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【発明の名称】 スロットマシン
【発明者】 【氏名】近藤 邦彦
【住所又は居所】岡山県新見市高尾362の1 山佐株式会社内

【要約】 【課題】主制御手段(200)と補助制御手段(270)との信号線の一部に断線や接触不良が生じた場合にこのような故障を早期に発見することは困難であり、又、主制御手段(200)に不正な改変が行われたことを早期に発見することも困難であった。

【解決手段】ゲームの進行を制御する主制御手段(200)と、ゲーム進行中などに演出を制御する補助制御手段(270)とを有するスロットマシンにおいて、主制御手段(200)にゲームの進行などを制御する信号とは異なる特定信号を補助制御手段(270)に出力する特定信号送信手段(250)を有し、補助制御手段(270)には一定時間内に特定信号を受信しないときにエラー処理を行わせる特定信号確認手段(279)を有するスロットマシン(100)とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ゲームの進行を制御する主制御手段と、ゲーム進行中などに演出を制御する補助制御手段とを有するスロットマシンにおいて、主制御手段にゲームの進行及び演出を制御する信号とは異なる特定信号を所定時間毎に補助制御手段に出力する特定信号送信手段を有し、補助制御手段には一定時間内に特定信号を受信しないときにエラー処理を行わせる特定信号確認手段を有することを特徴とするスロットマシン。
【請求項2】 特定信号送信手段は、特定信号として複数のコマンドコードを記憶し、順次異なるコマンドコードを出力することを特徴とする請求項1に記載したスロットマシン。
【請求項3】 特定信号確認手段は、特定信号の入力間隔を確認することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したスロットマシン。
【請求項4】 ゲームの進行を制御する主制御手段と、ゲーム進行中などに演出を制御する補助制御手段と、補助制御手段に制御されて演出の制御を行う補助遊技制御手段とを有するスロットマシンにおいて、補助制御手段にゲームの演出を制御する信号とは異なる特定信号を所定時間毎に補助遊技制御手段に出力する特定信号送信手段を有し、補助遊技制御手段には一定時間内に特定信号を受信しないときにエラー処理を行わせる特定信号確認手段を有することを特徴とするスロットマシン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンに関し、尚詳しくは、スロットマシンにおける動作の異常を迅速に確認することのできるスロットマシンとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、スタートレバー又はスタートボタンを操作することによって複数のリールを回転させ、ストップボタンを操作することによって各リールを停止させ、全てのリールが停止したときの図柄の組み合わせによって所定のメダルなどを払い出すスロットマシンが提供されている。
【0003】このスロットマシンでは、近年、図5に示すように、第1ストップボタン131、第2ストップボタン132、及び、第3ストップボタン133に対応する3個の主リールに描かれた図柄の3個を各リール窓115から見せて停止図柄の組み合わせによりゲームを楽しませるのみでなく、更に、補助リール又は液晶表示器等の補助遊技表示装置197を付加して演出を行うものもある。
【0004】このスロットマシン100は、メダル投入口121やクレジットメダルボタン125、更に、スタートレバー122やストップボタンなどを設ける操作板110をスロットマシン100の略中央に有し、メダル投入口121に投入するメダルの枚数又はクレジットメダルボタン125により投入するメダルの枚数によって、正面板113に設けた有効ランプ151を順次点灯して入賞ラインの内の停止図柄による入賞の判定を行う有効ラインを表示し、その後、スタートレバー122の操作を行うと主リールの回転を開始させるものであり、第1ストップボタン131や第2ストップボタン132及び第3ストップボタン133が押されたとき、各ストップボタンに対応する主リールの回転を停止させ、有効ラインとされた入賞ラインに停止した図柄の組み合わせによって所定枚数のメダルをメダル受け147に排出し、又は、クレジットメダルとしてスロットマシン100の内部でクレジットされるメダル枚数のカウントを行うものである。
【0005】尚、このクレジットメダルの枚数は、クレジット枚数表示器153に表示され、クレジットメダルボタン125を操作したときは投入枚数の数値を減算し、入賞によりメダルをクレジットする場合は払い出すべきメダルの枚数を加算し、又、メダル投入口121から4枚以上のメダルが投入されたときは4枚目以降の枚数を加算するようにして、この数値をクレジット枚数表示器153に表示するものである。
【0006】このスロットマシン100の動作制御は、スロットマシン100の内部に組み込まれたマイクロコンピュータと適宜の回路素子などを組合せた主制御手段200や補助制御手段270により制御し、主制御手段200は、図6に示すように、入賞制御手段210やリール停止制御手段220、主遊技制御手段230、動作制御手段240の機能を有するマイクロコンピュータとされ、主に、スロットマシン100のゲーム進行に必須の制御を行い、補助制御手段270とするマイクロコンピュータには、スピーカなどの発音装置187を制御する音響制御手段271としての機能や、上パネル117に組み込まれた演出表示ランプ189の制御を行う照明制御手段273としての機能、更に、補助遊技制御手段195を介して補助リールや液晶表示器などの補助遊技表示装置197の制御を行う補助演出制御手段275としての機能を持たせ、ゲームの進行状態に合わせて遊技者を楽しませる演出の制御を行うことが多い。
【0007】尚、液晶表示器などの補助遊技表示装置197を用いるスロットマシン100では、補助遊技表示装置197を駆動するために補助遊技制御手段195としてのマイクロコンピュータを補助制御手段270とするマイクロコンピュータとは別に備え、補助制御手段270から多くの信号を補助遊技制御手段195に送って補助遊技表示装置197による演出の動作制御を行い、より複雑な演出を可能としている。
【0008】この主制御手段200では、メダル投入口121に設けられたメダルセンサー161又はクレジットメダルボタン125に組み込まれたメダルボタンセンサー163によってメダルの投入を検出すると、主遊技制御手段230における一般遊技制御手段231又は特別遊技制御手段233により所定の有効ランプ151を点灯させてゲームの開始準備が行われる。
【0009】そして、スタートレバー122の操作をスタートレバー122に取り付けたスタートスイッチ165が検知したとき、動作制御手段240におけるリール駆動制御手段241によって第1リールモータ181乃至第3リールモータ183の駆動を開始させ、又、入賞制御手段210では抽選手段211によって乱数による入賞抽選を行い、この抽選結果を抽選結果判定手段215で判定して記憶する。
【0010】又、第1ストップボタン131乃至第3ストップボタン133の内の何れかのストップボタンが操作されたとき、各ストップボタンに組み込まれた第1ストップスイッチ171や第2ストップスイッチ172又は第3ストップスイッチ173の内の操作されたストップボタンに組み込まれたスイッチから主制御手段200に入力される信号により、検知信号を出力したストップスイッチに対応したリールモータをリール停止制御手段220によって停止させる。
【0011】このリール停止制御手段220による各リールモータの停止制御は、各ストップスイッチからの信号入力時にリール位置判別手段221によって例えば中央の入賞ラインを通過する図柄を先ず判別する。そして、抽選結果判定手段215に記憶された停止予定図柄が数コマ以内に存在するとき、この停止予定図柄を有効ライン上に停止させるように停止位置指定手段225に停止予定図柄を記憶し、又、数コマ以内に停止予定図柄が存在しないときは、他の入賞図柄組み合わせが発生しないように数コマ以内の図柄から停止図柄を定めて停止位置指定手段225にこの図柄を記憶する。更に、この停止位置指定手段225に記憶した図柄を有効ライン上に停止させるように、リール駆動制御手段241によって対応するリールモータの回転停止位置を制御するものである。
【0012】このようにして、第1ストップスイッチ171からの信号が主制御手段200に入力されると第1リールモータ181を停止させ、第2ストップスイッチ172からの信号が主制御手段200に入力されると第2リールモータ182を停止させ、第3ストップスイッチ173からの信号が主制御手段200に入力されると第3リールモータ183を停止させ、全てのリールモータが停止したとき、有効ライン上に停止した図柄の組み合わせが入賞図柄の組み合わせであるか否かの判定を入賞判定手段235で判定し、入賞図柄が揃っているときはホッパー駆動制御手段245によってホッパー装置155を駆動し、入賞に応じた所要枚数のメダルを払い出すか、主遊技制御手段230のクレジットメダルカウンタに払出し枚数の数値を加算し、クレジットメダルカウンタのカウント値をクレジット枚数表示器153に表示させるものである。
【0013】そして、一般遊技中にビッグボーナスの特定図柄配列やレギュラーボーナスの特定図柄配列が有効ライン上に揃ったときは、以後、特別遊技制御手段233によって所定ゲーム回数の特別遊技を行い、特別遊技の進行状態をゲーム状態表示ランプ157の点灯によって表示し、特別遊技が終了すると一般遊技制御手段231により一般遊技のゲームを進行させるものである。
【0014】又、払出しボタン127が操作され、払出しボタン127に組み込まれた払出しスイッチ167からの信号が主制御手段200に入力されたときは、ホッパー駆動制御手段245がホッパー装置155を駆動し、クレジットメダルカウンタに記憶されている枚数のメダルを払い出すものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、スロットマシンでは主制御手段とするマイクロコンピュータによりゲームの進行に必須の制御を行い、補助制御手段とするマイクロコンピュータによりゲームの進行に合わせて音や光又は映像など、聴覚と視覚とを刺激する演出によりゲームを楽しませるようにしている。
【0016】そして、前述のように、補助制御手段から補助遊技制御手段とするマイクロコンピュータへも制御信号を送信し、今日では、より複雑で面白味のある演出を行うスロットマシンが増加している。しかし、主制御手段から補助制御手段には、多くの信号が頻繁に送られ、この信号線の一部に断線や接触不良が生じた場合、演出動作の一部がゲームの進行状況に一致しないことになる場合があるも、このような故障を早期に発見することは困難であった。
【0017】又、同様に、補助制御手段から補助遊技制御手段への信号が正確に伝達できない場合も、演出動作の一部がゲームの進行状況と一致しなくなるなどの欠点があった。更に、近年、主制御手段の動作制御を行うプログラムを記憶したROMなどを取り換えて入賞確率を高くする不正が行われることがあるも、これらの不正を早期に発見することも極めて困難であった。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゲームの進行を制御する主制御手段(200)と、ゲーム進行中などに演出を制御する補助制御手段(270)とを有するスロットマシンにおいて、主制御手段(200)にゲームの進行及び演出を制御する信号とは異なる特定信号を所定時間毎に補助制御手段(270)に出力する特定信号送信手段(250)を有し、補助制御手段(270)には一定時間内に特定信号を受信しないときにエラー処理を行わせる特定信号確認手段(279)を有するスロットマシン(100)とするものである。
【0019】このように、本発明は特定信号を所定時間毎に主制御手段(200)から補助制御手段(270)に送信して補助制御手段(270)で受信を確認する故、主制御手段(200)と補助制御手段(270)とが正しく接続されていることを常に確認すると共に、主制御手段(200)と補助制御手段(270)との組合せが所定の組合せであることを補助制御手段(270)で確認することができる。
【0020】又、本発明の特定信号送信手段(250)としては、特定信号として複数のコマンドコードを記憶し、順次異なるコマンドコードを出力する特定信号送信手段(250)とすることがある。このように、複数種類の特定信号を順次出力する特定信号送信手段(250)とすれば、主制御手段(200)と補助制御手段(270)との接続及び組合せを確実に確認することができる。
【0021】そして、本発明の特定信号確認手段(279)としては、特定信号の入力間隔を確認する特定信号確認手段(279)とすることが好ましい。このように、特定信号の入力間隔を確認する特定信号確認手段(279)とすれば、特定信号を確認すると共に特定信号の内容と出力間隔との組合せにより主制御手段(200)と補助制御手段(270)との組合せを確認することができる。
【0022】更に本発明は、ゲームの進行を制御する主制御手段(200)と、ゲーム進行中などに演出を制御する補助制御手段(270)と、この補助制御手段(270)に制御されて演出の制御を行う補助遊技制御手段(195)とを有するスロットマシンにおいて、補助制御手段(270)にゲームの演出を制御する信号とは異なる特定信号を所定時間毎に補助遊技制御手段(195)に出力する特定信号送信手段を有し、補助遊技制御手段(195)には一定時間内に特定信号を受信しないときにエラー処理を行わせる特定信号確認手段を有するスロットマシン(100)とするものである。
【0023】このように、特定信号を所定時間毎に補助制御手段(270)から補助遊技制御手段(195)に送信して補助遊技制御手段(195)で受信を確認する故、補助制御手段(270)と補助遊技制御手段(195)とが正しく接続されていることを常に確認すると共に、補助制御手段(270)と補助遊技制御手段(195)との組合せが所定の組合せであることを補助遊技制御手段(195)で確認することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係るスロットマシンの実施の形態は、図1に示すように、主制御手段200としてのマイクロコンピュータには特定信号送信手段250としての機能を有すると共に、補助制御手段270としてのマイクロコンピュータには特定信号確認手段279としての機能を有するスロットマシン100とするものである。
【0025】尚、主制御手段200に特定信号送信手段250としての機能を有し、補助制御手段270に特定信号確認手段279としての機能を有する他は、主制御手段200の機能及び主制御手段200に信号を入力する各種スイッチやセンサー、更に主制御手段200に制御される各種モーターやランプ、そして補助制御手段270などの構成や機能は、前述の従来のスロットマシン100と同様としている。
【0026】そして、この主制御手段200に組み込まれた特定信号送信手段250は、一定の所定時間毎に所定のコマンドを特定信号として補助制御手段270に送信するものであって、図2に示すように、数秒乃至5秒程度の所定時間T1が経過したか否かの判断(S100)を行い、所定時間T1が経過したときはメモリなどに記憶されている特定信号としてのコマンドを補助制御手段270に送信(S110)して所定時間T1を計測するタイマーのリセット(S115)を行うものである。
【0027】尚、この特定信号送信手段250に組み込むタイマーとしては、予め所定時間T1に対応する値をプリセットすることによりタイマーのリセット(S115)を行い、数十ミリ秒などの一定クロックパルスの入力毎にカウント値を減算するものや、ゼロリセットをタイマーのリセット(S115)として行い、数十ミリ秒などの一定クロックパルスのパルス数をカウントして所定時間T1の計測をするものなどがある。
【0028】又、特定信号とするコマンドは、補助制御手段270に対しての動作制御コードやスロットマシン100の状態データコードとは異なるコマンドコードとし、1バイトデータに限ることなく数バイトのデータとすることも有り、又、複数の異なるコマンドをメモリに記憶させておき、所定の順番で順次異なるコマンドを送信することにより、特定信号の内容に多くの変化をもたせ、スロットマシン100の機種などによって所定の特定信号とする場合に限ることなく、各スロットマシン100毎に固有の特定信号又は信号組合せを形成する場合もある。
【0029】そして、補助制御手段270では、図3の(1)に示すように、主制御手段200から信号が入力されたか否かを信号受信判断(S200)で行い、信号を受信したとき、受信信号が特定信号であるか否かの判断(S210)を行う。更に、この受信信号が特定信号でない場合は、補助制御手段270に入力された受信信号に基づいて、適宜、音響制御手段271や照明制御手段273、更には補助演出制御手段275を作動させてゲームの進行状態に合わせた発音や演出を実行する演出処理(S300)を行うものである。
【0030】そして、受信信号が特定信号である場合、特定信号確認手段279において、フラグセット(S410)を行って特定信号が入力されたことを記憶するものである。又、この特定信号確認手段279では、別途の割込み処理により、図3の(2)に示すように、特定信号フラグがオン状態であるか否かの判断(S510)を行い、フラグがオン状態であればフラグをリセット(S515)して割込み処理による確認処理を終了し、特定信号フラグがオン状態でないときは、一定時間T2が経過したか否かを判断(S520)を行い、一定時間T2が経過していないときも確認処理を終了し、一定時間T2が経過したときはエラー処理(S590)を行うものである。
【0031】従って、この特定信号確認手段279は、主制御手段200に記憶させている特定信号が補助制御手段270に入力されない状態が一定時間T2継続した場合はエラー処理(S590)を行い、主制御手段200から補助制御手段270への信号伝達が正常に行われていないことをエラー処理(S590)によって報知することができる。
【0032】又、一定時間T2を所定時間T1よりも僅かに長く設定すれば、所定時間T1毎に補助制御手段270に入力されているか否かを確認しつつ、所定時間T1経過直後の一定時間T2が経過したときにエラー処理(S590)を行うことにより、主制御手段200から補助制御手段270への信号伝達が常に正常に行われていることを確認しつつ、信号の伝達が正常に行われないときは異常の発生を素早く報知することができる。
【0033】このため、特定信号とするコマンドの内容又は複数種類のコマンドを適宜組み合せることにより、主制御手段200と補助制御手段270とを接続する結線の一部に断線などの異常が発生したときは、一定時間T2後にこの異常を検知して報知することができる。そして、この特定信号をゲームの進行動作に直接関係しないコマンドとすることにより、主制御手段200を取り換える際、正規の主制御手段200に記憶されたプログラムにおける特定信号の内容と同一の情報を交換するROMなどに記憶させなければならず、この特定信号の情報が組み込まれてないROMなどの交換を行ったときは、一定時間T2後に直ちに不適切な交換が行われたことを発見できるため、予期しない主制御手段200の改変などを防止することができる。
【0034】尚、図3に示した上記の実施の形態は、特定信号確認手段279によるフラグセット(S410)の処理とは別の割込み処理によって特定信号フラグがオン常態であるか否かの判断(S510)や一定時間T2が経過したか否かを判断(S520)を行っているも、補助制御手段270において、信号受信判断(S200)を行い、信号を受信しないときには特定信号フラグがオン常態であるか否かの判断(S510)や一定時間T2が経過したか否かを判断(S520)を行い、信号を受信したときには受信信号が特定信号であるか否かの判断(S210)を行って演出処理(S300)又はフラグセット(S410)の処理を行うようにすることも有る。
【0035】又、特定信号確認手段279にタイマーカウンターを組み込み、特定信号確認手段279の処理動作としては、図3に示したフラグセット(S410)や特定信号フラグがオン常態であるか否かの判断(S510)を行うのではなく、受信信号が特定信号である場合、図4の(1)に示すように、特定信号確認手段279において、特定信号確認手段279に組み込んだタイマーカウンターのカウント値Txをメモリに記憶(S450)して記憶値を更新することにより、前回の特定信号の入力時からの時間間隔を特定信号確認手段279で記憶し、更にこのタイマーカウンターをゼロリセット(S455)することにより次の特定信号が入力されるまでの時間計測を開始することもある。
【0036】又、この特定信号確認手段279では、別途の割込み処理によって、又は信号受信判断(S200)で信号を受信していないと判断したとき、図4の(2)に示すように、特定信号確認手段279が記憶しているカウント値Txによる時間が、本来主制御手段200から特定信号が出力される所定時間T1に一致しているか否かの判断(S550)を行い、一致していれば特定信号確認手段279に組み込んだタイマーカウンターのカウント値Tyを読取り(S553)、この読取り値Tyの値による時間が所定時間T1よりも小さいか否かの判断(S555)を行うものである。
【0037】そして、読取り値Tyによる時間が所定時間T1以下のときは確認処理を終了し、読取り値Tyによる時間が所定時間T1よりも大きいとき、又、カウント値Txと所定時間T1との一致判断(S550)でカウント値Txと所定時間T1とが一致しないときは、十秒乃至数十秒程度の一定時間T2が経過したか否かを判断(S560)する。
【0038】そして、一定時間T2が経過していないときは確認処理を終了し、一定時間T2が経過したときはエラー処理(S590)を行う。従って、この特定信号確認手段279による確認処理においても、一定時間T2が経過する前に特定信号が補助制御手段270に入力されなければエラー処理(S590)を行うことができ、主制御手段200に記憶させている特定信号が所定時間毎に補助制御手段270に入力されない状態が一定時間T2継続した場合にエラー処理(S590)を行い、主制御手段200から補助制御手段270への信号伝達が正常に行われていないことを報知することができる。
【0039】このため、主制御手段200と補助制御手段270とを接続する結線に断線などの異常が発生したときは早期に検出及び報知を行うことができ、又、不適正な主制御手段200の交換を防止することもできる。そして、この実施の形態では、特定信号とするコマンドの内容のみでなく、送信間隔によっても主制御手段200と補助制御手段270との組合せを確認することができる。
【0040】従って、機種毎に特定信号のコマンド内容を同一としても、スロットマシン100毎に送信間隔時間を変更して個々のスロットマシン100における主制御手段200と補助制御手段270との組合せを確認することもできる。尚、上記実施の形態は、主制御手段200から補助制御手段270に入力される信号に基づいて信号線の断線や主制御手段200の交換などのスロットマシン100の異常を検知するものであるも、補助制御手段270から補助遊技制御手段195に演出制御信号を出力するに際し、補助遊技制御手段195とするマイクロコンピュータにも補助制御手段270に組み込んだ前記特定信号確認手段279と同様の特定信号確認手段を組み込み、補助制御手段270には、主制御手段200に組み込んだ前記特定信号送信手段250と同様の特定信号送信手段を組み込み、ゲームの進行状態に合わせた適切な演出が補助遊技表示装置197により行われない場合などのスロットマシン100における異常を早期に検知発見できるようにすることもある。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明は、主制御手段が所定時間毎に出力する特定信号を補助制御手段で確認する故、主制御手段と補助制御手段との結線状態や正規の主制御手段と補助制御手段との組合せを確認することができ、スロットマシンの異常を早期に発見することを可能とすると共に、主制御手段を不正に改変することを防止することができる。
【0042】又、請求項2及び請求項3に記載した本発明は、上記請求項1の発明の効果に加え、個々のスロットマシン固有の主制御手段と補助制御手段との組合せを確認することが容易となる。更に、請求項4に記載した本発明は、補助制御手段が所定時間毎に出力する特定信号を補助遊技制御手段で確認する故、補助制御手段と補助遊技制御手段との結線状態や正規の補助制御手段と補助遊技制御手段との組合せを確認することができ、スロットマシンの異常を早期に発見することができる。
【出願人】 【識別番号】390026620
【氏名又は名称】山佐株式会社
【住所又は居所】岡山県新見市高尾362−1
【出願日】 平成14年2月4日(2002.2.4)
【代理人】 【識別番号】100118315
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 博道
【公開番号】 特開2003−225360(P2003−225360A)
【公開日】 平成15年8月12日(2003.8.12)
【出願番号】 特願2002−26234(P2002−26234)