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【発明の名称】 スロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置とその表示方法及びそのコンピュータプログラム
【発明者】 【氏名】冨田 穣太

【要約】 【課題】フレームバッファへのデータの読み出し回数を減らし、処理時間を短くすることで、より多彩な表現を可能にするスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置を提供する。

【解決手段】フレームメモリ6内に設けられた各レイヤーから画像データを読み出す際、レイヤーアドレス演算装置21で演算処理されたアドレスの画像データが、フレームメモリ6に送られ、フレームメモリ6内に設けられた所定のレイヤーから読み出された画像データが、ラインバッファメモリ221の所定のアドレスに格納され、更に、ラインバッファメモリ221の所定のアドレスに画像データを格納したことを示すマスクビットをビットバッファメモリ222の所定の列アドレスに書き込むように構成している。従って、その下層のレイヤーの同じアドレスの画像データを読み出す際、マスクビットバッファ222の所定の列アドレスのマスクビットの有無を調べ、マスクビットが既に書き込まれていれば、その列アドレスのデータを読み出さないように構成している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フレームメモリ上の複数の画像データを重ね合わせて順次表示装置上に表示するようにしたスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置において、画像データを順次前記フレームメモリから読み出す際、表示画像の最上層に位置する画像データから下層に位置する画像データに向かって順次読み出すように構成したことを特徴とするスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置。
【請求項2】 前記フレームメモリ上の複数の画像データを重ね合わせる際、各画像データ内の同一の行アドレスに於ける画素データ列をそれぞれ読み出した後、ラインバッファメモリを用いて重ね合わせることを特徴とする請求項1記載のスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置。
【請求項3】 フレームメモリ上の複数の画像データの同一の行アドレスに於ける画素データ列をラインバッファメモリを用いて重ね合わせ、このラインバッファメモリ上の画像データを表示装置に転送することで、重ね合わせた画像データを順次表示装置上に表示するようにしたスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置において、前記ラインバッファメモリの列アドレスにそれぞれ対応して設けたマスクビットバッファメモリと、前記マスクビットバッファメモリの所定の列アドレスのデータを読み出す第1の手段と、前記ラインバッファメモリの前記列アドレスに画像データが既に格納されているか否かを、前記第1の手段で読み出したマスクビットバッファメモリのデータに基づき判別する第2の手段と、前記第2の手段が、前記ラインバッファメモリの当該列アドレスに画像データが格納されていないことを検出した時、第1のフレームメモリの前記列アドレスの画像データを読み出す第3の手段と、前記第3の手段で読み出した前記第1のフレームメモリのデータが、画像データである時、前記列アドレスに対応するアドレスの前記ラインバッファメモリに、前記第1のフレームメモリから読み出した画像データを書き込むと共に、前記マスクビットバッファメモリの当該列アドレスに、画像データを格納したことを示すマスクデータを書き込む第4の手段と、で構成したことを特徴とするスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置。
【請求項4】 前記列アドレスの処理を終了した後、次の列アドレスのデータ処理を行うように構成したことを特徴とする請求項3記載のスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置。
【請求項5】 前記第1のフレームメモリの全ての列アドレスの処理を終了すると、第1のフレームメモリの下層の第2のフレームメモリの重ね書き処理を実行することを特徴とする請求項3又は4記載のスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置。
【請求項6】 複数のフレームメモリ上の同一の行アドレスの画像データをラインバッファメモリを用いて重ね合わせ、このラインバッファメモリ上の画像データを表示装置に転送することで、重ね合わせた画像データを順次表示装置上に表示すると共に、前記ラインバッファメモリには、前記ラインバッファメモリの列アドレスにそれぞれ対応するマスクビットバッファメモリを設けたスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法であって、前記マスクビットバッファメモリの所定の列アドレスのデータを読み出す第1の工程と、前記ラインバッファメモリの前記列アドレスに画像データが既に格納されているか否かを、前記第1の工程で読み出したマスクビットバッファメモリのデータに基づき判別する第2の工程と、前記第2の工程において、前記ラインバッファメモリの当該列アドレスに画像データが格納されていないことを検出した時、第1のフレームメモリの前記列アドレスの画像データを読み出す第3の工程と、前記第3の工程において読み出した前記第1のフレームメモリのデータが、画像データである時、前記列アドレスに対応するアドレスの前記ラインバッファメモリに、前記第1のフレームメモリから読み出した画像データを書き込むと共に、前記マスクビットバッファメモリの当該列アドレスに、画像データを格納したことを示すマスクデータを書き込む第4の工程と、前記列アドレスの処理を終了した後、次の列アドレスのデータ処理を行う第5の工程と、前記第1〜第5の工程を繰り返すことで、前記第1のフレームメモリの全ての列アドレスの処理を終了すると、第1のフレームメモリの下層の第2のフレームメモリの重ね書き処理を更に実行する第6の工程と、を含むことを特徴とするスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法。
【請求項7】 前記第2の工程において、前記ラインバッファメモリの当該列アドレスに画像データが既に格納されていることを検出した時、前記第1のフレームメモリの当該列アドレスのデータを読み出さずに、前記第5の工程を実行することを特徴とする請求項6記載のスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法。
【請求項8】 複数のフレームメモリ上の同一の行アドレスの画像データをラインバッファメモリを用いて重ね合わせ、このラインバッファメモリ上の画像データを表示装置に転送することで、重ね合わせた画像データを順次表示装置上に表示すると共に、前記ラインバッファメモリには、前記ラインバッファメモリの列アドレスにそれぞれ対応するマスクビットバッファメモリを設けたスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示用のコンピュータプログラムであって、前記マスクビットバッファメモリの所定の列アドレスのデータを読み出す第1の手順と、前記ラインバッファメモリの前記列アドレスに画像データが既に格納されているか否かを、前記第1の手順で読み出したマスクビットバッファメモリのデータに基づき判別する第2の手順と、前記第2の手順において、前記ラインバッファメモリの当該列アドレスに画像データが格納されていないことを検出した時、第1のフレームメモリの前記列アドレスの画像データを読み出す第3の手順と、前記第3の手順において読み出した前記第1のフレームメモリのデータが、画像データである時、前記列アドレスに対応するアドレスの前記ラインバッファメモリに、前記第1のフレームメモリから読み出した画像データを書き込むと共に、前記マスクビットバッファメモリの当該列アドレスに、画像データを格納したことを示すマスクデータを書き込む第4の手順と、前記列アドレスの処理を終了した後、次の列アドレスのデータ処理を行う第5の手順と、前記第1〜第5の手順を繰り返すことで、前記第1のフレームメモリの全ての列アドレスの処理を終了すると、第1のフレームメモリの下層の第2のフレームメモリの重ね書き処理を更に実行する第6の手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項9】 前記第2の手順において、前記ラインバッファメモリの当該列アドレスに画像データが既に格納されていることを検出した時、前記第1のフレームメモリの当該列アドレスのデータを読み出さずに、前記第5の手順を実行することを特徴とする請求項8記載のコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置とその表示方法に関わり、特に、複数のフレームメモリ上の画像データを重ねて表示するようにしたスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置とその表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スロットマシーン又はパチスロ機において、複数のレイヤーの画像を重ねて表示する場合、画像が重なる部分では、上層のレイヤーを表示しなければならない。このため、従来技術では、下層のレイヤーから画像データを読み出し、順に、読み出した下層の画像上に、次の上層のレイヤーから読み出した画像データを重ね書きすることで、下層の画像をマスクし、上層の画像データを表示するように構成していた。
【0003】このため、画像が重なっているにもかかわらず、何度も各レイヤーからのデータの読み出し、その都度ラインバッファへのデータの書き込みが行われ、その結果、処理時間が長くなるという欠点があった。
【0004】図9は、従来の重ね書きの状況を示した図であり、図において、レイヤー1が最も下層のレイヤーであり、レイヤー4が最も上層のレイヤーである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を改良し、特に、フレームバッファへのデータの読み出し回数を減らし、処理時間を短くすることで、より多彩な表現を可能にする新規なスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置とその表示方法を提供するものである。
【0006】本発明の他の目的は、そのためのコンピュータプログラムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を達成するため、基本的には、以下に記載されたような技術構成を採用するものである。
【0008】即ち、本発明に係わるスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置の第1の態様は、フレームメモリ上の複数の画像データを重ね合わせて順次表示装置上に表示するようにしたスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置において、画像データを順次前記フレームメモリから読み出す際、表示画像の最上層に位置する画像データから下層に位置する画像データに向かって順次読み出すように構成したことを特徴とするものであり、第2の態様は、前記フレームメモリ上の複数の画像データを重ね合わせる際、各画像データ内の同一の行アドレスに於ける画素データ列をそれぞれ読み出した後、ラインバッファメモリを用いて重ね合わせることを特徴とするものであり、又、第3の態様は、フレームメモリ上の複数の画像データの同一の行アドレスに於ける画素データ列をラインバッファメモリを用いて重ね合わせ、このラインバッファメモリ上の画像データを表示装置に転送することで、重ね合わせた画像データを順次表示装置上に表示するようにしたスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置において、前記ラインバッファメモリの列アドレスにそれぞれ対応して設けたマスクビットバッファメモリと、前記マスクビットバッファメモリの所定の列アドレスのデータを読み出す第1の手段と、前記ラインバッファメモリの前記列アドレスに画像データが既に格納されているか否かを、前記第1の手段で読み出したマスクビットバッファメモリのデータに基づき判別する第2の手段と、前記第2の手段が、前記ラインバッファメモリの当該列アドレスに画像データが格納されていないことを検出した時、第1のフレームメモリの前記列アドレスの画像データを読み出す第3の手段と、前記第3の手段で読み出した前記第1のフレームメモリのデータが、画像データである時、前記列アドレスに対応するアドレスの前記ラインバッファメモリに、前記第1のフレームメモリから読み出した画像データを書き込むと共に、前記マスクビットバッファメモリの当該列アドレスに、画像データを格納したことを示すマスクデータを書き込む第4の手段と、で構成したことを特徴とするものであり、又、第4の態様は、前記列アドレスの処理を終了した後、次の列アドレスのデータ処理を行うように構成したことを特徴とするものであり、又、第5の態様は、前記第1のフレームメモリの全ての列アドレスの処理を終了すると、第1のフレームメモリの下層の第2のフレームメモリの重ね書き処理を実行することを特徴とするものである。
【0009】又、本発明に係わるスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法の第1の態様は、複数のフレームメモリ上の同一の行アドレスの画像データをラインバッファメモリを用いて重ね合わせ、このラインバッファメモリ上の画像データを表示装置に転送することで、重ね合わせた画像データを順次表示装置上に表示すると共に、前記ラインバッファメモリには、前記ラインバッファメモリの列アドレスにそれぞれ対応するマスクビットバッファメモリを設けたスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置に於ける画像表示方法であって、前記マスクビットバッファメモリの所定の列アドレスのデータを読み出す第1の工程と、前記ラインバッファメモリの前記列アドレスに画像データが既に格納されているか否かを、前記第1の工程で読み出したマスクビットバッファメモリのデータに基づき判別する第2の工程と、前記第2の工程において、前記ラインバッファメモリの当該列アドレスに画像データが格納されていないことを検出した時、第1のフレームメモリの前記列アドレスの画像データを読み出す第3の工程と、前記第3の工程において読み出した前記第1のフレームメモリのデータが、画像データである時、前記列アドレスに対応するアドレスの前記ラインバッファメモリに、前記第1のフレームメモリから読み出した画像データを書き込むと共に、前記マスクビットバッファメモリの当該列アドレスに、画像データを格納したことを示すマスクデータを書き込む第4の工程と、前記列アドレスの処理を終了した後、次の列アドレスのデータ処理を行う第5の工程と、前記第1〜第5の工程を繰り返すことで、前記第1のフレームメモリの全ての列アドレスの処理を終了すると、第1のフレームメモリの下層の第2のフレームメモリの重ね書き処理を更に実行する第6の工程と、を含むことを特徴とするものであり、又、第2の態様は、前記第2の工程において、前記ラインバッファメモリの当該列アドレスに画像データが既に格納されていることを検出した時、前記第1のフレームメモリの当該列アドレスのデータを読み出さずに、前記第5の工程を実行することを特徴とするものである。
【0010】又、本発明に係わるスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示用のコンピュータプログラムの第1の態様は、複数のフレームメモリ上の同一の行アドレスの画像データをラインバッファメモリを用いて重ね合わせ、このラインバッファメモリ上の画像データを表示装置に転送することで、重ね合わせた画像データを順次表示装置上に表示すると共に、前記ラインバッファメモリには、前記ラインバッファメモリの列アドレスにそれぞれ対応するマスクビットバッファメモリを設けたスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示用のコンピュータプログラムであって、前記マスクビットバッファメモリの所定の列アドレスのデータを読み出す第1の手順と、前記ラインバッファメモリの前記列アドレスに画像データが既に格納されているか否かを、前記第1の手順で読み出したマスクビットバッファメモリのデータに基づき判別する第2の手順と、前記第2の手順において、前記ラインバッファメモリの当該列アドレスに画像データが格納されていないことを検出した時、第1のフレームメモリの前記列アドレスの画像データを読み出す第3の手順と、前記第3の手順において読み出した前記第1のフレームメモリのデータが、画像データである時、前記列アドレスに対応するアドレスの前記ラインバッファメモリに、前記第1のフレームメモリから読み出した画像データを書き込むと共に、前記マスクビットバッファメモリの当該列アドレスに、画像データを格納したことを示すマスクデータを書き込む第4の手順と、前記列アドレスの処理を終了した後、次の列アドレスのデータ処理を行う第5の手順と、前記第1〜第5の手順を繰り返すことで、前記第1のフレームメモリの全ての列アドレスの処理を終了すると、第1のフレームメモリの下層の第2のフレームメモリの重ね書き処理を更に実行する第6の手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムものであり、又、第2の態様は、前記第2の手順において、前記ラインバッファメモリの当該列アドレスに画像データが既に格納されていることを検出した時、前記第1のフレームメモリの当該列アドレスのデータを読み出さずに、前記第5の手順を実行することを特徴とするコンピュータプログラムである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係わるスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置とその表示方法の具体例を図1乃至図8を参照しながら詳細に説明する。
【0012】本発明のスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置は、例えば、図1に示すように、上層のレイヤー4、中層のレイヤー3、2、下層のレイヤー1の順に、上層のレイヤーから読み出し、重ね書き処理を行う際、ラインバッファメモリに設けられたマスクビットバッファメモリ内のデータを調べ、マスクビットが既に格納されている列アドレスに関しては、当該列アドレスの下層のレイヤーの読み出しを行わないように構成したものである。
【0013】図2は、最上層のレイヤー4にその下層のレイヤー3を重ね、更に、下層のレイヤー2を重ね、最後に、最下層のレイヤー1を重ねる状態を示している。
【0014】図3は、本発明のスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置の全体構成の要部を示す図であり、図3において、1は表示手段、2は、表示手段1用に設けられた表示用LSI、3は、表示手段1の表示を制御する中央演算装置(CPU)、6は、表示用の画像データを格納するフレームメモリである。
【0015】そして、表示用LSI2には、フレームメモリ6内に設けられた各レイヤーのレイヤーアドレスを演算するレイヤーアドレス演算装置21と、ラインバッファ装置22と、フレームメモリ6内に格納されたデータを画像表示装置1に表示するための表示手段駆動回路23とが設けられている。そして、ラインバッファ装置22には、画像データを格納するラインバッファメモリ221と、ラインバッファメモリ221の列アドレスにそれぞれ対応して設けられたマスクビットバッファメモリ222とが設けられている。
【0016】従って、本発明のスロットマシーン又はパチスロ機では、フレームメモリ6内に設けられた各レイヤーから画像データを読み出す際、レイヤーアドレス演算装置21で演算処理されたアドレスの画像データが、フレームメモリ6に送られ、フレームメモリ6内に設けられた所定のレイヤーから読み出された画像データが、ラインバッファメモリ221の所定のアドレスに格納され、更に、ラインバッファメモリ221の所定のアドレスに画像データを格納したことを示すマスクビットをビットバッファメモリ222の所定の列アドレスに書き込むように構成している。
【0017】従って、その下層のレイヤーの同じアドレスの画像データを読み出す際、マスクビットバッファ222の所定の列アドレスのマスクビットの有無を調べ、マスクビットが既に書き込まれていれば、その列アドレスのデータを読み出さないように構成している。
【0018】図4は、フレームメモリ6に四つのレイヤーが設けられている状態を模式的に示した図であり、図において、矢印X方向は列方向を示し、矢印Y方向は行方向を示している。そして、Xは列アドレスを示し、Yは行アドレスを示している。
【0019】なお、列アドレスは、図7に示した水平座標カウンタ31でカウント制御され、行アドレスは、垂直座標カウンタ131でカウント制御されるようになっている。
【0020】そして、図4では、垂直座標カウンタ131で指定されている行カウンタで指定される行アドレス(Y)の四つのレイヤーの画像データが重ね書き処理される。
【0021】図5、図6は、この重ね書き処理の手順を示したフローチャートである。
【0022】先ず、ラインバッファメモリ222を初期化すると共に、垂直座標カウンタ131のカウント値(Y)を「0」にセットする(ステップS1、S2)。
【0023】次に、レイヤーカウンタL(図4の符号34)をレイヤー数にセットし、ビットバッファメモリ222を初期化する(ステップS3、S4)。
【0024】更に、レイヤーLの表示領域垂直開始アドレスYSA(L)と垂直座標カウンタ131のカウンタ値(Y)とを加算し、その加算結果(YA)を、表示領域垂直アドレスレジスタ32に保存する(ステップS5)。従って、ステップS5で得られる加算結果(YA)は、異なるレイヤーの処理を行う際、当該レイヤーの処理対象のY座標を示している。更に、水平座標カウンタ31のカウント値(X)を「0」にセットして初期化する(ステップS6)。
【0025】なお、以降の説明では、ある行アドレスの所定のレイヤーの画像データが既に処理され、その下層のレイヤーの処理を行う場合を例に説明する。
【0026】初めに、マスクビットバッファメモリ222の列アドレス(X)のデータを読み出す(ステップS7)。そして、マスクビットバッファメモリ222の列アドレス(X)のデータが、ラインバッファメモリ221に画像データが格納されていない状態を示しているならば(ステップS8)、レイヤーLの表示領域水平開始アドレスXSA(L)と水平座標カウンタ131のカウンタ値(X)とを加算し、その加算結果(XA)を、表示領域水平アドレスレジスタ32に保存する(ステップS9)。従って、加算結果(XA)は、処理する対象の列アドレスを示している。そして、ステップS5、S9得られたレイヤーLの(XA、YA)の画像データを読み出す(ステップS10)。読み出したデータが、画像データの場合、ラインバッファメモリ222の列アドレス(X)に画像データを格納し、更に、マスクビットバッファメモリ222の列アドレス(X)にマスクビットを書き込む(ステップS11〜S13)。なお、ステップS11において、読み出したデータが、画像データでなければ、ステップS12、S13を実行せずに、次の列アドレスの処理に移る。このようにして、カウント値(X)が、予め決められた最大値になるまで、ステップS7〜ステップS15を繰り返し実行し、カウント値(X)が、最大値に達すると、下層のレイヤーの処理に移る(ステップS16、S17)。そして、最下層のレイヤーの処理が終了すると、ラインバッファメモリ221に格納されたデータを表示手段1に出力し(ステップS18)、カウント値(Y)をインクリメントし、次の行アドレスの処理を、上記したように繰り返す。このようにして、1フレームの表示が終了する(ステップS20〜S19)。
【0027】図7及び図8は、上記した動作を具現化するための機能ブロック図であり、従って、本発明は、ソフトウエアで構成することも出来るし、又、ハードウエアで構成しても良い。
【0028】図7において、34はレイヤーカウンタであり、図5のステップS3に相当する。35は、各レイヤーの表示領域水平開始アドレスXSA(L)であり、135は、各レイヤーの表示領域垂直開始アドレスYSA(L)である。
【0029】また、33は、処理するレイヤーの表示領域水平開始アドレスXSA(L)と水平座標カウンタ(X)の値とを加算する加算器であり、この加算器33は、ステップS9に相当する。又、133は、処理するレイヤーの表示領域垂直開始アドレスYSA(L)と垂直座標カウンタ(Y)の値とを加算する加算器であり、この加算器133は、ステップS5に相当する。
【0030】また、32は、マスクビットが立っていない場合、加算器33の加算結果をアドレスラッチ信号でラッチするための水平アドレスレジスタ、132は、マスクビットが立っていない場合、加算器133の加算結果をアドレスラッチ信号でラッチするための垂直アドレスレジスタであり、水平アドレスレジスタ32、垂直アドレスレジスタ132でラッチされたアドレス信号が、フレームメモリ6に出力されるように構成している。又、水平座標カウンタ31は、ラインバッファメモリ221及びマスクビットバッファ222の書き込みが終了するまでインクリメントしないようになっている。
【0031】又、36は、ラインバッファメモリ221からの読み出したデータが、マスクビットであるか否かをテストするマスクテスト装置であり、受信したデータがマスクビットでない場合、アドレスラッチ信号37、フレームメモリ6の読み出し信号38、ラインバッファ装置22の書き込み信号39をそれぞれ出力する。このマスクテスト装置36は、ステップS8に相当する。
【0032】図8は、ステップS11〜S13の部分の機能ブロック図である。
【0033】図8において、41は、透明テスト装置であり、フレームメモリ6の所定のレイヤーから読み出した画像データが、透明ビットでない場合、ラインバッファ書き込み信号に基づき、ラインバッファメモリ221に、色データを書き込み、又、マスクビットバッファ222にマスクビットを書き込む。
【0034】なお、透明テスト装置41からは、水平座標カウンタ31のカウンタを制御するための書き込み終了信号42が出力されるように構成されている。
【0035】なお、本発明は、様々なアプリケーションソフトに対応可能な基本アーキテクチャである。
【0036】
【発明の効果】本発明に係わるスロットマシーン又はパチスロ機の画像表示装置とその表示方法は、レイヤーの上層から読み出し、画像が既に格納されている部分に関しては、その下層のレイヤーの読み出しを行わない構成であるから、表示するためのフレームメモリからの読み出し時間が短縮される。これにより、表示処理時間が短縮されるから、その結果、より多くの表示が可能になり、より高度で多彩な表現が可能になった。
【出願人】 【識別番号】599052369
【氏名又は名称】新日エレクトロニクス株式会社
【出願日】 平成14年2月4日(2002.2.4)
【代理人】 【識別番号】100071755
【弁理士】
【氏名又は名称】斉藤 武彦 (外1名)
【公開番号】 特開2003−225356(P2003−225356A)
【公開日】 平成15年8月12日(2003.8.12)
【出願番号】 特願2002−27272(P2002−27272)