| 【発明の名称】 |
遊技機の加振警告装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】大脇 秀夫 【住所又は居所】愛知県名古屋市東区東大曽根町47番4号 株式会社丸加内
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| 【要約】 |
【課題】閉店中に遊技機に振動が加えられた場合に警告を発することにより、裏ROMの取り付け等の不正行為が未遂に終わった場合にも警告可能な遊技機の加振警告装置の提供。
【解決手段】振動検出スイッチS2は、パチンコ機に振動が加えられると閉じ、振動が加わらなくなると開く。コンデンサC1はパチンコ機の稼動中は直流電源Vccにより抵抗R3,R2を介して充電される。コンデンサC1が充電されているときはトランジスタTRはオフとなるのでLED1は点灯しない。閉店後にパチンコ機に振動が加わると、振動検出スイッチS2が閉じてコンデンサC1が放電するので、次に電源が投入されたときLED1が所定時間(コンデンサC1の充電期間)点灯する。このLED1の点灯により、閉店中にパチンコ機に振動が加えられたこと、すなわち不正行為が行われ、または行われようとしたことが判る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技機に振動が加えられたことを警告灯の点灯をもって警告する遊技機の加振警告装置であって、遊技機に振動が加えられたときに導通/非導通が切り替わる振動検出接点と、上記加振警告装置の電源が切られているときに上記振動検出接点の導通/非導通が切り替わると非検出状態から検出状態に変化し、該電源が切られている間に上記振動検出接点の導通/非導通が元に戻っても上記非検出状態に復帰しない検出素子または検出回路と、上記加振警告装置の電源投入時に上記検出素子または検出回路が上記検出状態にあると上記警告灯を点灯させる点灯回路と、を備えたことを特徴とする遊技機の加振警告装置。 【請求項2】 上記振動検出接点が、通常は非導通で上記振動が加えられたときに導通するものであって、上記検出素子が、上記振動検出接点と並列に配されて、上記加振警告装置の電源が入っているときに充電されるコンデンサであることを特徴とする請求項1記載の遊技機の加振警告装置。 【請求項3】 上記遊技機が開放されると導通/非導通が切り替わる開放検出接点を、更に備え、上記検出素子または検出回路が、上記加振警告装置の電源が切られているときに上記振動検出接点または上記開放検出接点の少なくともいずれか一方の導通/非導通が切り替わると非検出状態から検出状態に変化し、該電源が切られている間に上記振動検出接点または開放検出接点の導通/非導通が元に戻っても上記非検出状態に復帰しないことを特徴とする請求項1記載の遊技機の加振警告装置。 【請求項4】 上記遊技機がパチンコ機であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機の加振警告装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の技術分野に属し、詳しくは遊技機に振動が加えられたことを検出するための技術に関する。 【0002】 【従来の技術】パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機には、遊技機の閉鎖時にはオフで例えば前面枠が開放されるとオンに切り替わる開放検出スイッチと、開放検出スイッチがオンになったことに起因して点灯される警告灯とを備える開放警告装置が装着されるのが普通である。 【0003】この開放警告装置は、営業中(開放警告装置の電源がオンのとき)に遊技機が開放されると警告灯を点灯するので、例えば店員等が遊技機の開放を容易に発見できる。従って、遊技機の例えば前面枠を開放しての不正行為を抑制することができる。また、この種の警告灯は、例えば遊技機のエラー解除などの目的で店員が開放した場合にも点灯される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、不正な手段で景品を得る目的で、不正な部品(例えば裏ROM、ぶら下げ基板等)が遊技機に取り付けられることがあるが、こうした行為は遊技店の営業中に行われることは少なく、たいていは閉店後に無人となった遊技店に忍び込んで行われる。しかしながら、閉店後には遊技設備の電源が切られるので、従来の開放警告装置では検出できなかった。また、たとえ開放警告装置の電源がオンになっていて検出して警告灯を点灯しても、店員がいないのであるから無意味な点灯になっていた。 【0005】そこで、本願出願人は、営業中に充電されるコンデンサを開放検出スイッチに並列に接続し、次の開店時にコンデンサが放電されていれば、閉店中に遊技機が開放されたとして警告灯を点灯することを提案している(特願2000−166193号)。 【0006】しかしながら、閉店中に遊技機を開放しようとしたが上手く行かず、未遂に終わった場合等も検知したいといった要請がある。ところが、上記提案では、遊技機が実際に開放されない限り警告灯を点灯することができない。そこで、本発明は、閉店中に遊技機に振動が加えられた場合に警告を発することにより、上記不正行為が未遂に終わった場合にも警告可能な遊技機の加振警告装置を提供することを目的としてなされた。 【0007】 【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的を達するためになされた請求項1記載の発明は、遊技機に振動が加えられたことを警告灯の点灯をもって警告する遊技機の加振警告装置であって、遊技機に振動が加えられたときに導通/非導通が切り替わる振動検出接点と、上記加振警告装置の電源が切られているときに上記振動検出接点の導通/非導通が切り替わると非検出状態から検出状態に変化し、該電源が切られている間に上記振動検出接点の導通/非導通が元に戻っても上記非検出状態に復帰しない検出素子または検出回路と、上記加振警告装置の電源投入時に上記検出素子または検出回路が上記検出状態にあると上記警告灯を点灯させる点灯回路と、を備えたことを特徴としている。 【0008】このように構成された本発明では、加振警告装置の電源が切られているときに遊技機に振動が加えられると、振動検出接点の導通/非導通が切り替わる。すると、検出素子または検出回路が非検出状態から検出状態に変化する。しかも、検出素子または検出回路は、加振警告装置の電源が切られている間に振動検出接点の導通/非導通が元に戻っても非検出状態に復帰しない。つまり、検出素子または検出回路は、振動検出接点の導通/非導通が切り替わったこと、すなわち遊技機に振動が加えられたことを記憶する。 【0009】そして、加振警告装置の電源投入時(遊技店の開店準備で電源が投入されたとき)に検出素子または検出回路が検出状態にあると、点灯回路が警告灯を点灯させるので、電源投入時に警告灯を観察すれば、閉店中に遊技機に振動が加えられたか否かを確認できる。 【0010】従って、閉店後に遊技設備の電源が切られているときに遊技店に忍び込んで裏ROMやぶら下げ基板等の不正部品を取り付けたり、遊技機の回路等を不正に改造する行為が行われた場合、或いは、そのような不正行為を行おうとして遊技機の各部がいじられ振動が加わった場合、次の営業日の営業が開始される前に発見できる。よって、本発明では、上記不正行為が行われたときのみならず、不正行為が未遂に終わった場合にもその旨警告することができる。 【0011】なお、言うまでもないことであるが、具体的な不正行為を特定できるわけではない。しかし、遊技機に振動が加えられたことは分かるから、その遊技機を使用できないようにしたり、詳細に点検するなどの適切な対策が可能である。検出素子または検出回路は、電源が遮断されている状況下における振動検出接点の導通/非導通の変化によって電気的な値や状態が変化し、振動検出接点の導通/非導通が戻されても元の状態に復帰しないものであればよく、検出素子としてはコンデンサ等が、検出回路としてはR−Sフリップフロップを利用したカウンタ回路等が、それぞれ例示される。 【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成に加え、上記振動検出接点が、通常は非導通で上記振動が加えられたときに導通するものであって、上記検出素子が、上記振動検出接点と並列に配されて、上記加振警告装置の電源が入っているときに充電されるコンデンサであることを特徴としている。 【0013】このコンデンサは、加振警告装置の電源が入っているときつまり稼働中に充電され、これが非検出状態に該当する。そして、コンデンサの電荷は加振警告装置の電源が遮断されてからも保持されるが、遊技機に振動が加えられると、振動検出接点が導通してコンデンサの両端子が短絡されるので電荷が放電され、検出状態になる。この後、振動検出接点が非導通に戻っても電源が入っていないのでコンデンサは充電されず(非検出状態には復帰せず)、次の営業日に電源が投入された際に点灯回路が警告灯を点灯させる。 【0014】点灯回路は、例えば、コンデンサが充電されているとき(電位がハイレベルにあるとき)には警告灯への電流を遮断し、コンデンサが放電状態(ローレベル)のときに警告灯に通電するスイッチ回路とすればよい。この場合、検出素子はコンデンサであり、上記のような点灯回路の構成も単純であるから、本発明では、請求項1記載の発明の効果に加えて、振動警告装置の構成を単純化することができるといった効果が生じる。また、本発明では、このように構成を単純化することにより、低コスト化も可能である。 【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載の構成に加え、上記遊技機が開放されると導通/非導通が切り替わる開放検出接点を、更に備え、上記検出素子または検出回路が、上記加振警告装置の電源が切られているときに上記振動検出接点または上記開放検出接点の少なくともいずれか一方の導通/非導通が切り替わると非検出状態から検出状態に変化し、該電源が切られている間に上記振動検出接点または開放検出接点の導通/非導通が元に戻っても上記非検出状態に復帰しないことを特徴としている。 【0016】本発明では、遊技機が開放されると、開放検出接点の導通/非導通が切り替わる。すると、検出素子または検出回路が非検出状態から検出状態に変化する。そして、検出素子または検出回路は、加振警告装置の電源が切られているときに上記振動検出接点または上記開放検出接点の少なくともいずれか一方の導通/非導通が切り替わると非検出状態から検出状態に変化し、該電源が切られている間に上記振動検出接点または開放検出接点の導通/非導通が元に戻っても非検出状態に復帰しない。このため、本発明では、加振警告装置の電源が切られている間に、遊技機に振動が加えられるか遊技機が開放されるか、いずれか一方の動作がなされると、検出素子または検出回路は検出状態となり、加振警告装置の電源投入時に点灯回路が警告灯を点灯させる。従って、本発明では、請求項1記載の発明の効果に加えて、上記不正行為が行われ、または行われようとしたことを一層良好に警告することができるといった効果が生じる。 【0017】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、上記遊技機がパチンコ機であることを特徴としている。パチンコ機は平板状でしかも縦置きに配置されるため、上記のような不正行為を行おうとした場合に振動が発生し易く、請求項1〜3のいずれかに記載の発明による不正行為の検知が容易である。しかも、パチンコ機では上記のような不正行為が社会問題化しており、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果が一層顕著に表れる。 【0018】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。 【0019】 【実施例】図2は、本発明が適用された遊技機設置島20の構成を表す説明図であり、図1は、そこに使用される開放検出装置10の構成を表す側面図である。図1に示すように、開放検出装置10は後述する開放検出接点としての開放検出スイッチSW1などを収容するプラスチック製のケース12、ケース12から垂下された開閉検出体14、ケース12を例えば遊技機設置島20に取り付けるための部材であるプラスチック製のサポート16などを備えている。 【0020】開閉検出体14の基部(上端部はケース12に入っている。)14aはプラスチック製であるが、本体部分はコイルバネ14bである。開閉検出体14はケース12内に設けられている軸(図示略)にて支持されており、この軸を中心として実線で図示する垂下位置と一点鎖線で図示する傾斜位置との間で揺動変位できる。但し、開閉検出体14はケース12に内蔵されているバネ(図示略)によって垂下位置側に付勢されているので、外力が働かないときには垂下位置を維持する。また、コイルバネ14bは外力が及ぼされると弾性変形するので、コイルバネ14bの変位範囲は揺動範囲よりも更に広い。 【0021】この開放検出装置10は、例えば図2に示すように遊技機設置島20の鴨居21の横板22に取り付けられる。鴨居21の前面には、情報表示装置50が取り付けられており、この中に警告灯としての発光ダイオードLED1(図4参照)や他の表示灯(例えば呼び出しランプなど)が収容されている。 【0022】横板22とカウンター23との間にはパチンコ機25が収容される。パチンコ機25は、外枠26の下辺26aをカウンター23に固定されることで遊技機設置島20に取り付けられている。外枠26の前面には前面枠27が蝶着されており、前面枠27の前面部分には上部ランプ28a、サイドランプ28b、上皿28c、下皿28d、発射ハンドル28e等が取り付けられている。また、前面枠27の背面側には図示しない遊技盤や裏機構盤、遊技球タンク29等が装着されている。なお、パチンコ機25の構成は公知技術に従っているので、詳細の図示と説明は省略する。 【0023】パチンコ機25の前面枠27は、通常は図示するように閉じられていて、図示しない施錠機構によって施錠されている。従って、適正な鍵を使用しなければ前面枠27を開放できない。開放検出装置10の開閉検出体14は、前面枠27が閉じられているときには遊技球タンク29によって図において右方向に押されて傾斜位置とされている。一方、前面枠27が開けられると、前面枠27と共に遊技球タンク29が移動(図において左側へ移動)するので、開閉検出体14は遊技球タンク29による支えが解除されて図1に示す垂下位置になる。 【0024】また、遊技球タンク29の下端面には、通常は非導通でパチンコ機25に振動が加えられると導通する振動検出接点としての振動センサ30が設けられている。この振動センサ30は、図3の断面図に示すように、遊技球タンク29から垂下する方向に配設された金属製のコイルバネ31と、そのコイルバネ31の中央を貫通する金属棒32とから構成されている。コイルバネ31と金属棒32とは、通常は接触せずに非導通であるが、パチンコ機25に振動が加わると、コイルバネ31が振動することによって金属棒32と接触して導通する。 【0025】次に、開放検出装置10のケース12内には、図4に示す通り、開放検出スイッチSW1、これと並列に配された検出素子としてのコンデンサC1、抵抗R1、ダイオードD1からなる検出回路10aが組み込まれている。なお、開放検出スイッチSW1は、開閉検出体14によって開閉される構成であり、開閉検出体14が前述の傾斜位置にあるときには開(オフ)とされ、垂下位置になると閉(オン)とされる。従って、図2に示す状態では開放検出スイッチSW1は開である。また、開放検出スイッチSW1には、振動センサ30のコイルバネ31及び金属棒32(振動検出スイッチSW2として表す)が並列に接続されている。 【0026】この検出回路10aは図示省略するコネクタにより点灯回路40に接続されている。先ずコンデンサC1の負極側がアースされ、コンデンサC1の正極側に負極側が接続されたダイオードD1の正極側は抵抗R2、R3を介して直流電源Vccに接続されている。なお、直流電源Vccは遊技機設置島20すなわちパチンコ機25の電源投入に伴って供給され、遊技機設置島20の電源遮断によって供給が停止する。 【0027】抵抗R3にはコンデンサC2が並列され、抵抗R2と抵抗R3との間で分岐する経路は、反転回路Invを介してトランジスタTRのベースに結ばれている。トランジスタTRのエミッタはアースされ、コレクタは、情報表示装置50に組み込まれているランプ回路50aの発光ダイオードLED1の負極側に結ばれている。発光ダイオードLED1の正極側は直流電源Vccに接続され、抵抗R3をバイパスする位置にリセットスイッチSW3が配されている。また、トランジスタTRのコレクタはバイパスBPによって抵抗R2とダイオードD1との間にも結ばれている。 【0028】これら点灯回路40及びランプ回路50aと検出回路10aを含む開放検出装置10及び振動センサ30とによって加振警告装置60が構成されている。この加振警告装置60は、次のように動作する。先ず、遊技機設置島20の電源が入っていてパチンコ機25が通常稼働しているときは開放検出スイッチSW1及び振動検出スイッチSW2が開になっているので、直流電源Vccからの電荷でコンデンサC1が充電される。コンデンサC1の容量一杯まで充電されれば、それ以上の充電は行われない。コンデンサC1が充電されていると、反転回路Invの入力側がハイレベル、出力がローレベルとなるのでトランジスタTRはオフになる。また、発光ダイオードLED1からバイパスBPを通る経路もコンデンサC1が介在しているので通電しない。よって、発光ダイオードLED1は発光(点灯)しない。 【0029】パチンコ機25の稼働中に何らかのトラブルが発生して、例えば店員が前面枠27を開けると、前面枠27と共に遊技球タンク29が移動し、開閉検出体14は遊技球タンク29による支えを失って垂下位置になる。これによって開放検出スイッチSW1が閉(オン)になるので、主に直流電源Vcc〜発光ダイオードLED1〜バイパスBP〜ダイオードD1〜抵抗R1〜開放検出スイッチSW1の経路で電流が流れて発光ダイオードLED1が点灯する。これにより、他の店員やマネージャなどが前面枠27の開放を知ることができる。また、店員以外(例えば悪意を持つ遊技者)が合い鍵などを用いて前面枠27を開放した場合も、同様に発光ダイオードLED1が点灯する。何れの場合も、他の店員やマネージャなどが前面枠27の開放を知ることができる。 【0030】この後、前面枠27を閉じると開放検出スイッチSW1が開(オフ)になるが、開放検出スイッチSW1が閉(オン)になったときにコンデンサC1が放電しているので、これに充電される。この充電には、コンデンサC1の容量と抵抗R2、R3の抵抗値によって異なるが、適宜の時間例えば1秒とか2秒程度かかる。従って、この間は反転回路Invの入力側は、抵抗R2と抵抗R3にて分圧された電位になるが、抵抗R3の抵抗値を抵抗R2に比べて十分に大きく設定してあるので、反転回路Invの入力側はローレベルとなる。すると、その出力がハイレベルとなるのでトランジスタTRはオンになる。これにより、発光ダイオードLED1からトランジスタTRを通って電流が流れて、発光ダイオードLED1が点灯する。つまり、前面枠27を閉じた後、例えば1秒程度の間発光ダイオードLED1が点灯してしまう。 【0031】これは好ましくないので、本実施例ではこれに対処するためにリセットスイッチSW3を設けてある。すなわち、リセットスイッチSW3をオンにすれば、直流電源Vccからの電流が抵抗R3をバイパスして急速にコンデンサC1を充電させるので、発光ダイオードLED1は即座に消灯する。 【0032】以上は遊技店の営業中(遊技機設置島20の電源が入っているとき)の加振警告装置60の動作である。遊技店が営業を終了して遊技機設置島20の電源が切られても、それまでにコンデンサC1に充電された電荷は残留している。 【0033】そのまま何もなく次の営業日を迎えた場合には、遊技機設置島20の電源が入れられたときに既にコンデンサC1は充電されているので、反転回路Invの入力側がハイレベル、出力がローレベルとなり、トランジスタTRはオフになるので発光ダイオードLED1は発光(点灯)しない。 【0034】一方、営業の終了後に何者かが前面枠27を開けると、前述のように開放検出スイッチSW1が閉(オン)になるので、コンデンサC1の電荷が開放検出スイッチSW1を通る回路で放電される。その後前面枠27が閉じられて開放検出スイッチSW1が開(オフ)になっても電源が切られているのでコンデンサC1は充電されない。 【0035】そして、次の営業日を迎えて遊技機設置島20の電源が入れられると、直流電源Vccからの電荷によってコンデンサC1が充電される。この充電には、前述のように例えば1秒とか2秒程度かかるので、この間は反転回路Invの入力側は、抵抗R2と抵抗R3にて分圧された電位になるが、抵抗R3の抵抗値を抵抗R2に比べて十分に大きく設定してあるので、反転回路Invの入力側はローレベル、その出力側がハイレベルとなる。これによりトランジスタTRがオンになり、発光ダイオードLED1からトランジスタTRを通って電流が流れて、発光ダイオードLED1が点灯する。つまり、開店準備で遊技機設置島20の電源を入れたときに、例えば1〜2秒程度の間発光ダイオードLED1が点灯する。 【0036】この点灯は、電源の遮断中に(閉店後に)前面枠27が開放されたことを示しているから、閉店後に何者かが忍び込んで例えば裏ROMやぶら下げ基板等の不正部品を取り付る等の不正行為を行ったことが判る。そして、そのパチンコ機25を使用できないようにしたり、詳細に点検する等の適切な対策が可能である。 【0037】また、営業の終了後に何者かが前面枠27を開けようとしてパチンコ機25を振動させた場合、開放検出スイッチSW1と並列に接続された振動検出スイッチSW2が閉(オン)になる。すると、この場合も上記と同様にコンデンサC1の電荷が振動検出スイッチSW2を通る回路で放電され、次の営業日を迎えて遊技機設置島20の電源が入れられると、発光ダイオードLED1が点灯する。この点灯は、閉店後にパチンコ機25に振動が加えられたことを示しているから、前述のような不正行為が実際に行われ、または未遂に終わったことが判る。 【0038】このように、本実施例の加振警告装置60は、閉店後に不正行為が行われ、または行われようとしたことを的確に通報するので、遊技店側が適切な対策をとることができる。また、この加振警告装置60では、検出素子としてコンデンサC1を採用しているので、点灯回路40の構成も単純で済み、加振警告装置60の構成を単純化できる。また低コスト化も可能である。 【0039】更に、店員が前面枠27を開けた場合と同様に、遊技者が遊戯中にパチンコ機25を揺するなどの不正行為を行った場合も、LED1は点灯する。このため、加振警告装置60では、パチンコ機25の稼動中の不正行為も良好に警告することができる。また、この開放検出装置10はパチンコ機25とは別体で、加振警告装置60全体がパチンコ機25とは切り離されているので、パチンコ機25の入れ替え毎に着脱したり配線し直す必要はない。 【0040】開閉検出体14は、パチンコ機25の前面枠27が閉じられているときは前面枠27の背後に取り付けられた遊技球タンク29によって押圧されて傾斜姿勢となり、その押圧が解除されると垂下姿勢となり、傾斜姿勢にあるときには開放検出スイッチSW1をオフに、垂下姿勢になると開放検出スイッチSW1をオンにさせるので、前面枠27の開放を的確に検出して開放検出スイッチSW1を開閉させる。 【0041】特に、開閉検出体14の本体部分をコイルバネ14bとしているので、例えばパチンコ機25のメーカー毎に遊技球タンク29の背面側への突出量が異なる場合にも確実にアジャストできる。また、遊技機設置島20のメーカーによって横板22の端部の位置(開放検出装置10の取付位置)が異なっても、的確に遊技球タンク29にあてがうことができる。よって、遊技機設置島20のメーカーが異なっても、パチンコ機25のメーカーが異なっても、すなわち遊技店の設備状態がどのようなものであっても、この開放検出装置10を設置して使用できる。 【0042】更に、遊技球タンク29はパチンコ機25の外枠26の上辺や遊技機設置島20の横板22からの距離が近いから、開閉検出体14は小型で済む。また、開放検出装置10を鴨居21に装着するから、点灯回路40やランプ回路50aとの配線距離も短くて済む。 【0043】以上、実施例に従って本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。例えば不正な開放が行われた場合に、その後の電源投入時における発光ダイオードの点灯時間はコンデンサC1の容量と抵抗R2、R3の抵抗値などで定まるので、これらを適宜に選択することによって所望の点灯時間とできる。なお、実施例では発光ダイオードを使用しているが電球を使用してもよい。 【0044】また、実施例では遊技機としてパチンコ機25を説明したが、他の形式の遊技機、例えばパチスロ等にも適用できる。振動検出接点の形態も、上記のものの他に、お椀型の容器に水銀を入れ周囲に電極を設けたものや、ジャイロを利用したものなど種々の形態が考えられる。 【0045】更に、点灯回路40に対する検出回路10aの接続部の構成として次のような構成を採用すれば、更に顕著な効果が生じる。図5は、加振警告装置60の他の実施例を表す回路図である。この加振警告装置60では、開放検出装置10のコンデンサC1の正極側と負極側との間に、2組の直列接続されたダイオードD2,D3及びD4,D5が並列に接続されている。そして、前述の抵抗R2及びバイパスBPはダイオードD2とダイオードD3との間に接続され、ダイオードD4とダイオードD5との間がアースされている。また、各ダイオードD2〜D5は、いずれも、コンデンサC1の負極側から正極側に向かって電流を流す方向に極性が決められている。 【0046】検出回路10aをこのように構成した場合、点灯回路40への接続時に図5に点線で示すように極性を誤って接続したとしても、コンデンサC1等には正規の方向から電圧が印加される。従って、この場合、誤動作や素子の破壊等を良好に防止することができる。よって、配線作業も容易にすることができる。 【0047】また、上記各実施例では、通常は非導通で振動が加えられたときに導通する振動検出接点(振動センサ30)を使用しているが、通常は導通で振動が加えられたときに非導通となる振動検出接点を使用してもよい。この場合も、反転回路を利用することによって上記と同様の回路を利用することができる。同様に、開放検出接点としても、開放時に非導通となるものを使用することもできる。更に、本発明では、上記各回路以外にもR−Sフリップフロップを利用したカウンタ回路等、種々の検出回路または検出素子を利用することができる。 【0048】また更に、上記各実施例では、開放検出接点(開放検出スイッチSW1)の導通/非導通が切り替わった場合も振動検出接点(振動センサ30)の導通/非導通が切り替わった場合も同様に発光ダイオードLED1を点灯させているが、上記各場合に応じて異なる警告灯を点灯させるように点灯回路を構成してもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000141130 【氏名又は名称】株式会社丸加 【住所又は居所】愛知県名古屋市東区東大曽根町47番4号
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| 【出願日】 |
平成14年2月1日(2002.2.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082500 【弁理士】 【氏名又は名称】足立 勉
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| 【公開番号】 |
特開2003−225452(P2003−225452A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月12日(2003.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2002−25652(P2002−25652) |
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