| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 久一 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区南船場2丁目9番14号 高砂電器産業株式会社内
【氏名】松本 信明 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区南船場2丁目9番14号 高砂電器産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】遊技者が目線を逸らすことなく遊技情報を認識できるようにし、遊技情報の報知ないし遊技演出の効果を有効に高め得る遊技機を提供する。
【解決手段】スロットマシンのリール表示窓6やパチンコ機のガラス扉の如く前方に遊技状態が見えるように透明な窓を備えた遊技機において、上記窓6の内側を移動可能に設けられた可動部材31を備え、この可動部材を移動させて所定の遊技情報を報知する。好ましくは、可動部材31に複数の発光部37で構成される発光領域36を設ける。更に好ましくは、各発光部37を多色に発光可能な発行素子で構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前方に遊技状態が見えるように透明な窓を備えた遊技機において、上記窓の内側を移動可能に設けられた可動部材を備え、この可動部材を移動させて所定の遊技情報を報知するように構成されていることを特徴とする遊技機。 【請求項2】 上記窓は、スロットマシンの前面パネルに設けられたリール表示窓であり、上記可動部材は、このリール表示窓の内側をリール表示窓又はリール外周面に沿って移動可能に設けられている請求項1記載の遊技機。 【請求項3】 上記窓は、パチンコ機のガラス扉のガラス面であり、上記可動部材は、このガラス面の内側をガラス面に沿って移動可能に設けられている請求項1記載の遊技機。 【請求項4】 上記可動部材は、発光部で構成される発光領域を有している請求項1〜3のいずれか一つに記載の遊技機。 【請求項5】 上記発光領域は、複数の発光部から構成されてなる請求項4記載の遊技機。 【請求項6】 上記発光部は、遊技情報の種類に応じて発光状態が制御可能に設けられている請求項4又は5記載の遊技機。 【請求項7】 上記発光部は、多色に発光可能な発光素子からなる請求項4〜6のいずれか一つに記載の遊技機。 【請求項8】 上記可動部材は、アレイ状に配列してなる複数の発光素子を有しており、これらの発光素子は、可動部材の移動している位置に対応して発光状態が制御され、発光の残像から所定の画像を描くように設けられている請求項1〜3のいずれか一つに記載の遊技機。 【請求項9】 上記可動部材は、複数個備えられており、この複数個の可動部材は、それらの移動範囲が透明な窓を通して少なくとも一部重なり合って見えるように設けられているとともに、それぞれアレイ状に配列してなる複数の発光素子を有しており、これらの発光素子は、可動部材の移動している位置に対応して発光状態が制御され、発光の残像から所定の画像を描くように設けられている請求項1〜3のいずれか一つに記載の遊技機。 【請求項10】 上記可動部材を移動させる手段は、窓の両端に互いに対向して配置されかつ可動部材の両端と連結された一対のベルト又はチェーンと、この一対のベルト又はチェーンを駆動するモータとを備えてなる請求項1〜9のいずれか一つに記載の遊技機。 【請求項11】 上記可動部材を移動させる手段は、可動部材の一端に出力軸が連結されたモータを備えてなる請求項1〜9のいずれか一つに記載の遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンやパチンコ機などの遊技機に関し、特に遊技情報の報知に係わる。 【0002】 【従来の技術】一般に、スロットマシンは、筐体の前面にスタートスイッチ、3つの停止スイッチ及びリール表示窓などが設けられているとともに、筐体内に各々外周面に複数の図柄を描いてなる3つの図柄列リールが上記リール表示窓を通して3図柄ずつ見えるように横一列に配置されており、1回のゲーム毎に遊技者がスタートスイッチを操作すると各図柄列リールが回転し、3つの停止スイッチを操作して全ての図柄列リールが停止したとき所定の図柄の組み合わせがリール表示窓上に揃ったかどうかで入賞が決定される。 【0003】近年のコンピュータ制御のスロットマシンでは、この入賞図柄が平均して出現するようにするために、スタートスイッチの操作により各図柄列リールの回転を始動させると同時に、内部抽選を行い、この抽選に当選した場合遊技者によって操作される停止スイッチの操作タイミングが多少ずれていたとしてもそれが許容範囲内であるときには、入賞図柄が揃うように図柄列リールの回転停止を制御するいわゆる引き込み制御が行われている。特に、内部抽選がビッグボーナスなどの当選時にはボーナスフラグを立て、遊技者がボーナス図柄をリール表示窓上に揃えるまで各ゲームで引き込み制御を繰り返すようになっている。 【0004】そして、この種のスロットマシンにおいては、内部抽選の当選などを遊技者に告知したり、ボーナスゲームなどの入賞時の演出をしたりするときには、筐体前面のリール表示窓の周辺に設けたランプや液晶表示器などを用いるのが普通である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来のランプや液晶表示器などを用いた告知や演出の方法では、遊技者はリール表示窓から目線を逸らし易くなるため、図柄列リールの目押しへの集中が途切れたり、疲れ易くなったりするという問題があった。 【0006】そこで、この問題を解決するために、図柄列リールの内部にバックライトを設けたものが提案され、実用化されている。しかし、このバックライトによる告知や演出では、その点灯パターンが限られていることから、遊技演出の効果を高めるために、バックライトに代わる、あるいはバックライトと併用可能な他の方法が要求されている。 【0007】また、スロットマシンに限らず、パチンコ機などにおいても、遊技演出の効果を高めるための新たな方法の提案が要求されている。すなわち、例えばパチンコ機においては、遊技盤がガラス扉を通して前方つまり遊技者側に見えるようになっているとともに、遊技盤に遊技演出のための種々のランプが設けられているが、このランプ以外のもので遊技演出の効果を有効に高めたいという要求である。 【0008】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、スロットマシンのリール表示窓やパチンコ機のガラス扉の如く前方に遊技状態が見えるように透明な窓を備えた遊技機において、遊技者が透明な窓から目線を逸らすことなく遊技情報を認識できるようにし、もって遊技情報の報知ないし遊技演出の効果を有効に高め得るようにするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、前方に遊技状態が見えるように透明な窓を備えた遊技機において、上記窓の内側を移動可能に設けられた可動部材を備え、この可動部材を移動させて所定の遊技情報を報知するように構成する。この構成では、透明な窓の内側を可動部材が移動して所定の遊技情報が報知されるため、遊技者は透明な窓を通して遊技をしながらその目線を逸らすことなく所定の遊技情報を認識できることになる。 【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の遊技機として、スロットマシンに適用するものである。すなわち、上記窓は、スロットマシンの前面パネルに設けられたリール表示窓であり、上記可動部材は、このリール表示窓の内側をリール表示窓又はリール外周面に沿って移動可能に設けられる構成とする。 【0011】請求項3に係る発明は、請求項1記載の遊技機として、パチンコ機に適用するものである。すなわち、上記窓は、パチンコ機のガラス扉のガラス面であり、上記可動部材は、このガラス面の内側をガラス面に沿って移動可能に設けられる構成とする。 【0012】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の遊技機において、上記可動部材が、発光部で構成される発光領域を有する構成とする。この構成では、可動部材の移動に加えて発光領域での発光により遊技者への遊技情報の報知が確実に行われる。 【0013】請求項5に係る発明は、請求項4記載の遊技機において、上記発光領域を、複数の発光部から構成する。この構成では、発光領域での発光が種々のパターンを有することになり、遊技情報の報知に際し変化を持たせることができる。 【0014】請求項6に係る発明は、請求項4又は5記載の遊技機において、上記発光部の発光状態を、遊技情報の種類に応じて制御可能に設ける構成とする。この構成では、遊技情報の種類に応じて発光部ないし発光領域の発光状態が変化することにより、多くの種類の遊技情報を報知することができる。 【0015】請求項7に係る発明は、請求項4〜6のいずれか一つに記載の遊技機において、上記発光部を、多色に発光可能な発光素子によって構成する。この構成では、発光部ないし発光領域が多色に発光することにより、多種類の遊技情報を報知することができるとともに、報知に際し彩を持たせて遊技演出の効果をより高めることができる。 【0016】請求項8に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の遊技機において、上記可動部材が、アレイ状に配列してなる複数の発光素子を有しており、これらの発光素子は、可動部材の移動している位置に対応して発光状態が制御され、発光の残像から所定の画像を描くように設けられる構成とする。この構成では、可動部材が透明な窓の内側を移動するとき、この可動部材にアレイ状に配列された複数の発光素子の発光状態が可動部材の移動している位置に対応して制御され、発光の残像から所定の画像が透明な窓上に描かれるため、遊技者への報知効果を高めることができる。 【0017】請求項9に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の遊技機において、上記可動部材が複数個備えられており、この複数個の可動部材は、それらの移動範囲が透明な窓を通して少なくとも一部重なり合って見えるように設けられているとともに、それぞれアレイ状に配列してなる複数の発光素子を有しており、これらの発光素子は、可動部材の移動している位置に対応して発光状態が制御され、発光の残像から所定の画像を描くように設けられる構成とする。この構成では、複数個の可動部材がそれぞれ透明な窓の内側を移動するとき、それらの移動範囲が透明な窓を通して少なくとも一部重なり合って見えるように設けられている上、各可動部材にアレイ状に配列された複数の発光素子の発光状態がそれぞれ可動部材の移動している位置に対応して制御され、発光の残像から所定の画像が透明な窓上に描かれるため、鮮明な画像を表示したり、画像を重ねて遠近感を出す表示をしたりすることができる。 【0018】請求項10及び11に係る発明は、いずれも請求項1〜9のいずれか一つに記載の遊技機において、上記可動部材を移動させる手段の好ましい形態を提供するものである。すなわち、請求項10に係る発明は、可動部材を移動させる手段を、窓の両端に互いに対向して配置されかつ可動部材の両端と連結された一対のベルト又はチェーンと、この一対のベルト又はチェーンを駆動するモータとを備える構成とする。この構成では、窓の両端に互いに対向して配置された一対のベルト又はチェーンに可動部材の両端が連結され、この一対のベルト又はチェーンがモータにより駆動されることにより、可動部材は窓の一方向に延びて配置された状態のままこれと直交する方向に移動することになり、可動部材の移動領域が窓全体に広がってこの移動による遊技情報の報知を確実に行うことができる。 【0019】また、請求項11に係る発明は、可動部材を移動させる手段を、可動部材の一端に出力軸が連結されたモータを備える構成とする。この構成では、モータの出力軸に連結された可動部材はモータの作動により窓の内側をその面などに沿って回動することになり、比較的簡単な駆動手段により可動部材の移動領域が窓の広い範囲に亘ることになる。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係る遊技機としてのスロットマシンAの外観を示す。このスロットマシンAの前面を構成する前扉1は、リール装置20(図2参照)やメダル払い出し装置などの装置類を収納する筐体(図示せず)の前側に開閉可能に取り付けられている。 【0021】上記前扉1の上部には3つの上部ランプ2a,2b,2c及び左右一対のスピーカ3L,3Rなどが設けられているとともに、前扉1の中央部には前面パネルとしての中央パネル4及び中央操作部5が設けられている。中央パネル4は、アクリル板のような透明な合成樹脂板や強化ガラス板などの表面にシルクスクリーン印刷を施してなり、この中央パネル4には、シルクスクリーン印刷を施さず透明なままの部分である矩形状のリール表示窓6が形成されているとともに、このリール表示窓6の左側に5つの有効化表示ランプ7a,7b,7c,7d,7eが、リール表示窓6の下側に貯留枚数表示器8、役物当選回数表示器9及びヒット枚数表示器10がそれぞれ設けられている。 【0022】上記中央操作部5上にはメダル投入口11、スタートスイッチ12、3つの停止スイッチ13a,13b,13c、ベットスイッチ14及び精算スイッチ15などが設けられている。この中央操作部5より下側の前扉1の下部には装飾パネルとしての下部パネル16、メダル払い出し口17及びメダル受け皿18が設けられている。 【0023】また、図2に示すように、筐体内には上記リール表示窓6に対向してリール装置20が配置されている。このリール装置20は、各々ステップモータ21により独立して回転駆動される3つの図柄列リール22a,22b,22cを備え、各図柄列リール22a〜22cの外周面にはそれぞれ複数の図柄(図示せず)が円周方向に所定間隔毎に一列に描かれており、リール停止時には図柄列リール22a〜22c毎に3つずつの図柄がリール表示窓6を通して前方つまり遊技者側に見えるようになっている。 【0024】上記5つの有効化表示ランプ7a〜7eはメダル投入口11に投入されたメダルの枚数に応じて点灯するものであり、投入メダルが1枚のときには中央の1つの有効化表示ランプ7cのみが点灯しかつその表示ランプ7cから横に延びる入賞ラインL1が有効化される。投入メダルが2枚のときには中央寄りの3つの有効化表示ランプ7b,7c,7dが点灯しかつこれらの表示ランプ7b〜7dから横に延びる3本の入賞ラインL1,L2,L3が有効化され、投入メダルが3枚のときには5つの有効化表示ランプ7a〜7e全てが点灯しかつ横に延びる3本の入賞ラインL1〜L3と斜めに延びる2本の入賞ラインL4,L5とが有効化される。 【0025】上記スタートスイッチ12は3つの図柄列リール22a〜22cを一斉に又は順次に回転始動させるものであり、上記各停止スイッチ13a〜13cはそれぞれ対応する図柄列リール22a〜22cの回転を個別に停止させるものである。そして、上述の如くメダルの投入枚数に応じて有効化された入賞ラインL1〜L5上に所定の図柄の組み合わせが揃うとその組み合わせに応じた獲得枚数がヒット枚数表示器10に表示され、その枚数のメダルがメダル払い出し口17からメダル受け皿18に払い出されるようになっている。 【0026】また、スロットマシンAは、複数枚のメダルを予めメダル投入口11から投入して預けておき、この預けメダルを消費しつつゲームを行うことができるいわゆるクレジット形式のものであり、貯留枚数表示器8は預けメダルの枚数を表示する。そして、スタートスイッチ12の操作に先立ってベットスイッチ14を1回押すと3枚のメダルが、2回押すと2枚のメダルが、3回押すと1枚のメダルがそれぞれ投入された場合と同様に入賞ラインL1〜L5が有効化される。精算スイッチ15は、預けメダルを精算してメダル払い出し口17からメダル受け皿18に払い出すためのものである。 【0027】そして、本発明の特徴点として、図2及び図3に詳示するように、中央パネル4とリール装置20との間には、詳しくは後述する所定の遊技情報を報知するための報知装置30が配置されている。この報知装置30は、中央パネル4のリール表示窓6の内側をその内面に沿って上下方向に延びる棒状の可動部材31と、この可動部材31をリール表示窓6の内面に沿って左右方向(つまり可動部材31の長手方向と直交する方向)に移動させる駆動手段32と、この駆動手段32を制御する報知用サブ制御基板33とからなる。 【0028】上記可動部材31は、少なくともその表面側つまりリール表示窓6を通して見える側に発光領域36を有しており、この発光領域36は、図4に示すように、複数の発光部ないし発光素子としての赤色などの単色の発光ダイオード37,37,…を一列にアレイ状に並べて構成されている。各発光ダイオード37は、いずれも通電による点灯が上記報知用サブ制御基板33により制御されるようになっている。 【0029】上記駆動手段32は、リール表示窓6の左右両端近傍でそれぞれ中央パネル4の内面に沿って上下方向に延びかつ軸受41,41を介して回転自在に支持された左右2つのシャフト42a,42bと、リール表示窓6の上下両端近傍でこの両シャフト42a,42b間にそれぞれスプロケット(図示せず)を介して巻き掛けられた上下一対のベルト43,43と、上記一方のシャフト42bをベルト44などを介して回転駆動する減速機付きサーボモータ45とを備えている。上下一対のベルト43,43にはそれぞれ上記可動部材31の上端部又は下端部が固定されており、サーボモータ45の正逆回転により可動部材31がリール表示窓6の内側を左端から右端に、又は右端から左端に向って移動するようになっている。サーボモータ45の作動は上記報知用サブ制御基板33により制御される。 【0030】図5はスロットマシンAの制御系のブロック構成を示す。この図において、50はスロット主制御基板であって、このスロット主制御基板50は、制御主体であるCPU51と、データの読み書きなどに用いられるRAM52と、プログラム及び固定データなどを格納するROM53と、内部抽選に用いられる乱数発生器54と、ステップモータ制御部55とを備えている。 【0031】上記ステップモータ制御部55は、CPU51からの回転制御信号に基づいて、リール装置20の3つのステップモータ21,21(図5では2つのみ図示)の作動を個別に制御するようになっている。リール装置20の各図柄列リール22a〜22cの初期位置は、それぞれリール初期位置検出器56により検出され、その検出信号は、CPU51に入力されてステップモータ21の作動制御に供される。 【0032】上記CPU51は、上述したスタートスイッチ12、3つの停止スイッチ13a〜13c(図5では2つのみ図示)、ベットスイッチ14及び精算スイッチ15の他、メダル投入口11へのメダルの投入を検知するメダルセンサ57などからの信号を受ける一方、貯留枚数表示器8、表示用サブ制御基板58、音声用サブ制御基板59、メダル払い出し装置60及び報知用サブ制御基板33などに対しそれぞれ制御信号を出力するようになっている。表示用サブ制御基板58は、役物当選回数表示器9やヒット枚数表示器10などの表示装置を制御するものであり、音声用サブ制御基板59は、スピーカ3L,3R,61を制御するものである。尚、スピーカ61は筐体の背面に設けられる低音域用のものである。 【0033】図6及び図7は上記スロット主制御基板50(詳しくはCPU51)による遊技の制御内容を示すフローチャートであり、以下、このフローチャートに従って制御内容について説明する。 【0034】図6において、スタートした後、先ず、ステップS1で遊技開始の操作であるメダル投入又はクレジット操作があるのを待つ。メダル投入はメダルセンサ57からの検知信号により、クレジット操作はベットスイッチ14の信号によりそれぞれ判断する。 【0035】続いて、ステップS2でスタートスイッチ12が操作されるのを待った後、ステップS3でボーナス当選フラグがONつまり立っているか否かを判定する。遊技開始当初は通常、ボーナス当選フラグは立っていないので、この判定はNOでステップS4へ移行し、抽選を行う。この抽選では、乱数発生器54を用いてビッグボーナス、レギュラーボーナス、小役などの内部抽選の当否を確定する。この抽選の後、ステップS5でビッグボーナス又はレギュラーボーナスの当選か否かを判定し、その判定がYESのときには、ステップS6でボーナス当選フラグをONにした後、図7のステップS11へ移行する一方、判定がNOのときには直ちに図7のステップS11へ移行する。 【0036】ボーナス当選フラグがONになった後遊技者がボーナス図柄をリール表示窓6の有効化された入賞ラインL1〜L5上に揃えることができず、遊技を続行したときには、ステップS3の判定はYESとなり、ステップS7で抽選を行う。この抽選では、ステップS4での抽選と同じく乱数抽選器54を用いて小役などの内部抽選の当否の確定を行うが、ビックボーナス及びレギュラーボーナスの抽選は行わない。 【0037】図7のステップS11では3つの図柄列リール22a〜22cを回転させ、一定速度に達した後、ステップS12で遊技者により停止スイッチ13a〜13cの操作が行われ、3つの図柄列リール22a〜22cの全てが停止するのを待ち、ステップS13で入賞図柄が揃ったか否かを判定し、入賞図柄が揃ったときにはステップS14で更にボーナス入賞か否かを判定する。ボーナス入賞のときには、ステップS15でボーナス入賞処理を行うとともに、ボーナス当選フラグをOFFにし、ステップS17へ移行する。また、ボーナス入賞以外の入賞図柄が揃ったとき、つまり小役入賞又はリプレイのときには、ステップS18で小役入賞又はリプレイの処理を行い、ステップS17へ移行する。 【0038】ステップS17では遊技演出として入賞ライン表示を行う。この入賞ライン表示は、例えば右上がり斜めの入賞ラインL4に入賞図柄が揃った場合図8に示すように、可動部材31を前方より見てリール表示窓6の左端から右端に向って所定の速度(リール表示窓6での可動部材31の移動時間は0.5〜3秒程度)で移動させるとともに、可動部材31の発光領域36において下側の発光ダイオード37から上側の発光ダイオード37に1つずつ順番に瞬間的に点灯することにより、入賞ラインL4に沿った残像的な直線状の光のラインK1を描く。入賞ライン表示の後はリターンする。 【0039】一方、入賞図柄が揃わず外れのときには、ステップS19で外れ処理を行い、その後、ステップS20でボーナス当選フラグがONか否かを判定し、その判定がYESのときにはステップS21でフラグ告知を行い、リターンする一方、判定がNOのときにはそのままリターンする。ステップS21でのフラグ告知は、例えば図9に示すように、可動部材31を前方より見てリール表示窓6の左端から右端に向って所定の速度で移動させるとともに、可動部材31の発光領域36において中心寄りの発光ダイオード37から上側及び下側の発光ダイオード37に、また上側及び下側の発光ダイオード37から中心寄りの発光ダイオード37に順番に瞬間的に点灯することにより、リール表示窓6の略全面に広がる大きさの残像的な楕円状の光のラインK2を描く。尚、図8及び図9では、リール表示窓6を明確にするためにその周縁の中央パネル4に斜線を付し、また可動部材31の発光領域36のうち点灯する発光ダイオード37にも斜線を付している。 【0040】次に、上記第1の実施形態の作用・効果を説明するに、3つの図柄列リール22a〜22cの回転が停止したとき、有効化された入賞ラインL1〜L5上に入賞図柄が揃っていれば可動部材31の移動とその発光領域36の発光との組み合わせにより入賞ラインL1〜L5に沿った残像的な直線状の光のラインK1を描く入賞ライン表示が行われ、また入賞図柄が揃わない外れでも内部抽選でボーナス当選していれば同じく可動部材31の移動とその発光領域36の発光との組み合わせによりリール表示窓6の略全面に広がる大きさの残像的な楕円状の光のラインK2を描くフラグ告知が行われる。 【0041】このような入賞ライン表示やフラグ告知は、いずれもリール表示窓6を通して見える可動部材31の移動及びその発光領域36の発光によって行われるため、遊技者はリール表示窓6を通して図柄列リール22a〜22cの回転状態を見ながら入賞ライン表示やフラグ告知を認識することができるとともに、図柄列リール22a〜22cの目押しなどに集中することができ、遊技情報の報知ないし遊技演出の効果を実施上有効に高めることができる。 【0042】しかも、上記可動部材31の移動と複数の発光ダイオード37,37,…からなる発光領域36の発光との組み合わせは種々の態様があるため、入賞ライン表示やフラグ告知に限らず、数多くの遊技情報を互いに異なった態様でもって報知することができるとともに、報知に際し変化を持たせることで演出効果をより高めることができる。 【0043】また、上記可動部材31は、リール表示窓6の内面に沿って窓高さ全長に亘って上下方向に延びているとともに、その上端部及び下端部がそれぞれ駆動手段32の上下一対のベルト43,43に連結されてリール表示窓6の左端から右端に又は右端から左端に向って移動するようになっているため、その移動領域がリール表示窓6の全面に広がることになる。その結果、遊技情報の報知を確実に行うことができるとともに、演出効果をより一層高めることができる。 【0044】尚、上記第1の実施形態では、棒状の可動部材31をリール表示窓6の上下方向に延ばして配置するとともに、その長手方向と直交するリール表示窓6の左右方向に移動させるように構成したが、本発明は、第1の実施形態の変形として、例えば図10に示すように、棒状の可動部材71をリール表示窓6の左右方向に延ばして配置するとともに、その長手方向と直交するリール表示窓6の上下方向に移動させるように構成してもよい。図10に示すものでは、可動部材71の表面側に、第1の実施形態の場合と同様に、複数の単色の発光ダイオード72,72,…を一列にアレイ状に並べてなる発光領域73が設けられており、また遊技情報ないし遊技演出として、例えば右下がり斜めの入賞ラインL5(図1参照)に入賞図柄が揃った場合、可動部材71をリール表示窓6の上端から下端に向って所定の速度で移動させるとともに、可動部材71の発光領域73において左側の発光ダイオード72から右側の発光ダイオード72に1つずつ順番に瞬間的に点灯することにより、入賞ラインL5に沿った残像的な直線状の光のラインK3を描くようにしている。 【0045】また、棒状の可動部材31,71の表面側に複数の発光素子からなる発光領域36,73を設ける場合、単色の発光ダイオード37,72を用いる代わりに、図11及び図12に示すような多色に発光可能な発光ダイオード76を用いてもよい。この発光ダイオード76は、赤色に発光する素子(赤色ダイオード)76aと、緑色に発光する素子(緑色ダイオード)76bと、青色に発光する素子(青色ダイオード)76cとを有し、これら3つの素子76a〜76cへの選択的な通電により発光色が7色に変更可能になっている。この発光ダイオード76を用いた場合には、発光色などの相違により多種類の遊技情報を報知することができるとともに、報知に際し彩を持たせて演出効果をより一層高めることができる。 【0046】(第2の実施形態)図13及び図14は本発明の第2の実施形態に係るスロットマシンの報知装置80の構成を示す。この報知装置80は、第1の実施形態における報知装置30と同じくスロットマシンの中央パネル4とリール装置との間に配置されているが、その構成要素である可動部材81及び駆動手段82の構成が異なる。 【0047】すなわち、上記可動部材81は、中央パネル4のリール表示窓6の内側をその内面に沿って延びる棒状のものであって、駆動手段82との結合側である基端部を除いてその表面側に発光領域83を有している。この発光領域83は、複数の発光部として各々多色に発光可能な発光ダイオード84,84,…を一列にアレイ状に並べて構成されており、各発光ダイオード84は、図11及び図12に示す発光ダイオード76と同じ構成になっている。 【0048】また、上記駆動手段82は、中央パネル4のリール表示窓6下縁の中央部に取付金具85を介して取り付けられた減速機付きサーボモータ86を備えており、このサーボモータ86の出力軸86aには上記可動部材81の基端部が連結されていて、サーボモータ86の正逆回転により可動部材81がリール表示窓6の内側をその内面に沿って左右に揺動するようになっている。尚、図13中、87は中央パネル4のリール表示窓6下縁の内面でサーボモータ86の左右両方に設けられた左右一対のストッパであり、可動部材81はこのストッパ87に当接して傾倒した状態ではリール表示窓6からは見えないようになっている。 【0049】そして、上記サーボモータ86の作動及び各発光ダイオード84の点灯は、図示していないが、第1の実施形態における報知用サブ制御基板33及びスロット主制御基板50に相当する制御手段によって制御され、例えば内部抽選でボーナス当選したときなどにサーボモータ86が作動して可動部材81がリール表示窓6を通して見える位置で左右に揺動するとともに、この可動部材81の発光領域83を構成する1つ又は複数の発光ダイオード84が継続的に7色に点灯又は点滅し、あるいは可動部材81の揺動している位置に対応して点灯して、発光の残像から文字などの所定の画像を描くようになっている。 【0050】従って、上記第2の実施形態においても、フラグ告知などの遊技情報は、第1の実施形態の場合と同様に、リール表示窓6を通して見える可動部材81の移動(詳しくは揺動)とその発光領域83の発光の両方によって行われるため、遊技者はリール表示窓6を通して図柄列リール22a〜22cの回転状態を見ながらフラグ告知などの遊技情報を認識することができるとともに、図柄列リール22a〜22cの目押しなどに集中することができ、遊技情報の報知ないし遊技演出の効果を実施上有効に高めることができるという効果などを奏する。 【0051】その上、上記可動部材81は、その基端部が駆動手段82のサーボモータ86の出力軸86aに連結されていて、サーボモータ86の作動によりリール表示窓6を通して見える位置で左右に揺動するようになっているため、可動部材81の移動領域をリール表示窓6の略全面に広げて遊技演出の効果を一層高めることができるとともに、駆動手段82の構成を比較的簡単なものにすることができ、実施化を図る上で非常に有利なものである。 【0052】(第3の実施形態)図15は本発明の第3の実施形態に係るスロットマシンの報知装置90の構成を示す。この報知装置90は、第2の実施形態における報知装置80とは可動部材91の構成が異なる。 【0053】すなわち、上記報知装置90の可動部材91は、中央パネル4のリール表示窓6の内側をその内面に沿って延びる棒状のものであるが、発光領域を有しておらず,その代わりに、先端部に星の図形やキャラクタの絵などを印刷した表示板92が取り付けられてなる。尚、報知装置90のその他の構成などは、第2の実施形態のものと同じであり、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。 【0054】そして、上記第3の実施形態においても、リール表示窓6を通して見える可動部材91及び表示板92の揺動によってフラグ告知などの遊技情報が報知されるため、第2の実施形態の場合と同様の効果を奏することができるのは勿論である。 【0055】(第4の実施形態)図16は本発明の第4の実施形態に係るスロットマシンの報知装置100の構成を示す。この報知装置100は、第2の実施形態における報知装置80とは装備する可動部材の個数などが異なる。 【0056】すなわち、上記報知手段100は、2個の可動部材101,101を備えており、この各可動部材101は、第1の実施形態における報知装置80の可動部材81と同じく、中央パネル4のリール表示窓6の内側をその内面に沿って延びる棒状のものであって、複数の発光ダイオード103,103,…を一列にアレイ状に配列してなる発光領域104を有している。また、報知手段100は、2個の可動部材101,101を移動させる手段として、中央パネル4のリール表示窓6下縁の中央部に取り付けられた減速機付きサーボモータ105を備えており、このサーボモータ105は、動力伝達経路の異なる2つの出力軸105a(1つの出力軸のみ図示)を同軸上に配置してなり、この2つの出力軸105aに上記2個の可動部材101,101の基端部がそれぞれ結合されている。そして、2個の可動部材101,101は、リール表示窓6の内側をその内面に沿って一方が手前側(中央パネル4寄り)を、他方が奥側(リール22a〜22c寄り)を左右対称に揺動するようになっており、この両可動部材101,101の移動範囲(揺動範囲)は、リール表示窓6を通して略完全に重なり合って見えるように設けられている。尚、報知装置100のその他の構成は、第2の実施形態のものと同じであり、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。 【0057】そして、上記第4の実施形態においては、報知手段100の2個の可動部材101,101がそれぞれリール表示窓6の内側をその内面に沿って左右に揺動するとき、それらの移動範囲がリール表示窓6を通して略完全に重なり合って見えるように設けられている上、各可動部材101の発光領域104を構成する複数の発光ダイオード103,103,…の発光状態がそれぞれ可動部材101の揺動している位置に対応して制御され、発光の残像から所定の画像がリール表示窓6上に描かれるため、単位時間内にリール表示窓6を通過する発光ダイオード103の量を増加して鮮明な画像を表示したり、画像を重ねて遠近感を出す表示をしたりすることができ、演出効果を一層高めることができる。 【0058】(第5の実施形態)図17は本発明の第5の実施形態に係るスロットマシンの報知装置110の構成を示す。この報知装置110は、第4の実施形態における報知装置100と同じく2個の可動部材111,112を備えているが、この2個の可動部材111,112を移動させる手段の構成などが異なる。 【0059】すなわち、上記各可動部材111,112は、第4の実施形態における報知装置100の可動部材101と同じく、中央パネル4のリール表示窓6の内側をその内面に沿って延びる棒状のものであって、複数の発光ダイオード113,113,…を一列にアレイ状に配列してなる発光領域114を有している。また、上記報知手段110は、2個の可動部材111,112を移動させる手段として、中央パネル4のリール表示窓6下縁の中央部及びリール表示窓6上縁の中央部にそれぞれ取り付けられた2個の減速機付きサーボモータ115,116を備えており、リール表示窓6下縁側のサーボモータ115の出力軸115aには可動部材111の基端部が、リール表示窓6上縁側のサーボモータ116の出力軸116aには可動部材112の基端部がそれぞれ連結されている。そして、サーボモータ115の正逆回転により可動部材111がリール表示窓6の下部側の内面に沿って左右に揺動するとともに、サーボモータ116の正逆回転により可動部材112がリール表示窓6の上部側の内面に沿って左右に揺動し、リール表示窓6を通してはその中央部では両可動部材111,112の揺動範囲が重なり合って見えるように設けられている。尚、図17中、117は中央パネル4のリール表示窓6下縁の内面でサーボモータ115の左右両方に設けられた左右一対のストッパであり、可動部材111はこのストッパ117に当接して傾倒した状態ではリール表示窓6からは見えないようになっている。また、118は中央パネル4のリール表示窓6上縁の内面でサーボモータ116の左右両方に設けられた左右一対のストッパであり、可動部材112はこのストッパ118に当接して傾倒した状態ではリール表示窓6からは見えないようになっている。 【0060】そして、上記第5の実施形態においても、第4の実施形態と同様に、報知手段110の2個の可動部材111,112がそれぞれリール表示窓6の内側をその内面に沿って左右に揺動するとき、それらの移動範囲がリール表示窓6を通してその中央部で一部重なり合って見えるように設けられている上、各可動部材111,112の発光領域114を構成する複数の発光ダイオード113,113,…の発光状態がそれぞれ対応する可動部材111,112の揺動している位置に対応して制御され、発光の残像から所定の画像がリール表示窓6上に描かれるため、単位時間内にリール表示窓6を通過する発光ダイオード113の量を増加して鮮明な画像を表示したり、画像を重ねて遠近感を出す表示をしたりすることができ、演出効果を一層高めることができる。 【0061】(第6の実施形態)図18は本発明の第6の実施形態に係るスロットマシンの報知装置120の構成を示す。この報知装置120は、上記第1の実施形態における報知装置30と同じくスロットマシンの中央パネルとリール装置20との間に配置されているが、その構成要素である可動部材121及び駆動手段122の構成が異なる。 【0062】すなわち、上記可動部材121は、リール装置20の3つの図柄列リール22a,22b,22cの外周面に近接してリール装置20の軸方向に延びる本体部121aと、この本体部121aの一端からリール装置20の半径方向内側に略直角に折れ曲がって延びるアーム部121bとを有するL字形のものであり、本体部121aには複数の発光ダイオード123,123,…を一列にアレイ状に配列してなる発光領域124が設けられている。また、上記駆動手段122は、リール装置20の略中心線上に配置された減速機付きサーボモータ126を備えており、このサーボモータ126の出力軸126aには上記可動部材121のアーム部121bの基端部が連結されていて、サーボモータ126の正逆回転により可動部材121の本体部121aがリール表示窓の内側をリール装置20の図柄列リール22a〜22cの外周面に沿って上下に揺動するようになっている。 【0063】上記サーボモータ126の作動及び各発光ダイオード123の点灯は、報知用サブ制御基板127によって制御され、例えば内部抽選でボーナス当選したときなどにサーボモータ126が作動して可動部材121の本体部121aがリール表示窓を通して見える位置でリール装置20の図柄列リール22a〜22cの外周面に沿って上下に揺動するとともに、この可動部材121の本体部121aの揺動している位置に対応して各発光ダイオード123の発光状態が制御され、発光の残像から例えば図19に示すようにリール表示窓6上にその略全面に亘る大きな「7」の文字128を描いたり、図20に示すようにリール表示窓6上に各図柄列リール22a〜22cに対応して3つの「7」の文字129,129,129を並べて描いたりするようになっている。尚、図19及び図20では、中央パネル4のリール表示窓6以外の箇所に斜線を付している。 【0064】従って、上記第6の実施形態においては、フラグ告知などの遊技情報を報知するときには、リール表示窓6を通して見える可動部材121の本体部121aの揺動とこの本体部121aの発光領域124(詳しくは各発光ダイオード123)の発光状態の制御とを同時に行い、発光の残像からリール表示窓6上に文字128,129などの画像を描いて報知が行われるため、遊技者への報知効果を高めることができる。 【0065】(第7の実施形態)図21は本発明の第7の実施形態に係るスロットマシンの報知装置130の構成を示す。この報知装置130は、第6の実施形態における報知装置120とは装備する可動部材の個数などが異なる。 【0066】すなわち、上記報知手段130は、2個の可動部材131,132を備えており、この各可動部材131,132は、それぞれ第6の実施形態における報知装置120の可動部材121と同じく、リール装置20の3つの図柄列リール22a,22b,22cの外周面に近接してリール装置20の軸方向に延びる本体部131a,132aと、この本体部131a,132aの一端からリール装置20の半径方向内側に略直角に折れ曲がって延びるアーム部131b,132bとを有するL字形のものであり、本体部131a,132aにはそれぞれ複数の発光ダイオード133,133,…を一列にアレイ状に配列してなる発光領域134が設けられている。また、報知手段130は、2個の可動部材131,132を移動させる駆動手段135として、リール装置20の略中心線上に配置された減速機付きサーボモータ136を備えており、このサーボモータ136は、動力伝達経路の異なる2つの出力軸136a,136bを同軸上に配置してなり、この2つの出力軸136a,136bに上記2個の可動部材131,132のアーム部131b、132bの基端部がそれぞれ結合されている。そして、2個の可動部材131,132は、サーボモータ136の正逆回転によりそれぞれ本体部131a,132aがリール表示窓の内側をリール装置20の図柄列リール22a〜22cの外周面に沿って手前側(中央パネル4寄り)と奥側(リール22a〜22c寄り)とを上下に正反対に揺動するようになっており、この両可動部材131,132の本体部131a,132aの移動範囲(揺動範囲)は、リール表示窓6を通して略完全に重なり合って見えるように設けられている。 【0067】上記サーボモータ136の作動及び各発光ダイオード133の点灯は、第6の実施形態の場合と同様に、報知用サブ制御基板137によって制御され、例えば内部抽選でボーナス当選したときなどにサーボモータ136が作動して2個の可動部材131,132の本体部131a,132aがそれぞれリール表示窓を通して見える位置でリール装置20の図柄列リール22a〜22cの外周面に沿って上下に正反対に揺動するとともに、この各可動部材131,132の本体部131a,132aの揺動している位置に対応してそれぞれこの本体部131a,132aの発光領域134を構成する各発光ダイオード133の発光状態が制御され、発光の残像からリール表示窓上に所定の画像を描くようになっている。 【0068】従って、上記第7の実施形態においては、報知手段130の2個の可動部材131,132の本体部131a,132aがそれぞれリール表示窓を通して見える位置でリール装置20の図柄列リール22a〜22cの外周面に沿って上下に正反対に揺動するとき、それらの移動範囲がリール表示窓を通して略完全に重なり合って見えるように設けられている上、各可動部材131,132の本体部131a,132aの発光領域134を構成する複数の発光ダイオード133,133,…の発光状態がそれぞれ可動部材131,132の本体部131a,132aの揺動している位置に対応して制御され、発光の残像から所定の画像がリール表示窓上に描かれるため、単位時間内にリール表示窓を通過する発光ダイオード133の量を増加して鮮明な画像を表示したり、画像を重ねて遠近感を出す表示をしたりすることができ、演出効果を一層高めることができる。 【0069】(第8の実施形態)図22及び図23は本発明の第8の実施形態に係る遊技機としてのパチンコ機Bを示し、201はパチンコ機Bの前枠であって、この前枠201の上部にはガラス扉202が開閉可能に取り付けられているとともに、前枠201の下部には上皿203、下皿204及び打球発射操作用ハンドル205などが設けられている。 【0070】上記ガラス扉202は、枠材202aに前面ガラス202bと裏面ガラス202cとが保持されてなる2重のガラス構造のものであり、このガラス扉202のガラス面(つまり前面ガラス202bと裏面ガラス202c)を通して遊技盤206が前方に見えるようになっている。遊技盤206には打球ガイドレール207及び中央液晶表示ユニット208が設けられているだけでなく、図示していない障害釘や入賞口なども設けられている。 【0071】上記前枠201のガラス扉202側には遊技情報を報知するための報知装置210が設けられている。この報知装置210は、ガラス扉202の前面ガラス202bと裏面ガラス202cの隙間で上下方向に延びる棒状の可動部材211と、この可動部材211を前面ガラス202bと裏面ガラス202cの隙間に沿って左右方向(つまり可動部材211の長手方向と直交する方向)に移動させる駆動手段212と、この駆動手段212を制御する報知用サブ制御基板213とからなる。 【0072】上記可動部材211は、図24に拡大詳示するように、アクリルチューブのような透明な合成樹脂製又はガラス製のチューブからなり、その外径は5〜10mm程度であり、肉厚は1〜2mm程度である。この可動部材211の上下両端部にはそれぞれ多色に発光可能な発光素子としての発光ダイオード214,214が挿入されており、各発光ダイオード214は、図11及び図12に示す発光ダイオード76と同じ構成のもので、3つの素子への選択的な通電により発光色が7色に変更可能になっている。この上下2つの発光ダイオード214,214が発光すると遊技者からは可動部材211自体が発光したように見える。よって本実施形態では、可動部材211自体が発光ダイオード214と共に発光部を構成しかつ可動部材211の全面に発光領域215を有することになる。また、発光ダイオード214の点灯は上記報知用サブ制御基板213により制御される。 【0073】上記駆動手段212は、ガラス扉202の枠材202aの左右両辺部にそれぞれ上下方向に延びて配置されかつ回転自在に支持された左右2つのシャフト221a,221bと、ガラス扉202の枠材202aの上下両辺部でこの両シャフト221a,221b間にそれぞれスプロケット(図示せず)を介して巻き掛けられた上下一対のベルト222,222と、上記一方のシャフト221bをベルト223などを介して回転駆動する減速機付きサーボモータ224とを備えている。上下一対のベルト222,222には、図24に拡大詳示するようにそれぞれ上記可動部材211の上端部又は下端部が固定部材225を介して固定されており、サーボモータ224の正逆回転により可動部材211がガラス扉202の左端から右端に、又は右端から左端に向って移動するようになっている。サーボモータ224の作動は上記報知用サブ制御基板213により制御される。 【0074】また、上記報知用サブ制御基板213は、パチンコ機の主制御基板(図示せず)からの制御信号に基づいて、サーボモータ224の作動及び発光ダイオード214の点灯を制御するようになっており、例えば大当たり時などにサーボモータ224が作動して可動部材211がガラス扉202の左端から右端に、又は右端から左端に向って移動するとともに、発光ダイオード214の点灯により可動部材211自体が発光することにより、大当たり時などを報知する。 【0075】従って、上記第8の実施形態においては、大当たりなどの遊技情報は、ガラス扉202を通して見える可動部材211の移動及びその発光によって行われるため、遊技者はガラス扉202を通して遊技盤206を見ながら大当たりなどの遊技情報を認識することができるとともに、遊技盤206上で展開される遊技に集中することができ、遊技情報の報知ないし遊技演出の効果を実施上有効に高めることができる。また、第1の実施形態で述べたその他の効果をも奏することができるのは勿論である。 【0076】(他の実施形態)本発明は上記第1ないし第8の実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。例えば第1及び第2の実施形態などでは、棒状の可動部材31,71,81に複数の単色又は多色に発光可能な発光ダイオード37,72,84を一列にアレイ状に並べてなる発光領域36,73,83を設けたが、本発明は、可動部材としては、棒状のものに限らないのは勿論のこと、この可動部材に複数の発光素子を2次元的にアレイ状に並べて発光領域を構成したり、1個の発光素子のみで発光領域を構成したりしてもよい。また、発光領域を構成する発光部としては、発光ダイオードなどの発光素子、蛍光管、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネセント(EL)ディスプレイなどを用いてもよい。 【0077】さらに、上記第1及び第8の実施形態では、可動部材31,211をリール表示窓6又はガラス扉202の左端から右端に、又は右端から左端に向って移動させることにより所定の遊技情報を報知するようにしたが、本発明は、この可動部材31,211の移動方法として、数回往復させたり、途中で停止させたりしてもよい。また、第1ないし第8の実施形態では、可動部材31,71,81,91,101,111,112,121,131,132,211を移動させる駆動手段32,82,122,135,212として、いずれもサーボモータ45,86,105,115,116,126,136,224を用いて構成したが、ソレノイドなどその他のアクチュエータを用いてもよい。サーボモータの回転力を可動部材に伝達する伝達手段として、第1及び第8の実施形態の如きベルト43,44,222,223の代わりに、チェーンや歯車などを用いてもよいのは勿論である。 【0078】加えて、上記第1ないし第7の実施形態では、1つのリール表示窓6を通して3つの図柄列リール22a〜22cが前方に見えるタイプのスロットマシンAについて述べたが、本発明は、その他の種々のタイプのスロットマシン、例えば複数のリール表示窓から各々対応する図柄列リールが前方に見えるもの、図柄列リールの代わりに、外周面に複数の図柄を描いてなるベルト又は液晶ディスプレイなどを用いたものにも同様に適用することができる。 【0079】上記第6の実施形態では、可動部材121の本体部121aを、リール表示窓を通して見える位置でリール装置20の図柄列リール22a〜22cの外周面に沿って上下に揺動させるようにしたが、本発明は、この可動部材121の本体部121aを、リール装置20の図柄列リール22a〜22cの外周面に沿って回転させるようにしてもよい。また、可動部材121の本体部121aの移動している位置に対応してその本体部121aの各発光ダイオード123の発光状態を制御するに当たり、第6の実施形態の如く発光の残像から静止画像を描くだけでなく、時間と共に画像が変化する動画を描くようにしてもよい。 【0080】さらにまた、上記第8の実施形態では、パチンコ機Bのガラス扉202の全面に亘って可動部材211が移動するように構成したが、本発明は、このガラス扉202を通して見える遊技盤206のうち、例えば中央液晶表示ユニット208の部分のみを可動部材が移動するように構成してもよい。この場合、可動部材及びその駆動手段を、中央液晶表示ユニット208側に設ければよい。 【0081】 【発明の効果】以上のように、本発明の遊技機によれば、遊技状態が前方に見えるようにするための透明な窓の内側を可動部材が移動して所定の遊技情報が報知されるため、遊技者は透明な窓を通して遊技をしながらその目線を逸らすことなく所定の遊技情報を認識することができ、遊技情報の報知ないし遊技演出の効果を有効に高めることができる。 【0082】特に、請求項4に係る発明では、可動部材の移動に加えて可動部材に設けた発光領域での発光により遊技者への遊技情報の報知を確実に行うことができる。 【0083】請求項5に係る発明では、発光領域での発光が種々のパターンを有するため、遊技情報の報知に際し変化を持たせることができ、演出効果をより高めることができる。 【0084】請求項6に係る発明では、遊技情報の種類に応じて発光領域の発光状態が変化するため、多種類の遊技情報を報知することができ、実用性に優れた効果を有するものである。 【0085】請求項7に係る発明では、発光領域が多色に発光するため、多種類の遊技情報を報知することができるとともに、報知に際し彩を持たせて演出効果をより高めることができる。 【0086】請求項8に係る発明では、可動部材が透明な窓の内側を移動するとき、この可動部材にアレイ状に配列された複数の発光素子の発光状態が可動部材の移動している位置に対応して制御され、発光の残像から所定の画像が透明な窓上に描かれるため、遊技者への報知効果ないし演出効果を高めることができる。 【0087】請求項9に係る発明では、複数個の可動部材がそれぞれ透明な窓の内側を移動するとき、それらの移動範囲が透明な窓を通して少なくとも一部重なり合って見えるように設けられている上、各可動部材にアレイ状に配列された複数の発光素子の発光状態がそれぞれ可動部材の移動している位置に対応して制御され、発光の残像から所定の画像が透明な窓上に描かれるため、鮮明な画像を表示したり、画像を重ねて遠近感を出す表示をしたりすることができ、演出効果を一層高めることができる。 【0088】請求項10に係る発明では、可動部材が窓の一方向に延びて配置された状態のままこれと直交する方向に移動し、その移動領域が窓全体に広がるため、遊技情報の報知を確実に行うことができるとともに、演出効果を一層高めることができる。 【0089】さらに、請求項11に係る発明では、比較的簡単な駆動手段により可動部材の移動領域を窓の広い範囲に広げることができるので、実施化を図る上で非常に有利なものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000169477 【氏名又は名称】高砂電器産業株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区南船場2丁目9番14号
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| 【出願日】 |
平成14年8月29日(2002.8.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100100262 【弁理士】 【氏名又は名称】松永 勉
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| 【公開番号】 |
特開2003−225343(P2003−225343A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月12日(2003.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2002−249921(P2002−249921) |
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