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【発明の名称】 遊技装置およびスロットマシン
【発明者】 【氏名】松原 公正
【住所又は居所】大阪市中央区南船場2丁目9番14号 高砂電器産業株式会社内

【氏名】納谷 洋弘
【住所又は居所】大阪市中央区南船場2丁目9番14号 高砂電器産業株式会社内

【要約】 【課題】遊技者による遊技の終了操作を簡略化し、また、遊技者がカードの返却を受けることを忘れないようにする。

【解決手段】遊技装置は、カードを受け付けることが可能であり、受け付けたカードが有する価値の範囲内で貯留されたメダルを用いてゲームの実行が可能な状態に設定されるもので、メダル貸出機2とスロットマシン3とから成る。メダル貸出機2とスロットマシン3とは制御部43,50を有し、制御部50はメダルの貯留数が記憶されるRAMを有する。制御部43,50には、貯留されたメダルの精算を指示するための精算スイッチ21が接続されている。精算スイッチ21が操作されたとき、制御部50は所定の精算処理を実行して前記記憶データをクリアし、制御部43は残価値が記憶されたカードを機外へ送出させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 記憶媒体を受け付けることが可能であり、受け付けた記憶媒体が有する価値の範囲内で遊技媒体が放出または貯留される遊技装置であって、制御手段と、遊技媒体の貯留数が記憶される記憶手段と、貯留された遊技媒体の精算を指示するための精算スイッチとを備えており、前記制御手段は、ゲームの進行に応じて前記記憶手段の記憶データを更新し、前記精算スイッチが操作されたとき、所定の精算処理を実行して記憶手段の記憶データをクリアし、かつ残価値を特定するデータが記憶された記憶媒体の一部または全部を機外へ送出させるようにした遊技装置。
【請求項2】 貨幣を受け付けることが可能であり、受け付けた貨幣の金額の範囲内で遊技媒体が放出または貯留される遊技装置であって、制御手段と、遊技媒体の貯留数が記憶される記憶手段と、貯留された遊技媒体の精算を指示するための精算スイッチとを備えており、前記制御手段は、ゲームの進行に応じて前記記憶手段の記憶データを更新し、前記精算スイッチが操作されたとき、所定の精算処理を実行して記憶手段の記憶データをクリアし、かつ残金額を特定するデータが記憶された記憶媒体の一部または全部を機外へ送出させるようにした遊技装置。
【請求項3】 記憶媒体と貨幣とを受け付けることが可能であり、受け付けた記憶媒体が有する価値または貨幣の金額の範囲内で遊技媒体が放出または貯留される遊技装置であって、制御手段と、遊技媒体の貯留数が記憶される記憶手段と、貯留された遊技媒体の精算を指示するための精算スイッチとを備えており、前記制御手段は、ゲームの進行に応じて前記記憶手段の記憶データを更新し、前記精算スイッチが操作されたとき、所定の精算処理を実行して記憶手段の記憶データをクリアし、かつ残価値または残金額を特定するデータが記憶された記憶媒体の一部または全部を機外へ送出させるようにした遊技装置。
【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載された遊技装置であって、記憶媒体または貨幣を受け付けることが可能な遊技媒体貸出機と、この遊技媒体貸出機からの貸出要求を受けて遊技媒体を貯留するスロットマシンとから成り、前記遊技媒体貸出機とスロットマシンとが互いに独立しかつ電気的に接続されている遊技装置。
【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載された遊技装置であって、前記精算スイッチは、貯留された遊技媒体の一部についての精算を指示することが可能であり、前記制御手段は、精算スイッチの操作によって貯留された遊技媒体の全部についての精算が指示されたとき、残価値または残金額を特定するデータが記憶された記憶媒体の一部または全部を機外へ送出させるようにした遊技装置。
【請求項6】 前記制御手段は、遊技媒体貸出機に設けられた第1の制御部と、スロットマシンに設けられた第2の制御部とを含み、前記精算スイッチは、その操作が第1、第2の各制御部へ直接伝達されるように電気接続されて成る請求項4に記載された遊技装置。
【請求項7】 前記制御手段は、遊技媒体貸出機に設けられた第1の制御部と、スロットマシンに設けられた第2の制御部とを含み、前記精算スイッチは、その操作が第2の制御部を経て第1の制御部へ伝達されるように電気接続されて成る請求項4に記載された遊技装置。
【請求項8】 前記制御手段は、遊技媒体貸出機に設けられた第1の制御部と、スロットマシンに設けられた第2の制御部とを含み、前記精算スイッチは、その操作が第1の制御部を経て第2の制御部へ伝達されるように電気接続されて成る請求項4に記載された遊技装置。
【請求項9】 記憶媒体または貨幣を受け付けることが可能な遊技媒体貸出機からの貸出要求を受けて前記記憶媒体が有する価値または貨幣の金額の範囲内で遊技媒体が放出または貯留されるスロットマシンであって、制御手段と、遊技媒体の貯留数が記憶される記憶手段と、貯留された遊技媒体の精算を指示するための精算スイッチとを備えており、前記制御手段は、ゲームの進行に応じて前記記憶手段の記憶データを更新し、前記精算スイッチが操作されたとき、所定の精算処理を実行して記憶手段の記憶データをクリアし、かつ残価値または残金額を特定するデータが記憶された記憶媒体の一部または全部を前記遊技媒体貸出機の機外へ送出させるための信号を出力するようにしたスロットマシン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スロットマシンやパチンコ機などの遊技装置に関するもので、特に、この発明は、受け付けた記憶媒体が有する価値や受け付けた貨幣の金額の範囲内で遊技媒体(メダルやパチンコ球など)が放出または貯留される遊技装置およびスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のパチンコホールでは、遊技者が席を離れずに遊技媒体の貸出を受けることができる遊技媒体貸出システムが導入されている。この遊技媒体貸出システムでは、スロットマシンやパチンコ機などの遊技機に隣接して遊技媒体貸出機が設けられており、この遊技媒体貸出機において、有価価値が付与されたカード状の記憶媒体(以下単に「カード」という。)を受け付けるようになっている。
【0003】組となる遊技機と遊技媒体貸出機とは電気的に接続されており、遊技媒体貸出機がカードを受け付けると、受け付けたカードが有する価値の範囲内で遊技機への貸出処理が実行される。この貸出処理は、具体的には遊技媒体貸出機より遊技機へ遊技媒体の貸出を要求する信号(以下「貸出要求」という。)を送信することにより行われる。
【0004】スロットマシンでは、遊技媒体としてのメダルを電子データ形式で貯留することが可能であるので、遊技媒体貸出機としてのメダル貸出機がカードを受け付けたとき、そのカードの価値(例えば10度数)の範囲内で所定の価値(例えば5度数)がメダルの貯留数(例えば25枚)に換算されてスロットマシンへ与えられる。スロットマシンでは、メダルの貯留数が記憶され、遊技者はゲーム毎に賭数を設定するためのベットスイッチを操作し、貯留されたメダルのうち所定の枚数(1〜3枚)のメダルを使用してゲームを行う。入賞が成立すると、入賞の種類に応じた所定の枚数のメダルが配当として与えられ、その枚数がメダルの貯留数に加算される。
【0005】遊技を終了するときは、遊技者は精算スイッチを操作し、メダルの貯留数に相当する枚数のメダルを放出させる。また、カードに残価値があれば、遊技者はカード返却スイッチを操作し、残価値が記憶されたカードを返却させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したスロットマシンでは、遊技の終了時、遊技者は精算スイッチとカード返却スイッチとを操作する必要があり、遊技の終了操作が煩雑であるという問題がある。また、カードに残価値があるにもかかわらず、遊技者はカード返却スイッチの操作を忘れ、カードの返却を受けるのを忘れるおそれがある。
【0007】この発明が目的とするところは、遊技者による遊技の終了操作を簡略化するとともに、遊技者がカードの返却を受けることを忘れるおそれがない遊技装置、さらにはスロットマシンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した技術課題を解決するのに、この発明による遊技装置は以下の(1)〜(3)に示す構成のものとし、さらに、この発明によるスロットマシンは(4)の構成のものとした。
(1)この発明による遊技装置は、記憶媒体を受け付けることが可能であり、受け付けた記憶媒体が有する価値の範囲内で遊技媒体が放出または貯留されるものであって、制御手段と、遊技媒体の貯留数が記憶される記憶手段と、貯留された遊技媒体の精算を指示するための精算スイッチとを備えている。前記制御手段は、ゲームの進行に応じて前記記憶手段の記憶データを更新し、前記精算スイッチが操作されたとき、所定の精算処理を実行して記憶手段の記憶データをクリアし、かつ残価値を特定するデータが記憶された記憶媒体の一部または全部を機外へ送出させる。
【0009】この遊技装置において、記憶媒体を受け付けると、受け付けた記憶媒体が有する価値の範囲内で所定の価値が遊技媒体の個数に変換されて放出されるか、または貯留数に変換されて記憶手段に記憶される。記憶手段の記憶データはゲームの進行、すなわち、遊技媒体の使用やゲーム結果などに応じて更新される。遊技の終了に際して精算スイッチが操作されると、所定の精算処理が実行されて前記記憶手段の記憶データがクリアされるとともに、残価値を特定するデータが記憶された記憶媒体が機外へ送出される。
【0010】この遊技装置によると、精算スイッチの操作によって精算とカードの返却とが行われるので、遊技者による遊技の終了操作が簡略化され、遊技者がカードの返却を受けるのを忘れるおそれがない。
【0011】(2)この発明による他の遊技装置は、貨幣を受け付けることが可能であり、受け付けた貨幣の金額の範囲内で遊技媒体が放出または貯留されるものであって、制御手段と、遊技媒体の貯留数が記憶される記憶手段と、貯留された遊技媒体の精算を指示するための精算スイッチとを備えている。前記制御手段は、ゲームの進行に応じて前記記憶手段の記憶データを更新し、前記精算スイッチが操作されたとき、所定の精算処理を実行して記憶手段の記憶データをクリアし、かつ残金額を特定するデータが記憶された記憶媒体の一部または全部を機外へ送出させる。
【0012】この遊技装置において、貨幣を受け付けると、受け付けた貨幣の金額の範囲内で所定の金額が遊技媒体の個数に変換されて放出されるか、または貯留数に変換されて記憶手段に記憶される。記憶手段の記憶データはゲームの進行に応じて更新される。遊技の終了に際して精算スイッチが操作されると、所定の精算処理が実行されて前記記憶データがクリアされるとともに、残金額を特定するデータが記憶された記憶媒体が機外へ送出される。
【0013】この遊技装置によると、精算スイッチの操作によって精算とカードの送出とが行われるので、遊技者による遊技の終了操作が簡略化され、遊技者がカードを受け取るのを忘れるおそれがない。
【0014】(3)この発明による他の遊技装置は、記憶媒体と貨幣とを受け付けることが可能であり、受け付けた記憶媒体が有する価値または貨幣の金額の範囲内で遊技媒体が放出または貯留されるものであって、制御手段と、遊技媒体の貯留数が記憶される記憶手段と、貯留された遊技媒体の精算を指示するための精算スイッチとを備えている。前記制御手段は、ゲームの進行に応じて前記記憶手段の記憶データを更新し、前記精算スイッチが操作されたとき、所定の精算処理を実行して記憶手段の記憶データをクリアし、かつ残価値または残金額を特定するデータが記憶された記憶媒体の一部または全部を機外へ送出させる。
【0015】この遊技装置において、記憶媒体を受け付けると、受け付けた記憶媒体が有する価値の範囲内で所定の価値が遊技媒体の個数に変換されて放出されるか、または貯留数に変換されて記憶手段に記憶される。一方、貨幣を受け付けると、受け付けた貨幣の金額の範囲内で所定の金額が遊技媒体の個数に変換されて放出されるか、または貯留数に変換されて記憶手段に記憶される。記憶手段の記憶データはゲームの進行に応じて更新される。遊技の終了に際して精算スイッチが操作されると、所定の精算処理が実行されて前記記憶データがクリアされるとともに、残価値または残金額を特定するデータが記憶された記憶媒体が機外へ送出される。
【0016】この遊技装置によると、精算スイッチの操作によって精算とカードの送出とが行われるので、遊技者による遊技の終了操作が簡略化され、遊技者がカードを受け取るのを忘れるおそれがない。
【0017】(4)この発明によるスロットマシンは、記憶媒体または貨幣を受け付けることが可能な遊技媒体貸出機からの貸出要求を受けて前記記憶媒体が有する価値または貨幣の金額の範囲内で遊技媒体が放出または貯留されるものであって、制御手段と、遊技媒体の貯留数が記憶される記憶手段と、貯留された遊技媒体の精算を指示するための精算スイッチとを備えている。前記制御手段は、ゲームの進行に応じて前記記憶手段の記憶データを更新し、前記精算スイッチが操作されたとき、所定の精算処理を実行して記憶手段の記憶データをクリアし、かつ残価値または残金額を特定するデータが記憶された記憶媒体の一部または全部を前記遊技媒体貸出機の機外へ送出させるための信号を出力する。
【0018】このスロットマシンにおいて、遊技媒体貸出機で記憶媒体が受け付けられると、その記憶媒体が有する価値の範囲内で所定の価値が遊技媒体の個数に変換されて放出されるか、または貯留数に変換されて記憶手段に記憶される。一方、遊技媒体貸出機で貨幣が受け付けられると、その貨幣の金額の範囲内で所定の金額が遊技媒体の個数に変換されて放出されるか、または貯留数に変換されて記憶手段に記憶される。記憶手段の記憶データはゲームの進行に応じて更新される。遊技の終了に際して精算スイッチが操作されると、所定の精算処理が実行されて前記記憶データがクリアされるとともに、残価値または残金額を特定するデータが記憶された記憶媒体が遊技媒体貸出機の機外へ送出させるための信号が遊技媒体貸出機へ送出される。
【0019】このスロットマシンによると、精算スイッチの操作によって精算と遊技媒体貸出機によるカードの送出とが行われるので、遊技者による遊技の終了操作が簡略化され、遊技者がカードを受け取るのを忘れるおそれがない。
【0020】上記した(1)(3)の各遊技装置および(4)のスロットマシンの構成において、「記憶媒体」は、例えば磁気記憶部を有する磁気カードやICチップが組み込まれたICカードなどである。また、その形態は必ずしもカード状である必要なく、メダル形状などであってもよい。(1)(3)の遊技装置や(4)の遊技媒体貸出機は記憶媒体の受付機能に加えて記憶媒体の発行機能を有するものであってもよく、この場合は「受け付けた記憶媒体」には自機が発行した記憶媒体と他機が発行した記憶媒体とが含まれる。
【0021】上記した(1)〜(3)の各遊技装置および(4)のスロットマシンにおいて、「遊技媒体」とはメダルやパチンコ球を指すが、必ずしもこれに限られるものではない。また、「所定の精算処理」には、遊技媒体を放出することによる精算処理、記憶媒体へ遊技媒体の貯留数を書き込んで放出することによる精算処理、レシートに遊技媒体の貯留数を記録して放出することによる精算処理などが含まれる。
【0022】「精算スイッチ」は、一般的には専用のスイッチを指すが、他のスイッチを兼用したものであってもよい。なお、精算スイッチは押釦形式のものが一般的であるが、レバー形式のものであってもよい。また、「残価値を特定するデータ」および「残金額を特定するデータ」とは、残価値や残金額そのものを表すデータ、残価値や残金額を所定の単位(例えば度数、遊技媒体数など)に換算したデータのほかに、これらのデータを間接的に特定するデータ、例えばカードの残価値を一箇所で集中管理するシステムにおけるカードの識別符号なども含む。なお、「制御手段」は、プログラムされたコンピュータによって実現できるが、専用のハードウェア回路によっても実現できる。
【0023】この発明の好ましい実施態様の遊技装置は、記憶媒体または貨幣を受け付けることが可能な遊技媒体貸出機と、この遊技媒体貸出機からの貸出要求を受けて遊技媒体を貯留するスロットマシンとから成る。前記遊技媒体貸出機とスロットマシンとは互いに独立しかつ電気的に接続されている。なお、この発明による遊技装置は、上記の実施態様のものに限らず、遊技媒体貸出機とスロットマシンとがひとつの機械に一体化された構成態様のものであってもよい。この場合、遊技媒体の貸出制御を実行する制御部と遊技制御を実行する制御部とが別個のものであってもよく、また一個のものであってもよい。
【0024】前記精算スイッチは、典型的には貯留された遊技媒体の全部についての精算を指示するためのものであるが、これに限らず、貯留された遊技媒体の一部についての精算を指示することが可能なものであってもよい。後者の場合、制御手段は、精算スイッチの操作によって貯留された遊技媒体の全部についての精算が指示されたとき、残価値または残金額を特定するデータが記憶された記憶媒体を機外へ送出させるようにする。
【0025】上記した遊技媒体貸出機とスロットマシンとから成る遊技装置において、好ましい実施態様では、前記制御手段は、遊技媒体貸出機に設けられた第1の制御部と、スロットマシンに設けられた第2の制御部とから成る。前記精算スイッチは、その操作が第1、第2の各制御部へ直接伝達されるように電気接続してもよく、また、その操作が第2の制御部を経て第1の制御部へ伝達されるように電気接続してもよく、さらにまた、その操作が第1の制御部を経て第2の制御部へ伝達されるように電気接続してもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施例である遊技装置1の外観を示す。図示例の遊技装置1は、メダル貸出機2とスロットマシン3とが互いに隣接して配備されたものである。メダル貸出機2は有価価値を有するカードを受け付け、そのカードに記憶された残度数の範囲内でスロットマシンへメダルを貸し出すためのもので、そのために、メダル貸出機2とスロットマシン3との間は電気的に接続されている。
【0027】前記スロットマシン3は、機械本体部4の前面開口部に扉部5が開閉可能に取り付けられたものである。機械本体部4の内部には、図2に示すように、リールユニット10、メダル払出機6、後記する制御部50が搭載された回路基板30などが組み込まれている。前記リールユニット10は、金属フレーム7に3個のリール8a,8b,8cと各リールの駆動源であるステッピングモータ9a,9b,9cとが一体に組み付けられて成る。各リール8a,8b,8cの外周面には、複数種のシンボルが表されており、各リール8a,8b,8cの回転によってシンボルが上下方向に移動して見える。
【0028】前記扉部5には、3枚のパネル11,12,13が組み付けられている。各パネル11,12,13は、透明な合成樹脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷を施して形成されている。上部パネル11や下部パネル13には、機種名や種々の装飾模様などが描かれている。
【0029】正面パネル11の中央部には無着色で透明のシンボル表示窓20が形成されている。このシンボル表示窓20の背後位置には各リール8a,8b,8cの外周面がシンボル表示窓20に向くようにリールユニット10が配置されている。シンボル表示窓20は、横方向の長さが、3個のリール8a,8b,8cが外部から見えるように、また縦方向の長さが、リールの停止時に3駒分のシンボルが外部から見えるように、横に長い矩形状に形成されている。シンボル表示窓20の位置には、図示しないが、3本の水平な入賞ラインと2本の斜めの入賞ラインとが描かれている。
【0030】正面パネル11のシンボル表示窓20の下方位置には、メダルの貯留数を表示するための貯留数表示器23、入賞時に払い出しされるメダルの枚数を表示するための払出数表示器24、カードの残度数を表示するための残度数表示器25、メダルの貸出操作が可能であることを遊技者へ報知するための貸出可表示ランプ26などが設けられている。前記メダルの貯留数は後記する制御部50のRAMに記憶される。
【0031】正面パネル11と下部パネル13との間には、始動レバー14、3個の停止釦スイッチ15a,15b,15c、メダル投入口16、3個のベット釦スイッチ17,18,19、精算スイッチ21、貸出スイッチ27が配備されている。また、下部パネル13の下方には、メダル払出口28とメダル受け皿29とが設けられている。
【0032】各ベット釦スイッチ17,18,19は、ゲームを実行するためにメダルの貯留数から引き落とすメダルの枚数を指定するためのもので、各ベット釦スイッチ17,18,19の操作に対して、それぞれ3枚、2枚、1枚のメダルが引き落とされる。精算スイッチ21は、貯留されたメダルを精算して貯留数に相当する枚数のメダルをメダル払出口29より放出させるとともに、残度数が記憶されたカードを返却させるためのものである。なお、カードの返却はカードの全部のみならず、この実施例のようにカードの一部を送り出すことによって実現し得るが、この場合に、ランプの点滅や音声出力などによってカードの取り忘れを防止するようにしてもよい。貸出スイッチ27は、カードの残度数から所定の度数(例えば5度数)を引き落として、その度数に相当する枚数(例えば25枚)のメダルの貸出を指示するためのものである。なお、前記の精算スイッチ27とは別に、カードの返却のみを指示するスイッチを設けてもよい。
【0033】つぎに、この実施例のメダル貸出機2は、カード受付機能に加えて、所定の金種の紙幣(千円札)を受け付けて所定の度数(10度数)のカードを発行するカード発行機能を備えたものである。このメダル貸出機2の前面には、貨幣を受け付ける貨幣受付口31、カードを搬出入するカード出入口32、発行されかつ搬出されたカードの挿入を指示するためのカード挿入スイッチ33、各種の情報を表示するための液晶表示器34、機械の動作状態やカードの受付状態などを遊技者へ報知するためのランプ群35などが配備されている。カード出入口32には透明のカバー体36が開閉可能に取り付けられている。
【0034】メダル貸出機2の内部には、前記貨幣受付口31に対応する位置に貨幣処理ユニット(図示せず。)が、カード出入口32に対応する位置にカード処理ユニット(図示せず。)が、それぞれ組み込まれている。
【0035】前記カード処理ユニットの内部には初期化状態のカードを1枚だけ収容できるカード収容部(図示せず。)が設けてある。このカード収容部に収容されたカードは、千円札が受け付けられたときに繰り出され、残度数などの所定の情報が書き込まれることによりカードが発行される。発行されたカードはカード出入口32へ搬送されて頭出しされる。この状態で前記カード挿入スイッチ33の操作があると、カードが内部に取り込まれ、メダル貸出のための情報の読み書きが行われる。なお、発行されたカードについての情報は、登録情報として後記するメダル貸出機2の制御部43のRAMに記憶されて更新される。残度数がゼロになった使用済のカードは、前記カード収容部が空状態であれば、初期化された後にカード収容部に取り込まれてストックされる。従って、カードが発行されたとき、そのカードが抜き取られない限り、1枚の同じカードが繰り返し使用される。
【0036】この実施例のメダル貸出機2は、他のメダル貸出機2や専用のカード発行機が発行したカードについても受け付けることができる。他の装置で発行されたカードを受け付けたときは、カードの発行元の装置との間で通信を行って、前記カードの記録情報の照合を要求し、この要求に対する発行元の装置からの応答によってカードの適否を判別する。また、メダルの貸出の際にも、発行元の装置との間で通信を行い、カードの登録情報を書き換える。なお、この実施例では、カードの登録情報を発行元の装置で管理しているが、これに限らず、ホール内で発行されたすべてのカードについて特定の管理装置で一元管理し、カードを受け付けたメダル貸出機2と管理装置との間の通信によりカード照合などを行うようにしてもよい。
【0037】図3は、遊技装置1の回路構成を示すもので、スロットマシン3およびメダル貸出機2にはマイクロコンピュータより成る制御部50,43がそれぞれ設けられている。各制御部50,43は、制御主体としてのCPU、プログラムや固定データが格納されたROM、データの読み書きの用いられるRAMなどを含んでいる。一方の制御部50のRAMにはメダルの貯留数が、他方の制御部43のRAMにはカードの残度数が、それぞれ記憶される。
【0038】スロットマシン3には、メダル貸出機2との間でやり取りされる制御信号PRDY,BRDY,BRQ,EXS,FLGを中継するためのインターフェイス基板(以下「制御信号中継基板」と呼ぶ。)52と、前記貸出スイッチ27、残度数表示器25、貸出可表示ランプ26、および精算スイッチ21をメダル貸出機2の制御部43に接続するためのインターフェイス基板(以下「入出力部用中継基板」と呼ぶ。)54とが組み込まれている。一方、メダル貸出機2には、前記制御信号中継基板52および入出力用中継基板54と連絡するためのインターフェイス基板56が組み込まれている。
【0039】スロットマシン3の制御部50には、ゲーム用のスイッチ群53、貯留数表示器23,払出数表示器24,リールユニット10,メダル払出機6、精算スイッチ21などが接続されている。なお、前記のスイッチ群53には、始動レバー14、停止釦スイッチ15a,15b,15c、ベット釦スイッチ17,18,19などが含まれる。
【0040】スロットマシン3には電源装置55が組み込まれている。この電源装置55は外部の交流電源(100V)の供給を受けて5Vおよび24Vの直流電圧を生成する。5Vの直流電圧は制御部50の駆動電源として与えられる。24Vの直流電圧は上記の入出力各部に供給されるほか、メダル貸出機2の前記インターフェイス基板56に供給される。
【0041】メダル貸出機2の制御部43には、前記カード挿入スイッチ33、ランプ群35、液晶表示器34、紙幣処理ユニットの構成各部、カード処理ユニットの構成各部のほか、ホール内の他の装置と通信するための通信インターフェイス回路58などが接続されている。
【0042】前記紙幣処理ユニットの構成各部には、貨幣受付口31への紙幣の挿入を検知するための紙幣検知用センサ44、挿入された紙幣の金種や真偽を判別するための紙幣識別機45、挿入された紙幣を外部の金庫へ搬送するための紙幣搬送機構46などが含まれる。また、カード処理ユニットの構成各部には、カード出入口32へのカードの挿入やカードの抜取りを検知するためのカード検知用センサ47、カードの記録情報を読み書きするためのカードリードライター48、カードをカード出入口32や前記カード収容部に搬送するためのカード搬送機構49などが含まれる。
【0043】前記通信インターフェイス回路58は、遊技場内に設置された双方向性の通信回線を介して、遊技場内の他のメダル貸出機2や、専用のカード発行機,カードの残金額の精算に用いられるカード精算機,遊技場内でのカードの発行や使用に関わるデータを集計するための情報処理装置(いずれも図示せず。)などに接続されている。この通信インターフェイス回路58は、他の装置で発行されたカードを受け付けたときに、その発行元の装置に、カードの照合要求や登録情報の書換え要求を行うのに使用されるほか、他の装置から、自装置が発行したカードに対する照合要求や登録情報の書換え要求を受け付けて応答したり、情報処理装置に集計用のデータを送信したりするのに使用される。
【0044】さらに、図示していないが、メダル貸出機2にはスロットマシン3と同様の電源装置が組み込まれており、制御部43や入出力各部に駆動電源を供給している。また、インターフェイス基板56には、スロットマシン3からの24Vの直流電圧を18Vの直流電圧に変換するための変換回路(図示せず。)が組み込まれている。この18Vの直流電圧は、スロットマシン3の前記制御信号中継基板52に与えられて各種制御信号の生成に用いられるほか、入出力部中継基板54に与えられて、残度数表示器25や貸出可表示ランプ26を駆動する。
【0045】メダル貸出機2の制御部43は、紙幣検知用センサ44や紙幣識別機45からの検知信号により適正な紙幣が挿入されたと判別すると、カードリードライター48やカード搬送機構49を駆動してカードを発行する。さらに制御部43は、発行したカードに記録した情報を内部のメモリ(RAM)に登録し、以後、自装置が発行したカードを受け付けたときは、前記登録情報を用いてカードの記録情報の適否を判別する。また、他のメダル貸出機2やカード発行機で発行されたカードを受け付けたときは、制御部43は、そのカードの発行元の装置に前記カードの照合要求を行って、この要求に対する発行元の装置からの応答に基づいてカードの記録情報の適否を判別する。
【0046】受け付けたカードの照合処理を行うと、メダル貸出機2の制御部43は、前記貸出スイッチ27の操作に応じてカードから所定の度数(例えば5度数)を引き落とし、スロットマシン3に対して引き落とした度数に相当する枚数(例えば25枚)のメダルの貸出を要求する。スロットマシン3の制御部50は、この貸出要求に応じて、前記メダルの枚数だけメダルの貯留数を増加させる。
【0047】なお、この実施例では、メダルの貯留数を増加させることによりメダルの貸出を行っているが、これに代えて、前記メダル払出機6を駆動して実物のメダルを払い出すようにしてもよい。また、スロットマシン3またはメダル貸出機2に、貸出処理のモードを切り替えるスイッチを設け、このスイッチ操作に応じて貯留数の増加か、または実物のメダルの払出かを選択するようにしてもよい。
【0048】つぎに、前記スロットマシン3の制御信号中継基板52とメダル貸出機2のインターフェイス回路56との間でやり取りされる制御信号について説明する。これらの制御信号は、スロットマシン3の側のメダル貸出処理の負担を軽減し、かつ本来のゲーム制御に影響が生じないようにするためのもので、個別の信号線により伝送される。
【0049】(1) 貸出状態準備信号(PRDY)
スロットマシン3がメダル貸出機2からの貸出要求を受け入れることが可能な状態にあるかどうかを示す信号であって、スロットマシン3からメダル貸出機2へ出力される。このPRDYは、ゲーム実行時や入賞時のメダル払出時など、貸出処理が不可能な期間はハイレベル(以下「Hレベル」と略す。)であるが、貸出処理が可能になると、ローレベル(以下「Lレベル」と略す。)に移行する。
【0050】(2) 貸出要求準備信号(BRDY)
メダル貸出機2がスロットマシン3に対して貸出要求を行うことが可能な状態にあるかどうかを示す信号であり、メダル貸出機2からスロットマシン3へ出力される。このBRDYは、通常はHレベルであり、貸出スイッチ27が操作されるとLレベルへ移行し、貸出処理が終了するまでLレベルの状態が維持される。
【0051】(3) 貸出要求信号(BRQ)
メダル貸出機2からスロットマシン3に対してメダルの貯留数の増加を指示するための信号である。このBRQは通常はHレベルであるが、貸出スイッチ27の操作に応じてLレベルへの反転を所定回数繰り返す。この実施例では、BRQのLレベルへの反転を1度数分の貸出指示とし、1パルス分の信号につき、スロットマシン3に所定数(たとえば5枚)のメダルを増加するようにしている。
【0052】(4) 応答信号(EXS)
前記貸出要求信号BRQを受け取ったことをスロットマシン3からメダル貸出機2に知らせるための信号である。このEXSは、通常Hレベルであり、前記BRQがLレベルになってから所定時間後にLレベルに移行し、さらにBRQのHレベルへの移行に応じてHレベルに復帰する。
【0053】(5) 当たり状態信号(FLG)
スロットマシン3において、内部抽選によりボーナス入賞に当選したか否かを示す信号である。このFLGも、通常はHレベルであるが、スロットマシン3がボーナス入賞への当選状態を維持するために当たりフラグをセットしたときに、Lレベルに移行し、ボーナス入賞が成立したときに、Hレベルに復帰する。
【0054】メダル貸出機2およびスロットマシン3は、上記の各種制御信号をやり取りを行いつつ、メダル貸出機2へのカード挿入と貸出スイッチ27の操作とに応じてメダル貸出処理を実行する。
【0055】図4はメダル貸出機2の制御部43による制御の流れを、また、図5はスロットマシン3の制御部50による制御の流れを、それぞれ示す。なお、図中、「ST」は「STEP」(ステップ)の略である。いま、メダル貸出機2の貨幣投入口31から紙幣が投入されると、図4のST1の判定が「YES」となり、カード収容部にカードが収容されていれば、そのカードに情報を書き込んでカードを発行し、発行したカードをカード出入口32へ搬出する(ST3)。
【0056】つぎに、カード挿入スイッチ33が操作されて前記カードが機体内に取り込まれると、ST2の判定が「YES」となってST4へ進み、カードの記録情報が読み取られて、メモリ内の登録情報と照合する処理が実行される。なお、ここで取り込まれたカードが他の装置で発行されたカードである場合は、ST4での照合処理は、カード発行元の装置との通信により行われる。
【0057】つぎのST5,6では貸出スイッチ27または精算スイッチ21の操作に待機している。もし、貸出スイッチ27が操作されれば、ST5の判定が「YES」となってST7へ進み、メダルの貸出処理が実行される。この貸出処理では、メダル貸出機2よりスロットマシン3へメダルの貸出要求が行われ、これを受けてスロットマシン3では、図5のST101の判定が「YES」となってST104へ進み、5度数に相当するメダルの枚数(25枚)がメダルの貯留数に加算される。
【0058】この貸出処理によってカードの残度数が5度数分減算され、また、登録情報の度数データも書き換えられるが、度数データの書換えにより、残度数がゼロとなると、図4のST8の判定が「NO」となってST9へ進み、カードがカード収容部に収容されるか、またはカード出入口32へ搬出される。一方、カードの残度数がゼロでなければ、ST8の判定が「YES」となり、ST5,6の待機状態に戻る。
【0059】つぎに、スロットマシン3において、遊技者が遊技を開始するためにベット釦スイッチ17〜19のいずれかを押すと、図5のST102の判定が「YES」となってST105へ進み、メダルの貯留数より1〜3枚のメダルが減算されてゲームに使用される。つぎに始動レバー14が操作されると、ST106の判定が「YES」となり、3個のリール8a,8b,8cが始動し、ゲームが実行される(ST107)。
【0060】つぎに、遊技者が遊技を終了するために精算スイッチ21を操作すると、図4のST6の判定が「YES」となってST10へ進み、残度数を有するカードがカード出入口32に返却される。一方、スロットマシン3では、図5のST103の判定が「YES」となってST108へ進み、メダルの貯留数に相当する枚数のメダルが払い出されるともに、メダルの貯留数がゼロにクリアされる。
【0061】図6は、遊技装置1の他の実施例についての回路構成を示す。前記した図3の実施例では、精算スイッチ21の操作がスロットマシン3の制御部50とメダル貸出機2の制御部43とに直接伝達されるように、精算スイッチ21は制御部50と入出力部用中継基板54とに電気接続されているが、図6に示す実施例では、精算スイッチ21の操作がスロットマシン3の制御部50を経てメダル貸出機2の制御部43へ伝達されるように、精算スイッチ21は制御部50にのみ電気接続されるとともに、制御信号中継基板52とインターフェイス基板56との間に精算スイッチ21の操作があったことを示す精算信号を伝達する信号線が設けられている。
【0062】この実施例によると、遊技途中で精算スイッチ21が操作されると、図8のスロットマシン3の制御フローにおいて、ST103の判定が「YES」となってST108へ進み、前記と同様の精算処理が実行された後、前記精算信号がメダル貸出機2に向けて出力される(ST109)。これに対して、メダル貸出機2で前記精算信号を受信すると、図7のST6の判定が「YES」となり、カードの返却が行われる。なお、図7および図8における他の制御の流れは前記した図4および図5と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0063】上記した各実施例の精算スイッチ21は、貯留されたメダルの全部についての精算を指示するためのものであるが、これに限らず、貯留されたメダルの一部についての精算も指示できるように構成することもできる。図9に示す制御フローは、精算スイッチ21を操作する時間長さが一定時間以上であれば全部精算が、一定時間より短ければ一部精算が、それぞれ選択できるように構成されたものである。なお、図9のST111〜ST116は、図8において一点鎖線で囲まれたST108,109に置き換わる部分である。
【0064】図9において、ST103で精算スイッチ21が操作されると、タイマが起動し(ST111)、タイマのタイムアップ前に精算スイッチ21の操作が解除されると、ST112の判定が「NO」、ST113の判定が「YES」となり、所定の枚数だけの一部精算が実行される。一方、タイムアップするまで精算スイッチ21の操作が継続されると、ST112の判定が「YES」となり、貯留されたメダルの全部が精算されて精算信号が出力される(ST114,115)。なお、一部精算の場合は、精算信号が出力されないので、カードの返却は行われない。精算終了後にはタイマはリセットされる(ST116)。
【0065】なお、一部精算が可能な精算スイッチ21は上記した構成のものに限らず、例えば、精算開始スイッチと精算終了スイッチとで精算スイッチが構成されるようなものであってもよい。この場合は、精算スイッチを操作して精算処理を開始した後、精算の途中で精算終了スイッチを操作したとき、精算処理を中止して一部精算とするものである。
【0066】図10は、遊技装置1の他の実施例についての回路構成を示す。前記した図6の実施例では、精算スイッチ21の操作がスロットマシン3の制御部50を経てメダル貸出機2の制御部43へ伝達されるように、電気配線されたものであるが、図10に示す実施例では、精算スイッチ21の操作がメダル貸出機2の制御部43を経てスロットマシン3の制御部50へ伝達されるように、精算スイッチ21は入出力部用中継基板54にのみ電気接続されるとともに、インターフェイス基板56と制御信号中継基板52との間に前記精算信号を伝達する信号線が設けられている。
【0067】この実施例によると、遊技途中で精算スイッチ21が操作されると、図11のメダル貸出機2の制御フローにおいて、ST6の判定が「YES」となってST10へ進み、前記と同様のカード返却処理が実行された後、前記精算信号がスロットマシン3に向けて出力される(ST11)。これに対して、スロットマシン3で前記精算信号が受信されると、図12のST103の判定が「YES」となり、前記と同様の精算処理が実行される(ST108)。なお、図11および図12における他の制御の流れは前記した図4および図5と同様であり、ここでは説明を省略する。
【0068】上記の各実施例では、遊技装置1はメダル貸出機2とスロットマシン3との組合せより成るものであるが、この発明はこれに限らず、玉貸出機とパチンコ機とを組み合わせた遊技装置にも実施できる。その場合、パチンコ機はパチンコ球の貯留が可能な構成のものであって、パチンコ球を循環させる封入式パチンコ機を用いるとよい。
【0069】
【発明の効果】この発明によると、遊技の終了時に精算スイッチを操作するだけで貯留された遊技媒体の精算と記憶媒体の送出とが行われるので、遊技者による遊技の終了操作が簡略化され、また、遊技者がカードを受け取るのを忘れるおそれがない。
【出願人】 【識別番号】000169477
【氏名又は名称】高砂電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区南船場2丁目9番14号
【出願日】 平成14年2月5日(2002.2.5)
【代理人】 【識別番号】100078916
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 由充
【公開番号】 特開2003−225351(P2003−225351A)
【公開日】 平成15年8月12日(2003.8.12)
【出願番号】 特願2002−28756(P2002−28756)