| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】又吉 正弘 【住所又は居所】東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式会社オリンピア内
|
| 【要約】 |
【課題】本発明は、遊技用媒体を有効に利用することができる遊技機を提供することを課題とする。また、本発明は、遊技者が効率よく遊技を行うことができる遊技機を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明における払出副制御装置59は、入賞をトリガーとし、主制御装置40からの指示を受けて遊技球を払い出す処理を行う払出制御部64と、遊技を継続する為に貸出ボタンが押下され貸球の要求が行われたことを受けて、遊技球の補充処理を払出制御部64に要求する補充要求部65と、遊技球の補充処理を行っている最中に入賞した場合、実行されている補充処理を制御する補充制御部66とを有している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】遊技用媒体を用いて遊技を行う遊技機において、入賞を契機とし前記遊技用媒体を払い出す処理を行う払出制御手段と、遊技継続の為の所定操作の実行を受け、遊技用媒体の補充処理を前記払出制御手段に要求する補充要求手段と、前記補充要求手段からの要求を受け、前記払出制御手段が遊技用媒体の補充処理を行っているときに入賞した場合、前記補充要求手段による遊技用媒体の補充を制御する補充制御手段と、を備える遊技機。 【請求項2】前記補充制御手段は、前記払出制御手段により遊技用媒体の補充処理がなされているときに入賞した場合、前記遊技機用媒体の補充処理を停止することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 【請求項3】前記補充制御手段は、前記払出制御手段により遊技用媒体の補充処理がなされているときに入賞した場合、前記遊技機用媒体の補充処理を中止することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 【請求項4】前記補充制御手段は、前記払出制御手段により遊技用媒体の補充処理がなされているときに入賞した場合、前記遊技用媒体の補充処理を一旦停止させ所定時間後に補充処理を再開することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。 【請求項5】前記払出制御手段により遊技用媒体の補充処理がなされているときに入賞した場合、当該入賞時から払い出された遊技用媒体の量を検知する検知手段を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。 【請求項6】前記補充制御手段は、前記検知手段によって所定量の遊技用媒体が検知されたことを受けて、遊技用媒体の補充処理を停止すること特徴とする請求項5に記載の遊技機。 【請求項7】前記検知手段は、前記払出制御手段により遊技用媒体の補充制御がなされているときに入賞した場合、当該入賞時から既に払い出された遊技用媒体の個数を検知することを特徴とする請求項5又は6に記載の遊技機。 【請求項8】前記検知手段は、前記払出制御手段により遊技用媒体の補充制御がなされているときに入賞した場合、当該入賞時から既に払い出された遊技用媒体の重さを検知することを特徴とする請求項5又は6に記載の遊技機。 【請求項9】前記払出制御手段により遊技用媒体の補充処理がなされているときに入賞した場合、前記補充制御手段により遊技用媒体の補充処理が制御されたことを報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。 【請求項10】前記報知手段は、遊技媒体補充に対する制御内容を音声により報知する音声報知手段を有することを特徴とする請求項9に記載の遊技機。 【請求項11】前記報知手段は、遊技媒体補充に対する制御内容をランプを明滅させることにより報知するランプ報知手段を有することを特徴とする請求項9に記載の遊技機。 【請求項12】前記報知手段は、遊技媒体補充に対する制御内容を図柄表示手段に表示される図柄により報知する図柄報知手段を有することを特徴とする請求項9に記載の遊技機。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊技における入賞を契機とし遊技用媒体が払い出される遊技機に関する。 【0002】 【従来の技術】通常、遊技用媒体を用いて遊技を行う場合、遊技者は遊技媒体をホール側から借用し遊技を行う。 【0003】例えば、パチンコ球を遊技用媒体として遊技を行うパチンコ遊技機にて遊技を行う場合は、ホールからパチンコ球を現金と引き替えに借りる。 【0004】そして、遊技者は遊技用媒体の獲得数に応じて所望の景品と遊技球とを交換することができる。 【0005】ところで、遊技用媒体はこれを借りるときの値段と、景品を交換するときとでは交換率が異なる。例えば、パチンコ遊技機の例で述べれば、貸球は一個四円であるが、景品と交換する場合は、通常二円〜三円五十銭の範囲での交換率となる。但し、等価交換といってホールによっては、貸球と同額の四円で交換する場合もある。 【0006】尚、パチンコ球は遊技者側からすれば、ホールから借用することになるがホール側からすれば遊技者に貸与したことになる。 【0007】そして、パチンコ球の場合、一般的には貸球というので特に断らない限り借り球といわず貸球ということにする。 【0008】また、ホールの売り上げに対していくらの景品を出したか、即ちホールの収支を表す物差しとして割数の概念が知られている。 【0009】この割数とは、景品金額(景品球)÷売上金額(売上球)という計算式で求められ、開店時その他の特別サービス時にあっては割数が20割〜30割になるよう、遊技機前面の遊技盤上に設けられ遊技内容に変化を与える釘は甘釘に設定される。 【0010】しかし、ホール側にとっての回収時期には辛釘に設定されるため割数は低くなる。例えば、球1個の景品交換価値が2円50銭の場合だと、割数は16割がホールにとっての収支ボーダーラインとなり、ホールが収益を挙げる為には、この16割よりも更に低い割数に設定しなければならない。 【0011】このように交換率に差がある以上、遊技者は獲得したパチンコ球(いわゆる賞球のこと)を用いる方が現金やプリペイドカードにより得た貸球を使う場合よりも有利であることがわかる。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】一方、遊技機の中には遊技を行う上での最低投資金額が定められ、それ以下では遊技できないものがある。 【0013】パチンコ遊技機の場合で例示すると、通称CR機と呼ばれるパチンコ用プリペイドカードシステム対応のパチンコ遊技機がある。CR機はパチンコ本体に隣接させて自動球貸機(以下「カードユニット」という。)を備えている。 【0014】そしてCR機で遊技する場合、遊技者はカードユニットに遊技前に事前に購入したプリペイドカードを挿入し、CR機本体に設けられている貸出ボタンを押すことでパチンコ球を借りて遊技する。 【0015】このようにCR機で遊技するためには、遊技者はプリペイドカードを予め購入する。プリぺイドカードは現在のところ1000円,2000円,3000円および5000円の四種類がある。 【0016】パチンコ球の貸料は、1個につき4円であるから100円分の貸球数は25個となり、これを1単位として1度数と呼称する。よって1000円のプリペイドカードであれば、10度数分の貸球250個で遊べることになる。 【0017】このような貸球システムの場合、貸出ボタンを押すと所定度数分に対応する量のパチンコ球が遊技者の意図に拘わらず貸し出される。具体的には貸出ボタンを一回押すと5度数分の貸球125個がパチンコ遊技機の上皿に自動的に排出されて、プリペイドカードの度数が5度数減る。 【0018】尚、遊技機の貸出ボタンの一操作毎の遊技球貸し出し数は、ホール側の任意の度数に設定することが可能であるが、通常は遊技者は5度数分程度の貸球を一度に借り受けるので、貸し出し時の遊技者の操作を煩雑にさせない為に、5度数に設定されていることが多い。 【0019】ところで貸球の補充中に入賞してしまうことがある。そしてその入賞が大当たりであった場合は、賞球と貸球がある期間同期して実行されるようになる。例えば遊技者が貸しボタンを押した後、2度数実行時に大当たりがあったとすると、5度数までは貸球が賞球と一緒に排出されてしまう。よって大当たりした後に貸し出される分貸球については遊技者にとっては非効率な貸球となってしまう。これは、従来技術では、貸出ボタンを一回押すと必ず所定度数分(前記の例でいえば5度数分)の貸球を排出されるようになっているからである。尚、前述した説明は、大当たり以外の入賞にも当てはめることができる。 【0020】そこで本発明は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、その解決しようとする課題は、遊技用媒体を有効に利用することができる遊技機を提供することにある。 【0021】また、本発明は遊技者が効率よく遊技を行うことができる遊技機を提供することを課題とする。 【0022】 【課題を解決するための手段】本発明は遊技機であり、上述した事項を解決するために以下のように構成した。 【0023】即ち、本発明は遊技用媒体を用いて遊技を行う遊技機であって、本発明における遊技機は、入賞を契機とし前記遊技用媒体を払い出す処理を行う払出制御手段と、遊技継続の為の所定操作の実行を受け、遊技用媒体の補充処理を前記払出制御手段に要求する補充要求手段と、前記補充要求手段からの要求を受け、前記払出制御手段が遊技用媒体の補充処理を行っているときに入賞した場合、前記払出制御手段による遊技用媒体の補充処理を制御する補充制御手段とを備えている。 【0024】このように、貸球の払い出しを制御することができることにより、遊技者は、入賞により得られた遊技用媒体(所謂、賞球)を用いて遊技を行うことができる為、遊技用媒体一つ当たりの単価が高価な貸球を使用しなくて済むことになる。即ち、本発明によれば、遊技者は不利益を極力被ることなく遊技を行うことができる。 【0025】また、本発明における補充制御手段は、遊技機用媒体の補充処理を停止する機能を有している。 【0026】これによって、貸球補充最中の入賞時における遊技用媒体の補充処理を停止させることができる。 【0027】尚、本実施形態における補充制御手段を、前記機能を発揮できる補充停止手段としても同様の効果を得られる。 【0028】さらに、本発明における補充制御手段は、遊技機用媒体の補充処理を中止する機能を有している。 【0029】これによって、貸球補充最中の入賞における遊技用媒体の補充処理を中止させることができる。 【0030】尚、本実施形態における補充制御手段を、前記機能を発揮できる補充中止手段としても同様の効果を得ることができる。 【0031】加えて、本発明における補充制御手段は、遊技機用媒体の補充処理を一度停止させ、再び補充処理を開始させる機能を有している。尚、本発明では、補充制御手段を前記機能を発揮できる補充一時停止手段としてもよい。 【0032】これらの補充制御(補充停止、補充中止、補充一時停止)により、貸球の排出を制御することができる為、貸球を補充している最中に入賞して貸球が払い出されると、それらの貸球の補充処理が制御される、つまり、交換比率の高い貸球を無駄に払い出すことを防ぐことができる。それにより遊技者は不利益を極力被らずにすむ。 【0033】また、本発明における遊技機は、払出制御手段により遊技用媒体の補充処理がなされているときに入賞した場合、その入賞時から既に払い出された遊技用媒体の量を検知する検知手段を備える。 【0034】さらに、本発明における補充制御手段は、この検知手段からの検知結果に基づいて遊技用媒体の補充制御(補充停止、補充中止、補充一時停止)を行う。 【0035】このような検知手段を備えることにより、遊技用媒体の停止制御や中止制御が流動的に行われることを防ぎ、制御を行うタイミングに確実性を持たせることができる。 【0036】また、本発明における検知手段は、払出制御手段により遊技用媒体の補充制御がなされているときに入賞した場合、この入賞時から既に払い出された遊技用媒体の個数を検知するタイプと、遊技用媒体の重さを検知するタイプとがある。 【0037】そのため、機種毎に個数や重さの数値を設定することにより、機種毎に異なる受皿の容量や大きさにも容易に対応することができる。 【0038】さらに、本発明の遊技機は、払出制御手段により遊技用媒体の補充処理がなされているときに入賞した場合、補充制御手段により遊技用媒体の補充処理が制御されたことを報知する報知手段を有することを特徴とする。 【0039】また、本発明における報知手段としては、音声出力手段により遊技媒体補充に対する制御内容を報知させる音声報知手段と、ランプを明滅させることにより遊技媒体補充に対する制御内容を報知するランプ報知手段と、図柄表示手段に表示される図柄により遊技媒体補充に対する制御内容を報知させる図柄報知手段とがある。尚、ここでの制御内容とは、遊技用媒体の補充停止制御と、遊技用媒体の補充中止制御と、遊技機用媒体の補充一時停止制御とのうち少なくとも一つの制御を含む。 【0040】また、上述した音声出力手段、ランプ、図柄表示装置は、遊技機を構成している装置の一部であっても良いし、報知することのみを目的とし別体として設けられたものであってもよい。 【0041】このような報知手段により、遊技者が遊技中であっても、遊技用媒体補充の制御内容や制御状況を知ることができる。 【0042】また、この報知手段は、遊技用媒体補充の制御内容や制御状態だけではなく、遊技用媒体の補充制御が何らかの理由で行われなかった場合や、補充制御が終了しない、つまり、補充制御手段による遊技用媒体補充の制御が継続して行われている場合等のエラー警告も報知する構成とすることもできる。 【0043】 【発明の実施の形態】以下、本実施形態における遊技機の説明を図面に基づき行う。尚、本実施形態の遊技機は、遊技用媒体にパチンコ球(以下特に断らない限り「遊技球」という。)を使うパチンコ遊技機(以下「遊技機」と称す。)であるとして説明する。 【0044】図1は遊技機Iの正面図である。本実施形態における遊技機Iは、縦長な方形状の枠組みにて構成され遊技機Iの設置場所に強固に固定される外枠15と、その外枠15に一側を保持され、且つその外枠15に対して開閉自在に設けられた表枠16と、その表枠16の前面上部に開閉自在に設けられた窓枠17とを備え、その表枠16には遊技機Iを構成する主要構成部品の略全てが集約されて設けられている。 【0045】表枠16に設けられる主要構成部品としては、盤面上が遊技領域30とされる遊技盤18と、遊技機I内部に設けられ遊技盤18の上部に遊技球を発射する発射装置58(図2参照)と、この発射装置58を操作する為のハンドル19と、必要に応じて所定個数の弾球を排出する弾球払出ユニット(図示せず)と、各種装置の制御を行う制御装置類と、遊技機Iに供給すべき遊技球、及び遊技機Iより賞球として排出された遊技球の一部を貯留する受皿20とが挙げられる。尚、第一実施形態中における遊技機Iは遊技球を貯留する上皿と下皿とが一体となったタイプの遊技機として説明するが、勿論、上皿と下皿とが別々に設けられた遊技機であってもよい。 【0046】また、本実施形態における遊技機Iには、表枠16に対して開閉自在な窓枠17が設けられている。この窓枠17は、遊技盤18の遊技領域30全体をその枠内に略覗き見ることができる透視窓21を備える。 【0047】さらに、この透視窓21の外周に沿って飾りLED22a、22b、22c、22d、22e、ランプ11a、11b、スピーカ(音声出力装置)10a、10b等が設けられている。この飾りLED22a、22b、22c、22d、22eやランプ11a、11bは、遊技の状態に応じて明滅される。また、スピーカ10a、10bは遊技の進行状況に応じて各種効果音を発する。 【0048】また、遊技盤18は、表枠16の裏面側に一体的に形成される遊技盤18の収納枠(図示せず)に収納固定されるべく、略正方形状の合板により形成されている。 【0049】さらに、その前面には、発射装置58により打ち出された遊技球の行き先をガイドする円形渦巻き状に形成された誘導レール25と、その誘導レール25によって囲まれた遊技領域30に釘(図示せず)や風車26a、26b、26c、26d等の障害物と、図柄及び情報を遊技の進行状況に合わせて表示する図柄表示装置7と、この図柄表示装置7の直下に設けられ図柄表示装置7の表示内容を可変せしめる為のトリガーとなる遊技球を受け入れる左右一対の可動翼片を有する始動入賞口27と、この始動入賞口27の直下に設けられ開閉部材により開閉される大入賞装置28と、遊技領域30内の所定の位置に設けられた複数の一般入賞口29a、29bとが設けられている。 【0050】更にまた、遊技盤18の遊技領域30最下方には、何れの入賞装置にも入賞しない遊技球が取り込まれるアウト口31が設けられている。 【0051】以上が、本実施形態における遊技機Iの外観構成である。 【0052】また、本実施形態における遊技機Iは、プリペイドカードシステム対応の遊技機であり、その隣には遊技機Iに隣接させてプリペイドカードユニットIIを備えている。 【0053】プリペイドカードユニットIIは、その内部にカードリーダ32を備えており、遊技者は遊技の実行前に購入しておいたプリペイドカード33をこのカードリーダ32の読み取り口34に挿入し、遊技の実行準備に入る。 【0054】また、受皿20の左側には、このプリペイドカードユニットIIと連動し遊技球を払い出させる貸出ボタン35が設けられており、この貸出ボタン35の近傍には、プリペイドカード33を返却させる為の返却ボタン36が設けられている。 【0055】これらの貸出ボタン35、返却ボタン36は、何れも押下ボタンである。そして、これらのボタンは、そのON/OFF制御を行う装置(基板)と電気的に接続されている。尚、このON/OFF制御を行う装置は遊技機I内部に設置された払出副制御装置59(図2参照)内に設けられている。 【0056】例えば、貸出ボタン35が押されると、遊技機I内部に設置された払出副制御装置59(詳細は後述する)は払出制御を行い、所定量の遊技球が遊技者に貸し出されるようになっている。尚、この払出副制御装置59は貸球の制御以外に入賞した場合の賞球に関する制御も行う。 【0057】そして、所定量の遊技球が払い出させるとプリペイドカードユニットIIの度数を減算し、残り度数をプリペイドカード33に記憶させる。 【0058】次に、遊技機I裏面側に設けられ、遊技機Iを制御する各種制御装置の説明を図2に基づき行う。 【0059】先ず、主制御装置40について説明する。主制御装置40は、遊技機Iを統括して制御する主となる装置であり、基本処理装置であるCPU(CentralProcessing Unit、中央処理装置)41と、CPU41の処理事項を一時記憶するRAM(Random Access Memory)42と、主制御装置40で行う各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)43とを備えている。ROM43に記憶されたプログラムには大当たり判定プログラム、図柄判定プログラム、変動パターン判定プログラム等が挙げられる。 【0060】この主制御装置40は、複数の副制御装置と連結している。そして、主制御装置40は、大当たり判定プログラムで引き当てた大当たりの有無や、賞球の有無等を示す8ビットのデータを、所定の副制御装置へ2バイト伝送方式で送信する。 【0061】次に、副制御装置44の説明を行う。尚、本実施形態におけるこの副制御装置44は、図柄表示装置7に関する制御を行う図柄副制御装置45と、各種ランプ類を制御するランプ副制御装置49と、スピーカ10a、10bに関する制御を行う音声副制御装置53と、遊技球の払い出しに関する制御を行う払出副制御装置59と、遊技を行う為に、遊技盤18上に遊技球を発射する発射装置58を制御する発射制御装置57とから構成されている。 【0062】先ず初めに、図柄副制御装置45の説明から行う。この図柄副制御装置45は、主制御装置40の処理に基づき、図1に示す図柄表示装置7に表示される表示内容に関する処理を行う副制御装置である。 【0063】この図柄副制御装置45には、図柄表示装置7の制御を行うためのプログラムを記憶するCPU46と、CPU46の処理事項を一時記憶するRAM47と、図柄等の演出情報を記憶するROM48とが設けられている。 【0064】次に、ランプ副制御装置49は、主制御装置40の処理に基づき、図1に示す遊技機I前面に設けられた飾りLED22a、22b、22c、22d、22eやランプ11a、11b等の発光制御を行う。このランプ副制御装置49には、飾りLED22a、22b、22c、22d、22eやランプ11a、11bの発光制御を行うためのプログラムを記憶するCPU50と、CPU50の処理事項を一時記憶するRAM51と、演出情報等を記憶するROM52とが設けられている。 【0065】また、音声副制御装置53は、主制御装置40の処理に基づき音声による演出処理を行う副制御装置であり、図1に示す遊技機I前面に設けられ遊技の進行状況に応じた様々な音声を出力するスピーカ10a、10bの出力制御を行う。この音声副制御装置53にも、スピーカ10a、10bの出力制御を行うためのプログラムを記憶するCPU54と、CPU54の処理事項を一時記憶するRAM55と、音声による演出情報等を記憶するROM56等が設けられている。 【0066】発射制御装置57は、遊技者の図1に示すハンドル19の操作により遊技球を遊技盤18上に発射させる発射装置58の制御を行う副制御装置である。尚、この発射制御装置57には、遊技球を遊技盤18上へ発射する発射装置58の制御を行うCPUと、CPUによる処理事項を一時的に記憶するRAMと、各種制御プログラムを記憶するROM等は、通常設けられていないが、これらを設けた構成としても良い。 【0067】次に、本実施形態における払出副制御装置59の構成を詳細に説明する。図2に示すように、本実施形態の払出副制御装置59には、遊技球の払出を行う払出装置63の制御を行うCPU60と、CPU60による処理事項を一時的に記憶するRAM61と、各種制御プログラムを記憶するROM62とを備えている。 【0068】また、図3に本実施形態の払出副制御装置59内における機能ブロック図を示す。尚、以下に記述する払出副制御装置内における各種機能部は、上述したCPU60、ROM62、RAM61により実行される。 【0069】本実施形態における払出副制御装置59は、入賞をトリガーとし、主制御装置40からの指示を受けて遊技球を払い出す処理を行う払出制御部(払出制御手段)64と、遊技を継続する為に図1に示す貸出ボタン35が押下され貸球の要求が行われたことを受けて、遊技球の補充処理を払出制御部64に要求する補充要求部(補充要求手段)65と、遊技球の補充処理を行っている最中に入賞した場合、実行されている補充処理を制御する補充制御部(補充制御手段)66とを有している。 【0070】また、本実施形態における補充制御部66は、遊技球の補充処理を停止させる補充停止部(補充停止手段)67と、遊技球の補充処理を中止させる補充中止部(補充中止手段)68と、遊技球の補充処理を一度停止させ、再び開始させる補充一時停止部(補充一時停止手段)69との三種類の補充制御部から構成されているとする。勿論、補充制御部66が、補充停止機能と、補充中止機能と、補充一時停止機能とを有している構成としても良い。 【0071】尚、補充停止部67(補充停止機能)と、補充中止部68(補充中止機能)と、補充一時停止部69(補充一時停止機能)とは、選択可能とすることもできる。 【0072】さらに、払出副制御装置59は上述した補充制御部66により補充処理が制御されたことを遊技者に知らせる報知部(報知手段)70を備えている。 【0073】尚、本実施形態における報知部70による報知方法としては、図1に示すスピーカー10a、10bから、補充処理が制御していることを音声にて報知する方法と、遊技機I前面に設けられた各種ランプを明滅させることにより補充処理が制御されていることを遊技者に知らせる方法と、図1に示す図柄表示装置7に補充処理が制御されていることを表示し遊技者に知らせる方法がある。 【0074】また、本実施形態における払出副制御装置59は、遊技球の補充処理が行われているときに入賞し、その入賞により既に払い出された遊技球の量を検知する検知部(検知手段)71による検知結果に基づき遊技球の更なる補充処理を行う。 【0075】この検知部71には、補充制御を受ける直前の入賞により既に払い出された遊技球の個数を検知する個数検知タイプと、図1に示す受皿20内に貯留された遊技球の重量を検知する重量検知タイプとの二種類のタイプがある。どちらの検知タイプを使用するかや遊技球の個数、重量の具体的数値の設定は、遊技機Iの製造時にメーカーが設定しても良いし、遊技機Iを取り扱うホール側が機種毎に設定しても良い。尚、本実施形態における検知部71は、個数検知タイプとして説明する。そのため、本実施形態における検知部71は、図1に示す遊技機I前面に設けられ、賞球を払い出す賞球払出口72の近傍(図1中A)に設けられているものとする。 【0076】以上が、本実施形態における払出副制御基板の構成である。 【0077】ここで、図4に基づき遊技球の補充処理と図1に示すプリペイドカードユニットIIとの制御関係の説明を行う。 【0078】まず図1に示す貸出ボタン35を遊技者が押すとプリペイドカードユニットIIが貸出スイッチON信号を検知し、これをトリガーとしてプリペイドカードユニットIIが貸出要求完了信号(BRQ)をONにし、図3に示す補充要求部65に遊技球の補充を要求する。 【0079】次に、補充要求部65からの要求を受けた払出制御部64は、貸出要求完了信号(BRQ)のONを検知すると貸出完了信号(EXS)をONにし、貸出準備を行い、遊技球の貸し出し(補充処理)がなされる。尚、本実施形態における貸出完了信号(EXS)は、100円分(遊技球25個)、即ちプリペイドカード33の一度数分の遊技球が補充された時点で出力されることとする。 【0080】そして、遊技球貸し出しが終了すると払出制御部64が貸出完了信号(EXS)をOFFにし遊技球の補充処理が終了する。 【0081】尚、既存のプリペイドカード33の大半は、貸出ボタン35を一度押下すると500円分(遊技球125個)、即ち五度数分が一回の貸出により払い出されるようになっている。本実施形態では、貸出完了信号(EXS)がプリペイドカード33の一度数分を請求する毎にONとなるため、一回の貸出で100円分の遊技球が5回に亘り補充される。 【0082】また、図1に示す返却ボタン36を押すとプリペイドカードユニットIIが返却スイッチON信号を検知し、これをトリガーとしてプリペイドカードユニットIIからプリペイドカード33の返却が遊技者になされる。 【0083】なお、これら各種信号のやり取りを実行する為に、図1に示すプリペイドカードユニットIIが稼動できる状態にあることを示すプリペイドカードユニットREADY信号(BRDY)がONになっていること、及び遊技機Iが稼動できる状態にあることを示す台READY信号(PRDY)がONになっていることを前提とする。 【0084】次に図5のフローチャートを用いて本実施形態における遊技球の補充処理制御の工程について説明する。尚、本工程における補充処理制御は、遊技球の補充処理を停止させる補充停止制御であるとする。 【0085】また、本実施形態における補充制御の工程についての説明では、既に遊技球の補充処理、即ち遊技球の貸し出しの処理が実行されていることを前提とする。 【0086】先ず、遊技球補充処理の最中に入賞の有無に関する信号が主制御装置40からあったか否かを判断する。即ち、検知部71によって、入賞に伴う遊技球(賞球)の払い出し個数が「0」でないか否かを判断する(S01)。 【0087】ここでは、払出副制御装置59のRAM61に記憶されている入賞時に払い出す遊技球の個数(即ち賞球の個数)のチェックが行われる。詳細に説明すると、払出副制御装置59は、主制御装置40から払い出しに関するコマンドが送られてくる毎にRAM61に記憶した遊技球の払い出し個数と、検知部71により検知された入賞から既に払い出されてしまった遊技球の個数とを減算する処理が行われている。 【0088】そして、ステップ01で入賞が無いと判定した場合は、ステップ04に進み遊技球の補充処理を継続する。 【0089】一方、ステップ01で入賞があったと判定した場合は、補充停止部67による補充処理の停止が可能か否かを判断する(S02)。 【0090】ここで、補充処理の停止が行えると判定した場合は、補充停止部67により遊技球補充処理に対する停止制御が行われる(S03)。尚、この遊技球補充処理に対して停止制御が行われる為には、貸出完了信号(EXS)の出力が行われないことが条件となる。尚、本実施形態における貸出完了信号(EXS)は、遊技球を100円分払い出す度に出力される為、貸出完了信号(EXS)が出力された後に遊技球の補充処理の停止制御が行われるとしても、従来における一回の貸出で払い出される遊技球数の約1/5の遊技球が払い出されるだけとなる。 【0091】また、何らかの理由により貸出完了信号(EXS)の出力が所定時間行われないでいると、プリペイドカードユニットII側がタイムアウトエラーと判断し、遊技球の補充が強制的に中止される。因みに、このタイムアウトエラーとなる時間は適宜設定することができる。 【0092】そして、補充処理に対する停止制御が行われることを受けて、報知部70は、音声副制御装置53や、ランプ副制御装置40や、図柄副制御装置45により停止制御がなされていることを報知する(S05)。 【0093】例えば、音声副制御装置53による報知であれば、コンピュータの音声により「貸球の払出を停止しています。」というようなアナウンスを出力したり、また、ランプ副制御装置40による報知であれば、各種ランプ類を激しく明滅させることにより遊技球補充処理の停止を報知したり、さらに、図柄制御装置45による報知であれば、図柄表示装置7に「貸球の払出を停止しています。」という内容を表示することにより遊技球補充処理の停止を報知することができる。 【0094】一方、ステップ02で補充処理の制御ができないと判定した場合は、貸出完了信号(EXS)をONにし遊技球の補充処理を継続する(S04)。 【0095】また、ステップ03の処理の後、或いはステップ04の処理の前に、遊技球の補充処理が補充停止部67により停止されている時間を更新する処理を追加する構成とすることもできる。 【0096】この処理は、補充処理が停止されていた時間に対応し、再開される補充処理の内容を違える為に行う。 【0097】何故なら、遊技球の補充処理が停止されている時間というのは、賞球が払い出されている時間と同じであり、この時間が長ければ長いほど多くの賞球が払い出されているからである。 【0098】つまり、遊技球の補充処理が停止されている時間が長くなるにつれ、図1に示す受皿20内には多くの賞球が貯留されるため、再開される遊技球の補充処理によって払い出される遊技球の個数を少なくしなければならないということである。 【0099】この補充処理が停止されている時間と、再開される遊技球の補充処理により払い出される遊技球の個数との関係例を図6に示す。 【0100】例えば、遊技球の補充制御が行われていた時間が全くなかった(0秒)場合、次の遊技球補充処理により払い出される遊技球の個数は125個であり、10秒間遊技球の補充制御が行われていた場合、次に払い出される遊技球は75個であり、20秒間遊技球の補充制御が行われていた場合、次に払い出される遊技球は25個であるというような関係例を挙げることができる。 【0101】次に、補充制御部66が補充中止部68の場合における補充処理制御の工程に付いて図7に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、補充中止部68による補充中止制御とは、遊技球が補充されている最中に入賞が確定した場合、遊技者によって遊技機の補充の要求があるまで、即ち、次に貸出ボタン35が押下されるまで、遊技球の補充を中止する制御のことである。 【0102】先ず、遊技球補充処理の最中に入賞の有無に関する信号が主制御装置40からあったか否かを判断する。即ち、検知部71によって、入賞に伴う遊技球(賞球)の払い出し個数が「0」でないか否かを判断する(S20)。 【0103】ここでは、払出副制御装置59のRAM61に記憶されている入賞時に払い出す遊技球の個数(即ち賞球の個数)のチェックが行われる。詳細に説明すると、払出副制御装置59は、主制御装置40から払い出しに関するコマンドが送られてくる毎にRAM61に記憶した遊技球の払い出し個数と、検知部71により検知された入賞から既に払い出されてしまった遊技球の個数とを減算する処理が行われている。 【0104】そして、ステップ20で入賞が無いと判定した場合は、ステップ23に進み遊技球の補充処理を継続する。 【0105】一方、ステップ20で入賞があったと判定した場合は、補充中止部68による補充処理の中止が可能か否かを判断する(S21)。 【0106】ここで、補充処理の中止を行えると判定した場合は、補充中止部68により遊技球補充処理に対する中止制御が行われる(S22)。尚、この遊技球補充処理に対して中止制御が行われる為には、貸出完了信号(EXS)の出力が行われないことが条件となる。 【0107】そして、補充処理に対する中止制御が行われることを受けて、報知部70は、音声副制御装置53や、ランプ副制御装置40や、図柄副制御装置45により中止制御がなされていることを報知し(S24)本工程は終了する。即ち、遊技者によって次に図1に示す貸出ボタン35が押下されるまで遊技球の補充は中止される。 【0108】尚、本実施形態における遊技球補充処理の中止制御は、プリペイドカード1度数分を区切りとして遊技球補充処理が中止される。即ち、5度数分の遊技球が補充されるべきであるのに、後少しで3度数分まで遊技球が補充されるという時点で入賞が確定した場合、その時点で直ぐに中止するのではなく、3度数分まで遊技球を補充してから中止されるというような制御が行われる。 【0109】また、報知方法としては、例えば、図2に示す音声副制御装置53による報知であれば、コンピュータの音声により「貸球の払出を中止しました。」というようなアナウンスを図1に示すスピーカ10a、10bから出力したり、また、図2に示すランプ副制御装置40による報知であれば、各種ランプ類を全部点灯させることにより遊技球補充処理の中止を報知したり、さらに、図2に示す図柄制御装置45による報知であれば、図1に示す図柄表示装置7に「貸球の払出を中止しました。」という内容を表示することにより遊技球補充処理の中止を報知することができる。 【0110】一方、ステップ21で補充処理の制御ができないと判定した場合は、貸出完了信号(EXS)をONにし遊技球の補充処理を継続する(S23)。 【0111】以上の工程を経ることにより、本実施形態における遊技機Iは、遊技者が遊技球の補充を行っている最中に例えば入賞の大当たりがあった場合、その入賞を受けて遊技球補充処理を停止することができる為、遊技者は交換比率の高い貸球(遊技球)の使用量を必要以上に増やさずに遊技で獲得した交換比率の低い賞球(遊技球)を用いて遊技を行うことができる。勿論、本実施形態における遊技機Iによれば、大当たり以外の入賞にも同様な作用・効果を得ることができる。 【0112】また、本実施形態の遊技機Iは遊技球の補充をプリペイドカード一度数分ずつ行う為、交換比率の高い貸球を非効率的に払い出すことはなく、貸球を有効に利用することができる。 【0113】つまり、本実施形態の遊技機Iによれば、遊技者は効率よく遊技を行うことができるようになる。 【0114】 【発明の効果】以上説明したように、本発明遊技機によれば、遊技用媒体を有効に利用することができる遊技機を提供することが可能となる。 【0115】また、本発明によれば、遊技者が効率的に遊技を行うことができる遊技機を提供することもできる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】390031772 【氏名又は名称】株式会社オリンピア 【住所又は居所】東京都台東区東上野2丁目11番7号
|
| 【出願日】 |
平成14年2月5日(2002.2.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089244 【弁理士】 【氏名又は名称】遠山 勉 (外3名)
|
| 【公開番号】 |
特開2003−225454(P2003−225454A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月12日(2003.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2002−28291(P2002−28291) |
|