【0019】この好ましい構成によれば、前記予告種別に対応したシンボルを複数表示可能なシンボル変動表示領域が備えられ、これらのシンボルを変動表示させることによって、一のシンボルが選択されるため、リーチ成立前において、視覚的に遊技者の興味を引きつけ、かかる興味を持続させることができる。ここで「変動表示」とは、各シンボルあるいは複数のシンボルを、移動表示、回転表示、拡大表示、縮小表示、融合表示等させることであって、静止表示以外の動的な表示態様の全てを含む概念である。また、この好ましい構成によれば、上述したように、前記シンボル変動表示領域に表示された複数のシンボルが変動表示された後に、先に表示されていたシンボルと異なるシンボル(他のシンボル)が表示される場合もある。つまり、この好ましい構成によれば、シンボルの変動表示の後には、先に表示されたシンボル以外の新たなシンボル(例えば、上述した「特別予告種別」に対応するもの)も選択可能に構成されているため、遊技者に特別な印象を与えて、より興趣性の高い遊技機とすることができる。
【0020】また、本発明にかかる遊技機においては、前記予告種別が、リーチ種別等に対応している構成が好ましい。
【0021】この好ましい構成によれば、リーチ種別等に対応した前記予告種別が、リーチ成立前に遊技者に対して報知され、選択されたリーチ種別等(予告種別)に基づいて、遊技が行われることとなる。つまり、この好ましい構成によれば、リーチ成立前に、リーチ種別等を予告するためのリーチ種別等予告演出が行われることとなる。したがって、この好ましい構成によれば、リーチ成立前(具体的なリーチ演出開始前)における遊技者の集中力および期待感等を高めて、より興趣性の高い遊技機を得ることができる。なお、ここで、「リーチ種別等予告演出」とは、例えば、間もなくリーチ成立することと、リーチ成立時に行われるリーチ演出に用いられるリーチ種別等とを、予め遊技者に予告するために行われる演出である。よって、かかるリーチ種別等予告演出の開始によって、上述したように、リーチ演出開始前において、遊技者の集中力および期待感等が高められることとなる。また、「リーチ種別等」とは、リーチ演出が行われる場合のリーチ種別およびリーチ発展段階の少なくとも一方をいう。すなわち、「複数種類のリーチ種別等」とは、複数のリーチ種別およびリーチ発展段階を有する場合のみならず、リーチ種別が一種類であって発展段階を複数有する場合等をも含む概念である。また、「リーチ種別」とはリーチ演出を行う際の表現態様をいい、「リーチ発展段階」とはリーチ演出を行う際の発展態様(主に「期待度」の発展態様等)をいう。そして、「リーチ種別」の違いは、リーチ演出を行う際のキャラクタ等のシンボルの違いによって表され、「リーチ発展段階」の違いは、リーチ演出を行う際のキャラクタの背景、キャラクタの数、キャラクタの動き等の違いによって(「ノーマルリーチ」あるいは「スーパーリーチ」等として)表される。さらに、「リーチ演出」とは、リーチである旨を遊技者に報知するために種々の表現が行われることであって、その表現方法は、遊技者の視覚、聴覚、あるいは触覚のいずれに(または複数に)訴えてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
【0023】図1は、本発明の実施形態にかかる遊技機(パチンコ機)の概略的な外観構成図を示したものである。図1に示すように、遊技機100は、略長方形の四辺を成すように枠組みされた四つの枠片から成る外枠101と、この外枠101に開閉自在に取り付けられた前面扉102と、外枠101内の内枠(図示省略)に嵌め込まれた遊技盤103とを備えている。
【0024】前面扉102には、大きな矩形状の開口部が形成され、この開口部には、ガラス板等の透明板104が取り付けられており、本実施形態にかかる遊技機100は、この透明板104を介して、内部の遊技盤103が視認可能に構成されている。また、前面扉102には、遊技盤103に向けて遊技球を発射させるための発射装置(図示省略)を操作するためのハンドル部105と、発射装置に供給すべき遊技球を貯留しておくための上皿106と、この上皿106に貯留しきれない遊技球を貯留しておくための下皿107とが設けられている。
【0025】遊技盤103には、略円弧状に形成された外側ガイドレール108と、これより半径の小さな略円弧状に形成された内側ガイドレール109とが設けられている。そして、本実施形態にかかる遊技機100においては、発射装置から発射された遊技球が、これらのガイドレール108,109に案内されて遊技盤103の上部に導かれ、遊技盤103内(遊技領域内)を転動することによって遊技が行われる。なお、この遊技盤103には、遊技球と当接することによって、遊技球を様々な方向に転動させるための複数の遊技釘が配設されているが、ここでは、図面の複雑化を避けるために遊技釘の記載を省略している。つまり、この遊技機100においては、遊技盤103の上部に導かれた遊技球は、遊技盤103に打ち込まれた複数本の遊技釘に当接し、あるいはこれらの遊技釘間を通って、下方へ落下すべく構成されている。
【0026】遊技盤103の略中央部には、例えば液晶表示器を組み込んだ図柄表示部110が設けられ、この図柄表示部110の下方位置には、遊技球を入球可能な始動口111および入賞口112が配置されている。この始動口111および入賞口112に遊技球が入球すると、その旨が入球後の遊技球の通過経路に設けられたセンサによって検出され、入球した部位について予め定められた個数の賞球が球貸出部(図示省略)から上皿106に付与されるように構成されている。なお、始動口111は、所定条件が成立することにより、ソレノイドの作動で開放されて入球しやすい状態となり得るように構成されており、開放時間と開放回数とが高められるよう制御される。
【0027】図柄表示部110の表示画面は、複数(例えば三個)の図柄表示領域に区画されており、各表示領域は、それぞれ文字、数字、記号、図形、キャラクタ等の図柄(この実施形態では、例えば「1」〜「7」の数字)が、単独あるいは複合的に表示可能に構成されている。遊技球が始動口111に入球すると、特別遊技モードを実行するか否か(「大当たり」か「ハズレ」か)を決定するための抽選処理が行われて、図柄表示部110の各図柄表示領域の図柄が変動を始め、所定時間経過後に、所定領域に任意の図柄が表示される。この図柄表示部110は、一般的には、抽選処理の結果が「大当たり」であれば、図柄表示部110において所定の図柄を所定の図柄状態(例えば、同一図柄を同一ライン上)に揃えるべく、制御が行われる。なお、本実施形態にかかる図柄表示部110は、リーチ成立(例えば、「7−↓−7」という状態)前に、リーチが間もなく成立することおよびリーチ演出時に実行されるリーチ種別等を遊技者に予告するために、一あるいは二以上のリーチ種別等(本発明の「予告種別」に相当)が遊技者に報知されるべく構成されている。つまり、本実施形態は、このようにリーチ種別等を事前に予告等する演出(リーチ種別等予告演出)を行うべく構成されており、具体的には、リーチ種別等に対応したシンボルを表示および変動表示させて、リーチ種別等予告演出が行われている。そして、後に詳細に説明する通り、図柄表示部110は、本発明のシンボル変動表示領域としての機能をも有している。
【0028】始動口111の下方位置には、大入賞口114が設けられており、この大入賞口114は、通常は幅広な開閉板113によって閉塞されている。そして、抽選処理を行った結果、大入賞(大当たり)に当選すると、ソレノイドの作動によって開閉板113が傾動して、大入賞口114が開放されるように構成されている。大入賞口114内には、特定領域(いわゆるVゾーン)を経由する第一経路、および特定領域を経由しない第二経路の二つの経路が設けられており、それぞれの経路には、入球した遊技球を計数するカウンタが設けられている。例えば、特別遊技モードでは、非特定領域(第二経路)に所定個数の遊技球が入球するまで大入賞口114が開放され、その間、特定領域(第一経路)に遊技球が一つでも入球されれば、継続権が発生して、大入賞口114が再度開放され、この一連の動作が所定回数繰り返されることとなる。そして、この遊技機100は、大入賞口114に入球した遊技球の数(カウンタにて計数された遊技球の数)に応じて、予め定められた個数の賞球が球貸出部から上皿106に付与されるように構成されている。
【0029】遊技盤103の下部には、始動口111、入賞口112、および大入賞口114等に入球しなかった遊技球を遊技機100本体内に回収するための排出口115が形成されている。
【0030】また、遊技盤103の遊技領域の遊技領域の周辺部には、遊技中に点滅表示される飾りランプ、賞球を払い出すときに点灯する賞球ランプ、捕球が切れたときに点灯する球切れランプ等の各種ランプ117が配置されており、外枠101の左右位置には、効果音を発する二つのスピーカ118が配置されている。
【0031】図2は、本実施形態にかかる遊技機の概略的な電気的構成のブロック図を示したものである。また、図3は、遊技機内の主制御部の概略図を示したものである。なお、この図2においては、各構成要素たるブロック間は見かけ上「一」の信号線にて接続された状態を示しているが、この各信号線は、物理的に「一本の」信号線を意味するものではなく、必要に応じて、一本または複数本の信号線(あるいは複数本を一に束ねた信号線)を意味するものとする。
【0032】本実施形態にかかる遊技機100は、制御、演算の主体であるCPU1331、遊技制御プログラム等が記憶されているROM1332、データの読み書きに用いられるRAM1333、および乱数発生器1334等を有する主制御部133を備えている(図3参照)。この主制御部133を構成するRAM1333内には、図3に示すように、例えば、乱数発生器1334にて抽選処理が行われた結果得られた、大当たりに関する情報や、リーチ演出を行う際のリーチ演出に関する各種情報(リーチ種別情報等)等が記憶されるべく、大当たり情報記憶部1333a、リーチ情報記憶部1333b、および停止図柄情報記憶部1333c等が設けられている。また、本実施形態においては、抽選処理の結果に応じて、リーチ種別等予告演出が行われるべく構成されているため、リーチ情報記憶部1333bには、リーチ種別等予告演出を行うか否かに関する情報、および予告演出の種類(組合せの種類等)に関する情報等も記憶される。
【0033】遊技機100を成す主制御部133のCPUには、バスを介して各種の入出力部が接続されている。入力部としては、始動口111に入球された遊技球を検出する始動口センサ145、入賞口112に入球された遊技球を検出する入賞口センサ146、下皿107内に遊技機球が満杯になったことを検出する下皿センサ147、大入賞口114の一般領域に入球した遊技球を計数するカウンタ148、大入賞口114の特定領域に入球した遊技球を計数するVゾーンカウンタ149等が接続されている。また、出力部としては、電源制御部132、図柄表示制御部134、ランプ制御部135、音声制御部136、および払出制御部137等が接続されている。
【0034】図柄表示制御部134は、主制御部133から送られる制御信号(例えば、乱数発生器1334にて得られたリーチ情報に関する信号等、RAM1333内に記憶された各種情報信号)等に基づいて、図柄表示部110で変動表示される各図柄表示領域(後述する)を制御すべく構成されている。すなわち、図柄表示制御部134は、今回変動に関する情報(抽選結果情報等)に基づいて、図柄表示部110中の各図柄表示領域において図柄を制御している。また、この図柄表示制御部134の制御に基づき、図柄表示部110においては、リーチ成立前に、リーチ種別等予告演出が行われることとなる。詳細は後述する。
【0035】また、ランプ制御部135および音声制御部136は、主制御部133からの制御信号に基づいて、各種ランプ116,117の点灯状態およびスピーカ118からの音声を制御する。さらに、主制御部133から払出制御部137には、賞球個数信号が適宜送信される。そして、払出制御部137は、この賞球個数信号に基づいて球払出部200を制御している。
【0036】また、本実施形態においては、「大当たり」となるか否か、「リーチ」演出を行うか否か、あるいはどのようなリーチ種別の「リーチ」演出を行うか否か等が、上述したように、始動口111への入球後、乱数発生器(乱数発生カウンタ)を用いた抽選処理にて決定され、かかる抽選処理を行うため、主制御部133には複数の乱数発生器が設けられいる。具体的には、大当たり決定用乱数発生器、リーチ決定用乱数発生器、種別決定用乱数発生器、停止図柄決定用乱数発生器(図示省略)が設けられている。なお、本実施形態においては、複数の乱数発生器を一つにまとめて、乱数発生器1334として、図3に表している。
【0037】各乱数発生器は、「0」からはじまって「所定上限値」となるまで、所定周期(例えば1msec)で順次1ずつカウントアップ動作が行われ、このカウント値が「所定上限値」に達した場合には、初期値「0」から再度カウント動作が繰り返されるべく構成されており(いわゆる無限ループカウンタが構成されており)、各種乱数発生器は、主制御部133のCPU1331がそのカウント動作を制御している。なお、ここでは、初期値が「0」である場合について示しているが、本発明はこれに限定されず、初期値はランダムに選択されてもよい。
【0038】主制御部133は、例えば、始動口センサ145からの信号入力に応じて、その時点で大当たり決定用乱数発生器がカウントしている乱数値を読み込み、この乱数値をRAM1333に記憶させる。つまり、主制御部133は、各センサ等からの信号入力に応じて(信号入力をトリガとして)、各乱数発生器でカウントしている乱数値を読み込み、適宜RAM1333に記憶すべく構成されている。
【0039】各種乱数発生器において用いられる「所定上限値」としては、例えば、大当たり決定用乱数発生器が「239」、リーチ決定用乱数発生器が「10」、種別決定用乱数発生器が「10」、停止図柄決定用乱数発生器が「10(図柄の数)」等の値として定められる。
【0040】図4は、本実施形態にかかる遊技機の主制御部におけるリーチ演出に関する制御動作のフローチャート(メインフロー)を示したものである。
【0041】図4によれば、始動口111への入球があるか否かが始動口センサ145からの信号によって判断され(ステップS41)、始動口111への入球がない場合(S41にてNo)には、リーチ演出等を行うための抽選処理等については待機状態となり、入球があった場合(S41にてYes)には、始動口センサ145からの入球した旨の信号をトリガとして、大当たり抽選処理(ステップS42)、停止図柄抽選処理(ステップS43)、およびリーチ抽選処理(ステップS44)が行われる。具体的に、これらの抽選処理は、入球信号の入力に応答して、その時点で乱数発生器がカウントしている乱数値をRAM1333内に記憶することによって行われる。したがって、本実施形態においては、これらの抽選処理によって得られた種々の情報(大当たりである否か、リーチ演出を行うか否か、リーチ演出を行う場合にはどのようなリーチ種別等に基づく演出が行われるか否か等の情報)が、RAM1333内に記憶され、必要に応じて、種々の制御等に用いられることとなる。
【0042】また、上記停止図柄抽選処理(S43)においては、図柄表示部110の各図柄表示領域についてそれぞれ抽選処理にて停止図柄が定められ、大当たり抽選(S42)に当選することなく、抽選結果の図柄が「ハズレ図柄」(三つが揃っていない状態の図柄)であれば、その図柄を最終的な停止図柄とするが、このような「ハズレ図柄」となった場合であっても、大当たりに当選していた場合には、「ハズレ図柄」を調整して(例えば、左側の図柄をコピー等して)、この大当たりに対応する図柄にする。一方、抽選処理の結果、停止図柄が大当たり状態の図柄(三つが揃っている図柄)となった場合、大当たりに当選していれば、その図柄を最終的な停止図柄とするが、大当たりに当選していない場合には、その「大当たり図柄」を調整して(例えば、いずれかの図柄に+1等して)、「ハズレ図柄」にする。さらに、リーチ抽選について当選したか否かに応じても、抽選して選択された図柄を適宜調整して(例えば、リーチ抽選に当選した場合には、少なくとも左右の図柄を同一の図柄となるように調整して)、停止図柄を定める。
【0043】さらに、上記リーチ抽選処理(S44)においては、リーチ演出が行われる場合のリーチ種別およびリーチ発展段階に加えて、リーチ種別等予告演出の実行の是非等(実行するか否か、どの種類の予告演出を行うか等)が、抽選処理によって定められる。
【0044】次いで、リーチ抽選処理(S44)において、リーチに当選したか否かが判断される(ステップS45)。かかる抽選処理(S44)に当選している場合(S44にてYes)には、リーチ演出等決定演出を行う際に用いられるキャラクタ(本発明の「シンボル」に相当)およびキャラクタの組合せ等を決定するキャラクタ決定処理(ステップS46)が行われた後に、図柄表示部110の各図柄表示領域の図柄の変動表示が開始される(ステップS47)。一方、リーチ抽選処理(S44)に当選していない場合(S44にてNo)には、キャラクタ決定処理(S46)を行うことなく、直ちに図柄表示部110における各図柄表示領域の図柄の変動表示が開始される(S47)。なお、キャラクタ決定処理(S46)については、後に詳細に説明する。
【0045】図柄の変動表示が開始された(S47)後には、リーチ種別等予告演出を実行するか否かが判断される(ステップS48)。ここ(S48)での判断は、リーチ抽選処理(S44)における抽選結果に基づいて行われ、「実行する」との抽選結果がリーチ情報記憶部1333bに記憶されている場合(S48にてYes)には、リーチ種別等予告演出が行われる(ステップS49)。リーチ種別等予告演出については、後述する。
【0046】次いで、図柄表示部110の図柄の表示態様がリーチ状態となっているか否かが判断される(ステップS50)。そして、リーチ状態となっている場合(S50にてYes)には、先のリーチ種別等予告演出にて定められたキャラクタ等を用いて、リーチ演出が実行される(ステップS51)。なお、リーチ種別等予告演出(S49)が行われることなく、リーチ状態となった場合においては、遊技者に対して予告はされていないが、リーチ抽選処理(S44)にて定められたリーチ種別等によってリーチ演出が行われる。この際には、特にキャラクタ等を用いない、「ノーマルリーチ」演出が行われることもある。また、この「ノーマルリーチ」演出を介して、キャラクタ等を用いたリーチ演出に発展することもある。ここで、「ノーマルリーチ」とは、例えば特にキャラクタ等を用いることなく、図柄表示部110の左右の図柄が同一図柄に停止表示された状態において、中央の図柄が単に変動表示しているリーチ態様のことをいう。
【0047】次いで、大当たり抽選処理(S42)に当選したか否かが判断され(ステップS52)、当選している場合(S52にてYes)には、先の停止図柄抽選処理(S43)の抽選結果に基づき、各図柄表示領域の図柄を順番に停止させて、図柄表示部110に大当たり図柄が表示される(ステップS53)。一方、大当たり抽選処理(S42)に当選していない場合(S52にてNo)には、先の停止図柄抽選処理(S43)の抽選結果に基づき、各図柄表示領域の図柄を順番に停止させて、図柄表示部110にハズレ図柄が表示される(ステップS54)。
【0048】そして、S52の処理において、大当たりである場合(S52にてYes)には、「大当たり図柄表示」を行った(S53)後、「大当たり遊技」(特別遊技)が開始され(ステップS55)、この大当たり遊技の終了後に、上述した一連のリーチ演出処理が終了する。また、大当たりでない場合(S52にてNo)には、「ハズレ図柄表示」を行った(S54)後、上述した一連のリーチ演出処理が終了する。
【0049】以上の如く、本実施形態にかかる遊技機100は、始動口111に遊技球が入球した後に、主制御部133の乱数発生器1334内に設けられた「大当たり決定用乱数発生器」(図示省略)等を用いて乱数の抽選処理が行われ、その処理結果がRAM1333(大当たり情報記憶部1333a)に記憶される。そして、記憶された乱数値が予め定められた大当たり値(例えば、テーブル内の所定値)と一致しているか否かが判定され、記憶された値が大当たり値である場合には、図柄表示部110で表示される図柄が変動表示状態となった後に、予め定められた所定の図柄状態(例えば、抽選処理にて定められて停止図柄情報記憶部1333cに記憶された停止図柄「7−7−7」)に停止表示され、主制御部133からの制御信号に基づき、大入賞口114を閉塞している開閉板113が所定のパターンで開閉制御される。つまり、抽選処理の結果、「大当たり」に当選することによって、遊技機100は「大当たり遊技(特別遊技)」状態となって、遊技者は有利な状態(幅広の開閉板113が開放等される状態)にて遊技を行うことができる。
【0050】加えて、本実施形態においては、図柄表示部110でリーチが成立する(例えば「7−↓−7」と表示される)前に、間もなくリーチ成立する旨とリーチ成立後のリーチ演出時に用いられるリーチ種別等とを遊技者に報知するための演出(リーチ種別等予告演出)が行われ、ここで予告されたリーチ種別等(予告種別)に基づいて、実際のリーチ演出が行われる。
【0051】次に、図4のフローチャートに示されたキャラクタ決定処理(S46)について、図5を用いて具体的に説明する。
【0052】図5は、本実施形態にかかる遊技機100の図柄表示部110において、いかなるキャラクタを用いてリーチ種別等予告演出が行われるかを定めるための処理(キャラクタ決定処理)に関するフローチャートを示したものである。
【0053】まず、このキャラクタ決定処理(S46)においては、組合せ予告実行を行うか否か等を判断するための組合せ予告実行抽選処理が行われる(ステップS461)。具体的には、複数のキャラクタを用いた組合せ予告演出を行うか否か、複数のキャラクタを用いた特別予告演出を行うか否か等を判断するための抽選処理が行われる。この場合の抽選処理も、上述の種々の抽選処理と同様に、主制御部133を成す乱数発生器1334を用いて行われ、この抽選結果は、リーチ情報記憶部1333bに記憶される。
【0054】次いで、上記抽選処理(S461)の結果に基づいて、複数のキャラクタを用いた組合せ予告演出を行うか否かが判断され(ステップS462)、組合せ予告演出が行われない場合(S462にてNo)には、リーチ種別等予告演出(S49)を行う際のキャラクタが、今回のリーチ抽選(S44)にて定められたリーチ種別等に対応したキャラクタ(以下「対応キャラクタ」ともいう。)(本発明の「リーチ種別等(予告種別)に対応したシンボル」に相当)に決定される(ステップS464)。また、組合せ予告演出が行われる場合(S462にてYes)には、抽選処理(S461)の結果に基づいて、かかる組合せ予告演出として、特別予告演出が実行されるか否かが判断される(ステップS463)。ここで、「特別予告演出」とは、対応キャラクタとは異なる他のキャラクタを一つ以上用いてリーチ種別等予告演出を開始して、この他のキャラクタの変動表示、融合表示、発展表示等を経て、対応キャラクタ(特別予告種別)が遊技者に対して予告される演出をいう。
【0055】そして、S463の判断処理の結果、特別予告演出が実行されない場合(S463にてNo)には、リーチ種別等予告演出(S49)を行う際のキャラクタが、対応キャラクタおよび他のキャラクタに決定される。一方、特別予告演出が実行される場合(S463にてYes)には、リーチ種別等予告演出(S49)を行う際のキャラクタが、対応キャラクタ(本発明の「特別予告種別」に相当)および他の二つのキャラクタ(本発明の「複数の予告種別」に相当)に決定される。
【0056】本実施形態においては、以上のように、S464、S465、およびS466の処理を経てリーチ種別等予告演出(S49)を行う際のキャラクタが決定されることによって、キャラクタ決定処理(S46)が終了して、その後図4のS47以降の処理が行われることとなる。
【0057】次に、図柄表示部110において行われるリーチ種別等予告演出の表示態様等を、図面に基づいて説明する。
【0058】図6は、本実施形態にかかる遊技機を成す図柄表示部において行われるリーチ種別等予告演出の具体的な表示例を示したものである。この図6は、図5に対応して、キャラクタ決定処理(S46)において、対応キャラクタのみでの予告演出を行う場合(S464)、組合せ予告演出を行う場合(S465)、および特別予告演出を行う場合(S466)の具体例が示されている。なお、本実施形態にかかる図柄表示部110は、必要に応じて、表示区画数等が変更可能であると共に、一あるいは複数の区画に跨った状態で図柄あるいはキャラクタ等(シンボル)を重ねて表示することが可能である。
【0059】図6に示すように、図柄表示部110が図6(a)の状態(「1−2−3」と表示された状態)において、始動口111に入球されると(S41)、CPU1331の乱数発生器1334において抽選処理(S42,S43,S44)が行われて、キャラクタ決定処理(S46)等を経て、図6(b)に示すべく、図柄表示部110内の各図柄表示領域110a,110b,110cの図柄の変動表示が開始される(S47)。そして、この図柄の変動表示の開始(S47)後に、キャラクタ決定処理(S46)にて定められたキャラクタを用いて、種々のリーチ種別等予告演出(S49)が行われることとなる。なお、本実施形態においては、各キャラクタ(本発明にかかる「シンボル」に相当)に対応した背景図柄が用意されており、各キャラクタと背景図柄との組合せに基づいて、リーチ成立後に、それぞれ異なるリーチ演出が異なるべく構成されている。また、本実施形態においては、必要に応じて、リーチ種別(キャラクタ)によって、リーチ成立後に大当たりとなる信頼度等に変化を持たせることも可能である。
【0060】まず、リーチ種別等予告演出(S49)を行うキャラクタが、対応キャラクタに決定された場合(S464)について説明する。この場合には、図柄表示部110の図柄が変動表示されている状態において、図6(c1)に示すように、図柄表示部110の下方位置110A(本発明の「シンボル変動表示領域」に相当)に、リーチA用キャラクタ301Aが表示される。ここで、リーチA用キャラクタ301Aは、リーチ抽選処理(S44)によって定められたリーチ種別に対応したキャラクタである。図柄表示部110の下方位置110AにリーチA用キャラクタ301Aが表示された後には、このキャラクタ301Aが変動表示して(例えば、キャラクタ301Aが下方位置110A中央部に移動して所定のアクション(移動、回転、消滅あるいは点滅等)を行って)(図6(d1)参照)、所定時間経過後に、次のリーチ成立時に行われるリーチ演出対応キャラクタが図柄表示部110に表示して決定される。この具体例においては、リーチ種別等予告演出(S49)を行うキャラクタが、対応キャラクタに決定された場合(S464)について示しているため、図6(e1)に示すように、リーチA用キャラクタ301Aが最終的に図柄表示部110の下方位置110Aに表示される。なお、上記図6(c1)〜図6(e1)までが、図4に示されたリーチ種別等予告演出(S49)に対応している。上記のように、リーチ種別等予告演出(S49)にてリーチ種別等が遊技者に対して予告報知された後には、図6(f1)に示すようにリーチ成立した(リーチ抽選処理(S44)にてリーチを行う旨の抽選に当選した)ことを条件として、予告された対応キャラクタ(ここでは、リーチA用キャラクタ301A)およびこのキャラクタに対応した背景等と用いて、所定のリーチ(リーチA)演出が行われる。なお、具体的なリーチ演出の態様等については省略する。
【0061】次に、リーチ種別等予告演出(S49)を行うキャラクタが、対応キャラクタおよび他のキャラクタに決定された場合(S465)について説明する。この場合には、図柄表示部110の図柄が変動表示されている状態において、図6(c2)に示すように、図柄表示部110の下方位置110A(本発明の「シンボル変動表示領域」に相当)に、リーチA用キャラクタ301A(他のキャラクタ)およびリーチB用キャラクタ301B(対応キャラクタ)(ここで、他のキャラクタおよび対応キャラクタは、本発明の「予告種別」に相当する。)が表示される。ここで、リーチB用キャラクタ301Bは、リーチ抽選処理(S44)によって定められたリーチ種別に対応したキャラクタである。図柄表示部110の下方位置110Aにキャラクタ301A,301Bが表示された後には、これらのキャラクタ301A,301Bが変動表示して(例えば、これらのキャラクタ301A,301Bが下方位置110A中央部にそれぞれ移動して所定のアクション(融合、移動、回転、消滅あるいは点滅等)を行って)(図6(d2)参照)、所定時間経過後に、次のリーチ成立時に行われるリーチ演出対応キャラクタが図柄表示部110に表示して決定される。この具体例においては、図6(e2)に示すように、リーチB用キャラクタ301Bが最終的に図柄表示部110の下方位置110Aに表示される。なお、上記図6(c2)〜図6(e2)までが、図4に示されたリーチ種別等予告演出(S49)に対応している。上記のように、リーチ種別等予告演出(S49)にてリーチ種別等が遊技者に対して予告報知された後には、図6(f2)に示すようにリーチ成立した(リーチ抽選処理(S44)にてリーチを行う旨の抽選に当選した)ことを条件として、予告された対応キャラクタ(ここでは、リーチB用キャラクタ301B)およびこのキャラクタに対応した背景等と用いて、所定のリーチ(リーチB)演出が行われる。なお、具体的なリーチ演出の態様等については省略する。
【0062】次に、リーチ種別等予告演出(S49)を行うキャラクタが、対応キャラクタおよび他の二つのキャラクタに決定された場合(S465)について説明する。この場合には、図柄表示部110の図柄が変動表示されている状態において、図6(c3)に示すように、図柄表示部110の下方位置110A(本発明の「シンボル変動表示領域」に相当)に、リーチA用キャラクタ301A(他のキャラクタ)およびリーチB用キャラクタ301B(他のキャラクタ)が表示される。ここで表示されているキャラクタ301A,301Bは、組合せ予告実行抽選処理(S461)にて定められた特別予告演出を行うために使用される他の二つのキャラクタ(本発明の「複数の予告種別」に相当)である。そして、後述するリーチC用キャラクタ301Cが、リーチ抽選処理(S44)によって定められたリーチ種別に対応したキャラクタ(本発明の「特別予告種別」に相当)である。図柄表示部110の下方位置110Aにキャラクタ301A,301Bが表示された後には、これらのキャラクタ301A,301Bが変動表示して(例えば、これらのキャラクタ301A,301Bが下方位置110A中央部にそれぞれ移動して所定のアクション(融合、移動、回転、消滅あるいは点滅等)を行って)(図6(d3)参照)、所定時間経過後に、次のリーチ成立時に行われるリーチ演出対応キャラクタが図柄表示部110に表示して決定される。この具体例においては、図6(e3)に示すように、上記二つのキャラクタ301A,301B以外のリーチC用キャラクタ301Cが最終的に図柄表示部110の下方位置110Aに表示される。なお、上記図6(c3)〜図6(e3)までが、図4に示されたリーチ種別等予告演出(S49)に対応している。上記のように、リーチ種別等予告演出(S49)にてリーチ種別等が遊技者に対して予告報知された後には、図6(f3)に示すようにリーチ成立した(リーチ抽選処理(S44)にてリーチを行う旨の抽選に当選した)ことを条件として、予告された対応キャラクタ(ここでは、リーチC用キャラクタ301C)およびこのキャラクタに対応した背景等と用いて、所定のリーチ(リーチC)演出が行われる。なお、具体的なリーチ演出の態様等については省略する。
【0063】以上説明したように、本実施形態にかかる遊技機100においては、始動口111への入球により図柄表示部110の各図柄が変動表示されて、リーチ成立前にリーチ種別等予告演出が行われて、かかる演出にて遊技者に対して予告報知されたリーチ種別等に基づいてリーチ演出が行われる。したがって、本実施形態においては、次のような効果を得ることができる。
【0064】従来技術にかかる遊技機においては、リーチ成立後に安易にリーチ種別等が判別可能であったため、遊技の面白味に欠けていた。しかしながら、本実施形態にかかる遊技機100においては、上述したように、リーチ成立前に、事前にリーチ種別等を予告するためのリーチ種別等予告演出が行われるため、リーチ演出開始前における遊技者の集中力および期待感等を高めて、より興趣性の高い遊技機を得ることができる。具体的には、間もなくリーチ成立することと、リーチ成立時に行われるリーチ演出に用いられるリーチ種別等とが、予め遊技者に予告されるため、かかるリーチ種別等予告演出の開始によって、リーチ演出開始前に、遊技者の集中力および期待感等を高めることができる。
【0065】また、本実施形態にかかる遊技機100においては、組合せ予告演出が行われる場合には、複数のリーチ種別等(予告種別)が遊技者に報知されることとなるため、遊技者は安易にリーチ種別等を判別できなくなる。さらに、単一のキャラクタを用いた演出が行われる場合であっても、所定のアクション後に、かかるキャラクタを変更して予告することも可能(すなわち、抽選処理(S44)にて定められたリーチ種別等に対応するキャラクタ以外のキャラクタで予告演出を開始して、その後対応キャラクタを表示することも可能)であるため、遊技者は安易にリーチ種別等を判別できなくなる。
【0066】また、本実施形態においては、複数のキャラクタが図柄表示部110に表示され、こららのキャラクタの選択、発展等の変動表示(所定アクション)を介して、リーチ種別等に対応したキャラクタが予告されるため、リーチ演出前の興趣性が高まる。したがって、本実施形態によれば、遊技者が安易にリーチ種別等を判別することはできず、リーチ演出開始前における遊技者の集中力および期待感等を高めて、より興趣性の高い遊技機を得ることができる。
【0067】また、本実施形態においては、予告演出のはじめに表示されたキャラクタ(複数の予告種別)と異なるキャラクタ(特別予告種別)に決定する、特別予告演出(図5および図6参照)を実施可能に構成されているため、通常のリーチ種別等を用いたリーチ演出を行う場合よりも、遊技者に特別な印象を与えて、より興趣性の高い遊技機とすることができる。なお、このような特別予告演出を行う場合には、キャラクタの変動表示後に新たなキャラクタが出現する場合には、リーチ成立後に大当たりとなる信頼度が高まるように構成することが好ましい。かかる構成によれば、遊技者の予告演出に対する期待感が高まり、より集中力をもって遊技を行うこととなるからである。
【0068】なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【0069】例えば、上記実施形態においては、特別予告演出が、二つのキャラクタを用いて行われる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、三つ以上のキャラクタ(本発明の「複数の予告種別」に相当)を融合等させた後に、他のキャラクタ(本発明の「特別予告種別」に相当)を出現させるように構成してもよい。また、一つのキャラクタの所定のアクションの後に、他のキャラクタを出現させるように構成させてもよい。つまり、上述したように、組合せ予告演出を行わない場合であっても、遊技者が安易にリーチ種別等を判別できないように、抽選処理(S44)にて定められたリーチ種別等に対応するキャラクタ以外のキャラクタで予告演出を開始して、その後対応キャラクタを表示すべく構成してもよい。
【0070】また、上記実施形態においては、通常の(特別予告演出でない)組合せ予告演出の実行時に、二つのキャラクタが用いられる場合について説明したが、本発明はこの構成に限られず、必要に応じて、三つ以上のキャラクタを表示させた後に、それらの中のいずれかのキャラクタに決定すべく予告演出を行ってもよい。
【0071】また、上記実施形態においては、三種類のリーチ種別等に対応したキャラクタが用いられる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、必要に応じて、二種類あるいは四種類以上のリーチ種別等に対応したキャラクタを用いてもよい。
【0072】また、上記実施形態においては、リーチ種別等に対応したキャラクタが変動表示された後に、表示されたキャラクタに対応したリーチ種別等によってリーチ演出が行われる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。したがって、例えば、リーチ種別等とは直接的には関係のないキャラクタ等をはじめに表示して、その後の変動表示によって、リーチ種別等に対応したキャラクタに変化していくような態様であってもよい。
【0073】さらに、上記実施形態においては、予告演出を行う際にリーチ種別等に対応したキャラクタを用いる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、必要に応じて、キャラクタ以外のもの(例えば、リーチ種別等の名称(文字)、およびリーチ種別等の信頼度(数字)等)(本発明の「予告種別(リーチ種別等)に対応したシンボル」に相当)を用いて、リーチ種別等予告演出を行ってもよい。すなわち、本発明にかかる「予告種別に対応したシンボル」とは、上記実施形態にて説明されたキャラクタに限定されず、それぞれのリーチ種別等(予告種別)を視覚的に判別可能であれば、その表示態様はいかなるものであってもよい。以下、図7を用いて具体的に説明する。
【0074】図7は、本発明の他の実施形態にかかる図柄表示部の表示状態変化を示したものである。図7に示すように、図柄表示部110が図7(a)の状態(「1−2−3」と表示された状態)において、始動口111に入球されると(S41)、CPU1331の乱数発生器1334において抽選処理(S42,S43,S44)が行われて、S46の処理等を経て、図7(b)に示すべく、図柄表示部110内の各図柄表示領域110a,110b,110cの図柄の変動表示が開始される(S47)。なお、ここでは、後述すべく、数字を用いた「信頼度報知」が行われるため、S46では、予告演出に用いられる「信頼度」が決定される。そして、この図柄の変動表示の開始(S47)後に、S46の処理にて定められた「信頼度」を用いて、種々のリーチ種別等予告演出(S49)が行われることとなる。
【0075】予告演出に用いられる「信頼度」が決定されると、図柄表示部110の図柄が変動表示されている状態において、図7(c)に示すように、図柄表示部110の下方位置110A(本発明の「シンボル変動表示領域」に相当)に、第一信頼度(「5%」)401Aと第二信頼度(「10%」)401Bとが表示される。つまり、この図7においては、組合せ予告演出が行われる場合を例示している。
【0076】図柄表示部110の下方位置110Aに上記信頼度401A,401B(本発明の「予告種別」に相当)が表示された後には、これらが変動表示して(例えば、それぞれの信頼度表記が下方位置110A中央部に移動して所定のアクション(移動、回転、消滅あるいは点滅等)を行って)(図7(d))、所定時間経過後に、予めリーチ抽選処理(S44)にて定められていた「信頼度」が表示されることとなる。
【0077】種々の抽選処理に基づいて特別予告演出が実行された場合には、信頼度が発展して、図柄表示部110には、第一および第二信頼度401A,401B(本発明の「複数の予告種別」に相当)よりも発展した第三信頼度(「15%」)401C(本発明の「特別予告種別」に相当)が最終的に図柄表示部110の下方位置110Aに表示される(図7(e1))。また、通常の組合せ予告演出の場合には、発展せずに、第一および第二信頼度401A,401Bのいずれかが、最終的に図柄表示部110の下方位置110Aに表示される(図7(e2)、図7(e3))。そして、大当たり抽選処理(S42)の結果が当選の場合には、図7(f)に示すように、「大当たり」となり、大当たり遊技(S55)が行われる。もちろん、この抽選処理(S42)の結果がハズレであれば、図7(f)に示すような「大当たり」とはならない。なお、本実施形態においても、先に説明した図5のS464に対応する予告演出を行うことは可能であるが、基本的に同様の態様であるため、ここでは説明を省略する。
【0078】このように、本実施形態にかかる図柄表示部110は、図7に示すべく構成され機能するため、かかる構成においても、遊技者に対して、適切にリーチ種別を予告することが可能である。したがって、本実施形態においても、先の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0079】また、上記各実施形態においては、視覚的演出に基づいて、リーチ種別等予告演出が行われる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、必要に応じて、視覚以外の感覚、例えば聴覚的、触覚的な演出、あるいは視覚と他の感覚との組合せによる演出等に基づいて、リーチ種別等予告演出が行われてもよい。または、リーチ種別等の一部が視覚的に認知可能な状態、他部が聴覚的に認知可能な状態等、複合的な態様で、リーチ種別等予告演出が行われてもよい。
【0080】また、上記各実施形態においては、リーチ種別のみの予告演出が行われる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、リーチ種別とは別にリーチ発展段階を決定するための演出を行っても、さらに、リーチ種別とリーチ発展段階とを複合的に表示等して、これらを決定するための演出を行ってもよい。
【0081】また、上記各実施形態においては、リーチ種別等予告演出にて決定されたキャラクタ等に基づいてリーチ演出が行われる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、決定されたキャラクタ等以外のものでもリーチ演出が行われるべく構成し、かかる場合には、信頼度等が変化すべく構成してもよい。
【0082】さらに、上記各実施形態においては、図柄表示部110にて変動表示される各図柄表示領域110a,110b,110cの図柄が数字である場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、アルファベット、記号、あるいはキャラクタ等、如何なる図柄であってもよい。
【0083】また、上記各実施形態においては、図柄表示部110にて変動表示される図柄が、横方向に表示される場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、図柄が縦方向に表示可能であるべく図柄表示部110を構成してもよい。なお、図柄の表示態様に対応させて、図柄変動表示領域110Aも縦方向に表示可能としてもよい。
【0084】さらに、上記各実施形態においては、「予告種別」として、「リーチ種別等に対応したシンボル」を遊技者に報知する場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。したがって、例えば、必要に応じて、リーチ種別等との対応関係の有無に関わらず、遊技機における何らかの情報を遊技者に報知するために、「予告種別」を用いてもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる遊技機は、リーチ成立前に、遊技者に認知可能な態様で、二つ以上の予告種別(リーチ種別等に対応したシンボル)が遊技者に報知され、報知された予告種別のいずれか、あるいは他の予告種別が選択され、選択された予告種別に基づいて遊技が行われるべく構成されている。したがって、本発明によれば、リーチ成立前に、二つ以上の予告種別(例えば、リーチ種別等に対応したシンボル)が遊技者に対して報知され、かかる予告種別に基づいて遊技が行われることによって、リーチ演出開始前における遊技者の集中力および期待感等を高めて、より興趣性の高い遊技機を得ることができる。
【出願人】 【識別番号】000169477
【氏名又は名称】アビリット株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区南船場2丁目9番14号
【出願日】 平成14年4月16日(2002.4.16)
【代理人】 【識別番号】100074332
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 昇 (外5名)
【公開番号】 特開2003−305241(P2003−305241A)
【公開日】 平成15年10月28日(2003.10.28)
【出願番号】 特願2002−113425(P2002−113425)